JP5109699B2 - トルクコンバータケースおよびトルクコンバータケースの接合方法 - Google Patents
トルクコンバータケースおよびトルクコンバータケースの接合方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5109699B2 JP5109699B2 JP2008027728A JP2008027728A JP5109699B2 JP 5109699 B2 JP5109699 B2 JP 5109699B2 JP 2008027728 A JP2008027728 A JP 2008027728A JP 2008027728 A JP2008027728 A JP 2008027728A JP 5109699 B2 JP5109699 B2 JP 5109699B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque converter
- impeller shell
- converter case
- flange portion
- drive plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
Description
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるトルクコンバータケースを備えるトルクコンバータの要部を概略的に示した部分断面図である。トルクコンバータを収容するトルクコンバータケース100は、容器部材であるインペラシェル2と、蓋部材であるほぼ円板形状のコンバータカバー1とを突き合わせ、この突き合わせ面を、後述する摩擦撹拌接合(FSW:Friction Stir Welding)により接合して構成されている。トルクコンバータケース100内には、ステータ3や、タービンランナ4、多板方式ロックアップクラッチ10等が収容されている。
図5(a)〜図5(f)は、第2の実施の形態におけるトルクコンバータケースの組立方法を工程順に示す部分断面図である。図5(a)は、ドライブプレート嵌合ハブ7をコンバータカバー1のアンダーカット部1aに挿入する工程を示す図、図5(b)は、ロックアップクラッチ10を組み付ける工程を示す図、図5(c)は、インペラシェル2を組み付ける工程を示す図である。また、図5(d)は、インペラシェル2およびコンバータカバー1の突き合わせ部に工具を挿入する工程を示す図、図5(e)は、工具をドライブプレート嵌合ハブ7の近傍まで挿入して、接合部6を形成する工程を示す図、図5(f)は、接合が完了した状態を示す図である。
図6(a)〜図6(f)は、第3の実施の形態におけるトルクコンバータケースの組立方法を工程順に示す部分断面図である。図6(a)は、ドライブプレート嵌合ハブ7をコンバータカバー1のアンダーカット部1aに挿入する工程を示す図、図6(b)は、ロックアップクラッチ10を組み付ける工程を示す図、図6(c)は、インペラシェル2を組み付ける工程を示す図である。また、図6(d)は、インペラシェル2およびコンバータカバー1の突き合わせ部に工具を挿入する工程を示す図、図6(e)は、工具をドライブプレート嵌合ハブ7の近傍まで挿入して、接合部6を形成する工程を示す図、図6(f)は、接合が完了した状態を示す図である。
図7は、第4の実施の形態におけるドライブプレート嵌合ハブ7を構成するフランジ部7aの一部を示す図である。第4の実施の形態では、フランジ部7aに設けられている複数の孔70の形状が、第1の実施の形態におけるフランジ部7aに設けられている孔47(図4参照)の形状と異なる。
上述した第1〜第4の実施の形態では、ドライブプレート嵌合ハブ7が円周方向に4分割されているものとして説明したが、第5の実施の形態では、ドライブプレート嵌合ハブ7が円周方向に3分割されている。
第6の実施の形態では、ドライブプレート嵌合ハブ7が円周方向に6分割されている。図9(a)〜図9(c)は、円周方向に6分割されているドライブプレート嵌合ハブ7のフランジ部7aをコンバータカバー1のアンダーカット部1aに挿入する工程を示す図である。
2…インペラシェル
3…ステータ
4…タービンランナ
6…接合部
7…ドライブプレート嵌合ハブ
10…ロックアップクラッチ
11…ドライブプレート
12…ドリブンプレート
13…シールリング付きピストン
25…スターロッド
21,21A…突起部
60…突起部
47,70…孔
Claims (16)
- 開口部を有するインペラシェルと、
前記インペラシェルの開口部を覆うコンバータカバーと、
トルクコンバータのロックアップクラッチを構成する部品と一体化されており、前記インペラシェルと前記コンバータカバーとを摩擦撹拌接合により接合する部位において、摩擦撹拌接合用の工具を挿入する側とは反対側に設置され、前記摩擦撹拌接合時に前記インペラシェルおよび前記コンバータカバーの材料の塑性流動を堰き止める堰部材と、
を備えることを特徴とするトルクコンバータケース。 - 請求項1に記載のトルクコンバータケースにおいて、
前記堰部材は、内歯を有し、前記ロックアップクラッチのドライブプレートと嵌合する部品と一体化されていることを特徴とするトルクコンバータケース。 - 請求項1または請求項2に記載のトルクコンバータケースにおいて、
前記堰部材と一体化されているロックアップクラッチの構成部品には、前記インペラシェルのフランジ部に設けられている複数の突起と嵌合するための複数の孔が設けられており、前記複数の突起と前記複数の孔とがそれぞれ嵌合した状態で組み付けられていることを特徴とするトルクコンバータケース。 - 請求項3に記載のトルクコンバータケースにおいて、
前記孔の形状は、トルクコンバータの半径方向の大きさより円周方向の大きさの方が大きいことを特徴とするトルクコンバータケース。 - 請求項3または請求項4に記載のトルクコンバータケースにおいて、
前記複数の突起は塑性変形した状態で前記複数の孔とそれぞれ嵌合していることを特徴とするトルクコンバータケース。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のトルクコンバータケースにおいて、
前記インペラシェルには、前記ロックアップクラッチのドライブプレートの軸方向抜けを防止するための部位が設けられていることを特徴とするトルクコンバータケース。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のトルクコンバータケースにおいて、
前記堰部材は環状形状であり、円周方向に少なくとも3分割されていることを特徴とするトルクコンバータケース。 - 請求項7に記載のトルクコンバータケースにおいて、
分割された第1の堰部材のフランジ部の円周方向端部は、内周側が鈍角であり、前記第1の堰部材の隣に組み付ける第2の堰部材のフランジ部の円周方向端部は、前記第1の堰部材と隣り合う側の内周側が鋭角、他端側の内周側が鈍角であり、最後に組付ける堰部材のフランジ部の円周方向端部は、内周側が鋭角であって、分割された全ての堰部材が組付けられることにより、環状形状となることを特徴とするトルクコンバータケース。 - 請求項8に記載のトルクコンバータケースにおいて、
分割された堰部材のフランジ部の円周方向端部の方向は、その隣に組み付ける堰部材の組み付け方向に対して所定角度だけ鈍角方向に設定されていることを特徴とするトルクコンバータケース。 - 請求項7に記載のトルクコンバータケースにおいて、
前記堰部材は、それぞれが同一形状である3点以上の第1の部材、および、前記第1の部材間にそれぞれ配置され、各々が同一形状であるが前記第1の部材とは形状が異なる第2の部材とから構成されていることを特徴とするトルクコンバータケース。 - 請求項7から請求項10のいずれか一項に記載のトルクコンバータケースにおいて、
ロックアップクラッチのドライブプレートと嵌合させるために前記堰部材に設けられている歯形部は、分割された各堰部材の円周方向範囲よりも狭い範囲に設けられていることを特徴とするトルクコンバータケース。 - 開口部を有するインペラシェルと、前記インペラシェルの開口部を覆うコンバータカバーとを突き合わせ、前記インペラシェルと前記コンバータカバーを摩擦撹拌接合により接合するトルクコンバータケースの接合方法であって、
前記インペラシェルと前記コンバータカバーとを摩擦撹拌接合により接合する部位において、摩擦撹拌接合用の工具の挿入側とは反対側に、ロックアップクラッチを構成する部品と一体化されており、前記摩擦撹拌接合時に前記インペラシェルおよび前記コンバータカバーの材料の塑性流動を堰き止める堰部材を配置することを特徴とするトルクコンバータケースの接合方法。 - 請求項12に記載のトルクコンバータケースの接合方法において、
前記堰部材として、内歯を有し、前記ロックアップクラッチのドライブプレートと嵌合する部材を用いることを特徴とするトルクコンバータケースの接合方法。 - 請求項12または請求項13に記載のトルクコンバータケースの接合方法において、
前記堰部材は、環状形状であって円周方向に少なくとも3分割されており、分割されている堰部材を順次組み付けることを特徴とするトルクコンバータケースの接合方法。 - 請求項12から請求項14のいずれか一項に記載のトルクコンバータケースの接合方法において、
前記インペラシェルを組み付ける際に、前記インペラシェルのフランジ部に設けられている複数の突起と、前記堰部材と一体化されているロックアップクラッチの構成部品に設けられている複数の孔とをそれぞれ嵌合させることを特徴とするトルクコンバータケースの接合方法。 - 請求項15に記載のトルクコンバータケースの接合方法において、
前記インペラシェルと前記コンバータカバーとを接合する部位に前記摩擦撹拌接合用の工具を挿入することによって、前記複数の突起を塑性変形させて前記複数の孔にそれぞれ充填させて嵌合させることを特徴とするトルクコンバータケースの接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008027728A JP5109699B2 (ja) | 2008-02-07 | 2008-02-07 | トルクコンバータケースおよびトルクコンバータケースの接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008027728A JP5109699B2 (ja) | 2008-02-07 | 2008-02-07 | トルクコンバータケースおよびトルクコンバータケースの接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009185939A JP2009185939A (ja) | 2009-08-20 |
JP5109699B2 true JP5109699B2 (ja) | 2012-12-26 |
Family
ID=41069385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008027728A Expired - Fee Related JP5109699B2 (ja) | 2008-02-07 | 2008-02-07 | トルクコンバータケースおよびトルクコンバータケースの接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5109699B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6741679B2 (ja) * | 2015-02-17 | 2020-08-19 | アリソン・トランスミッション・インコーポレイテッド | トルクコンバータのロックアップクラッチバッキングプレート |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5540208U (ja) * | 1978-09-07 | 1980-03-14 | ||
JP2001225179A (ja) * | 2000-02-15 | 2001-08-21 | Hitachi Ltd | 接合構造物 |
JP2004160528A (ja) * | 2002-11-15 | 2004-06-10 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 摩擦撹拌接合方法 |
JP4382536B2 (ja) * | 2003-03-13 | 2009-12-16 | 昭和電工株式会社 | 圧力容器、燃料タンク及び車両、並びに圧力容器の製造方法及び燃料タンクの製造方法 |
JP4062142B2 (ja) * | 2003-03-20 | 2008-03-19 | 日産自動車株式会社 | トルクコンバータとその組立方法 |
JP2008008358A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Mazda Motor Corp | ロックアップクラッチ付き流体伝動装置 |
-
2008
- 2008-02-07 JP JP2008027728A patent/JP5109699B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009185939A (ja) | 2009-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5003287B2 (ja) | 容器の接合構造、トルクコンバータケースの接合構造、および容器の接合方法 | |
JP2009541668A (ja) | 流体式トルクコンバータ及びその製造方法 | |
EP1621799B1 (en) | Impeller for hydrodynamic clutch and method of manufacturing the same | |
JP5303970B2 (ja) | キャリア組立体 | |
KR101848392B1 (ko) | 토크 컨버터용 비틀림 진동 저감 장치 | |
JP5369297B2 (ja) | ダブルオーバーラップバッキングプレートアタッチメント | |
JP5109699B2 (ja) | トルクコンバータケースおよびトルクコンバータケースの接合方法 | |
JP4530750B2 (ja) | ロックアップクラッチ付き流体伝動装置 | |
JP5088147B2 (ja) | 格納容器および格納容器の組立方法 | |
JP7184906B2 (ja) | トルクコンバータ用ロックアップクラッチ | |
JP6790747B2 (ja) | ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ及びその製造方法 | |
JP5250822B2 (ja) | トルク伝達装置 | |
JP6386473B2 (ja) | ロックアップ装置を備えた自動車用トルクコンバータ及びそのインペラシェルとフロントカバーとの溶接方法 | |
JP4062142B2 (ja) | トルクコンバータとその組立方法 | |
US20190011030A1 (en) | Fluid-type rotary bladed wheel | |
WO2021086520A1 (en) | Torque converter with internally connected studs | |
JP2008240801A (ja) | ドライブプレート | |
US20090056323A1 (en) | Method for forming a rim on a torque converter | |
JP6647272B2 (ja) | 動力伝達装置の部材接合構造 | |
JP2013224703A (ja) | トルクコンバータ格納容器 | |
JP2006038054A (ja) | 流体伝動装置の羽根車 | |
JP2012237391A (ja) | トルクコンバータ及びトルクコンバータの製造方法 | |
JP4780301B2 (ja) | 駆動部品の塑性結合方法 | |
JP2011144882A (ja) | ロックアップクラッチ付き流体伝動装置 | |
JP2004301208A (ja) | 歯車およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120313 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120911 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120924 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |