JP5114757B2 - 集熱体付き手摺 - Google Patents

集熱体付き手摺 Download PDF

Info

Publication number
JP5114757B2
JP5114757B2 JP2009220749A JP2009220749A JP5114757B2 JP 5114757 B2 JP5114757 B2 JP 5114757B2 JP 2009220749 A JP2009220749 A JP 2009220749A JP 2009220749 A JP2009220749 A JP 2009220749A JP 5114757 B2 JP5114757 B2 JP 5114757B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
panel
handrail
headboard
heat collector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009220749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011069103A (ja
Inventor
寛也 浜野
千賀雄 阿部
秀二 伊東
信行 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Energy System Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Sankyo Tateyama Inc
Original Assignee
Yazaki Energy System Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Sankyo Tateyama Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Energy System Corp, Tokyo Gas Co Ltd, Sankyo Tateyama Inc filed Critical Yazaki Energy System Corp
Priority to JP2009220749A priority Critical patent/JP5114757B2/ja
Publication of JP2011069103A publication Critical patent/JP2011069103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5114757B2 publication Critical patent/JP5114757B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S20/00Solar heat collectors specially adapted for particular uses or environments
    • F24S20/60Solar heat collectors integrated in fixed constructions, e.g. in buildings
    • F24S20/62Solar heat collectors integrated in fixed constructions, e.g. in buildings in the form of fences, balustrades or handrails
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/20Solar thermal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Description

