JP5110526B2 - ポールの起倒構造 - Google Patents

ポールの起倒構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5110526B2
JP5110526B2 JP2008093047A JP2008093047A JP5110526B2 JP 5110526 B2 JP5110526 B2 JP 5110526B2 JP 2008093047 A JP2008093047 A JP 2008093047A JP 2008093047 A JP2008093047 A JP 2008093047A JP 5110526 B2 JP5110526 B2 JP 5110526B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
raising
link
upper link
pedestal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008093047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009243216A (ja
Inventor
弘一 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Metal Products Co Ltd filed Critical Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority to JP2008093047A priority Critical patent/JP5110526B2/ja
Publication of JP2009243216A publication Critical patent/JP2009243216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5110526B2 publication Critical patent/JP5110526B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

この発明は、台座上に取り付けられた可倒式のポールを起こし又は倒すためのポールの起倒構造に関する。
照明ポールその他種々のポールで、ポール頂部に取り付けた機器その他の物を取り替えたり修理したりする必要がある場合、一般に作業者が直接登って作業をしたり、高所作業車を利用して作業したりするが、ポールを水平に倒して地上で作業をする必要がある場合もある。
この場合、起こしたり倒したりできる起倒構造のポールとするが、この種の起倒構造のポールとして、特開平7−293040「可倒式ハイポールの可倒機構」(特許文献1)、特開2007−146524「支柱支持装置」(特許文献2)、特許3887278号「先端に電気機材を取付けた可倒式支柱」(特許文献3)等がある。
特許文献1は、基本構造としては、アンカーベースに固定したポール支持架台に回転軸を設け、この回転軸にポール本体の下端近くを枢着し、機械式若しくは油圧式駆動装置により、ポール本体を前記回転軸を中心として回転させるものであるが、具体的な構造として、いくつかの構造を示している。
第1の構造は、ポール本体の下端に取付けた減速ギヤをウオームホイールに噛み合わせ、作業車に搭載した電動機を用いて回転させるウオームでウオームホイールを駆動する構造である。
第2の構造は、ポール本体の回転軸の部分に固定したスプロケットと、支持架台の下部に設けたスプロケットとの間にチェーンを張り、支持架台の下部のスプロケットを作業車上の電動機で駆動する構造である。
第3の構造は、ポール本体の中央にワイヤロープの一端を固着し、作業車上の電動ウインチでワイヤロープを巻き上げ、巻き戻しする構造である。
第4の構造は、ポール本体の回転軸のやや上方位置に油圧シリンダのシリンダロッドの先端を連結し、油圧シリンダを伸縮させて直接引いたり押したりして、ポール本体を回転軸回りに回転させるものである。
第5の構造は、ポール本体の回転軸に取り付けたクランクアームの他端にリンクアームの一端をピン連結し、リンクアームの他端を、アンカーベースに垂直に設けた油圧シリンダのシリンダロッドの先端に連結したもので、鉛直なガイドに沿って伸縮する油圧シリンダの伸縮によりポール本体を回転軸回りに回転させるものである。
特許文献2は、支柱の下端部をヒンジを介して支持台に取り付け、支柱に沿って立てた短い補助柱にウインチを取り付け、支柱のやや上部位置に一端を連結したワイヤをウインチで巻き取り又は巻き戻すことで、支柱を起倒させるものである。
特許文献3は、上部支柱と下部支柱とが、上部支柱の下端より若干上の位置の回転軸で連結された中折れ式の支柱であり、上部支柱の下端に連結したワイヤを下部支柱側に設けたウインチで巻き取り又は巻き戻すことで、上部支柱を起倒させるものである。
特開平7−293040「可倒式ハイポールの可倒機構」 特開2007−146524「支柱支持装置」 特許3887278号「先端に電気機材を取付けた可倒式支柱」
特許文献1の各起倒構造は、機構部分が地上に露出する外観を呈しており、景観を重要視する箇所に設置するポールに適用するには適切でない。
また、かなり大掛かりなものであり、仮に機構部分をカバーで覆うとしても、ポールの下部が大形化し、この点でも景観上適切でない。
また、作業車を利用する必要があるので、作業者が入れない箇所、あるいは入るのが好ましくない箇所に設置するポールに適用できない。
特許文献2や特許文献3の起倒構造も、同様に機構部分が地上に露出する外観を呈しており、景観を重要視する箇所に設置するポールに適用するには適切でない。
また、支柱に連結したワイヤをウインチで巻き取り又は巻き戻す構造は、起倒動作の円滑さや安全性がやや不十分と思われる。
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、外観がコンパクトで目立たず景観に優れ、また円滑で安全な起倒動作が行われるポールの起倒構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、台座上に取り付けられた可倒式のポールを起こし又は倒すためのポールの起倒構造であって、
前記台座は設置基準面より低いピット内に、上端部が設置基準面より上に出る態様で固定され、
ポールの下端部は、ポール回転軸Dを介して前記台座に回転可能に取り付けられ、
ポール下端面に、ポール頂部側と概ね反対側に延出するアーム部材が一体に設けられ、
このアーム部材にピン連結Aされた上部リンクと、ピット内に設けたアンカー軸Cに回転可能に連結された下部リンクとがポールが起立状態では、ポール起倒鉛直面内で概ねく字形をなすようにピン連結Bされ、
上部リンクと下部リンクとのピン連結部Bを、上部リンクと下部リンクとのく字形連結角度αが変化するように押し引き駆動する駆動装置をピット内に設けてなり、
前記上部リンク、下部リンク、アーム部材の各長さ関係、並びに、アンカー軸C、ポール回転軸Dの各位置関係等が、ポールの倒れ速度が倒れ始めでは早く倒れ終わりに近づくにつれて遅くなるように設定されていることを特徴とする。
請求項2は、請求項1のポールの起倒構造において、ピットに、概ね台座部分が開口部前記ピットに、概ね台座部分が開口部となる蓋を設け、ポール起立状態において前記台座の概ね前記蓋より上の側面部分を覆う台座カバーを前記蓋又は台座に設置したことを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2のポールの起倒構造において、ポールを起立状態にした時のアーム部材と上部リンクとのピン連結部Aが、ポール下端面の下方の設置基準面レベル近傍にあることを特徴とする。
請求項4は、請求項1〜3のいずれかのポールの起倒構造において、駆動装置が、シリンダロッドを進退可能に嵌合させて鉛直面内で遥動可能なシリンダを持つトラニオン型のシリンダ装置を備えており、シリンダロッドの先端が前記上部リンクと下部リンクとのピン連結部Bに連結されていることを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4のいずれかのポールの起倒構造において、駆動装置が、電動モータを駆動源とするスクリュウ式駆動装置であることを特徴とする。
請求項6は、請求項5のポールの起倒構造において、電動モータが回転速度一定の交流100Vモータであることを特徴とする。
請求項7は、請求項1〜6のいずれかのポールの起倒構造において、ポールを倒した状態では、上部リンクと下部リンクとが概ね一直線となることを特徴とする。
請求項8は、請求項1〜7のいずれかのポールの起倒構造において、ポール下端面に一体に設けた前記アーム部材が、ポール起倒鉛直面内で概ね三角形をなす三角板であり、かつ、ポール下端部をポール回転軸Dに回転可能に取り付ける部材を兼ねていることを特徴とする。
請求項9は、請求項8のポールの起倒構造において、上部リンクが、アーム部材を構成する2枚の三角板の両外側にそれぞれ配された2本のリンクからなるものであり、下部リンクが、上部リンクを構成する前記2本のリンクの両外側にそれぞれ配された2本のリンクからなるものであることを特徴とする。
本発明のポールの起倒構造は概ね、台座の設置基準面より高い位置に位置固定のポール回転軸Dを介して前記台座に回転可能に取り付けられたポールの下端面にアーム部材が固定され、これに連結された上部リンクとピット内のアンカー軸に連結された下部リンクとのピン連結部Bを駆動装置により、上部リンクと下部リンクとのく字形連結角度αが変化するように概ね水平方向に押し引き駆動する機構なので、小さな力でポールの起倒動作を行うことが可能である。
この機構により、ピン連結部Bを押し引きする速度を一定にしてもポールの倒れ速度が倒れ始めでは早く倒れ終わりに近づくにつれて遅くなるような構成(ポール倒れ速度可変の構成)とすることは容易である。そのようなポール倒れ速度可変とすることで、ポール倒れ動作が円滑になり、かつ、ポール倒し作業が安全になる。
また、ポールの倒れ始めでは倒れ速度が速いことで、ポール倒し作業の作業性がよい。
ポールの起倒構造における大型の部分である駆動装置や主要な機構がピット内に配置されているので、地上部分(設置基準面より上に出る部分)を容易にコンパクトにすることができる。
特に、設置基準面より上に出ている若しくは出ることのある可動部は、アーム部材と上部リンクのみなので、この点でも地上部分をコンパクトにすることができる。
請求項2のように、ピットに概ね台座部分が開口部となる蓋を設け、台座の前記蓋開口部より上の部分及びポールの下端部を覆う台座カバーを設ける場合に、特に、請求項1のような地上部分がコンパクトな起倒構造が有効に活かされる。
請求項3のように、ポールを起立状態にした時のアーム部材と上部リンクとのピン連結部Aを、ポール下端面の下方の設置基準面レベル近傍に設定することで、蓋に形成する台座部分の開口部を極力狭くすることができ、それに伴って台座カバーも極力コンパクトにすることが可能となる。これにより、地上部分を充分にコンパクトにすることが巧みに実現される。
駆動装置として、請求項4のようなシリンダ装置を用いるのは、ピン連結部Bを押し引きする手段として、構造が簡単かつ安価であり、またピット内に設置するものとして適切である。
請求項5のように、駆動装置として電動モータを駆動源とするスクリュウ式駆動装置を採用すると、ポールが傾斜状態でモータの故障等で停止したとしても、ナット部に螺合しているシリンダロッドが後退することはない。したがって、ポールは傾斜した姿勢のままに留まり、勢いよく倒れる恐れがないので、安全である。
上述のようなポール倒れ速度可変の動作のために、駆動源自体に可変速を必要としないので、請求項6のように回転速度一定の交流100V電動モータを用いて実現できる。したがって、安価な汎用モータを用いて安価に製作でき、また、交流100V電源しかない場所において特に有効である。
請求項7のように、ポール倒れ状態(ポールが水平に倒れた状態)で上部リンクと下部リンクとが一直線になる構成とすれば、ポール倒れ状態ではシリンダ装置に負荷は作用しないので、安全であるとともに、シリンダ装置が傷む恐れが少なくなる。
請求項8のように、アーム部材として三角板を用いるのは、充分な剛性を持たせかつ装置幅方向(ポール回転軸Dの軸心方向)の寸法を大きくしないために適切である。
また、アーム部材である三角板は、ポール下端部をポール回転軸Dに回転可能に取り付ける部材を兼ねる部材として適切であり、構造が簡単になる。
三角板と上部リンクと下部リンクとは、上からその順に(三角板、上部リンク、下部リンクという順に)連結されるので、請求項9のように、下側のものほど外側に配置される構成とすることで、地上に露出する部分の幅寸法を小さくすることができ、地上部分をコンパクトにするために、適切である。
以下、本発明のポールの起倒構造の実施例を、図1〜図7参照して説明する。
図1は本発明の一実施例のポールの起倒構造1を示すものでポール起立状態における側面図、図2は図1のA−A断面矢視図である。
これらの図において、2はポール、3はポール2を支持する台座である。台座3は設置基準面4より低いピット5の底面に固定した基台6に、上端部が設置基準面4より上に出る態様で固定されている。なお、設置基準面とは、舗装面を含めた地面、あるいは、地面より高さを高くしたコンクリート面、建築構造物の床面、その他、起倒ポールを設置する場所の基準面を指す。
基台6は台座3が固定される台座固定部7と後述の駆動装置10が取り付けられる駆動装置取付部8とを間隔をあけて一体に備え、前記台座3は台座固定部7にボルト9で固定されている。
台座3は、間隔をあけた左右の片側部材11が、駆動装置10側(図1で左側)において板状の間隔部材12で一体化された構成である。11aは片側部材11の補強リブである。
ピット5に、台座3の部分が開口している蓋13が設置基準面4と同レベルで設けられている。蓋13の開口部を13aで示す。
ポール2の下端面にベースプレート15が固定され、このベースプレート15にポール2側と概ね反対側(図1で下方)に延出するアーム部材16が溶接固定されている。なお、ポール2の下端面に直接アーム部材16を固定することも可能である。
アーム部材16は若干の間隔をあけた、ポール起倒鉛直面内の2枚の三角板(アーム部材16と同じく符号16で示す)からなる。三角板16はベースプレート15側が底辺で延出先端側が頂点となる概ね三角形である。
台座3の上部で設置基準面4より上の位置に位置固定の水平なポール回転軸Dが取り付けられ、このポール回転軸Dにアーム部材16が回転可能に取り付けられている。
ポール回転軸Dの位置は、ポール起立状態におけるベースプレート15のポール倒れ側(図1で左側)におけるベースプレート15より若干下の位置(アーム部材16におけるベースプレート15に近い位置でかつポール倒れ側位置であるとも言える)である。
なお、ポール回転軸Dを直接ベースプレート15に設けることも可能である。
上記の通りであり、少なくともベースプレート15及びポール回転軸Dは設置基準面4より上に配されている。
前記アーム部材16に上部リンク21の一端がピン連結(このピン連結部をAで示す)されている。上部リンク21は、前記アーム部材16の両外側にそれぞれ配された2本の細長板(上部リンク21と同じく符号21で示す)からなる。
前記上部リンク21の他端に下部リンク22の一端がピン連結(このピン連結部をBで示す)されている。下部リンク22は、前記上部リンク21の両外側にそれぞれ配された2本の細長板(下部リンク22と同じく符号22で示す)からなる。
前記下部リンク22の他端がピット5内に設けた位置固定の水平なアンカー軸Cに回転可能に連結されている。アンカー軸Cは、概ねポール起立状態におけるポール中心Mより僅かにポール倒れ側と反対側(図1で右側)の位置においてピット底面に固定した軸受け23で支持されている。
前記上部リンク21と下部リンク22とは、ポール起立状態ではポール起倒鉛直面内でく字形をなすように連結されている。
図1のようにポール起立状態では、上部リンク21の上端(ピン連結部A)が設置基準面レベルの近傍にある。
ピット5内に設置した前記基台6の駆動装置取付部8に、前記上部リンク21と下部リンク22とのピン連結部Bを、上部リンク21と下部リンク22とのく字形連結角度αが変化するように押し引き駆動する前述の駆動装置10が取り付けられている。
この駆動装置10は、シリンダロッド25bを摺動可能に嵌合させて鉛直面内で遥動可能なシリンダ25aを持つトラニオン型のシリンダ装置25を備えており、前記シリンダロッド25bの先端が前記上部リンク21と下部リンク22とのピン連結部Bに連結されている。
シリンダ装置25のシリンダ25aは、基台6の駆動装置取付部8の脚部8aにボルトで固定したブラケット8bに支持軸Eを中心として回転可能に取り付けられている。
シリンダ25aの前端部にこれと一体に駆動装置10の駆動部29が設けられている。
駆動部29は、模式化して示した図3のように、電動モータ27を駆動源とするスクリュウ式駆動装置であって、シリンダロッド25bは、シリンダ25a内を摺動する後方部分(図1で左方部分)が単なる円形断面、前方部分がネジ部25cとなっている。
このネジ部25cに螺合するナット部30が駆動部29の機枠31に軸受け32を介して回転可能に設けられ、このナット部30と同軸で一体に設けたギヤ33が電動モータ27の出力軸に固定したギヤ34と噛み合っている。ネジ部25cはギヤ33の中心穴33aを貫通している。なお、実施例ではモータ27として、回転速度一定の交流100Vモータを使用している。
モータ27の出力軸が回転するとギヤ34を介してギヤ33及びナット部30が回転し、ナット部30が螺合するネジ部25cすなわちシリンダロッド25bが前進後退する。
これにより、シリンダロッド25bの先端に連結されたピン連結部Bを押し引き駆動し、上部リンク21と下部リンク22とがなすく字形連結角度αを大きくすることでポール2を倒し、小さくすることでポールを起こす。
なお、シリンダロッド25bの先端部(ネジ部25cの先端部)は、ロッド長手方向の移動のみを拘束しロッド軸心回りの回転は許容する構造の連結部材35を介してピン連結部Bに連結されており、シリンダロッド25bの軸心回りの回転はピン連結部Bに伝達しない。
なお、図3の構造は、電動モータを駆動源とするスクリュウ式駆動装置のメカニズムの一例を模式的に示したものであり、実際には種々適切なメカニズムを採用するとよい。
台座3の地上に露出する部分及びポール2の下端部は台座カバー37により覆われている。この台座カバー37は、ピット5の蓋13上に固定される袴部37aと周囲の側板部37bと上面の天板部37cとからなっている。側板部37bは台座3に対して小さな隙間で設けられている。ポール2を倒す際には、この台座カバー37を取り外してから、ポール倒し作業を行う。
上記のポールの起倒構造1の動作を説明する。
ポール2が垂直に立った起立状態では、図1に示すように、駆動装置10におけるシリンダ装置25のシリンダロッド25bは後退しており、上部リンク21と下部リンク22とがく字形をなし、水平なベースプレート15と一体のアーム部材(三角板)16は三角形の頂部が下向きとなっており、アーム部材16と上部リンク21とのピン連結部Aは、ポール中心Mより僅かにポール倒れ側と反対側(図1で右側)の位置であってアンカー軸Cのほぼ真上にある。図示例ではこの時の上部リンク21と下部リンク22とがなす角度(く字形連結角度)αは約60°である。また、図示例では、下部リンク22の水平方向に対する角度は概ね20°程度である。
上記のポールの起倒構造における各部の基本的な動きを説明すると、シリンダロッド25bが前進すると、ピン連結部Bがアンカー軸Cを中心とした円弧線上を移動する。ピン連結部Bが移動すると、ピン連結部Aがポール回転軸Dを中心とした円弧線上を移動する。そして、アンカー軸Cとピン連結部Bとピン連結部Aとが一直線になったところで、倒れが終了する。
図1のポール起立状態からポール2を倒す時、モータ27を駆動しギヤ34を介してギヤ33を回転させ、ギヤ33と一体のナット部33を回して、これと螺合するネジ部25c(シリンダロッド25b)を前進させると、その先端に連結されたピン連結部Bが図1で右方に押されて上部リンク21と下部リンク22とのなす角度αが次第に大きくなり、上部リンク21にピン連結部Aで連結されているアーム部材16がポール回転軸Dを中心として反時計回り方向に回転し、アーム部材16とベースプレート15を介して一体のポール2が図1の左方に次第に倒れていく。後述するように、倒れ始めのこの段階ではポール倒れ速度が比較的速い。
シリンダロッド25bが前進して、ポール倒れ状態を示す図4のように、上部リンク21と下部リンク22とが一直線になった時、ピン連結部Bの位置が下部リンク22の上死点となってアーム部材16はそれ以上回転せず、したがって、ポール2はそれ以上倒れない。後述するように、倒れ終わりの段階ではポール倒れ速度が遅くなる。
上記のように、ポール2の倒れ速度が倒れ始めでは早く、倒れ終わりに近づくにつれて遅くなるので、ポール倒れ動作が円滑であり、かつポール2を安全に倒すことができる。すなわち、ポール2の倒れ始めでは、傾きが小さいので、ポール2の下端部(支持部)に作用する静的な曲げモーメントは小さいので、倒れ速度が速く慣性力が大きくても、ポール起倒構造に作用する負荷(アーム部材16に作用する荷重)はあまり大きくならず、危険性はない。そして、ポール2の倒れ速度が速いと、当然ポール倒し作業の作業性がよい。
一方、ポール倒れ終わりに近づくと、ポール2の下端部(支持部)に作用する静的な曲げモーメントが大きくなるが、この段階では倒れ速度が小さくなり慣性力が小さくなるので、やはり、ポール起倒構造に作用する負荷はあまり大きくならず、危険性はない。
また、ポール倒れ状態で上部リンク21と下部リンク22とが一直線になった状態では、その直線状の上部リンク21及び下部リンク22に作用する引っ張り力で、ポールを水平状態に支持する曲げモーメントをすべて負担するので、シリンダロッド25bに引張り力は作用しない。したがって、安全であるとともに、シリンダ装置25が傷む恐れが少なくなる。
このように、ポールを倒す作業が円滑かつ安全に行なわれ、また、作業能率が良好である。
また、上記のような倒れ速度可変の動作を、回転速度一定の交流電動モータを用いて安価に実現することができる。
図4のポール倒れ状態からポール2を起こす時、モータ27を逆回転に駆動してシリンダロッド25bを後退させると、ピン連結部Bが前述と反対の動きをして、上部リンク21と下部リンク22とのなす角度αが次第に小さくなり、アーム部材16がポール回転軸Dを中心として時計回り方向に回転して、ポール2が図1のように起立状態となる。
ポール起こし動作時には、ポール2を起こす際の慣性力の向きはポール2の下端部に作用する曲げモーメントの向きと逆なので、ポール起倒構造に作用する負荷が過大になる恐れはない。
起立状態のポールを水平に倒す際の倒れ速度が、上記のように倒れ始めは速く倒れ終わりに近づくにつれて遅くなることを、図7を参照して説明する。なお、ここでは煩雑さを避けるために、駆動装置10のシリンダロッド25bが常に水平な姿勢でB点(ピン連結部B)を押すとしている。
図7はB点が水平方向に等しい距離aずつ移動した場合におけるA点(ピン連結部A)の動き(すなわち、上部リンク21、下部リンク22及びアーム部材16の動き)を説明する図である。
及びAはポール起立状態における位置、B〜B及びA〜Aはポールが傾いていく途中段階における位置、B及びAはポール倒れ状態(ポール2が水平に倒れた状態)における位置を示している。
前述の通り、ポール起立状態では下部リンク22は水平方向に対して概ね20°程度の角度をなし、ポール倒れ状態では、下部リンク22が概ね鉛直になりかつ下部リンク22と上部リンク21とが一直線となるように設定されている。
図7でB点が等しい水平距離aずつ右方に移動(B点からB、B、B、Bへ移動)する時、下部リンク22は鉛直に近づいていき、B点がB点の描く軌跡円の頂部に接近していくので、B点が水平距離aずつ移動する毎の鉛直移動距離Δy(Δy、Δy、Δy、Δy)は図示の通り、下部リンク22が鉛直に近づくにつれて、次第に小さくなっていく。このことは幾何学的な関係から明らかである。
一方、B点がBからB、B、B、Bと移動する時、A点はAからA、A、A、Aに移動するが、B点がBからB、B、B、Bと移動する際の、上部リンク21のみが寄与するA点の鉛直移動分は、B点の鉛直移動距離Δyが次第に小さくなるのと同様に、概ね次第に小さくなる。このことも幾何学的な関係から明らかである。
したがって、下部リンク22及び上部リンク21の全体としても、B点が等しい水平距離aずつ右方に移動(B点からB、B、B、Bへ移動)する毎に、B点の水平距離aの移動に対するA点の鉛直移動距離ΔY(ΔY、ΔY、ΔY、ΔY)は次第に小さくなる。これらのことは幾何学的な関係から明らかである。
なお、倒れ終わりのBの高さ位置はBと殆ど同じなので、倒れ終わりのA点はA点と殆ど一致する(すなわち、ΔYは殆ど0)。
そして、図7から明らかに読み取れるように、A点がAからA、A、A、Aに移動する毎のアーム部材16の回転角度Δθ(Δθ、Δθ、Δθ、Δθ)は、A点がAからAに近づくほど、次第に小さくなる(Δθ>Δθ>Δθ>Δθ)。このことも幾何学的な関係から明らかである。
すなわち、起立状態のポールを水平に倒す際の倒れ速度は、倒れ始めは速く倒れ終わりに近づくにつれて遅くなる。
上記のような動作を適切に行わせるための各部の寸法関係及び相互位置関係には幅があるので、諸条件を勘案しての上部リンク21、下部リンク22、アーム部材16の各長さ関係、並びにアンカー軸C、ポール回転軸Dの各位置関係等を、ポールの倒れ速度が倒れ始めでは早く倒れ終わりに近づくにつれて遅くなるように適切に設定する。
上記のポールの起倒構造1は、地上に露出する部分を充分にコンパクトにすることが巧みに実現されている構造である。すなわち、
第1に、ポールの起倒構造1における大型の部分である基部6、駆動装置10がピット5内にある。
第2に、台座3は、上から見て、ポール下端のベースプレート15の広さからあまりはみ出ない程度のサイズである。
第3に、設置基準面4より上にある若しくは上に出ることのある可動部は、アーム部材16と上部リンク21のみである。
第4に、ポール起立時のアーム部材16と上部リンク21とのピン連結部Aが、ポール下端面の下方の設置基準面レベル近傍にあるので、蓋13に形成する台座部分の開口部13aを極力狭くすることができ、それに伴って台座カバー37も極力コンパクトにすることが可能となる。
このような巧みな構造としていることで、地上に露出する部分が極めてコンパクトになっている。
また、上記のポールの起倒構造1は、小さな力でポール2の起倒動作を行うことができる。
これを図5、図6を参照して説明すると、図5は上記実施例のポールの起倒構造1における各部の具体的寸法をポール倒れ状態で示した図である。図6は倒れ状態の水平なポールを起こす際に、図5における各部材に作用する力を説明する図である。
図5のようにポール2を水平に支持している時に、ポール2の基端部(ポール回転軸Dの位置)において作用している曲げモーメント(すなわち最大曲げモーメント)Mmaxが6894.52kN・cmであるとする。
この時、ポール2を起こすために単にA点を押下げる場合に要する鉛直荷重(引張り力)Pは、
=Mmax/距離(cm)=6894.52/40.5=170.24kN
である。
これに対して、上記ポールの起倒構造1において、各部に作用する荷重は以下の通りである。
下部リンク22に作用する引張り力=770/767×170.24=170.90 kN
アンカー軸Cに作用する引張り力=633/635×170.90=170.36 kN
ピン連結部Bに作用する水平荷重=63/767×170.24=13.98 kN
シリンダ装置の引張り力P=1591.00/1536×13.98=14.48
kN
このように、上記のポールの起倒構造1においてシリンダ装置に要求される引張り力P=14.48kNは、単にA点を押下げる場合に要する引張り力P=170.24kNの約8%で済む。
上記のポールの起倒構造1では駆動装置10として電動モータを駆動源とするスクリュウ式駆動装置を採用しているので、ポール2が傾斜状態でモータの故障等で停止したとしても、ナット部に螺合しているシリンダロッド25bが後退することはない。したがって、ポール2は傾斜した姿勢のままに留まり、勢いよく倒れる恐れがないので、安全である。
また、本発明のポールの起倒構造は、交流100V電源しかない場所において、性能を充分に発揮できるものである。すなわち、実施例のモータ27は交流100Vの汎用モータである。汎用の交流100Vモータの回転数一定であるが、モータ回転数が一定でも、上述した通り、ポール2の倒れ速度が倒れ始めでは速く倒れ終わりに近づくにつれて遅くなる動きを実現できる。
また、交流100Vの汎用モータの出力はあまり大きくないが、スクリュウ駆動方式を採用していることで、ポール2を起倒させるに必要な充分大きな力が得られている。
また、高いモータ回転数に対してポール倒れ速度は低いので減速が必要であるが、スクリュウ駆動方式を採用していることで、減速機構部分が簡略化される。
上記のポールの起倒構造1において、アーム部材として三角板16を用いているが、充分な剛性を持たせかつ装置幅方向(ポール回転軸の軸心方向)の寸法を大きくしないために適切である。
また、アーム部材である三角板16は、ポール下端部をポール回転軸Dに回転可能に取り付ける部材を兼ねる部材として適切であり、構造が簡単になる。
また、三角板16と上部リンク21と下部リンク22とは、上からその順に(三角板、上部リンク、下部リンクという順に)連結されるので、下側のものほど外側に配置される構成としたことで、地上に露出する部分の幅寸法が小さくなり、地上部分をコンパクトにするために、適切である。
実施例のアーム部材16は2枚の三角板からなるが、必ずしも2枚である必要はなく1枚物でもよいし、また、板状でなくてもよく、種々の形状の部材を用いることができる。要するに、ベースプレート15のポール倒れ側位置の近傍からポールと概ね反対側に延出してピン連結部Aと連結できる形状寸法の部材であればよい。
また、実施例ではピット5の底面に固定した基台6上に台座3を固定したが、台座はピット5の底面に直接固定してもよい。
本発明の一実施例のポールの起倒構造を示すもので、ポール起立状態における側面図である。 図1のA−A断面矢視図である。 図1における駆動装置部分の一例を模式的に示した断面図である。 図1のポールの起倒構造のポール倒れ状態における正面図である。 上記ポールの起倒構造における各部の寸法をポール倒れ状態で示した図である。 倒れ状態の水平なポールを起こす際に、図5における各部材に作用する力を説明する図である。 上記ポールの起倒構造において、起立状態のポールを水平に倒す際に、倒れる速度が倒れ始めは速く、倒れ終わりに近づくにつれて遅くなることを定性的に説明するための図である。
符号の説明
1 ポールの起倒構造
2 ポール
3 台座
4 設置基準面
5 ピット
6 基台
7 (基台の)台座固定部
8 (基台の)駆動装置取付部
8a 脚部
8b ブラケット
9 ボルト
10 駆動装置
11 (台座の)片側部材
11a 補強リブ
12 間隔部材
13 蓋
13a 開口部
15 ベースプレート
16 アーム部材(三角板)
21 上部リンク
22 下部リンク
23 軸受け
25 シリンダ装置
25a シリンダ
25b シリンダロッド
25c ネジ部
27 電動モータ
29 駆動部
30 ナット部
31 機枠
32 軸受け
33 ギヤ
33a 中心穴
34 ギヤ
35 連結部材
37 台座カバー
37a 袴部
37b 側板部
37c 天板部
A (アーム部材と上部リンクとの)ピン連結部
B (上部リンクと下部リンクとの)ピン連結部
C アンカー軸
D ポール回転軸
E (シリンダ装置の)支持軸
M ポール中心
α (上部リンクと下部リンク22とがなす)く字形連結角度

Claims (9)

  1. 台座上に取り付けられた可倒式のポールを起こし又は倒すためのポールの起倒構造であって、
    前記台座は設置基準面より低いピット内に、上端部が設置基準面より上に出る態様で固定され、
    ポールの下端部は、ポール回転軸Dを介して前記台座に回転可能に取り付けられ、
    ポール下端面に、ポール頂部側と概ね反対側に延出するアーム部材が一体に設けられ、
    このアーム部材にピン連結Aされた上部リンクと、ピット内に設けたアンカー軸Cに回転可能に連結された下部リンクとがポールが起立状態では、ポール起倒鉛直面内で概ねく字形をなすようにピン連結Bされ、
    上部リンクと下部リンクとのピン連結部Bを、上部リンクと下部リンクとのく字形連結角度αが変化するように押し引き駆動する駆動装置をピット内に設けてなり、
    前記上部リンク、下部リンク、アーム部材の各長さ関係、並びに、アンカー軸C、ポール回転軸Dの各位置関係等が、ポールの倒れ速度が倒れ始めでは早く倒れ終わりに近づくにつれて遅くなるように設定されていることを特徴とするポールの起倒構造。
  2. 前記ピットに、概ね台座部分が開口部となる蓋を設け、ポール起立状態において前記台座の概ね前記蓋より上の側面部分を覆う台座カバーを前記蓋又は台座に設置したことを特徴とする請求項1記載のポールの起倒構造。
  3. ポールを起立状態にした時のアーム部材と上部リンクとのピン連結部Aが、ポール下端面の下方の設置基準面レベル近傍にあることを特徴とする請求項1又は2記載のポールの起倒構造。
  4. 前記駆動装置は、シリンダロッドを進退可能に嵌合させて鉛直面内で遥動可能なシリンダを持つトラニオン型のシリンダ装置を備えており、前記シリンダロッドの先端が前記上部リンクと下部リンクとのピン連結部Bに連結されていることを特徴とする請求項1〜3記載のポールの起倒構造。
  5. 前記駆動装置は、電動モータを駆動源とするスクリュウ式駆動装置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のポールの起倒構造。
  6. 前記電動モータが回転速度一定の交流100Vモータであることを特徴とする請求項5記載のポールの起倒構造。
  7. ポールを倒した状態では、上部リンクと下部リンクとが概ね一直線となることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のポールの起倒構造。
  8. ポール下端面に一体に設けた前記アーム部材が、ポール起倒鉛直面内で概ね三角形をなす三角板であり、かつ、ポール下端部をポール回転軸Dに回転可能に取り付ける部材を兼ねていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のポールの起倒構造。
  9. 前記上部リンクが、アーム部材を構成する2枚の三角板の両外側にそれぞれ配された2本のリンクからなるものであり、下部リンクが、上部リンクを構成する前記2本のリンクの両外側にそれぞれ配された2本のリンクからなるものであることを特徴とする請求項8記載のポールの起倒構造。
JP2008093047A 2008-03-31 2008-03-31 ポールの起倒構造 Expired - Fee Related JP5110526B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008093047A JP5110526B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 ポールの起倒構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008093047A JP5110526B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 ポールの起倒構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009243216A JP2009243216A (ja) 2009-10-22
JP5110526B2 true JP5110526B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=41305425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008093047A Expired - Fee Related JP5110526B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 ポールの起倒構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5110526B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7142983B2 (ja) * 2020-12-16 2022-09-28 中▲鉄▼九局集▲団▼▲電▼▲務▼工程有限公司 崩壊区間用電柱組立装置及び施工方法
CN115263067B (zh) * 2022-07-20 2024-01-02 青岛昊宇重工有限公司 一种用于烟囱外围的支撑架构

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0447314Y2 (ja) * 1985-12-27 1992-11-09

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009243216A (ja) 2009-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2353746C2 (ru) Строительная, в особенности буровая, машина
CN204096951U (zh) 施工升降机用吊杆及施工升降机
EP2331286A1 (en) Device for welding
JP5110526B2 (ja) ポールの起倒構造
KR20120131896A (ko) 수직·수평 붐대 구성의 이동식 유압크레인
JP2005314910A (ja) 駐車ロック装置
JP2013096058A (ja) 可倒式太陽電池パネル架台
JP2017103995A (ja) 作業車の支持装置
CN213772849U (zh) 一种可快速调节钢丝绳的钢筋挂线桩
JP2012056750A (ja) 移動式クレーン
KR101407984B1 (ko) 리프터
JP5390113B2 (ja) 作業車
JP2016061226A (ja) 風車用支柱及び風力発電装置
JP3987786B2 (ja) 伸縮ブーム式高所作業車
CN216765901U (zh) 基坑支护结构
CN213505587U (zh) 一种t梁吊装用固定机构
US11898364B2 (en) Extendible and retractable lighting tower system
CN220078351U (zh) 一种柴油发电机组吊装装置
CN212246014U (zh) 伸缩式主臂桅杆和起重机
CN113501451B (zh) 护栏板起吊装置
CN219260953U (zh) 一种自安装井口平台
WO2023042503A1 (ja) 高所作業テーブル
CN108396808B (zh) 全套管施工装置
CN220131798U (zh) 一种升降机
JP2010100376A (ja) 車両リフト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121002

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees