JP5112657B2 - 開閉機の取付構造 - Google Patents

開閉機の取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5112657B2
JP5112657B2 JP2006215356A JP2006215356A JP5112657B2 JP 5112657 B2 JP5112657 B2 JP 5112657B2 JP 2006215356 A JP2006215356 A JP 2006215356A JP 2006215356 A JP2006215356 A JP 2006215356A JP 5112657 B2 JP5112657 B2 JP 5112657B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
switch
opening
shaft
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006215356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008038499A (ja
Inventor
直樹 横井
綾 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP2006215356A priority Critical patent/JP5112657B2/ja
Publication of JP2008038499A publication Critical patent/JP2008038499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5112657B2 publication Critical patent/JP5112657B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、開閉機の取付構造に係り、詳しくは、巻取シャフト側のスプロケットと開閉機側のスプロケット間に巻回されたチェーンを張るようにして開閉機を巻取シャフト側のブラケットに取り付ける構造に関するものである。
図1乃至図3は、シャッター装置及び開閉機の取付構造の基本構成を示すものであって、これらの図面は従来技術の説明及び本発明の説明の両方において用いられる。電動シャッター装置は、建物開口部を開閉するシャッターカーテン1と、シャッターカーテン1の上端が連結されており、当該シャッターカーテン1を巻き取り・繰り出す巻取シャフト2と、巻取シャフト2を回転させる開閉機3と、開閉機3と巻取シャフト2を伝動連結する伝動手段4と、を備えている。そして、前記伝動手段4は、開閉機3の回転軸30に設けたスプロケット41と、巻取シャフト2の軸部20に設けたスプロケット40と、両スプロケット41,40間に巻回されたローラチェーン42と、からなる。巻取シャフト側の駆動側ブラケット6Aと開閉機側のブラケット7とは部分的に重ね合わさっており、重ね合わせた部位をボルト9、ナット9Aで固定するようになっている。
図4は、従来の開閉機の取付構造を説明する図であって、巻取シャフト側の駆動側ブラケット6Aには水平方向に延びる孔部8A,8Bが上下方向に間隔を存して形成されており、開閉機側のブラケット7に形成された丸孔を挿通するボルト9の軸部90を長孔8A,8Bに挿通させることで、開閉機側のブラケット7が、巻取シャフト側のブラケット6Aに対して、水平方向に移動できるようになっている。図4上図に示すように、両スプロケット40,41がより近い位置で両スプロケット40,41間にローラチェーン42を巻回する。この状態ではローラチェーン42は緩んでいる。図4上図の状態から、開閉機側スプロケット7が巻取シャフト側スプロケット6Aから離間する方向に、開閉機側ブラケット7を水平移動させることで、両スプロケット40,41間に巻回されたローラチェーン42の張りを行い、ローラチェーン42が張られた状態でボルト9、ナット9Aを締めるようになっている。また、同様の取付構造が特許文献1の従来技術の欄に記載されている。
しかしながら、手動で開閉機3が取り付けられたブラケット7をスライドさせてローラチェーン42を張った状態で開閉機3及びブラケット7を保持しながらボルト9を締結しなければならないため作業性が悪く、結果として、ローラチェーン42を十分に張り切ることができずにローラチェーン42が緩んだままの状態で開閉機3が取り付られてしまう可能性がある。とりわけ、開閉機3が重量シャッターの開閉機である場合には、開閉機及びブラケット7が寸法・重量において大きい上、ローラチェーン42を張るためにはより大きな力が必要となるため、上記不具合が顕著に現れる。