本発明は、太陽熱を吸収する集熱体を組み込んだベランダ等の手摺に関する。
特許文献1には、集合住宅のベランダの手摺の開口部に太陽熱を吸収する集熱器を設置することが開示されており、特許文献1の図11には、集熱器の屋外側に太陽電池を設置することが開示されている。また特許文献2には、集熱器の屋内側を断熱材で覆うことで(特許文献2の図8参照)、太陽熱が空気中に放散するのを抑制し、加熱効果が高められることが記載されている。
従来、手摺の開口部に取付けている集熱器は、建物の屋根等に設置しているものとほぼ同様の形式のもので、ケース内に熱媒体が循環する板状や管状の集熱体が内蔵され、集熱器の表面には集熱体や配管を保護するためにガラスパネルが取付けられている。従来は、このような集熱器を手摺の開口部に単に取付けているだけで、集熱器のメンテナンスや交換のために集熱器を取外すと手摺の開口部が開放するため、作業者が物品類を落下させたり、作業者自身がバルコニーから転落するおそれがあり、集熱器のメンテナンスや交換が容易に行えなかった。
また特許文献1に記載されているように、集熱器の屋外側に太陽電池を設置すると、太陽電池により太陽光が遮られるため集熱器の集熱効率が低下し、しかも太陽電池のメンテナンスや交換が容易に行えない。特許文献2記載のものは、集熱器の屋内側が断熱材で覆ってあるため、集熱器のメンテナンス等が容易に行えない。
さらに集熱器は、通常は手摺の開口部に横に並べて複数設けられ、集熱器同士を配管で連結しており、配管が目障りとなっていた。
特開2008−304167号公報 特開2002−106974号公報
本発明は以上に述べた実情に鑑み、太陽エネルギーを効率良く取り込むことができ、且つメンテナンス性や意匠性も良好な集熱体付き手摺の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による集熱体付き手摺は、複数の開口部を有する手摺構造体と、透光性パネルと集熱体と太陽電池パネルとを備え、手摺構造体は、開口部の屋外側寄りにパネル取付部を有し、一のパネル取付部に透光性パネルが取付けてあり、他のパネル取付部に太陽電池パネルが取付けてあり、集熱体は透光性パネルの屋内側に着脱可能に配置してあり、集熱体の屋内側に断熱材が配置してあり、断熱材は集熱体を手摺構造体に取付けたままで屋内側から取外し可能であることを特徴とする。
請求項2記載の発明による集熱体付き手摺は、請求項1記載の発明の構成に加え、パネル取付部を構成する竪枠に沿って、集熱体に接続される配管を屋外側から隠すカバーが透光性パネルの屋内側に設けてあることを特徴とする。
請求項3記載の発明による集熱体付き手摺は、請求項1又は2記載の発明の構成に加え、手摺構造体は、左右方向に間隔をおいて設けた支柱と、支柱の下部に屋外側に突出して設けたブラケットと、ブラケットに支持して支柱に架設した下弦材と、下端を下弦材に支持し支柱の屋外側に間隔をおいて配置した竪枠と、支柱及び竪枠の上部に架設した笠木とを有し、竪枠間をパネル取付部とし、支柱間を断熱材の取付部としてあると共に、透光性パネルと断熱材の間及び支柱と竪枠の間を集熱体及び配管の配置スペースとしてあることを特徴とする。
請求項4記載の発明による集熱体付き手摺は、請求項3記載の発明の構成に加え、笠木は、笠木本体と、笠木本体内の屋外側に配置した笠木補助材とからなり、笠木補助材にパネル取付部を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明による集熱体付き手摺は、透光性パネルと集熱体とを分離し、透光性パネルを手摺構造体の開口部の屋外側寄りに設けたパネル取付部を利用して取付けると共に、集熱体を透光性パネルの屋内側に着脱可能に配置したので、集熱体のメンテナンスや交換を行うために屋内側から集熱体のみを取外すことができ、尚且つ集熱体を取外しても透光性パネルにより手摺構造体の開口部が塞がれているため、作業者がベランダ等から転落したり物品を落下させたりする心配がなく、集熱体のメンテナンスや交換が容易に行える。さらに、集熱体の屋外側に透光性パネルを有することで、屋外側から見た意匠が良好になる。また本発明の集熱体付き手摺は、パネル取付部を利用して太陽電池パネルを手摺構造体の開口部に簡便に取付けでき、集熱体により水を温めたりできると共に、太陽電池パネルで発生した電力を集熱体に熱媒体を循環させるポンプを動かすため等に利用することができる。しかも太陽電池パネルは、手摺構造体の集熱体が配置される開口部とは別の開口部に取付けられているため、太陽光が太陽電池パネルに遮られることなく集熱体に当たるので、集熱体の集熱効率が低下することがなく、太陽エネルギーを効率良く取り込むことができる。さらに本発明の集熱体付き手摺は、集熱体の屋内側に断熱材が配置してあるため、集熱体の集熱効率をより向上させることができると共に、屋内側の意匠を向上させることができ、しかも断熱材は集熱体を手摺構造体に取付けたままで屋内側から取外し可能であるため、集熱体のメンテナンスが容易に行える。
集熱体は透光性パネルの屋内側に透けて見えるが、請求項2記載の発明による集熱体付き手摺は、パネル取付部を構成する竪枠に沿って、集熱体に接続される配管を屋外側から隠すカバーが透光性パネルの屋内側に設けてあることで、透光性パネル同士の境目や透光性パネル同士を繋ぐ配管等がカバーによって隠れるので、屋外側の意匠性を向上できる。
請求項3記載の発明による集熱体付き手摺は、支柱下部に屋外側に突出して設けたブラケットに支持して下弦材を支柱間にまたがって設け、下弦材に下端を支持して竪枠を支柱の屋外側に間隔をおいて配置し、支柱及び竪枠の上部に笠木を架設し、竪枠間をパネル取付部とし、支柱間を断熱材の取付部としてあると共に、透光性パネルと断熱材の間及び支柱と竪枠の間を集熱体及び配管の配置スペースとしてあるので、集熱体の設置や配管作業及びメンテナンスが容易になると共に、配管が手摺構造体の内部に収納されるため配管を目立たなくすることができる。
請求項4記載の発明による集熱体付き手摺は、笠木を笠木本体と、パネル取付部を有し笠木本体内の屋外側に配置した笠木補助材とからなる構成としたので、笠木に透光性パネルと太陽電池パネルが体裁良く納まり、且つ笠木の見付け寸法を小さくすることができ、笠木部の意匠性が良好となる。また、パネル取付部を有する笠木補助材を笠木本体と分割したことで、笠木補助材を竪枠及び下弦材と共に予め枠状に組立てることができるので、手摺構造体の組立てを容易化できる。
