JP5119998B2 - 光増幅装置および光増幅装置の駆動方法 - Google Patents

光増幅装置および光増幅装置の駆動方法 Download PDF

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Description

この発明は、高非線形媒体を用いてラマン増幅を行うラマン増幅器を使用した光増幅装置および光増幅装置の駆動方法に関する。
従来、一般的な光通信システムにおいて、送信器から送り出された信号光には、伝送路を伝搬することにより損失が発生する。このため、受信器到逹時には信号光の強度が小さくなる。受信器に到逹した信号光の強度が所定値以下になると、受信エラーとなり正常に伝送することができない。したがって、送信器と受信器との間に光増幅器を配置して信号光を増幅することにより、損失を補償する方式が用いられている。
長距離伝送において、光増幅器は特に重要な光部品となる。近年のインターネットの普及による通信需要の増加に伴い、光増幅器の広帯域性を生かした波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)システムの導入がされている。さらに、波長Add/Dropによる波長ルーチング機能を有したWDMシステムが、光増幅器と共に都市内(メトロ)リングネットワークにも導入されている。
光増幅器としては、希土類添加光ファイバ増幅器、半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)、光ファイバラマン増幅器などがあげられる。希土類添加光ファイバ増幅器の希土類としては、1525〜1625nmの波長帯域を増幅するEr(エルビウム)や、1480〜1510nmの波長帯域を増幅するTm(ツリウム)、1300nmの波長帯域を増幅するPr(プラセオジウム)などがあげられる。
現在、光通信システムにおいて主に用いられているEr添加光ファイバ増幅器(EDFA:Erbium Doped Fiber Amplifier)は、高い利得特性、低い雑音指数(NF:Noise Figure)、および大きな飽和出力パワー(Saturation output power)特性を有する。
光通信システムにおける光増幅器の配置形態としては、送信器の出力側に配置されるポストアンプ、受信器の手前に配置されるプリアンプ、または多段中継する場合に用いられるインランアンプなどがあげられる。CWDM(Coarse WDM)システムは、1470nmから1610nmの広範囲な波長帯域を20nmの粗い間隔で波長分割多重するため、比較的安い合分波光デバイスで構成することができる。
CWDMシステムにおいて光増幅器を用いれば、100km以上の伝送も可能となる。CWDMシステムにおいては、EDFAでは増幅しにくい1470nm波長帯域(S−Band)の信号を増幅し、かつ広帯域を確保するために、増幅帯域を自由に選択できる光ファイバを用いたラマン増幅器が使用されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
ラマン増幅器(Raman amplifier)は、光ファイバ内でのラマン増幅を利用した光増幅器である。ラマン増幅は、光ファイバに励起光(pumping light)を入力した際に発生する誘導ラマン散乱(Raman scattering)によって信号光を増幅する。ラマン増幅器は雑音指数が低いという特徴を有する。
光通信システムにおけるラマン増幅器としては、伝送路における光ファイバを増幅媒体とし、端局から光ファイバに励起光を入力する分布定数型ラマン増幅器と、高非線形光ファイバモジュールを端局に配置して励起光を入力する集中定数型ラマン増幅器があげられる。CWDMシステムにおいては、通常、効率的なラマン増幅を行うことができる集中定数型ラマン増幅器(以下、「集中ラマン増幅器」という)が用いられている。
特開2006−74344号公報
しかしながら、上述した集中ラマン増幅器においては、高非線形媒体を用いてラマン増幅を行うため、ラマン増幅の他に様々な非線形現象が発生し、ラマン増幅した信号光に雑音光が発生するという問題がある。ラマン増幅以外の非線形現象としては、自己位相変調(SPM:Self Phase Modulation)、相互位相変調(XPM:cross Phase Modulation)、誘導ブリユアン散乱(SBS:Stimulated Brillouin Scattering)、四光波混合(Four Wave Mixing:FWM)などがあげられる。
特に、誘導ブリユアン散乱は波長(周波数)変換を伴う非線形現象であり、誘導ブリユアン散乱によって信号光の波長とは異なる波長の雑音光が発生する。このため、WDMシステムにおいて、信号光に誘導ブリユアン散乱が発生すると、雑音光が隣接チャネルへ漏れ込むクロストークが生じ、隣接チャネルの信号光を劣化させるという問題がある。
誘導ブリユアン散乱は、高非線形媒体において、信号光とは反対方向に伝搬する。このため、誘導ブリユアン散乱は、一方向の光通信システムでは問題とならないと考えられていた。また、双方向の光通信システムにおいても、波長シフト量が0.01nmオーダーであり、他の信号光へのクロストークはないものと考えられていた。
しかし、集中ラマン増幅器のように、比較的距離が短い高非線形媒体を用いて急激なラマン増幅を行う場合は、誘導ブリユアン散乱が連鎖的に発生し、波長シフト量が数十nmにも広がることが分かった。このため、集中ラマン増幅器を用いたWDMシステムにおいては、誘導ブリユアン散乱による他の信号光へのクロストークが発生する。
図18は、集中ラマン増幅器の出力光のスペクトルを示すグラフ(入力強度低)である。図18においては、波長1567nmの光を十分に低い強度で集中ラマン増幅器へ入力した場合の出力光のスペクトルを示している。このときは、誘導ブリユアン散乱は発生せず、入力された光が増幅された成分1810のみ出力される。
図19は、集中ラマン増幅器の出力光のスペクトルを示すグラフ(入力強度高)である。図19においては、波長1567nmの光を、図18に示した場合よりも2.3dBm増幅した強度で集中ラマン増幅器へ入力した場合の出力光のスペクトルを示している。このときは、誘導ブリユアン散乱が発生し、入力された光が増幅された成分1810と、誘導ブリユアン散乱によって発生した雑音光の成分1910が出力される。
このように、誘導ブリユアン散乱は、高非線形媒体へ入力される光の強度が一定の強度を超えると発生する。このため、誘導ブリユアン散乱は、たとえば、WDMシステムにおいて、新たなLD(Lasor Diode)を駆動してチャネルを増設し、高非線形媒体へ入力される光のトータルの強度が急激に増加した場合に発生することが多い。
図20は、チャネル追加時の集中ラマン増幅器の出力光を示すグラフ(その1)である。図20において、横軸は時間を示している。縦軸は光の強度を示している。符号2010は、集中ラマン増幅器へ入力される光を示している。符号2020は、集中ラマン増幅器の出力光を示している。期間T1は、WDMシステムにおいて波長1530.8nmの送信器のみが駆動されている期間である。
期間T1の後の時点t1は、波長1512.9nmの送信器が新たに駆動されたタイミングを示している。時点t1の後の期間T2は、新たに追加された送信器の出力光が連続光を出力している期間である。期間T2の後の期間T3は、新たに追加された送信器の出力光が変調されている期間である。
従来の光増幅装置においては、図20に示すように、期間T2において、出力光2020に誘導ブリユアン散乱による雑音光が発生していることが分かる。ここでは、約±2.5dBの雑音光(符号2040)が出力光2020に発生した。
図21は、チャネル追加時の集中ラマン増幅器の出力光を示すグラフ(その2)である。図21において、図20に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図21は、図20において、波長1512.9nmの送信器に代えて、波長1510nmの送信器を新たに追加する場合の出力光を示している。期間T1は、WDMシステムにおいて波長1530.8nmの送信器のみが駆動されている期間である。
期間T1の後の時点t1は、波長1510nmの送信器が新たに駆動されたタイミングを示している。時点t1の後の期間T2は、波長1510nmの送信器が連続光を出力している期間である。図21に示すように、期間T2においては、出力光2020に誘導ブリユアン散乱による雑音光が発生し続けていることが分かる。
これに対して、誘導ブリユアン散乱は信号光の長波長側に発生すること(図19を参照)を利用して、チャネルの増設時に、インサービス中のチャネルの長波長側にチャネルを追加することが考えられる。これにより、誘導ブリユアン散乱による他の信号光へのクロストークは回避できるが、チャネルの増設の順序が厳しく制限されるという問題がある。
開示の光増幅装置および光増幅装置の駆動方法は、上述した問題点を解消するものであり、誘導ブリユアン散乱の発生を抑制することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この光増幅装置は、供給される駆動電力に応じた強度の光を出力する光源と、入力される変調信号に応じて、前記光源から出力された前記光を変調する変調手段と、前記変調手段によって変調された前記光を高非線形媒体を用いてラマン増幅するラマン増幅器と、前記駆動電力を供給して前記光源を駆動するとともに、前記ラマン増幅器を通過する前記光の強度が、前記ラマン増幅器において誘導ブリユアン散乱が発生する強度を超える前に前記変調手段へ前記変調信号を入力する駆動手段と、を備えることを要件とする。
上記構成によれば、集中ラマン増幅器において誘導ブリユアン散乱が発生する前に、集中ラマン増幅器へ入力される光を変調し、光の線幅を拡大することができる。これにより、誘導ブリユアン散乱の発生する条件が変化して、光源が出力する光の強度を運用レベルまで増加させても誘導ブリユアン散乱が発生しない。
開示の光増幅装置および光増幅装置の駆動方法によれば、誘導ブリユアン散乱の発生を抑制することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光増幅装置および光増幅装置の駆動方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる光増幅装置の機能的構成を示すブロック図である。図1において、実線矢印は光の流れを示し、点線矢印は電気の流れを示す(以下のブロック図でも同様)。図1に示すように、実施の形態1にかかる光増幅装置100は、光を生成して変調し、ラマン増幅する装置である。光増幅装置100は、LD110と、変調器120と、集中ラマン増幅器130と、駆動部140と、メモリ150と、を備えている。
LD110は、光(連続光)を生成し、生成した光を変調器120へ出力する光源である。LD110は、駆動部140によって供給される駆動電力に応じた強度の光を出力する。変調器120は、LD110から出力された光を変調して集中ラマン増幅器130へ出力する。変調器120は、駆動部140によって入力される変調信号に応じて光を変調し、変調信号が入力されない場合は光を変調しない。
変調器120の変調方式には、強度変調や位相変調などの各種変調方式を用いることができる。LD110と変調器120は、別々に形成されてもよいし、一体的に形成されてもよい。ここでは、変調器120は、LD110から出力された光を変調する外部変調器として構成されているが、LD110と一体化した内部変調器として構成してもよい。
集中ラマン増幅器130は、変調器120から出力された光信号を増幅する。駆動部140は、制御部141と、ドライバ142と、ドライバ143と、を備えている(Driver)。制御部141は、ドライバ142を介してLD110へ駆動電力を供給することにより、LD110を駆動する。また、制御部141は、ドライバ143を介して変調器120へ変調信号を入力することにより、変調器120による変調を制御する。
制御部141は、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度が、集中ラマン増幅器130において誘導ブリユアン散乱が発生する強度を超える前に変調器120へ変調信号を入力し、集中ラマン増幅器130へ入力される光に変調をかける。制御部141は、たとえば、LD110へ駆動電力を供給する以前に変調器120へ変調信号を入力する。
制御部141は、たとえばCPU(Central Processing Unit)である。ドライバ142は、たとえば、制御部141からデジタル信号として出力される駆動電力をアナログ変換してLD110へ出力するDA(Digital Analog)コンバータである。また、ドライバ143は、制御部141からデジタル信号として出力される変調信号をアナログ変換して変調器120へ出力するDAコンバータである。
メモリ150は、集中ラマン増幅器130へ入力される光の強度が、集中ラマン増幅器130において誘導ブリユアン散乱が発生する強度を超える閾値を制御部141が判断するための情報を記憶する記憶手段である。たとえば、メモリ150には、誘導ブリユアン散乱が発生するときの駆動電力が電力閾値として記憶される。また、メモリ150には、誘導ブリユアン散乱が発生するときの、集中ラマン増幅器130へ入力される光の強度が強度閾値として記憶されてもよい。
図2は、図1に示した集中ラマン増幅器の具体的な構成例を示すブロック図である。集中ラマン増幅器130は、高非線形媒体および励起光を用いて効率的にラマン増幅を行うラマン増幅器である。図2に示すように、集中ラマン増幅器130は、アイソレータ131と、励起光源132と、合波カプラ133と、高非線形光ファイバ134と、励起光源135と、合波カプラ136と、アイソレータ137と、を備えている。
アイソレータ131は、変調器120から出力された光を合波カプラ133へ出力する。また、アイソレータ131は、合波カプラ133から出力される光を遮断する。これにより、励起光源135から出力された励起光が集中ラマン増幅器130の前段へ漏出することを回避することができる。
励起光源132は、励起光を生成して合波カプラ133へ出力する。合波カプラ133は、アイソレータ131から出力された光を高非線形光ファイバ134へ出力する。また、合波カプラ133は、励起光源132から出力された励起光を、アイソレータ131から出力された光と合波して高非線形光ファイバ134へ出力する。
高非線形光ファイバ134(HNLF:Highly Nonlinear Fiber)は、合波カプラ133から出力された光および励起光を通過させて合波カプラ136へ出力する高非線形光媒体である。また、高非線形光ファイバ134は、合波カプラ136から出力された励起光を通過させて合波カプラ133へ出力する。励起光源135は、励起光を生成して合波カプラ136へ出力する。
また、高非線形光ファイバ134に代えて、分散補償ファイバ(DCF:Dispersion Compensating Fiber)や分散フラットファイバ(DFF:Dispersion Flattened Fiber)などのラマン利得係数が大きい高非線形媒体を設けてもよい。
合波カプラ136は、励起光源135から出力された励起光を高非線形光ファイバ134へ出力する。また、合波カプラ136は、高非線形光ファイバ134から出力された光をアイソレータ137へ出力する。アイソレータ137は、合波カプラ136から出力された光を集中ラマン増幅器130の外部へ出力する。
集中ラマン増幅器130は、高非線形光ファイバ134に対して前段から励起光を入力する前方ラマン増幅と、高非線形光ファイバ134に対して後段から励起光を入力する後方ラマン増幅と、を組み合わせたラマン増幅器である。このため、集中ラマン増幅器130は、効率的なラマン増幅を行うことができる。
なお、集中ラマン増幅器130を、励起光源135および合波カプラ136を省いて励起光源132が出力する励起光のみでラマン増幅を行う前方ラマン増幅器として構成してもよいし、励起光源132および合波カプラ133を省いて励起光源135の励起光のみでラマン増幅を行う後方ラマン増幅器として構成してもよい。
図3は、集中ラマン増幅器によるラマン増幅の概略を示すグラフである。図3において、横軸は光の波長を示している。縦軸は光の強度を示している。符号310(Signal)は、変調器120から出力され、高非線形光ファイバ134を通過する光を示している。符号320(Pump:Pumping Light)は、励起光源132および励起光源135から出力されて高非線形光ファイバ134を通過する励起光を示している。
符号330は、光310に含まれるASS(Amplified Spontaneous Scattering)雑音を示している。高非線形光ファイバ134に励起光320を通過させると、誘導ラマン散乱によって励起光320の波長より100nmほど長波長側にラマン利得が生じる。したがって、励起光320の波長を、光310の波長よりも100nmほど短波長側に設定すれば光310を増幅することができる。
図4は、集中ラマン増幅器における誘導ブリユアン散乱を示すグラフである。図4において、横軸は、集中ラマン増幅器130の高非線形光ファイバ134のファイバ長を示している。縦軸は光の強度を示している。符号410は、高非線形光ファイバ134を通過する光(図3の光310に対応)を示している。光410の波長をλ1とする。
高非線形光ファイバ134を通過する光410は、高非線形光ファイバ134を通過する間にラマン増幅される。高非線形光ファイバ134を通過した光410の強度は、高非線形光ファイバ134へ入力されるときの強度に、ラマン利得を加え、高非線形光ファイバ134によるファイバ損失を差し引いた強度となる。
閾値411は、高非線形光ファイバ134を通過する光410の強度の、高非線形光ファイバ134において誘導ブリユアン散乱が発生する閾値を示している。光410の強度が閾値411を超えると、高非線形光ファイバ134において、光410と反対方向に進行する誘導ブリユアン散乱420が発生する。誘導ブリユアン散乱420の波長は、光の波長λ1からΔλだけシフトしたλ1+Δλである。
さらに、誘導ブリユアン散乱420も、光410と同様に高非線形光ファイバ134においてラマン増幅される。誘導ブリユアン散乱420の強度が閾値411を超えると、高非線形光ファイバ134において、誘導ブリユアン散乱420と反対方向に進行する誘導ブリユアン散乱430が発生する。誘導ブリユアン散乱430の波長は、誘導ブリユアン散乱420の波長λ1+ΔλからΔλだけシフトしたλ1+2×Δλである。
図示しないが、誘導ブリユアン散乱430も、高非線形光ファイバ134においてラマン増幅され、強度が閾値411を超えると新たな誘導ブリユアン散乱を発生させる。このように、集中ラマン増幅器130においては、高非線形光ファイバ134によって急激なラマン増幅を行うため、誘導ブリユアン散乱が連鎖的に発生する。
図5は、誘導ブリユアン散乱が連鎖的に発生した場合のスペクトルを示すグラフである。図5において、横軸は集中ラマン増幅器130の出力光の波長[nm]を示している。縦軸は光の強度[dBm]を示している。光成分510は、高非線形光ファイバ134へ入力された光(図4の光410)が増幅された成分(波長1549.76nm)である。
光成分510より長波長側の光成分520は、連鎖的に発生した誘導ブリユアン散乱の成分である。ここでは、光成分520は、29.2nmにわたり、0.148nm(図4のΔλ)間隔で198波まで観測された。このように、集中ラマン増幅器130において連鎖的に発生する誘導ブリユアン散乱は、広帯域におよぶ波長変換を伴うため、WDMシステムにおいては他のチャネルへのクロストークを発生させ、信号品質を劣化させる。
ここで、高非線形光ファイバ134を通過する光の強度の、高非線形光ファイバ134において誘導ブリユアン散乱が発生する閾値(図4の閾値411)について説明する。高非線形光ファイバ134において、誘導ブリユアン散乱が発生する閾値Pthは、下記(1)式によって示すことができる。
Figure 0005119998
上記(1)式において、Gbは、高非線形光ファイバ134のブリユアン利得係数である。ブリユアン利得係数Gbは、溶解石英においては5×10-11mW程度である。δνbは、ブリユアン利得である。ブリユアン利得δνbは、たとえば高非線形光ファイバ134へ入力される光の波長が1.55μmの場合は100MHz程度である。
δνsは、高非線形光ファイバ134へ入力される光の線幅(スペクトル線幅)である。たとえば、WDM光伝送システムで一般的に用いられるDFBLDが出力する光の線幅δνsは数MHz程度である。定数21は、線幅δνsによって決まる値の近似値である。Aeffは、高非線形光ファイバ134の有効コア断面積である。有効コア断面積Aeffは、高非線形光ファイバ134のモードフィールド径MDFの関数として、下記(2)式によって示すことができる。
Aeff=π(MFD/2)2 …(2)
また、上記(1)式において、Leffは、高非線形光ファイバ134の有効ファイバ長である。有効ファイバ長Leffは下記(3)式によって示すことができる。
Leff={1−exp(−αL)}/α …(3)
上記(1)式において、Aeff=46.5μm2、MFD=7.7μm、Leff=7846m、L=10000m、α=5.1×10-5/m:0.22dB/km、Gb=5×10-11m/W、δνb=100MHz、δνs=1MHzとして閾値Pthを算出すると、Pth=2.7mWとなる。
図6は、入力光の強度と誘導ブリユアン散乱との関係を示すグラフである。図6において、横軸は、高非線形光ファイバ134へ入力される光の強度(入力強度)[mW]を示している。縦軸は、高非線形光ファイバ134において発生する誘導ブリユアン散乱の強度(SBS強度)[mW]を示している。図6は、10kmのDSF(Dispersion Shifted Fiber)を用いた場合の実験結果を示している。
図6に示すように、閾値Pthは3mW程度となり、上記(1)式によって算出した閾値Pth(2.7mW)とほぼ一致した。閾値Pthを高くすることによって、誘導ブリユアン散乱の発生を抑圧することができる。上記(1)式において、ブリユアン利得係数Gbは、光ファイバの材料に依存するパラメータであるため調節することが困難である。
有効コア断面積Aeffおよび有効ファイバ長Leffは、集中ラマン増幅器130の利得効率に影響を与えるパラメータであり、大きくすることは好ましくない。ブリユアン利得δνbは、光伝送システムの信号波長に依存するパラメータであるため調節することが困難である。光増幅装置100においては、上記(1)における、高非線形光ファイバ134へ入力される光の線幅δνsを大きくすることで、閾値Pthを高くする。
たとえばCWDMシステムにおいて一般的に使用される光の強度は、SFP−Typeの場合は0〜5dBm程度であり、光部品損失を考慮すると、集中ラマン増幅器130へ入力される光の強度は−5〜0dBm程度となる。ここでは、光部品損失を、AWG(Arrayed Waveguide Grating)の4〜6dB程度と、2つの合分波カプラの3dB×2として考慮した。
集中ラマン増幅器130へ入力される光の強度は−5〜0dBm程度である場合は、閾値Pthを0dBm以上にすればよい。高非線形光ファイバ134のモードフィールド径MFDを4μm、Lを10000m、損失を0.5dB/kmとすると、集中ラマン増幅器130へ入力される光を変調しない場合の閾値Pthは−0.5dBmとなる。
また、集中ラマン増幅器130へ入力される光に対して50MHzの変調をかけた場合の閾値Pthは1.2dBmとなり、集中ラマン増幅器130へ入力される光の強度に対して、閾値Pthを十分に高くすることができる。したがって、変調器120は、LD110から出力された光に対して50MHz以上の変調をかけることが望ましい。光に対して50MHz以上の変調をかけることは、閾値Pthを1.5倍にすることに相当する。
図7は、図1に示した制御部による駆動制御のタイミングの一例を示すグラフである。図7において、横軸は時間を示している。縦軸は、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度を示している。閾値710は、変調をかけない光を集中ラマン増幅器130へ入力した場合に、誘導ブリユアン散乱が発生する強度の閾値(図4の閾値411に対応)である。ここでは、制御部141が、LD110への駆動電力の供給を開始すると同時に変調器120への変調信号の入力を開始する場合について説明する。
時点t1は、制御部141がLD110に対する駆動電力の供給を開始するタイミングを示している。時点t2は、LD110へ供給される駆動電力の増加により、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度(平均強度)が閾値710に達するタイミングを示している。時点t3は、制御部141がLD110に対する駆動電力が運用レベルまで増加し、光の強度が安定するタイミングを示している。
制御部141は、LD110へ供給する駆動電力を、時点t1から時点t3にかけて徐々に増加させる。制御部141は、時点t1において、駆動電力の供給を開始するとともに変調器120へ変調信号を入力する。これにより、LD110から光が出力されると同時にこの光に変調がかかる。このため、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度が閾値710に達する前に、この光を変調して線幅を拡大することができる。
時点t1において変調器120へ変調信号を入力する場合について説明したが、時点t1より前に変調信号の入力を開始してもよい。この場合も、LD110から光が出力されると同時にこの光に変調がかかる。このため、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度が閾値710に達する前に、この光を変調して線幅を拡大することができる。なお、時点t1以前に変調信号の入力を開始する場合は、制御部141が閾値710に関する判断を行う必要がないため、光増幅装置100においてメモリ150を省いてもよい。
また、時点t1の後、時点t2より前に変調信号の入力を開始してもよい。この場合も、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度が閾値に達する前にこの光に変調がかかる。このため、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度が閾値710に達する前に、この光を変調して線幅を拡大することができる。すなわち、制御部141は、時点t2の直前までの期間Tにおいて変調信号の入力を開始する。
これにより、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度が閾値710に達する前に光の線幅を拡大し、閾値710を高くすることができる。このため、誘導ブリユアン散乱の発生を抑制することができる。なお、制御部141が変調器120へ変調信号を出力してから光の線幅が十分に拡大されるまでにはタイムラグがあるため、このタイムラグを考慮して、時点t2より十分に早い時点で変調信号の入力を開始することが望ましい。
図8は、図7に示した駆動制御の一例を示すフローチャートである。図8に示すように、制御部141は、まず、外部からLD110を起動すべき旨の駆動信号を受け付けたか否かを判断し(ステップS801)、駆動信号を受け付けるまで待つ(ステップS801:Noのループ)。駆動信号を受け付けると(ステップS801:Yes)、変調器120へ変調信号を入力する(ステップS802)。
つぎに、LD110へ駆動電力を供給し(ステップS803)、一連の処理を終了する。以上の処理により、LD110から光が出力されると同時にこの光に変調をかけることができる。ここでは、ステップS802の後にステップS803へ移行する場合について説明したが、ステップS802とステップS803を同時に行ってもよい。
図9は、図1に示した制御部による駆動制御のタイミングの他の例を示すグラフである。図9において、図7に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。ここでは、制御部141が、LD110への駆動電力の供給を開始した後、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度が閾値710に達する前に変調器120への変調信号の入力を開始する場合について説明する。
時点t1は、制御部141がLD110に対する駆動電力の供給を開始するタイミングを示している。時点t2は、制御部141が変調器120への変調信号の入力を開始するタイミングを示している。時点t3は、制御部141がLD110に対する駆動電力を運用レベルまで増加させるタイミングを示している。
制御部141は、時点t1において、LD110に対する駆動電力の供給を開始する。時点t1における駆動電力は、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度が閾値710よりも低い強度910となる駆動電力である。この後、制御部141は、時点t2において、変調器120への変調信号の入力を開始する。
この後、制御部141は、時点t3において、LD110へ供給する駆動電力を運用レベルまで増加させる。これにより、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度が閾値710に達する前に、この光を変調して線幅を拡大し、閾値710を高くすることができる。このため、誘導ブリユアン散乱の発生を抑制することができる。
図10は、図9に示した駆動制御の一例を示すフローチャートである。図10に示すように、まず、外部からLD110を起動すべき旨の駆動信号を受け付けたか否かを判断し(ステップS1001)、駆動信号を受け付けるまで待つ(ステップS1001:Noのループ)。駆動信号を受け付けると(ステップS1001:Yes)、メモリ150に記憶された電力閾値を取得する(ステップS1002)。
つぎに、ステップS1002によって取得した電力閾値より低い電力でLD110へ駆動電力を供給する(ステップS1003)。つぎに、変調器120へ変調信号を入力する(ステップS1004)。つぎに、LD110へ供給する駆動電力を運用レベルまで増加させ(ステップS1005)、一連の処理を終了する。
図11は、電力閾値をあらかじめ取得する動作の一例を示すフローチャートである。図示しないが、集中ラマン増幅器130の後段にスペクトルモニタを設けて、制御部141によって以下の処理を行う。まず、LD110に対する駆動電力の供給を開始する(ステップS1101)。このとき、LD110へ供給する駆動電力は、集中ラマン増幅器130において誘導ブリユアン散乱が発生しないように十分に低い電力にする。
つぎに、集中ラマン増幅器130の後段に設けられたスペクトルモニタによって、集中ラマン増幅器130の出力光のスペクトルを監視する(ステップS1102)。つぎに、ステップS1102によって監視したスペクトルに基づいて、集中ラマン増幅器130において誘導ブリユアン散乱が発生しているか否かを判断する(ステップS1103)。
ステップS1103において、誘導ブリユアン散乱が発生していない場合(ステップS1103:No)は、LD110へ供給する駆動電力を単位変化量だけ増加させ(ステップS1104)、ステップS1102へ戻る。誘導ブリユアン散乱が発生している場合(ステップS1103:Yes)は、このときLD110へ供給している駆動電力を電力閾値としてメモリ150に記憶させ(ステップS1105)、一連の処理を終了する。
このように、実施の形態1にかかる光増幅装置100によれば、集中ラマン増幅器130において誘導ブリユアン散乱が発生する前に、集中ラマン増幅器130へ入力される光を変調し、光の線幅を拡大することができる。これにより、誘導ブリユアン散乱の発生する条件(閾値710)が変化して、LD110が出力する光の強度を運用レベルまで増加させても誘導ブリユアン散乱が発生しない。
このため、たとえば、WDMシステムにおいて、誘導ブリユアン散乱による他の信号光へのクロストークが発生することを回避し、WDMシステムを安定して運用することができる。また、誘導ブリユアン散乱を抑制することができるため、チャネルの増設時に、インサービス中のチャネルの短波長側にチャネルを追加しても、他の信号光へのクロストークが発生しない。このため、チャネルの増設を容易かつ柔軟に行うことができる。
また、制御部141が、LD110に対する駆動電力の供給を開始する以前に変調信号の入力を開始する制御を行うことで、制御部141が閾値710に関する判断を行う必要がないため、簡単な制御によって誘導ブリユアン散乱を抑制することができる。また、制御部141が、LD110に対する駆動電力の供給を開始した後、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度が閾値710に達する前に変調信号の入力を開始する制御を行うことで、変調器120の駆動時間を抑えつつ誘導ブリユアン散乱を抑制することができる。
具体的には、LD110へ供給する駆動電力が、メモリ150にあらかじめ記憶された電力閾値を超える前に変調信号を入力することで、簡単な制御によって誘導ブリユアン散乱の発生を抑制することができる。また、LD110へ供給する駆動電力を増加させながら集中ラマン増幅器130の出力光を取得して、取得した出力光に誘導ブリユアン散乱が発生したときの駆動電力を電力閾値としてメモリ150に記憶させることで、電力閾値をあらかじめメモリ150に記憶しておくことができる。
(実施の形態2)
図12は、実施の形態2にかかる光増幅装置の機能的構成を示すブロック図である。図12において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図12に示すように、実施の形態2にかかる光増幅装置100は、実施の形態1にかかる光増幅装置100の構成に加えて、変調器120と集中ラマン増幅器130の間に設けられた分波カプラ1210と、モニタ1220と、を備えている。
分波カプラ1210は、変調器120から出力され、集中ラマン増幅器130へ入力される光の一部を分岐してモニタ1220へ出力する。モニタ1220は、分波カプラ1210から出力された光の強度を監視する監視手段である。モニタ1220は、たとえばPD(Photo Diode)である。モニタ1220は、分波カプラ1210から出力された光の強度を示す信号を駆動部140へ出力する。
駆動部140の制御部141は、モニタ1220から出力された信号が示す強度が、集中ラマン増幅器130において誘導ブリユアン散乱が発生する強度閾値を超える前に変調器120へ変調信号を入力する。誘導ブリユアン散乱が発生する強度閾値は、あらかじめメモリ150に記憶されており、制御部141がメモリ150から読み出して用いる。
図13は、図12に示した制御部の駆動制御の一例を示すフローチャートである。図13に示すように、まず、外部からLD110を起動すべき旨の駆動信号を受け付けたか否かを判断し(ステップS1301)、駆動信号を受け付けるまで待つ(ステップS1301:Noのループ)。駆動信号を受け付けると(ステップS1301:Yes)、メモリ150に記憶された強度閾値を取得する(ステップS1302)。
つぎに、モニタ1220から出力される信号が示す強度が、ステップS1302によって取得した電力閾値より低い強度(図9の強度910)となるようにLD110へ駆動電力を供給する(ステップS1303)。つぎに、変調器120へ変調信号を入力する(ステップS1304)。つぎに、モニタ1220から出力される信号が示す強度が運用レベルとなるように駆動電力を増加させ(ステップS1305)、一連の処理を終了する。
図14は、強度閾値をあらかじめ取得する動作の一例を示すフローチャートである。図11に示した場合と同様に、集中ラマン増幅器130の後段にスペクトルモニタを設けて、制御部141により以下の処理を行う。図14に示すステップS1401〜S1404は、図11に示したステップS1101〜S1104と同様であるため説明を省略する。
ステップS1403において、誘導ブリユアン散乱が発生している場合(ステップS1403:Yes)は、モニタ1220から出力される信号が示す強度を取得する(ステップS1405)。つぎに、ステップS1405によって取得した強度を強度閾値としてメモリ150に記憶させ(ステップS1406)、一連の処理を終了する。
このように、実施の形態2にかかる光増幅装置100によれば、実施の形態1にかかる光増幅装置100と同様に、誘導ブリユアン散乱の発生を抑制することができる。また、モニタ1220によって監視された強度が、メモリ150にあらかじめ記憶された強度閾値を超える前に変調信号を入力することで、簡単な制御によって誘導ブリユアン散乱の発生を抑制することができる。
また、LD110へ供給する駆動電力を増加させながら集中ラマン増幅器130の出力光を取得して、取得した出力光に誘導ブリユアン散乱が発生したときにモニタ1220から出力される信号が示す強度を取得し、取得した強度を強度閾値としてメモリ150に記憶させることで、強度閾値をあらかじめメモリ150に記憶しておくことができる。
(実施の形態3)
図15は、実施の形態3にかかる光増幅装置の機能的構成を示すブロック図である。図15において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図15に示すように、実施の形態3にかかる光増幅装置100は、実施の形態1にかかる光増幅装置100の構成に加えて、変調器120と集中ラマン増幅器130の間に設けられたシャッター1510を備えている。
シャッター1510は、駆動部140から入力される信号に応じて、変調器120から集中ラマン増幅器130へ出力される光を遮断させ、または通過させる。駆動部140は、ドライバ1520を備えている。制御部141は、ドライバ1520を介してシャッター1510へ信号を入力することにより、シャッター1510の開閉を制御する。
ドライバ1520は、たとえば、制御部141からデジタル信号として出力される信号をアナログ変換してシャッター1510へ出力するDAコンバータである。制御部141は、シャッター1510に対して、変調器120に対する変調信号の入力前には光を遮断させる旨の信号を入力し、変調信号の入力後には光を通過させる旨の信号を入力する。
ここでは、シャッター1510が変調器120と集中ラマン増幅器130の間に設けられている場合について説明したが、シャッター1510は、光源から集中ラマン増幅器130へ出力される光を遮断させ、または通過させる位置に設ければよい。たとえば、シャッター1510は、LD110と変調器120との間に設けられていてもよい。
このように、実施の形態3にかかる光増幅装置100によれば、駆動部140が、シャッター1510を制御して、変調信号の入力前には光を遮断させ、変調信号の入力後には光を通過させることで、変調されていない光が集中ラマン増幅器130へ入力されることを回避することができる。これにより、集中ラマン増幅器130を通過する光の強度が閾値710を超える前に、集中ラマン増幅器130へ入力される光に変調をかけることができる。このため、誘導ブリユアン散乱の発生を抑制することができる。
(実施の形態4)
図16は、実施の形態4にかかる光増幅装置の機能的構成を示すブロック図である。図16において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図16に示すように、実施の形態4にかかる光増幅装置100は、実施の形態1にかかる光増幅装置100の構成に加えて、多重化部1610を備えている。また、実施の形態4にかかる光増幅装置100は、LD110に代えてLD110a〜110cを備え、変調器120に代えて変調器120a〜120cを備えている。
LD110a〜110cは、それぞれ異なる波長の光(連続光)を生成し、生成した光をそれぞれ変調器120a〜120cへ出力する光源である。変調器120a〜120cは、それぞれLD110a〜110cに対応して設けられ、LD110a〜110cから出力された各光をそれぞれ変調して多重化部1610へ出力する。変調器120a〜120cは、駆動部140によって入力される変調信号に応じてそれぞれ光を変調する。
駆動部140は、図1に示したドライバ142およびドライバ143に代えてドライバ142a〜142cおよびドライバ143a〜143cを備えている。ドライバ142a〜142cは、それぞれLD110a〜110cに対応して設けられている。ドライバ143a〜143cは、それぞれ変調器120a〜120cに対応して設けられている。
制御部141は、ドライバ142a〜142cのそれぞれを介して各駆動電力を供給することにより、LD110a〜110cをそれぞれ駆動する。また、制御部141は、ドライバ143a〜143cのそれぞれを介して各変調信号を入力することにより、変調器120a〜120cによる変調をそれぞれ制御する。多重化部1610は、変調器120a〜120cから出力された各光を波長多重して集中ラマン増幅器130へ出力する。多重化部1610は、たとえばAWGである。
集中ラマン増幅器130は、多重化部1610から出力された波長多重光を増幅する。集中ラマン増幅器130の励起光源132および励起光源135は、多重化部1610から出力された波長多重光に含まれる波長成分ごとに対応する波長の励起光を生成して出力する。これにより、集中ラマン増幅器130は、多重化部1610から出力された波長多重光に含まれる各波長成分をそれぞれラマン増幅することができる。
図17は、チャネル追加時の集中ラマン増幅器の出力光を示すグラフである。図17において、横軸は時間を示している。縦軸は光の強度を示している。符号1710は、集中ラマン増幅器130へ入力される光を示している。符号1720は、集中ラマン増幅器130の出力光を示している。期間T1は、LD110a〜110cおよび変調器120a〜120cのうちのLD110a(波長1530.8nm)および変調器120aのみが駆動されている期間である。
期間T1の後の時点t1は、LD110b(波長1510nm)および変調器120bが新たに駆動されたタイミングを示している。時点t1の後の期間T2は、LD110a,110bおよび変調器120a,120bが駆動されている期間である。光増幅装置100においては、時点t1においてLD110bおよび変調器120bを駆動しても誘導ブリユアン散乱を抑制することができるため、出力光1720が期間T2においても安定していることが分かる(図21と比較)。
このように、実施の形態4にかかる光増幅装置100によれば、WDMシステムとして構成した光増幅装置100が増幅する光に含まれる波長成分ごとに、誘導ブリユアン散乱の発生を抑制することができる。これにより、誘導ブリユアン散乱による他の信号光へのクロストークが発生することを回避し、WDMシステムを安定して運用することができる。また、誘導ブリユアン散乱を抑制することができるため、チャネルの増設時に、インサービス中のチャネルの短波長側にチャネルを追加しても、他の信号光へのクロストークが発生しない。このため、チャネルの増設を容易かつ柔軟に行うことができる。
以上説明したように、開示の光増幅装置および光増幅装置の駆動方法によれば、誘導ブリユアン散乱の発生を抑制することができる。また、伝送路の一部に高非線形媒体を用いたラマン増幅を行う場合にも適用可能である。上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)供給される駆動電力に応じた強度の光を出力する光源と、
入力される変調信号に応じて、前記光源から出力された前記光を変調する変調手段と、
前記変調手段によって変調された前記光を高非線形媒体を用いてラマン増幅するラマン増幅器と、
前記駆動電力を供給して前記光源を駆動するとともに、前記ラマン増幅器を通過する前記光の強度が、前記ラマン増幅器において誘導ブリユアン散乱が発生する強度を超える前に前記変調手段へ前記変調信号を入力する駆動手段と、
を備えることを特徴とする光増幅装置。
(付記2)前記駆動手段は、前記光源に前記駆動電力を供給する以前に前記変調信号を入力することを特徴とする付記1に記載の光増幅装置。
(付記3)前記駆動手段は、前記光源に供給する前記駆動電力が、前記ラマン増幅器において誘導ブリユアン散乱が発生する閾値を超える前に前記変調信号を入力することを特徴とする付記1に記載の光増幅装置。
(付記4)前記ラマン増幅器へ入力される前記光の強度を監視する監視手段を備え、
前記駆動手段は、前記監視手段によって監視された前記強度が、前記ラマン増幅器において誘導ブリユアン散乱が発生する閾値を超える前に前記変調信号を入力することを特徴とする付記1に記載の光増幅装置。
(付記5)前記閾値を記憶した記憶手段を備え、
前記駆動手段は、前記記憶手段によって記憶された前記閾値に基づいて前記変調信号を入力することを特徴とする付記3または4に記載の光増幅装置。
(付記6)前記駆動手段は、前記光源へ供給する前記駆動電力を増加させながら前記ラマン増幅器の出力光を取得して、取得した前記出力光に誘導ブリユアン散乱が発生したときの前記駆動電力を前記閾値として前記記憶手段に記憶させることを特徴とする付記5に記載の光増幅装置。
(付記7)前記ラマン増幅器へ入力される前記光の強度を監視する監視手段を備え、
前記記憶手段は、前記光源へ供給する前記駆動電力を増加させながら前記ラマン増幅器の出力光を取得して、取得した前記出力光に誘導ブリユアン散乱が発生したときに前記監視手段によって監視された前記強度を前記閾値として記憶することを特徴とする付記5に記載の光増幅装置。
(付記8)入力される信号に応じて、前記光源から前記ラマン増幅器へ出力される前記光を遮断させ、または通過させるシャッターを備え、
前記駆動手段は、前記シャッターに対して、前記変調信号の入力前には前記光を遮断させる信号を入力し、前記変調信号の入力後には前記光を通過させる信号を入力することを特徴とする付記1に記載の光増幅装置。
(付記9)前記ラマン増幅器は、前記変調手段によって変調された前記光を通過させる高非線形光媒体と、前記高非線形光媒体へ励起光を入力する励起光源と、を備え、
前記駆動手段は、前記高非線形光媒体へ入力される前記光の強度が、前記高非線形光媒体において誘導ブリユアン散乱が発生する強度を超える前に前記変調信号を入力することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の光増幅装置。
(付記10)前記変調手段は、前記光源によって出力された前記光に対して50MHz以上の変調をかけることを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の光増幅装置。
(付記11)供給される駆動電力に応じた強度の光を出力する光源と、入力される変調信号に応じて、前記光源から出力された前記光を変調する変調手段と、前記変調手段によって変調された前記光を高非線形媒体を用いてラマン増幅するラマン増幅器と、前記駆動電力を供給して前記光源を駆動する駆動手段と、備える光増幅装置の駆動方法において、
前記ラマン増幅器を通過する前記光の強度が、前記ラマン増幅器において誘導ブリユアン散乱が発生する強度を超える前に前記変調手段へ前記変調信号を入力する入力工程と、
前記入力工程によって前記変調信号が入力された後に、前記光源に供給する前記駆動電力を増加させる増加工程と、
を含むことを特徴とする光増幅装置の駆動方法。
実施の形態1にかかる光増幅装置の機能的構成を示すブロック図である。 図1に示した集中ラマン増幅器の具体的な構成例を示すブロック図である。 集中ラマン増幅器によるラマン増幅の概略を示すグラフである。 集中ラマン増幅器における誘導ブリユアン散乱を示すグラフである。 誘導ブリユアン散乱が連鎖的に発生した場合のスペクトルを示すグラフである。 入力光の強度と誘導ブリユアン散乱との関係を示すグラフである。 図1に示した制御部による駆動制御のタイミングの一例を示すグラフである。 図7に示した駆動制御の一例を示すフローチャートである。 図1に示した制御部による駆動制御のタイミングの他の例を示すグラフである。 図9に示した駆動制御の一例を示すフローチャートである。 電力閾値をあらかじめ取得する動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる光増幅装置の機能的構成を示すブロック図である。 図12に示した制御部の駆動制御の一例を示すフローチャートである。 強度閾値をあらかじめ取得する動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3にかかる光増幅装置の機能的構成を示すブロック図である。 実施の形態4にかかる光増幅装置の機能的構成を示すブロック図である。 チャネル追加時の集中ラマン増幅器の出力光を示すグラフである。 集中ラマン増幅器の出力光のスペクトルを示すグラフ(入力強度低)である。 集中ラマン増幅器の出力光のスペクトルを示すグラフ(入力強度高)である。 チャネル追加時の集中ラマン増幅器の出力光を示すグラフ(その1)である。 チャネル追加時の集中ラマン増幅器の出力光を示すグラフ(その2)である。
符号の説明
100 光増幅装置
131,137 アイソレータ
132,135 励起光源
133,136 合波カプラ
134 高非線形光ファイバ
142,143,1520 ドライバ
310,410 光
320 励起光
411,710 閾値
420,430 誘導ブリユアン散乱
510,520 光成分
1210 分波カプラ
1610 多重化部
1720 出力光

Claims (10)

  1. 供給される駆動電力に応じた強度の光を出力する光源と、
    入力される変調信号に応じて、前記光源から出力された前記光を変調する変調手段と、
    前記変調手段によって変調された前記光を高非線形媒体を用いてラマン増幅するラマン増幅器と、
    前記駆動電力を供給して前記光源を駆動するとともに、前記光源に前記駆動電力を供給する以前に前記変調手段へ前記変調信号を入力する駆動手段と、
    を備えることを特徴とする光増幅装置。
  2. 前記駆動手段は、前記光源に供給する前記駆動電力が、前記ラマン増幅器において誘導ブリユアン散乱が発生する閾値を超える前に前記変調信号を入力することを特徴とする請求項1に記載の光増幅装置。
  3. 前記ラマン増幅器へ入力される前記光の強度を監視する監視手段を備え、
    前記駆動手段は、前記監視手段によって監視された前記強度が、前記ラマン増幅器において誘導ブリユアン散乱が発生する閾値を超える前に前記変調信号を入力することを特徴とする請求項1に記載の光増幅装置。
  4. 前記閾値を記憶した記憶手段を備え、
    前記駆動手段は、前記記憶手段によって記憶された前記閾値に基づいて前記変調信号を入力することを特徴とする請求項2または3に記載の光増幅装置。
  5. 前記駆動手段は、前記光源へ供給する前記駆動電力を増加させながら前記ラマン増幅器の出力光を取得して、取得した前記出力光に誘導ブリユアン散乱が発生したときの前記駆動電力を前記閾値として前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項4に記載の光増幅装置。
  6. 前記ラマン増幅器へ入力される前記光の強度を監視する監視手段を備え、
    前記記憶手段は、前記光源へ供給する前記駆動電力を増加させながら前記ラマン増幅器の出力光を取得して、取得した前記出力光に誘導ブリユアン散乱が発生したときに前記監視手段によって監視された前記強度を前記閾値として記憶することを特徴とする請求項4に記載の光増幅装置。
  7. 前記変調手段は、前記光源によって出力された前記光に対して50MHz以上の変調をかけることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の光増幅装置。
  8. 供給される駆動電力に応じた強度の光を出力する光源と、入力される変調信号に応じて、前記光源から出力された前記光を変調する変調手段と、前記変調手段によって変調された前記光を高非線形媒体を用いてラマン増幅するラマン増幅器と、前記駆動電力を供給して前記光源を駆動する駆動手段と、を備える光増幅装置の駆動方法において、
    前記光源に前記駆動電力を供給する以前に前記変調手段へ前記変調信号を入力する入力工程と、
    前記入力工程によって前記変調信号が入力された後に、前記光源に供給する前記駆動電力を増加させる増加工程と、
    を含むことを特徴とする光増幅装置の駆動方法。
  9. 供給される駆動電力に応じた強度の光を出力する光源と、
    入力される変調信号に応じて、前記光源から出力された前記光を変調する変調手段と、
    前記変調手段によって変調された前記光を高非線形媒体を用いてラマン増幅するラマン増幅器と、
    入力される信号に応じて、前記光源から前記ラマン増幅器へ出力される前記光を遮断させ、または通過させるシャッターと、
    前記駆動電力を供給して前記光源を駆動するとともに、前記ラマン増幅器を通過する前記光の強度が、前記ラマン増幅器において誘導ブリユアン散乱が発生する強度を超える前に前記変調手段へ前記変調信号を入力し、前記シャッターに対して、前記変調信号の入力前には前記光を遮断させる信号を入力し、前記変調信号の入力後には前記光を通過させる信号を入力する駆動手段と、
    を備えることを特徴とする光増幅装置。
  10. 供給される駆動電力に応じた強度の光を出力する光源と、入力される変調信号に応じて、前記光源から出力された前記光を変調する変調手段と、前記変調手段によって変調された前記光を高非線形媒体を用いてラマン増幅するラマン増幅器と、入力される信号に応じて、前記光源から前記ラマン増幅器へ出力される前記光を遮断させ、または通過させるシャッターと、前記駆動電力を供給して前記光源を駆動する駆動手段と、を備える光増幅装置の駆動方法において、
    前記ラマン増幅器を通過する前記光の強度が、前記ラマン増幅器において誘導ブリユアン散乱が発生する強度を超える前に前記変調手段へ前記変調信号を入力する入力工程と、
    前記入力工程によって前記変調信号が入力された後に、前記光源に供給する前記駆動電力を増加させる増加工程と、
    を含み、前記シャッターに対して、前記変調信号の入力前には前記光を遮断させる信号を入力し、前記変調信号の入力後には前記光を通過させる信号を入力することを特徴とする光増幅装置の駆動方法。
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