実開昭64−23595
本発明は、開閉機を取り付ける際の作業性を向上させると共に、チェーンを緩みなく張り切ることができる開閉機の取付構造を提供することを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、開閉機側の取付板部を巻取シャフト側のブラケットに重ね合わせ、重ね合わせた部位を止着部材で固定するようにした開閉機の取付構造において、前記取付構造は、前記取付板部を、前記ブラケットに対して、開閉機側のスプロケットと巻取シャフト側のスプロケット間に巻回されたチェーンが緩んだ状態の第1の位置から当該チェーンが張られた状態の第2の位置へ斜め下方に移動可能とするガイド手段と、ブラケットに対する取付板部の前記第1の位置を保持する保持手段と、を備えている、開閉機の取付構造、である。開閉機側の取付板部には、開閉機が取り付けられる開閉機取付ブラケット、開閉機に一体的に取付られた取付プレート等が含まれる。後者の場合は、開閉機取付ブラケットを用いずに開閉機を直接巻取シャフト側ブラケットに取り付ける場合の一例である。
好ましい態様では、前記ガイド手段は、前記ブラケット及び前記取付板部のいずれか一方に形成した少なくとも一つの傾斜長孔部と、前記ブラケット及び前記取付板部の他方(傾斜長孔部を有しない方)から前記傾斜長孔部内に延出するガイドピンと、を有し、前記ガイドピンが前記傾斜長孔部に沿って移動することで、前記取付板部を前記ブラケットに対して移動可能とする。第1の位置では、ガイドピンが傾斜長孔部の一方の端部(基端)に位置しており、第2の位置では、ガイドピンが傾斜長孔の他方の端部側(先端側)に位置している。ガイドピンは、前記ブラケット及び前記取付板部において傾斜長孔部を有しない方に一体形成されていてもよいが、好ましくは、ガイドピンは、前記ブラケットと前記取付板部を固定する止着部材である。すなわち、前記ガイド手段は、前記ブラケット及び前記取付板部のいずれか一方に形成した少なくとも一つの傾斜長孔部と、前記ブラケット及び前記取付板部の他方に形成した孔を挿通する止着部材と、を有し、前記止着部材の軸部が前記傾斜長孔部に沿って移動することで、前記取付板部を前記ブラケットに対して移動可能としたものである。第1の位置で軸部の移動(開閉機の自重による)が規制されており、第2の位置で、止着部材によって開閉機側の取付板部と巻取シャフト側のブラケットが固定される。ガイド手段を構成する傾斜長孔部は、巻取シャフト側のブラケット、開閉機側の取付板部のいずれに設けてもよく、他方には単に軸部を挿通するだけの孔(典型的には丸孔)が設けられる。
本明細書において、「第1の位置から第2の位置へ斜め下方に移動可能」には、斜め下方にスライド移動するもの、斜め下方に回動移動するものを含む。また、全体として第1の位置から第2の位置へ斜め下方に移動すればよく、例えば、ステップ状に斜め下方に移動してもよい。一つの態様では、開閉機側の取付板部と巻取シャフト側のブラケットとは上下2箇所において止着部材で固定される。このものにおいては、開閉機側の取付板部と巻取シャフト側のブラケットにはそれぞれ上下2箇所に孔部が形成されており、少なくとも開閉機側の取付板部と巻取シャフト側のブラケットのいずれか一方の上側の孔部がガイド手段としての傾斜長孔部を有している。上下両方の孔部がガイド手段としての傾斜長孔部を有している場合には、開閉機側の取付板部は、巻取シャフト側のブラケットに対して斜め下方にスライド移動する。上側の孔部のみがガイド手段としての傾斜長孔部を有している場合には、開閉機側の取付板部は、巻取シャフト側のブラケットに対して、下側の孔部を回動支点として斜め下方に回動移動する。後者において、好ましくは、傾斜長孔部は円弧状に形成される。
一つの態様では、前記保持手段は、前記傾斜長孔部の基端側(第1の位置において軸部が位置する側)に形成した縦孔部を備えている。好ましくは、縦孔部は、基端側において、傾斜長孔部の先端側と同じ側に延びている。一つの態様では、前記保持手段は、前記傾斜長孔部内に着脱可能に装着されることで前記ガイドピン(好ましくは、止着部材の軸部)の移動を規制する移動規制部材を備えている。一つの態様では、前記保持手段は、前記ブラケット及び前記取付板部にそれぞれ形成された仮係止孔と、前記両仮係止孔の位置が一致した状態で前記両仮係止孔に着脱自在に挿通される仮係止部材と、を有し、前記第1の位置で前記両仮係止孔に前記仮係止部材を挿通させる。