本発明の集熱体付き手摺の一実施形態を示す屋外側正面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 図1のD−D断面図である。 集熱体の配置及び配管の状態を示す屋外側正面図である。 集熱体付き手摺の平面図である。 ソーラー給湯システムの構成を示す図である。 (a)は集熱体の正面図、(b)は集熱体の側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図7は本発明の集熱体付き手摺の一実施形態を示しており、図8この集熱体付き手摺を含むソーラー給湯システム全体の構成を示している。ソーラー給湯システムは、集合住宅等のベランダ16に設置されるもので、ベランダ16の手摺26に組み込んだ集熱板4と、ベランダ16の床部17上に設置した貯湯タンク18及び潜熱回収型ガス給湯器19、ソーラーブレンダー20、ソーラー省エネナビゲーター21を備え、熱媒体循環ポンプ22により集熱板4と貯湯タンク18内の熱交換コイル23間に熱媒体(不凍液)を循環させることで、太陽熱を吸収して貯湯タンク18内の水を温め、太陽熱により温められた貯湯タンク18内のお湯をソーラーブレンダー20を介して潜熱回収型ガス給湯器19に送り、潜熱回収型ガス給湯器19で湯の温度を調整して浴室等に給湯する。太陽熱で温めたお湯を利用することで、ガス代を節約できるものである。以下、集熱体付き手摺の構造について詳細に述べる。
ベランダ16は、図1,7に示すように、床部17が躯体側から水平に突出して設けられ、床部17の屋外側の縁部にパラペット24が垂直に立ち上げて設けてあり、パラペット24に形成した凹部25に手摺26を設置している。
手摺26は、図1〜5に示すように、凹部25の底部より左右方向に間隔をおいて立設した5本の支柱10,10,…と、支柱10の上端部に架設した笠木11と、支柱10の下部の屋外側に架設した下弦材13と、笠木11の屋外側部と下弦材13間に左右方向に間隔をおいて架設した竪枠14,14,…とで、複数の開口部2a,2b,2c,2d,2e,2fを横並びに有する手摺構造体1が構成され、そのうちの幅の広い開口部2b,2c,2d,2fをガラスパネル3(合わせガラス)を取付けて塞ぎ、幅の狭い開口部2a,2eを太陽電池パネル5を取付けて塞いである。太陽電池パネル5で発生した電気は、ソーラー給湯システムの熱媒体循環ポンプ22等を動かすのに利用される。
図1,5に示すように、左端のものを除く3枚のガラスパネル3の屋内側に集熱板4がそれぞれ配置してあり、さらに集熱板4の屋内側の支柱10,10間に断熱材7が設けてある。
笠木11は、図2〜4に示すように、笠木本体11aと、笠木本体11a内の屋外側の空洞部に配置した笠木補助材11bとで構成してある。笠木補助材11bは、下向きに開口したパネル取付溝6aを有し、パネル取付溝6aにガラスパネル3(図2,4参照)と太陽電池パネル5(図3参照)の上端部を挿入し、ビード27とシール材28とで保持している。笠木本体11aは、屋外側の端部に形成した溝部41に笠木補助材11bの屋外側端部を係合させて笠木補助材11bに上から被せ、連結金具40を介して支柱10の上端面に固定してある。図中の符号42a,42bは、連結金具40を支柱10上端部と笠木本体11aにそれぞれ固定しているビスである。
支柱10の下部には、略L形のブラケット12が屋外側に突出して設けてあり、ブラケット12に支持して下弦材13が両端の支柱10間に跨って架設してある。下弦材13は、屋外側寄りの位置に上向きに開口したパネル取付溝6bを有し、パネル取付溝6bにガラスパネル3(図2,4参照)と太陽電池パネル5(図3参照)の下端部を挿入し、ビード27とシール材28とで保持している。
竪枠14は、笠木補助材11bと下弦材13間に架設してあり、図5に示すように、本体部材14aと、本体部材14aに係合取付けした押縁14bとでパネル取付溝6cが形成され、パネル取付溝6cにガラスパネル3と太陽電池パネル5の側端部を挿入し、ビード27とシール材28とで保持している。なお、図2〜4中の符号39は、竪枠14の上端を笠木補助材11bに固定しているビスであり、笠木本体11aが笠木補助材11bに被せてあることで、ビス39の頭が見えない。
上述のように本手摺は、支柱10の屋外側に間隔をおいて配置した竪枠14間をパネル取付部としており、また断熱材7は支柱10間に取付けてあって、ガラスパネル3と断熱材7の間及び支柱10と竪枠14の間を集熱板4及び配管の配置スペース15としている。このスペース15の左右両側は、支柱10と竪枠14間に設けた塞ぎ材29により塞がれている。
集熱板4は、図9に示すように、溝を付けた表裏2枚の板4a,4bを貼り合わせて板状に形成され、上部と下部に出入口管30a,30bが挿通して設けてあり、上下の出入口管30a,30bに連通するように熱媒体の流路31が上下方向に多数設けてある。集熱板4の表面は、黒っぽい色に塗装されている。
集熱板4は、図2に示すように、笠木補助材11bの下面と下弦材13の上面とに取付けたアングル32a,32bにネジ43で固定して、ガラスパネル3と断熱材7の間のスペース15に配置してあり、集熱板4単体でネジ43を介して室内側から簡単に取り付け・取外しできるようになっている。
図6に示すように、横並びに配置された集熱板4の出入口管30a,30bは、配管9a,9bによりそれぞれ連結され、右側の集熱板4の下側の出入口管30bの右側端部に、熱媒体循環ポンプ22と連結した供給側配管9cが接続され、左側の集熱板4の上側の出入口管30aの左側端部に、熱媒体を貯湯タンク18に戻す戻り配管9dが接続されており、熱媒体は、図中の矢印で示す方向に流れ、各集熱板4の流路31を下から上に流れる間に太陽熱を吸収して加熱される。戻り配管9dは、集熱板4の屋内側のスペース15を通して右端の支柱10の近くまで持ってきて、下弦材13を貫通してベランダの床部17上を伝って貯湯タンク18まで配管してある。床部17上に這わせた供給側配管9c及び戻り配管9dは、図7に示すように、カバー33で隠してある。
図1,5に示すように、集熱板4が配置されている範囲に設けられた竪枠14の屋内側面には、集熱板4に接続された配管9a,9bを隠すための板状のカバー8が取付けてある。カバー8は、集熱板4と同じ黒っぽい色に塗装されている。このカバー8を有することで、配管9a,9bが屋外側から見えず、また集熱板4はガラスパネル3越しに透けて見えるが、カバー8により集熱板4同士の境目を隠して黒っぽく連続して見えるため、屋外側から見たときにすっきりして見える。
図2,3に示すように、笠木本体11aは屋内側寄りに下向きに開口したパネル保持溝34aを有し、断熱材7は屋内側面にアルミ製の裏板35が接着して設けてあり、パネル保持溝34aに裏板35の上端部を挿入してビード36により保持してある。裏板35下端部は、隣接する支柱10間に架設した下横材37の上面に形成したパネル保持溝34bにビード36を介して保持してある。裏板35の側端部は、図5に示すように、支柱10の側面に取付けた竪枠材38のパネル保持溝34cにビード36を介して保持してある。このように、集熱板4の屋内側に断熱材7を設けてあることで、集熱板4の熱が逃げるのを防止して、集熱効率を高めることができる。また、断熱材7の裏板35により集熱板4や配管9a,9b,9c,9dが隠れるので、屋内側から見た意匠性が良好となる。
ビード36は着脱自在であって、四周のビード36を取外すことで断熱材7を裏板35ごと屋内側に取外すことができ、断熱材7を取外すことで集熱板4のメンテナンスが容易に行える。
図4,5に示すように、左端のガラスパネル3の屋内側には集熱板4も断熱材7も設置していないため、このガラスパネル3を通じて光がベランダ16に差し込むので、閉塞感を防止できる。
本手摺の施工手順は、まず支柱10の屋外側に持ち出す部分、すなわち下弦材13と竪枠14と笠木補助材11bとを枠状に組立ててブラケット12に支持し、笠木本体11aを笠木補助材11bに被せるように配置し、連結金具40により支柱10に固定する。次に、ガラスパネル3と太陽電池パネル5の取付けを行う。その次に、アングル32a,32bを笠木補助材11bと下弦材13に取付け、集熱板4の設置と配管作業を行う。その後、支柱10間に下横材37を、支柱10側面に竪枠材38を取付け、断熱材7の取付けを行う。
以上に述べたように本手摺26は、手摺構造体1の開口部2a,2b,2c,2d,2e,2fの屋外側寄りにパネル取付溝6a,6b,6cを有し、そのパネル取付溝6a,6b,6cを利用してガラスパネル3と太陽電池パネル5とが取付けてあり、集熱板4はガラスパネル3と分離してガラスパネル3の屋内側に着脱可能に配置したので、集熱板4のメンテナンスや交換のために集熱板4を屋内側から簡単に取外すことができ、しかも集熱板4を取外してもガラスパネル3が手摺構造体1の開口部2b,2c,2dにそのまま取付いているので、作業者が転落したり物品を落下させたりする心配がなく、集熱板4のメンテナンスや交換が容易に行える。また、集熱板4の屋外側にガラスパネル3を有することで、屋外側から見た意匠が良好になる。また、太陽光が太陽電池パネル5に遮られることなく集熱板4に当たり、効率よく太陽熱を吸収できる。
さらに、集熱板4の屋内側に断熱材7を設置してあるため、集熱効率がより一層高められると共に、断熱材7により集熱板4や配管9a,9b,9c,9dが隠れるので、屋内側の意匠性を向上できる。断熱材7は、集熱板4を手摺構造体1に取付けたままで屋内側から取外し可能であるため、集熱板4のメンテナンスが容易に行える。
さらに本手摺26は、竪枠14の屋内側面に集熱板4と同色の板状のカバー8を設置することで、集熱板4の配管9a,9bや集熱板4同士の隙間を隠したので、屋外側の意匠がすっきりしたものになっている。
また本手摺26は、図5に示すように、支柱10の屋外側に間隔をおいて配置した竪枠14間をパネル取付部とし、支柱10間を断熱材7の取付部としてあって、ガラスパネル3と断熱材7の間及び支柱10と竪枠14の間を集熱板4及び配管の配置スペース15としたので、集熱板4の設置や配管作業及びメンテナンスが容易である。
笠木11を、笠木本体11aと、パネル取付溝6aを有し笠木本体11a内の屋外側に配置した笠木補助材11bとからなる構成としたので、笠木11にガラスパネル3と太陽電池パネル5が体裁良く納まり、且つ笠木11の見付け寸法を小さくすることができ、笠木部の意匠性が良好となる。また、パネル取付溝6aを有する笠木補助材11bを笠木本体11aと分割したことで、笠木補助材11bを竪材14及び下弦材13と共に予め枠状に組立てることが可能となり、手摺構造体1の組立てを容易化できる。
太陽電池パネル5の屋内側は配管スペースとして、配管の立ち上がり部と立下り部として利用できる。
手摺からの配管取り出し部の配管カバーは斜め下向きに取り出すようになっており、足がかりとならないような構造になっている。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。集熱体と太陽電池パネルの枚数は適宜変更することができ、太陽電池パネルが一枚だけのものであってもよい。手摺構造体や集熱体の形態は、適宜変更することができる。集熱体は、太陽熱を吸収できるものであればよく、実施形態に示した板状のものに限らず、配管により構成したものであってもよい。また実施形態のものは、手摺やパネルが垂直になっているが、斜めにすることもできる。透光性パネルは、透光性を有し且つベランダからの転落等を防止できるものであればよく、材質や形状は限定されるものではなく、ガラスパネル以外にも樹脂製パネルや、孔やスリットが設けられた金属製のパネル等を用いることもできる。本発明の手摺は、マンション等の集合住宅のベランダの他、一戸建て住宅のベランダやビルの屋上の手摺等としても利用できる。
1 手摺構造体
2a,2b,2c,2d,2e,2f 開口部
3 ガラスパネル(透光性パネル)
4 集熱板(集熱体)
5 太陽電池パネル
6a,6b,6c パネル取付溝(パネル取付部)
7 断熱材
8 カバー
9a,9b 配管
10 支柱
11 笠木
12 ブラケット
13 下弦材
14 竪枠
15 集熱板(集熱体)及び配管の配置スペース

Claims (4)

  1. 複数の開口部を有する手摺構造体と、透光性パネルと集熱体と太陽電池パネルとを備え、手摺構造体は、開口部の屋外側寄りにパネル取付部を有し、一のパネル取付部に透光性パネルが取付けてあり、他のパネル取付部に太陽電池パネルが取付けてあり、集熱体は透光性パネルの屋内側に着脱可能に配置してあり、集熱体の屋内側に断熱材が配置してあり、断熱材は集熱体を手摺構造体に取付けたままで屋内側から取外し可能であることを特徴とする集熱体付き手摺。
  2. パネル取付部を構成する竪枠に沿って、集熱体に接続される配管を屋外側から隠すカバーが透光性パネルの屋内側に設けてあることを特徴とする請求項1記載の集熱体付き手摺。
  3. 手摺構造体は、左右方向に間隔をおいて設けた支柱と、支柱の下部に屋外側に突出して設けたブラケットと、ブラケットに支持して支柱に架設した下弦材と、下端を下弦材に支持し支柱の屋外側に間隔をおいて配置した竪枠と、支柱及び竪枠の上部に架設した笠木とを有し、竪枠間をパネル取付部とし、支柱間を断熱材の取付部としてあると共に、透光性パネルと断熱材の間及び支柱と竪枠の間を集熱体及び配管の配置スペースとしてあることを特徴とする請求項1又は2記載の集熱体付き手摺。
  4. 笠木は、笠木本体と、笠木本体内の屋外側に配置した笠木補助材とからなり、笠木補助材にパネル取付部を有することを特徴とする請求項3記載の集熱体付き手摺。
JP2009220749A 2009-09-25 2009-09-25 集熱体付き手摺 Expired - Fee Related JP5114757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009220749A JP5114757B2 (ja) 2009-09-25 2009-09-25 集熱体付き手摺

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009220749A JP5114757B2 (ja) 2009-09-25 2009-09-25 集熱体付き手摺

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011069103A JP2011069103A (ja) 2011-04-07
JP5114757B2 true JP5114757B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=44014617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009220749A Expired - Fee Related JP5114757B2 (ja) 2009-09-25 2009-09-25 集熱体付き手摺

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5114757B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5227371B2 (ja) * 2010-07-22 2013-07-03 太陽工業株式会社 手摺
DE102013020147A1 (de) * 2013-12-08 2015-06-11 Enersearch Gmbh Geländer zur Raumbelüftung und Heizungsunterstützung
KR101888404B1 (ko) * 2015-09-16 2018-08-14 주식회사 제드건축사사무소 축열 전달 방지형 파라펫 구조체
CN110130594A (zh) * 2019-05-20 2019-08-16 深圳市金鑫华建筑工程有限公司 一种节能型绿化装饰护栏结构
CN112953126B (zh) * 2021-01-20 2023-09-08 中国长江动力集团有限公司 一种通用型汽轮发电机集电环罩壳

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0722184Y2 (ja) * 1989-10-31 1995-05-24 シャープ株式会社 電気掃除機の回転ブラシ装置
JPH07173869A (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 Misawa Homes Co Ltd バルコニの手摺構造
JPH10292478A (ja) * 1997-04-16 1998-11-04 Naka Ind Ltd バルコニーのフェンス装置
JP2002106974A (ja) * 2000-07-24 2002-04-10 Nishimatsu Constr Co Ltd 太陽熱温水器および太陽熱温水システム
JP3859519B2 (ja) * 2002-01-21 2006-12-20 小山 祐司 高機能手摺および換気装置
JP3780280B2 (ja) * 2003-12-25 2006-05-31 吉原板金工業株式会社 パネルフェンスの取付装置
JP4900673B2 (ja) * 2006-06-09 2012-03-21 不二サッシ株式会社 フェンス及びその構築方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011069103A (ja) 2011-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10461205B2 (en) Solar panel housing
JP6250530B2 (ja) 建築物または造営材の内部における暖房のための、もしくは熱平衡を維持するための熱エネルギシステム
JP5114757B2 (ja) 集熱体付き手摺
CN101278408B (zh) 光伏屋顶屋脊盖和安装方法
US9027289B1 (en) Integrated thermal module and back plate structure and related methods
CN101952663B (zh) 包括附加加热装置的带有载热流体的毛巾烘干辐射器
US20070227583A1 (en) Solar Tiles
BRPI0716131A2 (pt) telha para telhado solar com produÇço fotovoltaica e solar de Água quente e energia elÉtrica
CN105317143A (zh) 百叶式光伏建筑立面和百叶式光伏幕墙
US10804841B2 (en) Solar thermal energy collector
AU2020274226A1 (en) Solar energy roof tile, solar energy system and method for obtaining energy from solar radiation
JP6028430B2 (ja) 太陽光発電ユニット
JP2012510604A (ja) ソーラールーフィングアセンブリ
CN205224350U (zh) 百叶式光伏建筑立面和百叶式光伏幕墙
EP2626651A1 (en) Photovoltaic plant
CN204983444U (zh) 一种整体式太阳能阳台围栏
JP3930480B2 (ja) ソーラーシステムハウスの集熱屋根
WO2010007103A1 (en) Roofing panel and roof structure
CN206737234U (zh) 一种用于村镇供暖的太阳能空气集热屋面
CN105841362A (zh) 一种阳台栏板式聚光集热器及安装构件和方法
JP3859519B2 (ja) 高機能手摺および換気装置
JP2013245521A (ja) 太陽熱集熱ユニットを備えた窓構造
JP6063786B2 (ja) 太陽電池パネル用の外設部材、及びそれを用いた太陽電池パネルの敷設構造
JP2008045853A (ja) 複合ソーラーシステムユニット
CN203454419U (zh) 一种配装在窗口处的太阳能热水器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120924

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5114757

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees