JP5107872B2 - コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する方法、装置及びコンピュータ・プログラム - Google Patents

コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する方法、装置及びコンピュータ・プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5107872B2
JP5107872B2 JP2008290980A JP2008290980A JP5107872B2 JP 5107872 B2 JP5107872 B2 JP 5107872B2 JP 2008290980 A JP2008290980 A JP 2008290980A JP 2008290980 A JP2008290980 A JP 2008290980A JP 5107872 B2 JP5107872 B2 JP 5107872B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
input voltage
voltage level
power
master
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008290980A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009146392A (ja
Inventor
ニコラウス・ジェー・グルエンドラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JP2009146392A publication Critical patent/JP2009146392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5107872B2 publication Critical patent/JP5107872B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/16Error detection or correction of the data by redundancy in hardware
    • G06F11/20Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements
    • G06F11/2015Redundant power supplies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)

Description

本発明は、コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する方法、装置及びコンピュータ・プログラムに係る。
1948年のEDVACコンピュータ・システムの開発は、コンピュータ時代の始めとしてしばしば引用される。その時以来、コンピュータ・システムは、非常に複雑な装置へと発展した。今日のコンピュータは、EDVACのような初期のシステムよりも遙かに複雑となっている。一般に、コンピュータ・システムは、ハードウェア及びソフトウェア・コンポーネントの組み合わせ、アプリケーション・プログラム、オペレーティング・システム、プロセッサ、バス、メモリ、入出力装置等を含む。半導体処理及びコンピュータ・アーキテクチャの進歩が高いコンピュータの性能をもたらし、精巧なソフトウェアがハードウェアの高い性能を活用するように発展した結果、今日のコンピュータ・システムは、わずか数年前よりも遙かに強力になっている。
今日の多くのコンピュータ・システムは、高い可用性を必要とする。かかる高い可用性を提供するために、コンピュータ・システムに電力を供給する複数の電源は、1つ以上の電源に障害が発生してもコンピュータ・システムの動作が中断されないように、種々の冗長電源スキームで構成されることが多い。幾つかの電源スキームは、冗長度を犠牲にして、他のスキームよりも大きな電力出力を提供する。また、一の電源の電力出力は、当該電源のAC入力電圧レベルに応じて変わることがある。すなわち、AC入力がより高くなると、当該電源からの出力電力レベルがより高くなることがある。従って、コンピュータ・システムに対しより大きな最大出力電力及び冗長度を提供するためには、より低いAC入力で動作している複数の電源を、より大きな最大出力電力を供給するように一の冗長電源スキームで構成するとともに、より高いAC入力で動作している複数の電源を、より大きな冗長度及びより少ない最大出力電力を提供するように一の冗長電源スキームで構成することが有用であろう。
本発明に従って、コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する方法、装置及びコンピュータ・プログラムが提供される。本発明の実施形態は、(a)一の電圧監視モジュールによって、一の電源の入力電圧レベルを検出し、(b)前記電圧監視モジュールによって、前記電源の入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きいか否かを決定し、(c)前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きい場合は、前記電圧監視モジュールによって、前記電源を、N個(但し、Nは0よりも大きい整数)の1次電源及びN個の冗長電源を有するN+N冗長電源モード用に構成し、(d)前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きくない場合は、前記電圧監視モジュールによって、前記電源を、N個の1次電源及びM個(但し、Mは0よりも大きく且つNよりも小さい整数)の冗長電源を有するN+M冗長電源モード用に構成することを含む。
以下、添付図面を参照して、本発明に従ったコンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する方法、装置及びコンピュータ・プログラムを説明する。図1の機能ブロック図は、N+N冗長電源モード134で構成された複数の電源を含み且つコンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択するシステムを例示する。
冗長電源モードは、コンピュータ・システムに冗長電力を供給するための複数の電源の構成である。幾つかの異なる冗長電源モードがあり、その各々は、障害の存在下で、種々のレベルの冗長度及び最大電力出力を提供する。1つのモードは、N+N冗長電源モードであり(例えば、N=2)、このモードでは、N個の1次電源がN個の冗長電源とともに構成される。一般に、N+N冗長電源モードが使用されるのは、1次電源及び冗長電源が別々のAC電源によって電力を供給される場合である。1つのAC電源に障害が発生する場合、N個の電源にも障害が発生するが、障害が発生しなかった他のAC電源によって電力を供給される他のN個の電源は、コンピュータ・システムに電力を供給するために継続的に使用される。例えば、4つの電源(2つの1次電源及び2つの冗長電源)を有するN+N構成が、コンピュータ・システムに電力を供給しており、2つの1次電源が商用のAC電源によって電力を供給され、2つの冗長電源が無停電電源装置(UPS)のAC電源によって電力を供給されているものとする。この例示的な構成では、商用のAC電源に障害が発生する場合、2つの1次電源にも障害が発生するが、UPSのAC電源によって電力を供給される2つの冗長電源は、依然としてコンピュータ・システムへの電力供給を継続することができる。
他の冗長電源モードは、N+M冗長電源モードである(N>M)。このN+M冗長電源モードでは、N個の1次電源及びM個の冗長電源がある。一般に、M=1であるが、これをNより小さい他の任意の整数とすることができる。一般に、N+M冗長電源モードが使用されるのは、全ての1次電源及び冗長電源が単一のAC電源によって電力を供給され、そしてM個の電源に障害が発生しても、コンピュータ・システムが動作を継続することができる場合である。例えば、4つの電源(3つの1次電源及び1つの冗長電源)を有するN+M構成が、コンピュータ・システムに電力を供給しているものとする。この構成では、1つの電源だけに障害が発生しても、コンピュータ・システムは動作を継続することができる。
前述のように、異なる冗長電源スキームは、障害の存在下で、異なる最大出力電力を供給する。一般に、N+N冗長電源モードで構成された複数の電源は、N+M冗長電源モードで構成された同じ電源よりも少ない電力を供給する。例えば、4つの電源がN+N冗長電源モードで構成されているものとする。この構成では、障害の存在下で、4つの電源のうち2つの電源だけが、コンピュータ・システムに電力を供給する。もし、各電源が1000ワットの電力を供給可能であれば、この構成によって提供される最大電力出力は2000ワットである。代替的に、この構成と同じ4つの電源が、N+M冗長電源モードで構成されているものとする。この代替的構成では、障害の存在下で、3つの電源がコンピュータ・システムへの電力供給を継続する。もし、各電源が1000ワットの電力を供給可能であれば、この代替的構成によって提供される最大電力出力は3000ワットである。
また、一の電源へのAC入力を任意の電圧レベルにすることができるものとする。例えば、一般的なAC入力電圧レベルは、110VACの低ライン及び220VACの高ラインを含む。一の電源の出力電力は、そのAC入力の電圧レベルによって変わることがある。例えば、一の電源は、そのAC入力が220VACである場合には、1450ワットを供給可能であるのに対し、そのAC入力が110VACである場合には、900ワットを供給可能であるに過ぎない。
従って、コンピュータ・システムに対しより大きな最大出力電力及び冗長度を提供するためには、低ラインのAC入力で動作している場合は、複数の電源をN+M冗長電源モードで構成し、高ラインAC入力で動作している場合は、複数の電源をN+N冗長電源モードで構成することができる。N+M冗長電源モードは、N+N冗長電源モードに比較すると、より少ない冗長度及びフォールト・トレランス、並びにより大きな最大電力出力を提供する。
図1のシステムは、コンピュータ・システム132を含む。コンピュータ・システム132は、N+N冗長電源モード134で構成された複数の電源100〜106によって電力を供給される。コンピュータ・システム132は、電力用の2つの別個の入力を含む。一般に、これらの入力は、コンピュータ・システム132を構成する諸モジュール及び諸装置への電力分配のために、コンピュータ・システム132の内部で互いに組み合わされ、具体的には「論理和」される。2つの電力入力を有するコンピュータ・システムの1例は、ブレード・センタ内に設置されたブレード・サーバを含む。代替的に、コンピュータ・システムは、図1に例示した別個の電力入力の電気的「論理和」結合である、1つだけの電力入力を有することができる。すなわち、図1のコンピュータ・システム132の電力入力は、コンピュータ・システム132に接続する前に、単一の電力入力ラインへ組み合わせることができる。