本発明では、保持手段によって巻取シャフト側のブラケットに開閉機を仮止めした状態でチェーンを巻回することができ、ガイド手段によって開閉機の自重を利用してチェーンを張ることができる。したがって、人力でチェーンを張って、かつ、張った状態を維持しながら止着部材により開閉機を巻取シャフト側のブラケットに固定する必要がなく、作業性が良いと共に、チェーンを緩みなく張り切ることができる。
シャッター装置は、建物開口部を開閉するシャッターカーテン1と、シャッターカーテン1の上端が連結されており、当該シャッターカーテン1を巻き取り・繰り出す巻取シャフト2と、巻取シャフト2を回転させる開閉機3と、を備えている。巻取シャフト2の軸部20と開閉機3の回転軸30とは互いに平行状に延出しており、開閉機3の回転軸30と巻取シャフト2の軸部20とを伝動手段4によって伝動連結することで、開閉機3の回転軸30の回転を巻取シャフト2の軸部20に伝達して巻取シャフト2を回転駆動する。
前記伝動手段4は、巻取シャフト2の軸部20に設けたスプロケット40と、開閉機3の回転軸30に設けたスプロケット41と、両スプロケット40,41間に巻回されたローラチェーン42と、からなる。開閉機3の回転軸30の回転を伝動手段4を介して巻取シャフト2に伝達することで、巻取シャフト2の回転によって、シャッターカーテン1は、その幅方向両端部をガイドレール5に案内されながら昇降する。
建物開口部の上方には、左右のブラケット6A,6Bが巻取シャフト2の延出方向に直交するように配設されており、巻取シャフト2の両端は軸受60を介してブラケット6A,6Bに回転自在に支持されている。巻取シャフト2は開閉機3によって回転駆動されるが、本明細書では、伝動手段4が設けられる側のブラケットを駆動側ブラケット、もう一方のブラケットを従動側ブラケットと言う。左右のブラケット6A,6Bの基端側は、断面視L形状の取付部材61を介して躯体に取り付けられている。
巻取シャフト2の軸部20の一方の端部は軸受60を介して駆動側ブラケット6Aに回転自在に軸支されており、軸部20の他方の端部は軸受60を介して従動側ブラケット6Bに回転自在に軸支されている。巻取シャフト2の軸部20の一方の端部は、駆動側ブラケット6Aを貫通して延出する延出部となっており、軸部20の延出部にはスプロケット40が設けてある。
開閉機3は、モータ、ブレーキ、回転軸等の構成要素を内装するケーシング31と、ケーシング31の一端に形成された板状の取付部32と、を有しており、開閉機3はケーシング31の一端側に設けた取付部32を介して開閉機取付ブラケット7に固定されている。開閉機3の軸部30の一端側は、開閉機取付ブラケット7を貫通して延出する延出部となっており、軸部30の延出部にはスプロケット41が設けてある。
スプロケット40,41間にローラチェーン42を巻回するようにして、開閉機3が取り付られた開閉機取付ブラケット7を、駆動側ブラケット6Aに連結する。駆動側ブラケット6Aは、巻取シャフト2の長さ方向に直交して、躯体から持ち出し状に延出する方形状の板体であり、先端側に位置して、2つの孔部8A,8Bが上下に間隔を存して形成されている。開閉機取付ブラケット7は駆動側ブラケット6Aと同じ方向に延出しており、開閉機取付ブラケット7の基端側に位置して、2つの孔部(ボルト9の軸部90によって塞がれている)が上下に間隔を存して形成されている。駆動側ブラケット6Aと開閉機取付ブラケット7は、駆動側ブラケット6Aの先端側に開閉機取付ブラケット7の基端側を重ね合わせ、駆動ブラケット6Aの孔部8A,8Bと開閉機取付ブラケット7の孔部とに貫設されるボルト9にナット9Aを締めることで連結する。
本発明に係る開閉機の取付構造は、開閉機取付ブラケット7を、駆動側ブラケット6Aに対して、開閉機側のスプロケット41と巻取シャフト側のスプロケット40間に巻回されたチェーン42が緩んだ状態の第1の位置P1から当該チェーン42が張られた状態の第2の位置P2へ斜め下方(スプロケット41がスプロケット40から離隔する方向)に移動可能とするガイド手段と、駆動側ブラケット6Aに対する開閉機取付ブラケット7の第1の位置P1を保持する保持手段と、を備えている。以下に、これらガイド手段、保持手段の具体的な実施例について説明する。
本発明の実施例1を図5、図6に示す。駆動側ブラケット6Aに形成した上下の孔部8A,8Bは共に、ブラケット6Aの先端側に向かって(巻取シャフト2の軸部20から離隔する方向)下方に傾斜する傾斜孔部80と、傾斜部80の基端側から下方に延びる縦孔部81と、からなる。開閉機取付ブラケット7に形成された上下の孔部は共に丸孔である。ボルト9の軸部90が位置P1,P1´にある時には、ローラチェーン42は緩んだ状態であり、ボルト9の軸部90が位置P2にある時には、ローラチェーン42は張られた状態となる。ボルト9の軸部90が位置P1にある時には、ボルト9の軸部90の開閉機3及び開閉機取付ブラケット7の自重による移動が規制されており、駆動側ブラケット6Aに対する開閉機取付ブラケット7の位置P1が仮保持される。
実施例1において、孔部8A,8Bの縦孔部81が前記保持手段を構成しており、傾斜孔部80が前記ガイド手段を構成している。開閉機取付ブラケット7に形成した丸孔部に挿通させたボルト9の軸部90を孔部8A,8Bの縦孔部81の下方の位置P1に位置させることで、開閉機3が装着されたブラケット7を、ブラケット6Aに対して仮止めすることができる。ボルト9の軸部90及びブラケット7が位置P1にある時には、駆動側ブラケット6Aに対する開閉機取付ブラケット7の位置P1が保持されており、両スプロケット40,41間の距離は相対的に接近しているため、ローラチェーン42を容易に両スプロケット40,41間に巻回することができる。次いで、ボルト9の軸部90を位置P1から位置P1´まで移動せると、前記保持手段によるボルト9の軸部90の移動規制(開閉機3及び開閉機取付ブラケット7の自重により軸部90が移動することの規制)が解除され、ボルト9の軸部90の移動が自由となり、ボルト9の軸部90は、傾斜孔部80に沿って先端側に向かって下方に移動することができる。したがって、開閉機取付ブラケット7は、位置P1´から位置P2へと下方斜めにスライド移動する。駆動側ブラケット6Aに対する開閉機取付ブラケット7の斜め下方へのスライド移動は、開閉機取付ブラケット7及び開閉機取付ブラケット7に装着された開閉機3の自重を利用して行うことができるため、開閉機取付ブラケット7及び開閉機3の自重を利用してローラチェーン42を張ることができる。図6から明らかなように、位置P2において、ボルト9の軸部90は、傾斜孔部80の先端にまでは達していない。ローラチェーン42が張られた状態で軸部90が傾斜孔部80の先端に当接していないので、位置P2においても継続して開閉機3及び開閉機取付ブラケット7の自重がローラチェーン42に作用してローラチェーン42が張られた状態を良好に維持できる。そして、この状態から単に止着部材を用いて固定すればよいので、従来のように作業者がチェーンを張った状態を保持しながらボルトとナットで固定する作業が不要となり、作業性が良好である。尚、この態様(位置P2における軸部90と傾斜孔部80との位置関係)を、他の実施例に適用することも可能である。
本発明の実施例2を図8に示す。ブラケット6Aに形成した上側の孔部8Aは,ブラケット6Aの先端側に向かって下方に緩やかに傾斜する傾斜孔部と傾斜孔部の基端側から下方に延びる縦孔部とからなる。実施例2の孔部8Aは、傾斜孔部が緩やかでかつ僅かに弧状に形成されている点を除き、実施例1の孔部8Aと同じ構成を有している。ブラケット6Aに形成した下側の孔部8Bは、上下に延びる縦長孔である。孔部8Aの縦孔部と孔部8Bの高さ寸法は略同じである。開閉機取付ブラケット7に形成された上下の孔部は共に丸孔である。ボルト9の軸部90が位置P1にある時には、ローラチェーン42は緩んだ状態であり、ボルト9の軸部90が位置P2にある時には、ローラチェーン42は張られた状態となる。ボルト9の軸部90が位置P1にある時には、ボルト9の軸部90の開閉機3及び開閉機取付ブラケット7の自重による移動が規制されており、駆動側ブラケット6Aに対する開閉機取付ブラケット7の位置P1が保持される。
実施例2において、孔部8Aの縦孔部が前記保持手段を構成しており、孔部8Aの傾斜孔部が前記ガイド手段を構成している。ブラケット7に形成した丸孔部に挿通させたボルト9の軸部90を孔部8Aの縦孔部、孔部8Bの下方の位置P1に位置させることで、開閉機3が装着されたブラケット7を駆動側ブラケット6Aに対して仮止めすることができる。ボルト9の軸部90及びブラケット7が位置P1にある時には、駆動側ブラケット6Aに対する開閉機取付ブラケット7の位置P1が保持されており、両スプロケット40,41間の距離は相対的に接近しているため、ローラチェーン42を容易に両スプロケット40,41間に巻回することができる。次いで、ボルト9の軸部90を位置P1から縦孔部内を上方に持ち上げると、前記保持手段によるボルト9の軸部90の移動規制(開閉機3及び開閉機取付ブラケット7の自重により軸部90が移動することの規制)が解除され、ボルト9の軸部90の移動が自由となり、ボルト9の軸部90は、傾斜孔部に沿って先端側に向かって下方に移動することができる。したがって、開閉機取付ブラケット7は、下側の孔部8B及び開閉機取付ブラケット7の下側の丸孔を回動支点として、孔部8Aの縦孔部の上方部位から位置P2へと下方斜めに回動する。駆動側ブラケット6Aに対する開閉機取付ブラケット7の斜め下方への回動は、開閉機取付ブラケット7及び開閉機取付ブラケット7に装着された開閉機3の自重を利用して行うことができるため、開閉機取付ブラケット7及び開閉機3の自重を利用してローラチェーン42を張ることができる。
本発明の実施例3を図9に示す。ブラケット6Aに形成した上側の孔部8Aは,ブラケット6Aの先端側に向かって下方に緩やかに傾斜し、かつ僅かに円弧状に湾曲した傾斜孔部である。ブラケット6Aに形成した下側の孔部8Bは、丸孔である。開閉機取付ブラケット7に形成された上下の孔部は共に丸孔である。ボルト9の軸部90が位置P1にある時には、ローラチェーン42は緩んだ状態であり、ボルト9の軸部90が位置P2にある時には、ローラチェーン42は張られた状態となる。ボルト9の軸部90が位置P1にある時には、ボルト9の軸部90の開閉機3及び開閉機取付ブラケット7の自重による移動が規制されており、駆動側ブラケット6Aに対する開閉機取付ブラケット7の位置P1が保持される。
実施例3において、孔部8A内に着脱自在に設けられる移動規制部材(ボルトやスペーサが例示される)10が前記保持手段を構成しており、孔部8Aの傾斜孔部が前記ガイド手段を構成している。開閉機取付ブラケット7に形成した丸孔部に挿通させたボルト9の軸部90を孔部8Aの位置P1に位置させて、孔部8A内に着脱自在に設けた移動規制部材10で移動規制(開閉機3及び開閉機取付ブラケット7の自重により軸部90が移動することの規制)することで、開閉機3が装着されたブラケット7を、駆動側ブラケット6Aに対して仮止めすることができる。ボルト9の軸部90及び開閉機取付ブラケット7が位置P1にある時には、駆動側ブラケット6Aに対する開閉機取付ブラケット7の位置P1が保持されており、両スプロケット40,41間の距離は相対的に接近しているため、ローラチェーン42を容易に両スプロケット40,41間に巻回することができる。次いで、移動規制部材10を孔部8Aから取り外すと、ボルト9の軸部90の移動が自由となり、ボルト9の軸部90は、傾斜孔部に沿って先端側に向かって下方に移動することができる。したがって、開閉機取付ブラケット7は、下側の孔部8B及び開閉機取付ブラケット7の下側の丸孔を回動支点として、位置P1から位置P2へと下方斜めに回動する。駆動側ブラケット6Aに対する開閉機取付ブラケット7の斜め下方への回動は、開閉機取付ブラケット7及び開閉機取付ブラケット7に装着された開閉機3の自重を利用して行うことができるため、開閉機取付ブラケット7及び開閉機3の自重を利用してローラチェーン42を張ることができる。
実施例4は、図10に示すように、実施例3における移動規制部材に代えて、駆動側ブラケット6Aに形成した仮係止孔8C及び開閉機取付ブラケット7に形成した仮係止孔8Dに着脱自在に挿入される仮係止部材から前記保持手段を構成したものである。駆動側ブラケット6Aに形成した仮係止孔8Cと開閉機取付ブラケット7に形成した仮係止孔8Dは、開閉取付ブラケット7が、駆動側ブラケット6Aに対して位置P1にある時に、駆動側ブラケット6Aに形成した仮係止孔8Cと開閉機取付ブラケット7に形成した仮係止孔8Dとが一致するように形成されている。仮係止部材(例えば、ピンのようなもの)を仮係止孔8C,8Dに挿通させることで、駆動側ブラケット6Aに対する開閉機取付ブラケット7の位置P1を仮保持する。ローラチェーン42を両スプロケット40,41間に巻回した後に、仮係止部材を仮係止孔8C,8Dから抜き取ることで、開閉機取付ブラケット7は、下側の孔部8B及び開閉機取付ブラケット7の下側の丸孔を回動支点として、位置P1から位置P2へと下方斜めに回動する。
実施例1乃至4では、駆動側ブラケット6Aにガイド手段、保持手段を設けているが、ガイド手段、保持手段を開閉機取付ブラケット7に設けてもよい。この場合、ガイド手段を構成する孔部の構成を変形する必要があることは当業者において容易に考えられる。例えば、図7(A)は、実施例1において、開閉機取付ブラケット7に孔部8A´設けた場合を示しており、ボルト9の軸部90は駆動側ブラケット6Aの丸孔を挿通しており、開閉機取付ブラケット7が軸部90に対して矢印(実線)方向(斜め下方)に移動することで、軸部90が孔部8A´内を矢印(点線)方向に相対的に移動する。図7(B)は、実施例3,4において、開閉機取付ブラケット7に孔部8A´設けた場合を示しており、ボルト9の軸部90は駆動側ブラケット6Aの丸孔を挿通している。開閉機取付ブラケット7が、開閉機取付ブラケット7の下側の孔部8B´を回動支点として、軸部90に対して矢印方向(斜め下方)に回動することができる。
図11は、開閉機3を、開閉機取付ブラケット7を用いずに、板状の取付部32を介して駆動側ブラケット6Aに直接取り付ける態様を示している。
本発明は、開閉機の取り付けに利用することができる。
開閉機の取付構造を示す側面図である。 開閉機の取付構造を示す正面図である。 開閉機を取付構造を示す平面図である。 従来の開閉機の取付構造を示す図である。 本発明の開閉機の取付構造の実施例1を示す図である。 図5における孔部を拡大して示す図である。 図6に示す孔部を、開閉機取付ブラケットに適用した場合を示す図である。 本発明の開閉機の取付構造の実施例2を示す図である。 本発明の開閉機の取付構造の実施例3を示す図である。 本発明の開閉機の取付構造の実施例4を示す図である。 開閉機を取付構造の他の実施例の平面図である。
符号の説明
2 巻取シャフト
20 巻取シャフトの軸部
3 開閉機
30 開閉機の回転軸
4 伝動手段
40 巻取シャフト側のスプロケット
41 開閉機側のスプロケット
42 ローラチェーン
6A 駆動側ブラケット
7 開閉機取付ブラケット
8A 孔部
80 傾斜孔部
81 縦孔部
8B 孔部
9 ボルト
90 ボルト軸部
10 移動規制部材

Claims (4)

  1. 開閉機側の取付板部を巻取シャフト側のブラケットに重ね合わせて止着部材で固定するようにした開閉機の取付構造において、
    前記取付構造は、
    前記取付板部を、前記ブラケットに対して、開閉機側のスプロケットと巻取シャフト側のスプロケット間に巻回されたチェーンが緩んだ状態の第1の位置から当該チェーンが張られた状態の第2の位置へ斜め下方に移動可能とするガイド手段と、
    ブラケットに対する取付板部の前記第1の位置を保持する保持手段と、
    を備えており、
    前記ガイド手段は、前記ブラケット及び前記取付板部のいずれか一方に形成した少なくとも一つの傾斜長孔部と、前記ブラケット及び前記取付板部の他方から前記傾斜長孔部内に延出するガイドピンと、を有し、前記ガイドピンが前記傾斜長孔部に沿って移動することで、前記取付板部を前記ブラケットに対して移動可能とした、開閉機の取付構造。
  2. 前記保持手段は、前記傾斜長孔部の基端側に形成した縦孔部を備えている、請求項に記載の開閉機の取付構造。
  3. 前記保持手段は、前記傾斜長孔部内に着脱可能に装着されることで前記ガイドピンの移動を規制する移動規制部材を備えている、請求項に記載の開閉機の取付構造。
  4. 前記保持手段は、前記ブラケット及び前記取付板部にそれぞれ形成された仮係止孔と、前記両仮係止孔の位置が一致した状態で前記両仮係止孔に着脱自在に挿通される仮係止部材と、を有し、前記第1の位置で前記両仮係止孔に前記仮係止部材を挿通させる、請求項に記載の開閉機の取付構造。
JP2006215356A 2006-08-08 2006-08-08 開閉機の取付構造 Expired - Fee Related JP5112657B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006215356A JP5112657B2 (ja) 2006-08-08 2006-08-08 開閉機の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006215356A JP5112657B2 (ja) 2006-08-08 2006-08-08 開閉機の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008038499A JP2008038499A (ja) 2008-02-21
JP5112657B2 true JP5112657B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=39173849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006215356A Expired - Fee Related JP5112657B2 (ja) 2006-08-08 2006-08-08 開閉機の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5112657B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7401282B2 (ja) * 2019-12-12 2023-12-19 株式会社鈴木シャッター 建築用シャッター装置における開閉機の仮保持構造および仮保持方法
DE102020122719A1 (de) 2020-08-31 2022-03-03 EFAFLEX INŽENIRING d.o.o. Ljubljana Sicherheitssystem für einen ein umlaufendes Zugmittel aufweisenden Antrieb eines Tores, insbesondere eines Hubtores, weiter insbesondere eines schnelllaufenden Hubtores, sowie Tor aufweisend das Sicherheitssystem

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743030Y2 (ja) * 1978-09-28 1982-09-22
JPS6423595U (ja) * 1987-07-31 1989-02-08

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008038499A (ja) 2008-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1128288C (zh) 建筑物用电动开闭装置
US20090000203A1 (en) Universal cable window regulator assembly for vehicles
JP2007056501A (ja) ワイヤドラム式ウインドレギュレータ
JP4900142B2 (ja) 換気グリル
JP5112657B2 (ja) 開閉機の取付構造
JP4003178B2 (ja) 建築用電動式開閉装置
JP4807840B2 (ja) カーテン開閉用ドラム
KR100969394B1 (ko) 수평식 플래카드 거치대
JP5260609B2 (ja) 自動ドア用取付装置
JP5221998B2 (ja) 建築用シャッター装置における落下防止装置
JP4908864B2 (ja) 開閉装置用閉鎖防止装置及び該閉鎖防止装置を具備した開閉装置
KR100417288B1 (ko) 현수막 게시장치
JP5395638B2 (ja) ゲート装置のリリース復旧機構
JP3612645B2 (ja) 電動シャッタ−のブラケット構造
JP7401282B2 (ja) 建築用シャッター装置における開閉機の仮保持構造および仮保持方法
KR200388632Y1 (ko) 하우스용 개폐기 안내장치
JP2014118737A (ja) オーニング装置の張力付与機構
KR200359815Y1 (ko) 게첨기 조작 부담을 개선한 현수막 게시대 장치
JPH0754206Y2 (ja) 4面ローラ式ケーブルガイド装置
KR20180031905A (ko) 시스템루버의 구동시스템
KR100810001B1 (ko) 전등부 분리식 가로등의 구동권취기
KR20100043321A (ko) 차량의 리어 윈도우용 전동식 차양 장치
JP4884766B2 (ja) オーバーヘッドドアの急降下停止装置
KR200254021Y1 (ko) 현수막 게시장치
JP2006160420A (ja) エレベーターのかごドア駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20071112

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120924

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121011

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees