JP5117731B2 - 構造物設置支持装置 - Google Patents

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Description

この発明は、構造物設置支持装置に関し、特に、屋根の上にパネル状の構造物を設置支持する、構造物設置支持装置に関する。
構造物を屋根に取付ける場合には構造物を設置するための支持装置が必要である。構造物は、支持装置に固定されることが一般的である。
建物の屋根に取付けられる構造物として、たとえば、太陽電池装置が挙げられる。近年においては、太陽電池装置の普及が進みつつあり、これらの多くは、家屋の屋根に取付けられる。
家屋の屋根に太陽電池装置を設置する場合には、屋根の上側に金属製の桟などを組んで架台を形成する。架台は、構造物の一部として形成される。架台は、支持装置によって屋根に固定される。太陽電池装置は、パネル状の太陽電池モジュールを備える。太陽電池モジュールは、この架台に固定されることが一般的である。
従来、屋根の美観を保つために、屋根の傾斜方向と直交する方向の寸法が異なる太陽電池モジュールを組み合わせて屋根全域に配列する装置が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
特開2005−264441号公報
特許文献1に記載の技術では、屋根の傾斜方向(雨水が流れる方向であり、以下、本明細書においては「流れ方向」と称する)の寸法が異なる構造物への適用は困難である。また、屋根の下地材(たとえば、野地板や瓦など)が流れ方向に階段状になっている場合、下地材の流れ方向働き寸法と高さ寸法とが異なる階段状の下地材への対応も困難である。ここで、働き寸法とは、下地材一枚当たりの実際の寸法から、屋根を葺くときに他の下地材が重ねられて隠された部分を除いた、下地材の寸法である。本明細書においては、下地材の流れ方向の働き寸法を「働き足寸法」と称する。また、高さ寸法とは、流れ方向に隣接する2枚の下地材が成す、屋根表面と垂直な方向における2枚の下地材の上部表面の間の間隔の寸法である。
パネル状の構造物を設置する為には、下地材に架台を固定するのが一般的である。この場合、構造物を流れ方向に複数個設置するとき、構造物の流れ方向寸法に合わせて構造物が固定される架台を形成する必要がある。そのため、働き足寸法と高さ寸法との異なる階段状の下地材の場合には、流れ方向寸法の異なる構造物を下地材と平行に設置することは困難であった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、流れ方向の寸法が異なる構造物を屋根に容易に設置することができ、かつ、構造物を流れ方向に複数個設置するとき、働き足寸法と高さ寸法との異なる階段状の下地材に対して平行となるように構造物を設置することができる、構造物設置支持装置を提供することである。また、この発明の他の目的は、製造が容易であって、屋根の美観を保ち、耐久性を有する構造物設置支持装置を提供することである。
この発明に係る構造物設置支持装置は、複数の下地材を備える屋根の上側に構造物を取付けるための構造物設置支持装置であって、下地材に固定される固定具と、複数の固定具により担持され構造物を固定支持する支持具とを備える。固定具は、側部に支持具を固定する固定部を含む。固定部は、円形の固定穴が形成されている。また支持具は、支持具の一端の側部に形成され、複数の固定具のうちの一つである一方の固定具と結合される、複数の第一の固着部と、支持具の他端の側部に形成され、複数の固定具のうちの他の一つである他方の固定具と締着される、第二の固着部とを含む。第一の固着部は、支持具の長手方向に沿って複数個の円形の固着穴が形成されている。第二の固着部は、支持具の長手方向に沿って伸びる長穴が形成されている。固着穴と長穴とは、支持具の長手方向の同一直線上に形成される。長穴の有効長さは、下記の数式
x+2{√(L +R )−L}
を満たす長さの100%以上105%以下である。ここで、第一の固着部に形成された複数個の固着穴のうち、最も離れた2個の固着穴の中心を結ぶ線分の長さをxとし、下地材1枚当たりの流れ方向の働き寸法(すなわち、働き足寸法)をLとし、流れ方向に隣接する2枚の下地材が成す、屋根表面と垂直な方向における2枚の下地材の上部表面の間の間隔の寸法(すなわち高さ寸法であり、2枚の階段状の下地材の段差である。)をRとする。
この場合は、複数の固定具を下地材に固定し、構造物を固定支持する支持具と固定具とを、支持具および固定具の側部において設置固定することができる。これにより、一方の固定具の固定穴と、支持具の固着穴とを、たとえばボルトを用いて結合した後に、支持具の他端側を揺動可能とし、他方の固定具の固定穴を支持具の長穴における任意の位置において締着し、他方の固定具と支持具とを締着する位置に自由度を与えて、固定具と支持具とを設置固定することが可能となる。したがって、複数の下地材を備える屋根へ容易に適用が可能となる。また、施工性が向上し、屋根への取付けが容易となる。なお、固定穴および固着穴は、真円に形成される必要はなく、略円形状に形成されていればよい。また長穴とは、たとえば矩形の一対の対向する辺の外側に当該辺の長さを直径とする半円が接する形状などの、両端を有する形状や、楕円形状に形成される穴を示す。長穴は支持具の長手方向に対して傾斜して形成されてもよいが、支持具の長手方向と平行となるように長穴が形成されていればより好ましい。
複数の固定具は下地材の任意の位置に固定することができる。よって、下地材の働き足寸法に合わせた間隔をおいて、流れ方向に沿って固定具を下地材に固定することができる。さらに、固着穴は複数形成されるため、支持具を固定具に対し設置固定する流れ方向の位置を調整することができる。これにより、下地材に対して支持具が平行となるような固着穴と長穴との位置を選択できるので、働き足寸法と高さ寸法との異なる階段状の下地材に対しても、支持具を下地材に対して平行に設置することができる。したがって、屋根面に沿って構造物を設置することが可能となり、屋根との一体感が得られ美観が向上するとともに、耐風性が向上する。
段状の下地材に対して、支持具を確実に設置することができる。すなわち、支持具が流れ方向に沿って、一端が軒側、他端が棟側となるように配置されるとする。下地材が高さ寸法Rの段差を持つ階段状であって、支持具が段差をまたがるように配置されていれば、支持具の他端は、支持具の一端が一方の固定具に固定される下地材から、高さ寸法Rの分離れて配置される。そのため、長穴の長さをxとすると、他方の固定具の固定穴と支持具の長穴とが重ならず、他方の固定具と支持具とを締着できない場合が生じる。一方、長穴を長くしすぎると、支持具の強度上問題がある可能性がある。つまり、長い長穴を一つ設けるよりも複数個の長穴を設けるほうが、強度上有利である。そこで、長穴の有効長さを高さ寸法Rに応じて決定する、具体的には、長穴の有効長さを、x+2{√(L+R)−L}の100%以上105%以下となる範囲で決定することにより、階段状の下地材であっても支持具を確実に設置することができる。なお、長穴の有効長さとは、長穴の長径の両端に固定具の固定穴を重ねたとしたならば、当該両端の2つの固定穴の中心を結ぶような、線分の長さを示す。
ましくは、支持具は、複数の第二の固着部を含む。流れ方向に隣接する2つの第二の固着部が有する長穴の有効間隔は、隣接する2個の固着穴の中心を結ぶ線分のうち、長さが最小となる線分の長さよりも、小さい。
第一の固着部に形成された複数個の固着穴のうちの一つにおいて一方の固定具と支持具とを結合したとき、第二の固着部の長穴と締着されるべき他方の固定具の固定穴の位置が、第二の固着部に形成された複数個の長穴の間の、長穴が形成されていない位置に配置される場合がある。この発明に係る構造物設置支持装置の、長穴の有効間隔を、隣接する2個の固着穴の中心を結ぶ線分のうち、長さが最小となる線分の長さよりも小さくする構成によれば、支持具を長手方向にずらすことによって、固定具と支持具とを固定することができる。つまり、複数個の固着穴のうちの他の一つにおいて一方の固定具と支持具とを結合すれば、他方の固定具の固定穴を、第二の固着部の長穴と重ねて配置することができる。したがって、他方の固定具の固定穴と第二の固着部の長穴とを締着させて、固定具と支持具とを固定することができる。なお、長穴の有効間隔とは、隣接する2つの長穴において近接する側の長穴の長径の端部に、固定具の固定穴を重ねたとしたならば、当該2つの固定穴の中心を結ぶような、線分の長さを示す。長穴が3個以上形成されている場合は、上記線分の長さのうち最も長い線分の長さを、長穴の有効間隔とする。
以上のように、この発明に係る構造物設置支持装置では、流れ方向の寸法が異なる構造物を屋根に容易に設置することができ、かつ、構造物を流れ方向に複数個設置するとき、働き足寸法と高さ寸法との異なる階段状の下地材に対して平行となるように構造物を設置することができる。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の一実施の形態である実施の形態1の構造物設置支持装置の構成を示す斜視図である。図1に示すように、この構造物設置支持装置100は、複数の固定具としての一方の支持金具101および他方の支持金具102と、支持具としての縦取付金具103とを備える。
一方の支持金具101および他方の支持金具102は、支持金具側部105に、縦取付金具103を固定するための固定部を含み、固定部は円形の固定穴としての絞りタップ106が形成された部分を有する。すなわち、絞りタップ106において、支持金具側部105には絞り穴が形成されている。この絞り穴の内側にタップ加工が施され螺刻されており、螺杆(ネジ棒)で螺着できるようになっている。
縦取付金具103は、複数の第一の固着部121、123を含む。第一の固着部121、123は、縦取付金具103の長手方向の一方の端部108側において一組の対向する縦取付金具側部107に形成され、円形の固着穴が形成された部分を有する。また、縦取付金具103は、第一の固着部と同数の第二の固着部122、124を含む。第二の固着部122、124は、縦取付金具103の長手方向の他方の端部110側において一組の対向する縦取付金具側部107に形成され、両端を有する長穴が形成された部分を含む。第二の固着部122、124の長穴は、縦取付金具103の長手方向に沿って伸びるように形成されている。第二の固着部122、124の長穴は、縦取付金具103の長手方向に対して傾斜して形成されてもよい。
また、縦取付金具103の上面には、横桟取付溝113が形成されている。横桟取付溝113には、縦取付金具103の長手方向と交差するように横桟が取付けられる。横桟取付溝113は、縦取付金具103の上面に、縦取付金具103の長手方向に渡って形成されている。たとえば、縦取付金具103の長手方向寸法520mmのとき、縦取付金具103の長手方向に沿った横桟取付溝113の長さを490mmとするように、横桟取付溝113を形成することができる。これによって、縦取付金具103の長手方向の任意の位置に、横桟を取付けることが可能となる。
支持具としての縦取付金具103は、第一の固着部121、123に形成された固着穴において、複数の固定具のうちの一つである一方の固定具としての一方の支持金具101の、固定部に形成された円形の固定穴としての絞りタップ106と、結合される。縦取付金具103は、一方の支持金具101に対し、縦取付金具側部107と垂直な方向を回動軸方向として、相対的に回動可能に結合される。また、支持具としての縦取付金具103は、第二の固着部122、124に形成された長穴において、複数の固定具のうちの他の一つである他方の固定具としての他方の支持金具102の、固定部に形成された円形の固定穴としての絞りタップ106と、ボルト111などの締着部材により締着される。
より具体的には、一方の支持金具101における支持金具側部105の外側と、縦取付金具103における縦取付金具側部107の内側とが、相互に対向するように配置され、好ましくは互いの側部が密接している。そして、ボルト104を固着穴へ貫通させ、一方の支持金具101に形成された絞りタップ106に捩じ込む。これにより縦取付金具103は、固着穴と絞りタップ106とを貫通して挿入されるボルト104により軸支される。回動軸方向としてのボルト104が挿入される方向は、縦取付金具側部107を含む平面とほぼ垂直であればよい。これを、縦取付金具103の両側の側部において行なうことにより、ボルト104を軸として、縦取付金具103は一方の支持金具101に対して相対的に回動可能に支持される。
また、一方の支持金具101と縦取付金具103とは当接するような形状でも構わない。たとえば、一方の支持金具101と縦取付金具103との相対的な回動運動を妨げないように、支持金具側部105の形状は、上部の一部がたとえば直線状や円弧状に切り落とされて上端部を有するように成形され、支持金具側部105の上端部と縦取付金具103の内側背面部(縦取付金具103の上面内側、すなわち、横桟取付溝113が形成される面の、屋根の上に設置するとき下地材と対向する側)とが部分的に当接するのが好ましい。部分的に当接することにより、一方の支持金具101の縦取付金具103を支持する箇所がボルト104と当接箇所とに分散されるため、より堅固に取り付けが可能となる。
また、一方の支持金具101と縦取付金具103とは相対的に回動可能に結合されればよいため、ボルト104を用いる他に、たとえば、ピンを貫通させて軸支する、縦取付金具側部107に形成した凸部と支持金具側部105に形成した凹部とを嵌合する、などの方法によって、結合することができる。
そして、他方の支持金具102における支持金具側部105の外側と、縦取付金具103における縦取付金具側部107の内側とが、相互に対向するように配置され、好ましくは互いの側部が密接している。そして、ボルト111を、縦取付金具103の長手方向に沿って伸びる長穴へ貫通させ、他方の支持金具102に形成された絞りタップ106に捩じ込む。ボルト111が長穴を貫通する位置は、長穴の範囲において、任意に調整することができる。換言すると、第二の固着部の長穴は、ボルト111などの締着部材により他方の支持金具102と締着され得る締着部位を複数有し、他方の支持金具102と縦取付金具103とが最適な配置となる締着部位を、複数の締着部位から任意に選択して、他方の支持金具102と縦取付金具103とを締着固定することができる。これを、縦取付金具103の両側の側部において行なうことにより、縦取付金具103は長穴の範囲内で、他方の支持金具102に固定される。このとき、他方の支持金具102と縦取付金具103とは密接するのが好ましい。また、他方の支持金具102と縦取付金具103とは、たとえば図1に示すボルト111および絞りタップ106のように、着脱可能な部材で挟持して互いに結合され固定されるのが好ましい。
図2は、固定具に接着される止水部材を示す模式図である。一方の支持金具101および他方の支持金具102の底面、すなわち屋根に取付けられるとき下地材と接する面には、一方の支持金具101および他方の支持金具102を下地材に固定するためのネジ穴114が、たとえば2箇所形成されている。固定具の底面外側、すなわち下地材と接する面の下地材と接する側に、一方の支持金具101および他方の支持金具102を下地材に固定するための下地材ネジ止め部との止水を目的として、止水部材115が接着されている。止水部材115は、図2に示すように板状に成形することができ、その場合底面より一回り小さく形成されるのが好ましい。止水部材115の素材は、固定具を下地材にネジ止めすることにより押圧されて、下地材ネジ止め部を止水できるものであればよく、たとえば、ブチルゴムや発泡EPDM(エチレンプロピレン)ゴムなどを用いることができる。
図3は、縦取付金具の側面図である。図4は、構造物設置支持装置が階段状の下地材に固定された状態を示す模式図である。図3および図4を参照して、縦取付金具に形成された固着穴と長穴との関係について説明する。図3に示すように、第一の固着部121、123にはそれぞれ3個の固着穴が、支持具としての縦取付金具103の長手方向に沿って形成されている。第一の固着部121、123の固着穴と、第二の固着部122、124の長穴とは、支持具としての縦取付金具103の長手方向の同一直線上に、形成されている。すなわち、固着穴の中心と長穴の長径とが同一直線上にあるように、固着穴と長穴とは形成されている。第一の固着部121、123に形成された3個の固着穴のうち、最も離れた2個の固着穴、すなわち、最も一方の端部108側に形成される固着穴と、最も他方の端部110側に形成される固着穴との、中心を結ぶ線分の長さをxとする。なお、第一の固着部の固着穴と、第二の固着部の長穴とは、支持具の長手方向の平行線上に形成されてもよい。
図4に示すように、構造物設置支持装置100は、下地材141〜143が流れ方向に階段状に配置された屋根に固定される。図4には、働き足寸法Lと、高さ寸法Rとが図示されている。図4に示すように、第一の固定金具101は、下地材142の軒側の端部142aと接するように、下地材142に固定されている。また第二の固定金具102は、下地材143の軒側の端部143aと接するように、下地材143に固定されている。縦取付金具103は、第一の固定金具101および第二の固定金具102により担持されている。働き足寸法Lと高さ寸法Rとは直交する方向の寸法を示しているので、下地材142の軒側の端部142aと、下地材143の軒側の端部143aとの距離は、√(L2+R2)である。よって、第一の固定金具101に形成される固定穴と第二の固定金具102に形成される固定穴との距離は、√(L2+R2)である。つまり、第一の固着部に形成される固着穴のうち第一の固定金具101の固定穴と結合される固着穴の中心と、第二の固定金具102の固定穴が第二の固着部に形成される長穴と締着される位置における当該固定穴の中心との距離が、√(L2+R2)である。
ここで、α=2{√(L2+R2)−L}と定義し、第二の固着部122、124に形成される長穴の有効長さは、x+αによって決定されれば、階段状の下地材142、143に対して、支持具としての縦取付金具103を確実に設置することができる。長穴の有効長さを、高さ寸法Rに応じて決定することにより、階段状の下地材142、143であっても、縦取付金具103を確実に設置することができる。なお、長穴の有効長さは、x+αの100%以上105%以下となる範囲で決定してもよい。
また、長穴の有効間隔をaとする。長穴の有効間隔aを、隣接する2個の固着穴の中心を結ぶ線分のうち、長さが最小となる線分の長さよりも小さくすれば、固定具と支持具とを確実に固定することができる。たとえば、第一の固着部の固着穴のうち、一方の端部108に最も近い固着穴において、縦取付金具103と第一の固定金具101とを結合したとする。このとき、下地材の働き足寸法Lと、縦取付金具103の長手方向の寸法との関係によっては、第二の固定金具102の固定穴が、第二の固着部122、124に形成された2個の長穴の間の、長穴が形成されていない位置に配置される場合がある。その場合においても、第一の固定金具101の固定穴と結合される固着穴を一つずらして、一方の端部108から2つ目の固着穴において縦取付金具103と第一の固定金具101とを結合すれば、第二の固定金具102の固定穴は第二の固着部122に形成された長穴と重なり得る位置に配置される。したがって、第二の固定金具102の固定穴と第二の固着部122の長穴とを締着させることができ、縦取付金具103を第一の固定金具101および第二の固定金具102に固定することができる。
たとえば、図3に示すように、第一の固着部121に形成された3個の固着穴が等間隔に形成されていれば、有効間隔aは、a<x/2の関係を満たすように、決定することができる。
さらに、縦取付金具103に同数形成された第一の固着部と第二の固着部とについて、たとえば一方の端部108側から順に組を構成していると仮定する。たとえば、図3に示すように、第一の固着部121と第二の固着部124とが組を構成し、第一の固着部123と第二の固着部122とが組を構成していると考えることができる。このとき、第一の固着部121に複数個形成された固着穴のうち、最も離れた2個の固着穴の中心を結ぶ線分xの中点と、第一の固着部121と組を構成する第二の固着部124に形成された長穴において、支持具(縦取付金具103)の長手方向に最も離れた2点を結ぶ線分である長径の中点と、の距離を、働き幅L2と定義する。また、第一の固着部121に複数個形成された固着穴のうち、最も離れた2個の固着穴の中心を結ぶ線分xの中点と、第二の固着部122に形成された長穴において支持具(縦取付金具103)の長手方向に最も離れた2点を結ぶ線分である長径の中点と、の距離を、働き幅L1と定義する。
つまり、働き幅L1は、複数の第一の固着部のうち縦取付金具103の長手方向において最も一方の端部108に近い第一の固着部に形成された複数の固着穴の中心点と、複数の第二の固着部のうち最も他方の端部110に近い第二の固着部に形成された長穴の中心点との距離である。また、働き幅L2は、組を構成する第一の固着部と第二の固着部とに関する、第一の固着部に形成された複数の固着穴の中心点と第二の固着部に形成された長穴の中心点との距離である。そして、下地材の働き足寸法LをL2以上L1以下の範囲に制限することができる。換言すると、働き幅L1を下地材の働き足寸法L以上とし、働き幅L2を下地材の働き足寸法L以下とするように、支持具の固着穴と長穴とを形成することができる。このように、下地材の働き足寸法に合わせて支持具を作製することによって、構造物を支持具に固定支持したとき、構造物が支持具から大きくはみ出し、美観が損なわれることを抑制することができる。
次に、構造物設置支持装置100を用いて、階段状に配置された複数の下地材を備える屋根の上側に構造物を取付ける例について説明する。図5は、図1に示す構造物設置支持装置100を屋根の上側に複数設置した実施形態を示す模式図であり、支持具の長手方向の寸法を530mm、働き幅L1を400mm、働き幅L2を320mm、xを40mmにした場合の一例である。また(A)においては下地材の働き足寸法L=400mm、高さ寸法R=8mmである。(B)においては下地材の働き足寸法L=360mm、高さ寸法R=8mmである。(C)においては下地材の働き足寸法L=320mm、高さ寸法R=8mmである。また、流れ方向寸法990mmの構造物130を、流れ方向に2枚並べた場合の一例である。
(A)の下地材の働き足寸法Lが働き幅L1と同じ400mmであるので、第一の固着部121と第二の固着部122を使用することにより、構造物130から構造物設置支持装置100が大きくはみ出すことなく、構造物130を屋根の上側に取付けることができる。流れ方向に最も軒側(以下、流れ方向に沿って軒側から棟側に向かって順に、一段目、二段目、三段目の構造物設置支持装置と称する)の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部121の最も軒側の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部122の長穴とを締着する。二段目の構造物設置支持装置100は、構造物130同士の継ぎ目が来る場所に構造物設置支持装置100が位置するように配置されればよい。横桟取付溝113が縦取付金具103の上面の長手方向に渡って形成されているため、構造物設置支持装置100の長手方向の任意の位置において横桟を取付けることができるので、構造物130同士の継ぎ目が来る場所に二段目の構造物設置支持装置100が位置するように配置すれば、構造物130を設置支持することができる。三段目の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部121の最も棟側の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部122の長穴とを締着する。その結果、屋根の棟側に配置された構造物130の棟側を支持する横桟は、三段目の構造物設置支持装置100の他方の端部110の近傍に設置されるため、三段目の構造物設置支持装置100が流れ方向に構造物130から大きくはみ出すことなく、構造物130を配置することができる。
(B)の下地材は働き足寸法Lが360mmであり、働き幅L1と働き幅L2の中間の寸法である。この場合、一段目の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部123の最も軒側の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部122の長穴とを締着する。二段目の構造物設置支持装置100は(A)と同様に、構造物130同士の継ぎ目が来る場所に構造物設置支持装置100が位置するように配置されればよい。三段目の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部121の最も軒側の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部124の長穴とを締着する。その結果、構造物設置支持装置100が構造物130から大きくはみ出すことなく、構造物130を配置することができる。
(C)の下地材は働き足寸法Lが働き幅L2と同じ320mmであるので、第一の固着部121と第二の固着部124の組み合わせ、または第一の固着部123と第二の固着部122の組み合わせを使用して構造物設置支持装置100を固定することで、構造物130から構造物設置支持装置100が大きくはみ出すことなく施工できる。一段目の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部121の最も軒側の固着穴と一方の固定金具101とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部124の長穴とを締着する。二段目の構造物設置支持装置100は(A)、(B)と同様に、構造物130同士の継ぎ目が来る場所に構造物設置支持装置100が位置するように配置されればよい。三段目の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部123の最も軒側の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部122の長穴とを締着する。その結果、構造物設置支持装置100が構造物130から大きくはみ出すことなく、構造物130を配置することができる。
以上説明したように、この発明の構造物設置支持装置100によれば、階段状の下地材の働き足寸法に合わせて、流れ方向に下地材に固定された固定具に対し、支持具を設置固定する位置を調整することができる。これにより、下地材に対して支持具が平行となるような固着穴と長穴との位置を選択できるので、階段状の下地材に対しても、支持具を下地材に対して平行に設置することができる。したがって、屋根面に沿って構造物を設置することが可能となる。また、働き足寸法の異なる下地材を備える屋根に対して、同一の構造物設置支持装置100を用いて構造物を屋根の上側に設置することができる。また、複数の下地材の働き足寸法が同じであれば、複数の支持具を直線状に下地材に固定することができる。そのため、構造物を平面状に配置することができ、また図5に示すように、支持具に取付けられ構造物を支持する横桟の棟側と軒側との両側に、構造物を固定することができる。横桟の両側を活用して構造物を固定することによって、構造物を設置するためのコストが低減でき、かつ構造物と屋根との一体感が得られ美観が向上するとともに、耐風性が向上する。
(実施の形態2)
図6は、図1に示す構造物設置支持装置100を屋根の上側に複数設置した他の実施形態を示す模式図であり、構造物設置支持装置100の寸法および形状ならびに下地材の働き足寸法は、実施の形態1と同一である。しかし、実施の形態2では、流れ方向寸法1200mmの構造物131を、流れ方向に2枚並べた場合の一例を示す点で、実施の形態1とは異なっている。
(A)の下地材の働き足寸法Lが働き幅L1と同じ400mmであるので、第一の固着部121と第二の固着部122を使用することにより、構造物131から構造物設置支持装置100が大きくはみ出すことなく、構造物131を設置できる。構造物設置支持装置100においては、第一の固着部121の最も軒側の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部122の長穴とを締着する。二段目の構造物設置支持装置100は、構造物131同士の継ぎ目が来る場所に構造物設置支持装置100が位置するように配置されればよい。三段目の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部121の最も棟側の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部122の長穴とを締着する。その結果、構造物設置支持装置100が構造物131から大きくはみ出すことなく、構造物131を配置することができる。
(B)の下地材は働き足寸法Lが360mmであり、働き幅L1と働き幅L2の中間の寸法である。この場合、一段目の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部121の最も軒側の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部124の長穴とを締着する。二段目の構造物設置支持装置100は(A)と同様に、構造物131同士の継ぎ目が来る場所に構造物設置支持装置100が位置するように配置されればよい。三段目の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部123の最も軒側の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部122の長穴とを締着する。その結果、三段目の構造物設置支持装置100が構造物131から棟側に大きくはみ出すことなく、構造物131を配置することができる。
(C)の下地材は働き足寸法Lが働き幅L2と同じ320mmであるので、第一の固着部121と第二の固着部124の組み合わせ、または第一の固着部123と第二の固着部122の組み合わせを使用して構造物設置支持装置100を固定することで、構造物131から構造物設置支持装置100が大きくはみ出すことなく施工できる。一段目の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部121の最も軒側の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部124の長穴とを締着する。二段目の構造物設置支持装置100は(A)、(B)と同様に、構造物131同士の継ぎ目が来る場所に構造物設置支持装置100が位置するように配置されればよい。三段目の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部123の最も棟側の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部122の長穴とを締着する。その結果、構造物設置支持装置100が構造物131から大きくはみ出すことなく、構造物131を配置することができる。
以上のように、働き足寸法Lの異なる下地材を備える屋根に対して、同一の構造物設置支持装置100を用いて構造物を屋根の上側に設置することができる。かつ、流れ方向の寸法が異なる構造物を、同一の構造物設置支持装置100を用いて屋根の上側に容易に設置することができる。したがって、下地材の働き足寸法や構造物の流れ方向寸法に合わせて異なる構造物設置支持装置を用いる必要がないため、部品を共通化でき、量産効果に伴う構造物設置支持装置の製造コスト低減を達成することができる。
(実施の形態3)
図7は、図1に示す構造物設置支持装置100を屋根の上側に複数設置したさらに他の実施形態を示す模式図であり、構造物設置支持装置100の外形の寸法および形状ならびに構造物の流れ方向寸法は、図5(C)に示す実施の形態1と同一である。しかし、実施の形態3では、下地材の働き足寸法L=320mm、高さ寸法R=64mmであって、高さ寸法Rの増加に伴ってx+2{√(L2+R2)−L}によって決定される長穴の有効長さを変更させている点で、実施の形態1とは異なっている。
下地材の働き足寸法Lが働き幅L2と同じ320mmであるので、第一の固着部121と第二の固着部124の組み合わせ、または第一の固着部123と第二の固着部122の組み合わせを使用して構造物設置支持装置100を固定することで、構造物130から構造物設置支持装置100が大きくはみ出すことなく施工できる。一段目の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部121の最も軒側の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部124の長穴とを締着する。二段目の構造物設置支持装置100は、構造物130同士の継ぎ目が来る場所に構造物設置支持装置100が位置するように配置されればよい。三段目の構造物設置支持装置100においては、第一の固着部123の3つの固着穴のうち中央の固着穴と一方の固定金具101の固定穴とを結合し、他方の固定金具102の固定穴と第二の固着部122の長穴とを締着する。その結果、構造物設置支持装置100が構造物130から大きくはみ出すことなく、構造物130を配置することができる。
階段状の下地材の高さ寸法Rが異なっても、第二の固着部122、124に形成される長穴の有効長さをx+2{√(L2+R2)−L}によって決定することで、構造物130の景観を維持しながら、すなわち複数の構造物130を平面状に配置しながら、屋根の上側に確実に設置することができる。
(実施の形態4)
図8は、縦取付金具の変形例を示す斜視図である。実施の形態4の縦取付金具203と、上述した実施の形態1の縦取付金具103とは、基本的に同様の構成を備えている。しかし、実施の形態4では、縦取付金具203は、複数の第一の固着部221、222、223を含み、第一の固着部221、222、223にはそれぞれ、1個の固着穴が形成されている。また、縦取付金具203は、第二の固着部224を含む。
また、横桟取付溝213には、タップ金具225がスライド可能に設けられている。タップ金具225は、横桟取付溝213に沿って、縦取付金具213の長手方向に移動可能とされている。構造物を縦取付金具203に固定支持するときには、タップ金具225に形成された穴において、構造物を支持するための架台の横桟を固定する。タップ金具225が縦取付金具203の長手方向に移動可能であるため、横桟取付溝213が形成されている範囲において、縦取付金具203の長手方向の任意の位置に横桟を固定することができる。
なお、構造物設置支持装置100が備える第一の固着部および第二の固着部の員数は、実施の形態1〜実施の形態4において説明した員数に限られるものではない。たとえば、長手方向寸法をさらに増大させた縦取付金具に対しては、より多くの第一の固着部および第二の固着部を形成することができる。第一の固着部および第二の固着部の員数は、それぞれ任意であればよいが、第一の固着部と第二の固着部とが同数形成され、同数形成された第一の固着部と第二の固着部とが組を成す(つまり、第一の固着部に形成された1つまたは複数の固着穴と、第二の固着部に形成された長穴とが、組を成し、固着穴の員数は長穴の員数の倍数となる)ような構成であれば、より好ましい。また、構造物としてパネル状の太陽電池モジュールを例に挙げているが、構造物はこの形態に限られず、たとえば太陽光集熱装置、表示装置または発光装置であってもよい。
そして、階段状の屋根に限られず、たとえば平面屋根やドーム状の屋根の上側に構造物を取付ける場合にも適用可能である。さらに、屋根の上側に構造物を取付ける場合に限られず、たとえば天井から構造物を釣支する場合、または壁面に構造物を保持する場合にも、この発明の構造物設置支持装置を適用することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1の構造物設置支持装置の構成を示す斜視図である。 固定具に接着される止水部材を示す模式図である。 縦取付金具の側面図である。 構造物設置支持装置が階段状の下地材に固定された状態を示す模式図である。 図1に示す構造物設置支持装置を屋根の上側に複数設置した実施形態を示す模式図である。 図1に示す構造物設置支持装置を屋根の上側に複数設置した他の実施形態を示す模式図である。 図1に示す構造物設置支持装置を屋根の上側に複数設置したさらに他の実施形態を示す模式図である。 縦取付金具の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
100 構造物設置支持装置、101 一方の支持金具、102 他方の支持金具、103 縦取付金具、104 ボルト、105 支持金具側部、106 絞りタップ、107 縦取付金具側部、108 縦取付金具の一方の端部、110 縦取付金具の他方の端部、111 ボルト、113 横桟取付溝、114 ネジ穴、115 止水部材、121,123 第一の固着部、122,124 第二の固着部、130,131 構造物、141,142,143 下地材、142a,143a 端部、203 縦取付金具、207 縦取付金具側部、208 縦取付金具の一方の端部、210 縦取付金具の他方の端部、213 横桟取付溝、221,222,223 第一の固着部、224 第二の固着部、225 タップ金具。

Claims (2)

  1. 複数の下地材を備える屋根の上側に構造物を取付けるための構造物設置支持装置において、
    前記下地材に固定される固定具と、
    複数の前記固定具により担持され前記構造物を固定支持する支持具とを備え、
    前記固定具は、側部に前記支持具を固定する固定部を含み、
    前記固定部は、円形の固定穴が形成されており
    前記支持具は、
    前記支持具の一端の側部に形成され、複数の前記固定具のうちの一つである一方の固定具と結合される、複数の第一の固着部と、
    前記支持具の他端の側部に形成され、複数の前記固定具のうちの他の一つである他方の固定具と締着される、第二の固着部とを含み、
    前記第一の固着部は、前記支持具の長手方向に沿って複数個の円形の固着穴が形成されており
    前記第二の固着部は、前記支持具の長手方向に沿って伸びる長穴が形成されており、
    前記固着穴と前記長穴とは、前記支持具の長手方向の同一直線上に形成されており、
    前記長穴の有効長さは、前記第一の固着部に形成された複数個の前記固着穴のうち、最も離れた2個の前記固着穴の中心を結ぶ線分の長さをxとし、前記下地材1枚当たりの流れ方向の働き寸法をLとし、流れ方向に隣接する2枚の下地材が成す、屋根表面と垂直な方向における2枚の下地材の上部表面の間の間隔の寸法をRとして、下記の数式
    x+2{√(L +R )−L}
    を満たす長さの100%以上105%以下である、構造物設置支持装置。
  2. 前記支持具は、複数の前記第二の固着部を含み
    前記長穴の有効間隔は、隣接する2個の前記固着穴の中心を結ぶ線分のうち、長さが最小となる線分の長さよりも、小さいことを特徴とする、請求項1に記載の構造物設置支持装置。
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