JP5117512B2 - 再送回数を動的に適合させる方法及び装置 - Google Patents

再送回数を動的に適合させる方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は通信システムに関し、具体的には、ベストエフォート型通信システムにおけるリアルタイム(タイムセンシティブ)メディアデータの再送回数を動的に適合させる方法と、該方法を利用する装置に関する。
マルチメディアのリアルタイムストリーミングアプリケーションは指数的に進歩しているが、TCP(Transport Control Protocol)やUDP(User Datagram Transport Protocol)といったこれらのアプリケーションにより生成されるトラフィックを処理するための現行のトランスポート・プロトコルには限界があり、現在のインターネットインフラストラクチャーに負荷がかかることが予想されている。
UDPは、パケットの到着に関するいかなる保証もフィードバックも無くデータパケットを送信し、アプリケーションが、データパケットロスを検出して処理しなければならない。さらにUDPは、許容できないレベルの輻輳に至るまでインターネットに負荷をかける可能性のある、高ビットレートのマルチメディアトラフィックアプリケーションに対して、いかなるフロー制御又は輻輳制御機構も有していない。
TCPは、チャンネル障害や輻輳によって引き起こされたパケットロスの検出とその回復のための、フィードバック及び再送方法を有する。また、TCPは、輻輳制御及びフロー制御を提供するため、帯域負荷が高い状態でネットワークが落ちる危険性が低減される。TCPでは、送信機は送信前に昇順のシーケンスナンバーを各パケットに割り当て、受信機は当該シーケンスナンバーを利用して、どのパケットが失われたかをNACK(Negative Acknowledgements)により通知するか、または、どのパケットが受信されたかをSACK(Selective Acknowledgements)若しくは単にACK(Acknowledgements)を利用して通知する。
送信機は、一旦どのデータパケットがロストしたかを認識すると、ロストパケットを受信機に再送することができる。仮に、再送されたパケットのいずれかがロストすれば、原則として、送信機は全パケットが最終送信先に到着するまで再送を繰り返す。再送の度に、少なくとも1回のエンドツーエンドの往復遅延時間(RTT)分の累積遅延が、各後続のデータパケットに対して加えられることになる。これは、音声及びビデオのリアルタイムストリームのようなリアルタイムメディアにとって非常に有害であると考えられている。更に、リアルタイムアプリケーションには、各メディアデータパケットの有効期間を定める時間の制約がある。メディアパケットの有効期間を過ぎると、受信機にとってそのメディアパケットはもはや必要なくなるため、そのメディアパケットの送信又は再送はネットワークリソースの浪費となってしまう。そのようなリアルタイムメディアの典型的な例としては、各メディアパケットがビデオピクチャを有しているリアルタイムビデオストリームが挙げられる。あるピクチャの再生時間がすでに経過している場合、受信機にそのピクチャに関連するいかなるパケットを送信又は再送しても意味は無い。
信頼性のあるトランスポート・プロトコルによる意味の無い再送は、累積遅延の原因となり、リソースを浪費する可能性があるため、ビデオ及び音声ストリーミングのようなリアルタイムアプリケーションでは、実際には、UDPのような信頼性の低いトランスポート・プロトコルがよく用いられている。UDPは本質的に信頼性が低く、パケットロスが高いため、通信チャンネルの特性及び伝送されるストリームのプロパティによっては、受信機側における画像の品質を非常に悪くすることがある。例えば、輻輳の激しいネットワーク又はパケットロスが高いワイヤレス環境では、信頼性の低いトランスポート・プロトコルが、許容範囲のビデオ品質を受信機側で提供するのに充分なだけの、ストリームのビデオピクチャを配信できないことがある。
したがって、再送は、チャンネル障害及びネットワーク輻輳に起因するパケットロスの回復のために有効であるが、意味の無い再送は、累積遅延及びネットワークリソースの浪費につながり、リアルタイムメディアストリーミングアプリケーションの知覚品質を劣化させてしまう。
非リアルタイム性データに対する、再送に基づくパケットロスの回復方法については、多くの研究がなされ、特許されている。
例えば、メディアの階層化に基づくストリーミングメディアの再送方法が、マシュー・ポドルスキーらによって開示された(非特許文献1)。この文献において、ストリーミングメディアの信号は、その優先度に基づいてレイヤ分割され、各レイヤの再送はそれぞれの優先度に基づいて決定される。結果的に、この文献は、それぞれレイヤの失効時限に近づいても変更されない、すなわち、非時間依存性のポリシーが最良の送信ポリシーであると結論付けている。
また、アッシュフィグア・ティー・コニーらは、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)を利用してデータパーティション化したH.264ビデオを送信した(非特許文献2)。この文献では、H.264ビデオの異なるデータパーティションについて異なる優先度又は信頼性レベルが設定される。結果的に、この文献は、SCTPに基づいてデータパーティション化したH.264ビデオの送信することで、比較的良好な画像品質が得られることを明らかにした。
更には、アントニオス・アルギリオウらは、SCTPを用いた、ビデオパケットの再送と、R−D最適化に続く帯域の分配と、受信機からのフィードバック報告の合理的な利用を開示した(非特許文献3)。
Matthew Podolsky, Martin Vetterli and Steven McCanne, Limited Retransmission Of Real-Time Layered Multimedia, 2nd IEEE Workshop on Multimedia Signal Processing, 1998 Ashfiqua T. Connie, Panos Nasiopoulos, Yaser P. Fallah and Victor C.M. Leung, SCTP-based transmission of data partitioned H.264 video, 4th International Workshop on Modeling Analysis and Simulation of Wireless and Mobile Systems, Vancouver, 2008 Antonios Argyriou, A Novel End-to-End Architecture for H.264 Video Streaming over the Internet, Journal of Telecommunication Systems, vol. 28, 2005
上述のように、かねてから、リアルタイムメディアの送信におけるパケットロスの回復が研究されてきた。しかし、いずれの研究も、メディアタイプと、使用中のネットワークチャンネルの状態変化とに応じて、リアルタイムメディアの再送回数を動的に適合させることは扱ってこなかった。
本発明の目的は、異なる特性を有するパケットに対して、再送回数を動的に適合させることができる装置及び方法を提供することである。
上記目的を達成するための、第1の観点に係る発明は、
ネットワークを経由して、異なる特性を有するリアルタイム性データのパケットを送信する送信装置で用いる再送方法であって、
前記各パケットの特性を分類するステップと、
分類した前記各特性に応じた、前記各パケットに対する再送制限回数を割り当てるステップと、
前記割り当てられた再送制限回数にしたがって、前記各パケットを再送するステップと
を含むことを特徴とする。
第2の観点に係る発明は、第1の観点に係る再送方法において、
前記ネットワークの状態を推定するステップを更に含み、
前記再送制限回数を割り当てるステップは、前記分類した前記各特性と、推定したネットワーク状態と、に基づいて前記各パケットに対して再送制限回数を割り当てることを特徴とする。
上記目的を達成するための、第3の観点に係る発明は、
ネットワークを経由して、異なる特性を有する複数のパケットを含むリアルタイム性データを送信する送信装置であって、
前記各パケットの特性を分類し、分類した各特性に応じて、前記各パケットに対して再送制限回数を割り当てる制御部と、
割り当てられた再送制限回数にしたがって、前記各パケットの再送を行う送信部と、
を含むことを特徴とする。
第4の観点に係る発明は、第3の観点に係る送信装置において、
前記制御部は、
前記ネットワークの状態を推定し、
前記分類した各特性と、推定したネットワークの状態と、に基づいて前記各パケットに対して再送制限回数を割り当てる
ことを特徴とする。
したがって、本発明によれば、各パケットに、パケットの特性に応じた再送制限回数を割り当てるので、異なる特性を有するパケットに対して再送回数を動的に適合させることができ、リアルタイムデータの効果的な再送が実現する。
本発明の一実施の形態に係る送信装置、及びネットワークを介してリアルタイムデータを受信する受信装置の機能ブロック図である。 推定された帯域の範囲内における再送ポリシーの一例である。 H.264ビデオコーデックのI、P、Bフレームが、m回の再送の後に到着する確率を示す図である。 一実施の形態に係る送信装置において実施される再送方法の一例を示す。
図1は本発明の一実施の形態に係る送信装置と、該送信装置とネットワークを介してリアルタイム性データの通信を行う受信装置とを含む機能ブロック図である。本発明の一実施の形態に係る送信装置100は、ネットワークを介して、動画や音声のようなリアルタイム性のデータを受信装置110に送信するものである。送信装置100の例としては、ネットワーク上のストリーミングサーバが挙げられ、受信装置110の例としてはネットワーク上のクライアントが挙げられる。通常、ストリーミングサーバは、リアルタイムマルチメディアデータパケットを少なくとも一つのマルチメディアクライアントに送信する。
送信装置100は、データの送信を行う送信部101と、送信部101を制御する制御部102とを有する。制御部102は、メディアタイプにしたがってパケットを異なる優先度グループのクラスに分類する分類部103と、使用中のネットワークの状態を推定するネットワーク状態推定部104と、分類部103が分類した各パケットのクラスに基づいて、各フレームに再送制限回数を割り当てる再送制限回数割当部105とを有する。さらには、再送制限回数割当部105は、ネットワーク状態推定部104によって推定されたネットワーク状態にも基づいて、各パケットに対して再送制限回数を割り当てることが好ましい。送信部101は、再送制限回数割当部105が割り当てた再送制限回数にしたがって、各パケットを再送するものである。
フレーム特性の分類に加えて、分類部103が、各フレームの優先度も設定する。ここで、優先度は各メディアタイプ(例えば、エンコーディング形式)について、所定の値であっても良い。
ストリーミングアプリケーションによく用いられるリアルタイムデータの代表例としては、MPEG−4またはH.264/AVCのような、MPEGビデオコーデックでエンコードされたビデオデータがある。MPEGベースのエンコーダは、動き補償と称される圧縮技術のおかげで、高圧縮率を達成できる。動き補償を用いる場合には、ピクチャ間の類似したセクションはエンコードされてIフレーム(Intra frame)に一度保存される。そして、このIフレームと後続するピクチャとの間で、類似したセクションの方向及び距離の変化を示す動きの差分(すなわち、動きベクトル)だけが、エンコードされて、Pフレーム(Predicted frame)またはBフレーム(Bi-predicted frame)として保存される。
PフレームとBフレームの違いは、Pフレームは、直前のIまたはPフレームを参照した動きベクトルだけを含むのに対して、Bフレームは、前後のIまたはPフレームを参照した動きベクトルを含む点にある。デコーダでは、Iフレームは自己完結型であり、デコードに必要な全ての情報がIフレーム内に包含されている。そして、後続するPフレーム及びBフレームは、既にデコードされたI及びPフレームと、動きベクトルを用いてデコードされる。
この動き補償技術のために、Iフレームは、通常、P及びBフレームよりも大幅にサイズが大きく、デコーダにおいてより重要な役割を果たしている。例えば、Iフレームのロストによる画質の低下は、後続するPフレーム及び前方のBフレームにも影響を及ぼす。これらのフレームは、動き補償に関してロストしたPフレームに依存しているからである。
したがって、I、P、Bフレームを有する、MPEG−4及びH.264/AVCによってエンコードされたビデオデータについては、分類部103は、I、P、Bの順に優先度を設定する。
分類部103は、数メガバイトに及ぶメッセージ(例えば、ピクチャ又はフレーム)の全データサイズを読みこみ、パケットに分割する。ここで、大きいメッセージは比較的多くのパケットに分割されるので、当然に、比較的小さいメッセージよりもロストする確率が高い。したがって、フレームのデータサイズは再送制限回数を設定する上で重要な要素である。
表1は、H.264/AVCデータについて、分類部103の分類による分類群及び優先度設定の一例を示す。メディアパケットが、3つのフレームA〜Cを含んだ場合において、分類部103は、フレームAのフレーム特性をIフレームとして分類し、その優先度を「高」に設定する。
Figure 0005117512
ネットワーク状態推定部104は、使用中のネットワークの空き帯域、パケットエラー率、往復遅延時間(RTT)、及びMTU(Maximum Transmission Unit)のような、ネットワーク状態を推定する。
たとえば、ネットワーク状態推定部104は、送信バッファ(図示しない)に格納された次のメッセージの送信時に利用可能な通信経路の空き帯域を推定する。この推定は、過去の数値の重み付き平均、又は数列的に過去の値を用いる他の統計的推定方法に基づくものでありうる。このような帯域推定は、送信バッファの挙動を観察することで実施され得る。輻輳制御をサポートしているトランスポート・プロトコル(TCP又は信頼性の高いSCTP)を用いる場合には、輻輳ウィンドウ及び往復遅延時間を追跡することにより帯域を推定することができる。
他の例では、ネットワーク状態推定部104は、SCTPソケットAPI(Application Programming Interface)又はオペレーティングシステムカーネルAPIの関数を利用して、各受信クライアントのネットワーク状態を監視する。このようにして、ネットワーク状態推定部104は、マルチメディアデータパケットを受信する各クライアントチャンネルについての、パケットロス率、往復遅延時間及びMTUサイズ等を把握する。
再送制限回数割当部105は、各メディアパケットに対して、各メディアタイプに対応した再送制限回数を割り当てる。さらに、再送制限回数割当部105は、各パケットに対して、分類部103によって設定された優先度に応じて再送制限回数を割り当てることができる。また、上述のように、分類部103は、パケットに分割されたメッセージ全体のデータサイズを読み取ることができる。したがって、再送制限回数割当部105は、分類部103によって分類された各フレームのデータサイズに応じて、各パケットに対して再送制限回数を割り当てることもできる。
再送制限回数割当部105は、ネットワーク状態推定部104によって推定された空き帯域の範囲内に再送するデータのサイズを抑えるように、再送制限回数を割り当てる。たとえば、H.264/AVCストリーミングにおいて、チャンネルが充分な空き帯域を有している場合、再送制限回数割当部105は、再送ポリシー{3、2、1}を選択する。この再送ポリシーでは、Iフレームのパケットは、最大3回まで再送され、Pフレームのパケットは最大2回、Bフレームのパケットは1回だけ再送される。このポリシーでは、全てのメディアタイプのメッセージについて、非常に高い信頼性でパケットを受信させることが可能である。これとは逆に、再送ポリシー{2、2、−1}では、IおよびPフレームのパケットについては比較的高い受信確率が保証されるが、Bフレーム由来のパケットは全て送信前に送信バッファから除去されてしまう。この考え方のポイントは、優先度の低い、Bフレーム由来のパケットを犠牲にして、受信機側における知覚品質により大きな影響を与えるI及びPフレーム由来のパケットに対して、より多くの空き領域を提供することにある。
図2は、推定された空き帯域と優先度とに基づいて、再送制限回数割当部105によって割り当てられた再送ポリシーの一例である。この場合、推定された空き帯域は、I、P、Bフレームについての最適な再送ポリシー{3、2、1}のためには充分ではないとする。したがって、再送制限回数割当部105が、最も重要性の低いメディアタイプ由来のパケットの再送を抑制する。その結果、Iフレーム由来のパケットは最大3回再送され、Pフレーム由来のパケットは、最大2回再送され、Bフレーム由来のパケットは再送されない。
再送制限回数割当部105は、例えば、パケットエラー率に基づく確率モデルを用いて再送制限回数を設定することができる。図3に示したH.264/AVCデータについての確率モデルは、以下の式から導き出される。
各I、P及びBフレームは、送信前に、n個のMTUサイズのパケットのセグメントに分割される。pは、エンドツーエンドパスの特徴的なパケットエラー率を示す。そして、I、P又はBフレームのn個のセグメントのどれかが受信機においてロストする確率は次式で示される。
L=1−(1−p)n
I、P又はBフレームの最初の送信の後には、np個のセグメントがチャンネル障害によりロストすると予測される。全てのセグメントが再送される場合には、再送されたいずれかのセグメントが受信機に到達する確率は次式で示される。
1=1−(1−p)np
同様にして、2回目の再送の後に、フレームのセグメントがnp2個ロストすることが推定されるので、ロストしたセグメントの2回目の再送の後に、それらのセグメントのどれかがロストする確率は次式で示される。
Figure 0005117512
したがって、I、P又はBフレームの1つのセグメントが、m回の再送の後に受信機に到達しない確率は次式で示される。
Figure 0005117512
メモリーレスチャンネルを想定すると、個々のセグメントロスは再送ごとに独立である。したがって、m+1回再送されたI、P又はBフレームうちの一つのセグメントがロストする確率は次式で示される。
Figure 0005117512
また、m+1回の送信(すなわち、再送)の後に、I、P又はBフレームの全てのセグメントの受信が成功する確率、すなわち、フレーム全体の受信成功確率は次式(1)で示される。
Figure 0005117512
MPEG−4又はH.264/AVC形式でエンコードされたビデオデータのI、P、Bフレームの送信成功確率を示す曲線を図3に示す。再送制限回数割当部105が、0〜3の範囲の様々な再送制限回数を異なるフレーム特性を有するパケットに割り当てたとする。図3に示した各曲線は、I=0、P=0、B=0、I=1、及びP=1の場合のパケットエラー率と、ネットワーク抽象レイヤ(NAL)の受信成功確率との関係を示す。この他の再送制限回数、例えば、I=2又は3、P=2又は3、B=1、2、又は3、に対応する曲線は、図3でハッチをかけた領域内に集中分布する。
データ受信確率は、NALユニットの受信確率を推定することで評価される。最悪の結果を示す曲線は、Iフレームについての再送制限回数をゼロ(I=0)とした場合の曲線である。また、2番目に悪い結果を示す曲線は、Pフレームについての再送制限回数を零(P=0)とした場合の曲線である。
ネットワーク状態推定部104によって推定されたネットワーク状態に基づいて、望ましい受信確率が動的に決定される。H.264ビデオの優れた画質を維持するために、望ましいIフレームのパケットの受信確率は1であり、すなわち、Iフレームのパケットはロストしないことが理想的である。他方、PまたはBフレームのパケットは、使用中のネットワークの空き帯域によっては、ロストしても良い。使用中のチャンネルのパケットエラー率が0.02よりも小さいときに、B及びPフレームについての受信確率を0.8より高く設定した場合には、再送制限回数割当部105は、再送制限回数B=0を割り当て、パケットエラー率が0.07よりも低いときには、再送制限回数P=1を割り当てることができる。このようにして、再送制限回数割当部105は、例えば、図3では閾値0.8のような、高い到着確率を保証するために必要な再送制限回数を動的に適合させる。
図4は、本発明の一実施の形態に係る送信装置100で実施される再送方法の一例を示すフローチャートである。ここでは、MPEG4やH.264/AVCでエンコードされた動画データを送信するものとし、このデータはI、P、Bフレームを有する。送信装置100と受信装置110との間のネットワークは、例えば、光ファイバ、銅線、無線などの様々なネットワークでありうる。
送信装置100が動画データ送信を開始すると、制御部102は、送信するパケットを読み込む(ステップS401)。そして、分類部103は、メディアパケットを、異なる優先度クラス又はグループに分類する(ステップS402)。このとき、優先度やメッセージのデータサイズが分類部103によって分類されても良い。そして、ネットワーク状態推定部104は、ネットワーク状態を推定する(ステップS403)。ここで、ネットワーク状態とは、ネットワークの空き帯域の変動であっても良い。
そして、再送制限回数割当部105は、分類部103により分類されたクラスや、ネットワーク状態推定部104により推定された空き帯域に基づいて、パケットに対して再送制限回数を割り当てる(ステップS404)。このとき、再送制限回数割当部105は、各メッセージのサイズにも基づいて、再送制限回数を動的に調節することができる。サイズは、各フレームについてのセグメント数を示す、式(1)中の値nに対応する。既に述べた通り、nと、p(使用中のエンドツーエンドパスのパケットエラー率)と、動的に決定されたフレーム全体の受信成功確率(値Pm)を用いて、式(1)を逆算することで、再送制限回数mが算出できる。言い換えれば、再送制限回数は、各パケットのクラス及び推定されたネットワーク状態に基づいて計算される。
そして、制御部102が、メディアパケットをトランスポートメッセージにカプセル化する(ステップS405)。送信部101が、パケットを送信する(ステップS406)。
制御部102は、送信したセグメントについてのACKが検出されるか否かを判定する(ステップS407)。ACKが検出された場合には、制御部102は対応するパケットの送信プロセスを終了する。これに対して、ACKが検出されなかった場合には、制御部102は、再送回数が再送制限回数割当部105により割り当てられた再送制限回数に達したか否かを判定する(ステップS408)。再送回数が再送制限回数割当部105により割り当てられた再送制限回数に達していた場合、制御部102は送信プロセスを終了する。他方、再送回数が再送制限回数割当部105により割り当てられた再送制限回数に達していなかった場合、制御部102は、ACKが検出されるか、再送制限回数に達するまでステップS408及びS409を繰り返してから、送信プロセスを終了する。
このように、本実施の形態に係る送信装置100及び再送方法によれば、制御部102は、分類部103が各パケットのメディアタイプ又はクラスを分類するように制御し、その結果に基づいて、送信部101がデータを再送するように制御するので、データの特性に基づいて再送回数を調節できる。したがって、パケットロスを効果的に低減できる。更に、制御部102は、各メディアタイプの優先度に基づいて再送回数を調節できるので、再送効率を改善することができる。
更に、送信装置100の制御部102は、ネットワーク状態推定部104がネットワーク状態を推定し、再送制限回数割当部105が、各パケットに対して、推定したネットワーク状態に基づいて再送制限回数を割り当てるように、制御するので、使用中のネットワークの空き帯域が効率的に活用でき、且つリアルタイムデータが効率的に送信できる。更に、データの受信が成功した場合には再送が行われないので、ネットワークの空き帯域が効率的に活用できる。このことは、ビデオ、音声、及びタイムドテキスト(timed text)のような、リアルタイムデータに特に有効である。これらのデータにおいては、パケットの到着遅延が、受信装置における知覚品質の改善せずに、ネットワーク輻輳、遅延、および帯域の浪費を助長させてしまうからである。
上述の実施形態は、ネットワーク状態推定部104が無くても実施可能である。したがって、比較的少ない構成要素およびステップによって、効率的な再送方法が実現できる。
本発明は上述の実施形態のみに制限されるものではなく、様々な変更又は修正が可能である。
例えば、I、P、Bフレームに基づいて再送制限回数を割り当てることに代えて、SVCレイヤの従属性に基づいて再送制限回数を割り当てることができる。この場合、N番目のレイヤのパケットがロストすれば、それ以降の全ての上位レイヤのパケットに悪影響を及ぼすので、下位レイヤには大きい再送制限回数が割り当てられる。H.264/SVC形式では、一般的に、ビデオがいくつかの従属レイヤにエンコードされる。レイヤを追加または間引きすることによって、同じビデオについて、異なる空間的、時間的および画質的特徴する、様々なバージョンが得られる。最下位のレイヤ(ベース・レイヤ)は、最低限の品質を得るために必要であり、追加のレイヤを加えることで、フレームレート(時間スケーラビリティ)、解像度(空間スケーラビリティ)、及び画質(画質スケーラビリティー)のいずれか、又は全てを増加させることができる。
例えば、音声ストリームを、ベースレイヤ及び1又は複数のエンハンストレイヤ(enhanced layer)にエンコードするMPEG−4 BSAC(Bit Sliced Arithmetic Coding)のようなスケーラブルな音声コーデックも存在する。H.264/SVCと同様に、ユーザが受信するレイヤが多いほど、知覚される音質が良くなる。しかし、ネットワークリソースには限りがあるので、全てのレイヤを送信することは不可能である。そこで、各音声レイヤに対して、レイヤ間の相互依存性に基づいて再送回数を割り当てることができる。また、ハイビジョンビデオに対する要求が高まるにつれて、マルチチャンネル(5.1および7.1)の高品質音声に対する要求も増加してきている。このようなマルチチャンネルの音声信号は、いくつかの音声ストリーム(すなわち、左、右、中心、LFE(law-frequency effect)、サブウーファー)から成る。これらの音声ストリームに対しても、全体的な音声品質に対する寄与、又は受信装置の性能(例えば、ステレオ出力のみを備える受信装置)に基づいて、優先度が割り当てることができる。
例えば、本発明に係る方法及び装置は、アプリケーションにおいて3つの異なる再送ポリシーを用いて各パケットの再送回数を制限できるようにする、PR−SCTP(partial reliable extension of the stream control transport protocol)を用いて実装可能である。タイムド・ポリシー(TTL)は、アプリケーションが、各メディアパケットについて有効期限を割り当てられるようにする。この有効期限を過ぎれば、パケットは必要ないとみなされ、再送は行われない。最大再送ポリシー(RTX)は、アプリケーションが各メディアパケットに対して再送制限回数を割り当てることを可能にする。この再送制限回数に到達した後には、再送は行われない。そして、バッファ・ポリシー(BUF)は、バッファ優先度を各メディアパケットに対して割り当てる。バッファ優先度は、受信装置側のバッファの空き容量に基づいて、各メディアパケットの再送を許容するか否か決定するものである。BUFは、処理能力の低く、記憶容量の少ない、スマートフォンやカーナビゲーションシステム、携帯用コンピュータなどの、携帯マルチメディア端末に特に有利である。
上述したような、PR−SCTPを用いた装置及び方法では、PR−SCTPを用いて空き帯域及びチャンネルのパケットロス統計が推定される。そして、当該推定結果と、各メディアパケットのサイズ、ビットレート、及び優先度と基づいて、再送PR−SCTPポリシーが割り当てられる。例えば、送信するリアルタイムビデオストリームが、いずれかのMPEGベースの暗号化装置によって暗号化された場合、送信装置が、各ビデオピクチャに対して、最も高確率に到着するように、各ビデオピクチャのサイズ、チャンネルMTU、及び測定したエンドツーエンドパケットロス率に基づいて再送制限回数を割り当てることができる。
更に、ストリーミングサーバは、上述の再送ポリシーを組み合わせて用いることができる。例えば、送信装置がPR−SCTPのTTLをIフレームに割り当て、PおよびBフレームの再送制限回数を制限することができる。
さらに、TCP、UDP、及びDCCP(Datagram Congestion Control Protocol)に限らず、一般的なトランスポート・プロトコルも、PR−SCTPと同様に拡張して、部分的信頼性(partial reliability)を提供することができる。そして、これらの拡張は、本発明の他の実施態様を提供しうる。さらには、上述の方法において、音声及びテキストのような他の種類のメディアに適した、新たな部分的信頼性ポリシーを用いることもでき、これにより、メディアプロパティやチャンネル特性等に基づいて再送ポリシーを動的に適合させることができる。
さらには、本発明に係る方法及び装置は、OSI(Open Systems Interconnection)、IrDA(Infrared Data Association)及びブルートゥーススタックのような、通信プロトコルスタックに直接実装できる。この場合には、本方法及び装置は、PR−SCTPと同様の機能性をもたらす、新たなトランスポート・プロトコルに直接実装される。本発明に従う方法及び装置は、この新しいトランスポート・プロトコルに用いられて、メディアプロパティ及び各時点でのチャンネル特性に応じて、再送ポリシーを動的に適合させて、送信される各メディアビデオ及び音声パケットの再送回数を制限できる。

Claims (2)

  1. 複数のネットワークを経由して、異なる特性を有するリアルタイム性データのメッセージを構成するパケットを送信する送信装置で用いる再送方法であって、
    前記各パケットの特性を分類するステップと、
    前記複数のネットワークの状態を推定するステップと、
    前記各パケットに対する再送制限回数を割り当てるステップと、
    前記割り当てられた再送制限回数にしたがって、前記各パケットを再送するステップと、
    を含み、
    前記再送制限回数を割り当てるステップは、
    推定した前記ネットワークの状態、および前記メッセージのサイズに基づいて、前記リアルタイム性データにかかる再送制限回数をパラメータとした受信成功確率を決定し、
    決定した前記受信成功確率、および分類した前記各特性に対応する望ましい受信成功確率に基づいて、前記再送制限回数を動的に変更することを特徴とする、再送方法。
  2. 複数のネットワークを経由して、異なる特性を有するリアルタイム性データのメッセージを構成するパケットを送信する送信装置であって、
    前記各パケットの特性を分類し、前記複数のネットワークの状態を推定し、前記各パケットに対して再送制限回数を割り当てる制御部と、
    割り当てられた再送制限回数にしたがって、前記各パケットの再送を行う送信部と、を備え、
    前記制御部は、
    推定したネットワークの状態、および前記メッセージのサイズに基づいて、前記リアルタイム性データにかかる再送制限回数をパラメータとした受信成功確率を決定し、
    決定した前記受信成功確率、および分類した前記各特性に対応する望ましい受信成功確率に基づいて、前記再送制限回数を動的に変更することを特徴とする、送信装置。
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