JP5111172B2 - 光源制御方法および光源制御装置 - Google Patents

光源制御方法および光源制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5111172B2
JP5111172B2 JP2008060799A JP2008060799A JP5111172B2 JP 5111172 B2 JP5111172 B2 JP 5111172B2 JP 2008060799 A JP2008060799 A JP 2008060799A JP 2008060799 A JP2008060799 A JP 2008060799A JP 5111172 B2 JP5111172 B2 JP 5111172B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
lantern
acceleration
candle
brightness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008060799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009218091A (ja
Inventor
勉 荒木
Original Assignee
勉 荒木
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 勉 荒木 filed Critical 勉 荒木
Priority to JP2008060799A priority Critical patent/JP5111172B2/ja
Publication of JP2009218091A publication Critical patent/JP2009218091A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5111172B2 publication Critical patent/JP5111172B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

本発明は、ろうそくの代わりに光源を提灯に取り付けて、提灯の揺らぎにしたがって光源の明るさを制御する光源制御方法および光源制御装置に関するものである。また、本発明は、曳山に取り付けられた提灯の光源を曳山の揺れる程度に応じて、ろうそくが揺れるのと同じように揺れる光源制御方法および光源制御装置に関するものである。本明細書において、「光源」は、LED等の発光素子、白熱灯等の公知の電気的光源をいう。また、本明細書において、提灯の揺れは、提灯に加えられた外的要因(外乱)により、内部の気流が変化して炎が揺らぐことであり、手持ちの場合、複数個の提灯が構造物に取り付けられている場合等を含む。さらに、本明細書において、「曳山」は、「山車」、「屋台(屋体)」、「山鉾」、(地方により異なる表現がある)等を含む。
提灯のろうそくは、風により消えたり、火災の原因になる等の大きな問題があるだけでなく、ろうそくの取り付け、火入れ、交換等の手間に時間がかかるという問題があった。そこで、提灯の火は、白熱灯に代える場合が多い。また、前記白熱灯は、小型で消費電力の少ない光源に代わりつつある。しかし、前記白熱灯、あるいはLED等の電気的光源は、ろうそくのような揺らぎがなく、風情の点で劣っている。ろうそくの炎の明暗の変化や揺らぎを色彩豊かに表現する電子キャンドルは、たとえば、特開2005−228587公報に記載されている。
特開2005−228587公報
従来の電子的な揺らぎは、単に、ろうそくの自然な動きに近づけるようにしたものであり、ろうそく自体の動きに関係がない場合が多い。前記電子的な揺らぎは、白熱灯等の電気的光源をただ揺らすだけで、規則正しい明暗となり、かえって不自然な揺らぎになる場合があった。
以上の課題を解決するために、本発明は、ろうそくの揺れに応じて光の明暗が変わるように光源の明るさを制御する光源制御方法および光源制御装置を提供することを目的とする。本発明は、提灯の揺れを加速度センサにより検出して、提灯の揺れに基づいて光源の明るさに変化を与えることができる光源制御方法および光源制御装置を提供することを目的とする。また、本発明は、光源が取り付けられた多数の提灯を曳山に取り付け、曳山の揺れに応じて光源の明るさに変化を与えることができる光源制御方法および光源制御装置を提供することを目的とする。
第1発明の光源制御方法は、提灯の揺れに対する3軸方向の加速度をアナログ信号として検出し、前記アナログ信号を光の揺れに変換することにより、提灯光源の明るさをろうそくの揺れに疑似して変化させるものであって、予め、ろうそくの揺らぎデータを記憶しておき、前記提灯の揺れに基づいて、前記加速度を加速度センサによってアナログ信号として検出された3軸方向に対する加速度データを所定時間間隔でサンプリングしてそれぞれ平均化処理した後、これらの補数を演算処理し、前記演算処理された演算データと前記ろうそくの揺らぎデータとを掛け算処理した後、前記掛け算処理の結果得られた値を基にして、光源の明るさを制御し、提灯に与えられた3軸方向の動きを加速度に応じた光源の明るさ変化させることを特徴とする。
(第発明)
発明の光源制御装置は、提灯の揺れに対する3軸方向の加速度をアナログ信号として検出し、前記アナログ信号を光の揺れに変換することにより、提灯光源の明るさをろうそくの揺れに疑似して変化させるものであり、予め、ろうそくの揺らぎデータを記憶する揺らぎデータ記憶手段と、提灯のゆらぎに対する3軸方向の加速度をアナログ信号として検出する加速度センサと、前記加速度センサによって検出されたデータをそれぞれ所定時間間隔でサンプリングする第1のサンプリング手段と、前記第1のサンプリング手段によって得られたサンプリングデータを所定時間間隔ずらしながらそれぞれ移動させた移動平均値を得、前記移動平均値の1に対する補数を演算処理する第1の演算手段と、前記揺らぎデータ記憶手段に予め記憶されているデータを第1のサンプリング手段の時間間隔と同じ間隔でサンプリングする第2のサンプリング手段と、前記第1の演算手段による演算結果と、第2のサンプリング手段による揺らぎデータを掛け算処理する第2の演算手段と、前記第2の演算手段による演算結果に基づいて、前記光源の明るさを制御する制御手段と、から少なくとも構成され、提灯に与えられた3軸方向の動きを加速度に応じた光源の明るさ変化させることを特徴とする。
(第発明)
発明の光源制御装置において、前記加速度センサは、曳山に取り付けられた提灯のそれぞれに取り付けられているとともに、それぞれの提灯の明るさを制御することを特徴とする。
(第発明)
発明の光源制御装置において、前記一つの加速度センサは、曳山に取り付けられ、前記曳山に取り付けられた複数の提灯の明るさを同時に制御することを特徴とする。
本発明によれば、光源を取り付けた提灯の動きを加速度センサで検出し、前記提灯の動きに応じて光源の明るさを制御することにより、前記提灯に取り付けたろうそくがあたかも揺れているかのような印象を見る者に与えることができる。
本発明によれば、提灯の動きにより、光源の明るさも変化するようにできる。前記提灯を曳山に取り付けた場合、前記光源の光は、曳山の動きに応じてろうそくの炎のように揺らいで見える。
本発明によれば、提灯が上下方向に開口部を有するため、ろうそくの光がz軸方向に大きく影響されることに着目し、z軸方向のみの加速度センサとすることもできる。
本発明によれば、加速度センサによって検出されたデータを所定時間間隔の平均を取り、少しずつずらした移動平均値により、光源を制御しているため、制御装置が簡単で、しかも、実際のろうそくの揺れに近い光源の明るさを制御することが可能になった。
(第1発明)
第1発明の光源制御方法は、提灯に取り付けられた光源の光があたかもろうそくの火と同じように揺らぐように見せるものである。すなわち、前記光源制御方法は、提灯に取り付けられた加速度センサにより、提灯の揺れを加速度の変化として検出し、前記加速度変化に応じて、前記提灯に取り付けられた光源の明るさを制御する。前記光源の明るさは、光源制御装置の制御により、提灯の光がろうそくの揺れと同じように揺れているように見える。
静止状態に設置されているろうそくの炎の揺らぎデータ(以下、ろうそくの揺らぎデータと記載する)は、予め明るさが測定され、その値(絶対値)が記憶される。加速度センサは、提灯の揺れに対する3軸方向のアナログ信号として検出される。前記検出信号は、前記提灯の揺れを所定時間間隔でサンプリングされる。前記検出されたサンプリングデータは、ある一定時間間隔毎に平均化される。前記一定時間間隔の平均値は、前記サンプリング時間ずつ移動しながら得られる。前記平均化されたデータは、最大値を1とする値に換算し、その絶対値の1に対する補数とする。前記ろうそく揺らぎデータは、前記提灯の平均化されたデータに掛け算される。前記掛け算によって得られたデータは、D/A変換手段によってアナログ信号に変換、または、パルス幅変調された信号で光源を駆動し、提灯に与えられた3軸方向の加速度に応じて光源の明るさを変えて、ろうそくが揺らいでいるかのように見せることができる。
光源制御方法において、第1発明におけるサンプリングデータは、一定時間間隔ずらせながら移動し、同じくずれた時間における前記提灯の平均化されたデータに掛け算される。前記掛け算によって得られたデータは、アナログ信号に変換、またはパルス幅変調された信号で光源を駆動し、その時々における提灯に与えられた加速度に応じて光源の明るさに変化を与えることができる。
(第発明)
発明の光源制御装置は、光源の明るさをろうそくの揺れに疑似して変化させるものである。静止状態に設置されているろうそくの明るさの変化データは、揺らぎデータ記憶手段に、予め記憶しておく。加速度センサは、提灯の揺れに対する3軸方向の加速度をアナログ信号として検出する。第1のサンプリング手段は、前記加速度センサによって検出されたアナログデータを所定時間間隔でサンプリングする。第1の演算手段は、前記第1のサンプリング手段によって得られたサンプリングデータをある一定時間間隔ずらしながら移動させた移動平均値を得る。その後、前記移動平均値は、前記第1の演算手段によって、1に対する補数として演算処理される。
第2のサンプリング手段は、前記揺らぎデータ記憶手段に記憶されているろうそくの揺らぎデータを前記第1のサンプリング手段の時間間隔と同じ間隔でサンプリングする。第2の演算手段は、前記第1の演算手段による演算結果と、第2のサンプリング手段による揺らぎデータを掛け算処理する。前記掛け算処理の結果は、アナログ信号に変換、または、パルス幅変調された信号で光源を駆動し、提灯に与えられた加速度に応じた光源の明るさに変化を与え、あたかも、光源の光がろうそくのように揺れているように見せる。第1のサンプリング手段および第2のサンプリング手段、あるいは、第1の演算手段および第2の演算手段は、説明上二つになっているが、必ずしも別々にする必要がない。前記提灯は、加速度が加わるものであれば、特に限定されない。
前記光源制御装置において、提灯の加速度センサによる検出データは、z軸方向のみに動かした場合だけでもよく、z軸方向とx軸方向、z軸方向とy軸方向、あるいは、z軸方向、x軸方向、y軸方向の全部の方向に動かした場合でもよい。提灯は、下部および上部に開口部が設けられており、ろうそくの芯の周りに、風が当たらないような構造になっている。すなわち、ろうそくの揺らぎは、上下方向(z軸方向)の動きに対する影響が一番大きく、水平方向(x軸方向およびy軸方向)に対する影響が少なくなっているため、少なくともz軸方向の加速度センサによる検出データが必要である。
前記光源制御装置において、前記提灯に与えられる揺らぎは、人為的なものに代わり、風によるものとすることもできる。前記風による提灯の揺れは、加速度センサによって検出され、加速度データとする。前記提灯は、風の強さによって、揺れが加速度センサによって検出され、提灯に取り付けられた光源の明るさを変えることができる。
(第発明)
発明の光源制御装置において、加速度センサは、曳山に取り付けられた提灯のそれぞれに取り付けられている。曳山に取り付けられている多くの提灯は、曳山の動きにより、異なった揺れ方をする。前記加速度センサは、それぞれの提灯に設けられ、多くの提灯の揺れに応じた揺れデータを得ることができる。前記揺れデータは、それぞれの提灯の揺れ方に基づいて、光源の明るさを制御できる。
(第発明)
発明の光源制御装置において、加速度センサは、たとえば、曳山に一つが取り付けられている。前記加速度センサは、前記曳山に取り付けられた複数の提灯の明るさを同時に制御する。前記曳山に取り付けられた加速度センサは、複数個にし、その中の一つの加速度センサによって、複数個からなる提灯を群として、これらの明るさを制御することもできる。曳山の複数箇所、たとえば、前後、左右に取り付けられており、曳山の前後、左右に取り付けられている複数個の提灯の明るさを制御することができる。本発明は、日本の祭り等に使用するもので、提灯の他に行灯、灯籠等に適用できる。
図1は本発明の第1実施例で、光源制御装置を説明するためのフローチャートである。図1において、光源制御装置は、図示されていない提灯に取り付けられている光源、および制御装置に電源が投入されることにより、スタートする(ステップ111)。提灯に取り付けられた加速度センサは、前記提灯のz軸方向の加速度が検出される(ステップ112)。前記加速度センサは、前記提灯のz軸方向の加速度が検出されるように配置されている。
加速度データサンプリング手段は、z軸方向の加速度を所定時間間隔でサンプリングする(ステップ113)。移動平均値処理手段は、時間間隔を少しずつずらせながら、平均値を演算する(ステップ114)。演算処理手段は、前記移動平均値の1に対する補数を演算処理する(ステップ115)。
一方、予め、ろうそくの明るさの揺らぎデータは、前記提灯の場合と同じ時間間隔で揺らぎデータ記憶手段に記憶しておく(ステップ116)。前記ろうそくの揺らぎデータは、和ろうそくのものとすることが望ましい。前記和ろうそくは、静止状態であっても揺れ方が大きい傾向にある。前記揺らぎデータ記憶手段は、前記時間間隔をずらしながら、ろうそくの揺らぎデータをサンプリングする(ステップ117)。
ステップ115で得られた移動平均値の補数データは、ステップ117によって得られた揺らぎサンプリングデータと掛け算が行なわれる(ステップ118)。前記掛け算の結果は、D/A変換手段によってアナログ信号に変換、またはパルス幅変調された信号に変換される(ステップ119)。提灯に取り付けられた光源は、たとえば、前記パルス幅変調された信号によって制御される(ステップ120)。前記掛け算は、
k×(1−|z/zmax |)×Du
(ただし、kは係数、zはz軸方向の加速度の移動平均値、zmax はz軸方向の加速度の最大値、Duはろうそくの揺らぎデータ)
電源の停止または何らかの停止信号がない限り、時間間隔をΔtだけずらしてz軸方向の加速度データをサンプリングする(ステップ113)。また、前記同様に、ろうそくの揺らぎデータも時間間隔Δtだけずらしてサンプリングする(ステップ117)。その後は、ステップ118からステップ120を時間間隔Δtだけずらしながらストップがかるまで継続し(ステップ122)、ストップ信号が来ることにより終了とする(ステップ123)。
図2は本発明の第2実施例で、x軸方向、y軸方向、z軸方向の加速度を検出して、光源を制御する光源制御装置を説明するためのフローチャートである。図2において、光源制御装置は、図示されていない提灯に取り付けられている光源、および制御装置に電源が投入されることにより、x軸方向、y軸方向、z軸方向の加速度が検出されることによりスタートする(ステップ211)。提灯に取り付けられたそれぞれの方向の加速度を検出する加速度センサは、前記提灯のx軸方向、y軸方向、z軸方向の加速度を検出する(ステップ212、220、216)。前記加速度センサは、前記提灯のx軸方向、y軸方向、z軸方向の加速度が検出されるように配置されている。
加速度データサンプリング手段は、x軸方向、y軸方向、z軸方向の加速度を所定時間間隔でサンプリングする(ステップ213、221、217)。移動平均値処理手段は、時間間隔を少しずつずらせながら、平均値を演算する(ステップ214、222、218)。演算処理手段は、前記移動平均値の1に対する補数を演算処理する(ステップ215、223、219)。
一方、予め、ろうそくの揺らぎ明るさデータは、データ記憶手段に記憶しておく(ステップ224)。前記揺らぎサンプリング手段は、前記時間間隔をずらしながら、ろうそくの揺らぎデータをサンプリングする(ステップ225)。なお、前記ろうそくの揺らぎ明るさデータは、各軸方向に分けずに得ることができる。
ステップ215、223、219で得られた移動平均値の補数データは、ステップ225によって得られた揺らぎサンプリングデータと掛け算が行なわれる(ステップ226)。前記掛け算のそれぞれの結果は、D/A変換手段によりアナログ信号に変換される(ステップ227)。提灯に取り付けられた光源は、アナログ信号またはパルス幅変調された信号によって制御される(ステップ228)。
電源の停止または何らかの停止信号がない限り、時間間隔をΔtだけずらしてx軸方向、y軸方向、z軸方向の加速度データをサンプリングする(ステップ213、221、217)。また、前記同様に、ろうそくの揺らぎデータも時間間隔Δtだけずらしてサンプリングする(ステップ225)。その後は、ステップ226からステップ228を時間間隔Δtだけずらしながらストップがかるまで継続し、ストップ信号が来ることにより終了とする(ステップ231)。
図3は本発明の構成におけるz軸方向のみの場合における光源制御装置を説明するための概略ブロック構成図である。図3において、本発明の光源制御装置は、提灯に取り付けられた少なくとも一つの加速度センサ311と、前記加速度センサ311で検出されたデータをデジタル信号に変換するA/D変換手段312と、前記A/D変換手段312によって変換されたデータをサンプリングするサンプリングデータ平均化処理手段313と、前記サンプリングデータ平均化処理手段313によって得られた値を1に対する補数を演算する補数演算手段314と、予めろうそくの揺らぎをデータとして記憶するろうそく揺らぎデータ記憶手段315と、前記ろうそく揺らぎデータ記憶手段315に記憶されているデータと前記補数演算処理手段315によって処理されたデータとを掛け算する掛け算手段316と、前記掛け算手段316によって得れた値をアナログ信号に変換するD/A変換手段317と、前記制御された電流によって光を放つ提灯に取り付けられた光源と、から少なくとも構成されている。
ろうそくの揺らぎデータは、揺らぎデータ記憶手段315に、予め記憶されている。加速度センサ311は、たとえば、提灯に取り付けられており、提灯の加速度を検出する。A/D変換手段312は、前記加速度センサによって検出されたデータを所定時間間隔でサンプリングすることによりデジタル信号とする。その後、前記サンプリングデータ平均化処理手段313は、所定時間間隔でサンプリングデータを所定時間間隔ずらしながら移動させた移動平均値を得る。
その後、前記移動平均値は、補数演算処理手段314によって、1に対する補数として演算処理される。前記ろうそく揺らぎデータ記憶手段315に記憶されている揺らぎデータは、前記サンプリングデータ平均化処理手段313の時間間隔と同じ間隔でサンプリングされる。掛け算手段316は、前記補数演算処理手段314による演算結果と、ろうそく揺らぎデータ記憶手段315に記憶されている揺らぎデータを掛け算処理する。D/A変換手段317は、前記掛け算手段316による演算結果に基づいて、アナログ信号に変換、またはパルス幅変調された信号で光源を駆動し、提灯に与えられた加速度に応じた光源の明るさに変化を与え、あたかも、光源の光がろうそくのように揺れているように見せる。
図4(イ)から(ハ)は本発明の光源制御装置の原理を説明するための図である。図4(イ)は、ろうそくの揺らぎ明るさデータが予め記憶されている。図4(ロ)は、提灯に取り付けられた加速度センサによって検出された加速度データにおける最大値を1とする加速度の絶対値であり、所定時間間隔における移動平均加速度の強さを表している。図4(ハ)は、所定時間間隔におけるろうそくの揺らぎデータと、提灯の加速度の補数を掛け算した値である。前記加速度データは、Δtだけずらしながら平均値を得ている。すなわち、前記加速度データは、移動平均値となり、ろうそくの揺らぎに擬似することができる。
図4(ロ)において、前記平均値は、最初、時間Δt×16とし、次に、時間Δtずつずらし、移動平均値としている。前記移動平均値は、たとえば、バッファメモリ(図示されていない)等の領域を用いて演算される。前記移動平均値は、時間Δtのデータを取り込むと同時に、一番古いデータを削除し、これをサンプリング毎に繰り返す。
加速度センサは、初期状態(何もしていない状態)であっても、出力電圧が0ではなく、また、センサの傾きで出力電圧が変化し、加速度とは関係ないオフセット電圧として出力される。前記加速度センサの出力は、前記オフセット電圧を補正しない場合、常に加速度がかかった状態とみなされる。本発明は、前記初期状態を無視できるように、比較的長い所定時間間隔の値を平均化して、加速度データに補正をかける。
図5(イ)から(ハ)は本発明の提灯を説明するための概略図である。図5(イ)から(ハ)において、提灯51は、基台511と、前記基台に連設された火袋512と、前記火袋512の上部に取り付けられた取り付け部513と、前記基台511に取り付けられた光源支持部516と、前記光源支持部516に取り付けられた光源517とから少なくとも構成されている。前記基台511は、内部に通じる下部開口部514が設けられている。また、前記提灯の上部にある取り付け部513は、上部開口部515が設けられている。前記提灯51は、光源517、電池または発電機等の電源、加速度センサ、制御回路等を内部または外部に設けることができる。
図5における提灯において、光源の代わりにろうそくを付けた場合、炎は、前記火袋512の下部に設けられた下部開口部514から上部開口部515に空気の流れが生じ、ろうそくの芯が燃える。すなわち、提灯は、z軸方向に空気の流れがあり、x軸方向およびy軸方向に空気の流れが少ない。本出願人は、提灯における少なくともz軸方向の加速度を検出することにより、ろうそくの揺らぎを光源の電流制御で行なうことを見出した。特に、提灯が曳山に設けられた場合、前記それぞれの提灯における上下左右の揺れは、それぞれの加速度センサによって検出され、それぞれの提灯に設けられた光源の電流を制御している。
前記加速度センサは、3Dモーションセンサとすることができ、セラミック・ジャイロ、加速度センサ、磁気センサを組み合わせる。前記セラミック・ジャイロは、素早い動きが得意で、加速度センサおよび磁気センサは、ゆっくりした動きが得意である。したがって、前記3Dモーションセンサは、補正回路を組み込むことにより、正確な提灯の動きを検出することができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記本実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。たとえば、ブロック構成図における各手段は、周知また公知の技術を用いることができる。提灯および加速度センサは、周知または公知のものを使用することができる。前記提灯と加速度センサは、一対一、複数個の提灯を一つの加速度センサ、複数個の提灯を複数個の加速度センサで制御することができる。また、本実施例は、提灯を例にして説明したが、提灯の代わりに行灯または灯籠のような従来からろうそくを使用している機器に適用することができる。
本発明の第1実施例で、光源制御装置を説明するためのフローチャートである。(実施例1) 本発明の第2実施例で、x軸方向、y軸方向、z軸方向の加速度を検出して、光源を制御する光源制御装置を説明するためのフローチャートである。(実施例2) 本発明の構成におけるz軸方向のみの場合における光源制御装置を説明するための概略ブロック構成図である。 (イ)から(ハ)は本発明の光源制御装置の原理を説明するための図である。 (イ)から(ハ)は本発明の提灯を説明するための概略図である。
符号の説明
311・・・加速度センサ
312・・・AD変換手段
313・・・サンプリングデータ平均化処理手段
314・・・補数演算処理手段
315・・・ろうそく揺らぎデータ記憶手段
316・・・掛け算手段
317・・・電流制御手段
318・・・光源

Claims (4)

  1. 提灯の揺れに対する3軸方向の加速度をアナログ信号として検出し、前記アナログ信号を光の揺れに変換することにより、提灯光源の明るさをろうそくの揺れに疑似して変化させる光源制御方法において、
    予め、ろうそくの揺らぎデータを記憶しておき、
    前記提灯の揺れに基づいて、前記加速度を加速度センサによってアナログ信号として検出された3軸方向に対する加速度データを所定時間間隔でサンプリングしてそれぞれ平均化処理した後、これらの補数を演算処理し、
    前記演算処理された演算データと前記ろうそくの揺らぎデータとを掛け算処理した後、
    前記掛け算処理の結果得られた値を基にして、光源の明るさを制御し、
    提灯に与えられた3軸方向の動きを加速度に応じた光源の明るさ変化させることを特徴とする光源制御方法。
  2. 提灯の揺れに対する3軸方向の加速度をアナログ信号として検出し、前記アナログ信号を光の揺れに変換することにより、提灯光源の明るさをろうそくの揺れに疑似して変化させる光源制御装置において、
    予め、ろうそくの揺らぎデータを記憶する揺らぎデータ記憶手段と、
    提灯のゆらぎに対する3軸方向の加速度をアナログ信号として検出する加速度センサと、
    前記加速度センサによって検出されたデータをそれぞれ所定時間間隔でサンプリングする第1のサンプリング手段と、
    前記第1のサンプリング手段によって得られたサンプリングデータを所定時間間隔ずらしながらそれぞれ移動させた移動平均値を得、前記移動平均値の1に対する補数を演算処理する第1の演算手段と、
    前記揺らぎデータ記憶手段に予め記憶されているデータを第1のサンプリング手段の時間間隔と同じ間隔でサンプリングする第2のサンプリング手段と、
    前記第1の演算手段による演算結果と、第2のサンプリング手段による揺らぎデータを掛け算処理する第2の演算手段と、
    前記第2の演算手段による演算結果に基づいて、前記光源の明るさを制御する制御手段と、
    から少なくとも構成され、提灯に与えられた3軸方向の動きを加速度に応じた光源の明るさ変化させることを特徴とする光源制御装置。
  3. 前記加速度センサは、曳山に取り付けられた提灯のそれぞれに取り付けられているとともに、それぞれの提灯の明るさを制御することを特徴とする請求項に記載された光源制御装置。
  4. 一つの加速度センサは、曳山に取り付けられ、前記曳山に取り付けられた複数の提灯の明るさを同時に制御することを特徴とする請求項に記載された光源制御装置。
JP2008060799A 2008-03-11 2008-03-11 光源制御方法および光源制御装置 Active JP5111172B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008060799A JP5111172B2 (ja) 2008-03-11 2008-03-11 光源制御方法および光源制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008060799A JP5111172B2 (ja) 2008-03-11 2008-03-11 光源制御方法および光源制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009218091A JP2009218091A (ja) 2009-09-24
JP5111172B2 true JP5111172B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=41189737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008060799A Active JP5111172B2 (ja) 2008-03-11 2008-03-11 光源制御方法および光源制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5111172B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009039982A1 (de) 2009-09-03 2011-03-10 Osram Opto Semiconductors Gmbh Optoelektronisches Halbleiterbauelement und Verfahren zum Herstellen eines optoelektronischen Halbleiterbauelements
JP5567102B2 (ja) * 2012-11-21 2014-08-06 ヤフー株式会社 端末、誤操作判定装置、操作方法及びプログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2544825Y2 (ja) * 1990-02-23 1997-08-20 松下電工株式会社 物干し装置
JP3402013B2 (ja) * 1995-10-09 2003-04-28 松下電工株式会社 照明装置
JP4368335B2 (ja) * 2005-07-12 2009-11-18 株式会社丸十製陶 照明装置用アダプター

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009218091A (ja) 2009-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4381741B2 (ja) 模擬炎の生成装置およびその生成方法
US6926423B2 (en) Light with simulated candle flicker
TWI465151B (zh) 控制led亮度的調光控制器及方法
WO2007069143A3 (en) System and method for creating artificial atmosphere
JP5573899B2 (ja) 演奏装置
US20130229112A1 (en) Integrated Occupancy and Ambient Light Sensors
JP5111172B2 (ja) 光源制御方法および光源制御装置
JP2010034914A (ja) 携帯端末機
JP2013201541A (ja) 受信装置、送信装置、及び通信システム
JP2020038833A (ja) 測定された力及び/又は関連付けられた照明器具の動きに基づき照明ユニットを制御するための方法及び装置
JP2009518802A5 (ja)
US8506107B2 (en) Movement-based feedback device
CN101619978B (zh) 基于陀螺仪和加速度传感器的定位方法
WO2022015443A1 (en) Filament matrix bulb
JP2020501306A (ja) 加速度計又は傾斜センサを使用したヨーインディケーション
JP2007194176A (ja) 照明装置
JP5704592B2 (ja) 視覚的力表示器並びに視覚的力理科教材及び科学玩具
JP2007233119A5 (ja)
JP6610120B2 (ja) 音制御装置、方法、プログラム及び電子楽器
JP2010003581A (ja) 照明制御システム
JP2016143522A (ja) ろうそく型照明装置
JP2008191136A (ja) 振動表示装置
CN107990917B (zh) 激光投影码表及控制方法
JP4473001B2 (ja) ライトアップシステム
JP6378269B2 (ja) 加速度センサー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121009

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5111172

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250