JP2002272016A - 無停電電源システム - Google Patents

無停電電源システム

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JP2002272016A JP2001061917A JP2001061917A JP2002272016A JP 2002272016 A JP2002272016 A JP 2002272016A JP 2001061917 A JP2001061917 A JP 2001061917A JP 2001061917 A JP2001061917 A JP 2001061917A JP 2002272016 A JP2002272016 A JP 2002272016A
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正浩 橋脇
Naoki Murakami
直樹 村上
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秀和 大西
Toshifumi Mukai
年史 向井
Masaaki Ishibashi
正章 石橋
Satoru Fujita
悟 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえ複数台の現用無停電電源装置に同時に
異常が生じた場合でも、また現用無停電電源装置の保守
点検や更改工事に際しても、予備無停電電源装置の過負
荷運転および運転停止を未然に防ぐことができ、どのよ
うな状況であっても負荷に対する確実な給電が可能な高
信頼性の無停電電源システムを提供する。 【解決手段】 各現用無停電電源装置1の第1給電回路
11が正常な場合に予備無停電電源装置51から各現用
無停電電源装置1の第2給電回路16への通電を行い、
各現用無停電電源装置1のいずれかの第1給電回路11
に異常が生じるとその異常の生じた現用無停電電源装置
1の第2給電回路16に対してのみ予備無停電電源装置
51からの通電を継続し残りの現用無停電電源装置1の
第2給電回路16に対しては商用交流電源30からの通
電を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数台の無停電
電源装置を備えた無停電電源システムに関する。
【0002】
【従来の技術】商用交流電源の電圧を直流変換して蓄電
池を充電しつつその直流を交流変換して負荷設備に給電
し、交流電源が停電した場合は蓄電池の放電電圧を交流
変換して負荷負荷設備への給電を継続する無停電電源装
置(UPS)が知られている。
【0003】また、この無停電電源装置は、上記の直流
変換部、蓄電池、交流変換部を有する第1給電回路のほ
かに、外部から入力される交流電圧を負荷に直接的に給
電するための第2給電回路を備え、第1給電回路に異常
(直流変換部や交流変換部等の故障)が生じた場合は第
2給電回路の給電を選択し、負荷設備への給電を無瞬断
で継続する機能を備えている。
【0004】この無停電電源装置を複数台設置してそれ
ぞれ負荷への給電を行う現用無停電電源装置として使用
するとともに、これら現用無停電電源装置に加えてもう
1台の無停電電源装置を設置し、その1台の無停電電源
装置を各現用無停電電源装置に対して共通の予備無停電
電源装置として使用するシステムがある。
【0005】この場合、予備無停電電源装置の出力端か
ら各現用無停電電源装置の第2給電回路に対してそれぞ
れ通電路が形成され、各現用無停電電源装置のいずれか
の第1給電回路に異常が生じると、その異常が生じた現
用無停電電源装置の第2給電回路に対して予備無停電電
源装置の出力が供給される。
【0006】また、現用無停電電源装置の保守点検や更
改工事に際しては、先ず予備無停電電源装置の出力を保
守点検や更改工事の対象となる現用無停電電源装置の負
荷設備に供給する作業が実施され、この状態で、保守点
検や更改工事の対象となる現用無停電電源装置と負荷設
備との間の通電を遮断する作業が実施される。これら作
業は人為的に行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】予備無停電電源装置の
容量は、現用無停電電源装置の1台分の容量と同じであ
る。このため、1台の現用無停電電源装置の第1給電回
路に異常が生じて、その現用無停電電源装置に対して予
備無停電電源装置から給電している最中に、別のもう1
台の現用無停電電源装置の第1給電回路に異常が生じる
と、2台の現用無停電電源装置に対する給電を1台の予
備無停電電源装置で賄わねばならなくなり、予備無停電
電源装置が過負荷運転となり、予備無停電電源装置が運
転停止に至ってしまう。こうなると、2台の現用無停電
電源装置から負荷設備への給電が途絶え、負荷設備の運
転が停止するという最悪の事態を招いてしまう。
【0008】また、現用無停電電源装置の保守点検や更
改工事では、予備無停電電源装置の出力を保守点検や更
改工事の対象となる現用無停電電源装置に供給する作業
が実施されるが、そのときに予備無停電電源装置の出力
がいずれかの現用無停電電源装置に供給されていると、
予備無停電電源装置の出力が現用無停電電源装置と負荷
設備の両方に供給されることになり、上記同様に予備無
停電電源装置が過負荷運転となり、予備無停電電源装置
が運転停止してしまう。
【0009】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、たとえ複数台の現用無停電電
源装置に同時に異常が生じた場合でも、また現用無停電
電源装置の保守点検や更改工事に際しても、予備無停電
電源装置の過負荷運転および運転停止を未然に防ぐこと
ができ、どのような状況であっても負荷に対する確実な
給電が可能な高信頼性の無停電電源システムを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の無
停電電源装置は、交流電源の電圧を直流変換して蓄電池
を充電しつつその直流を交流変換して負荷に給電し且つ
交流電源の停電時に蓄電池の放電電圧を交流変換して負
荷に給電するための第1給電回路、および外部から入力
される交流電圧を負荷に直接的に給電するための第2給
電回路を有し、第1給電回路が正常の場合にその第1給
電回路の給電を選択し、第1給電回路が異常の場合に第
2給電回路の給電を選択する複数台の現用無停電電源装
置と、交流電源の電圧を直流変換して蓄電池を充電しつ
つその直流を交流変換して負荷に給電し且つ交流電源の
停電時に蓄電池の放電電圧を交流変換して負荷に給電す
るための第1給電回路、および交流電源の電圧を負荷に
直接的に給電するための第2給電回路を有し、第1給電
回路が正常の場合はその第1給電回路の給電を選択し、
第1給電回路に異常が生じると第2給電回路の給電を選
択する予備無停電電源装置とを備え、各現用無停電電源
装置の第1給電回路が正常な場合に予備無停電電源装置
から各現用無停電電源装置の第2給電回路への通電を行
い、各現用無停電電源装置のいずれかの第1給電回路に
異常が生じるとその異常の生じた現用無停電電源装置の
第2給電回路に対してのみ予備無停電電源装置からの通
電を継続し残りの現用無停電電源装置の第2給電回路に
対しては交流電源からの通電を行う。
【0011】請求項2に係る発明の無停電電源装置は、
請求項1に係る発明において、さらに、各現用無停電電
源装置の出力をそれぞれ負荷に供給するための複数の第
1通電路と、予備無停電電源装置の出力を各負荷に供給
するための複数の第2通電路と、各第1通電路に設けら
れた手動式の第1開閉接点と、各第2通電路に設けられ
た手動式の第2開閉接点とを備え、各現用無停電電源装
置のうち予め指定された1台の現用無停電電源装置の第
2給電回路に対してのみ予備無停電電源装置の出力が供
給されていること、かつ上記指定された現用無停電電源
装置の出力が同現用無停電電源装置の第2給電回路から
の給電であることを条件に、上記指定された現用無停電
電源装置に対応する第1開閉接点および第2開閉接点に
ついて第2開閉接点の閉操作とそれに続く第1開閉接点
の開操作の許容を報知する。
【0012】請求項3に係る発明の無停電電源装置は、
請求項1に係る発明において、さらに、各現用無停電電
源装置の出力をそれぞれ負荷に供給するための複数の第
1通電路と、予備無停電電源装置の出力を各負荷に供給
するための複数の第2通電路と、各第1通電路に設けら
れた第1開閉接点と、各第2通電路に設けられた第2開
閉接点と、各現用無停電電源装置のうち予め指定された
1台の現用無停電電源装置の第2給電回路に対してのみ
予備無停電電源装置の出力が供給されていること、かつ
上記指定された現用無停電電源装置の出力が同現用無停
電電源装置の第2給電回路からの給電であることを条件
に、上記指定された現用無停電電源装置に対応する第1
開閉接点および第2開閉接点について先ず第2開閉接点
を閉成し続いて第1開閉接点を開放する制御を行う。
【0013】請求項4に係る発明の無停電電源装置は、
請求項1に係る発明の予備無停電電源装置について限定
している。予備無停電電源装置は、各現用無停電電源装
置の1台分の容量と同じ容量を有する。
【0014】
【発明の実施の形態】[1]以下、この発明の第1実施
形態について図面を参照して説明する。図1において、
1は現用無停電電源装置で、入力端子2,3および出力
端子4を有する。入力端子2は商用交流電源30に接続
され、出力端子4は後述の制御ユニット60を介して負
荷設備40に接続される。
【0015】現用無停電電源装置1において、入力端子
2と出力端子4との間に第1給電回路11が接続されて
いる。第1給電回路11は、入力端子2への入力電圧を
整流して直流電圧に変換する直流変換部(AC/DC)
12、この直流変換部12の出力端に接続された蓄電池
13、この蓄電池13の放電電圧または直流変換部12
の出力電圧をインバータにより交流電圧に変換する交流
変換部(DC/AC)14を有し、さらに交流変換部1
4と出力端子4との間に交流スイッチ15を有し、商用
交流電源30の非停電時はもちろん、商用交流電源30
が停電した場合でも、負荷設備40への給電を常に行
う。
【0016】入力端子3と出力端子4との間には第2給
電回路16が接続されている。第2給電回路16は、手
動式の開閉接点17および上記交流スイッチ15を有
し、第1給電回路11に異常が生じた場合に、入力端子
3への外部からの入力電圧(交流電圧)を負荷設備40
へ直接的に給電するためのものである。手動式の開閉接
点17は、当該システムの稼動時に閉成される。
【0017】交流スイッチ15は、第1給電回路11の
給電および第2給電回路16の給電のいずれか一方を選
択出力する。この交流スイッチ15の制御用として制御
部20が搭載されている。制御部20は、第1給電回路
11の直流変換部12および交流変換部14を監視し、
その直流変換部12および交流変換部14が共に正常に
機能している場合には(第1給電回路11が正常)、第
1給電回路11の給電を交流スイッチ15により選択出
力させ、直流変換部12および交流変換部14の少なく
とも一方に異常が生じた場合には(第1給電回路11が
異常)、第2給電回路16の給電を交流スイッチ15に
より選択出力させる。
【0018】このような構成の現用無停電電源装置1が
複数台設置されている。これら現用無停電電源装置1の
出力は、制御ユニット60を介してそれぞれ対応する負
荷設備40に供給される。
【0019】一方、各現用無停電電源装置1のほかにも
う1台の予備無停電電源装置51が設置されている。予
備無停電電源装置51は、各現用無停電電源装置1に共
通のバックアップ用電源であり、入力端子52,53お
よび出力端子54を有するほかは、現用無停電電源装置
1とまったく同じ構成および同じ容量を有している。入
力端子52,53は商用交流電源30に接続され、出力
端子54は後述の制御ユニット60を介して上記各現用
無停電電源装置1の入力端子3および上記各負荷設備4
0に接続される。
【0020】制御ユニット60は、各現用無停電電源装
置1の出力端子4と接続される入力端子61a,61
b,…61n、各負荷設備40と接続される出力端子6
2a,62b,…62n、入力端子61a,61b,…
61nから出力端子62a,62b,…62nにかけて
手動式の開閉接点(第1開閉接点)63a,63b,…
63nを介してそれぞれ形成された通電路、予備無停電
電源装置51の出力端子54と接続される入力端子6
4、この入力端子64から上記出力端子62a,62
b,…62nにかけて手動式の開閉接点(第2開閉接
点)66a,66b,…66nを介してそれぞれ形成さ
れた通電路を備える。
【0021】さらに、制御ユニット60は、商用交流電
源30に接続される入力端子67a,67b,…67
n、各現用無停電電源装置1の入力端子3と接続される
出力端子68a1,68b1,…68n1、同じく各現
用無停電電源装置1の入力端子3と接続される出力端子
68a2,68b2,…68n2、入力端子64から出
力端子68a1,68b1,…68n1にかけて電磁式
の開閉接点71a,71b,…71nを介してそれぞれ
形成された通電路、入力端子67a,67b,…67n
から出力端子68a2,68b2,…68n2にかけて
手動式の開閉接点69a,69b,…69nおよび電磁
式の開閉接点72a,72b,…72nを直列に介して
それぞれ形成された通電路、および制御部70を備え
る。
【0022】手動式の開閉接点63a,63b,…63
n、69a,69b,…69nは、当該システムの稼動
時に閉成される。ただし、手動式の開閉接点66a,6
6b,…66nは、通常は開放され、各現用無停電電源
装置1に対する保守点検や更改工事などの作業時にのみ
閉成される。
【0023】制御部70は、各現用無停電電源装置1お
よび予備無停電電源装置51のそれぞれ制御部20と信
号線接続され、各制御部20とのデータ送受信により各
現用無停電電源装置1および予備無停電電源装置51の
状態を監視し、その監視結果に応じて上記開閉接点71
a,71b,…71n、72a,72b,…72nを開
閉制御する。
【0024】また、制御部70に、給電確認用の電流計
73、複数の表示ランプ74a,74b,…74n、お
よび操作部80が接続されている。電流計73は、入力
端子64から開閉接点66a,66b,…66nにかけ
ての通電路に流れる電流をアクチュエータ73tで計測
する。表示ランプ74a,74b,…74nは、開閉接
点63a,63b,…63n、66a,66b,…66
nに対する操作の許容を報知するためのもので、その各
開閉接点の近傍に配置される。
【0025】操作部80は、各現用無停電電源装置1に
対する保守点検や更改工事などの作業に際してその作業
に必要な作業用制御モードを指定するための操作スイッ
チ、各現用無停電電源装置1のうち保守点検や更改工事
の対象となる現用無停電電源装置1を指定するための操
作スイッチなどを有する。
【0026】そして、制御部70は、主要な機能として
次の(1)(2)を備える。 (1)各現用無停電電源装置1の第1給電回路11が正
常な場合に予備無停電電源装置51から各現用無停電電
源装置1の第2給電回路16への通電を行い、各現用無
停電電源装置1のいずれかの第1給電回路11に異常が
生じるとその異常の生じた現用無停電電源装置1の第2
給電回路16に対してのみ予備無停電電源装置51から
の通電を継続し残りの現用無停電電源装置1の第2給電
回路16に対しては商用交流電源30からの通電を行う
制御手段。
【0027】(2)操作部80で作業用制御モードが指
定されたとき、各現用無停電電源装置1のうち操作部8
0で予め指定された1台の現用無停電電源装置1の第2
給電回路16に対してのみ予備無停電電源装置51の出
力が供給されていること、かつ上記指定された現用無停
電電源装置1の出力が同現用無停電電源装置1の第2給
電回路16からの給電であることを条件に、上記指定さ
れた現用無停電電源装置1に対応する開閉接点(63
a,63b,…63nのいずれか、66a,66b,…
66nのいずれか)について開閉接点(66a,66
b,…66nのいずれか)の閉操作とそれに続く開閉接
点(63a,63b,…63nのいずれか)の開操作の
許容を各表示ランプ74a,74b,…74nの点灯に
より報知する報知手段。
【0028】つぎに、上記の構成の作用を説明する。各
現用無停電電源装置1の第1給電回路11が正常であれ
ば、その第1給電回路11の給電出力が制御ユニット6
0の開閉接点63a,63b,…63nを介して各負荷
設備40に供給される。これにより、各負荷設備40が
運転される。
【0029】この場合、制御ユニット60の開閉接点7
1a,71b,…71nが閉成されて開閉接点72a,
72b,…72nが開放され、予備無停電電源装置51
の出力端子54から各現用無停電電源装置1の第2給電
回路16への通電路が形成される。
【0030】各現用無停電電源装置1のうち、例えば1
番目の現用無停電電源装置1の第1給電回路11に異常
が生じると、その1番目の現用無停電電源装置1に対応
する開閉接点71aの閉成状態が継続されて、残りの開
閉接点71b,…71nが開放される。同時に、1番目
の現用無停電電源装置1に対応する開閉接点72aの開
放状態が継続されて、残りの開閉接点72b,…72n
が閉成される。つまり、1番目の現用無停電電源装置1
の第2給電回路16に対してのみ予備無停電電源装置5
1からの通電が継続され、残りの現用無停電電源装置1
の第2給電回路16に対しては商用交流電源30からの
通電が行われる。
【0031】1番目の現用無停電電源装置1は、予備無
停電電源装置51の出力を自身の第2給電回路16から
の給電として負荷設備40に対し出力することになる。
【0032】この状態において、例えば2番目の現用無
停電電源装置1の第1給電回路11に異常が生じたとす
る。この場合、2番目の現用無停電電源装置1は、商用
交流電源30の電圧を自身の第2給電回路16からの給
電として負荷設備40に対し出力することになる。
【0033】このように、複数台の現用無停電電源装置
1に同時に異常が生じた場合でも、予備無停電電源装置
51は1台の現用無停電電源装置1に対する給電を賄う
だけですみ、よって予備無停電電源装置51の過負荷運
転および運転停止を未然に防ぐことができる。ひいて
は、全ての負荷設備40に対する確実な給電を継続する
ことが可能であり、無停電電源システムとして高い信頼
性を確保することができる。
【0034】一方、各現用無停電電源装置1のうち、例
えば1番目の現用無停電電源装置1に対する保守点検を
実施する場合、操作部80において作業用制御モードが
指定され且つ1番目の現用無停電電源装置1が指定され
る。
【0035】この指定に基づき、1番目の現用無停電電
源装置1に対応する開閉接点71aの閉成状態が継続さ
れて、残りの開閉接点71b,…71nが開放される。
同時に、1番目の現用無停電電源装置1に対応する開閉
接点72aの開放状態が継続されて、残りの開閉接点7
2b,…72nが閉成される。つまり、1番目の現用無
停電電源装置1の第2給電回路16に対してのみ予備無
停電電源装置51からの通電が継続され、残りの現用無
停電電源装置1の第2給電回路16に対しては商用交流
電源30からの通電が行われる。
【0036】こうして、1番目の現用無停電電源装置1
の第2給電回路16に対してのみ予備無停電電源装置5
1からの給電がなされた状態において、1番目の現用無
停電電源装置1の出力が同現用無停電電源装置1の第2
給電回路16からの給電であれば、1番目の現用無停電
電源装置1に対応する表示ランプ74aが点灯する。
【0037】この点灯に従い、作業員は、先ず開閉接点
66aを閉操作する。この閉操作により、予備無停電電
源装置51から負荷設備40への給電経路が確保され
る。この後、作業員は、開閉接点63aを開操作する。
この開操作により、1番目の現用無停電電源装置1から
負荷設備40への給電経路が遮断される。
【0038】この作業員の操作により、負荷設備40に
対する給電の切換が瞬断無く完了する。この場合、切換
前において、1番目の現用無停電電源装置1から負荷設
備40に供給されている電力は、もともと予備無停電電
源装置51の出力である。切換後において、負荷設備4
0に供給される電力も、予備無停電電源装置51の出力
である。つまり、切換前に負荷設備40に供給される電
力の位相およびレベルと、切換後に負荷設備40に供給
される電力の位相およびレベルは、まったく同じであ
り、負荷設備40の運転に何ら支障を与えることがな
く、負荷設備40の適正な運転を継続することができ
る。
【0039】また、給電切換の前提として、指定された
1番目の現用無停電電源装置1の第2給電回路16に対
してのみ予備無停電電源装置51の出力が供給されてい
ることを条件として定めているので、予備無停電電源装
置51の過負荷運転および運転停止を未然に防ぐことが
できる。
【0040】なお、予備無停電電源装置51の第1給電
回路11に異常が生じると、その予備無停電電源装置5
1の出力は同予備無停電電源装置51の第2給電回路1
6からの給電つまり商用交流電源30からの通電とな
り、その商用交流電源30の電圧が1番目の現用無停電
電源装置1に供給されることになる。
【0041】予備無停電電源装置51の出力としては、
第1給電回路11からの給電(インバータ出力)であっ
ても、第2給電回路16からの給電(商用交流電源電
圧)であっても、そのいずれでもよい。いずれの場合
も、電力の位相およびレベルが同じ状態のまま給電切換
を完了することができる。
【0042】ただし、第2給電回路16からの給電の方
が、交流変換部14のインバータ処理を経た高品質で安
定した高信頼性の電力であるという事実は存在する。こ
の点を考慮し、“予備無停電電源装置51の出力が同予
備無停電電源装置51の第1給電回路11からの供給で
あること”を給電切換の条件として加えるようにしても
よい。
【0043】[2]第2実施形態について説明する。図
2に示すように、手動式の開閉接点63a,63b,…
63nに代えて電磁式の開閉接点74a,74b,…7
4nが採用され、手動式の開閉接点66a,66b,…
66nに代えて電磁式の開閉接点75a,75b,…7
5nが採用されている。
【0044】制御ユニット60の制御部70は、(2)
の機能に代えて次の(3)の機能を備える。 (3)操作部80で作業用制御モードが指定されたと
き、各現用無停電電源装置1のうち操作部80で予め指
定された1台の現用無停電電源装置1の第2給電回路1
6に対してのみ予備無停電電源装置51の出力が供給さ
れていること、かつ上記指定された現用無停電電源装置
1の出力が同現用無停電電源装置1の第2給電回路16
からの給電であることを条件に、上記指定された現用無
停電電源装置1に対応する開閉接点(74a,74b,
…74nのいずれか、75a,75b,…75nのいず
れか)について先ず開閉接点(75a,75b,…75
nのいずれか)を閉成し続いて開閉接点(74a,74
b,…74nのいずれか)を開放する制御手段。
【0045】他の構成は第1実施形態と同じである。
【0046】作用を説明する。各現用無停電電源装置1
の第1給電回路11が正常であれば、その第1給電回路
11の給電出力が制御ユニット60の開閉接点74a,
74b,…74nを介して各負荷設備40に供給され
る。これにより、各負荷設備40が運転される。
【0047】この場合、制御ユニット60の開閉接点7
1a,71b,…71nが閉成されて開閉接点72a,
72b,…72nが開放され、予備無停電電源装置51
の出力端子54から各現用無停電電源装置1の第2給電
回路16への通電路が形成される。
【0048】各現用無停電電源装置1のうち、例えば1
番目の現用無停電電源装置1の第1給電回路11に異常
が生じると、その1番目の現用無停電電源装置1に対応
する開閉接点71aの閉成状態が継続されて、残りの開
閉接点71b,…71nが開放される。同時に、1番目
の現用無停電電源装置1に対応する開閉接点72aの開
放状態が継続されて、残りの開閉接点72b,…72n
が閉成される。つまり、1番目の現用無停電電源装置1
の第2給電回路16に対してのみ予備無停電電源装置5
1からの通電が継続され、残りの現用無停電電源装置1
の第2給電回路16に対しては商用交流電源30からの
通電が行われる。
【0049】1番目の現用無停電電源装置1は、予備無
停電電源装置51の出力を自身の第2給電回路16から
の給電として負荷設備40に対し出力することになる。
【0050】この状態において、例えば2番目の現用無
停電電源装置1の第1給電回路11に異常が生じたとす
る。この場合、2番目の現用無停電電源装置1は、商用
交流電源30の電圧を自身の第2給電回路16からの給
電として負荷設備40に対し出力することになる。
【0051】このように、複数台の現用無停電電源装置
1に同時に異常が生じた場合でも、予備無停電電源装置
51は1台の現用無停電電源装置1に対する給電を賄う
だけですみ、よって予備無停電電源装置51の過負荷運
転および運転停止を未然に防ぐことができる。ひいて
は、全ての負荷設備40に対する確実な給電が可能であ
り、無停電電源システムとして高い信頼性を確保するこ
とができる。
【0052】一方、各現用無停電電源装置1のうち、例
えば1番目の現用無停電電源装置1に対する保守点検を
実施する場合、操作部80において作業用制御モードが
指定され且つ1番目の現用無停電電源装置1が指定され
る。
【0053】この指定に基づき、1番目の現用無停電電
源装置1に対応する開閉接点71aの閉成状態が継続さ
れて、残りの開閉接点71b,…71nが開放される。
同時に、1番目の現用無停電電源装置1に対応する開閉
接点72aの開放状態が継続されて、残りの開閉接点7
2b,…72nが閉成される。つまり、1番目の現用無
停電電源装置1の第2給電回路16に対してのみ予備無
停電電源装置51からの通電が継続され、残りの現用無
停電電源装置1の第2給電回路16に対しては商用交流
電源30からの通電が行われる。
【0054】こうして、1番目の現用無停電電源装置1
の第2給電回路16に対してのみ予備無停電電源装置5
1からの給電がなされた状態において、1番目の現用無
停電電源装置1の出力が同現用無停電電源装置1の第2
給電回路16からの給電であれば、1番目の現用無停電
電源装置1に対応する開閉接点75aが先ず閉成され、
その後に続いて開閉接点74aが開放される。
【0055】この開閉接点75aの閉成により、予備無
停電電源装置51から負荷設備40への給電経路が確保
される。この後、開閉接点74aの開放により、1番目
の現用無停電電源装置1から負荷設備40への給電経路
が遮断される。すなわち、負荷設備40に対する給電の
切換が瞬断無く完了する。この場合、切換前において、
1番目の現用無停電電源装置1から負荷設備40に供給
されている電力は、もともと予備無停電電源装置51の
出力である。切換後において、負荷設備40に供給され
る電力も、予備無停電電源装置51の出力である。つま
り、切換前に負荷設備40に供給される電力の位相およ
びレベルと、切換後に負荷設備40に供給される電力の
位相およびレベルは、まったく同じであり、負荷設備4
0の運転に何ら支障を与えることがなく、負荷設備40
の適正な運転を継続することができる。
【0056】また、給電切換の前提として、指定された
1番目の現用無停電電源装置1の第2給電回路16に対
してのみ予備無停電電源装置51の出力が供給されてい
ることを条件として定めているので、予備無停電電源装
置51の過負荷運転および運転停止を未然に防ぐことが
できる。
【0057】とくに、この第2実施形態では、作業員は
操作部80での指定操作を行うだけでよく、給電の切換
そのものは作業員の操作を要することなく自動的に行わ
れるので、間違いのない確実な切換が可能である。信頼
性のさらなる向上が図れる。
【0058】なお、予備無停電電源装置51の第1給電
回路11に異常が生じると、その予備無停電電源装置5
1の出力は同予備無停電電源装置51の第2給電回路1
6からの給電つまり商用交流電源30からの通電とな
り、その商用交流電源30の電圧が1番目の現用無停電
電源装置1に供給されることになる。
【0059】予備無停電電源装置51の出力としては、
第1給電回路11からの給電(インバータ出力)であっ
ても、第2給電回路16からの給電(商用交流電源電
圧)であっても、そのいずれでもよい。いずれの場合
も、電力の位相およびレベルが同じ状態のまま給電切換
を完了することができる。
【0060】ただし、第2給電回路16からの給電の方
が、交流変換部14のインバータ処理を経た高品質で安
定した高信頼性の電力であるという事実は存在する。こ
の点を考慮し、“予備無停電電源装置51の出力が同予
備無停電電源装置51の第1給電回路11からの供給で
あること”を給電切換の条件として加えるようにしても
よい。
【0061】[3]第3実施形態について説明する。図
3に示すように、各現用無停電電源装置1および予備無
停電電源装置51において、第2給電回路16にトラン
ス18が介挿されている。トランス18は、入力端子5
3側(入力側)と交流スイッチ15側(出力側)とを絶
縁し、給電品質の向上を図るために採用されている。
【0062】このトランス18の採用に伴い、各現用無
停電電源装置1に入力端子5が追加され、予備無停電電
源装置51に入力端子55が追加されている。そして、
これら入力端子5,55に第2給電回路16の分岐回路
16aが接続され、その分岐回路16aに手動式の開閉
接点19が挿接されている。
【0063】各現用無停電電源装置1の入力端子3,5
のうち、入力端子3は制御ユニット60の出力端子68
a2,68b2,…68n2(交流電源電圧の出力用)
に接続され、入力端子5は制御ユニット60の出力端子
68a1,68b1,…68n1(予備無停電電源装置
51の出力用)に接続される。予備無停電電源装置51
の入力端子53,55は、共に商用交流電源30に接続
される。現用無停電電源装置1の開閉接点19は、保守
点検等を行う場合の作業用制御モードの指定に際し、予
め、作業員によって閉操作される。これに伴い、開閉接
点17が開操作される。この開閉接点19,17の操作
により、トランス18に対するバイパス回路が形成さ
れ、予備無停電電源装置51の出力が現用無停電電源装
置1のトランス18を介すことなく同現用無停電電源装
置1から出力される。
【0064】作業用制御モードでの給電切換に際し、現
用無停電電源装置1のトランス18が投入されたままで
は、切換前の供給電力の位相と、切換後の供給電力の位
相とが異なってしまうという、不具合を生じる。そこ
で、上記のように、トランス18に対するバイパス回路
を形成する処置が必要となる。
【0065】予備無停電電源装置51のトランス18に
ついては、投入しても、バイパスしても、そのいずれで
もよい。
【0066】他の構成は第1実施形態と同じである。ま
た、作用および効果についても、第1実施形態と同じで
あり、その説明は省略する。
【0067】[4]第4実施形態について説明する。図
4に示すように、各現用無停電電源装置1および予備無
停電電源装置51において、第2給電回路16にトラン
ス18が介挿されている。トランス18は、入力端子5
3側(入力側)と交流スイッチ15側(出力側)とを絶
縁し、給電品質の向上を図るために採用されている。
【0068】このトランス18の採用に伴い、各現用無
停電電源装置1に入力端子5が追加され、予備無停電電
源装置51に入力端子55が追加されている。そして、
これら入力端子5,55に第2給電回路16の分岐回路
16aが接続され、その分岐回路16aに手動式の開閉
接点19が挿接されている。
【0069】各現用無停電電源装置1の入力端子3,5
のうち、入力端子3は制御ユニット60の出力端子68
a2,68b2,…68n2(交流電源電圧の出力用)
に接続され、入力端子5は制御ユニット60の出力端子
68a1,68b1,…68n1(予備無停電電源装置
51の出力用)に接続される。予備無停電電源装置51
の入力端子53,55は、共に商用交流電源30に接続
される。現用無停電電源装置1の開閉接点19は、保守
点検等を行う場合の作業用制御モードの指定に際し、予
め、作業員によって閉操作される。これに伴い、開閉接
点17が開操作される。この開閉接点19,17の操作
により、トランス18に対するバイパス回路が形成さ
れ、予備無停電電源装置51の出力が現用無停電電源装
置1のトランス18を介すことなく同現用無停電電源装
置1から出力される。
【0070】作業用制御モードでの給電切換に際し、現
用無停電電源装置1のトランス18が投入されたままで
は、切換前の供給電力の位相と、切換後の供給電力の位
相とが異なってしまうという、不具合を生じる。そこ
で、上記のように、トランス18に対するバイパス回路
を形成する処置が必要となる。
【0071】予備無停電電源装置51のトランス18に
ついては、投入しても、バイパスしても、そのいずれで
もよい。
【0072】他の構成は第2実施形態と同じである。ま
た、作用および効果についても、第2実施形態と同じで
あり、その説明は省略する。
【0073】[5]第5実施形態について説明する。図
5に示すように、各現用無停電電源装置1において、第
1給電回路16にトランス18および手動式の開閉接点
19が介挿されるとともに、その第1給電回路16のト
ランス18と開閉接点19との間が中間端子6,7によ
り分断されている。予備無停電電源装置51では、第1
給電回路16にトランス18および手動式の開閉接点1
9が介挿されるとともに、その第1給電回路16のトラ
ンス18と開閉接点19との間が中間端子56,57に
より分断されている。
【0074】トランス18は、第3および第4実施形態
と同じく、給電品質の向上を図るために設けられてい
る。
【0075】各現用無停電電源装置1の中間端子6は、
制御ユニット60の入力端子67a,67b,…67n
(交流電源電圧の入力用)に接続され、中間端子7は制
御ユニット60の出力端子68a1,68b1,…68
n1、68a2,68b2,…68n2に接続される。
つまり、商用交流電源30の電圧を、現用無停電電源装
置1のトランス18および制御ユニット60を介して該
現用無停電電源装置1の第2給電回路16に戻すように
している。
【0076】予備無停電電源装置51の中間端子56,
57は、相互接続される。
【0077】各現用無停電電源装置1および予備無停電
電源装置51の開閉接点19は、開閉接点17と共に稼
動時に閉成される。
【0078】要するに、通常の給電では品質向上のため
に各現用無停電電源装置1のトランス18が投入される
が、作業用制御モードでの給電切換に際しては、予備無
停電電源装置51の出力がトランス18を介すことなく
現用無停電電源装置1の第2給電回路16に入力されて
同現用無停電電源装置1から出力される。これにより、
切換前の負荷設備40に対する供給電力の位相と、切換
後の負荷設備40に対する供給電力の位相とを、同じ状
態に保つことができる。
【0079】他の構成は第1実施形態と同じである。ま
た、作用および効果についても、第1実施形態と同じで
あり、その説明は省略する。
【0080】[6]第6実施形態について説明する。図
6に示すように、各現用無停電電源装置1において、第
1給電回路16にトランス18および手動式の開閉接点
19が介挿されるとともに、その第1給電回路16のト
ランス18と開閉接点19との間が中間端子6,7によ
り分断されている。予備無停電電源装置51では、第1
給電回路16にトランス18および手動式の開閉接点1
9が介挿されるとともに、その第1給電回路16のトラ
ンス18と開閉接点19との間が中間端子56,57に
より分断されている。
【0081】トランス18は、第3および第4実施形態
と同じく、給電品質の向上を図るために設けられてい
る。
【0082】各現用無停電電源装置1の中間端子6は、
制御ユニット60の入力端子67a,67b,…67n
(交流電源電圧の入力用)に接続され、中間端子7は制
御ユニット60の出力端子68a1,68b1,…68
n1、68a2,68b2,…68n2に接続される。
つまり、商用交流電源30の電圧を、現用無停電電源装
置1のトランス18および制御ユニット60を介して該
現用無停電電源装置1の第2給電回路16に戻すように
している。
【0083】予備無停電電源装置51の中間端子56,
57は、相互接続される。
【0084】各現用無停電電源装置1および予備無停電
電源装置51の開閉接点19は、開閉接点17と共に稼
動時に閉成される。
【0085】要するに、通常の給電では品質向上のため
に各現用無停電電源装置1のトランス18が投入される
が、作業用制御モードでの給電切換に際しては、予備無
停電電源装置51の出力がトランス18を介すことなく
現用無停電電源装置1の第2給電回路16に入力されて
同現用無停電電源装置1から出力される。これにより、
切換前の負荷設備40に対する供給電力の位相と、切換
後の負荷設備40に対する供給電力の位相とを、同じ状
態に保つことができる。
【0086】他の構成は第2実施形態と同じである。ま
た、作用および効果についても、第2実施形態と同じで
あり、その説明は省略する。なお、この発明は上記各実
施形態に限定されるものではなく、要旨を変えない範囲
で種々変形実施可能である。
【0087】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、た
とえ複数台の現用無停電電源装置に同時に異常が生じた
場合でも、また現用無停電電源装置の保守点検や更改工
事に際しても、予備無停電電源装置の過負荷運転および
運転停止を未然に防ぐことができ、どのような状況であ
っても負荷に対する確実な給電が可能な高信頼性の無停
電電源システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】第2実施形態の構成を示すブロック図。
【図3】第3実施形態の構成を示すブロック図。
【図4】第4実施形態の構成を示すブロック図。
【図5】第5実施形態の構成を示すブロック図。
【図6】第6実施形態の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…現用無停電電源装置、2,3…入力端子、4…出力
端子、11…第1給電回路、12…直流変換部、13…
蓄電池、14…交流変換部、15…交流スイッチ、16
…第2給電回路、40…負荷設備、51…予備無停電電
源装置、52,53…入力端子、54…出力端子、60
…制御ユニット、63a,63b,…63n……手動式
の開閉接点、66a,66b,…66n……手動式の開
閉接点、70…制御部、71a,71b,…71n……
電磁式の開閉接点、72a,72b,…72n……電磁
式の開閉接点、74a,74b,…74n……表示ラン
プ、80…操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 秀和 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 向井 年史 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 石橋 正章 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 藤田 悟 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 Fターム(参考) 5G015 FA02 GA02 GA07 GA10 HA16 JA05 JA11 JA21 JA33 JA47 JA52

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源の電圧を直流変換して蓄電池を
    充電しつつその直流を交流変換して負荷に給電し且つ交
    流電源の停電時に蓄電池の放電電圧を交流変換して負荷
    に給電するための第1給電回路、および外部から入力さ
    れる交流電圧を負荷に直接的に給電するための第2給電
    回路を有し、第1給電回路が正常の場合にその第1給電
    回路の給電を選択し、第1給電回路が異常の場合に第2
    給電回路の給電を選択する複数台の現用無停電電源装置
    と、 交流電源の電圧を直流変換して蓄電池を充電しつつその
    直流を交流変換して負荷に給電し且つ交流電源の停電時
    に蓄電池の放電電圧を交流変換して負荷に給電するため
    の第1給電回路、および交流電源の電圧を負荷に直接的
    に給電するための第2給電回路を有し、第1給電回路が
    正常の場合はその第1給電回路の給電を選択し、第1給
    電回路に異常が生じると第2給電回路の給電を選択する
    予備無停電電源装置と、 前記各現用無停電電源装置の第1給電回路が正常な場合
    に前記予備無停電電源装置から前記各現用無停電電源装
    置の第2給電回路への通電を行い、前記各現用無停電電
    源装置のいずれかの第1給電回路に異常が生じるとその
    異常の生じた現用無停電電源装置の第2給電回路に対し
    てのみ前記予備無停電電源装置からの通電を継続し残り
    の現用無停電電源装置の第2給電回路に対しては交流電
    源からの通電を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする無停電電源システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無停電電源システムに
    おいて、 前記各現用無停電電源装置の出力をそれぞれ負荷に供給
    するための複数の第1通電路と、 前記予備無停電電源装置の出力を前記各負荷に供給する
    ための複数の第2通電路と、 前記各第1通電路に設けられた手動式の第1開閉接点
    と、 前記各第2通電路に設けられた手動式の第2開閉接点
    と、 前記各現用無停電電源装置のうち予め指定された1台の
    現用無停電電源装置の第2給電回路に対してのみ前記予
    備無停電電源装置の出力が供給されていること、かつ前
    記指定された現用無停電電源装置の出力が同現用無停電
    電源装置の第2給電回路からの給電であることを条件
    に、前記指定された現用無停電電源装置に対応する前記
    第1開閉接点および前記第2開閉接点について第2開閉
    接点の閉操作とそれに続く第1開閉接点の開操作の許容
    を報知する報知手段と、 を具備したことを特徴とする無停電電源システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の無停電電源システムに
    おいて、 前記各現用無停電電源装置の出力をそれぞれ負荷に供給
    するための複数の第1通電路と、 前記予備無停電電源装置の出力を前記各負荷に供給する
    ための複数の第2通電路と、 前記各第1通電路に設けられた第1開閉接点と、 前記各第2通電路に設けられた第2開閉接点と、 前記各現用無停電電源装置のうち予め指定された1台の
    現用無停電電源装置の第2給電回路に対してのみ前記予
    備無停電電源装置の出力が供給されていること、かつ前
    記指定された現用無停電電源装置の出力が同現用無停電
    電源装置の第2給電回路からの給電であることを条件
    に、前記指定された現用無停電電源装置に対応する前記
    第1開閉接点および前記第2開閉接点について先ず第2
    開閉接点を閉成し続いて第1開閉接点を開放する制御手
    段と、 を具備したことを特徴とする無停電電源システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の無停電電源システムに
    おいて、 前記予備無停電電源装置は、前記各現用無停電電源装置
    の1台分の容量と同じ容量を有することを特徴とする無
    停電電源システム。
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