JP4381741B2 - 模擬炎の生成装置およびその生成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、模擬炎の生成装置に係り、特に、炎を表す空間に対応させた結合写像格子を用いて、適切に粗視化された炎に関わる場の量の運動を演算する模擬炎の生成装置に関する。
従来、蝋燭などのゆらぎを電気的に表現するために、光源に入力される電流を変化させて照明の光源を点灯させることは一般的に知られている。この電流を変化させる手法は、様々であり、最も一般的なものとして、発光ダイオードなどの光源に、時間経過とともに一定周期で変化した電流を通電するような演出用照明器具などがある(例えば、特許文献1参照)。また、この周期性を持った点灯とは異なり、不規則性をもたせるためにランダム信号発生装置を用いて点灯体を点滅させる電気ローソクなどもある(例えば、特許文献2参照)。さらに、より快適な照明状態を得るために、1/fゆらぎの特性を利用して、1/fフィルタで出力波形を生成し、風速センサを用いて得られた変化信号をこの出力波形に付与させる照明装置などが挙げられる(例えば、特許文献3参照)。
この他にも、これらの手法とは異なり、炎のゆらぎを表現するために、事前にパソコン上で、カオス理論に基づき炎をカオス分析し、より炎に近い値でデータを作成し記憶装置に記憶させ、この記憶させたカオスデータを反復して使用することによりLEDを点灯させるゆらぎ点灯体を有する神仏具がある(例えば、特許文献4参照)。また、複数の光源を蝋燭の炎に類似した形で配置し、各光源の光量は事前に記憶装置に格納された複数のデータに基づいて炎のゆらめきのごとく点灯を変化させる照明装置がある(例えば、特許文献5参照)。
特開2002−334606号公報 特開2000−21210号公報 特開平8−180977号公報 特開2000−245617号公報 特開平9−106890号公報
しかし、周期性をもって点灯する照明装置は、点灯が単調である。また、ランダムに点灯する照明は、蝋燭が発するゆらいだ光とは、かけ離れている。さらに、1/fゆらぎで点灯する照明は、パワースペクトルを時間周波数成分で整列した結果得られた特性である1/f周期で光源を点灯させただけであり、実際の燃焼を忠実に表現しているとはいえない。また、1/fゆらぎを利用した光源を複数有した装置は、これらの光源が互いに影響することなく同じタイミングで点灯するため、たとえ光源の光量が個々に違ったとしても、仮想空間として炎を表現しているため、実空間上に存在する炎がもつ特有の暖か味を持った空間を演出することはできない。
この他にも、炎を再現するために、自然現象(炎のゆらぎ、音響など)から得られる物性変化をデータとして取り込み、このデータをもとに光源を点灯させている照明装置は、これらの取り込んだデータを反復して用いているため、長時間でみれば周期性があり、不規則な炎のゆらぎを忠実に再現しているとはいえない。特に、カオス分析を用いた場合は、時間的な位相空間による解析をしており、これらは、時間を変数として光源を点灯させるものであって、時間のゆらぎのみを表現しており、実空間における炎を表現したものではない。すなわち、複数の光源を点灯した場合は、各光源が、時間と共に変化するが、その周りの光源に影響を与えるかの如く点灯させるようなことできない。さらに、炎を忠実に擬似するためには、データ記憶の容量が必然的に大きくなるため、装置の大きさが大きくなり、製造コストが増加する。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、時間周期に依存せず、実際の炎の状態に極めて近い空間を表現する、すなわち炎の時空パターンを再現することで、暖か味を持った光源の発光が可能となり、コンパクトかつ安価な模擬炎の生成装置を提供することである。
前記の目的を達成すべく、本発明に係る模擬炎の生成装置は、光源と、該光源への電流の出力を制御する制御装置と、を有した模擬炎の生成装置であって、前記制御装置は、炎の時空パターンを、結合写像格子を用いて演算する演算手段と、該演算された炎の時空パターンに基づき、前記電流を出力する出力手段と、を備えることを特徴としている。
また、前記結合写像格子は、適切に粗視化された炎に関わる場の量からなり、前記演算手段は、制御パラメータを用いて前記炎に関わる場の量を演算する手続きを備えることを特徴としている。本発明に係る模擬炎の生成装置は、前記炎に関わる場の量が、物質量、内部エネルギ量、及び運動量であり、前記演算する手続きは、燃焼の演算手続き、膨張の演算手続き、及び拡散の演算手続き、であることを特徴としている。
また、本発明に係る模擬炎の生成装置は、前記演算手段が、前記燃焼の演算手続き、前記膨張の演算手続き、及び前記拡散の演算手続きに基づき前記炎の時空パターンを演算することを特徴としている。
さらに、本発明に係る模擬炎の生成装置は、前記演算手段が、前記炎に関わる場の量、及び/又は、前記制御パラメータ入力及び変更が可能であることを特徴としている。
本発明に係る模擬炎の生成方法は、光源への電流を制御して、模擬炎を生成する模擬炎の生成方法であって、模擬炎を生成するための炎の時空パターンを、結合写像格子を用いて演算し、該演算された炎の時空パターンに基づき前記電流を出力し、該出力した電流により前記光源から光を点灯することを特徴としている。
また、本発明に係る模擬炎の生成方法は、前記結合写像格子が、適切に粗視化された炎に関わる場の量からなり、前記時空パターンの演算を、制御パラメータを用いて前記炎に関わる場の量を演算することにより行うことを特徴としている。
また、本発明に係る模擬炎の生成方法は、前記炎に関わる場の量が、物質量、内部エネルギ量、及び運動量であり、前記演算は、燃焼の演算、膨張の演算、及び拡散の演算であることを特徴としている。
また、本発明に係る模擬炎の生成方法は、前記演算が、前記燃焼の演算、前記膨張の演算、及び前記拡散の演算に基づき前記炎の時空パターンを演算するものであることを特徴としている。
本発明による模擬炎の生成装置によれば、時間周期に依存せず、実際の炎の状態に極めて近い空間を表現する、すなわち炎の時空パターンを模擬することができ、隣合う光源がまるで影響を及ぼしあうように点灯するので、個々の光源の点灯は、違和感はなく、光源全体を見ると、実際の炎の如き暖か味のある光源の点灯が可能となる。そして、動力学的な熱流体の現象を捉えた演算をしているため、より実際の炎に近い光源の点灯が可能になる。
さらに、前記炎に関わる場の量の状態を表す初期定数である物性値を、演算途中にも、制御装置に入力する、様々な物質の炎、周囲の環境に合わせた炎をリアルタイムに表現することができばかりでなく、炎に及ぼす外気の影響に伴って、風により炎が揺れるかのごとき効果を与えるように、光源をリアルタイムに制御することもできる。
そして、物質を燃焼することなく、炎を再現できるので、安全性、環境性を伴った有効な照明として用いることが可能である。
以下、本発明に係る模擬炎の生成装置1の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る模擬炎の生成装置1の斜視図であり、図2は、図1のII−
II線の断面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る模擬炎の生成装置1は、炎を灯した蝋燭を再現するための装置であり、中空円筒の保持ケース20と、炎の形状と類似した形状で、乳白色の内部空孔をもつ、擬似炎体部30からなっており、保持ケース20と擬似炎体部30とは接着剤などにより接合されている。また、保持ケース20の一端には、円板状の光源取付板23が接着剤などにより接合されており、その表面には、LEDなどを用いた5個の光源10が、中央に1つ、その回りを囲むように等間隔に4つ設置されている。一方、保持ケース20の他端には、前記光源10を点灯させるための点灯スイッチ33が回動可能に設置されている。
また、この他にも、保持ケース20には、内部と外部とを連通する貫通孔22と、保持ケース20の内部にある電池ボックス32に挿入された電池31を出し入れ可能となるようなスライド式のカバー21と、が設けられている。さらに、保持ケース20の内部には、電池31の他に、制御装置40と、前記貫通孔22に向かって設置された音声検出センサ36と、外部入力装置(図には示していない)から配線46を介して制御装置40にデータを入力するための入力端子44と、が設けられている。制御装置40は、点灯スイッチ33を回動させることにより、点灯スイッチ33と共に端子34と、保持ケース20の固定された配線35とが、電気的に接触し、電池32からの電力が供給される。また、音声検出センサ36および各光源10は、制御装置40に電気的に接続されて、信号の受け渡し可能に配置さている。
図3は、本実施形態に係る模擬炎の生成装置1の内部構成を示す制御ブロック図である。この炎模擬装置1は、光源10、電池31、点灯スイッチ33、演算手段41と出力手段42などからなる制御装置40、及び音声検出センサ36からなる。そして、点灯スイッチが入ると電池31の電力が制御装置40に供給され、音声検出センサ36及び炎擬似装置1の外部に設けた外部入力装置45から入力された信号に基づいて、制御装置40は、炎を擬似する演算を行ない、該光源10への電流の出力を制御し光源10を点灯させる。ここで外部入力装置45は、模擬炎の生成装置1の外部に設けたが、外部入力装置45は、炎の擬似装置1の内部に備えてもよい。
まず、演算手段41は、CPU41aおよび記憶装置41bを備え、出力手段42は、I/Oポート42aおよびD/A変換器42bを備えている。ここで、記憶装置41bには、炎を模擬するために、制御パラメータにより該炎に関わる場の量を演算する手続きを備えている。
具体的には、燃焼の演算手続き、膨張の演算手続き、及び拡散の演算手続きが記憶されており、CPU41aは、外部入力装置45から入力端子44を介して記憶装置41bに入力された炎の状態を表す制御パラメータと後述する炎に関わる場の量を読出すと共に、この手続きに沿って、粗視化された炎に関わる場の量の運動を繰り返して演算を行なう。
また、外部入力装置は、模擬したい炎に合わせて演算途中に、制御パラメータ及び炎に関わる場の量を自在に変更することもでき、この変更に基づいて、CPU41aにより演算され各光源10の点灯状態をリアルタイムに変更することができる。
この他にも、音声検出センサ36が計測した計測信号をA/D変換器43に入力後、記憶装置41bは、この変換された計測データを一時格納する。ここで、音声検出センサ36は、外部の環境を検出するセンサであって、ある高い周波数領域での音を検出するように選定されたセンサであり、模擬炎の生成装置1の周りに作用する風速を風音として検知する。CPU41aは、この得られた計測データを、前記繰り返し演算の区切りがよいところで記憶装置41bから読み出し、炎に関わる場の量(この場合は速度場)として、CPU41aに取り込み演算に組み込む。このように、外部の環境を適宜検出し、炎に関わる場の量として演算することで、外的変化をリアルタイムに取り込むことができる。
そして、制御装置40は、I/Oポート42aを介して、D/A変換器42bで演算されたデータをアナログ処理し、出力電流として、各光源10に出力し、各光源を点灯させる。また、この出力手段42には、信号を増幅させるようなオペアンプを備えてもよい。このときの出力電流は、あらかじめ電流値と光量の関係を測定したテーブルから決定されているため、蝋燭の光量に近い光源の発光が可能となる。
図4は、本実施形態の模擬炎の生成装置1の演算手段41のソフトウェアの構成を説明するための図である。演算手段41は、燃焼の演算手段401、熱膨張の演算手段402、拡散の演算手段403、からなり、これらの回路を順次作動させることにより演算を行っている。これらの演算手段401〜402を構成する演算手段41は、外部入力装置45から炎の時空パターンを決定する炎に関わる場の量45aと制御パラメータ45bとが、それぞれの演算手段に適宜入力され、光源点灯後は、音声検出センサ36から検出された炎に関わる場の量(速度場)のデータである風速データ36aを入力し、各光源10の出力信号となる温度データ10aを出力する。ここでは、熱膨張の演算手段402に風速データを入力し、拡散の演算手段403に温度データを出力しているが、特にデータの入出力は、これらの回路に限るわけではない。
ここで、後述する各演算手段の演算内容を簡単に説明する。まず、燃焼の演算手段401は、物質の燃焼を表わすためのプロセスの演算である。具体的には、後述する各格子(炎を適切に粗視化した炎に関わる場の量を与えた格子)に存在する燃料及び空気中の酸素と化学反応するに十分なエネルギが存在する時に、二酸化炭素と水蒸気が生成するとともに、エネルギが発生するプロセスを演算している。特に、ここでは、上記燃料による化学反応に基づいて、増減する分子数変化を演算すると共に、この化学反応により発生したエネルギを演算している。
次に、膨張の演算手段402は、エネルギ差が存在する異なる領域において、その相互の領域間に存在する物質が分配されること表わすためのプロセスの演算である。具体的には、燃焼などで各格子に発生したエネルギにより、炎に関わる場の量の各部に熱膨張速度が発生し、各格子である炎に関わる場の量の一部が、その周りの各格子に移動するプロセスを演算している。特に、熱膨張速度は、エネルギの高い方から低い方へ(一方向へ)発生するものとし、重力による位置エネルギも考慮した式を演算している。
拡散の演算手段403は、分子の密度差がある空間において、分子が均一になろうと拡散することを表わすためのプロセスの演算であり、燃焼後の膨張により各格子に分配された分子密度には、粗密が発生するため、この隣り合う分子の粗密が均一に拡散する現象を表わすプロセスの演算している。
また、膨張の演算手段では、外部データである風速データ36aを読み込み、風の影響による空間内の分子の移動またはエネルギ変化も合わせて演算している。
このように、炎を表現するためには、燃焼作用による炎に関わる場の量の変化、膨張作用による炎に関わる場の量の変化、及び拡散作用による炎に関わる場の量の変化、を捕えることが重要であり、これらの演算をすることで、炎を表現するための物理現象を的確にとらえ、炎を忠実に再現できる。
また、制御パラメータ45bを適宜入力することで、たとえば、蝋燭の炎、アルコールランプ(メータノールを燃焼させた時)の炎など、様々な炎を再現することができる。このように、外部入力装置45から入力端子44を介して初期データ52を設定することで、様々な炎のパターンを再現することができる。また、制御パラメータ45bは、演算中に変更することも可能であり、このような操作をすることで、能動的に光源の出力状態を、リアルタイムに変更することもできる。さらに、風速データも、外部の環境を適宜検出し、演算されている炎に関わる場の量に、速度場として付加することで、外的変化をリアルタイムに取り込むことができる。
図5は、本実施形態の模擬炎の生成装置1の制御装置40が演算する結合写像格子を説明するための図である。結合写像格子とは、具体的には、適切に粗視化された炎に関わる場の量と、その炎に関わる場の量を演算する手続きからなる。即ち、適切に粗視化された炎に関わる場の量の運動を演算するために、炎が存在する実空間を適切に分割した分割空間に、その分割空間内に存在する分子、エネルギ、及び運動量(速度)などの物理量を粗視化して炎に関わる場の量として与え、その炎に関わる場の量と、その近傍の炎に関わる場の量を時間変化に伴う相互作用を考慮した演算を行なう手続きを設けている。
具体的には、図5に示す破線は、実際に蝋燭を燃焼させた際に、発生する蝋燭の炎の形状を二次元の実空間で表したものであり、この蝋燭の炎の細部の状態を表すために、燃焼している炎を4行×4列の16メッシュに分割して、これらの格子を、空間内に存在する分子を粗視化した16個の炎に関わる場の量として定義する。そして、炎を適切に粗視化した炎に関わる場の量として、メッシュ内に格子として表わし、メッシュ内の状態を表すために、格子に炎に関わる場の量を与える。ここでは、2次元の実空間と仮定したが、次元にとらわれず、たとえば、3次元空間であってもよく、メッシュ数も、この数にとらわれる必要はない。
i行j列の格子は、格子ijと表現し、炎に関わる場の量は、酸素分子物質量、燃料分子物質量、二酸化炭素分子物質量、水蒸気分子物質量、窒素分子物質量、内部エネルギ、i方向の速度、およびj方向の速度からなり、これらは、それぞれ炎に関わる場の量(x1,ij,x2,ij,x3,ij,x4,ij,x5,ij,eij,v1,ij,v2,ij)と表される。ちなみに図5は、i=2、j=3の格子23が持つ物理量である炎に関わる場の量(x1,23,x2,23, x3,23,x4,23,x5,23,e23,v1,23,v2,23)を示している。そして、これらの炎に関わる場の量に基づいて、各格子の温度変化をリアルタイムに演算し、演算した温度hijに対応して光源を発光させる。また、ここでは、炎に関わる場の量を、酸素物質量、燃料物質量、二酸化炭素物質量、水蒸気物質量、及び窒素物質量、を与えたが、想定する燃焼の環境に合わせて、これ以外の物質量を与えてもよい。
そして、これらの炎に関わる場の量から、全物質量nij、質量mij、温度hij、及び運動量pijなどの変数も導出できる。すなわち、格子ijに存在する全物質量nijは、各分子の分子物質量の総和をとった値であり、格子ijに存在する質量mijは、これら5つの分子物質量に各分子量を乗算して総和をとった値であり、今回の出力データとなる格子ijに存在する温度hijは、内部エネルギeijを全物質量nijで除算した値であり、更に、格子ijに存在する運動量pijは、質量mijと速度v1,ij,v2,ijの乗算した値である。
次に、図6は、結合写像格子と光源の配置の関係を説明するための図であり、(a)は、図5の格子を5つの群に分類した図であり、(b)は、(a)の5群に分類した格子群に対応した5つの光源の配置を示した図である。図5に示した炎に関わる場の量が与えられた結合写像格子に、後で述べる粗視化された炎に関わる場の量の運動を用いて、格子ijの温度hijを繰り返し演算する。演算された16個の温度hijに対応した出力電流により、図5の(b)に示す光源11〜15は点灯される。具体的には、図5の(a)に示すように、16個の格子を3個格子からなる格子群51〜54および4個の格子からなる格子群55の計5群に分類し、群内にある各格子が有する温度hijを平均化し、平均化されたデータに対応させて、比例した出力電流を光源11〜15(先に示した5つの光源10)に流す。また、上記に示したような群に分割する方法と、それぞれの温度の平均化は、これに限定されるわけではなく、群と光源が対応するような方法であるならば、どのような手法を用いても問題ない。
このように、実空間に対応させた格子の温度hijを繰り返し演算し、先に述べたように風速のデータもリアルタイムに各格子の演算に取り込まれるため、時間的かつ空間的な時空パタ−ンによって蝋燭の炎を表現するので、実際の炎に非常に近い炎が再現できる。
図7は、本実施形態に係る模擬炎の生成装置1のCPU41aが演算する際の演算の制御フロー図を示している。ここでの演算は、図4に示した各演算手段401〜403が実行する演算に対応しており、これらは、先に示した炎に関わる場の量(物理量)を用いて演算され、炎に関わる場の量は随時更新される。また、そのステップで演算に使用していない炎に関わる場の量は、そのまま次のステップに持ち越される。
ここで、ステップ71〜76を簡単に説明する。まず、ステップ71では、図4に示した炎に関わる場の量45a及び制御パラメータ45bをCPU41aに入力し、以下のステップで演算するための初期条件を与える。ステップ72では、酸素と燃料が燃焼して、水蒸気と二酸化炭素が増加し、熱を発するともに温度が変化するような演算を格子毎に演算し、場の量の更新を行う。ステップ73で、音声検出センサ36からの計測信号を用いて得られた、風速データ41cを入力し、外乱として入力された速度場(場の量)の増加分を、次の膨張の演算で加算する。ステップ74では、ステップ72で増加した内部エネルギの変化により発生する膨張速度をもとに、各格子の場の量の変化を演算する。さらにステップ75では、各物質が密から疎へ拡散する拡散の演算をする。そして、ステップ76で温度hijを随時出力し、出力電流値に変換して、光源を点灯させる。ステップ72からステップ76までのこれらの一連の演算を繰り返し出力することで、演算された温度hijは変化し、この変化に伴い出力電流も変化するので、炎に近い点灯が可能となる。また、各ステップの処理速度は、CPUの能力に依存するが、一般的には、1〜100ms程度で処理される。
ここで、図7に示す燃焼の演算であるステップ72の詳細を説明する。この燃焼の演算は、燃焼の化学反応式による燃焼回数の計算を行ない、求めた燃焼回数により場の量の更新を行なう。
まず、一般的な、燃焼の現象を説明すると共に、燃焼の化学反応式による燃焼回数の計算方法を以下に示す。燃焼とは、炭化水素からなる燃料分子が酸素分子と化学結合し、二酸化炭素分子および水蒸気分子を生成し、熱と光を発生させる化学反応である。たとえば、燃料としての蝋燭は、脂肪族に属するパラフィン系炭化水素は、Css+2である化学式により一般的に書き表され、s=1でメタンCH4となりs≧20で蝋燭(エイコサンC2042、テトラコンタンC4082など)となる。一般的に、Css+2の燃焼は、次のような化学反応式により定義される。
ν1SS+2+ν22→ν3CO2+ν42O (1)
ここで、νc(c=1〜4)は、燃焼の演算の制御変数にあたり、燃焼の化学反応に必要な、燃料分子、酸素分子、二酸化炭素分子、水蒸気分子、窒素分子の各モル数を表わす。式1から例えば、蝋燭を表わすエイコサンC2042の燃焼は、次のような化学反応式として、書き表される。
2C2042+61O2→40CO2+42H2O (2)
式1(あるいは、式2)による燃焼は、ν1モル(2モル)の燃料分子と、ν2モル(61モル)の酸素分子を消滅させ、その代わりに、とν3モル(40モル)の二酸化炭素分子とν4モル(42モル)の水蒸気分子を生成する。この反応過程は、格子ijの温度が、ある臨界温度を越えた瞬間から連鎖反応的に進行し、格子ijにある燃料分子物質量x1,ij、又は酸素分子物質量x2,ijの少なくともどちらか一方が完全に消滅するまで維持される。このように、式2の反応を1回とする時に、与えられた、燃料分子量x1,ijと酸素分子物質量x2,ijから、この反応が何回発生するか(燃料回数rij)を演算する。
即ち、燃料分子量x1,ijと化学反応式の係数ν1を用いてx1,ij/ν1を求めると共に、酸素分子物質量x2,ijと化学反応式の係数ν1を用いて、x2,ij/ν2を求め、それら2つの値のうち小さい方の値(完全燃焼時の総回数)と、連鎖反応特性と、先に示した臨界温度とを考慮した格子ijの温度tijの関数で表わされた構成式を用いて、化学反応が起こり得る確率と、を求め、これら2つの値を掛け合せることにより燃焼回数rijを算出する。
そして、燃焼回数による炎に関わる場の量の更新を行なう。すなわち、この燃焼回数rijに基づいて消費された物質量及び生成された物質量、生成エネルギを求め、各格子の場の量(物質量)である、燃料分子物質量x1,ij、酸素分子物質量x2,ij、二酸化炭素分物質量x3,ij、水蒸気分物質量x4,ij、及び内部エネルギeijに加減しすることで、炎に関わる場の量を更新する。
また、炎に関わる場の量のうち、窒素分子物質量x5,ij、i方向の速度v1,ij、およびj方向の速度v2,ijは、この燃焼の演算では、変化しない。
次に、図7に示す膨張の演算であるステップ74の詳細を説明する。この膨張の演算は、炎が、膨張(収縮)する性質を持つ圧縮性流体であること前提として以下の演算を行なう。すなわち、格子ijにある物質量を4等分割し、該4等分割された物質量とそれに付随する内部エネルギeijや運動量pijを、運動量保存則に従って、格子ijと8つの近傍(i+1j、i+1j+1、ij+1、i−1j+1、i−1j、i−1j−1、ij−1、i+1j−1;Moore近傍)にある格子に分配する(移流させる)ような演算を行なう。
この膨張の演算を4つの小手続きに分けて説明する。まず、各物質量を分割した質量及び、内部エネルギeij、運動量pijの分割を行なう。次に、エネルギ保存則を基づいて、この分割された内部エネルギed,ij(d=1〜4:dは、それぞれi方向正及びj方向正の領域、i方向負及びj方向正の領域、i方向負及びj方向負の領域、及びi方向正及びj方向が正の領域に向かう成分)により、膨張運動量qd,ij(d=1〜4)の計算を行なう。そして、運動量保存則に基づいて、分割された運動量pd,ij(d=1〜4)と先に求めた膨張運動量qd,ijにより膨張速度ud,ijの計算を行なう。さらに、後述するテコの法則による分配手法に基づいて、先に求めた膨張速度ud,ijによる分配の重みの計算と炎に関わる場の量の更新を行なう。ここで、これら手続きの詳細は、図8〜図10を用いて後述すると共に、図11を用いて、その演算の制御フローも後述する。
図8〜図10は、膨張の演算の一部である上記手続きを説明するための図であり、図8は、ijの格子の物質量を分割し、膨張運動量qd,ijにより分配されることを説明する図である。図8に示すように、各物質量を四分の一に等分割している。そして、格子ijにおいて、格子ijとその4つの近傍(i+1j、ij+1、i−1j、ij−1;Neumann近傍)にある格子と内部エネルギの差により、4つの膨張運動量qd,ij(d=1〜4)が発生するものと仮定している。この分割した物質量は、格子ijのi方向及びj方向が正の領域、i方向負及びj方向正の領域、i方向正及びj方向負の領域、及びi方向及びj方向が負の領域の領域に移動すると仮定する。そして、この分割した物質量は、先に示した膨張運動量qd,ij(d=1〜4)と格子そのものの分割された運動量pd,ij(d=1〜4)で合成した運動量md,ijd,ij(d=1〜4)に依存して、各格子に分配される(膨張する)ように演算される。
ここで、まず膨張運動量の計算方法を説明する。図9は、格子ijのi方向及びj方向が正の領域における、膨張速度の算出方法を説明する図である。内部エネルギの大きい格子から小さい格子へ移動することを前提としており、具体的には、格子i+1jの内部エネルギが格子ijの内部エネルギに移動する膨張運動量q1,ijのi成分は、エネルギの差の定数k倍であるk(eij−ei+1j)(>0)で発生する。このように、i方向負及びj方向正の領域、i方向正及びj方向負の領域、及びi方向及びj方向が負の領域も、同様な方法で算出する。
しかし、i方向(水平方向の格子)は、上記の演算で問題ないが、j方向(鉛直方向の格子)は、各分子は、質量を有することから、位置エネルギ(重力による仕事)を考慮しなければならない。すなわち、格子ijと格子ij+1を比較すると、内部エネルギ差の他にも、格子ij+1の方が、鉛直上方向に存在する格子であるため位置エネルギを考慮しなければならない。よって、このことを考慮すると、先に示した水平方向の膨張運動量の算出式を、エネルギ保存則により、位置エネルギ分Δeで補正して、k(eij−eij+1+Δep)と表すことができる。このように、格子ijから見て、i方向負及びj方向正の領域、i方向正及びj方向負の領域、及びi方向及びj方向が負の領域も、同様な方法で算出する。
そして、求められた膨張運動量qd,ijから、格子内の分子が、その周りの格子に分配されるための膨張速度u1,ijを算出する。すなわち、この膨張速度u1,ij、及び格子そもそもの速度をもとに運動量保存則を用いて、膨張速度u1,ijのi方向の膨張速度u11,ij及びj方向の膨張速度u12,ijを算出する。ここで、算出したi方向の膨張速度u11,ij及びj方向の膨張速度u12,ijは、その周りの格子に対象となる格子内の物質がすべて移動する速度の大きさを1とすると、0≦|u11,ij|,|u12,ij|≦1の範囲に収まるような値になり、この範囲に収まらないときは、強制的に膨張速度u11,ij,u12,ijの大きさ1にする。
図10は、図9の説明で算出したi方向の膨張速度u11,ij及びj方向の膨張速度u12,ijにより、分割した炎に関わる場の量が、まわりの格子にどのように分配されるかを説明する図である。
図10に示すように、算出したi方向の膨張速度u11,ij及びj方向の膨張速度u12,ijは、その速度の大きさが、0<|u11,ij|,|u12,ij|<1にあり、即ち、これらのベクトルの終点が、各格子に一致しない。すなわち、分割した物質量は、速度ベクトルの大きさ|u11,ij|,|u12,ij|が0の時である周りの格子に全く移動(膨張)しない場合、及び速度ベクトルの大きさ|u11,ij|,|u12,ij|が1の時である周りの格子すべて移動(膨張)する場合を除いては、膨張速度の大きさに依存して、ij格子の炎に関わる場の量をij格子自身とそのMoore近傍の格子に適当に分配する必要がある。
そこで、格子内の物質の分配は、図に示した領域101〜104の面積を用いて演算する。領域101の面積をA、領域102の面積をB、領域103の面積をC、及び領域104の面積をD、とすると、これらの面積は0≦A,B,C,D≦1となり、この面積を分子の分配重み(分配率)として、格子ijには格子ijの物質量(先に示した四分の一の物質量)のC倍、格子ij+1は格子ijの物質量のD倍、格子i+1j+1には格子ijの物質量のA倍、及び格子i+1j+1は格子ijの物質量のB倍に分配する。このような分配方法は、テコの法則による分配手法とよばれ、一般的に知られた分配手法である。
図11は、図8〜10で示した膨張の演算手法をもとに、その膨張の演算の詳細を制御フロー図である。まず、ステップ111で、各格子の炎に関わる場の量を分割する。今回の場合は、先に示したように、すべて格子ijの炎に関わる場の量を四分の一にする。そして、ステップ112に進み、算出対象が、上下方向であるかどうかを判定する。そして上下方向であるならば、ステップ113に進み、先に示したエネルギ保存則を利用した位置エネルギ(重力により作用する仕事)の補正を行いステップ114に進む。また、上下方向でない場合(算出対象が横方向の場合)は、補正なくステップ114に進む。ステップ114では、図9に示すように、各格子間の内部エネルギの差から、膨張運動量を算出し、ステップ115に進む。
そして、ステップ115では、ステップ114で求めた膨張運動量が0以下であるかを判定する。これは、上述したように、膨張を表す条件である内部エネルギの大きい格子から小さい格子へ移動すること表現するための判定であり、膨張運動量が0以下である場合は、ステップ116に進み、内部エネルギの大きい格子から小さい格子へ移動しておらず、その逆方向であるため、膨張運動量=0として、ステップ117に進む。一方、膨張運動量が0以上であるならば、そのままステップ117に進む。
そして、ステップ117では、先に示したように運動量保存則を用いて、膨張速度ud1,ij,ud2,ij(d=1〜4)を求め、ステップ118に進む。ステップ118では、膨張速度の大きさ|ud1,ij|,|ud2,ij|≧1であるかの確認を行なう。この条件を満すならば、ステップ119に進み、膨張速度の大きさ|ud1,ij|,|ud2,ij|=1とし、ステップ120に進む。また、この条件を満たさないならば、ステップ120に進む。
さらに、ステップ120では、図10に示すような、テコの法則による分配方法を用いて、膨張速度ud1,ij,ud2,ijを用いて、格子ijの炎に関わる場の量をその周りの格子に分配する重みを算出し、ステップ121では、ステップ120で算出された重みから、周りの格子から格子ijに分配される重みを抽出する。そして、ステップ122で抽出した重みを用いて、各格子に分配された各物質量を積算し更新し、テップ123では、エネルギ保存則から、重力による仕事を加えることで、内部エネルギを積算・更新し、ステップ124に進む。さらに、ステップ124も、運動量保存則を用いて、各格子に分配された運動量を積算し更新する。
ここで、図7に示す拡散の演算であるステップ75の詳細を説明する。この拡散は、先に示した膨張(収縮)の作用とは異なり、各物質の分子運動のレベルで発生する現象として考える。分子の密度差がある空間において、分子が均一になろうと拡散することを表わすための現象であり、具体的には、燃焼後の膨張により各格子に分配された分子密度には、粗密が発生するため、この隣り合う分子の粗密が均一に拡散する現象を捕えた演算を行う。
そこで、ij格子からそのNeumann近傍の格子へ、ijにある炎に関わる場の量とそれに付随する内部エネルギeijや運動量pijをある一定量だけ、それら格子の内部エネルギ差とは無関係に分配することで拡散の演算を行なっている。
図12は、図7に示す拡散の演算であるステップ75を説明するための制御フロー図である。図12に示すようにステップ131では、対象となる格子まわりの平均物質量を算出しステップ132に進む。ステップ132では、対象となる格子と、平均物質量の偏差を求める。これは、対象となる格子をその周りの格子の分子の密度差の比率を求めるためのものであり、偏差が大きいほど、拡散しやすいことを示している。
そして、ステップ133に進み偏差をもとに、対象となる格子と、その周りの格子の物質量が均一になるように、対象となる格子の炎に関わる場の量を更新し、ステップ134に進む。ステップ134では、物質量に付随して分配される温度を変数とする平均値からの偏差を先のステップ131とステップ133と同様な方法で算出し、これに重力による仕事を加えて、エネルギ保存則から、その値を更新し、ステップ135に進む。さらに、ステップ135では、物質量に付随して分配される速度を変数とする平均値からの偏差を、ステップ135と同様の方法で運動量保存則を用いて算出し、その値である、i方向の速度v1,ijおよびj方向の速度v2,ijを更新する。
このように、動力学的な熱流体の現象を捉えた演算をしているため、より実際の炎に近い光源の点灯が可能なると共に、随時演算をしているので、外部環境の変化を取り入れることが可能であり、また、炎の状態を、使用者の好みに合わせ、適宜、リアルタイムに変更することが可能である。
以上、本発明のいくつかの実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
たとえば、音声検出センサを用いて外気の変化を検出したが、模擬炎の生成装置の周りの外気状態を計測するセンサであれば、風量センサ、温度センサなどのセンサを用いてもよく、これらを組合せて使用してもよい。
また、炎に関わる場の量の運動を演算する演算手段を図4に記載にしたが、この演算は、これらに限られるものではなく、ここに示した以外の炎の現象を表す回路を加えてもよく、図7のフロー図のように定めた演算手順も、その順序は一義的に決定されるものではなく、その順序が一部入れ替わったとしても問題なく炎を再現することは可能である。また、燃料の化学反応式も、燃焼を対象とする物質にあわせて選定することが可能であり、拡散に用いたテコの法則による分配手法も、確率分布をもちいて、分配率を決定してもよい。また、この他にも、このような演算を予め、外部で行なって、記憶装置に記憶させて読み出してもよい。
さらに、今回は、1つの蝋燭の炎を表現するように示したが、1つの制御装置を用いて多数の炎を表現することは可能であり、使用する光源の個数、配色、および配置などを換え、またモデルの係数を再設定することにより、例えば、薪の燃焼時の炎、ビルの火災時の炎のなどの複数の複数に存在する炎も再現可能であり、またそれに伴い燃焼時に発生する気体の流動も再現できることは、当業者には容易に理解できるであろう。
図1は、本実施形態に係る模擬炎の生成装置の斜視図。 図1のII−II線断面図。 本実施形態に係る模擬炎の生成装置の制御ブロック図。 本実施形態に係る模擬炎の生成装置のCPUの構成を説明するための図。 本実施形態に係る模擬炎の生成装置の蝋燭の結合写像格子を説明するための図。 本実施形態に係る模擬炎の生成装置の結合写像格子と光源の配置の関係を説明するための図であり、(a)は、格子を群に分類した図で、(b)は、(a)の格子群に対応した光源の配置を示した図。 本実施形態に係る模擬炎の生成装置の制御装置が演算する際の演算の制御フロー図を示している。 図7に示す膨張の演算であり、ijの格子の物質量の分割を説明するための図。 図7に示す膨張の演算であり、格子ijのi方向及びj方向が正の領域における、膨張速度の算出方法を説明する図。 図7に示す膨張の演算であり、膨張速度の発生によりどのようにその周りの格子に分配されるかを説明するための図。 膨張を演算の詳細を示す制御フロー図。 拡散を演算の詳細を示す制御フロー図。
符号の説明
1 模擬炎の生成装置
10―15 光源
22 貫通孔
30 擬似炎体部
36 音声検出センサ
40 制御装置
41 演算手段
41a CPU
41b 記憶装置
42 出力手段
51−55 格子群
71−76 ステップ
401 燃焼の演算手段
402 膨張の演算手段
403 拡散の演算手段

Claims (10)

  1. 光源と、該光源への電流の出力を制御する制御装置と、を有した模擬炎の生成装置であって、
    前記制御装置は、適切に粗視化された炎に関わる場の量からなる結合写像格子を用いて、炎の時空パターンを演算する演算手段と、該演算された炎の時空パターンに基づき、前記電流を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする模擬炎の生成装置。
  2. 記演算手段は、制御パラメータを用いて前記炎に関わる場の量を演算する手続きを備えることを特徴とする請求項1に記載の模擬炎の生成装置。
  3. 前記炎に関わる場の量は、物質量、内部エネルギ量、及び運動量であり、前記演算する手続きは、燃焼の演算手続き、膨張の演算手続き、及び拡散の演算手続き、であることを特徴とする請求項2に記載の模擬炎の生成装置。
  4. 前記演算手段は、前記燃焼の演算手続き、前記膨張の演算手続き、及び前記拡散の演算手続きに基づき前記炎の時空パターンを演算することを特徴とする請求項3に記載の模擬炎の生成装置。
  5. 前記演算手段は、前記炎に関わる場の量、及び/又は、前記制御パラメータの入力及び変更が可能であることを特徴とする請求項2〜4いずれかに記載の模擬炎の生成装置。
  6. 光源への電流を制御して、模擬炎を生成する模擬炎の生成方法であって、
    適切に粗視化された炎に関わる場の量からなる結合写像格子を用いて、炎の時空パターンを演算し、該演算された炎の時空パターンに基づき前記電流を出力し、該出力した電流により前記光源から光を点灯することを特徴とする模擬炎の生成方法。
  7. 記時空パターンの演算を、制御パラメータを用いて前記炎に関わる場の量を演算することにより行うことを特徴とする請求項6に記載の模擬炎の生成方法。
  8. 前記炎に関わる場の量は、物質量、内部エネルギ量、及び運動量であり、前記演算は、燃焼の演算、膨張の演算、及び拡散の演算であることを特徴とする請求項7に記載の模擬炎の生成方法。
  9. 前記演算は、前記燃焼の演算、前記膨張の演算、及び前記拡散の演算に基づき前記炎の時空パターンを演算するものであることを特徴とする請求項8に記載の模擬炎の生成方法。
  10. 前記炎に関わる場の量、及び/又は、前記制御パラメータは、前記演算において、入力及び変更可能であることを特徴とする請求項7〜9いずれかに記載の模擬炎の生成方法。
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