JP5115517B2 - 成層燃焼が可能な内燃機関 - Google Patents

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本発明は、EGRガスと混合気とを燃焼室内で成層化することが可能な内燃機関に関する。
成層燃焼が可能な内燃機関として、一対の吸気ポートを有し、一方の吸気ポートにスワール制御弁を配置し、そのスワール制御弁及び各吸気ポートの吸気弁が閉じている状態でスワール制御弁の下流にEGRガスを導入し、吸気行程ではまず一方の吸気ポートの吸気弁を開弁して燃焼室内でEGRガスのスワール流を形成し、その後、他方の吸気ポートの吸気弁を開弁して燃焼室内でEGRガスの上方に逆向きのスワール流を形成し、その空気のスワール流に向けて燃料を噴射することにより、EGRガスと混合気とを成層化する内燃機関が知られている(例えば特許文献1参照)。その他に、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2〜4が存在する。
特開2004−144052号公報 特開2001−248465号公報 特開2001−323828号公報 特開2004−332591号公報
EGR層と混合気層とを形成する場合、それらの境界で不活性なEGRガス内に燃料が混入し、その混入した燃料が燃焼せずに未燃成分として排出されるおそれがある。そこで、本発明はEGR層への燃料成分の混入を防止することが可能な内燃機関を提供することを目的とする。
本発明は、燃焼室に対して吸気ポートを開閉する吸気弁と、吸入空気に対して燃料を噴射可能な燃料噴射弁と、排気通路と吸気ポートとを接続するEGR通路と、該EGR通路を開閉するEGR弁とを備えた成層燃焼が可能な内燃機関であって、前記吸気弁の開弁に先行して前記吸気ポートにEGRガスが導入されるようにEGR弁の開弁動作を制御するEGR弁制御手段と、前記吸気弁の開弁に伴って前記吸気ポートから前記燃焼室内にEGRガスが導入された後に空気が導入され、該燃焼室内のEGR層と混合気層との間に空気層が残存するように、吸入空気に対する前記燃料噴射弁の動作を制御する燃料噴射制御手段と、前記内燃機関の回転数及びトルクに基づいて、前記燃焼室内に設けるべき前記EGR層、前記混合気層、及び前記空気層のそれぞれの大きさの合計に対する前記空気層の大きさの割合である空気率を取得する手段と、を備え、前記燃料噴射制御手段は、前記空気率に基づいて前記燃料噴射弁の動作を制御するものである。
本発明の内燃機関によれば、吸気弁の開弁に先行してEGR弁を開弁させることにより、吸気ポートの終端部付近にEGRガスが導入される。吸気弁を開弁させると、まず吸気ポートの終端部付近のEGRガスが燃焼室内に導入されてEGR層が形成される。続いて、吸気ポートから燃焼室に空気が導入されて燃焼室内に空気層が形成される。さらに、EGRガスに続いて導入される空気の一部に限定して燃料噴射弁から燃料を噴射することにより、燃焼室内のEGR層と混合気層との間に空気層が残存する。このように、EGR層と混合気層との間に空気層が介在することにより、EGR量を増加させても燃料成分のEGR層への混入を防止することができる。
本発明の一形態に係る内燃機関の要部をシリンダ軸線方向から見た状態で示す図。 吸気弁開弁前の様子を示す図。 吸気弁を開弁した後の様子を示す図。 吸気弁閉弁時の様子を示す図。 エンジンコントロールユニットが成層燃焼運転の可否を判別するために実行する運転判別ルーチンを示すフローチャート。 エンジンコントロールユニットが成層燃焼又は均質燃焼を選択的に実現するために実行する燃焼制御ルーチンを示すフローチャート。 図6のルーチンでEGR率を定めるために参照されるマップの一例を示す図。 図6のルーチンでEGR弁の開弁時間を定めるために参照されるマップの一例を示す図。 EGR弁及び吸気弁の開閉時期を内燃機関のクランク角に対応付けて示すタイミングチャート。 図6のルーチンで空気率を定めるために参照されるマップの一例を示す図。 吸気ポートから燃焼室へと通過する吸気の流量を時系列に沿って示す図。 吸気弁を通過する流体の通過流量をシリンダ内に形成される成層区分に区分して示す図。 図9の変形例を示す図。 図13の変形例を実現するために参照されるクランク角とバルブ通過流量との関係を記述したマップの一例を示す図。 図13の変形例における燃料噴射期間を定める手法を説明するための図。 図9のさらなる変形例を示す図。 図16の変形例における燃料噴射期間を定める手法を説明するための図。
図1〜図4に示すように、本発明の一形態に係る内燃機関(以下、エンジンと呼ぶ。)1は、複数(図では一つのみ示す。)のシリンダ2が形成されたシリンダブロック3と、シリンダブロック3の上部に取り付けられたシリンダヘッド4と、シリンダ2のそれぞれに吸気を導くための吸気通路5と、シリンダ2からの排気が導かれる排気通路6とを備えている。シリンダ2にはピストン7が摺動自在に嵌め合わされ、そのピストン7の頂面7aとシリンダヘッド4の下面との間に燃焼室8が形成される。吸気通路5には、吸入空気量を調整するためのスロットル弁9が設けられている。スロットル弁9の下流にはインテークマニホールド10が設けられ、そのインテークマニホールド10からは各シリンダ2に向かって2本のブランチ11A、11Bが延ばされている。シリンダヘッド4には、各シリンダ2に対応して2本の吸気ポート12A、12Bが形成され、ブランチ11A、11Bはそれらの吸気ポート12A、12Bに1対1で接続されている。吸気ポート12A、12Bの終端には、吸気ポート12A、12Bと燃焼室8との間を開閉する吸気弁13A、13Bが設けられている。同様に、排気通路6と燃焼室8との間には、それらの間を開閉するための排気弁14A、14Bが設けられている。燃焼室8の上面側中心部には点火プラグ15が設けられている。なお、吸気弁13A、13Bは不図示の動弁機構により、互いに独立して開閉動作が可能とされている。
吸気ポート12A、12Bには燃料噴射弁16がそれぞれ設けられている。一方の吸気ポート12AにはEGR通路としてのEGR配管17が接続されている。EGR配管17は、吸気ポート12Aの長手方向に沿って吸気ポート12Aの終端部にEGRガスを流入させるようにして吸気ポート12Aと接続されている。EGR配管17には、これを開閉するためのEGR弁18が設けられている。他方の吸気ポート12Bには、これを開閉するためのスワール制御弁19が設けられている。
図1に示すように、エンジン1には、エンジンコントロールユニット(以下、ECUと呼ぶ。)20が設けられている。ECU20は、マイクロプロセッサ及びその動作に必要なRAM、ROM等の周辺装置を含んだコンピュータユニットとして構成され、所定のエンジン制御プログラムに従ってスロットル弁9、燃料噴射弁16、EGR弁18、スワール制御弁19等を操作することにより、エンジン1を目標とする運転状態に制御する。ECU20には、エンジン1の運転制御に必要な情報の入力手段として、エンジン1の冷却水温に応じた信号を出力する水温センサ21、エンジン1の単位時間当たりの回転数(回転速度)に応じた信号を出力するクランク角センサ22、吸気通路5に取り込まれた空気量に応じた信号を出力するエアフロメータ23等が接続されている。
ECU20は、エンジン1の運転制御のために実行すべき一連の処理の一部として、図5に示す運転判別ルーチン、及び図6に示す燃焼制御ルーチンのそれぞれを所定の周期で繰り返し実行する。以下、これらの処理を説明する。
ECU20は、図5の運転判別ルーチンを開始すると、まずステップS1でエンジン1の始動後の経過時間が30秒よりも長いか否か判別する。エンジン始動後の経過時間は、例えば、始動成功後、ECU20のタイマを利用して判別すればよい。30秒以上が経過している場合、ECU20はステップS2に進み、水温センサ21が検出する冷却水温が40°Cよりも高いか否か判別する。40°Cよりも高い場合、ECU20はステップS3へ進み、成層EGR運転の可否を判別するための成層EGRフラグをオン、すなわち、成層EGRフラグの値を成層EGR運転が可能な状態を示す値に設定する。一方、ステップS1又はS2の条件が否定された場合、ECU20はステップS4へ進み、成層EGRフラグをオフ、すなわち成層EGRフラグの値を成層EGR運転が不可能な状態を示す値に設定する。ステップS3又はS4の処理後、ECU20は今回の運転判別ルーチンを終了する。
一方、ECU20は図6の燃焼制御ルーチンを開始すると、まずステップS11で成層EGRフラグがオンか否か判別する。フラグがオンであれば、ECU20はステップS12へ進み、スワール制御弁19を閉じる。続いてECU20はステップS13へ進み、成層EGR率を図7に示すマップより取得する。図7のマップは、EGR率をエンジン1の回転数とトルクとに対応付けて定めたものである。ECU20は、ステップS13の処理に際して、クランク角センサ22の出力からエンジン1の回転数を取得するとともに、エンジン1の目標トルクを不図示のアクセルペダルの踏込み量等から演算し、得られた回転数とトルクとに対応するEGR率を図7のマップから取得する。
EGR率の取得後、ECU20はステップS14へ進み、EGR弁18の開弁時間を図8に示すマップから取得する。図8のマップは、エンジン1の吸入空気量を回転数で除した値(空気量/回転数)とEGR弁18の開弁時間との関係をEGR率に応じて示したものである。ECU20は、ステップS13で取得したEGR率と、エアフロメータ23から取得した吸入空気量及びクランク角センサ22から取得した回転数とを利用して図8のマップからEGR弁18の開弁時間を取得する。
EGR弁18の開弁時間を取得した後、ECU20はステップS15へ進み、EGR弁18をステップS14で取得した開弁時間だけ開くようにEGR弁18の動作制御を開始する。この際、EGR弁18が吸気弁13Aの開弁動作に先行して開弁し、かつ、EGR弁18が吸気弁13Aの開弁時には閉鎖するようにEGR弁18の動作を制御する。一例として、図9に示すように、吸気弁13Aが吸気行程後半のクランク角360°で開弁を開始する場合には、そのクランク角360°を終点として開弁時間相当だけ遡ったクランク角にてEGR弁18の開弁を開始させる。
図6に戻り、続くステップS16において、ECU20は燃焼室8内に設けるべき空気層の率(空気率)を図10に示すマップから取得する。図10のマップは、空気率をエンジン1の回転数及びトルクと対応付けて定めたものである。図示例では、一律10%に設定しているが、成層EGR域(成層EGRフラグがオンとなる運転領域)内で空気率を複数段に変化させてもよい。次のステップS17において、ECU20は、燃料噴射時期を演算する。例えば、図11に示すように、吸気弁13Aの開弁に先行して吸気ポート12A内に導入されているEGRガスが吸気開始(吸気弁13Aの開弁開始)に伴って燃焼室8内に吸入される時間t1、及びステップS16で取得した空気率に相当する量の空気が燃焼室8内に吸入される時間t2をそれぞれ演算し、それらの和(t1+t2)に相当する時間が吸気開始から経過した時刻を燃料噴射開始時期として定め、その燃料噴射開始時期から吸気弁13Aが閉じる時刻までの時間t3を燃料噴射終了時期として定める。吸気行程(吸気弁が開く期間)にて、EGRガス、空気及び混合気のそれぞれが燃焼室8内に導入される時期を、クランク角と吸気ポート12Aから燃焼室8へと通過する吸気の流量(バルブ通過流量)と対応付けて示せば図12の通りである。すなわち、吸気弁13Aが上死点(TDC)で開き、下死点(BDC)で閉じるとすれば、吸気開始直後はEGRガスが導入され、続いて空気が導入され、その後に燃料噴射が実行されて混合気が導入される。
続いて、ECU20は図6のステップS18に進み、燃料噴射開始時期から燃料噴射終了時期まで燃料噴射弁16から燃料が噴射されるように燃料噴射弁16の動作を制御する。なお、この場合、EGR配管17が接続された側の吸気ポート12Aに対応する燃料噴射弁16のみが燃料噴射制御の対象とされ、反対側の吸気ポート12Bに対応する燃料噴射弁16からの燃料噴射は禁止される。
一方、ステップS11の条件が否定判断された場合、ECU20はステップS21に進み、スワール制御弁19を開く。続いて、ECU20はステップS22で成層EGR率を0%に設定する。その後、ECU20はステップS23に進んで燃料噴射時期を演算し、続くステップS24で両吸気ポート12A、12Bの燃料噴射弁16から燃料が噴射されるように燃料噴射弁16の動作を制御する。ステップS18又はステップS24にて燃料噴射が実行されると、ECU20は今回のルーチンを終了する。なお、ステップS21〜S24の実行される場合の燃料噴射弁16の開弁時期、燃料噴射量等の制御手順は、均質燃焼を実行する際の公知の内燃機関のそれと同様でよい。
上記のように成層EGR実施時のEGR弁18及び燃料噴射弁16の動作が制御される結果として燃焼室8内に形成される成層化の過程を図2〜図4に示す。まず、図2に示すように、吸気弁13Aの開弁に先行してEGR弁18が開かれて吸気ポート12AにEGRガス30が導入される。そのEGRガス30は、図中に矢印Aで示したように、吸気ポート12Aの終端部にて旋回しつつ滞留する。その旋回方向は、吸気ポート12Aに対するEGR配管17の接続位置が吸気ポート12A、12Bの並び方向外側に設定されているため、EGRガス30が燃焼室8内に導入された場合に形成されるスワール流の旋回方向と一致する。
続いて、図3に示すように吸気弁13Aが開かれると、吸気ポート12A内のEGRガス30が燃焼室8内へと導入される。その結果、燃焼室8の下部には、矢印Bで示すようなスワール流を伴ったEGR層L1が形成される。続いて、EGRガス30の導入後、空気率に対応した量の空気が導入されるまでは燃料噴射が開始されないため、燃焼室8内のEGR層L1の上方に空気層L2が形成される。その空気層L2はEGR層L1と同様のスワール流を伴ったものとなる。そして、空気層L2の形成後、燃料噴射弁16からの燃料31の噴射が開始される。図4に示すように吸気弁13Aが閉じた時、燃焼室8内には、ピストン7から上方に向かって、EGR層L1、空気層L2及び混合気層L3が形成される。EGR層L1と混合気層L3との間に空気層L2が残存しているため、混合気層L3の燃料成分のEGR層L1への混入が防止される。従って、未燃成分の排出を防止して、燃焼の安定化、エミッションの改善、燃料消費率の向上といった作用効果が得られる。
以上の形態では、ECU20が図6のステップS15を実行することによりEGR弁制御手段として、ステップS18を実行することにより燃料噴射制御手段として機能する。
次に、燃料噴射時期の制御に関する変形例を説明する。図13は燃料噴射時期t4を、空気の導入完了後から吸気行程終了までの時間t3の一部に限定して実施する例である。その実施手順としては、一例としてECU20により以下の処理を実行すればよい。すなわち、図14に示すように、クランク角とバルブ通過流量との関係をエンジン1の回転数別に記述したマップを予め用意し、クランク角センサ22から取得した回転数に対応するクランク角とバルブ通過流量との対応関係を示す線図を特定する。続いて、図15に示すように、取得したバルブ通過流量の曲線に対して、吸気開始位置(TDC)からEGR量及び空気量(空気率に対応する量)をそれぞれ割り当てて、混合気が導入されている期間Xを特定する。続いて、期間X内でバルブ通過流量が半分となるクランク角、つまり、燃焼室8内に導入されるべき混合気の全量に対して、半分の混合気が導入されるときのクランク角CAxを特定する。そのクランク角CAxを中心として、必要な燃料量が確保されるように燃料噴射時期を演算して燃料噴射開始時刻及び終了時刻を特定することにより、図13のように燃料噴射時期を設定することができる。
図16は、図13は燃料噴射時期(t5〜t7)を、空気の導入完了後から吸気行程終了までの時間t3内で複数回に分けて実施する例である。その実施手順としては、一例としてECU20により以下の処理を実行すればよい。まず、図14に示すように、クランク角とバルブ通過流量との関係をエンジン1の回転数別に記述したマップを予め用意し、クランク角センサ22から取得した回転数に対応するクランク角とバルブ通過流量との対応関係を示す線図を特定する。続いて、図17に示すように、取得したバルブ通過流量の曲線に対して、吸気開始位置(TDC)からEGR量及び空気量(空気率に対応する量)をそれぞれ割り当てて、混合気が導入されている期間Xを特定する。さらに、期間X内でバルブ通過流量を、噴射回数に1を加算した値に相当する数(噴射回数+1)で等分するクランク角CAx、CAy及びCAzを特定する。また、必要な燃料噴射量を噴射回数で除して一回当たりの噴射量を演算する。そして、クランク角CAx、CAy、CAzをそれぞれ中心として、一回当たりの噴射量が噴射されるように燃料噴射時期を演算して、各回の燃料噴射開始時刻及び終了時刻を特定することにより、図16のように燃料噴射時期を設定することができる。
本発明は上述した形態に限らず、適宜の形態にて実施することができる。例えば、上記の形態では、スワール制御弁19を利用して各層L1〜L3に同一方向のスワール流を与えたが、スワールポート等の他のスワール形成手段を利用して各層の気流を制御してもよい。また、本発明はスワール流を形成する例に限らず、タンブル流といった他の気流を利用して成層状態を形成する内燃機関にも適用可能である。燃料噴射弁はポート噴射型に限らず、筒内噴射型でもよい。
1 内燃機関
5 吸気通路
6 排気通路
8 燃焼室
13A、13B 吸気弁
16 燃料噴射弁
17 EGR配管(EGR通路)
18 EGR弁
19 スワール制御弁
20 エンジンコントロールユニット(EGR制御手段、燃料噴射制御手段)
30 EGRガス
31 燃料
L1 EGR層
L2 空気層
L3 混合気層

Claims (1)

  1. 燃焼室に対して吸気ポートを開閉する吸気弁と、吸入空気に対して燃料を噴射可能な燃料噴射弁と、排気通路と吸気ポートとを接続するEGR通路と、該EGR通路を開閉するEGR弁とを備えた成層燃焼が可能な内燃機関であって、
    前記吸気弁の開弁に先行して前記吸気ポートにEGRガスが導入されるようにEGR弁の開弁動作を制御するEGR弁制御手段と、
    前記吸気弁の開弁に伴って前記吸気ポートから前記燃焼室内にEGRガスが導入された後に空気が導入され、該燃焼室内のEGR層と混合気層との間に空気層が残存するように吸入空気に対する前記燃料噴射弁の動作を制御する燃料噴射制御手段と
    前記内燃機関の回転数及びトルクに基づいて、前記燃焼室内に設けるべき前記EGR層、前記混合気層、及び前記空気層のそれぞれの大きさの合計に対する前記空気層の大きさの割合である空気率を取得する手段と、を備え、
    前記燃料噴射制御手段は、前記空気率に基づいて前記燃料噴射弁の動作を制御する成層燃焼が可能な内燃機関。
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