JP5112903B2 - トランスファプレス - Google Patents

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本発明は、上下金型に潤滑剤を噴射する潤滑剤噴射装置を備えたトランスファプレスに関する。
従来より、鍛造プレスでは、上下のダイホルダに対向させて取り付けた上下金型の表面に潤滑剤を吹き付けることにより、適宜、金型を潤滑、冷却、清掃して、鍛造されるワークが金型から離型しやすくするとともに、金型の変形や損傷を防止するようにしている。この潤滑剤の吹き付けは、潤滑剤噴射装置の前後に進退するノズル管を、上ダイホルダが上昇するタイミングに合わせて、上下金型間に開けられたスペースに前進させ、その先端から上下金型に向けて潤滑剤を噴射する方法で行われている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、複数組の上下金型を左右方向に配列し、各上下金型で鍛造されるワークを一対の搬送ビームで左右方向に搬送するトランスファ装置を備えたトランスファプレスでは、潤滑剤噴射装置のノズル管を、搬送ビームとの干渉を避けるように進退させる必要があり、通常は、スペースの広い搬送ビームの上方で進退させるようにしている。しかしながら、鍛造されるワークが等速ジョイントの継手やピニオンシャフト等のように、本体部から下方向へ長く伸びる軸部を有するもの(軸物製品)では、ワークを搬送する際に、ワークを下金型から完全に離間させるように、搬送ビームを上限近くまで上昇させる必要があるので、ノズル管を搬送ビームの上方で進退させると、ノズル管と下金型との距離が遠くなって、下金型の表面に十分な潤滑剤を吹き付けることができなかったり、潤滑剤が周囲に飛散したりする問題があった。
このような問題に対して、フィンガで把持したワークを下金型から完全に離間させる前に搬送ビームの上昇を一時停止し、この搬送ビームが一時停止している間にノズル管を前進させて、上下金型に潤滑剤を噴射する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−61955号公報 特開2003−33843号公報
特許文献2に記載された方法は、完全に離間していないワークで遮られる下金型の表面には潤滑剤を吹き付けることができず、一個飛ばしの金型でワークを鍛造するプレス方法を採用して、一個飛びでワークが存在しない金型の表面に潤滑剤を吹き付ける必要がある。このため、全ての金型を有効に活用することができず、プレス効率が低下する問題がある。また、搬送ビームを一時停止させることによってもプレス効率が低下する。
そこで、本発明の課題は、プレス効率を低下させることなく、上下金型の表面に十分な潤滑剤を吹き付けることができるようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明は、左右方向に配列された複数組の上下金型でワークを鍛造するプレス本体と、鍛造されるワークを一対の搬送ビームで左右方向に搬送するトランスファ装置と、ノズル管を前後方向に前記プレス本体へ進退させて、ノズル管から前記上下金型に潤滑剤を噴射する潤滑剤噴射装置を備えたトランスファプレスにおいて、前記ノズル管を、前記上金型に潤滑剤を噴射する上ノズル管と、前記下金型に潤滑剤を噴射する下ノズル管とを上下2段に設けて、これらの上下間隔を前記搬送ビームの高さ寸法よりも大きく設定したものとし、前記上ノズル管は前記搬送ビームの上方を、前記下ノズル管は前記搬送ビームの下方を進退させる構成を採用した。
すなわち、ノズル管を、上金型に潤滑剤を噴射する上ノズル管と、下金型に潤滑剤を噴射する下ノズル管とを上下2段に設けて、これらの上下間隔を搬送ビームの高さ寸法よりも大きく設定したものとし、上ノズル管は搬送ビームの上方を、下ノズル管は搬送ビームの下方を進退させることにより、上下の各ノズル管と金型との距離を短くして、プレス効率を低下させることなく、上下金型の表面に十分な潤滑剤を吹き付けることができるようにした。
本発明のトランスファプレスは、潤滑剤噴射装置のノズル管を、上金型に潤滑剤を噴射する上ノズル管と、下金型に潤滑剤を噴射する下ノズル管とを上下2段に設けて、これらの上下間隔を搬送ビームの高さ寸法よりも大きく設定したものとし、上ノズル管は搬送ビームの上方を、下ノズル管は搬送ビームの下方を進退させるようにしたので、上下の各ノズル管と金型との距離を短くして、プレス効率を低下させることなく、上下金型の表面に十分な潤滑剤を吹き付けることができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。このトランスファプレスは、図1および図2に示すように、左右方向に配列された上下に対向する4組の上下金型2a、2bでワークを鍛造するプレス本体1と、鍛造されるワークを一対の搬送ビーム12で左右方向に搬送するトランスファ装置11と、上下2段に設けられた上下ノズル管22a、22bを前後方向にプレス本体1へ進退させて、各上下ノズル管22a、22bから上下金型2a、2bに潤滑剤を噴射する潤滑剤噴射装置21とからなる。
前記プレス本体1は、ベッド3の上面にボルスタ4が載置され、各下金型2bがダイホルダ5bを介してボルスタ4に取り付けられている。また、上下にスライドするスライド6の下面にアダプタプレート7が固定され、各上金型2aがダイホルダ5aを介してアダプタプレート7に取り付けられている。
前記トランスファ装置11は、ワーク把持用の対向するフィンガ13を有する前後一対の搬送ビーム12の両端部を、プレス本体1の4隅のコラム8に取り付けられたビーム駆動機構14に支持したものである。ビーム駆動機構14は、一対の搬送ビーム12を左右方向に移動させる搬送ユニット14aと、上下方向に昇降させる昇降ユニット14bと、一対の搬送ビーム12を前後方向に開閉する開閉ユニット14cとからなり、搬送ユニット14aの作動でフィンガ13に把持したワークを搬送するとともに、昇降ユニット14bの作動で下金型2bへのワークのセット、離型を行い、開閉ユニット14cの作動でフィンガ13によるワークの把持、放出を行う。なお、搬送ユニット14aは、ワーク搬出側となる右側のビーム駆動機構14のみに設けられ、ワーク搬入側の左側のビーム駆動機構14は、各搬送ビーム12を左右方向へスライド自在に支持している。
前記潤滑剤噴射装置21は、3組の上下ノズル管22a、22bをともに基台24に取り付けた潤滑剤噴射機構25と、潤滑剤噴射機構25をプレス本体1の後面側から前後方向に進退させる進退機構26とからなる。進退機構26は、台車27の後面側に取り付けられたモータ28で、前後方向に向けたボールねじ29を回転駆動し、そのナット29aに取り付けられた移動台30を、左右のガイドレール31で案内しながら進退させるものであり、移動台30が昇降機構32を介して潤滑剤噴射機構25の基台24に連結され、後述する搬送ビーム12の上昇位置に応じて、各上下ノズル管22a、22bの高さ位置を調整し、潤滑剤噴射機構25を進退させるようになっている。
前記3組の上下ノズル管22a、22bは、その先端に取り付けられたノズル23の左右方向位置を、潤滑剤を噴射する当該各上下金型2a、2bの中心位置に合わせるように、両側の各組の先端側が左右に拡げられている。また、各上ノズル管22aは基部から水平面内で真直に前方へ延び、各下ノズル管22bは基部で下方へ屈曲して前方へ延びており、前方側では、これらの上下間隔が搬送ビーム12の高さ寸法よりも大きく設定されている。図2中に一点鎖線で示すように、各上ノズル管22aは、上昇位置で停止した搬送ビーム12の上方を、各下ノズル管22bは搬送ビーム12の下方を進退するようになっており、プレス本体1内へ前進した各上ノズル管22aは先端の上向きのノズル23から上金型2aに潤滑剤を噴射し、各下ノズル管22bは先端の下向きのノズル23から下金型2bに潤滑剤を噴射する。したがって、上下の各ノズル管22a、22bと上下金型2a、2bの距離を短くすることができ、潤滑剤を十分に上下金型2a、2bの表面に吹き付けることができる。
図3に示すように、前記4組の上下金型2a、2bは、下方向へ長く伸びる軸部を有する軸物製品のワークWを鍛造するものとされ、左端の1番目を除く2番目から4番目の下金型2bの表面に深い縦長のキャビティが形成され、各ワークWを把持して離型する搬送ビーム12は、上限近くの上昇位置まで上昇し、右方向に各ワークWを搬送する。潤滑剤噴射装置21は、この搬送ビーム12の上昇位置に合わせて、昇降機構32で各上下ノズル管22a、22bの高さ位置を調整し、上述したように、上昇位置で停止した搬送ビーム12の把持したワークWのない上方と下方で、それぞれ各上ノズル管22aと各下ノズル管22bを進退させて金型2a、2bに潤滑剤を噴射する。したがって、全ての金型でワークWがプレスされる場合でも、各上下金型2a、2bの表面に十分な潤滑剤を吹き付けることができる。勿論、1個飛びの金型でプレスする場合にも適用でき、適用範囲が広い。
なお、この実施形態では、前記4組の上下金型2a、2bに対して、上下ノズル管22a、22bを3組とし、下金型2bの表面に深い縦長のキャビティが形成された2番目から4番目の上下金型2a、2bのみに潤滑剤を噴射し、上下金型2a、2bの表面がフラットな1番目の上下金型2a、2bへの潤滑剤の噴射は省略した。この理由は、表面がフラットな金型は、ワークの離型が容易で、金型の変形や損傷が生じる恐れもないからであり、勿論、1番目の上下金型2a、2bにも潤滑剤を噴射するようにしてもよい。
上述した実施形態では、各組の上下ノズル管の本数を1本ずつとし、各上下ノズル管のノズルの個数も1個ずつとしたが、各組の上下ノズル管の本数と各上下ノズル管のノズルの個数は、金型の鍛造面の大きさに応じて複数としてもよい。
トランスファプレスの実施形態を示す切欠き平面図 図1の切欠き側面図 図1の一部省略切欠き正面図
符号の説明
1 プレス本体
2a、2b 金型
3 ベッド
4 ボルスタ
5a、5b ダイホルダ
6 スライド
7 アダプタプレート
8 コラム
11 トランスファ装置
12 搬送ビーム
13 フィンガ
14 ビーム駆動機構
14a 搬送ユニット
14b 昇降ユニット
14c 開閉ユニット
21 潤滑剤噴射装置
22a、22b ノズル管
23 ノズル
24 基台
25 潤滑剤噴射機構
26 進退機構
27 台車
28 モータ
29 ボールねじ
29a ナット
30 移動台
31 ガイドレール
32 昇降機構

Claims (1)

  1. 左右方向に配列された複数組の上下金型(2a、2b)でワーク(W)を鍛造するプレス本体(1)と、鍛造されるワーク(W)を把持して上下方向に昇降するとともに前後方向に開閉して把持・放出する前後一対の搬送ビーム(12)で前記ワーク(W)を左右方向に搬送するトランスファ装置(11)と、ノズル管を前後方向に前記プレス本体(1)へ進退させて、ノズル管から前記上下金型(2a、2b)に潤滑剤を噴射する潤滑剤噴射装置(25)とを備えたトランスファプレスにおいて、
    前記ノズル管(22a、22b)を、前記上金型(2a)に潤滑剤を噴射する上ノズル管(22a)と、前記下金型(2b)に潤滑剤を噴射する下ノズル管(22b)とを上下2段に設けて、これらの上下間隔を前記搬送ビーム(12)の高さ寸法よりも大きく設定したものとし、前記上ノズル管(22a)は上昇位置で停止した前記搬送ビーム(12)の把持したワーク(W)のない上方を、前記下ノズル管(22b)は同上昇位置で停止した前記搬送ビーム(12)の把持したワーク(W)のない下方を進退させて前記金型(2a、2b)に潤滑剤を噴射するようにしたことを特徴とするトランスファプレス。
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