JP5120216B2 - 歪補償回路 - Google Patents

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本発明は、無線送受信機等に用いられる高出力増幅器で発生する非線形歪を、当該増幅器に対して前置した歪補償部(プリディストータ)で補償する前置歪補償技術に関する。
高出力増幅器(HPA: High Power Amplifier)を用いて電力を増幅するとき、入出力特性の歪により、所望の出力が得られない場合がある。そこで、このような歪を補償するための歪補償方式として、増幅器の入力信号に対して、増幅器の歪特性とは逆の、逆歪特性をデジタル信号処理により生成して増幅器の入力に付加するDPD(Digital Pre-Distortion)処理を施すことにより、所望の増幅器出力を得る手法が提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
また、広帯域信号を増幅する高出力増幅器に対して精度の高い歪補償を実施すべく、多項式で表される歪補償を行うプリディストータを用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
Thesis by Lei Ding, "Digital predistortion of power amplifiers for wireless application", Georgia institute of Technology, March 2004 特開2007−282066号公報
上記のような増幅器の特性は熱によって変化するので、それに合わせて、多項式の係数も定期的に更新する必要がある。しかしながら、入力信号のひとかたまりを成す単位(例えばフレームやスロットやシンボル)の途中で係数が更新されると、前置歪信号の連続性を損なう要因となる。その結果、増幅器の出力信号は連続性を損ない、所望の出力信号が得られなくなる。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、歪補償の特性更新により前置歪信号の連続性が損なわれることを抑制する歪補償回路を提供することを目的とする。
本発明は、増幅器の歪特性を打ち消すための歪補償の特性を有する前置歪信号を、自己への入力信号に基づいて生成し、これを前記増幅器に対して出力することにより歪補償を行う歪補償回路であって、前記入力信号の区切り位置を表す信号をトリガ入力として、前記歪補償を構成する演算ごとに対応するタイミングで前記特性を更新することを特徴とするものである。
上記のように構成された歪補償回路では、入力信号の区切り位置を表す信号をトリガ入力として特性を更新するので、入力信号のひとかたまりを成す単位(例えばフレームやスロットやシンボル)の途中での特性更新を回避することができる。従って、特性更新により前置歪信号の連続性が損なわれることを、抑制することができる。
また、上記歪補償回路において、入力信号xに対して、xのN次べき級数の多項式で表される前置歪信号を生成し、前記トリガ入力によって各次の係数を更新する一方で、更新時点で既に多項式の一部の演算を行っていた入力信号に対しては、全ての次数についての演算が完了するまで更新前の係数を適用するようにしてもよい。
この場合、一つの多項式に基づいた更新前の係数を用いる演算のうち未完了分を、更新後に行うことができる。
また、上記歪補償回路において、更新前の係数については、各次の演算が行われるタイミングに同期するように、更新のタイミングを遅延させるようにしてもよい。
この場合、遅延によって更新前の係数を、更新後に供給することができる。
また、上記歪補償回路において、多項式で表される前置歪信号はパイプライン処理によって生成され、当該パイプライン処理を実現する手段として、
入力信号xとN次の係数とを乗算し、乗算結果と(N−1)次の係数とを加算した出力信号を次段へ送る第1段演算ユニットと、前記第1段演算ユニットに続く複数段構成の演算ユニット群として設けられ、直前の演算ユニットから送られてくる出力信号と入力信号xとを乗算し、乗算結果と、降順の次の次数の係数とを加算した出力信号を次の演算ユニットへ送るという処理を(N−2)段で実行する複数段演算ユニット群と、前記複数段演算ユニット群の最後段出力信号と入力信号xとを乗算して出力する最終段演算ユニットとを備えたものとすることができる。
この場合、歪補償処理をパイプライン処理によって行うことができるので、高速に動作する歪補償回路を提供することができる。
本発明の歪補償回路によれば、入力信号のひとかたまりを成す単位(例えばフレームやスロットやシンボル)の途中での特性更新を回避することができるので、特性更新により前置歪信号の連続性が損なわれることを、抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る歪補償回路1の主要部を示すブロック図である。歪補償回路1は、高出力増幅器(HPA、以下、単に増幅器という。)6の出力信号y(t)を入力信号x(t)のn次べき級数の多項式の形で表したモデル及び逆モデル(モデルの逆関数)を推定するモデル推定部2と、逆モデルの係数を一時的に記憶する係数テーブル3と、ベースバンド部5からの入力信号x(t)を逆モデルに入力し演算することにより増幅器6の入出力特性の歪を打ち消すための歪補償の特性を有する前置歪信号を生成し、これを増幅器6に対して出力することにより歪補償を行う前置歪補償部4とを備えている。モデル推定部2、係数テーブル3及び前置歪補償部4は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)によって構成されている。なお、モデル推定部2には、入力信号x(t)及び出力信号y(t)の両方が入力されている。
ベースバンド部5から前置歪補償部4に入力される信号x(t)すなわちベースバンド信号は、離散時間的に連続する信号である。W−CDMAやLTE等の無線システムの場合、フレームやスロットやシンボルと呼ばれる周期時間単位ごとに区切られた信号が、連続して入力される。従って、これらの単位で見れば、入力信号には、区切り位置がある。
また、前置歪補償部4において実行される、多項式で表される歪補償は、一般化して、以下のように表現することができる。
Figure 0005120216
上記の式(1)に示すように、出力信号u(t)は、入力信号x(t)のN次べき級数の多項式で表される。なお、係数α(α1〜αN)は、モデル推定部2及び係数テーブル3から与えられる。
式(1)は、簡略化して展開すれば、
u=α1・x+α2・x2+α3・x3+ ...+αN・xN
の形となっており、これは、
u=(α1+(α2+(...(αN-1+αN・x)x)...)x)x
と変形することができる。この式は、uが、xに対する乗算と加算の繰り返しによって構成されることを示している。
次に、上記多項式で表される歪補償を行う前置歪補償部4の演算ユニット構成例について、図2を参照して説明する。図2は、式(1)の演算の等価回路である。この回路は、多段(例えば18段程度)に構成され、パイプライン処理を行うものとなっている。構成要素は、乗算器M、加算器A、パイプラインレジスタRである。パイプラインレジスタRは、クロック(図示せず。)に同期して次段へ信号を送る。信号処理はクロックに同期して順送り的に行われ、かつ、各段の信号処理は休みなく連続して次々と行われる。パイプラインレジスタRの存在により、演算ユニット間のタイミング調整が行われ、スループットの高速化が実現される。
第1段演算ユニットS1は、入力信号|x(t)|とN次の係数αNとを乗算し、乗算結果と(N−1)次の係数α(N-1)とを加算した出力をパイプラインレジスタRに保持して次段へ送る。乗算・加算後の出力信号Ka(aはafterの意)は、パイプラインレジスタRを介して、次段での乗算・加算前の出力信号Kb(bはbeforeの意)となる。
なお、図中の記号の括弧内に表示する時間は、第1段演算ユニットS1を基準とした場合の、後段の時間のずれを表している。また、時間の1単位は、クロックの1周期を意味している。
第2段演算ユニットS2から第(N−1)段演算ユニットSN-1は、第1段演算ユニットS1に続く複数段構成の回路群として設けられ、直前の演算ユニットから送られてくる出力信号と入力信号|x|とを乗算し、乗算結果と、降順の次の次数の係数とを加算した出力を次の演算ユニットへ送るという処理を(N−2)段で実行する。そして、最終段演算ユニットSNは、複数段演算ユニット群(第2段演算ユニットS2から第(N−1)段演算ユニットSN-1まで)の最後段出力信号と入力信号x(ここではx(t−N+1))とを乗算する。
これを数列で表現すると、以下のようになる。
Figure 0005120216
すなわち、上記数列で表される図2の回路は、式(1)の演算による歪補償を行う前置歪補償部4である。
上記のように構成された前置歪補償部4では、第1段演算ユニットS1及びこれに続く複数段構成の演算ユニット群(S2からSN-1まで)並びに最終段演算ユニットSNによって、N次べき級数の多項式で表される歪補償処理をパイプライン処理によって行うことができる。この場合、処理数(段数)は増えるが、1段あたりの演算ユニット(乗算・加算)の演算は簡単であり、演算時間が短くなることによりスループットが高速になる。従って、数百MHz以上の高速な信号処理が可能となり、高速に動作する歪補償回路を提供することができる。
次に、係数αの更新及び、図2では図示を省略した係数αの遅延処理について、図3〜7を参照して説明する。図3及び図5は、以後の説明の簡略化のために、演算ユニットをS1〜S3の3段とし、N=4とした場合の等価回路図である。図3は、本願発明の一実施形態に係る歪補償回路である図5と構成や作用効果の違いを対比させるための比較例として示したものであり、図3の構成では、係数αN(α4)、αN-1(α3)、αN-2(α2)、αN-3(α1)は、各演算ユニットS1〜S3に対して同時に与えられる。また、係数の更新は一斉に行われ、同時に全ての演算に反映される。
まず、図3の構成においては、係数の更新は所定時間ごとに行われ、かつ、クロックに同期して行われる。入力されるベースバンド信号は、例えば図3の左端に示すように、フレームa、フレームb、・・・という形をとっている。
図4は、図3の構成における入力と演算との関係の一例を示す図である。図4において、前置歪補償部4(図1)への入力は、終始、フレームaであり、第1演算ユニットS1〜第3演算ユニットS3には、図示の係数が与えられ、演算が行われる。例えば、第2列のクロック1周期において、第1演算ユニットS1の演算結果E1は、
E1=αN-1+αN・|x(t)|
となる。
また、上記E1の演算後、第3列のクロック1周期において、第2演算ユニットS2の演算結果E2は、
E2=αN-2+(αN-1+αN・|x(t)|)・|x(t−1)|
となる。この直後、係数更新のタイミングが訪れて、係数はαからα’に更新される。従って、上記E2の演算後、第4列のクロック1周期において、第3演算ユニットS3の演算結果E3は、
E3=α’N-3
{αN-2+(αN-1+αN・|x(t)|)・|x(t−1)|}・|x(t−2)|
となる。このように、E3では、係数αと、係数α’とが互いに混在することになる。この結果、前置歪信号の連続性が損なわれる。
このような不具合を解消する構成が、図5〜7である。図5の構成では、第2段演算ユニットS2の加算器Aに入力される係数αN-2(α2)には、遅延部D1により時間Tの遅延が与えられる。この時間Tとは、第1段演算ユニットS1におけるパイプラインレジスタRの遅延時間Tと同じである。従って、第2段演算ユニットS2の加算器Aへの2つの入力信号は共に、第1段演算ユニットS1と比べて時間Tの遅延を伴う。すなわち、一の多項式における係数αN(α4)、αN-1(α3)を用いた演算処理の対象となった入力信号が、第2段演算ユニットにおいて係数αN-2(α2)を用いた演算処理の対象となる。
さらに、第3段演算ユニットS3の加算器Aに入力される係数αN-3(α1)には、遅延部D2により時間2T(T×2)の遅延が与えられる。この時間2Tとは、第1段演算ユニットS1におけるパイプラインレジスタRの遅延時間Tと、第2段演算ユニットS2におけるパイプラインレジスタRの遅延時間Tとを合計したものである。従って、第3段演算ユニットS3の加算器Aへの2つの入力信号は共に、第1段演算ユニットS1と比べて時間2Tの遅延を伴う。すなわち、一の多項式における係数αN(α4)、αN-1(α3)を用いた演算処理の対象となった入力信号が、第3段演算ユニットにおいて係数αN-3(α1)を用いた演算処理の対象となる。
一方、入力されるベースバンド信号は、例えば図5の左端に示すように、フレームa、フレームb、・・・という形をとっている。フレームの切り替わり(区切り位置)は、図示のフレームパルスに依存する。フレームパルスはベースバンド信号とは別の信号であり、クロックの信号周期の何倍かの周期でのパルス信号となる。このフレームパルスは係数テーブル3(図1)に入力される。モデル推定部2(図1)は、所定時間ごとに係数の更新を行う。モデル推定部2が係数の更新を行うと、係数テーブル3に新しい係数が記憶される。
図6は、係数テーブル3への記憶を概念的に示す図である。係数テーブルは通常、(a)に示すように、係数αを、二重に記憶している。モデル推定部2によって係数の更新が行われると、(b)に示すように、下のメモリだけα’に更新されるが、上のメモリは係数αのままである。ここで、フレームパルスが係数更新のトリガ信号として係数テーブル3に与えられると、(c)に示すように上側の記憶も係数α’に更新される。そして、この時点から係数α’が提供される。
図7は、図5の構成における入力と演算との関係の一例を示す図である。図7において、前置歪補償部4(図1)への入力は、フレームaから、途中で、フレームbに変わる。第1演算ユニットS1〜第3演算ユニットS3には、図示の係数が与えられ、演算が行われる。例えば、第2列のクロック1周期において、第1演算ユニットS1の演算結果E1は、
E1=αN-1+αN・|x(t)|
となる。
また、上記E1の演算後、第3列のクロック1周期において、第2演算ユニットS2の演算結果E2は、
E2=αN-2+(αN-1+αN・|x(t)|)・|x(t−1)|
となる。この後、ベースバンド信号がフレームaからフレームbに変わる際の区切り位置を表す信号、すなわちフレームパルス(図5)をトリガ入力として、係数の更新が行われる。これにより、係数はαからα’に更新される。しかしながら、その次の第4列におけるクロック1周期において、例えば第3演算ユニットS3には、第2列の第1演算ユニットS1より2T遅れて更新前の係数αN-3が届く。従って、係数更新後にも関わらず、第3演算ユニットS3の演算結果E3は、
E3=αN-3
{αN-2+(αN-1+αN・|x(t)|)・|x(t−1)|}・|x(t−2)|
となる。このように、上記E3では、係数αのみが存在し、係数α’は存在しない。この結果、前置歪信号の連続性が確保される。
同様に、第4列の第2演算ユニットS2には、第3列の第1演算ユニットS1よりT遅れて更新前の係数αN-2が届く。従って、係数更新後にも関わらず、第2演算ユニットS2の演算結果は、更新前の係数αにのみ依存する。さらに、第5列の第3演算ユニットS3には、第3列の第1演算ユニットS1より2T遅れて更新前の係数αN-3が届く。従って、係数更新後にも関わらず、第3演算ユニットS3の演算結果は、更新前の係数αのみに依存する。
一方、第4列での、第1演算ユニットS1の演算結果E4は、
E4=α’N-1+α’N・|x(t)|
となる。
また、上記E1の演算後、第5列における第2演算ユニットS2の演算結果E5は、
E5=α’N-2+(α’N-1+α’N・|x(t)|)・|x(t−1)|
となる。さらに、E5の演算後、第6列における第3演算ユニットS3の演算結果E6は、
E6=α’N-3
{α’N-2+(α’N-1+α’N・|x(t)|)・|x(t−1)|}・|x(t−2)|
となる。すなわち、第2演算ユニットS2及び第3演算ユニットS3の演算結果は、更新後の係数α’のみに依存し、更新前の係数αとの混在は生じない。
図8は、上記遅延部D1等の具体例である。係数は、クロックに合わせてフリップフロップ回路11に保持され、次のクロックで出力される。フリップフロップ回路12も同様である。このようにして、過去に入力された係数の信号が出力されるのを遅延させることができる。
また、図9は、他の例である。カウンタ13は0からカウントを開始し、カウント値を出力しながら例えば3の次は0に戻るものとする。比較器14〜16は、カウンタ13が出力した数値を所定値(1,2,3)と比較し、一致すればフリップフロップ17〜19に保持された係数を出力させる。このようにして、係数の信号が出力されるのを1〜3クロック周期、遅延させることができる。この図9の構成は、遅延部の数が多い場合にはフリップフロップの数を節約できる点で有利である。
なお、上記実施形態はパイプライン処理を行う多項式型の歪補償回路を例として挙げたが、フレームパルスをトリガ入力として歪補償の特性を更新することは、その他の一般的な多項式型や、いわゆるルックアップテーブル型の歪補償回路でも適用可能である。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明の一実施形態に係る歪補償回路の主要部を示すブロック図である。 歪補償回路における前置歪補償部の等価回路である。 比較例としての前置歪補償部の等価回路である。 図3の構成における入力と演算との関係の一例を示す図である。 遅延部を含む、前置歪補償部の等価回路である。 係数テーブルへの記憶を概念的に示す図である。 図5の構成における入力と演算との関係の一例を示す図である。 遅延部の構成の一例である。 遅延部の構成の他の例である。
符号の説明
1:歪補償回路
2:モデル推定部
3:係数テーブル
4:前置歪補償部
5:ベースバンド部
6:増幅器
11,12:フリップフロップ
13:カウンタ
14〜16:比較器
17〜19:フリップフロップ
A:加算器
D1,D2:遅延部
M:乗算器
R:パイプラインレジスタ
1:第1段演算ユニット
2〜SN-1:演算ユニット群
N;最終段演算ユニット

Claims (4)

  1. 増幅器の歪特性を打ち消すための歪補償の特性を有する前置歪信号を、自己への入力信号に基づいて生成し、これを前記増幅器に対して出力することにより歪補償を行う歪補償回路であって、
    前記入力信号の区切り位置を表す信号をトリガ入力として、前記歪補償を構成する演算ごとに対応するタイミングで前記特性を更新することを特徴とする歪補償回路。
  2. 入力信号xに対して、xのN次べき級数の多項式で表される前置歪信号を生成し、前記トリガ入力によって各次の係数を更新する一方で、更新時点で既に多項式の一部の演算を行っていた入力信号に対しては、全ての次数についての演算が完了するまで更新前の係数を適用する請求項1記載の歪補償回路。
  3. 前記更新前の係数については、各次の演算が行われるタイミングに同期するように、更新のタイミングを遅延させる請求項2記載の歪補償回路。
  4. 前記多項式で表される前置歪信号はパイプライン処理によって生成され、当該パイプライン処理を実現する手段として、
    入力信号xとN次の係数とを乗算し、乗算結果と(N−1)次の係数とを加算した出力信号を次段へ送る第1段演算ユニットと、
    前記第1段演算ユニットに続く複数段構成の演算ユニット群として設けられ、直前の演算ユニットから送られてくる出力信号と入力信号xとを乗算し、乗算結果と、降順の次の次数の係数とを加算した出力信号を次の演算ユニットへ送るという処理を(N−2)段で実行する複数段演算ユニット群と、
    前記複数段演算ユニット群の最後段出力信号と入力信号xとを乗算して出力する最終段演算ユニットと
    を備えた請求項2又は3に記載の歪補償回路。


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