JP5120227B2 - 輪止検出装置及び後方画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、四輪車の駐車時等に車両後方の輪止(車止め)を検出する技術分野に関連し、特に、画像処理により輪止を検出する技術に関する。
近時、四輪車の運転を支援するために、死角を含む車外を撮影して表示部に表示をし、また何らかの逸脱の可能性を探知して警報する等の技術開発がなされている。この運転支援に適用する技術として、カメラで撮影した画像の輝度分布を用いて一定の検出や判定を行う画像処理の手法がある。また、運転支援として、駐車場への駐車の支援がなされており、駐車位置を示す白線の検出や、輪止の検出がなされている。
特許文献1には、輪止の相対位置を測定することを目的として、後方を撮影した画像からエッジを抽出して、ハフ変換により直線パラメーターを検出し、予め記憶された輪止イメージと比較することで(段落0008)、輪止の位置を検出する手法が開示されている。
特許文献2には、レーザ光を路面RS上にラインで走査させるようにパターン光として照射し、撮影し、その路面RSに生成される図形(形状)を予め準備した基準となるデータと比較することで(段落0010)、輪止の存在を判定する手法が開示されている。
特許文献3には、輪止の検出を目的として、後方を撮影した画像を俯瞰画像に変換して、俯瞰画像中の対象物の移動距離を算出し、移動距離が大きい対象物を輪止と判定することを図る手法(段落0046)が開示されている。
特開2004-114840号公報 特開2004-276807号公報 特開2008-99136号公報
上記特許文献1では、多様な駐車場で様々な気候や日射量の変化に対応して安定して輪止を検出することができない。特に、輪止がコンクリートで作られている際には、駐車枠などの白線と異なり、路面との輝度差を得ることが難しく、良好なエッジ情報を得ることができない。すなわち、輪止と路面の輝度差は、路面と白線の輝度差と比較して小さいために、ハフ変換可能なエッジ情報を得るのは困難な場合が多く、特許文献1に開示された手法では安定して輪止を検出することができない。
上記特許文献2では、パターン光を投影するための光源が必要であり、超音波センサーを使用する従来例等と同様に、新たな機器の追加が必要となってしまう。
上記特許文献3では、俯瞰画像で画像中の対象物の同一性を判定し、その移動を捉えようとするが、そもそも2つの画像で対象物が同一であるという判定をすることが難しい。また、この手法では、時間的にずれた2画像がなければ輪止を検出できず、リアルタイムに検出することができない。
[課題1]このように、上記従来例では、輪止と路面との輝度差が小さいと、画像処理により輪止を検出することができない、という不都合があった。
[課題2]また、上記従来例では、画像処理により自車と輪止との左右方向のずれを判定し、また、左右方向にずれていても輪止を精度良く検出することが難しい、という不都合があった。
[発明の目的]本発明の目的は、輪止と路面との輝度差が小さくても、画像処理により輪止を安定して検出することにある。
[着眼点]本発明の発明者は、輝度値の小さな差を捉えて輪止を検出するのが良い、という点に着目した。そして、輪止の位置に応じた検出エリアと輝度値の比較の仕方を工夫することで、上記課題を解決できるのではないか、との着想に至った。
[課題解決手段1]実施例1に対応する第1群の本発明は、自車の後部に設置され後方を撮影して後方画像を生成するカメラと、前記後方画像の座標系で予め定められた複数の検出エリアの輝度値の統計値に基づいて駐車枠の輪止の有無を判定する画像処理部とを備えている。
そして、この画像処理部が、前記駐車枠の長手方向に直交する左右方向に対応し、前記検出エリアとして、左検出エリアと、中央検出エリアと、右検出エリアとを備えると共に、前記複数の検出エリアについてそれぞれ、前記長手方向に対応する上下方向にて上窓と下窓とに区分し、当該上窓の輝度値の統計値と当該下窓の輝度値の統計値とを算出する統計値算出処理と、前記複数の検出エリアについてそれぞれ、前記上窓の統計値と下窓の統計値との相違値を算出する相違値算出処理と、前記左検出エリアと、前記右検出エリアとの双方にて前記相違値が有意な際には輪止候補があると判定する候補抽出処理と、前記中央検出エリアで前記相違値32が有意でない際には、前記輪止候補が輪止であると判定する分離検出処理とを備えた、という構成を採っている。
これにより、上記課題1を解決した。
[課題解決手段2] 実施例2に対応する第2群の本発明は、第1群と同様に、カメラと、画像処理部とを備え、画像処理部が、統計値算出処理と、相違値算出処理と、候補湧出処理と、分離検出処理とを備えている。
そして、課題解決手段2では特に、画像処理部が、前記駐車枠の長手方向に直交する左右方向に対応し、前記検出エリアとして、左検出エリアと、中央検出エリアと、右検出エリアとを含む検出エリアセットを複数組備えると共に、前記複数の検出エリアセットのうち、1以上の検出エリアセットについて前記分離検出処理によって輪止であると判定された際に、輪止があると判定する複数セット処理を備えた、という構成を採っている。
これにより、上記課題2を解決した。
本発明は、本明細書の記載及び図面を考慮して各請求項記載の用語の意義を解釈し、各請求項に係る発明を認定すると、各請求項に係る発明は、上記背景技術等との関連において次の有利な効果を奏する。
[発明の作用効果1] 課題解決手段1の輪止検出装置は、3つの検出エリアを使用して、統計値を用いて輪止候補を抽出し、さらに中央部分に物体がないことを判定することで輪止の有無を判定するため、輝度差が小さくても輪止を検出することができる。さらに、中央部分での分離を判定するため、2つの独立した輪止のみを検出することができ、白線などを輪止と誤検出することを減少させることができる。
[発明の作用効果2] 課題解決手段2の輪止検出装置は、検出エリアセットを左右方向に複数準備し、それぞれ輪止の有無を検出するため、自車と駐車枠とが左右方向に位置ずれしていても良好に検出することができる。
発明を実施するための最良の形態として、3つの実施例を開示する。実施例1及び2は輪止検出装置であり、実施例3は後方画像表示装置である。実施例1から3までを含めて実施形態という。
図1を参照すると、輪止検出装置は、各実施例に共通する主要な構成として、カメラ40と、画像処理部42とを備えている。カメラ40は、自車MTの後部に設置され、後方を撮影することで後方画像10を生成する。画像処理部42は、前記後方画像10の座標系で予め定められた複数の検出エリア17の輝度値の統計値30に基づいて駐車枠PAの輪止CHの有無を判定する。
この画像処理部42は、前記駐車枠PAの長手方向STに直交する左右方向LRに対応し、前記検出エリア17として、左検出エリア12と、中央検出エリア14と、右検出エリア16とを備える。画像処理部42は、さらに、図1に示す例では、統計値算出処理50と、相違値算出処理52と、候補抽出処理54と、分離検出処理56とを備えている。
駐車枠PAの長手方向STは、駐車した自車MTの平面を矩形で近似した際に長辺と平行な方向であり、通常、自車MTがハンドル操舵がない際に直進をする方向である。この駐車枠PAの長手方向STに直交する左右方向LRは、駐車枠PAがある実空間にて輪止CHと平行な方向である。カメラ40の光軸が、路面と直交し前記長手方向STを含む平面内にある場合、後方画像10上でも左右方向LRとなる。この例では、輪止CHは、後方画像10内で左右に2つ撮影され、後方画像10での上側が駐車枠PAの奥(後方)側、下側が手前(前方)側となる。
図2を参照すると、輪止検出装置は、主要なハードウエアとして、カメラ40と、コントローラー(例えば、FPGA,Field Programmable Gate Array)44と、メモリー46とを備えている。このFPGA44は、カメラ40からの後方画像10を実時間で処理することができる。メモリー46には、検出エリア17の後方画像10の座標系での位置を指定する検出位置11と、相違値32の有意性を判断するためのしきい値32a,32bと格納する。
さらに、図2に示す例では、後方画像10を運転者に向けて表示する液晶ディスプレー等の表示部70と、この表示部70に表示する後方画像10の画像タイプを切り替えると共に各画像タイプに編集する表示制御部72とを備えている。また、自車MTの状態や運転者による操作の状態を測定するセンサー48と、この自車MTや操作の状態と、検出した輪止CHとの関係での警報を出力する警報出力部80とを備えるようにしても良い。
センサー48の測定対象としては、自車MTの速度、操舵角、ギアシフト・ポジション、ウインカー操作などがある。警報出力部80による警報の対象としては、例えば、駐車時の輪止CHへの接触警報がある。この接触警報は、例えば、自車MTの前向きに取り付けられたカメラ40に適用し、前方からの駐車についても適用可能である。
図3を参照すると、カメラ40は自車MTの車高の半分程度の高さから自車MTの後方を撮影する。図3に示す例では、自車MTの後部から約1.5 [m] にある輪止CHの検出を行う。この距離を検出距離DLという。図3及び図4に示すように、輪止CHは、白線WLに囲まれた駐車枠PAの後方側にあり、バックで駐車する際に、後輪の位置の目安となる。輪止CHは、一般に、車輪にあわせて1つの駐車枠PAに2つ設置される。そして、輪止CHは、駐車する車両の車輪を止める役割を果たすところ、駐車枠PAの後方の中央部分は不要であるため、左右方向LRの中央部分には設置されない。
図3及び図4に示すように、輪止CHは、輪止上面CHtと、輪止正面CHfとを有し、この輪止上面CHtと輪止正面CHfとが撮影される。路面RSについて、輪止CHを境界として、輪止CHから自車MTの側に輪止前方路面RSfとなる領域と、後方側に輪止後方路面RSbとなる領域とがあり、撮影される。
図4に示すように、自車MTは図中右方向に後進して駐車する。この方向は自車MTの直進方向(駐車枠PAの長手方向ST)であり、後方画像10では通常その上下方向となる。この長手方向STに直交する方向は、自車MTの走行の観点から左右方向LRであり、後方画像10でも左右方向LRとなる。この左右方向LRは、図4では図示の関係上、上下方向となっている。カメラ40は自車MTの左右方向LRの中心位置に設置すると良い。そして、白線WLに囲まれた駐車枠PAと自車MTとの左右方向LRの位置関係は、駐車枠PAの中心位置と、自車MTの中心であるカメラ40の位置との左右方向LRの左右位置ずれ量と、傾き角度とで表される。
長手方向STと、左右方向LRの定義は、実空間での方向を基準とする。カメラ40の設置位置及び姿勢や、カメラ40が広角レンズを有する際の後方画像10の歪みなどによっては、後方画像10では長手方向STと左右方向LRとが直交しないことも、画像の左右方向(例えば、x軸に平行な方向)と左右方向LRとが平行とはならないこともある。
実空間の方向が基準であるから、実空間で輪止CHの検出をしたい実空間の位置に検出エリア17を仮想的に設置したとして、その位置を後方画像10に投影した位置を検出エリア17とする。そして、画像上の方向や位置にかかわらず、実空間での左右方向LRに応じて、3つの検出エリアを左検出エリア12、中央検出エリア14、右検出エリア16とする。
この方向等の用語の定義は各実施例で共通して使用する。
図5は、広角レンズを有するカメラ40による原画像であり、後方画像10は、駐車枠PAを示す白線WLと路面RSとのコントラストが高く、輝度値に差がある。一方、輪止CHはコンクリート製で着色もなされておらず、路面RSとの輝度値の差が小さい。特に、路面RSから輪止正面CHfへ変化する隣接画素間や、輪止正面CHfから輪止上面CHtに変化する隣接画素間での輝度値の差が小さい。一方、輪止CHの輪止上面CHtと輪止正面CHfとでは、輝度値の分布に差が生じている。
白線検出などのエッジEGの検出処理では、エッジEGの検出に隣接画素との輝度値の変化を用いている。図6に示す例では、白線はエッジEGとして良好に抽出されている。しかし、輪止CHの場合、隣接画素間に白線WLと路面RSのような大きい輝度差が存在しないため、隣接画素の輝度値の差分では、図6の二点鎖線にて示すように輪止CHの部分は十分な差が得られない。すなわち、輪止CHのエッジEGの抽出は不安定である。そして、検出対象に特徴が少ないといため、たとえば、移動ステレオ法を用いることも困難である。
図7は、輪止CH部分の輝度を、画像垂直方向に上から下に向かって抽出し、ラインプロファイルとしたものである。図6の右側の輪止CHのほぼ中心に上下方向のライン16aがあり、位置16bと位置16cとを通過している。図7に示すライン16aのラインプロファイルは、この図5に示すライン16aの輝度変化であり、図5中の下から上向きの輝度変化が、図7中の左から右向きの輝度変化である。路面RSと輪止CHの境界付近での輝度変化はなだらかであり、差も最大で50程度しかない。
<1 輪止検出装置>
<1.1 3つの検出エリア>
まず、本実施形態の実施例1を開示する。実施例1は、自車MTの後方の輪止CHを検出するために、後方画像10の画像処理を工夫したものである。
図8に示すように、検出エリア17を矩形領域とするために、広角レンズによる画像の歪みを補正した後の後方画像10を用いている。後方画像10には、路面RSと、白線WLと、輪止CHと、この白線WLで囲まれた駐車枠PAとが撮影されている。輪止CHについては、輪止上面CHtと、輪止正面CHfと、中央側の側面とが撮影されている。2つの輪止CHの間は路面RSであり、輪止CHの実空間での自車MT側で、後方画像10の座標にて下側を、輪止前方路面RSfといい、後方側を輪止後方路面RSbという。また、図8に示す例では、左側の輪止CHの輪止前方路面RSfの一部に汚れSPが撮影されている。
そして、図8に示す例では、3つの検出エリア17は、左検出エリア12、中央検出エリア14、右検出エリア16であり、それぞれ輪止前方路面RSfと、輪止正面CHfに囲まれている。
図9(A)を参照すると、検出エリア17は、後方画像10の上下方向にて、2つの領域に分割されており、上側を上窓18、下側を下窓20という。上窓18及び下窓20の上下方向の長さを窓高さ22、左右方向LRの長さを窓幅24という。
図9(B)に示す例では、検出エリア17が、それぞれ左列26と右列28とを備えている。左列26の上窓18を1窓、右列28の上窓18を2窓、左列26の下窓20を3窓、右列28の下窓20を4窓ともいう。
図9(C)に示す例では、検出エリア17を後方画像10の上下方向に2カ所定義している。後方画像10の上側が実空間での後方に対応するため、上側を後方位置11b、下側を前方位置11aという。後方位置11bで輪止CHを検出すると、検出距離DLが長く、前方位置11aの検出エリア17で輪止CHを検出すると、検出距離DLが短い。
これら検出エリア17の窓高さ22と、窓幅24と、それぞれの位置は、検出位置11に定義し、メモリー46に格納しておくと良い。
再度図1を参照すると、実施例1の輪止検出装置は、カメラ40と、画像処理部42とを備えている。そして、画像処理部42は、左検出エリア12と右検出エリア16とでは輪止CHを検出し、中央検出エリア14で輪止CHが無いことを検出することにより、2つの独立したブロックからなる輪止CHを検出する。この検出をするために、画像処理部42は、統計値算出処理50と、相違値算出処理52と、候補抽出処理54と、分離検出処理56とを備えている
統計値算出処理50は、前記複数の検出エリア17についてそれぞれ、前記駐車枠PAの長手方向STに対応する上下方向にて上窓18と下窓20とに区分し、当該上窓18の輝度値の統計値30と当該下窓20の輝度値の統計値30とを算出する。統計値30は、平均値や中央値など輝度値の分布の特徴を表す統計処理により求めることのできる数値とすると良い。また、輝度値の分布の分散値や標準偏差を統計値30としても良い。
通常、長手方向STは後方画像10の上下方向(Y軸に平行)となる。しかし、この方向の定義も駐車枠PAのある実空間の定義を基準とするため、検出エリア17を分割する方向は、実空間の長手方向STを後方画像10に投影した方向であって、長手方向STにて奥行きとなる方向を上、手前を下と名付けている。実空間の投影となっていれば、後方画像10にて上窓18が下窓の下側20や左右側にあっても良い。すなわち、「長手方向STに対応する上下方向」は、長手方向STを後方画像10に投影した際のその線の方向であり、画像上のY軸と平行となるとは限らない。
相違値算出処理52は、前記複数の検出エリア17についてそれぞれ、前記上窓18の統計値30と下窓20の統計値30との相違値32を算出する。相違値32は、統計値30の差や比率であり、上窓18内の画素の輝度分布の特徴と、下窓20内の画素の輝度分布の特徴との相違が良好に現れる値とすると良い。
候補抽出処理54は、前記左検出エリア12と、前記右検出エリア16との双方にて前記相違値32が有意な際には輪止候補34があると判定する。相違値32が有意であるとは、情報処理により有無の判定をする際に有り又は無しである、と判定可能な状態をいう。例えば、相違値32又はその絶対値と、予め定められたしきい値32a,32bとを比較して、その大小関係や範囲の内外判定などの情報処理により、有無等の区分けを判定する。
この候補抽出処理54は、例えば、統計値30として平均値を使用して、相違値32として平均値の差を使用し、予め定められたしきい値32aよりもこの相違値32の絶対値が大きい場合に、輪止候補34が有ると判定する。
分離検出処理56は、前記中央検出エリア14で前記相違値32が有意でない際には、前記輪止候補34が輪止CHであると判定し、検出輪止36と判定する。すなわち、分離検出処理56は、候補抽出処理54とは逆に、中央検出エリア14の相違値32から輪止候補34の分離を探索する。分離検出処理56により、左検出エリア12と右検出エリア16とで相違値32が有意であっても、中央検出エリア14の相違値32が同様に有意である場合には、輪止CHとは判断しない
再度図3及び図5を参照すると、実空間の座標系での検出距離DLは、後方画像10の座標系では上下方向と対応する。このため、検出エリア17の上下方向の設置位置の調整により、検出距離DLを調整可能である。また、検出位置11を可変として、検出エリア17の上下方向の位置を走査しながら検出処理をすることで、輪止CHまでの検出距離DLを測定することもできる。
検出エリア17の位置を上下方向で固定とする場合には、後方画像10を実時間にて処理することが好ましい。処理が遅いと、例えば、車速にもよるが、輪止CHと路面RSの輝度差が最大となる位置を求める処理中に、輪止CHが検出エリア17を通り過ぎてしまう。現状、パーソナルコンピューターなどを用いたソフトウエア処理では、実時間処理は困難である。このため、図2に示すように、FPGA44を用いると良い。
図9(B)に示すように、汚れSPなどの影響を排除するため、検出エリア17を、さらに、左右方向LRに2分割し、左列26と、右列28とを備えるようにしても良い。すなわち、平均等の統計値30を取る検出エリア17が横に広いと、路面RSの汚れSPなどの影響を受けて検出が不安定となりやすいため、検出エリア17を左右2等分し、それぞれ平均等の統計値30を求めると良い。また、この分割は、左列26と右列28との2分割ではなく、3分割以上としても良い。
図9(C)に示すように、検出エリア17を、画面上下方向に並べておき、任意の位置のエリアを選択することにより、輪止CHの検出距離DLを変更しても良い。例えば、より近い前方位置11aとすると、検出距離DLは短くなり、より遠い後方位置11bとすると、検出距離DLは長くなる。さらには、検出エリア17を、画面上下方向に並べ、輪止CH位置が検出された位置について、連続する画像(動画)にて追跡することにより、自車MTと輪止CHの検出距離DLを連続的に検出するようにしても良い。
この例では、統計値算出処理50は、検出エリア17の1窓、2窓、3窓及び4窓中の画素の輝度の平均を求める。そして、相違値算出処理52は、各上窓18と下窓20との差を求める。
候補抽出処理54は、左右の検出エリア12,16について、2等分した左列26及び右列28の両方とも上窓18と下窓20の輝度値の平均値の差(相違値32)がしきい値32a以上の場合、輪止候補34が存在すると判断する。例えば、左検出エリア12の左列26の相違値32が有意で、右列28が有意でない場合には、輪止候補34との判定はしない。
分離検出処理56は、中央検出エリア14について、長手方向STに対応した上下方向にしきい値32bを超える輝度差が存在しないことを検知する。これにより、輪止候補34が中央部分で分離していることを捉えることで、実空間で横方向の白線WLや汚れSPや縁石等ではないことを確認し、輪止CHと判断する。
このように、3つの検出エリア17において、左右の検出エリア12,16の左列26及び右列28にてしきい値32aを超える輝度差が検出され、中央検出エリア14の左列26及び右列28にてしきい値32bを超える輝度差が検出されない場合、白線WLや縁石ではなく、2つの分離した輪止CHが存在すると判断する。
このように、画像処理部42は、1窓と3窓、2窓と4窓の輝度の平均値にしきい値32a以上の差がある際に輪止候補34の検出とする。
すなわち、(1窓 > 3窓 and 2窓 > 4窓) or (1窓 < 3窓 and 2窓 < 4窓)の場合のみ輪止候補34の検出とする。
さらに、輪止CHの間の路面RS部分では、1窓と3窓、2窓と4窓の輝度の平均値の差が第2のしきい値32bを超えない場合に、輪止CH有りと判定する。
図10を参照すると、統計値算出処理50は、まず、後方画像10を走査し、画素位置及び輝度値を取得し(ステップS11)、検出位置11を参照して検出エリア17内であるか否か判定し(ステップS12)、検出エリア17内の場合には検出エリア17、上窓18又は下窓20、左列26又は右列28とを特定して、輝度値を蓄積する(ステップS13)。このステップS11からS13を1画面終了するまで繰り返す(ステップS14)。
統計値算出処理50は、1画面分の必要な輝度値を蓄積すると、検出エリア17の左列26及び右列28の上窓18と下窓20とについて、統計値30を算出する(ステップS15)。統計値30は、例えば中央値や平均値である。相違値算出処理52は、複数の上窓18及び下窓20について、相違値32を算出し、必要であれば相違値32のプラス・マイナス等の極性38と共に出力する(ステップS16)。
図11を参照すると、候補抽出処理54は、左検出エリア12及び右検出エリア16の左列26及び右列28の相違値32を取得して(ステップS21)、次のように輪止候補34の有無を判定する(ステップS22)。
((1窓から3窓への相違値32 > しきい値32a) and (2窓から4窓への相違値32 > しきい値32a)) or
((3窓から1窓への相違値32 > しきい値32a) and (4窓から2窓への相違値32 > しきい値32a))
左右の検出エリア12,16の全ての左列26及び右列28でこの条件を満たす場合、輪止候補34が有るとする。
続いて、分離検出処理56は、中央検出エリア14の左列26及び右列28の相違値32から、次のように検出輪止36の有無を判定する(ステップS23)。
((1窓から3窓への相違値32 < しきい値32b) and (2窓から4窓への相違値32 < しきい値32b)) or
((3窓から1窓への相違値32 < しきい値32b) and (4窓から2窓への相違値32 < しきい値32b))
中央検出エリア14の左列26及び右列28の両方がこの条件を満たす場合、輪止候補34の中央部分に物体が存在しないことを検出したとして、輪止CHが存在すると判定し、検出輪止36が有るとする。
検出輪止36は、例えば、輪止検出信号や、実空間での輪止CHの位置や検出距離DLである。分離検出処理56は、輪止CHの検出と判定すると(ステップS24)、この輪止検出信号を出力する(ステップS25)。実空間での距離等を出力するには、画像処理部42は、後方画像10の座標系であるカメラ座標系と、実空間の座標系とを変換するパラメーターを予め記憶し、検出エリア17の検出位置11の座標から検出距離DL等を算出すると良い。
図12に、広角レンズを用いたカメラ40での後方画像10の原画像を示し、図13に3つの検出エリア17の左列26を中心としたラインプロファイルを示す。
図12のライン12aのラインプロファイルを図13(A)に示す。図12に示すように、ライン12aは輪止前方路面RSfと輪止正面CHfとの境界位置12bでは、大きな輝度差はない。その後、図13(A)に示す40ピクセルの位置にて輝度変化がある。これは、図12に示す輪止正面CHfと輪止上面CHtとの境界近傍と思われる。しかし、この輝度変化もなだらかである。また、輪止上面CHtと輪止後方路面RSbとの境界位置12cでは、輝度差がある。
図12のライン14aのラインプロファイルを図13(B)に示す。図12に示すように、ライン14aは路面のみを通り、輝度変化が少ない。図13(B)に示すように、位置14b及び14cの前後で輝度変化が少ない。
図12のライン16aのラインプロファイルを図13(C)に示す。図12に示すように、ライン16aは、輪止前方路面RSfと輪止正面CHfとの境界位置16bで緩やかに暗くなっている。その後、図13(C)に示す40数ピクセルの位置にて輝度変化がある。これは、図12に示す輪止正面CHfと輪止上面CHtとの境界近傍と思われる。そして、輪止上面CHtと輪止後方路面RSbとの境界位置12cでは、輝度差がある。
本実施例では、輪止前方路面RSfと輪止CHとの境界位置12b,16bから、輪止CHと輪止後方路面RSbとの境界位置12c,16cまでの長さを検出エリア17の高さとしている。すなわち、検出エリア17を上窓18と下窓20とに区分し、その窓高さ22の長さを2倍した長さが、検出エリア17の高さである。
図13(A)及び(C)に示すように、この検出エリア17を2分して、上窓18と下窓20とを定義すると、上窓18の輝度分布と、下窓20の輝度分布とには相違がある。すなわち、輪止前後の輝度変化は、エッジEGを抽出できるような急峻な変化ではないが、検出エリア17の区分や高さを工夫すると、輝度分布の相違を捉えることができる。
このように、左検出エリア12の下窓20の輝度値の分布と、上窓18の輝度値の分布とが異なり、その統計値30の相違値32には有意な差が現れる。図13(C)に示す右検出エリア16についても同様である。従って、図12の各ライン12a,12b,12cの位置に図9(A)から(C)のいずれかの検出エリア17を重ねて輝度値の統計値30を得ると、輪止候補34が抽出される。
一方、図13(B)に示す中央検出エリア14では、下窓20の輝度値の分布と、上窓18の輝度値の分布とに差が無く、その統計値30の相違値32も有意差がない。これにより、左列26については、検出輪止36が有ると判定される。
・1.1 3つの検出エリアの効果
上述のように、3つの検出エリア17を使用して、統計値30を用いて輪止候補34を抽出し、さらに中央部分に物体がないことを判定することで輪止CHの有無を判定するため、輝度差が小さくても輪止CHを検出することができる。さらに、中央部分での分離を判定するため、2つの独立した輪止CHのみを検出することができ、白線WLなどを輪止CHと誤検出することを減少させることができる。
特に、検出エリア17内の平均値や中央値等の統計値30の相違値32(例えば差)を算出して、しきい値32a,32bと比較するため、白線WLなどと異なり路面RSとの輝度差が少ない輪止CHと路面RSの境界を感度良く検出することができる。そして、必要な処理は、平均値であれば足し算と、割り算と、しきい値32a,32bとの比較判定のみであり、システム構成を簡易としかつ処理を高速とすることができ、ソフトウエア処理ではなく、FPGA44等による実時間での処理が可能となる。
また、検出エリア17を左列26と右列28とに分割すると、汚れSPなどの影響を低減することができる。
<1.2 検出エリア高さ>
再度図7を参照すると、輪止上面CHtと輪止正面CHf、路面RSとの間に約25ずつの輝度差がある。つまり、輪止上面CHtや輪止正面CHfの後方画像10の上下方向(自車MTの長手方向STに対応)での長さ(走査線数,画素数)を求め、その長さの間でのラインプロファイル上の輝度値の平均値や中央値を求めると、ちょうど輪止CHと路面RSの境界の場合、平均値に明確な差が生じることとなる。
実施例1では、図14に示すように、好適には、前記上窓18及び前記下窓20の前記上下方向の長さである窓高さ22を、前記後方画像10での輪止高さCHhとなる長さに設定すると良い。上窓18と下窓20との窓高さ22を輪止高さCHhとすると、統計値30を良好に捉えることができる。なお、上窓18と下窓20窓幅24は、極力狭くすると、駐車場毎に異なる輪止CHの幅や中央部分の隙間の変化に対応し易い。
図14に示すように、上窓18と下窓20との窓高さ22を輪止高さCHhとすると、次の3回の検出機会を得ることができる。
図14(A) 輪止前方路面RSfから輪止正面CHfへの変化
図14(B) 輪止正面CHfから輪止上面CHtへの変化
図14(C) 輪止上面CHtから輪止後方路面RSbへ変化
・1.2 検出エリア高さの効果
このように、検出エリア17のサイズ(上下方向)を画像中に映る輪止CHの高さに合わせると、統計値30を良好に捉えることができ、さらに、輪止CHに対し大きい又は小さいテクスチャ(路面RSのペイント)などの影響を排除することができる。また、上記3回の検出機会により様々な環境条件の輪止を良好に検出することができる。
<1.3 極性比較>
再度図1を参照すると、前記画像処理部42は、極性処理58を備えている。
極性処理58は、前記左検出エリア12と前記右検出エリア16との前記統計値30の相違値32の極性38の組み合わせに基づいて、当該両検出エリア12,16の当該極性38の組み合わせが異なる際に前記輪止候補34を輪止CH以外と判定する。
図15(A)を参照すると、路面RSに描かれた白線WL(又は汚れSP)を斜めに横切るとする。図中ハッチングは白線として白色であり、背景がグレイである。中央検出エリア14では、上下方向での輝度差が無く、左右の検出エリア12,16では、白から黒、黒から白と変化の方向は異なるが、統計値30の相違値32を有意と検出するため、輪止CHと誤検出してしまう。
この課題に対しては、輪止CHが存在する場合、左右の輪止CHは同じ色(明るさ)と仮定すると、左右の検出エリア12,16での明るさの変化の方向が同じという条件に着目する。すなわち、図15(B)に示しように、統計値30の相違値32の極性38の組み合わせを情報処理に利用することができる。
極性処理58は、左右の輪止CH部検出枠において、1窓と3窓、2窓と4窓の輝度の平均値の差の極性38を同じとする。例えば、左検出エリア12で1窓 > 3窓、2窓 > 4窓ならば、右検出エリア16の輪止CH部も 1窓 > 3窓、 2窓 > 4窓 である場合に検出とする。従って、図15(B)に示すように、左右の検出エリア12,16の極性38の組み合わせが異なる場合には、輪止CHの検出とはしない。すなわち、図15(B)に示す例では、左検出エリア12では上窓18がマイナス、下窓20がプラスである。しかし、右検出エリア16では極性が上下反対であり、上窓18がプラス、下窓20がプラスとなっている。この左右の検出エリア12,16の極性の相違により、輪止CHと判定せずに却下することができる。この極性処理58は、図1に示すように候補抽出処理54の後、分離検出処理56の前に処理するようにしても良いし、分離検出処理56の一部として処理するようにしても良い。
・1.3 極性比較の効果
上述のように、左右の検出エリア12,16において、算出した統計値30の相違値32(例えば差)の極性38が同じであることを利用すると、白線WLなどを斜めに横切る際の誤検出をなくすことが出来る。
<2輪止検出装置>
<2.1 複数の検出エリアセット>
次に、実施例2を開示する。図16を参照すると、実施例2の輪止検出装置は、主要な要素として、複数の検出エリアセット62と、複数セット処理64とを備えている。
また、実施例1と同様に、カメラ40と、画像処理部42とを備えており、画像処理部42は、統計値算出処理50、相違値算出処理52、候補抽出処理54、分離検出処理56及び好ましい場合には極性処理58とを備えている。
図17及び図18に示すように、自車MTが駐車枠PAに対し横方向にずれてしまうと、実施例1の手法では検出できなくなってしまう。図18に示す例では検出エリア17の窓を窓の番号で示している。図17及び図18に示すように、左右の検出エリア12,16で左列26と右列28との一方にのみ輪止CHが重なると輝度分布が異なるため輪止候補34が検出されず、中央検出エリア14に輪止が重なると輪止CHの分離を検出できなくなる。
この左右位置ずれに対して、実施例2では、2つの異なる手法を開示する。第1の手法は、複数セット処理64によるものである。この例では、図19に示すように、3つの検出エリアの組を後方画像10中の左右方向に複数組有する。図19に示す例では、画像処理部42は、第1の検出エリアセット62aと、第2の検出エリアセット62bと、第3の検出エリアセット62cとの3組を予め用意している。図19に示す例では、この3つの検出エリアセット62a,62b,62cは重ならないように設定されているが、一部重なるように設定しても良い。
そして、画像処理部42は、実施例1に開示した手法により、前記複数の検出エリアセット62a,62b,62cの全てについて探索し、統計値30の相違値32を求める。そして、複数セット処理64は、前記複数の検出エリアセット62a,62b,62cのうち、1以上の検出エリアセット62a,62b,62cについて前記分離検出処理56によって輪止CHであると判定された際に、輪止CHがあると判定する。この複数セット処理により、自車MTと駐車枠PAとが左右方向にずれていても、検出エリアセット62a,62b,62cのいずれかで検出することができる。検出エリアセット62bで検出されると自車MTの左右位置ずれ量はほぼない。自車MTが左側(図4では上側)にずれていると、輪止CHは検出エリアセット62aで検出される。逆に、自車MTが右側にずれていると、検出エリアセット62cで検出される。
・2.1 複数の検出エリアセットの効果
上述のように、検出エリアセットを左右方向に複数準備したため、自車MTと駐車枠PAとが左右方向に位置ずれしても良好に検出することができる。特に、駐車枠PAと自車MTの位置ずれを見込んで、検出エリアセットを左右方向に並べて設置すると、輪止CHの位置に合わせた検出エリア17を使用することができるため、不検出を減らすことができる。また、輪止CHを検出できた検出エリアセットの検出位置11を特定することで、位置ずれの方向や程度を捉えることもできる。
<2.2 検出エリアの左右移動>
図20に示すように、左右方向の位置ずれに対応するために、1つの検出エリアセット60を左右方向に移動させるようにしても良い。この例では、後方画像10の白線WLを抽出して駐車枠PAを検出すると共に駐車枠PAと自車MTの位置との距離及び傾きを算出する駐車枠検出部60を備えている。そして、画像処理部42は、検出位置補正部66を備えており、この検出位置補正部66は、駐車枠検出部60によって算出される自車MTの位置(左右位置ずれ量)に基づいて、検出位置11を補正する。これにより、検出エリア17を左右方向に移動させることができる。
駐車枠検出部60は、後方画像10を微分することでエッジ抽出し、これをハフ変換することで直線を検出することができる。これにより、後方画像10から白線WLとなる直線のみを抽出することができる。そして、後方画像10の座標系は実空間の座標系と関連しているため、自車MTと白線WLとの距離を求めることで、白線WLの間の駐車枠PAでの左右位置ずれ量を算出することができる。
検出位置補正部66は、駐車枠PAに対する自車MTの左右位置ずれ検出の結果を用いて、図20(A)に示す位置ずれ(右側への位置ずれ)に応じて、図20(B)に示すように、検出エリア17を一体的に移動する。これにより、駐車枠PA内にて、自車MTの左右位置にかかわらず輪止CHを検出することができる。
具体的には、検出エリア17の位置は、典型的な輪止CHを検出距離DLにて撮像した後方画像を基準とし、各輪止CHの左右方向LRの中心位置に左検出エリア12と右検出エリア16とを配置し、輪止CHがない中央の隙間部分の中心位置に中央検出エリア12を配置すると良い。そして、検出位置補正部66は、白線WLの認識結果から、この左右方向LRの白線WLの中心位置を算出し、この白線WL(駐車枠PA)の左右方向LRの中心位置に中央検出エリア14の中心位置が重なるように、3つの検出エリア17を移動させると良い。
・2.2 検出エリアの左右移動の効果
このように、自車MTと駐車枠PAとの左右位置ずれ量に基づいて、検出エリア17の左右方向の位置を補正するため、自車MTの左右方向の位置ずれがあっても輪止CHを良好に検出することができる。
<3後方画像表示装置>
<3.1 画像タイプ切替制御>
次に、実施例3を開示する。実施例3は、自車MTの後方画像10を表示する表示部70を備えた後方画像表示装置に関する。
図21を参照すると、実施例3の後方画像表示装置は、主要な構成として、カメラ40と、駐車枠検出部60と、表示部70と、表示制御部72と、特徴量算出部74と、輪止検出部76とを備えている。また、表示制御部72は、切替処理78を備えている。
カメラ40は、自車MTの後部に設置され後方を撮影して後方画像10を生成し、表示部70は、運転者に前記後方画像10を表示する。表示制御部72は、予め定められた複数の画像タイプの内指定された画像タイプに後方画像10を編集して前記表示部70に表示制御する。
駐車枠検出部60は、前記後方画像10中の白線WLを認識して駐車枠PAを検出すると共に当該駐車枠PAと自車MTとの位置関係を算出する。白線認識は、例えば、エッジ抽出処理とハフ変換とを使用すると良い。駐車枠PAは、左右の白線WL内の領域である。位置関係は、左右の白線WLの中心と、自車MTの左右方向の中心との左右位置ずれ量であり、さらに、白線WLに対する自車MTの傾きを含めても良い。
特徴量算出部74は、前記後方画像10の座標系で予め定められた複数の検出エリア17の輝度値の特徴量を算出する。特徴量は、例えば、実施例1で開示した統計値30と相違値32である。この例では、特徴量算出部17は、図1に示す統計値算出処理50と、相違値算出処理52とを備える。検出エリア17の特徴量は、統計値30やその相違値32に限らず、他の値としても良い。また、検出エリア17の検出位置11は、実施例1のように予め定められた位置としても良いし、実施例2の図16に示す検出位置補正部66のように、駐車枠検出部60からの左右位置ずれ量に基づいて検出位置11を補正するようにしても良い。この検出位置11の補正により、図18に示すような左右位置ずれがあっても、図20(B)に示すように検出エリア17の位置を補正し、輪止CHを安定して検出することができる。
輪止判定部76は、前記特徴量に基づいて、前記左検出エリア12と前記右検出エリア16に立体物を検出し、前記中央検出エリア14に立体物を検出しない際に、当該立体物が輪止CHであると判定する。輪止判定部76は、中央で分離・切断されている立体物を輪止CHと判定し、検出輪止36があるとの信号(輪止検出信号)を出力する。このため、左右方向に連続する白線WLや縁石を輪止CHと判定することがない。輪止判定部76は、図1に示す、候補抽出処理54と、分離検出処理56と、必要に応じて極性処理58とを備えるようにしても良い。
そして、実施例3では特に、前記表示制御部72が、自車MTが前記駐車枠PA内で、かつ、前記輪止判定部76によって輪止CHが発見された際に、前記画像タイプを切り替える切替処理78を備えている。この切替処理78は、図22に示すように、輪止判定部76からの輪止検出信号と、駐車枠検出部60からの傾き信号とが入力された際に(ステップS31)、輪止CHを検出し、かつ、自車MTが駐車枠PAとほぼ平行(例えば図4例示のように傾きがほぼない)で、駐車枠PA内に自車MTが収まっている条件にて(ステップS32)、画面タイプの切替を制御する(ステップS33)。この例では、ハンドルの操作がほぼ完了して後進をどの程度進めるかの判断となっており、より俯瞰画像への切替タイミングとして適した状態となる。
広角レンズを使用する例では、後方画像10の画像タイプとして、図23(A)及び図24(A)に示す歪取り画像と、図23(B)及び図24(B)に示す俯瞰画像とがある。広角レンズを使用した元画像の例を図23(C)に示す。
図23及び図24に示す例では、輪止CHを発見するまでは(A)に示す歪取り画像を表示部70に表示させ、輪止CHを発見した時に(B)に示す俯瞰画像へ切り替えると良い。これにより、俯瞰画像への切替機能を有する後方画像表示装置(駐車用バックカメラ)において、駐車操作に輪止CHへの接近を検出し、俯瞰画像へ自動で切り替えることができる。
この表示制御部72が画像タイプを切り替えるタイミングは、輪止CHの発見時となる。そして、輪止CHの発見は検出エリア17の特徴量に基づく。このため、検出エリア17の検出位置11を変化させると、画像タイプを切り替えるタイミングを変化させることができる。すなわち、検出エリア17を後方画像10の上下方向のどの位置に設置するかにより、図3及び図4に示す検出距離DLを調整可能である。従って、画像タイプの切替は、自車MTがこの検出距離DLとなったタイミングで行われる。また、駐車枠検出部60が駐車枠PAに対する自車MTの傾きを算出する場合には、輪止CHを検出し、かつ、自車MTが駐車枠PAにほぼ平行の場合に画像タイプを切り替えるようにしても良い。
検出距離DLを大きく変化させる場合には、後方画像10での輪止CHの高さや大きさに応じて検出エリア17のサイズを変更し、左右位置や移動量も調整すると良い。これらの調整を連続的なものではなく段階的な設定であれば、検出距離DL毎の検出エリア17の特徴量を検出位置11等のデータ構造として予めROMに格納し、運転者の操作に応じて特徴量を切り替えることで、検出距離DLを変化させても良い。
表示制御部72は、歪取り画像を俯瞰画像に自動的に切り替えた後、運転者の切替操作があった際には、運転者の切替スイッチ操作を優先する。一方、運転者の切替スイッチの操作がない場合には、バックギア中は俯瞰画像を継続し、バックギア選択をやめ再び選択した場合は解除すると良い。また、他の例として、俯瞰画像への切替後、5秒等の一定時間経過後に解除し、歪取り画像に戻すようにしても良い。
・3.1 画像タイプ切替制御の効果
上述のように、駐車枠検出部60が駐車枠PAを検出し、輪止判定部76が輪止CHを検出し、表示制御部72が、自車MTが前記駐車枠PA内で、かつ、前記輪止判定部76によって輪止CHが発見された際に前記画像タイプを自動的に切り替えるため、運転手の駐車操作の段階に応じてより有用な画像タイプの後方画像10を表示することができる。
<3.2 傾き調整>
実施例3では、駐車枠検出部60が、位置関係として、駐車枠PAに対する自車MTの傾きを算出すると良い。この傾き情報は、種々の利用をすることができる。
表示制御部72の処理は、路面RSに汚れSP等があり、輪止CHが存在する場合と似た条件が作られている場合の誤検出を防止することができる。すなわち、駐車枠検出部60による傾き検出結果が駐車枠PAとほぼ平行であることを条件とすると、駐車動作途中での誤検出を減らすことが出来る。この例では、輪止判定部76が、実際には輪止CHではない汚れSPを輪止CHと誤判定しても、ステップS32の平行条件によりこの誤判定による画像タイプの切替を防止することができる。
一方、傾き検出が不能の場合がある。例えば、後方画像10の白線WLの状態により傾き検出が連続的に行えないと、例えば白線WLが短いと、検出不能となる。これらの場合には、駐車枠PAに対する自車MTの傾きを検出できなくなってしまう。すると、検出エリア17の位置に輪止CHの画像が差し掛かっているにもかかわらず、ステップS32の平行条件が成立しないため、切替処理をすることができなくなる。
このため、一度傾きを検出した後、検出不能となった場合には、例えば0.5秒間だけ直前の検出結果を継続すると良い。この直前の検出結果の継続により検出の繰り返しの安定性が向上する。
また、駐車動作後半では、カメラ40に写る駐車枠PAの白線WLが短くなるため、傾き検出が不安定(小さく変わる)となる。このため、駐車動作時に、傾きが大きいところから傾き0(平行)までの検出結果と、平行から再び傾く場合の検出にヒステリシス特性を持たせ、傾き検出結果が安定するようにする。この対策により不検出を削減することができる。ヒステリシス特性としては、例えば、傾き検出を7段階(平行+左右3段階)とし、大きい傾きから平行となる方向では、1段階ずつ傾き検出結果を更新し、一方、一度平行になった後は、2段階傾かない限り、検出結果を平行に固定すると良い。
・3.2 傾き調整の効果
上述のように、白線WLの認識による駐車枠PAとの左右位置ずれ量と輪止検出とを組み合わせることで、自車MTの左右位置ずれ量に合わせて検出エリアを移動させることができ、不検出を減らすことができる。
本発明の一実施形態の構成例を示すブロック図である。(実施例1から3) 本発明の一実施形態のハードウエアの構成例を示すブロック図である。(実施例1から3) カメラの取り付け位置等を示す側面図である。(実施例1から3) 図3に示すカメラの取り付け位置等を示す平面図である。(実施例1から3) 本実施形態の後方画像の一例を示す説明図である。(実施例1から3) 図5に示す画像のエッジ抽出画像の一例を示す説明図である。(実施例1から3) 図5に示す後方画像の輪止部分の輝度変化を示すグラフ図である。(実施例1から3) 実施例1での後方画像の一例を示す説明図である。(実施例1) 図9(A)から(C)は実施例1での検出エリアの一例を示す説明図である。(実施例1) 検出エリアの特徴量を算出する情報処理の一例を示すフローチャートである。(実施例1) 輪止の有無を判定する情報処理の一例を示すフローチャートである。(実施例1) 実施例1での後方画像に検出エリアを重ねた一例を示す説明図である。(実施例1) 図13(A)から(C)は各検出エリアのラインプロファイルの一例を示す説明図である。(実施例1) 図14(A)から(C)は、3つの検出エリアを使用した情報処理の一例を示す説明図である。(実施例1) 図15(A)及び(B)は、極性比較を行う情報処理の一例を示す説明図である。(実施例3) 実施例2の構成例を示すブロック図である。(実施例2) 実施例2の後方画像の一例を示す説明図である。(実施例2) 実施例2の位置ずれの一例を示す説明図である。(実施例2) 3つの検出エリアを複数使用する情報処理の一例を示す説明図である。(実施例2) 3つの検出エリアの左右位置を補正する情報処理の一例を示す説明図である。(実施例2) 実施例3の構成例を示すブロック図である。(実施例3) 実施例3の情報処理の一例を示すフローチャートである。(実施例3) 図23(A)から(C)は実施例3の後方画像の一例を示す説明図である。(実施例3) 図23(A)及び(B)は実施例3の後方画像の一例を示す説明図である。(実施例3)
符号の説明
CH 輪止
PA 駐車枠
DL 検出距離
10 後方画像
12 左検出エリア
14 中央検出エリア
16 右検出エリア
30 統計値
32 相違値
34 輪止候補
36 検出輪止

Claims (5)

  1. 自車の後部に設置され後方を撮像して後方画像を生成するカメラと、
    前記後方画像の座標系で予め定められた複数の検出エリアの輝度値の統計値に基づいて駐車枠の輪止の有無を判定する画像処理部とを備え、
    この画像処理部が、
    前記駐車枠の長手方向に直交する左右方向に対応し、前記検出エリアとして、左検出エリアと、中央検出エリアと、右検出エリアとを備えると共に、
    前記複数の検出エリアについてそれぞれ、前記長手方向に対応する上下方向にて上窓と下窓とに区分し、当該上窓の輝度値の統計値と当該下窓の輝度値の統計値とを算出する統計値算出処理と、
    前記複数の検出エリアについてそれぞれ、前記上窓の統計値と下窓の統計値との相違値を算出する相違値算出処理と、
    前記左検出エリアと、前記右検出エリアとの双方にて前記相違値が有意な際には輪止候補があると判定する候補抽出処理と、
    前記中央検出エリアで前記相違値が有意でない際には、前記輪止候補が輪止であると判定する分離検出処理とを備えた、
    ことを特徴とする輪止検出装置。
  2. 前記上窓及び前記下窓の前記上下方向の長さである窓高さを、前記後方画像での輪止の高さとなる長さに設定した、
    ことを特徴とする請求項1記載の輪止検出装置。
  3. 前記画像処理部が、
    前記左検出エリアと前記右検出エリアとの前記統計値の相違値の極性の組み合わせに基づいて、当該両検出エリアの当該極性の組み合わせが異なる際に前記輪止候補を輪止以外と判定する極性処理を備えた、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の輪止検出装置。
  4. 自車の後部に設置され後方を撮像して後方画像を生成するカメラと、
    前記後方画像の座標系で予め定められた複数の検出エリアの輝度値の統計値に基づいて駐車枠の輪止の有無を判定する画像処理部とを備え、
    この画像処理部が、
    前記駐車枠の長手方向に直交する左右方向に対応し、前記検出エリアとして、左検出エリアと、中央検出エリアと、右検出エリアとを含む検出エリアセットを複数組備えると共に、
    前記複数の検出エリアについてそれぞれ、前記長手方向に対応する上下方向にて上窓と下窓とに区分し、当該上窓の輝度値の統計値と当該下窓の輝度値の統計値とを算出する統計値算出処理と、
    前記複数の検出エリアについてそれぞれ、前記上窓の統計値と下窓の統計値との相違値を算出する相違値算出処理と、
    前記左検出エリアと、前記右検出エリアとの双方にて前記相違値が有意な際には輪止候補があると判定する候補抽出処理と、
    前記中央検出エリアで前記相違値が有意でない際には、前記輪止候補が輪止であると判定する分離検出処理と、
    前記複数の検出エリアセットのうち、1以上の検出エリアセットについて前記分離検出処理によって輪止であると判定された際に、輪止があると判定する複数セット処理とを備えた、
    ことを特徴とする輪止検出装置。
  5. 自車の後部に設置され後方を撮像して後方画像を生成するカメラと、
    運転者に前記後方画像を表示する表示部と、
    予め定められた複数の画像タイプの内指定された画像タイプに後方画像を編集して前記表示部に表示制御する表示制御部と、
    前記後方画像中の白線を認識して駐車枠を検出すると共に当該駐車枠と自車との位置関係を算出する駐車枠検出部と、
    前記後方画像の座標系で予め定められた複数の検出エリアの輝度値の特徴量を算出する特徴量算出部と、
    前記特徴量に基づいて左検出エリアと右検出エリアに立体物を検出し、中央検出エリアに立体物を検出しない際に、当該立体物が輪止であると判定する輪止判定部とを備え、
    前記表示制御部が、自車が前記駐車枠内で、かつ、前記輪止判定部によって輪止が発見された際に前記画像タイプを切り替える切替処理を備えた、
    ことを特徴とする後方画像表示装置。
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