JP5117767B2 - シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置 - Google Patents

シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置 Download PDF

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Description

本発明は、自動車等の車両に装備され、乗員を拘束するためのシートベルトの巻取りおよび引出しをモータにより行うシートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置の技術分野に関し、特に、車両衝突時等の通常時に比べて大きな減速度が車両に加えられた緊急時に、乗員の慣性エネルギをエネルギ吸収機構(以下、EA機構ともいう:荷重制限機構としても構成される)により吸収して、シートベルトに加えられる荷重を制限するようになっている、モータ駆動によるシートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置の技術分野に関するものである。
従来から自動車等の車両に装備されているシートベルト装置は、衝突時等の車両に大きな減速度が作用した場合のような緊急時に、シートベルトで乗員を拘束することにより乗員のシートからの飛び出しを阻止している。このようなシートベルト装置においては、シートベルトを引出し可能に巻き取るシートベルトリトラクタが設けられている。
このようなシートベルトリトラクタにおいて、従来、シートベルトの巻取りおよび引出しをモータにより行うシートベルトリトラクタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示のシートベルトリトラクタは、シートベルトを巻き取るスプールが筒状に形成されるとともに、このスプールの筒状内にモータをスプールと同心状に配置されることで、シートベルトリトラクタの幅(つまり、スプール軸方向の長さ)が抑えられて、全体として小型コンパクトに形成されている。
また、特許文献1に開示のシートベルトリトラクタは、シートベルト装着状態で衝突時等の車両に大きな車両減速度が作用した場合の緊急時にシートベルトの引出しを阻止する際、慣性移動しようとする乗員の慣性エネルギをEA機構により吸収している。その場合、EA機構としてトーションバーが用いられており、このトーションバーは、前述の緊急時にねじり変形することで、乗員の慣性エネルギを吸収している。
更に、特許文献1に開示のシートベルトリトラクタでは、筒状のスプール内に配置されたモータのロータが筒状に形成されている。そして、トーションバーがこの筒状のロータの内孔を軸方向に貫通して配設されることで、シートベルトリトラクタが更に小型コンパクトにされている。。
特開2006−264397号公報。
ところで、前述の特許文献1に開示のシートベルトリトラクタでは、トーションバーのねじり変形の際、トーションバーにねじりトルクを加えるために、トーションバーの一端に形成されたトルク伝達部である頭部の直径がロータの内孔の内径より大きく設定されているが、トーションバーの他端側のトルク伝達部の直径もロータの内孔の内径より大きく設定することで、ねじりトルクをトーションバーに、より一層効果的に加えることができる。
しかしながら、ロータの両端から軸方向に突出するトーションバーの両端側のトルク伝達部の直径を、ともにロータの内孔の内径より大きく設定すると、トーションバーを筒状のロータの内孔に軸方向に貫通させることができなくなる。したがって、トーションバーをスプールおよびロータ内に組み込むことができない。
そこで、ロータの内孔の内径をトーションバーの両端側のトルク伝達部の直径より大きくすることが考えられるが、ロータの内径を大きくしたのでは、ロータの外径が大きくなってしまう。その結果、モータおよびスプールの各直径が大きくなるので、シートベルトリトラクタが大型にならざるを得ない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、トーションバーをスプールおよびモータシャフト内に組み込んでリトラクタの全体を小型コンパクトに形成しつつ、車両衝突時等の緊急時にトーションバーにねじりトルクをより一層効果的に加えることのできる、モータ駆動によるシートベルトリトラクタを提供することである。
本発明の他の目的は、車両衝突時等の緊急時にシートベルトによって乗員を拘束する際に乗員の慣性エネルギをより一層効果的に吸収することで、乗員をシートベルトから大きな力を受けることなく柔軟に拘束することのできるシートベルト装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、請求項1に係る発明のシートベルトリトラクタは、シートベルトを引出し可能に巻き取る円筒状のスプールと、このスプールの円筒内にモータシャフトが前記スプールと同心状にして配設されて前記スプールをベルト巻取り方向およびベルト引出し方向に回転するための回転駆動力を発生するモータと、緊急時に前記スプールがベルト引出し方向に回転するとき、乗員の慣性エネルギを吸収するエネルギ吸収機構とを備え、前記モータのモータシャフトが円筒状に形成されており、前記エネルギ吸収機構が、ねじり変形により前記乗員の慣性エネルギを吸収しかつ前記モータシャフトの内孔を貫通して配設されるトーションバーからなるシートベルトリトラクタにおいて、前記トーションバーの両端側のねじりトルク伝達部の直径が、いずれも前記モータシャフトの内孔の内径より大きく設定されており、前記モータシャフトが軸方向に沿って所定数に分割されている構成されていることを特徴としている。
また、請求項2に係る発明のシートベルトリトラクタは、前記モータシャフトが軸方向に沿って2分割された第1および第2モータシャフト部材から構成されていることを特徴としている。
更に、請求項3に係る発明のシートベルトリトラクタは、前記第1および第2モータシャフト部材が、互いに軸方向および径方向に位置決めされて結合されていることを特徴としている。
更に、請求項4に係る発明のシートベルト装置は、乗員を拘束するシートベルトと、このシートベルトを引出し可能に巻き取るシートベルトリトラクタと、前記シートベルトに摺動可能に支持されたタングと、このタングが係脱可能に係合されるバックルとを少なくとも備えているシートベルト装置において、前記シートベルトリトラクタが、請求項1ないし3のいずれか1記載のシートベルトリトラクタであることを特徴としている。
このように構成された請求項1ないし3の発明に係るシートベルトリトラクタによれば、電動モータのモータシャフトを所定数に分割して構成しているので、トーションバーの両端側のトルク伝達部の直径を円筒状のモータシャフトの内孔の内径より大きく設定しても、トーションバーをモータシャフトの内孔に貫通させることができる。その場合、トーションバーのトーション部をモータシャフトに貫通させた状態でモータシャフトを容易に組み立てることができ、スプール内への電動モータおよびトーションバーの組み込み作業性が向上する。
そして、トーションバーの両端側の各トルク伝達部の直径をともに大きく設定することができるので、トーションバーのねじりトルク(ねじり力)を大きく設定することができる。これにより、トーションバーのEA作動時にトーションバーのトーション部を効果的にねじり変形することができ、トーションバーによるEA機能を十分に発揮させることができる。
しかも、トーションバーを円筒状のモータシャフトの軸方向の内孔に貫通させているので、電動モータおよびトーションバーをスプール内に効率よく配設することができる。更に、トーションバーのモータシャフト貫通部であるトーション部の直径を小さくすることができることから、モータシャフトの外径を小さくすることができる。これにより、電動モータの外径を小さくできるので、スプールの外径も小さくできる。したがって、シートベルトリトラクタを全体的により一層コンパクトに形成することができる。
特に、モータシャフトを2部材からなる2分割に構成することにより、部品点数の低減化を図ることができるとともに、分割した2部材の結合時の位置合わせが簡単になり、組立工数の低減化を図ることができる。
こうして、トーションバーをスプールおよびモータシャフト内に組み込んで、モータ駆動によるシートベルトリトラクタの全体を小型コンパクトに形成しつつ、車両衝突時等の緊急時にトーションバーにねじりトルクをより一層効果的に加えることができるようになる。
更に、本発明のシートベルトリトラクタを備えたシートベルト装置によれば、本発明のシートベルトリトラクタを用いることで、車両衝突時等の緊急時にシートベルトによって乗員を拘束する際に、乗員の慣性エネルギをより一層効果的に吸収することで、乗員をシートベルトから大きな力を受けることなく柔軟に拘束することができるようになる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明にかかるシートベルトリトラクタを備えたシートベルト装置の実施の形態の一例を模式的に示す図である。
図1に示すように、この例のシートベルト装置1は、車体のBピラー2等に固定されかつ電動モータにより駆動されるシートベルトリトラクタ3、このシートベルトリトラクタ3から引き出されるとともに先端のベルトアンカー4が車体の床あるいは車両シート5に固定されるシートベルト6、例えばセンターピラー等の車体に設けられてシートベルトリトラクタ3から引き出されたシートベルト6を乗員Cのショルダーの方へガイドするガイドアンカー7、このガイドアンカー7からガイドされてきたシートベルト6に摺動自在に支持されたタング8、車体の床あるいは車両シートに固定されかつタング8が挿入係合されるバックル9、シートベルトリトラクタ3のモータを制御する電子制御装置(ECU)10、およびこのシートベルト装置1が搭載されている車両の衝突予知および衝突発生に関する情報、この車両の運転状態に関する情報、車両シート5に着座している乗員Cの着座位置および体格に関する情報、周辺の交通状況に関する情報、天候や時間帯に関する情報、シートベルト6の巻取り量および引出し量の情報、バックルスイッチからのタング8とバックル9との係合情報などのシートベルトリトラクタ3のモータ制御に必要な各種情報を検出してECU10に常時または所定時間毎に入力する入力手段11から構成されている。ベルトアンカー4、シートベルト6、ガイドアンカー7、タング8、およびバックル9は、いずれも従来公知のものを用いることができる。
図2は本発明にかかるシートベルトリトラクタの実施の形態の一例を模式的に示す縦断面図、図3は電動モータにおけるロータの分解斜視図、図4は図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。なお、図2において、中心線より上側がロータを断面図で示し、中心線より下側がロータを正面図で示す。
図2に示すように、この例のシートベルトリトラクタ3は左右の一対の側壁12,13を有するベースフレーム14を有しているとともに、一対の側壁12,13には、それぞれ、互いに同心状に配置された円形状の開口15,16が設けられている。
両側壁12,13の間にシートベルト6を引出し可能に巻き取るスプール17が配設されており、このスプール17の両端には巻き取るシートベルト6をガイドするフランジ18,19がそれぞれ形成されている。このスプール17は、その側壁12側端部に中央が開口した環状の底部20が形成されかつ側壁12側端が開放された有底の円筒状に形成されている。
有底円筒状のスプール17内に、スプール17をベルト巻取り方向およびベルト引出し方向に回転するための回転駆動力を発生する電動モータ21が、開放された側壁13側端から挿入されて収容されている。この電動モータ21は「インナーロータ型のブラシレスモータと称される電動モータであり、円筒状のモータハウジング22、このモータハウジング22内に収容されて固定された巻線からなる環状のステータ23、およびこれらのモータハウジング22およびステータ23を軸方向に貫通する磁石からなるロータ(回転子)24からなっている。
モータハウジング22はその大部分がスプール17内に収容されている。そして、モータハウジング22の側壁13側のフランジ状端部22aが筒状の取付部材25により側壁13に取り付けられている。こうして、モータハウジング22が側壁13に固定されている。また、取付部材25の外周には、スプール17の側壁13側の端部が回転可能に支持されている。
ステータ23はモータハウジング22内に位置してこのモータハウジング22に固定されている。
ロータ24は全体形状が円筒状に形成されている。図3に示すように、このロータ24は、外側の円筒状の回転駆動部材24aとこの回転駆動部材24aの内周を貫通して設けられた円筒状の回転軸部材24bとから構成されている。そして、ステータ23からの電磁力で回転駆動力が回転駆動部材24aに加えられることで、回転駆動部材24aと回転軸部材24bとがベルト巻取り方向およびベルト引出し方向のいずれにも一体に回転するようになっている。つまり、ロータ24がステータ23からの電磁力で回転する。
回転駆動部材24aおよび回転軸部材24bは、いずれも、それらの直径の位置で軸方向に2分割されて、それぞれ2部材の、第1および第2回転駆動部材24a1,24a2、および第1および第2回転軸部材24b1,24b2から構成されている。第1回転軸部材24b1の軸方向の2つの分割端縁のうち、一方の分割端縁には3個の係合突起24b3,24b4(他の1つの係合突起は図示されない)が設けられているとともに、他方の分割端縁には3個の係合凹部24b5,24b6,24b7が設けられている。同様に、第2回転軸部材24b2の軸方向の2つの分割端縁のうち、第1回転軸部材24b1の他方の分割端縁に対向する分割端縁には、第1回転軸部材24b1の3個の係合凹部24b5,24b6,24b7にそれぞれ係合可能な3個の係合突起24b8,24b9,24b10が設けられている。また、図示されないが、第1回転軸部材24b1の一方の分割端縁に対向する第2回転軸部材24b2の分割端縁には、第1回転軸部材24b1の3個の係合突起24b3,24b4にそれぞれ係合可能な、係合凹部24b5,24b6,24b7と同様の3個の係合凹部が設けられている。そして、各係合突起がそれぞれ対応する係合凹部に嵌合されることで、第1回転軸部材24b1と第2回転軸部材24b2とが軸方向にも径方向にも位置決めされかつ結合されて、円筒状の回転軸部材24bが構成される。
また、第1回転駆動部材24a1の軸方向の2つの分割端縁と第2回転駆動部材24a2の軸方向の2つの分割端縁とがそれぞれ突き合わされて回転軸部材24bに取り付けられることで、円筒状の回転駆動部材24aが回転軸部材24bに固定される。なお、回転駆動部材24aおよび回転軸部材24bは3分割以上に分割することもできるが、部品点数の低減化および組立工数の低減化を考慮してこの例のように2分割することが好ましい。
図2に示すように、回転軸部材24bの側壁13側の端部が、ベアリング26を介してフレーム14の側壁13の開口16の内周面に回転可能に支持されている。また、回転軸部材24bの回転駆動部材24aの位置より側壁12側の一部分が、ベアリング27を介してモータハウジング22に回転可能に支持されている。したがって、ロータ24の回転軸部材24bはモータ21のモータシャフト(モータ回転軸)として構成されている。こうして、電動モータ21はスプール17内に、ロータ24つまりモータシャフトがスプール17と同心状に収容されて配設されている。
フレーム14の側壁13には、例えばホール素子等からなる回転センサ28が設けられているとともに、ロータ24の回転駆動部材24aの外周には、図示しないが、回転センサ28によって検出される所定数の突起または凹部が円周方向に等間隔を置いて設けられている。これらの回転センサ28と突起または凹部とにより、入力手段11の1つとしてシートベルト6の巻取り量および引出し量の情報をECU10に入力する入力手段が構成されている。そして、回転センサ28と突起または凹部との協働により、ロータ24の回転位置が検出される。このロータ24の回転位置検出情報により、スプール17によるシートベルト6の巻取り量および引出し量が得られる。すなわち、この例ではロータ24の回転位置を検出する位置検出手段である回転センサ28と突起または凹部とが、シートベルト6の巻取り量および引出し量を検出するシートベルト巻取り・引出し量検出手段として兼用されている。
そして、回転センサ28と突起または凹部とで検出されたロータ24の回転位置検出情報、つまりシートベルト6の巻取り量情報および引出し量情報に基づいて、ECU10は電動モータ21のオン・オフの制御、電動モータ21の回転数の制御、電動モータ21の回転方向の制御、および電動モータ21の負荷の制御等を行うようになっている。その場合、ECU10は、電動モータ21のステータ23の巻線に供給される電力供給量(具体的には、巻線に供給される電流あるいは電圧の値)および電力供給方向(具体的には、巻線への通電方向)を制御することにより、前述の電動モータ21の各制御を行う。
このように、電動モータ21にブラシレスモータを用いることで、ロータ24の回転位置、回転速度および回転方向等を検出する特別なセンサ類が不要となり、構成が簡略化されて、電動モータ21の小型化、電動モータ21の出力向上、および放熱性の向上がともに効果的に図られるようになる。
図2に示すように、ロータ24の回転軸部材24bとスプール17との間に、電動モータ21とスプール17との間の動力伝達を行う、遊星歯車動力伝達機構29が設けられている。この遊星歯車動力伝達機構29は、軸方向に並設された2段の第1および第2遊星歯車機構30,31から構成されている。
図2および図4に示すように、第1および第2遊星歯車機構30,31は共通の円環状の環状部材32を備えているとともに、軸方向断面がT字状の筒状のT字状部材33を備えている。環状部材32は、フレーム14の側壁12の開口15内に嵌合固定されている。
第1遊星歯車機構30は、回転軸部材24bの外周面に形成された第1サンギヤ34、環状部材32のスプールと反対側の端部の内周面に固定されかつ内歯35aを有する環状の第1インターナルギヤ35、第1サンギヤ34と第1インターナルギヤ35とに噛合してこれらのギヤ34,35の回りに公転可能にかつ自転可能に設けられた所定数(図示例では3個)の第1プラネタリギヤ36、およびこれらの第1プラネタリギヤ36を回転可能に軸支する第1キャリヤ37から構成されている。
T字状部材33は第1プラネタリギヤ36を回転可能に軸支しつつ第1キャリヤ37にボルト等の固着具により一体回転可能に固定されている。
第2遊星歯車機構31は、T字状部材33の外周面に形成された第2サンギヤ38、環状部材32のスプール側の端部の内周面に固定されかつ内歯39aを有する環状の第2インターナルギヤ39、第2サンギヤ38と第2インターナルギヤ39とに噛合してこれらのギヤ38,39の回りに公転可能にかつ自転可能に設けられた所定数(図示例では3個)の第2プラネタリギヤ40、およびスプール17に一体回転可能に固定されかつこれらの第2プラネタリギヤ40を回転可能に軸支する第2キャリヤ41から構成されている。第2プラネタリギヤ40は、いずれもスプール17にも相対回転可能に軸支されている。
したがって、電動モータ21のロータ24の回転が第1遊星歯車機構30の第1サンギヤ34,および第1プラネタリギヤ36を介して第1キャリヤ37に第1の所定の減速比で1段減速されて伝達され、更に第1キャリヤ37の回転が第2遊星歯車機構31の第2サンギヤ38,第2プラネタリギヤ40、および第2キャリヤ41を介してスプール17に第2の所定の減速比で2段減速されて伝達され、スプール17は電動モータ21の回転で減速回転するようになっている。このようにして、遊星歯車動力伝達機構29は、第1遊星歯車機構30ではサンギヤ入力のキャリヤ出力で動力伝達が行われ、同様に第2遊星歯車機構31でもサンギヤ入力のキャリヤ出力で動力伝達が行われるという2段減速の減速機構としての遊星歯車動力伝達機構となっている。
図2および図3に示すように、トーションバー42がEA機構として筒状のロータ24を貫通して設けられている。このトーションバー42は、外直径が回転軸部材24bの内孔24b11の内径(直径)より小直径に形成されてロータ24を貫通しかつねじり変形のよりエネルギを吸収するトーション部42aと、トーション回転軸部材24bから軸方向に突出するトーション部42aの両端部に設けられかつトーション部42aにねじりトルク(ねじり力)を与えるトルク伝達部である第1および第2頭部42b,42cとから構成されている。第1および第2頭部42b,42cは互いに同じ大きさの6角形状に形成されているとともに、各6角形状のそれぞれの辺はいずれも内側に凹んだ湾曲面とされている。また、第1および第2頭部42b,42cの6角形状の各辺の最大凹み部を通りかつトーション部42aと同心の円の直径および第1および第2頭部42b,42cの6角形状の各角部を通りかつトーション部42aと同心の円の直径が、いずれも回転軸部材24bの内孔24b11の直径よりも大きくなるように設定されている。つまり、第1および第2頭部42b,42cに少なくとも最大外径が内孔24b11の内径より大きく設定される。このように第1および第2頭部42b,42cの直径を大きく設定することで、トーション部42aのねじり変形がより効果的に行われるようになっている。
遊星歯車動力伝達機構29側である第1頭部42bは、第1遊星歯車機構30の第1キャリヤ37に形成された6角形状の凹部37aに嵌合されて第1キャリヤ37に対して相対回転不能に連結されている。なお、第1キャリヤ37は、環状部材32に取り付けられたカバー43の支持突起43aにその中心が回転可能に支持されている。
フレーム14の側壁13には、第3の側壁44が軸方向に所定間隔を置いて取り付けられている。この第3の側壁44には、前述の緊急時に発生する大きな車両減速度を感知して作動する減速度感知手段45およびこの減速度感知手段45によって作動して少なくともスプール17のベルト引出し方向の回転を阻止(ロック)するロック機構46が設けられている。ロック機構46はロッキングベース47を備えている。ロッキングベース47には6角形状の凹部47aが形成されており、第2頭部42cがこの凹部47aに嵌合されてロッキングベース47に対して相対回転不能に連結されている。
このロッキングベース47にはパウル48が回動可能に設けられている。このパウル48は、減速度感知手段45が作動しない通常時には回動しなく、ロッキングベース47(つまりスプール17)のベルト巻取り方向およびベルト引出し方向のいずれの方向の回転も自由にする。また、パウル48は減速度感知手段45の作動時に回動して、その係止爪48aが第3の側壁44の内歯44aに係合することでロッキングベース47のベルト引出し方向の回転を阻止(ロック)する。これらの減速度感知手段45およびロック機構46は、例えば特開2002−120694号公報および特開2001−122077号公報等に開示されているように従来周知のものであり、これらの公報を参照すれば、それらの構成および作動は容易に理解することができるとともに、本発明に直接関係しないので、その具体的な説明は省略する。
このように構成されたこの例のシートベルトリトラクタ3においては、ベルト非装着の通常状態では、ロック機構46が作動していないのでロッキングベース47が回転自由となっている。また、電動モータ21が回転駆動されていない。したがって、乗員Cはシートベルト6をシートベルトリトラクタ3のスプール17から自由に引き出すことが可能となっている。
乗員Cが車両シート5に着座してシートベルト6を所定量引き出した後、タング8をバックル9に挿入係合すると、入力手段11の1つであるバックルスイッチが作動してタング8とバックル9との係合情報をECU10に入力する。すると、ECU10は電動モータ21をベルト巻取り方向に回転駆動する。この電動モータ21の回転が遊星歯車動力伝達機構29により2段減速されてスプール17に伝達され、スプール17がベルト巻取り方向に回転して余分に引き出されたシートベルト6がスプール17に巻き取られ、シートベルト6の弛みが解消される。
このベルト巻取りでシートベルト6の弛みがなくなると、更なるベルト巻取りでシートベルト6にベルト張力が発生するとともに、電動モータ21への供給電流あるいは供給電圧が上昇する。このときのベルト張力、電動モータ21への供給電流および供給電圧の少なくとも1つが入力手段11である適宜の検出手段で検出されてECU10に入力される。ECU10は、入力されるベルト張力、供給電流および供給電圧の少なくとも1つが予め設定された所定値になると、電動モータ21の回転駆動を停止する。そして、この状態が保持されて車両が走行開始される。なお、ECU10は、このように電動モータ21の回転駆動を停止した後、電動モータ21を逆方向つまりベルト引出し方向に若干量回転させて遊星歯車動力伝達機構29を介してスプール17をベルト引出し方向に回転させることで、シートベルト6を所定量引き出してベルトテンションを0またはほぼ0に設定し、乗員Cをコンフォート状態にすることもできる。
そして、車両走行中は、ECU10は前述のように入力手段11から入力されるモータ制御に必要な各種情報に基づいて前述の電動モータ21の各制御を行うことによって、ベルト張力がこれらの各種情報に基づいた適正な値となるように制御される。
車両が停止して、乗員Cが降車のためタング8をバックル9から離脱させて係合解除すると、バックルスイッチが非作動となってタング8とバックル9との非係合情報をECU10に入力する。すると、ECU10は電動モータ21をベルト巻取り方向に回転駆動する。この電動モータ21のベルト巻取り方向の回転で、スプール17がシートベルト6を初期の巻取り状態となるまで、つまり装着のため引き出されてた全量を巻き取る。これにより、シートベルト6がシートベルトリトラクタ3に格納される。このようにシートベルト6が全量巻き取られると、ECU10は回転センサ28からのベルト全量巻取り情報に基づいて電動モータ21の回転を停止する。
ベルト装着状態での車両走行中に、例えば車両衝突等によって車両にきわめて大きな減速度が加えられた緊急時には、減速度感知手段45が作動して、前述のようにロッキングベース47のベルト引出し方向の回転が阻止される。これにより、トーションバー42の第2頭部42cの同方向の回転も阻止される
これに対して、乗員Cの慣性移動でシートベルト6が引き出されようとしてスプール17がベルト引出し方向に回転しようとするため、第2キャリヤ41、第2プラネタリギヤ40、第2サンギヤ38、および第1キャリヤ37を介してトーションバー42の第1頭部42bが同方向に回転するように付勢される。
すると、トーションバー42のトーション部42aがねじり変形を生じ、このトーション部42aのねじり変形により乗員Cの慣性エネルギが吸収されて、シートベルト6に作用する荷重が大きくなるに制限される。このとき、第1および第2頭部42b,42cの直径がともに大きく設定されていることから、トーション部42aのねじり力が大きく設定されて、トーション部42aが効果的にねじり変形する。こうして、車両にきわめて大きな減速が発生したとき、乗員Cはシートベルト6から大きな力を受けることなく、シートベルト装置1のシートベルト6によって拘束されるようになる。
この例のシートベルトリトラクタ3によれば、回転駆動部材24aと回転軸部材24bを2分割に形成している、つまりロータ24を2分割に形成しているので、トーションバー42の第1および第2頭部42b,42cの直径を、回転軸部材24bの内孔24b11の直径より大きく設定しても、トーションバー42のトーション部42aを回転軸部材24bの内孔24b11に貫通させることができる。そして、トーション部42aを回転軸部材24bの内孔24b11に貫通させた状態でロータ24を容易に組み立てることができ、スプール17内への電動モータ21の組み込み作業性が向上する。
そして、第1および第2頭部42b,42cの直径をともに大きく設定することができるので、トーション部42aのねじり力を大きく設定することができる。これにより、トーションバー42のEA作動時にトーション部42aを効果的にねじり変形することができる。したがって、トーションバー42によるEA機能を十分に発揮させることができる。
しかも、トーションバー42を円筒状のロータ24の軸方向の内孔を貫通させているので、電動モータ21およびトーションバー42をスプール17内に効率よく配設することができる。更に、トーションバー42のトーション部42aの直径を小さくすることができることから、ロータ24の外径を小さくすることができる。これにより、電動モータ21の外径を小さくできるので、スプール17の外径も小さくできる。これにより、シートベルトリトラクタ3を全体的により一層コンパクトに形成することができる。
特に、この例のシートベルトリトラクタ3では、回転駆動部材24aを第1および第2回転駆動部材24a1,24a2に2分割するとともに回転軸部材24を第1および第2回転軸部材24b1,24b2に2分割に構成している、つまり、ロータ24を軸方向に2部材(第1回転駆動部材24a1および第1回転軸部材24b1と、第2回転駆動部材24a2および第2回転軸部材24b2との2部材)に2分割に構成しているので、部品点数の低減化を図ることができるとともに、分割した2部材の結合時の位置合わせが簡単になり、組立工数の低減化を図ることができる。
こうして、トーションバー42をスプール17およびロータ24内に組み込んで、モータ駆動によるシートベルトリトラクタ3の全体を小型コンパクトに形成しつつ、車両衝突時等の緊急時にトーションバー42にねじりトルクをより一層効果的に加えることができるようになる。
また、このシートベルトリトラクタ3を用いることで、この例のシートベルト装置1は、車両衝突時等の緊急時にシートベルト6によって乗員Cを拘束する際に、乗員Cの慣性エネルギをより一層効果的に吸収することで、乗員Cをシートベルト6から大きな力を受けることなく柔軟に拘束することができるようになる。
本発明のシートベルトリトラクタは、自動車等の車両に装備され、乗員を拘束するためのシートベルトをモータによる巻取りおよび引出しを行うシートベルトリトラクタに好適に利用することができる。
本発明にかかるシートベルトリトラクタを備えたシートベルト装置の実施の形態の一例を模式的に示す図である。 本発明にかかるシートベルトリトラクタの実施の形態の一例を模式的に示す縦断面図である。 図2における電動モータにおけるロータの分解斜視図である。 図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。
符号の説明
1…シートベルト装置、3…シートベルトリトラクタ、5…車両シート、6…シートベルト、8…タング、9…バックル、10…電子制御装置(ECU)、11…入力手段、12,13…側壁、14…ベースフレーム、17…スプール、21…電動モータ、22…モータハウジング、23…ステータ、24…ロータ(回転子)、24a…回転駆動部材、24a1…第1回転駆動部材、24a2…第2回転駆動部材、24b…回転軸部材、24b1…第1回転軸部材、24b2…第2回転軸部材、24b11…回転軸部材の内孔、42…トーションバー、42a…トーション部、42b…第1頭部、42c…第2頭部

Claims (4)

  1. シートベルトを引出し可能に巻き取る円筒状のスプールと、このスプールの円筒内にモータシャフトが前記スプールと同心状にして配設されて前記スプールをベルト巻取り方向およびベルト引出し方向に回転するための回転駆動力を発生するモータと、緊急時に前記スプールがベルト引出し方向に回転するとき、乗員の慣性エネルギを吸収するエネルギ吸収機構とを備え、前記モータのモータシャフトが円筒状に形成されており、前記エネルギ吸収機構が、ねじり変形により前記乗員の慣性エネルギを吸収しかつ前記モータシャフトの内孔を貫通して配設されるトーションバーからなるシートベルトリトラクタにおいて、
    前記トーションバーの両端側のねじりトルク伝達部の直径が、いずれも前記モータシャフトの内孔の内径より大きく設定されており、
    前記モータシャフトが軸方向に沿って所定数に分割されている構成されていることを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  2. 前記モータシャフトが軸方向に沿って2分割された第1および第2モータシャフト部材から構成されていることを特徴とする請求項1記載のシートベルトリトラクタ。
  3. 前記第1および第2モータシャフト部材が、互いに軸方向および径方向に位置決めされて結合されていることを特徴とする請求項2記載のシートベルトリトラクタ。
  4. 乗員を拘束するシートベルトと、このシートベルトを引出し可能に巻き取るシートベルトリトラクタと、前記シートベルトに摺動可能に支持されたタングと、このタングが係脱可能に係合されるバックルとを少なくとも備えているシートベルト装置において、
    前記シートベルトリトラクタは、請求項1ないし3のいずれか1記載のシートベルトリトラクタであることを特徴とするシートベルト装置。
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