図1の各電源は、一のAC入力電圧源に接続された、1つの入力を含む。一般に、各AC入力電圧源は、同じ電圧レベル(例えば、全てが220VAC)であるが、幾つかの実施形態では、AC入力電圧源は、異なる電圧レベルを有することができる。AC入力電圧源は、各電源内に含まれるAC−DC変換器146によってDC電源144に変換される。
また、図1の各電源は、2つの出力及び電気的に接続可能な2つの出力パスを含む。図1の各電源は、2つの別個の出力を有するものとして示されているが、各電源は、2つの出力パス(共通ライン及び分離ライン)へ接続する単一の出力だけを有することもできる。図1の例では、スイッチ136〜142が閉成されると、複数の電源の出力を電気的に接続することができる。これらのスイッチは、JFETスイッチ、MOSFETスイッチ、CMOSスイッチ、BJTスイッチ等として実装することができる。これらのスイッチは、図面を簡潔にするために各電源の一部として示されているが、これらのスイッチは、各電源とは別個に実装することもできる。例えば、これらのスイッチは、コンピュータ装置ラックのバックプレーンの一部として実装することができる。
各電源の出力のうちの一方は、分離ライン124であり、各電源の出力のうちの他方は、共通ライン128である。図1の例では、スイッチ136〜142が開放されているので、各分離ライン124が各電源からコンピュータ・システム132への電流を搬送しているのに対し、破線として図1に示した各共通ライン128は電源からコンピュータ・システム132への電流を搬送していない。
図1の例では、第1グループの電源100及び102の分離ライン124が、分離ライン接続点130で相互に接続されるのに対し、第2グループの電源104及び106の分離ライン124は、他の分離ライン接続点126で相互に接続される。また、第1グループの電源100及び102の共通ライン128が、共通ライン接続点148で相互に接続されるのに対し、第2グループの電源104及び106の共通ライン128は、他の共通ライン接続点150で相互に接続される。複数の電源の出力パスが電気的に接続される場合に限り、共通ライン接続点148及び150の各々は、分離ライン接続点130に電気的に接続され、従って電流を搬送する。すなわち、共通ライン接続点は、一方向に電流を伝達するためのダイオード、又は電流のフローを制御するための他のハードウェアを含むことができる。
各分離ライン124は、コンピュータ・システム132に電力を供給するための各電源の一の出力パスであり、コンピュータ・システム132は、複数の電源の他の出力パスに接続される。分離ライン124をそのように称する理由は、複数の電源の出力パスが電気的に切断されている場合、第2グループの電源104及び106の分離ライン124が1つの分離ライン接続点126に接続され、第1グループの電源100及び102の分離ライン124が他の分離ライン接続点130に接続され、そしてこれらの2つの分離ライン接続点126及び130が電気的に独立し、又は「分離」されるからである。すなわち、図1の各スイッチが開放されている場合、分離ライン接続点126及び130は、相互に電気的に接続されず、従ってコンピュータ・システム132用の2つの別個で且つ電気的に独立した電力入力が存在する。
また、各共通ライン128は、分離ライン124のように、コンピュータ・システム132に電力を供給するための各電源の一の出力パスであり、コンピュータ・システム132は、複数の電源の他の出力パスに接続される。共通ライン128をそのように称する理由は、複数の電源の出力パスが電気的に接続されている場合、第1グループの電源100及び102の共通ライン128が1つの共通ライン接続点148に接続され、第2グループの電源104及び106の共通ライン128が他の共通ライン接続点150に接続され、そしてこれらの2つの共通ライン接続点148及び150が複数の電源の全ての出力パス、分離ライン124及び共通ライン128を電気的に接続することにより、複数の電源からのコンピュータ・システム132への共有された、又は「共通」の電力パスを作成するからである。すなわち、図1の各スイッチが閉成されている場合、共通ライン接続点148及び150は、相互に並びに分離ライン接続点126及び130に電気的に接続され、従ってコンピュータ・システム132への2つの電力入力の各々は、全ての電源からの電力を共有する。
また、図1の電源は、電圧監視モジュール108〜114を含む。この例では、各電圧監視モジュールは、各電源の入力電圧レベルをモニタし且つスイッチ136〜142を開放及び閉成することにより、当該電源の出力パス間の電気接続を制御するためのハードウェア及びソフトウェアの集合体である。図面を簡潔にするため、図1の各電圧監視モジュールは、各電源の一部として示されている。しかし、本発明の実施形態に従ったシステムに有用なかかる電圧監視モジュールは、各電源とは物理的に別個のスタンド・アロンの装置としても実装することができる。
一般に、図1のシステムは、電圧監視モジュール108〜114によって、電源100〜106の入力電圧レベル116〜122を検出することにより、一の冗長電源モードを選択するように動作する。前述のように、AC入力電圧は、その電圧レベルが変わることがある。一般に、AC入力電圧レベルは、高ライン・レベル(例えば、220VAC)又は低ライン・レベル(例えば、110VAC)の何れかであるので、本明細書では、入力電圧レベルを高ライン又は低ラインと称する。しかし、かかる入力電圧レベルは、説明の便宜上のものであるに過ぎない。すなわち、本発明の実施形態に従ったシステムに有用なAC入力電圧レベルは、任意の電圧レベルとすることができるからである。かかるAC入力電圧は、例えば、商用AC電源又は無停電電源装置(UPS)を含む、入力AC電源によって供給可能である。
また、図1のシステムは、一般に、各電源の入力電圧レベル116〜122が予定の閾値よりも大きいか否かを各電圧監視モジュール108〜114によって決定することにより、一の冗長電源モードを選択するように動作する。すなわち、各電圧監視モジュールは、各電源の入力電圧レベルが高ライン又は低ラインの何れであるかを決定する。各電圧監視モジュールは、各電源の入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きいか否かを決定するために、電圧検出回路又は他の方法を使用することができる。かかる電圧検出回路は、内蔵式の電圧計を使用して電圧レベルを測定し且つ当該測定された電圧レベルを既知の閾電圧レベルと比較することにより、入力電圧が一の閾値と交差するときに一の信号を供給する。
もし、各電源の各入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きければ、各電圧監視モジュールは、当該電源を、N+N冗長電源モード用に構成することができる。前述のように、図1の例における4つの電源100〜106は、N+N冗長電源モード134用に構成される。各電圧監視モジュールは、各電源のスイッチを開放して当該電源をN+N冗長電源モード用に構成することにより、当該電源の出力パスを電気的に切断することができる。図1の例では、電源100及び102を1次電源とし、電源104及び106を冗長電源とすることができる。
ここで、AC入力116及び120がUPSによって供給されるのに対し、AC入力118及び122は商用電源によって供給されるものとする。もし、商用電源のみに障害が発生すれば、電源102及び106は、コンピュータ・システム132に電力を供給するのを止めるであろう。一方、残りの電源100及び104は、中断なしに、コンピュータ・システム132の2つの別個の入力に対し平衡電力を供給し続けるであろう。
前述のように、各電源の最大出力電力は、そのAC入力の電圧レベルに応じて変わることがある。AC入力電圧レベル内の変化のために第1の冗長電源モードから第2の冗長電源モードに変わる場合、第1のAC入力電圧レベルに基づく過電流保護限界値は、他のAC入力電圧レベルを有する第2の冗長電源モードでは有効ではないことがある。過電流は、アンペア値で測定した各電源の出力電流が、定格の出力容量を超過するような状態である。当該電源からの出力電流が過大となり、その意味で過電流となるのは、装置の過負荷、短絡又は障害が原因である。過電流状態をそのままにしておくと、当該電源の導体及びシステムの他のコンポーネント内に過剰又は危険な温度上昇を引き起こすであろう。各電源に含まれる過電流保護回路は、一の過電流トリップ点に対して動作する。過電流トリップ点は、各電源から出力すべき電流の最大値の可変的な設定値である。過電流保護回路は、各電源の出力電流を追跡し、これを過電流トリップ点と比較する。もし、出力電流が過電流トリップ点を超えれば、過電流回路は、当該電源をシャット・ダウンする。
各電源は、第1の冗長電源モードから第2の冗長電源モードに変わる場合、当該電源の入力電圧レベル及び出力電力容量に依存して、過電流保護限界値、すなわち過電流トリップ点を調整することができる。一般に、電気的消去再書込可能ROM(EEPROM)内に格納され且つ入力電圧レベル及び最大電力出力を関連付けるデータ構造を使用して、図1の例における各電源を構成することができる。各電圧監視モジュール又は各電源内のハードウェア及びソフトウェアの他の集合体は、当該電源の現在のAC入力電圧レベル及び当該電源の以前の過電流トリップ点に関連付けられた最大電力出力から、新しい過電流トリップ点を計算することができる。代替的に、電圧入力及び過電流トリップ点を関連付けるデータ構造を使用して、各電源を構成することができ、その場合、当該電源は、当該データ構造内で当該電源の現在のAC入力電圧レベルに関連付けられた過電流トリップ点を見つけることにより、過電流保護限界値を調整することができる。
例えば、一の電源が、220VACの高ライン入力で動作しているときは、10VDCで1450ワットの最大出力電力を供給可能であり、110VACの低ライン入力で動作しているときは、10VDCで900ワットの最大出力電力を供給可能であるものとする。もし、当該電源が、10VDCにおけるアンペア値で測定した最大電流出力と等価な過電流保護限界値、すなわち過電流トリップ点を使用して構成されるならば、低ライン入力における過電流トリップ点が90アンペアであるのに対し、高ライン入力における過電流トリップ点は145アンペアである。高ライン入力を有するN+N冗長電源モードから低ライン入力を有するN+M冗長電源モードに変わる場合、当該電源は、その過電流保護限界値を145アンペアから90アンペアに調整することができる。
図1の複数の電源は、これを一の冗長電源モードで構成可能であることに加えて、マスタ−スレーブ関係でも構成可能である。かかるマスタ−スレーブ関係を可能にするために、図1の電源100〜106は、マスタ電源信号ライン318に接続される。マスタ電源信号ライン318は、集積回路間(I2C)バス、システム管理バス(SMBus)、インテリジェント・プラットフォーム管理バス(IPMB)のような帯域外信号を搬送するための任意の通信リンクとして実装することができる。
マスタ電源信号ライン318は、マスタ電源の入力電圧レベルを表す信号を搬送する。一般に、マスタ電源は、最初に設置され且つコンピュータ・システムに電力を供給する電源である。一のAC入力電源に最初に接続されるとき、各電源の電圧監視モジュールは、マスタ電源の入力電圧レベルを表す任意の信号がマスタ電源信号ライン318上にあるか否かを決定する。かかる信号が存在しなければ、他の如何なる電源もマスタ電源信号ライン318をセットしていないのであり、従って他の如何なる電源も現にマスタ電源として作用していない。当該電源は、マスタ電源信号ラインを通してマスタ電源の不在を検出した後、当該電源の入力電圧レベルを表すようにマスタ電源信号ライン318をセットする。その結果、当該電源は、マスタ電源になり、そして当該マスタ電源の後に設置された他の任意の電源はスレーブ電源になる。
ここで、電源100がシステム内に設置すべき最初の電源であり、AC入力116が110Vの低ライン入力であるものとする。電源100は、マスタ電源信号ライン318を通してマスタ電源の不在を検出する際、当該電源の入力電圧レベルを表すようにマスタ電源信号ライン318をセットする。この場合、マスタ電源100の入力電圧レベルを低ライン入力レベルとして表すように、マスタ電源信号ライン318を論理「0」にセットすることができる。他の全ての電源102〜106は、マスタ電源信号ライン318に接続されるとき、スレーブ電源である。
マスタ−スレーブ関係では、本発明の実施形態に従ったシステムに有用な電源を、種々の方法で構成することができる。第1の構成では、各スレーブ電源の入力電圧レベルがマスタ電源の入力電圧レベルと一致しなければ、当該スレーブ電源は使用不可にされる。第2の構成では、マスタ電源の入力電圧レベルが予定の閾値以下の低ライン入力であれば、全てのスレーブ電源は、それらの実際の入力に拘わらず、あたかもそれらが低ライン電圧入力を有するかのように作用するであろう。
前記第1の構成では、各スレーブ電源102〜106は、マスタ電源信号ライン318を通してマスタ電源100の入力電圧レベル116を検出する際に、当該スレーブ電源の入力電圧レベルがマスタ電源の入力電圧レベルと一致するか否かを決定する。もし、当該スレーブ電源の入力電圧レベルがマスタ電源の入力電圧レベルと一致しなければ、当該スレーブ電源はそれ自体を使用不可にする。
前記第2の構成では、マスタ電源の入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きくなければ、すなわち、その入力電圧が低ライン電圧であれば、各スレーブ電源102〜106は、マスタ電源信号ライン318を通してマスタ電源の入力電圧レベルを検出する際に、マスタ電源の入力電圧レベルと一致するようにその入力電圧レベルをセットする。すなわち、当該スレーブ電源は、実際には低ライン入力電圧を有していないとしても、あたかも低ライン入力電圧を有しているかのように作用し、N+M冗長電源モード用に構成される。
図1に例示したシステムを構築する電源、電圧監視モジュール、変換器、スイッチ、コンピュータ・システム、及び他の装置の編成は、説明の便宜上のものであって、本発明を制限するためのものではない。本発明の種々の実施形態に有用なシステムは、図1には示されていない追加の電源、スイッチ、監視モジュール、コンピュータ・システム、サーバ、ルータ及び他の装置を含むことができる。本発明の種々の実施形態は、図1に例示したものに加えて、種々のハードウェア・プラットフォーム上で実装することができる。
前述のように、本発明の実施形態に従ったシステムに有用な電源は、図1の例のように、これをN+N冗長電源モード134で構成可能であることに加えて、障害の存在下でより大きな最大出力電力を供給するために、N+M冗長電源モードでも構成可能である。従って、図2の機能ブロック図は、N+M冗長電源モード200で構成された複数の電源を含み且つコンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する他のシステムを例示する。図2のシステムと図1のシステムとの共通点は、両システムが複数の電源100〜106、スイッチ136〜142、電圧監視モジュール108〜114及びコンピュータ・システム132を含むことである。
一方、図2のシステムと図1のシステムとの相違点は、図2のシステムにおける複数の電源が、N+M冗長電源モード200で構成されることにある(但し、M<N)。図2のシステムでは、電源100、102及び104を1次電源とし、電源106を冗長電源とすることができる。すなわち、任意の1つの電源に障害が発生すれば、残りの3つの電源がコンピュータ・システム132の2つの入力に平衡電力を供給する。前述のように、N+M冗長電源モードは、低ライン電圧レベルにおいてN+N冗長電源モードよりも大きな最大出力電力を供給する。
もし、図2のシステムにおける一の電源の入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きくなければ、当該電源の電圧監視モジュールは、当該電源をN+M冗長電源モード用に構成する。図2の電圧監視モジュールは、当該電源のスイッチを閉成して当該電源をN+M冗長電源モード用に構成することにより、当該電源の出力パスを電気的に接続することができる。図2に示すように、各電源のスイッチ136〜142は、それぞれ閉成されており、そして電源100〜106の出力パス、すなわち共通ライン128及び分離ライン124の両方は、電気的に接続されている。図2の例における出力パスの各々は、一の電源からの電流をコンピュータ・システム132に搬送している。
図3のフローチャートは、本発明の実施形態に従ったコンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する方法を例示する。図3の方法は、コンピュータ・システム(図3には示されていない)に電力を供給するための複数の電源330及び320を含む。図3の例では、各電源は、一の入力電圧及び一の出力を有し、当該出力は少なくとも2つの出力パスに接続され、当該2つの出力パスは電気的に接続することができる。各電源の1つの出力パスは分離ラインであり、各電源の他の出力パスは共通ラインである。第1グループの電源の分離ラインが一の分離ライン接続点で相互に接続されるのに対し、第2グループの電源の分離ラインは他の分離ライン接続点で相互に接続される。前記第1グループの電源の共通ラインが一の共通ライン接続点で相互に接続されるのに対し、前記第2グループの電源の共通ラインは他の共通ライン接続点で相互に接続される。一の電源の前記出力パスが電気的に接続される場合に限り、各共通ライン接続点は、一の分離ライン接続点に電気的に接続され、従って電流を搬送する。
また、図3の方法は、電圧監視モジュール300によって、電源330の入力電圧レベル304を検出することを含む(ステップ302)。電圧監視モジュール300は、例えば、電圧計のような電圧検出回路又はハードウェア及びソフトウェアの他の集合体を含む、種々の方法を使用して一の電源の入力電圧レベル305を検出することができる。
また、図3の方法は、電圧監視モジュール300によって、電源330の入力電圧レベル304が予定の閾値306よりも大きいか否かを決定することを含む(ステップ308)。前述のように、電圧監視モジュール300は、入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きいか否かを決定するために、電圧検出回路又は他の方法を使用することができる。かかる電圧検出回路は、内蔵式の電圧計を使用して電圧レベルを測定し且つ当該測定された電圧レベルを既知の閾電圧レベルと比較することにより、入力電圧が一の閾値と交差するときに一の信号を供給する。
もし、電源330の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きければ、電圧監視モジュール300によって、電源330をN+N冗長電源モード用に構成する(ステップ310)。このステップ310は、一のスイッチを開放して電源330の出力パスを電気的に切断することにより、実施することができる。
一方、電源330の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きくなければ、電圧監視モジュール300によって、電源330をN+M冗長電源モード用に構成する(ステップ312)。このステップ312は、一のスイッチを閉成して電源330の出力パスを電気的に接続することにより実施することができる。
前述のように、本発明の幾つかの実施形態では、複数の電源は、これを一の冗長電源モードで構成可能であることに加えて、マスタ−スレーブ関係でも構成可能である。従って、図3の方法は、電源330によって、マスタ電源の入力電圧レベルを表すマスタ電源信号ライン318を通して、マスタ電源の不在を検出することを含む(ステップ314)。一の電源は、一のマスタ電源の入力電圧レベルを表すマスタ電源信号ライン上に信号が存在しないことを検出することにより、マスタ電源の不在を検出することができる。ここで、マスタ電源信号ラインが3つの状態、すなわち低インピーダンス論理「0」、低インピーダンス論理「1」及び複数の装置が当該信号ラインを共有することを可能にする高インピーダンス状態を有するものとする。マスタ電源信号ラインが論理「0」にセットされる場合、マスタ電源信号ラインは、マスタ電源の低ライン入力電圧レベルを表す。マスタ電源信号ラインが論理「1」にセットされる場合、マスタ電源信号ラインは、マスタ電源の高ライン入力電圧レベルを表す。マスタ電源信号ラインがその高インピーダンス状態にある場合、マスタ電源信号ラインは、如何なるマスタ電源も確立されていないことを表す。以上では、説明を簡潔にするため、3つの状態だけを有するものとしたが、任意の数の状態を使用することができる。
また、図3の方法は、電源330が、その入力電圧レベル304を表すようにマスタ電源信号ライン318をセットすることを含む(ステップ316)。その結果、電源330はマスタ電源になり、他の全ての電源320はスレーブ電源となる。このステップ316は、電源330の入力電圧レベルが低ライン入力レベルである場合はマスタ電源信号ライン318を論理「1」にセットし、一方、電源330の入力電圧レベルが高ライン入力レベルである場合はマスタ電源信号ライン318を論理「0」にセットすることにより、実施することができる。
スレーブ電源320によって、マスタ電源信号ライン318を通してマスタ電源330の入力電圧レベル304を検出する際(ステップ322)、スレーブ電源の各々ごとに、当該スレーブ電源の入力電圧レベル324がマスタ電源の入力電圧レベル304と一致するか否かを決定する(ステップ326)。スレーブ電源は、それらの入力電圧レベルがマスタ電源の入力電圧レベルと一致するか否かを決定するため、マスタ電源信号ラインに依存してマスタ電源の電圧レベルが高ライン又は低ラインの何れであるかを識別し且つそれらの入力電圧レベルが同じか否かを決定することができる。
もし、スレーブ電源320の入力電圧レベル324がマスタ電源の入力電圧レベル304と一致しなければ、当該スレーブ電源を使用不可にする(ステップ328)。このステップ328は、一の電源の前記出力パスから当該電源内のAC−DC変換器によって供給されるDC電源を電気的に切断することにより、実施することができる。一方、スレーブ電源320の入力電圧レベル324がマスタ電源の入力電圧レベル304と一致すれば、当該スレーブ電源をマスタ電源330と同じ冗長電源モードに構成する(ステップ332)。すなわち、その入力が高ライン入力であれば、一のスイッチを開放して当該電源の出力パスを電気的に切断し、その入力が低ライン入力であれば、そのスイッチを閉成して当該電源の出力パスを電気的に接続する。
図4のフローチャートは、本発明の実施形態に従ったコンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する他の方法を例示する。図4の方法と図3の方法との共通点は、電圧監視モジュール300が電源330の入力電圧レベル304を検出し(ステップ302)、電源330の入力電圧レベル304が予定の閾値306よりも大きいか否かを決定し(ステップ308)、電源330の入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きければ、電源330をN+N冗長電源モード用に構成し(ステップ310)、電源330の入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きくなければ、電源330をN+M冗長電源モード用に構成する(ステップ312)ことである。
もし、電源330の入力電圧レベル304が予定の閾値306よりも大きくなければ、図3の方法のように、電源330によって、マスタ電源信号ライン318を通して、マスタ電源の不在を検出し(ステップ402)、電源330によって、その入力電圧レベル304を表すようにマスタ電源信号ライン318をセットする(ステップ404)ことを含む。その結果、電源330はマスタ電源になり、他の全ての電源320はスレーブ電源になる。
しかし、スレーブ電源320によって、マスタ電源信号ライン318を通してマスタ電源330の入力電圧レベル304を検出する場合(ステップ322)、図4の方法と図3の方法との相違点は、図4の方法が、マスタ電源330の入力電圧レベル304と一致するように各スレーブ電源320の入力電圧レベル304をセットすることである(ステップ406)。すなわち、マスタ電源330の入力電圧レベル304が、予定の閾値以下の低ライン入力電圧レベルであれば、全てのスレーブ電源は、あたかもそれらが低ライン入力電圧によって電力を供給されるかのように作用するであろう。具体的には、全てのスレーブ電源は、N+M冗長電源モード用に構成されるであろう。
図5のフローチャートは、本発明の実施形態に従ったコンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する他の方法を例示する。図5の方法と図3の方法との共通点は、電圧監視モジュール300が電源330の入力電圧レベル304を検出し(ステップ302)、電源330の入力電圧レベル304が予定の閾値306よりも大きいか否かを決定し(ステップ308)、電源330の入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きければ、電源330をN+N冗長電源モード用に構成し(ステップ310)、電源330の入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きくなければ、電源330をN+M冗長電源モード用に構成する(ステップ312)ことである。
しかし、図5の方法と図3の方法との相違点は、図5の方法が、電圧監視モジュール300によって、電源330の動作中に、電源330の入力電圧レベル304をモニタすることである(ステップ502)。電圧監視モジュール300は、電圧計のような電圧検出回路又は他の電圧測定機器を使用して、電源330の入力電圧レベル304を検出することができる。かかる電圧検出回路は、入力電圧が特定の閾値と交差するときに一の信号を供給する。
また、図5の方法は、電圧監視モジュール300によって、入力電圧レベル304が予定の閾値と交差することを表す、入力電圧レベル304内の変化506を検出すること(ステップ504)を含む。このステップ504は、入力電圧が特定の閾値と交差するときに一の出力信号を供給する、前述の電圧検出回路を使用して実施することができる。
入力電圧レベル内の変化を検出することに応答して、図5の方法は、入力電圧レベル内の変化506が電力ライン障害(PLD)イベントであるか否かを決定する(ステップ508)。PLDイベントは、一の電源の入力電力内の障害によって引き起こされるイベントである。PLDイベントの例は、次のものを含む。
・サグ:電圧レベルの短期間の減少
・サージ:数マイクロ秒程度の短期間にわたって持続し且つ数百ボルトないし数千ボルトの範囲で変動する、短期間の電圧レベルの増加又はスパイク
・雑音:通常の電圧レベルの連続的なひずみ
・瞬時的な停電:数分の1秒ないし1分程度の期間にわたって持続する、短時間の電力損失
・停電:電力の中断
入力AC電源の電圧レベルが長期間にわたって実際に変化した場合ではなく、一のPLDイベントが生じた場合にのみ、一の電源を或る冗長電源モードから他の冗長電源モードに変更することは、望ましくない。さらに、一のPLDイベントが生じたならば、一の電源及び当該電源が電力を供給する他の装置を保護するために、当該電源によって特定のアクションが取られることが必要である。
もし、入力電圧レベル内の変化506が一のPLDイベントであれば、当該PLDイベントのタイプ512に依存して取るべきアクション514を識別し(ステップ510)、当該識別されたアクション514を取る(ステップ516)。異なるPLDイベント・タイプは、コンピュータ・システム、電源及び当該電源によって電力を供給される他の装置を保護するために、異なるアクションを必要とする。例えば、一のPLDイベントがサージであるものとする。その場合には、コンピュータ・システム、電源及び当該電源によって電力を供給される他の装置を保護するために、電源は、出力電流を制限するというようなアクションを識別するとともに、当該識別されたアクションを取ることができる。
もし、入力電圧レベル304内の変化506が一のPLDイベントでなければ、当該入力電圧レベルの変化が生ずる前の当該電源の冗長電源モードとは異なる他の冗長電源モードに、電源330を構成する(ステップ518)。このようにして、一の電源の現在の入力電圧レベルに依存して、当該電源を、その動作中に種々の冗長電源モード用に動的に構成することができる。一の電源の入力電圧レベルが高ラインから低ラインへ、又はその逆に変更される場合、当該電源は、N+N冗長電源モードからN+M冗長電源モードへ、又はその逆に自動的に構成される。
前述の説明から明らかなように、本発明の実施形態に従ったコンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する方法及びシステムの利点は、次のものを含む。:
・電源の入力電圧レベルに依存して、必要な量の電力出力及び冗長度を供給するように電源を自動的に構成する。
・電源間のマスタ−スレーブ関係の自動構成を提供することにより、これらの電源が構成される冗長電源モードを制御する。
本発明の実施形態は、コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する、完全に機能的なコンピュータ・システムの文脈で説明された。しかし、本発明は、任意の適切なデータ処理システムに関連して使用するための(信号担持媒体上に配置され得る、)コンピュータ・プログラムの形態においても、これを実施することができる。かかる信号担持媒体は、磁気媒体、光学媒体又は他の適切な媒体を含み得る、機械可読情報用の伝送媒体又は記録可能媒体とすることができる。記録可能媒体の例は、ハード・ドライブ内の磁気ディスク又はフレキシブル・ディスク、光学ドライブ用のコンパクト・ディスク、磁気テープ等を含む。伝送媒体の例は、音声通信用の電話ネットワーク、イーサネット(登録商標)用のデジタル・データ通信ネットワーク、インターネット・プロトコルを使用して通信するネットワーク、ワールド・ワイド・ウェブ、IEEE802.11ファミリの仕様に従って実装されたネットワークのような無線伝送媒体等を含む。適切なプログラミング手段を有する任意のコンピュータ・システムは、プログラム内に具体化されるような本発明の方法のステップを実行することができる。本明細書に記載されている幾つかの実施形態は、コンピュータ・ハードウェア上に設置され且つ実行されるソフトウェアに向けられているが、ファームウェア又はハードウェアとして実装される代替的な実施形態も、本発明の範囲内に属するものである。
前述の説明から明らかなように、本発明の要旨を逸脱することなく、本発明の種々の実施形態に対し修正及び変更を施すことができる。本明細書中の記述は、説明上のものであって、本発明を限定するものと解釈してはならない。本発明の範囲は、請求項の記載によってのみ定義される。
N+N冗長電源モードで構成された複数の電源を含み且つコンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択するシステムを例示する機能ブロック図である。 N+M冗長電源モードで構成された複数の電源を含み且つコンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する他のシステムを例示する機能ブロック図である。 本発明の実施形態に従った、コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する方法を例示するフローチャートである。 本発明の実施形態に従った、コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する他の方法を例示するフローチャートである。 本発明の実施形態に従った、コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する他の方法を例示するフローチャートである。

Claims (18)

  1. コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する方法であって、
    前記コンピュータ・システムが複数の電源によって電力を供給され、各電源が一の入力電圧及び一の出力を有し、当該出力が少なくとも2つの出力パスに接続され、当該2つの出力パスが電気的に接続可能であり、各電源の1つの入出力パスが一の分離ラインを含み、各電源の他の出力パスが一の共通ラインを含み、前記複数の電源のうち第1グループの電源の前記分離ラインが一の分離ライン接続点で相互に接続され、前記複数の電源のうち第2グループの電源の前記分離ラインが他の分離ライン接続点で相互に接続され、前記第1グループの電源の前記共通ラインが一の共通ライン接続点で相互に接続され、前記第2グループの電源の前記共通ラインが他の共通ライン接続点で相互に接続され、各共通ライン接続点が一の分離ライン接続点に電気的に接続され、一の電源の前記出力パスが電気的に接続される場合にのみ各共通ライン接続点が電流を搬送し、前記方法が、
    (a)一の電圧監視モジュールによって、一の電源の入力電圧レベルを検出するステップと、
    (b)前記電圧監視モジュールによって、前記電源の入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きいか否かを決定するステップと、
    (c)前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きい場合は、前記電圧監視モジュールによって、前記電源を、N個(但し、Nは0よりも大きい整数)の1次電源及びN個の冗長電源を有するN+N冗長電源モード用に構成するステップと、
    (d)前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きくない場合は、前記電圧監視モジュールによって、前記電源を、N個の1次電源及びM個(但し、Mは0よりも大きく且つNよりも小さい整数)の冗長電源を有するN+M冗長電源モード用に構成するステップを含む、方法。
  2. 前記電源によって、一のマスタ電源の入力電圧レベルを表すマスタ電源信号ラインを通して、マスタ電源の不在を検出するステップと、
    前記電源によって、当該電源の入力電圧レベルを表すように前記マスタ電源信号ラインをセットすることにより、当該電源がマスタ電源になり且つ他の全ての電源がスレーブ電源になるようにするステップと、
    前記スレーブ電源によって、前記マスタ電源信号ラインを通して前記マスタ電源の入力電圧レベルを検出する際に、前記スレーブ電源の各々ごとに、当該各スレーブ電源の入力電圧レベルが前記マスタ電源の入力電圧レベルに一致するか否かを決定するステップと、
    当該各スレーブ電源の入力電圧レベルが前記マスタ電源の入力電圧レベルに一致しない場合は、当該各スレーブ電源を使用不可にするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きくない場合、
    前記電源によって、一のマスタ電源の入力電圧レベルを表すマスタ電源信号ラインを通して、マスタ電源の不在を検出するステップと、
    前記電源によって、当該電源の入力電圧レベルを表すように前記マスタ電源信号ラインをセットすることにより、当該電源がマスタ電源になり且つ他の全ての電源がスレーブ電源になるようにするステップと、
    前記スレーブ電源によって、前記マスタ電源信号ラインを通して前記マスタ電源の入力電圧レベルを検出する際に、前記マスタ電源の入力電圧レベルに一致するように各スレーブ電源の入力電圧レベルをセットするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記電圧監視モジュールによって、前記電源の動作中に当該電源の入力電圧レベルをモニタするステップと、
    前記電圧監視モジュールによって、前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値と交差することを表す、当該入力電圧レベル内の変化を検出するステップと、
    前記入力電圧レベル内の変化を検出することに応答して、当該入力電圧レベル内の変化が一の電力ライン障害(PLD)イベントであるか否かを決定するステップと、
    前記入力電圧レベル内の変化が一のPLDイベントである場合、
    前記PLDイベントのタイプに依存して、取るべきアクションを識別するステップと、
    前記識別されたアクションを取るステップを含み、
    前記入力電圧レベル内の変化が一のPLDイベントではない場合、
    前記電源を、前記入力電圧レベル内の変化が生ずる前の当該電源の前記冗長電源モードとは異なる他の冗長電源モード用に構成するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ステップ(c)が、
    前記電源の入力電圧レベル及び出力電力容量に依存して、過電流保護限界値を調整するステップと、
    前記電源の前記出力パスを電気的に切断するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ステップ(d)が、
    前記電源の入力電圧レベル及び出力電力容量に依存して、過電流保護限界値を調整するステップと、
    前記電源の前記出力パスを電気的に接続するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する装置であって、
    前記コンピュータ・システムが複数の電源によって電力を供給され、各電源が一の入力電圧及び一の出力を有し、当該出力が少なくとも2つの出力パスに接続され、当該2つの出力パスが電気的に接続可能であり、各電源の1つの入出力パスが一の分離ラインを含み、各電源の他の出力パスが一の共通ラインを含み、前記複数の電源のうち第1グループの電源の前記分離ラインが一の分離ライン接続点で相互に接続され、前記複数の電源のうち第2グループの電源の前記分離ラインが他の分離ライン接続点で相互に接続され、前記第1グループの電源の前記共通ラインが一の共通ライン接続点で相互に接続され、前記第2グループの電源の前記共通ラインが他の共通ライン接続点で相互に接続され、各共通ライン接続点が一の分離ライン接続点に電気的に接続され、一の電源の前記出力パスが電気的に接続される場合にのみ各共通ライン接続点が電流を搬送し、前記装置が、
    コンピュータ・プロセッサと、当該コンピュータ・プロセッサに動作可能に結合されたコンピュータ・メモリとを備え、
    前記コンピュータ・メモリ内に配置したコンピュータ・プログラム命令が、
    (a)一の電圧監視モジュールによって、一の電源の入力電圧レベルを検出する機能と、
    (b)前記電圧監視モジュールによって、前記電源の入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きいか否かを決定する機能と、
    (c)前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きい場合は、前記電圧監視モジュールによって、前記電源を、N個(但し、Nは0よりも大きい整数)の1次電源及びN個の冗長電源を有するN+N冗長電源モード用に構成する機能と、
    (d)前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きくない場合は、前記電圧監視モジュールによって、前記電源を、N個の1次電源及びM個(但し、Mは0よりも大きく且つNよりも小さい整数)の冗長電源を有するN+M冗長電源モード用に構成する機能を実現する、装置。
  8. 前記コンピュータ・プログラム命令が、
    前記電源によって、一のマスタ電源の入力電圧レベルを表すマスタ電源信号ラインを通して、マスタ電源の不在を検出する機能と、
    前記電源によって、当該電源の入力電圧レベルを表すように前記マスタ電源信号ラインをセットすることにより、当該電源がマスタ電源になり且つ他の全ての電源がスレーブ電源になるようにする機能と、
    前記スレーブ電源によって、前記マスタ電源信号ラインを通して前記マスタ電源の入力電圧レベルを検出する際に、前記スレーブ電源の各々ごとに、当該各スレーブ電源の入力電圧レベルが前記マスタ電源の入力電圧レベルに一致するか否かを決定する機能と、
    当該各スレーブ電源の入力電圧レベルが前記マスタ電源の入力電圧レベルに一致しない場合は、当該各スレーブ電源を使用不可にする機能をさらに実現する、請求項7に記載の装置。
  9. 前記コンピュータ・プログラム命令が、
    前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きくない場合、
    前記電源によって、一のマスタ電源の入力電圧レベルを表すマスタ電源信号ラインを通して、マスタ電源の不在を検出する機能と、
    前記電源によって、当該電源の入力電圧レベルを表すように前記マスタ電源信号ラインをセットすることにより、当該電源がマスタ電源になり且つ他の全ての電源がスレーブ電源になるようにする機能と、
    前記スレーブ電源によって、前記マスタ電源信号ラインを通して前記マスタ電源の入力電圧レベルを検出する際に、前記マスタ電源の入力電圧レベルに一致するように各スレーブ電源の入力電圧レベルをセットする機能をさらに実現する、請求項7に記載の装置。
  10. 前記コンピュータ・プログラム命令が、
    前記電圧監視モジュールによって、前記電源の動作中に当該電源の入力電圧レベルをモニタする機能と、
    前記電圧監視モジュールによって、前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値と交差することを表す、当該入力電圧レベル内の変化を検出する機能と、
    前記入力電圧レベル内の変化を検出することに応答して、当該入力電圧レベル内の変化が一の電力ライン障害(PLD)イベントであるか否かを決定する機能と、
    前記入力電圧レベル内の変化が一のPLDイベントである場合、
    前記PLDイベントのタイプに依存して、取るべきアクションを識別する機能と、
    前記識別されたアクションを取る機能を実現し、
    前記入力電圧レベル内の変化が一のPLDイベントではない場合、
    前記電源を、前記入力電圧レベル内の変化が生ずる前の当該電源の前記冗長電源モードとは異なる他の冗長電源モード用に構成する機能をさらに実現する、請求項7に記載の装置。
  11. 前記機能(c)が、
    前記電源の入力電圧レベル及び出力電力容量に依存して、過電流保護限界値を調整する機能と、
    前記電源の前記出力パスを電気的に切断する機能をさらに含む、請求項7に記載の装置。
  12. 前記機能(d)が、
    前記電源の入力電圧レベル及び出力電力容量に依存して、過電流保護限界値を調整する機能と、
    前記電源の前記出力パスを電気的に接続する機能をさらに含む、請求項7に記載の装置。
  13. コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択するコンピュータ・プログラムであって、
    前記コンピュータ・システムが複数の電源によって電力を供給され、各電源が一の入力電圧及び一の出力を有し、当該出力が少なくとも2つの出力パスに接続され、当該2つの出力パスが電気的に接続可能であり、各電源の1つの入出力パスが一の分離ラインを含み、各電源の他の出力パスが一の共通ラインを含み、前記複数の電源のうち第1グループの電源の前記分離ラインが一の分離ライン接続点で相互に接続され、前記複数の電源のうち第2グループの電源の前記分離ラインが他の分離ライン接続点で相互に接続され、前記第1グループの電源の前記共通ラインが一の共通ライン接続点で相互に接続され、前記第2グループの電源の前記共通ラインが他の共通ライン接続点で相互に接続され、各共通ライン接続点が一の分離ライン接続点に電気的に接続され、一の電源の前記出力パスが電気的に接続される場合にのみ各共通ライン接続点が電流を搬送し、
    前記コンピュータ・プログラムに含まれるコンピュータ・プログラム命令が、
    (a)一の電圧監視モジュールによって、一の電源の入力電圧レベルを検出する機能と、
    (b)前記電圧監視モジュールによって、前記電源の入力電圧レベルが予定の閾値よりも大きいか否かを決定する機能と、
    (c)前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きい場合は、前記電圧監視モジュールによって、前記電源を、N個(但し、Nは0よりも大きい整数)の1次電源及びN個の冗長電源を有するN+N冗長電源モード用に構成する機能と、
    (d)前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きくない場合は、前記電圧監視モジュールによって、前記電源を、N個の1次電源及びM個(但し、Mは0よりも大きく且つNよりも小さい整数)の冗長電源を有するN+M冗長電源モード用に構成する機能を実現する、コンピュータ・プログラム。
  14. 前記コンピュータ・プログラム命令が、
    前記電源によって、一のマスタ電源の入力電圧レベルを表すマスタ電源信号ラインを通して、マスタ電源の不在を検出する機能と、
    前記電源によって、当該電源の入力電圧レベルを表すように前記マスタ電源信号ラインをセットすることにより、当該電源がマスタ電源になり且つ他の全ての電源がスレーブ電源になるようにする機能と、
    前記スレーブ電源によって、前記マスタ電源信号ラインを通して前記マスタ電源の入力電圧レベルを検出する際に、前記スレーブ電源の各々ごとに、当該各スレーブ電源の入力電圧レベルが前記マスタ電源の入力電圧レベルに一致するか否かを決定する機能と、
    当該各スレーブ電源の入力電圧レベルが前記マスタ電源の入力電圧レベルに一致しない場合は、当該各スレーブ電源を使用不可にする機能をさらに実現する、請求項13に記載のコンピュータ・プログラム。
  15. 前記コンピュータ・プログラム命令が、
    前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値よりも大きくない場合、
    前記電源によって、一のマスタ電源の入力電圧レベルを表すマスタ電源信号ラインを通して、マスタ電源の不在を検出する機能と、
    前記電源によって、当該電源の入力電圧レベルを表すように前記マスタ電源信号ラインをセットすることにより、当該電源がマスタ電源になり且つ他の全ての電源がスレーブ電源になるようにする機能と、
    前記スレーブ電源によって、前記マスタ電源信号ラインを通して前記マスタ電源の入力電圧レベルを検出する際に、前記マスタ電源の入力電圧レベルに一致するように各スレーブ電源の入力電圧レベルをセットする機能をさらに実現する、請求項13に記載のコンピュータ・プログラム。
  16. 前記コンピュータ・プログラム命令が、
    前記電圧監視モジュールによって、前記電源の動作中に当該電源の入力電圧レベルをモニタする機能と、
    前記電圧監視モジュールによって、前記電源の入力電圧レベルが前記予定の閾値と交差することを表す、当該入力電圧レベル内の変化を検出する機能と、
    前記入力電圧レベル内の変化を検出することに応答して、当該入力電圧レベル内の変化が一の電力ライン障害(PLD)イベントであるか否かを決定する機能と、
    前記入力電圧レベル内の変化が一のPLDイベントである場合、
    前記PLDイベントのタイプに依存して、取るべきアクションを識別する機能と、
    前記識別されたアクションを取る機能を実現し、
    前記入力電圧レベル内の変化が一のPLDイベントではない場合、
    前記電源を、前記入力電圧レベル内の変化が生ずる前の当該電源の前記冗長電源モードとは異なる他の冗長電源モード用に構成する機能をさらに実現する、請求項13に記載のコンピュータ・プログラム。
  17. 前記機能(c)が、
    前記電源の入力電圧レベル及び出力電力容量に依存して、過電流保護限界値を調整する機能と、
    前記電源の前記出力パスを電気的に切断する機能をさらに含む、請求項13に記載のコンピュータ・プログラム。
  18. 前記機能(d)が、
    前記電源の入力電圧レベル及び出力電力容量に依存して、過電流保護限界値を調整する機能と、
    前記電源の前記出力パスを電気的に接続する機能をさらに含む、請求項13に記載のコンピュータ・プログラム。
JP2008290980A 2007-12-13 2008-11-13 コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する方法、装置及びコンピュータ・プログラム Expired - Fee Related JP5107872B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/956,247 US7877622B2 (en) 2007-12-13 2007-12-13 Selecting between high availability redundant power supply modes for powering a computer system
US11/956247 2007-12-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009146392A JP2009146392A (ja) 2009-07-02
JP5107872B2 true JP5107872B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=40754869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008290980A Expired - Fee Related JP5107872B2 (ja) 2007-12-13 2008-11-13 コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する方法、装置及びコンピュータ・プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7877622B2 (ja)
JP (1) JP5107872B2 (ja)
CN (1) CN101458553B (ja)

Families Citing this family (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7490325B2 (en) 2004-03-13 2009-02-10 Cluster Resources, Inc. System and method for providing intelligent pre-staging of data in a compute environment
US8782654B2 (en) 2004-03-13 2014-07-15 Adaptive Computing Enterprises, Inc. Co-allocating a reservation spanning different compute resources types
US20070266388A1 (en) 2004-06-18 2007-11-15 Cluster Resources, Inc. System and method for providing advanced reservations in a compute environment
US8176490B1 (en) 2004-08-20 2012-05-08 Adaptive Computing Enterprises, Inc. System and method of interfacing a workload manager and scheduler with an identity manager
US8271980B2 (en) 2004-11-08 2012-09-18 Adaptive Computing Enterprises, Inc. System and method of providing system jobs within a compute environment
US8863143B2 (en) 2006-03-16 2014-10-14 Adaptive Computing Enterprises, Inc. System and method for managing a hybrid compute environment
US9075657B2 (en) 2005-04-07 2015-07-07 Adaptive Computing Enterprises, Inc. On-demand access to compute resources
US9231886B2 (en) 2005-03-16 2016-01-05 Adaptive Computing Enterprises, Inc. Simple integration of an on-demand compute environment
US8041773B2 (en) 2007-09-24 2011-10-18 The Research Foundation Of State University Of New York Automatic clustering for self-organizing grids
US8390148B2 (en) * 2008-08-13 2013-03-05 Dell Products L.P. Systems and methods for power supply wear leveling in a blade server chassis
US7906871B2 (en) * 2008-12-30 2011-03-15 International Business Machines Corporation Apparatus, system, and method for reducing power consumption on devices with multiple power supplies
US10001826B2 (en) * 2009-01-15 2018-06-19 International Business Machines Corporation Power management mechanism for data storage environment
US8338988B2 (en) * 2009-04-17 2012-12-25 Lsi Corporation Adaptation of an active power supply set using an event trigger
US20100332857A1 (en) 2009-06-30 2010-12-30 Vogman Viktor D Reducing power losses in a redundant power supply system
US8599863B2 (en) 2009-10-30 2013-12-03 Calxeda, Inc. System and method for using a multi-protocol fabric module across a distributed server interconnect fabric
US9054990B2 (en) 2009-10-30 2015-06-09 Iii Holdings 2, Llc System and method for data center security enhancements leveraging server SOCs or server fabrics
US20130107444A1 (en) 2011-10-28 2013-05-02 Calxeda, Inc. System and method for flexible storage and networking provisioning in large scalable processor installations
US20110103391A1 (en) 2009-10-30 2011-05-05 Smooth-Stone, Inc. C/O Barry Evans System and method for high-performance, low-power data center interconnect fabric
US9876735B2 (en) 2009-10-30 2018-01-23 Iii Holdings 2, Llc Performance and power optimized computer system architectures and methods leveraging power optimized tree fabric interconnect
US9077654B2 (en) 2009-10-30 2015-07-07 Iii Holdings 2, Llc System and method for data center security enhancements leveraging managed server SOCs
US20140359323A1 (en) * 2009-09-24 2014-12-04 Smooth-Stone, Inc. C/O Barry Evans System and method for closed loop physical resource control in large, multiple-processor installations
US9465771B2 (en) 2009-09-24 2016-10-11 Iii Holdings 2, Llc Server on a chip and node cards comprising one or more of same
US9311269B2 (en) 2009-10-30 2016-04-12 Iii Holdings 2, Llc Network proxy for high-performance, low-power data center interconnect fabric
US9680770B2 (en) 2009-10-30 2017-06-13 Iii Holdings 2, Llc System and method for using a multi-protocol fabric module across a distributed server interconnect fabric
US10877695B2 (en) 2009-10-30 2020-12-29 Iii Holdings 2, Llc Memcached server functionality in a cluster of data processing nodes
US11720290B2 (en) 2009-10-30 2023-08-08 Iii Holdings 2, Llc Memcached server functionality in a cluster of data processing nodes
US9648102B1 (en) 2012-12-27 2017-05-09 Iii Holdings 2, Llc Memcached server functionality in a cluster of data processing nodes
US8237310B2 (en) * 2009-11-12 2012-08-07 Juniper Networks, Inc. Voltage monitoring circuit for redundant power systems
US8232680B2 (en) * 2009-12-21 2012-07-31 International Business Machines Corporation Selecting a single AC source for a switching power supply
US8310089B2 (en) * 2010-05-03 2012-11-13 Cisco Technology, Inc. Power sharing network communications device
CN102347633B (zh) 2010-08-03 2013-12-25 联想(北京)有限公司 一种电源模块和电源系统
TW201222226A (en) * 2010-11-23 2012-06-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Remote motherboard controller and method for controlling a remote motherboard
CN102332747A (zh) * 2011-08-29 2012-01-25 浪潮电子信息产业股份有限公司 一种冗余电源的短路保护方法
US9092594B2 (en) 2011-10-31 2015-07-28 Iii Holdings 2, Llc Node card management in a modular and large scalable server system
CN102566731B (zh) * 2011-12-31 2015-09-16 曙光信息产业股份有限公司 一种冗余电源备份方法及冗余电源备份控制装置
US8635471B2 (en) 2012-01-30 2014-01-21 Hitachi, Ltd. Storage apparatus
CN102832699B (zh) * 2012-09-04 2016-01-20 胡瑞林 一种电源阵列
US9122471B2 (en) 2012-12-07 2015-09-01 Lenovo Enterprise Solutions (Singapore) Pte. Ltd. Identification of power source electrical connectivity
US9058156B2 (en) 2012-12-26 2015-06-16 Lenovo Enterprise Solutions (Singapore) Pte. Ltd. Determining redundancy in a power distribution system
GB201308107D0 (en) 2013-05-05 2013-06-12 Rodrigues Paulo A Dual external DC power brick/transformer splitter to provide seamless cutover redundant power supply to a single powered device
KR20150004169A (ko) 2013-07-02 2015-01-12 삼성전자주식회사 전원공급장치, 이를 구비한 마이크로 서버 및 전원공급방법
JP2015088128A (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 富士通株式会社 情報処理装置、電源制御装置及び電源制御方法
US20150222112A1 (en) * 2014-02-03 2015-08-06 Toshiba Lighting & Technology Corporation Wireless-communication enabled surge protector for distributed systems
US9778717B2 (en) * 2014-05-15 2017-10-03 Amazon Technologies, Inc. Flexible power support redundancy busway system
US9665146B1 (en) * 2014-08-28 2017-05-30 Juniper Networks, Inc. Apparatus, system, and method for improving network devices' compatibility with different types of power sources
FR3037668B1 (fr) * 2015-06-17 2017-06-02 Schneider Electric Ind Sas Systeme d'alimentation electrique pour automate programmable
US10599349B2 (en) * 2015-09-11 2020-03-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus of dynamic parallelism for controlling power consumption of SSDs
US10171074B2 (en) 2015-10-01 2019-01-01 Chicony Power Technology Co., Ltd. Electronic system
CN106168845A (zh) * 2016-08-19 2016-11-30 浪潮(北京)电子信息产业有限公司 一种n+m冗余机制服务器电源系统
CN106249839A (zh) * 2016-08-19 2016-12-21 浪潮(北京)电子信息产业有限公司 一种n+n冗余机制服务器电源系统
TWI647890B (zh) * 2017-05-23 2019-01-11 緯創資通股份有限公司 電源供應裝置、電源轉接裝置及其方法
EP3579376B1 (en) 2018-06-08 2020-05-13 Ovh Methods and systems for identifying a connection path between a power source and a load
US11729952B2 (en) 2019-02-07 2023-08-15 Data Shelter, LLC Systems and methods for redundant data centers
CN111752767A (zh) * 2019-03-28 2020-10-09 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种电子设备及其供电控制方法和装置
WO2020239213A1 (en) * 2019-05-29 2020-12-03 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method for improving base station efficiency and power consumption
TWI729680B (zh) * 2020-01-21 2021-06-01 友訊科技股份有限公司 以乙太網路供電技術進行冗餘電源管理方法及其冗餘電源裝置
US11157057B1 (en) * 2020-05-28 2021-10-26 Ovh Systems and methods for electric systems monitoring and/or failure detection
CN111679621B (zh) * 2020-07-15 2020-12-08 南京科远智慧科技集团股份有限公司 一种三重冗余中提高电流输出可靠性的电路方法
US11489553B1 (en) 2021-04-13 2022-11-01 Ovh System and method for identifying a connection between a power distribution unit and an electric device
CN117203869A (zh) * 2021-08-20 2023-12-08 日立安斯泰莫株式会社 电源控制装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2775536B2 (ja) * 1991-09-19 1998-07-16 富士通株式会社 電源装置および電源制御方法
US5747889A (en) * 1996-07-31 1998-05-05 Hewlett-Packard Company Redundant power supply and storage system
US6031298A (en) 1997-12-19 2000-02-29 International Business Machines Corporation 2N redundant power system and method using cross-coupled AC power transfer
US6597073B1 (en) * 1998-02-18 2003-07-22 Compaq Information Technologies Group, L.P. Circuit and method for providing power supply redundancy
US6298449B1 (en) * 1998-07-29 2001-10-02 Siemens Information And Communication Networks, Inc. Apparatus and method for high reliability PC platform telecommunications systems
JP3671391B2 (ja) * 2000-07-06 2005-07-13 東芝三菱電機産業システム株式会社 無停電電源システム
JP2002034177A (ja) * 2000-07-13 2002-01-31 Hitachi Ltd 2系統入力電源装置
TWI269518B (en) 2001-04-06 2006-12-21 Delta Electronics Inc Power supply system having AC redundant and function of protecting AC power form electricity-inversed plug-in
TW561676B (en) 2001-04-06 2003-11-11 Delta Electronics Inc Power supply device having an AC redundant function
US6621180B2 (en) 2001-04-20 2003-09-16 International Business Machines Corporation Method and system for maintaining full power during a power interruption in a multiple power supply system
US6614671B2 (en) 2001-11-09 2003-09-02 I-Bus / Phoenix, Incorporated Dual isolated power supply inputs
CN1300909C (zh) * 2002-08-15 2007-02-14 冉茂鑫 双不间断开关电源冗余输出方法及其系统
JP4230189B2 (ja) * 2002-10-03 2009-02-25 株式会社日立製作所 ディスクアレイ装置、及びその電源供給方法
JP2005057871A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Sony Corp 電源装置
CN1674404A (zh) * 2004-03-25 2005-09-28 联想(北京)有限公司 冗余电源系统
JP2006235673A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Hitachi Ltd ディスクアレイ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20090158070A1 (en) 2009-06-18
JP2009146392A (ja) 2009-07-02
US7877622B2 (en) 2011-01-25
CN101458553B (zh) 2011-06-15
CN101458553A (zh) 2009-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5107872B2 (ja) コンピュータ・システムに電力を供給するための冗長電源モードを選択する方法、装置及びコンピュータ・プログラム
US10978904B2 (en) Reserve power system transfer switches for data center
US10568232B2 (en) Modular uninterruptible power supply apparatus and methods of operating same
US7509114B2 (en) Redundant powered device circuit
CN107005083B (zh) 使用电压波形信号化的电力系统和方法
US9223394B2 (en) Rack and power control method thereof
US9081568B1 (en) Electrical power system with automatic transfer switch failure protection
US10013012B2 (en) Control method and apparatus
US11394236B2 (en) Modular power systems
US8018095B2 (en) Power conversion, control, and distribution system
US7859132B2 (en) Apparatus, system, and method for safely connecting a device to a power source
US10491033B2 (en) Method for hot-plugging, control device for hot-plugging, method and device for voltage balance
US11063774B2 (en) Virtualized chassis with power-over-ethernet for networking applications
US11863013B2 (en) Power source selection
RU2690750C1 (ru) Способ для управления питанием системы и его вычислительная система
US8754546B2 (en) Bulk power assembly
US8937406B2 (en) Uninterruptible power supply system having a simplified voltage detection circuit
CN111130205B (zh) 备份供电系统及其控制方法、存储介质
TWM506411U (zh) 電源切換選擇器
CA2734039C (en) Power conversion, control, and distribution system
JP2012175885A (ja) 電源装置
US10216249B2 (en) Electrical power control and fault protection
JP7223660B2 (ja) 充電器用制御装置および充電設備
CN116317079A (zh) 供电管理设备、服务器机柜及计算系统
JP2001320836A (ja) 電源切替装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5107872

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees