JP5115732B2 - 信号処理装置及び方法、信号レベル表示装置 - Google Patents

信号処理装置及び方法、信号レベル表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、信号処理装置及び方法に関し、特にΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号の信号を処理する信号処理装置及び信号処理方法に関する。また、その信号処理装置を適用することによって処理された信号レベルを表示する信号レベル表示装置に関する。
例えば、サンプリング周波数fsを44.1kHzとし、PCM方式により1サンプルを各チャネル16ビットのマルチビットオーディオ信号として記録しているコンパクトディスク(Compact Disc:CD)に対して、ΔΣ変調方式により生成された、サンプリング周波数が非常に高い周波数(例えば、64fs;CDのサンプリング周波数fsの64倍の周波数)での1ビットオーディオ信号を記録しているスーパーオーディオコンパクトディスク(Super Audio Compact Disc:SACD(商標))が知られている。
また、近年では、1ビットオーディオ信号をSACDだけでなく、記録再生可能なDVDや半導体メモリへ記録・再生する装置や方法も提案されている。
これらオーディオ装置には、記録・再生音量の確認のため、レベルメータが取り付けられていることが多い。
PCM方式では、1つ1つのサンプルがレベル(振幅情報)そのものを表しているため、オーディオデータのレベルをレベルメータに表示することは容易であった。
しかしながら、上述したSACDに記録される1ビットオーディオ信号では、PCM方式により得られたマルチビットオーディオ信号とは異なり、ノイズシェーピング技術によって高いS/Nを実現しているため、人間の可聴帯域(およそ20kHz)外にも周波数成分を持っている。この可聴帯域外成分は、アナログLPFによって、概ね除去されるものであるため、1ビットオーディオ信号だけをみても可聴帯域内の信号レベルが分からないという問題があった。
このため、従来は、デジタルフィルタを使って1ビットオーディオ信号にローパスフィルタ処理を実施して可聴帯域内の信号成分を取り出し、マルチビット化してレベルを取り出すという操作が行われてきた。
具体的には、図11に示すように、従来の記録・再生装置におけるレベル生成は、レベル生成部101において録音時・再生時ともに、1ビットオーディオ信号Dを順次連続して入力し、この1ビットオーディオ信号をタップ長NのフィルタFLT103にてフィルタ処理を施してレベル信号Lを生成し、レベル表示部102へと供給していた。
例として、図12(A)に入力される1ビットオーディオ信号を入力データD[i]として、タップ長nのローパスフィルタ処理を行うフィルタのブロック図を示す。順次入力されてメモリFF200〜200に格納される入力データD[i]とローパスフィルタの係数C201〜201を乗算し、ADD部202にてNタップ分加算することでローパス出力Llpf[i]を得ることができ、これをレベル表示部にて表示する。なお、この処理を施す場合には、1ビットオーディオ信号Dは論理値(0/1)ではなく、実際の値(−1/+1)を用いる必要がある。
また、フィルタ係数Cを必要としないローパスフィルタの実現方法として、移動平均フィルタ処理を挙げることができる。図12(B)に移動平均フィルタ処理を行うブロック図を示す。順次入力されてメモリFF300〜300に格納される入力データD[i]を加算器301で加算し、その加算した結果をタップ長nで除算(1/n)することによって、移動平均出力Lma[i]を得ることができ、これをレベル表示部にて表示する。この移動平均フィルタ処理のローパス特性はタップ長nで一意に決まってしまうため、任意のフィルタ係数Cを用いるローパスフィルタと比べて自由度は低いが、レベル生成を目的とする場合には、必要十分な特性を持つといえる。なお、この処理を施す場合には、1ビットオーディオ信号Dは論理値(0/1)ではなく、実際の値(−1/+1)を用いる必要がある。
また、移動平均フィルタ処理と等価な処理を、フィルタ演算を行わずに1ビットオーディオ信号N個中の論理値0と1の個数をカウントしてレベルを生成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−16767号公報
しかしながら、従来のレベル生成方法では、上述したローパスフィルタ処理を実施した場合でも、移動平均フィルタ処理を実施した場合でも、カウンタ処理を実施した場合でも、レベルを求めるためには1ビットオーディオ信号を1サンプルずつフィルタ演算処理して積和演算する必要があった。そして、ここで用いられている1ビットオーディオ信号は、例えば64fs(=2.8224MHz)という極めて高いサンプリング周波数を持つため、単位時間に掛かる演算処理量が膨大なものとなっていた。
このため、ハードウェア、ソフトウェアを問わず、レベル生成を行う処理は、システム全体に大きな負荷を与えるものとなっており、回路規模、コスト、消費電力等が大きくなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、1ビットデジタル信号の信号処理において、積和演算を行わなくとも、積和演算を行った場合と等価な結果を高速に算出することができる信号処理装置及び方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明における信号処理装置は、ΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号が入力され、該入力された1ビットデジタル信号の各ビットを時系列順に並べた並列的なビットパタンを出力するビットパタン出力部と、上記ビットパタン出力部から出力されるビットパタンと、該ビットパタンに基づいてフィルタ演算処理した結果の値との対応関係を示すルックアップテーブルを記憶するルックアップテーブル記憶部とを備え、上記ビットパタン出力部から出力されたビットパタンをインデックスとしてのアドレス値に変換して、上記ルックアップテーブル記憶部に記憶されたルックアップテーブルに示される、該ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値を出力するようにし、上記ビットパタン出力部から出力される並列的なNビットのビットパタンは、Nビットをm分割したそれぞれnビットの部分ビットパタン(ただしnは、n=N/mを満足する整数で、n×m=N)のm個からなり、上記Nビットをm分割した部分ビットパタンのそれぞれnビットをアドレス値に変換して、該部分ビットパタン毎に上記ルックアップテーブルを参照して、該部分ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値をm個出力し、さらに、上記部分ビットパタン毎の上記フィルタ演算処理結果の値をビットパタン化して生成した次段のルックアップテーブルを備え、上記部分ビットパタン毎の上記フィルタ演算処理結果の値をビットパタン化したビットパタンをアドレス値に変換して、上記次段のルックアップテーブルに示される該ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果を出力する。
また、本発明における信号処理方法は、順次入力される1ビットデジタル信号を時系列順に並べた並列的なビットパタンと、該ビットパタンに基づいてフィルタ演算処理した結果の値との対応関係を示すルックアップテーブルを予め生成しておき、ΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号が入力され、該入力された1ビットデジタル信号の各ビットを時系列順に並べた並列的なビットパタンを出力し、出力された該ビットパタンをインデックスとしてのアドレス値に変換して、上記ルックアップテーブルから該ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値を出力するようにし、上記ビットパタン出力される並列的なNビットのビットパタンは、Nビットをm分割したそれぞれnビットの部分ビットパタン(ただしnは、n=N/mを満足する整数で、n×m=N)のm個からなり、上記Nビットをm分割した部分ビットパタンのそれぞれnビットをアドレス値に変換して、該部分ビットパタン毎に上記ルックアップテーブルを参照して、該部分ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値をm個出力し、さらに、上記部分ビットパタン毎の上記フィルタ演算処理結果の値をビットパタン化して生成した次段のルックアップテーブルを備え、上記部分ビットパタン毎の上記フィルタ演算処理結果の値をビットパタン化したビットパタンをアドレス値に変換して、上記次段のルックアップテーブルに示される該ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果を出力する。
また、上述した課題を解決するため、本発明における信号レベル表示装置は、ΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号が入力され、該入力された1ビットデジタル信号の各ビットを時系列順に並べた並列的なビットパタンを出力するビットパタン出力部と、上記ビットパタン出力部から出力されるビットパタンと、該ビットパタンに基づいてフィルタ演算処理した結果の値との対応関係を示すルックアップテーブルを記憶するルックアップテーブル記憶部と、上記ビットパタン出力部から出力されたビットパタンをインデックスとしてのアドレス値に変換して、上記ルックアップテーブル記憶部に記憶されたルックアップテーブルに示される、該ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値を出力する信号レベル生成部と、上記信号レベル生成部において出力されたフィルタ演算処理結果の値に基づいて信号レベルを表示する信号レベル表示部とを備え、上記ビットパタン出力部から出力される並列的なNビットのビットパタンは、Nビットをm分割したそれぞれnビットの部分ビットパタン(ただしnは、n=N/mを満足する整数で、n×m=N)のm個からなり、上記Nビットをm分割した部分ビットパタンのそれぞれnビットをアドレス値に変換して、該部分ビットパタン毎に上記ルックアップテーブルを参照して、該部分ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値をm個出力し、さらに、上記部分ビットパタン毎の上記フィルタ演算処理結果の値をビットパタン化して生成した次段のルックアップテーブルを備え、上記部分ビットパタン毎の上記フィルタ演算処理結果の値をビットパタン化したビットパタンをアドレス値に変換して、上記次段のルックアップテーブルに示される該ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果を出力する。
本発明によれば、予めフィルタ演算を行った結果を示すルックアップテーブルを記憶しておき、入力された1ビットオーディオ信号をビットパタンとみなし、このビットパタンをインデックスとして、対応するフィルタ演算処理結果をルックアップテーブルから出力するようにしているので、簡単な回路によって、高速に信号レベルを生成することができる。
以下、本発明を適用したいくつかの実施形態について、図面を参照にして詳細に説明する。なお、以下の説明では主に、説明の便宜の観点から1ビットデジタル信号は音声信号であるとし、この音声信号を1ビットオーディオ信号という用語をもって説明を行うこととするが、1ビットデジタル信号としては、当然画像信号であってもかまわず、この詳細な説明の最後において、1ビットデジタル信号が画像信号である場合の一例について説明する。
図1は、本発明に係る信号レベル生成装置及び信号レベル生成方法の具体例となる、レベル表示装置15を内蔵した構成の半導体メモリ記録再生装置1のブロック図である。なお、本発明は半導体メモリ記録再生装置にのみ適用されるものではなく、例えば光ディス記録再生装置等にも適用することができる。
この半導体メモリ記録表示装置1は、図1に示す構成により、内蔵されたレベル表示装置15を用い、A/D変換器から出力される1ビットオーディオ信号、または半導体メモリから取り込んだ1ビットオーディオ信号のレベルを表示する。このレベル表示装置15の構成及び動作については後述する。
まず、この半導体メモリ記録再生装置1の構成、及びこの半導体メモリ記録再生装置1が記録・再生するシステムについて説明する。
この半導体メモリ記録再生装置1は、メモリコントローラ10と、CPU/DSP(Central Processing Unit/Digital Signal Processor)11と、A/D変換器12と、D/A変換器13と、操作部14と、レベル表示装置15とから構成され、入力された1ビットオーディオ信号を半導体メモリ16に書き込むとともに、その半導体メモリ16から記録されたオーディオ信号を読み出して再生する。また、読み書きされる1ビットオーディオ信号は、レベル表示装置15に送られて、信号レベルが生成されて表示される。
具体的に、メモリコントローラ10は、CPU/DSP11の制御に基づいて、半導体メモリ16に対するオーディオデータの読み書きを制御する。すなわち、メモリコントローラ10は、CPU/DSP11の制御に基づいて、生成されたデジタル信号Dに基づくオーディオデータ等の各種データを一旦記憶すると共に、そのオーディオデータ等の各種データの半導体メモリ16への書き込みを制御する。また、メモリコントローラ10は、半導体メモリ16からオーディオデータ等の各種データの読み出しを制御し、その読み出したデータをCPU/DSP11に供給する。
CPU/DSP11には、メモリコントローラ10を介して半導体メモリ16が接続され、またCPU/DSP11には、信号レベルを生成して表示するレベル生成装置15が接続されている。このCPU/DSP11は、操作部14からの操作信号等に基づき、メモリコントローラ10、A/D変換器12、D/A変換器13を制御するとともに、デジタル信号をレベル表示装置15に供給し、レベル表示装置15におけるレベル生成を制御する。
A/D変換器12は、信号入力端子17を通じたアナログ信号Aをデジタル信号Dに変換し、そのデジタル信号をCPU/DSP11に供給する。
D/A変換器13は、CPU/DSP11の制御に基づいて半導体メモリ16から読み出され、CPU/DSP11を介して入力されたデジタル信号Dを受信すると、そのデジタル信号Dをアナログ信号Aに変換する。生成したアナログ信号Aは、図示しないパワーアンプ等を介し、信号出力端子18を通じて出力される。
操作部14は、図示しないが、例えば表面パネル等から構成されており、液晶表示板等によって形成された表示部を有し、またその表示部に各種の操作キーを備えている。操作部14は、例えば、ユーザによるその表示部に表示された各種操作キーの操作によって、半導体メモリ16への各種データの記録、または各種データの再生等を指定する。
ここで、半導体メモリ記録再生装置1の記録・再生処理を例にして、さらに上記各構成の動作について具体的に説明する。
半導体メモリ16には、ΔΣ変調器により生成された1ビットオーディオ信号が直接記録される。図2には、1ビットオーディオ信号を生成するΔΣ変調器30を示す。ΔΣ変調器30は、入力されたアナログ信号Aと、1ビットの出力信号の積分値(Σ:シグマ)との差分(Δ:デルタ)を加算器31によって求め、1ビット量子化器32に供給する。出力信号は論理0と論理1のビットよりなるが、図3に示すように、論理0と論理1は、実際の値としては+1と−1をそれぞれ表している。
積分器33は、1ビットの出力信号を累積し、入力されたアナログ信号Aの値に追従する累積値を出力する。1ビット量子化器32は、生成するビット毎に、累積値を増加(+1)または減少(−1)させる。サンプリング周波数は、累積値がアナログ信号Aの変化に十分追従することができるような高い周波数が必要となる。例えば、サンプリング周波数は、CDの44.1kHz/16bitを1fsとすると、1ビットオーディオ信号Dのそれは64fs(=2.8224MHz)にも達する。
そして、この1ビットオーディオ信号Dは、操作部14からの指示を受けたCPU/DSP11によって処理され、メモリコントローラ10を介して半導体メモリ16に記録される。また、この1ビットオーディオ信号Dは、レベル表示装置15にも供給される。
一方、再生処理においては、まずCPU/DSP11が操作部14からの指示を受けると、このCPU/DSP11は、半導体メモリ16に記録された1ビットオーディオ信号Dをメモリコントローラ10を介して取り出し、図1に示すメモリコントローラ10を介してD/A変換器13に供給する。
図4に、1ビットオーディオ信号Dをアナログオーディオ信号A”に変換するD/A変換器13であるところの、波形整形器40とアナログローパスフィルタ41を示す。1ビットオーディオ信号Dは波形整形器40にて、図3と同様に、単なるビット情報から波形へと整形される。この段階では波形に可聴帯域外の周波数成分が含まれており、アナログローパスフィルタ41を通過させることによって、可聴帯域外の周波数成分を概ね除去し、アナログオーディオ信号A”に変換される。また、1ビットオーディオ信号Dは、レベル表示装置15にも供給される。
次に、本実施の形態に係るレベル表示装置15の構成及び動作について説明する。このレベル表示装置15は、供給された1ビットオーディオ信号のレベルを生成するレベル生成部20と、このレベル生成部20で生成されたレベルを表示するレベル表示部21を備えている。本実施の形態に係るレベル表示装置15では、レベル生成部20において、ΔΣ変調器30からの1ビットオーディオ信号Dを順次連続して入力し、この1ビットオーディオ信号Dをビットパタンとみなし、そのビットパタンをインデックスとして、予めシステムに組み込まれているルックアップテーブルからそのインデックスに対応する演算結果の値を読み出すことによって信号レベルを生成する。そして、レベル生成部20において生成した信号レベルに基づいて、レベル表示部21において信号レベルを表示する。
図5は、本実施の形態に係るレベル表示装置15におけるレベル生成部20を示すブロック図と、このレベル生成部20におけるレベル生成方法について説明するための図である。以下、具体的に図5を参照にして、レベル生成部20におけるレベル生成方法について説明する。なお、この説明においては、移動平均フィルタ処理によって、レベルが生成できるものと仮定して説明を続ける。
図5に示すように、レベル生成部20は、フリップフロップ(FF)回路等で構成される1ビットオーディオ信号D[i]用のn個のメモリFF50〜50(図5の例においては、n=4)からなるビットパタン出力部50と、入力される1ビットオーディオ信号D[i]を時系列順に並べてなる全ビットパタンについての移動平均フィルタ処理結果を示すルックアップテーブルを記憶するルックアップテーブル記憶部51と、メモリFF50〜50に格納された1ビットオーディオ信号D[i]をnビットのビットパタンとみなし、ビットパタン出力部50から出力されたそのビットパタンを、nビットのインデックスとしてのアドレス値に変換するインデックス変換部52とから構成されている。なお、図5は、メモリFF50〜50の4つのメモリからなるビットパタン出力部50を用いて、4ビットのビットパタンを出力し、インデックス変換部52においては、4ビットのビットパタンのインデックスとして10進の表現にしたものの例を示す。
レベル生成部20は、1ビットオーディオ信号D[i]が入力されると、従来の移動平均フィルタ処理と同様に、ビットパタン出力部50のメモリFF50〜50n−1に1ビットオーディオ信号D[i]を順次格納していく。上述したように、このメモリFF50〜50は、フリップフロップ(FF)回路等で構成され、信号入力端子を介して入力される1ビットオーディオ信号をシフトして、所定個数nからなる1ビットデジタル信号列を格納する。このメモリFF50〜50に格納する1ビットデジタル信号列の値は、実際の値(−1/+1)ではなく、論理値(0/1)であり、論理値をそのまま格納していく。なお、実際には必要十分なローパス特性を持つ移動平均フィルタは数十タップを必要とするが、以下の説明では、便宜のためタップ数(N)をN=4とし、図5に示すように、メモリFF50〜50はn=4とし、メモリFF50〜50が備えられているものとして説明する。
上述のようにメモリFF50〜50に順次格納される1ビットオーディオ信号列に関して、このレベル表示装置15におけるレベル生成部20では、入力される1ビットオーディオ信号D[i]が論理値0と1の2値しか持たないことを利用し、ビットパタン出力部50は、メモリFF50〜50に蓄えられた1ビットオーディオ信号D[i]を時系列順に連結し、単なるビットパタンとして出力する。例えば、この図5に示す例ではN=4であるので、入力される1ビットデジタル信号D[i]の全ビットパタンの種類は2の4乗の数になり、16種類のビットパタンが考えられることになる。
本実施の形態に係るレベル表示装置15では、このレベル生成部20において、入力される1ビットデジタル信号D[i]の全ビットパタンについて、図5中のTable.1−Aに示すようなテーブルを生成する。ただし、フィルタ処理されるべき値は、論理値ではなく実際の値であるので、このレベル生成部20においては、Table.1−Aを実際の値に変換し、実際の値に変換したTable.1−Bを生成する。すなわち、このTable.1−AとTable.1−Bとの関係は、論理値と実際の値との関係となる。
そして、このレベル生成部20では、入力される全ての1ビットオーディオ信号D[i]のビットパタンを実際の値で表示したTable.1−Bに基づいて、ビットパタン毎に、実際の値からなる各値を加算してタップ数N=4で除算する移動平均フィルタ処理結果の値を算出し、この算出結果を示すTable.1−Dを生成する。
このように、本実施の形態に係るレベル表示装置15においては、レベル生成部20において、Table.1−Dで表わされるようなテーブルを予め生成し、ルックアップテーブルとして利用可能となるように、ルックアップテーブル記憶部51に予め記憶している。すなわち、このレベル生成部20においては、Table.1−Dで表わされるような移動平均結果を示すルックアップテーブルを予めシステムに組み込んでおき、ルックアップテーブルとして用いることによって、演算処理を高速化している。
一方で、このレベル生成部20は、図5に示すようにインデックス変換部52を有している。このインデックス変換部52は、図5中のTable.1−Aのビットパタンを、nビットのインデックスとしてアドレス値に変換する。例えば、Table.1−Aの4ビットのビットパタンのインデックスとして、10進の表現にしたTable.1−Cを生成する。そして、この10進の表現にしたTable.1−Cは、ルックアップテーブルであるTable.1−Dのインデックスとして利用することができるようになっている。
すなわち、図5に示すように、Table.1−Cにおけるインデックス『0』は、Table.1−Aにおけるビットパタン『0000』に対応するとともに、このビットパタンを実際の値(−1/+1)に基づいて移動平均結果を算出したTable.1−Dにおける移動平均結果『−1.0』に対応する。同様に、インデックス『1』は、Table.1−Aにおけるビットパタン『0001』と、Table.1−Dにおける移動平均結果『−0.5』に対応し、インデックス『2』は、Table.1−Aにおけるビットパタン『0010』と、Table.1−Dにおける移動平均結果『−0.5』に対応する。以下同様にして、インデックス『0』〜『15』が、Table.1−Aにおけるビットパタンと共に、ルックアップテーブルであるTable.1−Dにおける移動平均結果に、それぞれ対応するようになっている。
また、このインデックス変換部52は、実際にメモリFF50〜50に入力され、時系列順に並べて出力される1ビットオーディオ信号D[i]の並列的なビットパタンをインデックス化して、例えば10進の値で表現する。これにより、入力された1ビットオーディオ信号D[i]のビットパタンを、予め全ビットパタンについてのインデックス化したTable.1−Cと対応可能にしている。
なお、このインデックス変換部52においては、ビットパタンのインデックスとして、10進の値で表現される場合に限られるものではない。ビットパタンのインデックスとしては、ビットパタン出力部50から出力されたビットパタンに対応するルックアップテーブル上のフィルタ演算処理結果にアクセスするアドレス値となるものであればよい。また、ハードウェアやソフトウェアでは、2進でインデックスを求めることが可能であることから、所定のアドレス値に変換しなくても、Table.1−AをそのままTable.1−Dのインデックスとして利用してもよい。
このように、本実施の形態に係るレベル表示装置15においては、レベル生成部20が移動平均フィルタ処理して算出した結果を示すルックアップテーブルを、ルックアップテーブル記憶部51に予め記憶しておく。そして、1ビットオーディオ信号D[i]が入力されてメモリFF50〜50に格納されると、このメモリFF50〜50を構成するビットパタン出力部50は、まずこの1ビットオーディオ信号D[i]の信号列をTable.1−Aのように時系列順に並べた並列的なビットパタンとして出力する。
そして、インデックス変換部52においては、出力されたビットパタンを、4ビットのビットパタンのインデックスとしてのアドレス値に変換する。例えば、図5に示すように出力されたビットパタンを10進の表現でインデックスとする。変換した値は、予めTable.1−Aに基づいてインデックス変換部52で数値変換して生成したTable.1−Cに示すインデックスと対応することから、このTable.1−Cに示すインデックスに基づいて、計算済の移動平均フィルタ処理結果が示されているルックアップテーブルTable.1−Dから、そのインデックスに対応する移動平均フィルタ処理結果を読み出す。
本実施の形態に係るレベル表示装置15においては、このようにして、メモリFF50〜50から出力されたビットパタンをインデックスとして、ルックアップテーブル記憶部51に記憶されたルックアップテーブルからフィルタ演算処理結果を読み出すようにすることで、従来のようなフィルタ処理やカウント処理を一切行わずに、移動平均フィルタ処理の結果を得ることができ、極めて高速に、かつ多くの演算処理負荷をかけることなく、フィルタ処理やカウント処理と全く等価な結果を得ることができる。
ここで、具体的に、メモリFF50に『0』、メモリFF50に『1』、メモリFF50に『1』、メモリFF50に『1』の1ビットオーディオ信号D[i]が順次格納された場合を例に挙げて説明する。
まず、入力されてメモリFF50〜50に格納された1ビットオーディオ信号D[i]をビットパタンとみなすと、『0111』とのパタンになる。この入力された1ビットオーディオ信号D[i]のビットパタン『0111』がビットパタン出力部50から出力されると、インデックス変換部52において例えば10進の表現に変換され、インデックス『7』が算出される。すなわち、出力されたビットパタンがインデックスとして使用されることになる。なお、ビットパタン『0111』をそのままインデックスとして用いることもできる。
一方、このレベル生成部20においては、入力される1ビットオーディオ信号D[i]の各ビットパタンを実際に値に変換し、その変換された数値列のそれぞれを加算してタップ数Nで除算することで算出した移動平均フィルタ処理結果を示すルックアップテーブルTable.1−Dを予め生成し、ルックアップテーブル記憶部51に記憶している。そしてまた、インデックス変換部52において、このルックアップテーブルTable.1−Dの各表示はTable.1−Cと対応させてインデックス化されている。
したがって、入力された1ビットオーディオ信号のビットパタン『0111』から、10進値化したインデックス『7』を、Table.1−Cのインデックス表示に当てはめると、ルックアップテーブルTable.1−Dのうちのインデックス“7”から、『+0.5』という移動平均算出結果を容易に算出することができる。
同様にして、例えば、メモリFF50に『1』、メモリFF50に『0』、メモリFF50に『1』、メモリFF50に『0』の1ビットオーディオ信号D[i]が格納された場合には、これをビットパタン化すると、『1010』となり、10進で表現したインデックスでは『10』となる。これをルックアップテーブル記憶部51に予め記憶されているルックアップテーブルTable.1−Dのインデックスに対応させると、10進値『10』のビットパタンの1ビットオーディオ信号D[i]の移動平均結果は、このルックアップテーブルTable.1−Dのうちのインデックス“10”から、『0.0』と算出される。
このように、1ビットオーディオ信号D[i]のN入力全てに対して積和演算、またはカウント処理を行って結果を得る必要があった従来のレベル生成に比べて、本実施の形態に係るレベル表示装置15においては、入力される1ビットオーディオ信号D[i]の全ビットパタンに対応する移動平均フィルタ処理結果を算出して表示したルックアップテーブルTable.1−Dを予め記憶しており、実際に入力されたN入力をインデックス化して、そのインデックス値が指し示す先にある計算済みのルックアップテーブルTable.1−Dからフィルタ演算処理結果の値を取ってくるだけで、従来のレベル生成装置で算出された結果と全く同じ結果を極めて高速に得ることができる。
したがって、本実施の形態に係るレベル表示装置15によれば、従来のレベル表示装置15のように、乗算器や加算器等を一切用意する必要がなくなり、また演算処理を高速化するとともに、フィルタ演算処理によるシステムに係る負荷を大幅に減少させることができる。
ところで、上述した例(タップ数N=4)の場合には、予めシステムに記憶させておくルックアップテーブルは、16種類のビットパタンに対応するものを用意すればよかったが、N=6の場合には64個、N=8の場合には256個、つまりタップ数Nの数に応じて2のN乗(2^N)の種類のビットパタンに対応するルックアップテーブルを用意しておくことが必要となる。しかしながら、Nが大きくなりすぎると、2^Nが巨大になり、この2^N種類のビットパタンに対応するルックアップテーブルを予め記憶するルックアップテーブル記憶部51の記憶容量を十分量確保しておくことが必要となるため、Nは現実的な値を設定することが必要となる。
例えば、図6に示すような、N=16の移動平均フィルタを使用していると仮定した場合では、そのサイズは2^N=65536(65KB)と、LSI/DSPへの実装は不可能ではないレベルではあるものの、非常に大きなテーブルが必要となってしまい、ルックアップテーブル記憶部51は、65KBのルックアップテーブルを記憶することが可能な容量を有するものとする必要が生じる。
そこで、本実施の形態に係るレベル表示装置15おいては、ΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号が入力され、ビットパタン出力部から出力される並列的なビットパタンは、nビットの部分ビットパタンのm個からなるものとみなし、nビットの部分ビットパタンをインデックスとして、m個の部分ビットパタン毎に上述したルックアップテーブルを参照して、部分ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値をm個出力する。そして、さらにこのレベル表示装置15のレベル生成部20においては、フィルタ演算処理結果のm個の値を合成する合成部を備えており、2段目の処理として、この合成部において、部分ビットパタン毎に出力したm個のフィルタ処理演算結果の値を合成することによって、入力した1ビットデジタル信号のフィルタ演算処理結果を算出するようにしている。
具体的に、例えば図7に示すようにN=16の処理を行う場合には、まず1段目の処理として、メモリFF50〜5015に順次格納された1ビットオーディオ信号D[i]を、4+4+4+4という4つのサブブロック55〜55に分割して処理する。すなわち、1ビットオーディオ信号D[i]が入力されてビットパタン出力部50から出力される並列的なビットパタンは、4ビットの部分ビットパタンの4個からなるものとみなし、サブブロック55〜55において、4ビットの各部分ビットパタンをインデックスとして、この4個の部分ビットパタン毎にルックアップテーブルを参照することによって、各部分ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値を4個出力する。
そしてその後、2段目の処理として、各サブブロック55〜55におけるルックアップテーブル記憶部51〜51に記憶されたルックアップテーブルを参照して、部分ビットパタン毎に出力した移動平均フィルタ処理結果に基づき、その各サブブロック55〜55の4個の結果の値を加算器53によって加算する。また、加算器53によって得られた結果に対し、乗算器54を用いてサブブロックの数である4の逆数を乗算することによって、入力された1ビットデジタル信号の移動平均フィルタ処理結果を算出する。
なお、上述のように4つのサブブロックに分割すると、各サブブロック55〜55におけるタップ数(N)はN=4となり、図5において説明したレベル生成演算処理の例と同様であるので、1段目のルックアップテーブルを参照してフィルタ演算処理結果の値を出力する処理の詳細な説明は省略する。
このように、レベル表示装置15において、例えば移動平均フィルタを複数のサブブロックに分割し、1ビットデジタル信号D[i]を時系列順に並べた並列的なビットパタンをnビットの部分ビットパタンm個とみなして出力し、この出力されたm個の各部分ビットパタンをインデックスとして、各部分ビットパタン毎にルックアップテーブルを参照して、各部分ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値を出力する。移動平均フィルタ処理結果を高速に算出する場合では、各サブブロック55〜55は全く同じ処理を行うものであるため、ルックアップテーブルは同一のものを使用することができる。すなわち、ルックアップテーブル格納部51〜51に記憶させるルックアップテーブルは同一のものでよい。したがって、ルックアップテーブルのサイズは、N=4の場合には16種類のビットパタンに対応するものであれば済み、図6に示したような、単に2^16=65536個のルックアップテーブルを使用する場合に比べて、1/4096のサイズでフィルタを構築することが可能となり、非常に効率的なレベル生成を実現することができる。
本実施の形態に係るレベル表示装置15おいては、上述のように、タップ数Nからなる移動平均フィルタを複数のサブブロックに分割し、分割した各サブブロック毎にルックアップテーブルを用いて処理することできる。これにより、十分な容量からなるルックアップテーブル記憶部を用意して大きなサイズのルックアップテーブルを記憶させておく必要がなくなり、効率的なレベル生成を行うことができる。
次に、図7を用いてN=16を例に挙げて説明した上述のレベル生成処理においては、2段目の処理として通常の数値演算を適用した場合について説明したが、図8に示すように、この2段目の処理もルックアップテーブルを使用して処理することよって、レベル生成処理をより高速化することが可能となる。
すなわち、1段目の処理としては、図7に示した例と同様に、メモリFF50〜50n−1において、ΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号を時系列順に並べてなるビットパタンをnビットの部分ビットパタンm個とみなして各部分ビットパタンを出力し、この出力されたm個の各部分ビットパタンをインデックスとして、各部分ビットパタン毎にルックアップテーブルを参照して、各部分ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値を出力する。一方、図8に示すように、2段目の処理として、このレベル生成部20は、さらに各部分ビットパタン毎のフィルタ演算処理結果の値をビットパタン化して生成した第2のルックアップテーブルを備えており、この各部分ビットパタン毎のフィルタ演算処理結果の値をビットパタン化したビットパタンをインデックスとして、第2のルックアップテーブルを参照することによって、そのビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果を出力してレベルを生成するようにしている。
具体的に説明すると、例えば、図5中のTable.1−Dのルックアップテーブルには、移動平均フィルタ処理結果として、「−1.0/−0.5/0.0/+0.5/+1.0」の5種類の値が存在するが、レベル生成部20において、この5種類の値をビットパタン化する。この5種類の値をビットパタン化する場合には、3bit(2^2bit=4<5<8=2^3bit)が必要となり、レベル生成部20は、この5種類の値を、例えば図9(A)のTable.2のようにしてビットパタンに置き換える。なお、ビットパタンの「011/100/111」は、この例では必要のないビットパタンであるため、「禁止」と表示している。
図5に示したTable.1−Dは、この図9(A)のTable.2に示すようにビットパタンに変形することができるので、レベル生成部20では、このTable.2に基づき、図5に示したTable.1−Dを、図9(B)のTable.3に示すようにビットパタン化して置き換えることができる。
そして、図8中の4つのサブブロック55〜55からの1段目の出力として、それぞれ図9(B)のTable.3に示す値が得られるが、この出力を並べて接続すると12ビット(3ビット×4サブブロック)のビットパタンを得ることができる。
このようにして、図9(B)のTable.3に示す12ビット(3ビット×4サブブロック)のビットパタンに対応する2段目の処理に用いる第2のルックアップテーブルを予め生成し、ルックアップテーブル記憶部51に記憶させておくことにより、図7に示した数値演算を一切行わずに、単にそのルックアップテーブルから値を取ってくるだけで、容易に演算結果を得ることが可能となる。
この例では、ルックアップテーブル記憶部51に記憶される2段目の処理に用いる第2のルックアップテーブルとして、2^12=4096個の種類のパタンに対応することが可能なテーブルが必要となるが、図6の場合と比較すると、テーブルサイズは1/16で済むため優位性は著しく高い。なお、1段目の結果を用いて2段目の処理に用いる第2のルックアップテーブルから値を取ってくる流れは、1段目の処理と全く同じであるので、詳細な説明は省略する。
なお、ここでは4サブブロックに分割したブロックを2段で処理する例を挙げて説明したが、サブブロックサイズや処理段数は、任意の値で組み替えが可能であることは言うまでもない。
ところで、ここまでの説明においては、簡略化のためにフィルタ係数を必要としない移動平均フィルタ処理によって算出した値を表示するルックアップテーブルを用いた例について説明してきたが、当然、フィルタ係数に任意の値を持つ一般的なフィルタ処理によって算出した値を表示するルックアップテーブルを用いて処理することもできる。以下では、第2の実施の形態として、図10を参照して、具体的にフィルタ係数Cに任意の値を持つフィルタ処理を用いた例について説明する。
まず図5と同様に、1ビットオーディオ信号D用のメモリFF50〜50を用意し、これらに1ビットオーディオ信号D[i]を順次格納していく。なお、この場合においても実際の値ではなく、論理値をそのまま格納していく。そして、1ビットオーディオ信号D[i]が、論理値0と1の2値しか持たないことを利用して、ビットパタン出力部50は、メモリFF50〜50に蓄えられた1ビットオーディオ信号D[i]を時系列順に連結し、単なるビットパタンとして出力する。例えば、この例においても図5に示した例と同様にタップ数N=4であるので、そのビットパタン数は2の4乗の数のビットパタンが考えられる。そして、この実施の形態においても、レベル生成部20において、図10中のTable.4−Aに示すような16種類のビットパタンのテーブルを生成する。
このフィルタ係数Cに任意の値を持つフィルタ処理を用いた場合においても、フィルタ処理されるべき値は、論理値(0/1)ではなく実際の値(−1/+1)であるので、レベル生成部20は、Table.4−Aを図10中のTable.4−Bのよう実際の値に変換する。すなわち、このTable.4−AとTable.4−Bとの関係は論理値と実際の値との関係になる。
ここで、この図10における例では、移動平均フィルタによる処理ではなく、一般的なフィルタ係数に任意の値を持つフィルタ処理を実現するため、各メモリFF50〜50にフィルタ係数C60〜60が存在している。なお、この例において、フィルタ係数C60は『1』、フィルタ係数C60は『0.5』、フィルタ係数C60は『0.3』、フィルタ係数C60は『0.2』とする。
従来の方法では、このフィルタ係数Cと、1ビットオーディオ信号D用のメモリFF (論理値ではなく実際の値)とを用いて、畳み込み演算を行ってフィルタ結果を得るようにしていた。このような従来の方法では、1ビットオーディ信号D[i]が入力される度に、各入力信号に対して乗算器や加算器を用いて演算処理を行っていたため、タップ数Nが増加するに従って演算処理の負荷は非常に大きくなり、処理の高速化にも限界があった。
これに対し、この第2の実施の形態に係るレベル表示装置15おいては、フィルタ演算処理を全く行わず、このフィルタ係数C60〜60は、図10中のTable.4−Bに対して影響を与えるようにしている。
すなわち具体的には、このレベル表示装置15におけるレベル生成部20は、入力された1ビットオーディオ信号D[i]を時系列順に並べた並列的なビットパタンを実際の値に変換したTable.4−Bにおける各パタンの各数値に対し、フィルタ係数C60〜60を掛けることによってTable.4−B’を生成する。これは、メモリFF50〜50とフィルタ係数C60〜60を掛けたことと等価となる。そして、レベル生成部20は、Table.4−B’の各パタン内の数値を全て加算することで、一般的なフィルタ処理を行って得られる結果であるTable.4−Dを生成するようにしている。
このように、本実施の形態に係るレベル表示装置15においては、レベル生成部20において、フィルタ係数C60〜60を掛け合わせることによって生成したTable.4−Dで表わされるようなテーブルを予め生成し、ルックアップテーブルとして利用可能となるように、ルックアップテーブル記憶部51に予め記憶している。すなわち、このレベル生成部20においては、Table.4−Dで表わされるようなフィルタ処理結果を示すルックアップテーブルを予めシステムに組み込んでおき、ルックアップテーブルとして用いることによって、従来のような乗算器や加算器を用いて演算処理を行っていた従来の方法と比較して、より高速な演算処理を可能にしている。
また、このレベル生成部20におけるインデックス変換部52では、図10中のTable.4−Aのビットパタンを、nビットのインデックスとしてアドレス値に変換する。例えば、Table.4−Aの4ビットのビットパタンのインデックスとして、10進の表現にしたTable.4−Cを生成する。そして、このTalbe.4−Cは、上述したTable.4−Dのインデックスとして用いることができるようになっている。すなわち、図10に示すように、Table.4−Cにおけるインデックス『0』は、Table.4−Aにおけるビットパタン『0000』に対応するとともに、このビットパタンを実際の値(−1/+1)に基づいてフィルタ係数を持つ一般的なフィルタ処理して算出したTable.4−Dにおけるフィルタ処理結果『−2.0』に対応する。同様に、インデックス『1』は、Table.4−Aにおけるビットパタン『0001』と、Table.4−Dにおけるフィルタ処理結果『−1.6』に対応し、インデックス『2』は、Table.4−Aにおける『0010』と、Table.4−Dにおけるフィルタ処理結果『−1.4』に対応する。以下同様にして、インデックス『0』〜『15』が、Table.4−Aにおけるビットパタンと共に、Table.4−Dにおけるフィルタ処理結果にそれぞれ対応するようになっている。
また、このインデックス変換部52は、実際にメモリFF50〜50に入力され、時系列順に並べて出力される1ビットオーディオ信号D[i]の並列的なビットパタンをインデックス化して、例えば10進の値で表現する。これにより、入力された1ビットオーディオ信号D[i]のビットパタンを、予め全ビットパタンについてのインデックス化したTable.1−Cと対応可能にしている。
なお、このインデックス変換部52においては、ビットパタンのインデックスとして、10進の値で表現される場合に限られるものではない。ビットパタンのインデックスとしては、ビットパタン出力部50から出力されたビットパタンに対応するルックアップテーブル上のフィルタ演算処理結果にアクセスするアドレス値となるものであればよい。また、ハードウェアやソフトウェアでは、2進でインデックスを求めることが可能であることから、所定のアドレス値に変換しなくても、Table.4−AをそのままTable.4−Dのインデックスとして利用してもよい。
このように、第2実施の形態に係るレベル表示装置15においては、レベル生成部20がフィルタ係数を持つ一般的なフィルタ処理して算出した結果を示すルックアップテーブルを予めルックアップテーブル記憶部51に記憶しておく。そして、1ビットオーディオ信号D[i]が入力されてメモリFF50〜50に格納されると、このメモリFF50〜50を構成するビットパタン出力部50は、まずこの1ビットオーディオ信号D[i]の信号列をTable.4−Aのように時系列順に並べた並列的なビットパタンとして出力する。
そして、インデックス変換部52においては、出力されたビットパタンを、4ビットのビットパタンのインデックスとしてのアドレス値に変換する。例えば、図10に示すように出力されたビットパタンを10進の表現でインデックスとする。変換した値は、予めTable.4−Aに基づいてインデックス変換部52で数値変換して生成したTable.4−Cに示すインデックスと対応することから、このTable.4−Cに示すインデックスに基づいて、フィルタ係数を持つ一般的なフィルタ処理して算出した結果が示されているルックアップテーブルTable.4−Dからそのインデックスに対応するフィルタ処理結果を読み出す。
この第2の実施の形態に係るレベル表示装置15においては、このようにして、メモリFF50〜50を構成するビットパタン出力部50から出力されたビットパタンをインデックスとして、ルックアップテーブル記憶部51に記憶されたルックアップテーブルからフィルタ演算処理の結果を読み出すようにすることで、従来のような一般的なフィルタ処理に必要な積和演算処理を一切せずに、フィルタ係数を持つ一般的なフィルタ処理して算出した結果を得ることができ、極めて高速に、かつ多くの演算処理負荷をかけることなく、フィルタ処理やカウント処理と全く等価な結果を得ることができる。
したがって、このレベル表示装置15によれば、従来のレベル表示装置のように、乗算器や加算器等を一切用意する必要がなくなり、また演算処理を高速化するとともに、演算処理によるシステムに掛かる負荷を大幅に減少させることができる。
ところで、以上の説明においては、説明の便宜の観点から、1ビットデジタル信号は音声信号であるとし、この音声信号を1ビットオーディオ信号という用語をもって説明をしてきたが、1ビットデジタル信号としては画像信号であっても同様に本発明を適用して処理することができる。
例えば、1ビット信号の論理0を『白』、論理1を『黒』として、オーディオ信号の時系列を、画像信号の縦軸・横軸のピクセル順とおけば、ここまで説明してきたオーディオ信号に対するフィルタ処理は、画像信号に対する補間処理と置き換えて考えることができる。
具体的には、画像データにおいて横方向に4つのピクセルが、
『1(黒)、1(黒)、0(白)、0(白)』
と並んでいる場合を考える。
これに、タップ数N=4の移動平均フィルタを掛けると、(1+1+0+0)/4=0.5となり、4つのピクセルを平均化すると1(黒)と0(白)の中間、つまり0.5(灰色)が出ることがわかる。この移動平均フィルタ処理を、上述の1ビットオーディオ信号を用いて説明した、ルックアップテーブルを用いた高速化処理手法を用いて処理することも可能となっている。
その他、画像信号向けにフィルタを2次元に拡張するなど様々な方法が考えられるが、本発明によるルックアップテーブルが、ソフトウェア又はハードウェアで現実可能なサイズであれば、適宜自由に拡張してかまわない。
以上に詳細に説明したように、従来のレベル表示装置におけるレベル生成では、N入力全てに対して積和演算を行って結果を得る必要があったのに対し、上述した各実施の形態に係るレベル表示装置15によれば、N入力をインデックス化し、そのインデックスの指し示す先にある計算済み結果を示すルックアップテーブルを用いて、このルックアップテーブルからフィルタ処理結果を取ってくるという処理をするだけで、従来の結果と全く同じ結果を極めて高速に得ることができる。
したがって、例えばタップ数(N)がN=64や、N=128のように多くなっても、複雑な積和演算を行わずに、積和演算を行った場合と等価な結果を、演算処理負荷を最小限に抑えて高速に得ることができる。
また、各実施の形態に係る、高速なレベル生成の利点を生かして、段数・サブブロックを直列・並列に適宜組み合わせて、自由度の高い高速なフィルタの設計を行うことができる。なお、本発明は単に1ビット信号のレベル生成のみでなく、1ビット信号からマルチビット信号を取り出す場合に用いることも可能である。
また、このようにルックアップテーブルを用いた簡単な処理によってレベル生成を行っているので、専用の回路を設けなくても、1ビットデジタル信号のレベルをCPUとそのソフトウェアで処理して検出することができる。さらに、演算精度の問題がないので、信号レベルを一意に決めることができる。
また、ハードウェアによって構成する場合においても、乗算器や加算器を必要とせず、簡単な回路規模により、高速かつ演算処理負荷の少ないレベル生成を実現することができる。さらに、回路が簡単なので装置のコスト、消費電力を削減することができる。
また、光ディスク再生装置や半導体メモリ記録再生装置等に、このレベル表示装置15を内蔵することによって、例えば編集後の同じ音楽を複数の光ディスクに記録したにもかかわらず、内蔵している再生、記録及び編集装置それぞれの機種によってレベル表示が異なるという好ましくない結果を避けることができる。
また、上述の各実施の形態に係るレベル表示装置15を用いることによって、再生又は記録の信号レベルを操作者に知らせるために1ビットデジタル信号のレベルを検出することができるとともに、さらに、このレベル生成方法により、例えばオーディオ再生装置の再生レベルを常に監視し、一定以上のレベルの信号が入力されたときに自動的に出力を小さくするようにして、アンプやスピーカを保護してもよい。
また、このレベル表示装置15は、電子ファイル化された音のデータのレベルチェックのために使われてもよい。最近は音のデータはコンピュータのデータファイルとして録音、再生、編集されることが多い。このような音のファイルの中の音のレベルチェックをするにあたって、各実施の形態に係るレベル生成方法によれば、複雑な信号処理が必要ないので、特別なハードウェアを必要とせずに、また一度音として再生する必要もなく、CPUとそのソフトウェアだけを用いて、ファイルになった音のデータのレベルを調べ、異常に大きなレベルの音が含まれていないか、チェックすることができる。
なお、本明細書において説明したレベル生成方法における各ステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
その他、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や修正を加えることが可能である。
本実施の形態に係るレベル生成方法を適用した半導体メモリ記録再生装置のブロック図である。 ΔΣ変調器の構成を示す図である。 論理値と実際の値との関係を説明するための図である。 1ビットオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換するD/A変換器における波形整形器とローパスフィルタを示す図である。 本実施の形態に係るレベル表示装置におけるレベル生成部を示すブロック構成と、このレベル生成部におけるレベル生成方法について説明するための図である。 タップ数N=16の移動平均フィルタを使用していると仮定した場合のレベル生成部のブロック図である。 複数のサブブロックに分割して処理する場合について説明するための図である。 複数のサブブロックに分割して処理する場合について説明するための図である。 (A)は、図5中Table.1−Dに示された5種類の値と、この5種類の値のビットパタンとの対応関係についてのテーブルを示す図であり、(B)は、(A)のテーブルに基づいてビットパタン化したテーブルを示す図である。 フィルタ係数に任意の値を持つ一般的なフィルタ処理によって算出した値を表示するルックアップテーブルを利用してレベル生成処理を実行する方法を説明するための図である。 従来のレベル表示装置のブロック図である。 従来のレベル表示装置におけるフィルタ処理について説明するためのブロック図であり、(A)は1ビットオーディオ信号D[i]に対してタップ長Nのローパスフィルタ処理を行うフィルタのブロック図であり、(B)は移動平均フィルタ処理を行うフィルタのブロック図である。
符号の説明
1 半導体メモリ記録再生装置、10 メモリコントローラ、11 CPU/DSP、12 A/D変換器、13 D/A変換器、14 操作部、15 レベル表示装置、16 半導体メモリ、17 信号入力端子、18 信号出力端子、20 レベル生成部、21 レベル表示部、30 ΔΣ変調器、31 加算器、32 1ビット量子化器、33 積分器、40 波形整形器、41 アナログローパスフィルタ、50ビットパタン出力部、501〜50 メモリFF、51,51〜51,51 ルックアップテーブル記憶部、52 インデックス変換部、53 加算器、54 乗算器、55〜55 サブブロック

Claims (6)

  1. ΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号が入力され、該入力された1ビットデジタル信号の各ビットを時系列順に並べた並列的なビットパタンを出力するビットパタン出力部と、
    上記ビットパタン出力部から出力されるビットパタンと、該ビットパタンに基づいてフィルタ演算処理した結果の値との対応関係を示すルックアップテーブルを記憶するルックアップテーブル記憶部とを備え、
    上記ビットパタン出力部から出力されたビットパタンをインデックスとしてのアドレス値に変換して、上記ルックアップテーブル記憶部に記憶されたルックアップテーブルに示される、該ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値を出力するようにし、
    上記ビットパタン出力部から出力される並列的なNビットのビットパタンは、Nビットをm分割したそれぞれnビットの部分ビットパタン(ただしnは、n=N/mを満足する整数で、n×m=N)のm個からなり、
    上記Nビットをm分割した部分ビットパタンのそれぞれnビットをアドレス値に変換して、該部分ビットパタン毎に上記ルックアップテーブルを参照して、該部分ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値をm個出力し、
    さらに、上記部分ビットパタン毎の上記フィルタ演算処理結果の値をビットパタン化して生成した次段のルックアップテーブルを備え、
    上記部分ビットパタン毎の上記フィルタ演算処理結果の値をビットパタン化したビットパタンをアドレス値に変換して、上記次段のルックアップテーブルに示される該ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果を出力する信号処理装置。
  2. 上記フィルタ演算処理は、信号レベルを生成するための処理である請求項記載の信号処理装置。
  3. 上記1ビットデジタル信号は、音声信号である請求項1又は2記載の信号処理装置。
  4. 上記1ビットデジタル信号は、画像信号である請求項1又は2記載の信号処理装置。
  5. 順次入力される1ビットデジタル信号を時系列順に並べた並列的なビットパタンと、該ビットパタンに基づいてフィルタ演算処理した結果の値との対応関係を示すルックアップテーブルを予め生成しておき、
    ΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号が入力され、該入力された1ビットデジタル信号の各ビットを時系列順に並べた並列的なビットパタンを出力し、出力された該ビットパタンをインデックスとしてのアドレス値に変換して、上記ルックアップテーブルから該ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値を出力するようにし、
    上記ビットパタン出力される並列的なNビットのビットパタンは、Nビットをm分割したそれぞれnビットの部分ビットパタン(ただしnは、n=N/mを満足する整数で、n×m=N)のm個からなり、
    上記Nビットをm分割した部分ビットパタンのそれぞれnビットをアドレス値に変換して、該部分ビットパタン毎に上記ルックアップテーブルを参照して、該部分ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値をm個出力し、
    さらに、上記部分ビットパタン毎の上記フィルタ演算処理結果の値をビットパタン化して生成した次段のルックアップテーブルを備え、
    上記部分ビットパタン毎の上記フィルタ演算処理結果の値をビットパタン化したビットパタンをアドレス値に変換して、上記次段のルックアップテーブルに示される該ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果を出力する信号処理方法。
  6. ΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号が入力され、該入力された1ビットデジタル信号の各ビットを時系列順に並べた並列的なビットパタンを出力するビットパタン出力部と、
    上記ビットパタン出力部から出力されるビットパタンと、該ビットパタンに基づいてフィルタ演算処理した結果の値との対応関係を示すルックアップテーブルを記憶するルックアップテーブル記憶部と、
    上記ビットパタン出力部から出力されたビットパタンをインデックスとしてのアドレス値に変換して、上記ルックアップテーブル記憶部に記憶されたルックアップテーブルに示される、該ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値を出力する信号レベル生成部と、
    上記信号レベル生成部において出力されたフィルタ演算処理結果の値に基づいて信号レベルを表示する信号レベル表示部と
    を備え
    上記ビットパタン出力部から出力される並列的なNビットのビットパタンは、Nビットをm分割したそれぞれnビットの部分ビットパタン(ただしnは、n=N/mを満足する整数で、n×m=N)のm個からなり、
    上記Nビットをm分割した部分ビットパタンのそれぞれnビットをアドレス値に変換して、該部分ビットパタン毎に上記ルックアップテーブルを参照して、該部分ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果の値をm個出力し、
    さらに、上記部分ビットパタン毎の上記フィルタ演算処理結果の値をビットパタン化して生成した次段のルックアップテーブルを備え、
    上記部分ビットパタン毎の上記フィルタ演算処理結果の値をビットパタン化したビットパタンをアドレス値に変換して、上記次段のルックアップテーブルに示される該ビットパタンに対応するフィルタ演算処理結果を出力する
    信号レベル表示装置。
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