JP3671391B2 - 無停電電源システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)の出力を無瞬断でバイパス電源に切り換える無停電電源システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、例えば文献「半導体交流無停電電源システム用スイッチ」(電気学会電気規格調査会、1991年12月25日、第1版第1刷発行)に示された従来の無停電電源システムを示す構成図である。
図7において、1は交流入力、2は図示しない蓄電池等の直流電源を備え無停電の交流電力を出力する無停電電源装置、3はバイパス電源、4はこのバイパス電源と無停電電源装置2の出力とを無瞬断で切り換える切換回路であり、この切換回路4は、機械式スイッチ401,402と、機械式スイッチ402に並列接続された半導体スイッチ403と、制御回路404と、リレー回路405とを備えている。5は、切換回路4の出力を受ける重要度の高いコンピュータ等の負荷である。
【0003】
次に動作について説明する。
図7において、無停電電源装置2は、交流入力1により安定した交流電力を出力すると共に、図示しない蓄電池を充電し交流入力1の停電に備える。停電時は、蓄電池からの直流電力を変換して交流電力を出力する。切換回路4は、通常は無停電電源装置2の出力を負荷5に給電し、無停電電源装置2の故障等の際には、制御回路404により、故障等を検出してリレー回路405を動作させ、スイッチ401と402を切換制御することで、無瞬断でバイパス電源3からの給電に切り換える機能を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の無停電電源システムは以上のように構成されているので、万一、無停電電源装置2が故障してバイパス電源3からの給電になると、無停電電源装置2を修理し復旧するまでの時間は無停電機能が喪失する。バイパス電源3には、通常は商用電源が使用されるので、ある確率で停電する可能性がある。このため、バイパス電源3からの給電中に停電が発生すると、負荷が停止するという問題点があった。また、同期制御が故障すると、無停電電源装置2の出力とバイパス電源3との無瞬断切換ができなくなり、この時に、万一、無停電電源装置2が故障すれば瞬断切換が発生して負荷が停止する等の問題点があった。
【0005】
この発明は前記のような課題を解決するためになされたものであり、万一、無停電電源装置が故障しても、短時間で無停電電源装置よりの給電に復旧でき、無停電電源装置の修理に要する時間内のバイパス電源の停電による負荷の停止の危険を小さくすることができる無停電電源システムを得ることを目的とする。
また、同期制御の故障に対しても無瞬断切換を可能にすることができる無停電電源システムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る無停電電源システムは、無停電の交流電力を出力する2台の無停電電源装置と、無停電電源装置の故障時に無瞬断でバイパス電源に切り換える2組の切換回路と、前記2組の切換回路の出力を開閉して2組の負荷への給電を任意に選択切換することで前記2台の無停電電源装置を相互にバックアップする第1のスイッチと、前記2台の無停電電源装置の出力を開閉する第2のスイッチとを備え、前記第1と第2のスイッチ群により前記2台の無停電電源装置のいずれか一方の無停電電源装置を待機状態とする単機運転または両方の無停電電源装置を並列冗長運転状態とする並列運転のいずれかを選択し、前記2組の切換回路は、バイパス電源との同期制御を行う制御回路をそれぞれ備え、2台の無停電電源装置に共通の制御信号を送出し、前記各制御回路は、前記2組の制御回路の内選択されている一方が故障したときに他方に切り換えて無停電電源装置に共通の制御信号を送出すると共に、互いに他方の制御回路の正常動作を監視し、正常動作信号の喪失により他方の制御回路の故障を検知することを特徴とする
また、前記各制御回路は、リレー回路を備え、リレー回路の出力により2台の無停電電源装置に送出する共通の制御信号を選択することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る無停電電源システムの構成を示すブロック図である。
図1において、1a,1bは交流入力、2a,2bは図示しない蓄電池等の直流電源を備えてなる交流電力を出力する無停電電源装置、3a,3bはバイパス電源、4a,4bはバイパス電源3a,3bと無停電電源装置2a,2bの出力を無瞬断で切り換える切換回路であり、この切換回路4a,4bには、切換回路4aを例にすると、機械式スイッチ401a,402aと、機械式スイッチ402aに並列接続された半導体スイッチ403aと、制御回路404aと、リレー回路405aとを備えている。切換回路4bにも同様な構成を備えている。5a,5bは切換回路4a,4bの出力を受ける重要度の高いコンピュータ等の負荷である。601a,602aと601b,602bは2組の切換回路4a,4bの出力を開閉する機械式スイッチを示し、機械式スイッチ601a,602aは、切換回路4aまたは切換回路4bの出力を選択して負荷5aへ給電し、機械式スイッチ601b,602bは、同様に切換回路4aまたは切換回路4bの出力を選択して負荷5bへ給電する。
【0015】
次に動作について説明する。
通常、無停電電源装置2aは、切換回路4a、スイッチ601aを通して負荷5aへ給電する。万一、無停電電源装置2aが故障すると、切換回路4aにより自動的にバイパス電源3aから負荷5aに給電する。すなわち、切換回路4aにおいて、制御回路404aにより、無停電電源装置2aの故障が検出されると、リレー回路405aを動作させて、スイッチ401a、402aを切り換えて、負荷5aへの給電を無停電電源装置2aからバイパス電源3aに切り換える。無停電電源装置2b、切換回路4b、負荷5bも、無停電電源装置2a、切換回路4a、負荷5aの関係と同様である。
【0016】
無停電電源装置2aおよび無停電電源装置2bの出力容量を、負荷5aと負荷5bの合計容量以上に選定しておくことにより、一方の無停電電源装置が故障した場合に、スイッチ602aもしくは602bを通して他方の無停電電源装置から負荷へと給電できる。この場合、バイパス電源3a,3bに、共通の電源または同じ電圧、位相の電源を用いることにより、スイッチ601a,602bによる負荷5aへの給電切換を無瞬断で行うことができる。同様に、スイッチ601b,602bによる負荷5bへの給電切換を無瞬断で行うことができる。すなわち、スイッチ601a,602bと601b,602bにより、2組の切換回路4a,4bと2組の負荷5a,5bとの接続を任意に選択切換できる。
【0017】
以上のように、実施の形態1によれば、無停電電源システムを2重化し、給電切換のためのスイッチを設けたので、一方の無停電電源装置が故障した場合に、負荷への給電を無瞬断で短時間の内に他方の無停電電源装置からの給電に切り換えることが可能である。これにより、無停電電源装置の修理に要する時間内のバイパス電源の停電による負荷の停止の危険を非常に小さくすることが可能となる。
【0018】
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、2組の無停電電源システム2a,2bをスイッチ601a,602a,601b,602bにより相互にバックアップする場合について述べたが、図2に示すように、無停電電源装置2a,2bの出力を開閉するスイッチ701a,701b,702a,702bと、同期制御信号を選択するスイッチ406a,406b,407a,407bを設け、無停電電源装置2aと無停電電源装置2bとを単機運転または並列運転のいずれかを選択することも可能である。なお、図2において、その他の構成は図1に示す実施の形態1と同様である。
【0019】
このようにしてなる図2に示す実施の形態2に係る構成によれば、図3に示すような各種の運用方式が選択可能になり、システムの信頼性を向上することができる。また、切換回路4a,4bの点検ににおいても、無停電電源装置2a,2bは並列冗長運転のまま、片系ずつ切換回路を点検することが可能になる。
以下、図3に示す各種の運用方式に従う各実施の形態について説明する。
【0020】
実施の形態3.
図3の方式イに示す運用について説明する。
図2において、スイッチ702a,702bを開として無停電電源装置2a,2bは単機運転を行う。また、スイッチ602a,602bを開として切換回路4aは負荷5aへ、切換回路4bは負荷5bへと給電する。
この実施の形態3では、無停電電源装置の一方が故障によりバイパス給電となった場合やシステムの点検を一方ずつ行う時に、スイッチ601aと602aまたは601bと602bの切換により、短時間の内に、無瞬断で負荷を他方の無停電電源装置へ移し換えることを可能とすることができる。
【0021】
実施の形態4.
図3の方式ロに示す運用について説明する。
スイッチ702a,702bを開として無停電電源装置は単機運転を行う。そして、スイッチ602a,602bを閉として負荷5a、負荷5bの両方に切換回路4aまたは切換回路4bのいずれかより給電する。
例えば通常は無停電電源装置2a、切換回路4aより給電し、無停電電源装置2b、切換回路4bは待機状態とする。この時、無停電電源装置2aの故障により切換回路4aがバイパス給電となった場合や、無停電電源装置2a、切換回路4aの点検を行う時に、スイッチ601aと602bとの切換により、短時間の内に無瞬断で負荷を切換回路4bに移し換えることを可能とするものである。
この実施の形態4では、一方の無停電電源装置と切換回路が共に待機しているため、点検を行う場合に際し、無停電電源装置と切換回路とを組み合わせて試験を行うことができるという特長がある。
【0022】
実施の形態5.
図3の方式ハに示す運用について説明する。
スイッチ702a,702bを閉としで無停電電源装置は並列運転を行う。この場合、スイッチ407a,407bを閉として各無停電電源装置に共通の制御信号を送信し並列運転を妨げないようにする。そして、スイッチ602a,602bを開として切換回路4aは負荷5aへ、切換回路4bは負荷5bへと給電する。無停電電源装置は並列運転しているので、1台の故障では残りの健全な無停電電源装置で給電が可能であり、バイパス給電となることはない。但し、負荷側に過電流が発生した場合等で無停電電源装置が給電を継続できなくなった時には、切換回路4a、切換回路4bともバイパス給電となる。
【0023】
この実施の形態5においては、切換回路のスイッチ401a,401bを強制遮断能力を有する半導体スイッチ等の高速スイッチとすれば、一方の負荷側の過電流が他方に波及することをなくすことができ、当該の切換回路のみがバイパス給電となるようにすることができる。
また、制御信号はスイッチ406a,406bにより選択された一方の信号が無停電電源装置に送信されるが、制御回路が故障すると、他方へと自動的に切り換えることができる。
以上のようにして、無停電電源装置は並列冗長運転されると共に、切換制御回路は2重化され、信頼性が高いシステムとすることができる。
【0024】
実施の形態6.
図3の方式二に示す運用について説明する。
スイッチ702a,702bを閉として無停電電源装置は並列運転を行う。スイッチ407a,407bも閉とする。スイッチ602a,602bを閉として負荷5a,負荷5bの両方に切換回路4aまたは切換回路4bのいずれかより給電する。
例えば通常は切換回路4aより給電し、切換回路4bは待機状態とする。切換回路4aの点検を行う時に、スイッチ601aと602bとの切換により負荷を無瞬断で切換回路4bに移し換えることを可能とするものである。
また、制御信号は、通常スイッチ406a,406bにより切換回路4a側の信号が選択され無停電電源装置に送信されるが、制御回路が故障すると切換回路4b側へと自動的に切り換える。
【0025】
この実施の形態6の場合も、無停電電源装置は並列冗長運転しているので、1台の無停電電源装置の故障では残りの健全な無停電電源装置で給電が継続され、バイパス給電となることはないため無停電電源装置給電に復旧する時間が不要となる。
【0026】
実施の形態7.
図3の方式ホに示す運用について説明する。
スイッチ702a,702bを閉として無停電電源装置は並列運転を行う。スイッチ407a,407bも閉とする。スイッチ601a,601b,602a,602bを閉として負荷5a,負荷5bの両方に切換回路4a及び切換回路4bの両方で給電する。
このように無停電電源装置、切換回路共に並列運転を行う。この場合、一方の切換回路がバイパス給電となった場合、他方の切換回路もバイパス給電となるようにする必要がある。さもなければ、一方が無停電電源装置からの給電、他方がバイパス電源からの給電となり、結果的に、無停電電源装置が過電流を検出してバイパス給電となる。
また、制御信号は、スイッチ406a,406bにより一方の信号が選択されて無停電電源装置に送信されるが、制御回路が故障すると他方の信号へと自動的に切り換える。
【0027】
この実施の形態7の場合も、無停電電源装置は並列冗長運転しているので、1台の故障では残りの健全な無停電電源装置で給電が可能であり、バイパス給電となることはない。
この方式の特長は、切換回路のスイッチ401a,401b,402a,402bのオープンモードの故障に対して2重化が図れることにある。
【0028】
実施の形態8.
上述した実施の形態5〜7で示したシステムに適用できる切換制御信号の選択方式を図4に基づいて説明する。
制御回路404a,404bの制御信号の主たるものは同期制御信号であり、この信号に基づいて無停電電源装置2a,2bはバイパス電源と電圧の同期をとって運転し、万一のバイパス電源への自動切り換えに備えている。同期制御信号は、無停電電源装置の並列運転制御を妨げないように共通の信号を無停電電源装置に送信している。この制御信号の選択は、操作スイッチ801a,801bにより行われ、任意に選択が可能である。運用されている一方の制御回路が何らかの原因で自動的に休止となった場合には、リレー回路405a,405bの信号授受により検知し、残りの制御回路に自動的に切り換える。この場合に両者が同時に選択され、制御回路の故障の原因とならぬように信号選択のリレー411a,411bのコイル回路に互いのB接点411b2,411a2を設けている。
【0029】
以上のように、実施の形態8によれば、無停電電源装置は安定に並列運転を行うことができるとともに、一方の制御回路が休止した場合にも他方の制御回路が自動的にバックアップするので信頼性の高い無停電電源システムを実現することができる。
【0030】
実施の形態9.
実施の形態8で示した切換制御信号の選択方式では、両方の切換回路に信号選択のリレーを設ける場合について述べたが、図5に示すように、片方の切換回路にのみリレーを設けてもよい。図5では、切換回路4aにリレー411を設け、リレー411のA接点で制御回路A404aの信号を選択し、リレー411のB接点で制御回路B404bの信号を選択して無停電電源装置に共通信号として送信する。この場合、運用、休止の選択スイッチは、切換回路4aのみに設ければよく、切換制御信号の選択回路がシンプルに構成できる。また、同じリレーのA接点とB接点とで選択するので、両者が同時に選択されることもない。リレー回路の故障や制御電源の喪失に対しても制御回路B404bでのバックアップが可能である。
【0031】
実施の形態10.
実施の形態8で示した切換制御信号の選択方式においてリレーコイルの断線及びリレー回路の異常を検知する方法を図6に示す。
制御信号の数がリレーの接点数より多い場合には、複数のリレーを使用せざるを得ない。その場合に、どのリレーコイルが断線しても他方の制御信号に切り換えるために、各リレーのA接点をリレー回路にフィードバックし、リレー回路からは他方のリレー回路に正常であるという信号を送出している。リレー回路は、自己が選択されていない時に相手の正常信号喪失すれば自動的に自己の制御回路を選択するように動作させる。
【0032】
このように構成することにより、いずれか一方の制御信号を優先することなく、任意に信号を選択できるとともに、リレーコイルの断線、リレー回路の故障、制御電源の喪失のいずれの場合にも他系の制御回路へ切り換えることが可能になる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、無停電電源システムを2重化し、給電切換のための2組の切換回路の出力を開閉するスイッチを設けたので、一方の無停電電源装置が故障した場合に、負荷への給電を無瞬断で短時間の内に他方の無停電電源装置からの給電に切り換えることができ、無停電電源装置の修理に要する時間内のバイパス電源の停電による負荷の停止の危険を小さくすることができる。
【0034】
また、2組の切換回路の出力を開閉するスイッチにより、2組の切換回路と2組の負荷との接続を任意に選択することができる。
【0035】
また、2台の無停電電源装置の出力を開閉するスイッチをさらに備えることで、2台の無停電電源装置を並列冗長運転したまま、片系ずつ切換回路を点検することができる。
【0036】
また、2台の無停電電源装置の出力を開閉するスイッチにより、無停電電源装置の単機運転または並列運転のいずれかを選択することができる。
【0037】
また、2組の切換回路に、バイパス電源との同期制御等を行う制御回路をそれぞれ備え、2台の無停電電源装置に共通の制御信号を送出して同期制御を行うことができる。
【0038】
また、各制御回路は、リレー回路を備え、リレー回路の出力により2台の無停電電源装置に送出する共通の制御信号を選択することができる。
【0039】
また、各制御回路は、前記2組の制御回路の内選択されている一方が故障したときに他方に切り換えて無停電電源装置に共通の制御信号を送出することができる。
【0040】
さらに、各制御回路は、互いに他方の制御回路の正常動作を監視し、正常動作信号の喪失により他方の制御回路の故障を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す無停電電源システムの構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す無停電電源システムの構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3〜7の5つの異なる運用方式を示す比較表である。
【図4】 この発明の実施の形態8を示す制御信号の切換回路の構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態9を示す制御信号の切換回路の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態10を示す制御信号の切換回路の構成図である。
【図7】 従来例を示す無停電電源システムの構成図である。
【符号の説明】
1a,1b 交流入力、2a,2b 無停電電源装置、3a,3b バイパス電源、4a,4b 切換回路、5a,5b 負荷、401a,401b,402a,402b 無停電電源装置とバイパス電源を切り換えるスイッチ、404a,404b 制御回路、405a,405b リレー回路、406a,406b,407a,407b 同期信号選択用スイッチ、411a・・・41na,411b・・・41nb リレー、601a,601b,602a,602b 2組の切換回路の出力を開閉するスイッチ、701a,701b,702a,702b 2台の無停電電源装置の出力を開閉するスイッチ、801a,801b,802a,802b 操作スイッチ。

Claims (2)

  1. 無停電の交流電力を出力する2台の無停電電源装置と、
    無停電電源装置の故障時に無瞬断でバイパス電源に切り換える2組の切換回路と、
    前記2組の切換回路の出力を開閉して2組の負荷への給電を任意に選択切換することで前記2台の無停電電源装置を相互にバックアップする第1のスイッチと、
    前記2台の無停電電源装置の出力を開閉する第2のスイッチ
    を備え、
    前記第1と第2のスイッチ群により前記2台の無停電電源装置のいずれか一方の無停電電源装置を待機状態とする単機運転または両方の無停電電源装置を並列冗長運転状態とする並列運転のいずれかを選択し、
    前記2組の切換回路は、バイパス電源との同期制御を行う制御回路をそれぞれ備え、2台の無停電電源装置に共通の制御信号を送出し、
    前記各制御回路は、前記2組の制御回路の内選択されている一方が故障したときに他方に切り換えて無停電電源装置に共通の制御信号を送出すると共に、互いに他方の制御回路の正常動作を監視し、正常動作信号の喪失により他方の制御回路の故障を検知する
    ことを特徴とする無停電電源システム。
  2. 請求項に記載の無停電電源システムにおいて、
    前記各制御回路は、リレー回路を備え、リレー回路の出力により2台の無停電電源装置に送出する共通の制御信号を選択することを特徴とする無停電電源システム。
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