JP5107859B2 - データ伝送システム、端末装置、端末装置の制御回路、データ伝送方法及びデータ伝送プログラム - Google Patents

データ伝送システム、端末装置、端末装置の制御回路、データ伝送方法及びデータ伝送プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5107859B2
JP5107859B2 JP2008267871A JP2008267871A JP5107859B2 JP 5107859 B2 JP5107859 B2 JP 5107859B2 JP 2008267871 A JP2008267871 A JP 2008267871A JP 2008267871 A JP2008267871 A JP 2008267871A JP 5107859 B2 JP5107859 B2 JP 5107859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
packet
terminal device
additional information
binary data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008267871A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010098540A (ja
Inventor
威泰 富岡
智紀 奈良
敏彦 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
NTT Docomo Inc
Original Assignee
Fujitsu Ltd
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, NTT Docomo Inc filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008267871A priority Critical patent/JP5107859B2/ja
Publication of JP2010098540A publication Critical patent/JP2010098540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5107859B2 publication Critical patent/JP5107859B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

本発明は、一つのオブジェクトをオブジェクト交換用(Object Exchange:以下、単にOBEXと称する)プロトコル通信で伝送する機能を備えた携帯端末やパソコン等のデータ伝送システム、端末装置、端末装置の制御回路、データ伝送方法及びデータ伝送プログラムに関する。
従来、携帯端末同士、若しくは携帯端末及びパソコン間の短距離通信に使用するデファクトスタンダードとしてOBEX規格がある。
また、このOBEXプロトコルの下位レイヤには、IrDA(Infrared Data Association)通信、USB(Universal Serial Bus)通信やブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)通信がある。
これらOBEXプロトコル通信を使用して携帯端末同士では、電話帳やスケジュール帳等のデータを送受信することが可能である。
また、携帯端末同士では、電話帳のようなテキストデータだけでなく、画像やメロディ等のバイナリ形式のデータ(バイナリデータ)を送受信することも可能である。
この場合、携帯端末同士では、バイナリデータをBase64等のテキスト形式とし、さらにV形式に変換することでデータを送受信することが可能である。尚、Base64とは、「A」〜「Z」の26文字、「a」〜「z」の26文字、「0」〜「9」の10文字、「+」、「/」及び「=」の3文字の65文字でバイナリデータを表現するものである。
また、一般的に、従来のOBEXプロトコルを使用したデータ通信では、通信接続から通信切断までの一回の通信シーケンスで一つのオブジェクトしか伝送しないことを前提としている。
特表平11−502096号公報 特開平10−304013号公報 特表2005−521120号公報 特開2005−110063号公報
従来のOBEXプロトコル通信を使用したデータ伝送システムでは、一回の通信シーケンスで複数のデータを伝送する場合、複数のデータをテキスト形式に変換し、この変換したテキスト形式のデータを連結して1つのオブジェクトとして伝送する方式もある。
しかしながら、上記従来のデータ伝送システムでは、画像や動画等の1ファイルあたりのデータサイズが大きいファイル、例えば、100Kバイトの画像を100ファイル分伝送する場合、図8に示すように、これらファイルのバイナリデータをBase64でテキスト形式に変換することになるが、Base64では限られた文字でデータを変換することになるため、1Mバイト(100Kバイト×100ファイル分)分のバイナリデータが約1.4Mバイト、すなわち、元のバイナリデータの約1.4倍にデータサイズが大きくなってデータ通信量が増加し、その結果、データ伝送時間が長くなる。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、OBEXプロトコル通信によるバイナリデータのデータ伝送時間の短縮化を図るデータ伝送システム、端末装置、端末装置の制御回路、データ伝送方法及びデータ伝送プログラムを提供することにある。
開示システムは、送信側端末装置から受信側端末装置に対して一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送するデータ伝送システムであって、前記送信側端末装置は、前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割部と、前記データ分割部で分割した前記バイナリデータと、前記ファイル単位での前記バイナリデータの先頭位置に配置し、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを前記受信側端末装置に順次伝送するパケット組立部とを有し、前記受信側端末装置は、前記送信側端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解するパケット分解部と、前記パケット分解部で分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割部で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元するデータ復元部とを有することを要件とする。
開示装置は、一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送する端末装置であって、前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割部と、前記データ分割部で分割した前記バイナリデータと、前記ファイル単位での前記バイナリデータの先頭位置に配置し、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを相手先端末装置に順次伝送するパケット組立部と、相手先端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解するパケット分解部と、前記パケット分解部で分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割部で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元するデータ復元部と
を有することを要件とする。
また、開示回路は、一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送する端末装置の制御回路であって、前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割部と、前記データ分割部で分割した前記バイナリデータと、前記ファイル単位での前記バイナリデータの先頭位置に配置し、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを相手先端末装置に順次伝送するパケット組立部と、相手先端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解するパケット分解部と、前記パケット分解部で分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割部で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元するデータ復元部とを有することを要件とする。
また、開示方法は、送信側端末装置から受信側端末装置に対して一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送するデータ伝送方法であって、前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割する前記送信側端末装置のデータ分割ステップと、前記データ分割ステップで分割した前記バイナリデータと、前記ファイル単位での前記バイナリデータの先頭位置に配置し、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを前記受信側端末装置に順次伝送する前記送信側端末装置側のパケット組立ステップと、前記送信側端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解する前記受信側端末装置側のパケット分解ステップと、前記パケット分解ステップで分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割部で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元する前記受信側端末装置側のデータ復元ステップとを含むことを要件とする。
また、開示プログラムは、一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送する機能を端末装置に実行させるデータ伝送プログラムであって、前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割手順と、前記データ分割手順で分割した前記バイナリデータと、前記ファイル単位での前記バイナリデータの先頭位置に配置し、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを相手先端末装置に順次伝送するパケット組立手順と、相手先端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解するパケット分解手順と、前記パケット分解手順で分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割手順で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元するデータ復元手順とを前記端末装置に実行させることを要件とする。
開示システム、開示装置、開示回路、開示方法及び開示プログラムでは、オブジェクト交換用プロトコル通信を使用して複数のファイルを一つのオブジェクトとして伝送する際に、送信側では、分割したバイナリデータ、ファイル単位の付加情報及び付加情報を取得すためのオフセット値を含む基本ヘッダ情報をパケット伝送し、受信側では、受信した基本ヘッダ情報内のオフセット値に基づき付加情報を取得し、取得した付加情報に基づき分割したバイナリデータ同士を連結して分割前のバイナリデータにファイル単位で復元するようにした。その結果、受信側では、従来のようにbase64で全実データをテキスト形式へ変換することなく、送信側からの複数のファイルを含むオブジェクトを受信できることは勿論のこと、オフセット値を含む基本ヘッダ情報(1パケットあたり13バイト程度)の数だけデータ量は増えるものの、データ量を最小限に抑えて送信側から受信側へのデータ通信量を大幅に抑制し、そのデータ伝送時間の大幅短縮を図ることができるという効果を奏する。
以下、図面に基づき本発明のデータ伝送システム、端末装置、端末装置の制御回路、データ伝送方法及びデータ伝送プログラムに関わる実施例について詳細に説明する。
まず、最初に本実施例の概要を説明すると、その概要は、送信側携帯端末から受信側携帯端末に対してOBEXプロトコル通信を使用して複数のファイルを一つのオブジェクトで伝送する際に、送信側携帯端末側では、オブジェクトを構成するファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割し、分割したバイナリデータと、ファイル単位でのバイナリデータの先頭位置に配置し、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、パケット内の所定格納位置から付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とをパケット内に格納し、このパケットを受信側端末装置に順次伝送する。
さらに、受信側携帯端末では、送信側携帯端末からのパケットを順次受信すると、パケットを順次分解し、分解した基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき付加情報を取得し、この付加情報に基づき、分割したバイナリデータ同士を連結して分割前のバイナリデータにファイル単位で復元する。
その結果、本実施例では、受信側携帯端末では、従来のようにbase64で全実データをテキスト形式へ変換することなく、送信側携帯端末からの複数のファイルを含むオブジェクトを受信できることは勿論のこと、オフセット値を含む基本ヘッダ情報(1パケットあたり13バイト程度)の数だけデータ量は増えるものの、データ量を最小限に抑えて送信側携帯端末から受信側携帯端末へのデータ通信量を大幅に抑制し、そのデータ伝送時間の大幅短縮を図ることができる。
図1は、本実施例を示すデータ伝送システム全体の概略構成を示すシステム説明図である。
図1に示すデータ伝送システム1は、例えば、OBEXプロトコル通信機能を備えた2台の携帯端末2(2A,2B)と、OBEXプロトコル通信機能を備えた1台のパソコン3とを備えている。尚、携帯端末2は、図示せぬ無線基地局経由で通話及びデータ通信を可能にしている。
また、携帯端末2同士や、携帯端末2及びパソコン3間では、IrDA等のOBEXプロコトル通信機能を使用して画像等のバイナリデータ(以下、単に実データと称する)のデータ伝送が可能である。
図2は、本実施例の要部である携帯端末2内部の概略構成を示すブロック図である。
図2に示す携帯端末2は、図示せぬ無線基地局経由との無線通信の通信インタフェースを司る無線処理部11と、OBEXプロトコル通信の通信インタフェースを司るOBEX通信処理部12と、様々な情報を入力する操作部13と、様々な情報を表示する表示部14と、様々な情報やプログラム等を記憶する記憶部15と、携帯端末2全体を制御するCPU16とを有している。
記憶部15は、プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)15Aと、各種情報を記憶するRAM(Random Access Memory)15Bと、画像等の実データを含むファイルを記憶するファイル記憶部15Cとを有している。
図3は、OBEXプロコトルで使用するパケット内部のデータ構成を示す説明図である。
図3に示すパケット50は、パケット50を識別するOBEXヘッダ51と、実データ等を格納するBODY部52とを有している。
OBEXヘッダ51は、例えば、IrDA規格に準拠したGETコマンドやPUTコマンド等を識別するものである。
BODY部52は、BODY部52の先頭エリアから基本ヘッダ情報53、ファイル単位で実データの内容を識別する付加情報54及び実データ55の順に格納している。
付加情報54は、エリアのサイズ54Aと、付加情報54に関わるファイル全体の実データのデータ量を示す実データのデータサイズ54Bと、ファイル名のデータ長を示すファイル名長54C、ファイル名54Dと、ファイルの種類54Eと、ファイルの作成日付54Fと、ファイルの更新日付54Gと、ファイルの作成者名のデータ長を示す作成者長54Hと、ファイルの作成者54Iと、その他の情報を示すその他情報54Jとを有している。
尚、BODY部52には、付加情報54を常に格納するものではなく、このBODY部52内にファイル内部の先頭部位の実データを格納した場合にのみ、付加情報54を格納するものである。従って、ファイル内部の先頭部位の実データを格納していない場合、BODY部52には、付加情報54を格納することなく、基本ヘッダ情報53の次のエリアに実データ55を格納するものである。
また、基本ヘッダ情報53は、一つのオブジェクトをデータ伝送する際のパケットの全個数を示すパケット全個数53Aと、BODY部52内で新たな付加情報を格納したか否かを示す新付加情報設定フラグ53Bと、BODY部52内に新たな付加情報を格納した場合、BODY部52の先頭位置から同付加情報54の先頭位置までのオフセット量を示すオフセット値53Cとを有している。
パケット全個数53Aは、OBEXプロトコルでの通信開始時に、オブジェクト内の全ファイルの実データを伝送するためのパケットの全個数に相当するものである。
新付加情報設定フラグ53Bは、ONの場合、BODY部52内に新たな付加情報54を格納していることを示し、OFFの場合、BODY部52内に新たな付加情報54を格納していないことを示すものである。
また、オフセット値53Cは、新付加情報設定フラグ53BがONの場合、BODY部52の先頭位置から新たな付加情報54の先頭位置までのオフセット量を示すことになるが、新付加情報設定フラグ53BがOFFの場合、BODY部52内に新たな付加情報54がないため、“オフセット量設定なし”ということになる。
また、図2に示す携帯端末2のCPU16は、相手先にオブジェクトを送信するためのオブジェクト送信側処理部20と、相手先からオブジェクトを受信するためのオブジェクト受信側処理部30とを有している。
オブジェクト送信側処理部20は、一つのオブジェクトを構成する一以上のファイルの実データをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割部21と、データ分割部21にて分割した実データをパケット内部のBODY部52に格納するパケット組立部22とを有している。
データ分割部21は、OBEXプロトコル通信の開始を検出すると、オブジェクトを構成する一以上のファイルの実データをパケット50の空きデータサイズに応じて順次分割するものである。
尚、OBEXプロトコル通信の開始は、例えば、OBEX通信処理部12を通じて相手先の携帯端末2やパソコン3からの接続要求や自己の接続開始操作に応じて起動するものである。
パケット組立部22は、データ分割部21にて分割した実データ55の他に、基本ヘッダ情報53及び付加情報54をBODY部52に格納し、これら基本ヘッダ情報53、付加情報54及び実データ55の順に格納したパケットをOBEXプロトコルの通信シーケンスで相手先の携帯端末2又はパソコン3に順次伝送するものである。
また、オブジェクト受信側処理部30は、OBEX通信処理部12を通じて、相手先の携帯端末2又はパソコン3からOBEXプロトコルの通信シーケンスでパケットを順次受信すると、パケット50内部のBODY部52を順次分解するパケット分解部31と、パケット内部のBODY部52に格納した分割中の実データ同士を連結して分割前の実データに復元するデータ復元部32と、このデータ復元部32の作業領域としてのバッファ33とを有している。
パケット分解部31は、パケットを受信すると、パケット内部のBODY部52に格納した基本ヘッダ情報53、付加情報54及び実データ55を順次分解するものである。
また、データ復元部32は、パケット分解部31にて分解した基本ヘッダ情報53の新付加情報設定フラグ53BがONの場合、基本ヘッダ情報53のオフセット値53Cに基づき、新しい付加情報54を取得するものである。
データ復元部32は、新しい付加情報54を取得すると、この付加情報54に基づき、パケット分解部31で分解した実データを順次抽出し、この実データをバッファ33に順次格納するものである。
そして、データ復元部32は、付加情報54に基づき、バッファ33に格納中の実データ同士を連結してファイル単位で分割前の実データに復元し、この復元した実データをファイル単位でファイル記憶部15Cに記憶するものである。
尚、データ復元部32は、付加情報54から該当ファイルの実データのデータサイズ54Bを取得し、取得した実データのデータサイズ54Bとバッファ33に格納中の実データのデータ量とが合致したか否かを判定し、バッファ33に格納中の該当ファイルの実データのデータ量が該当ファイルの実データサイズ54Bと合致した場合、分割前の該当ファイルの実データに復元できたものと判断するものである。
次に、本実施例のデータ伝送システム1の動作について説明する。図4は、本実施例の携帯端末2間のオブジェクト伝送処理に関わる処理動作を端的に示すシーケンス図である。
尚、送信側携帯端末2Aでは、ファイル“A”の実データ“A”、ファイル“B”の実データ“B”、ファイル“C”の実データ“C”、ファイル“D”の実データ“D”及びファイル“E”の実データ“E”の5個のファイルを記憶しているものとする。
図4に示す携帯端末2間のデータ伝送処理は、例えば、送信側携帯端末2Aが受信側携帯端末2Bからの要求に応じて、現在記憶中の5個のファイル“A”〜“E”を一つのオブジェクトとして一回のOBEXプロトコルの通信シーケンスで受信側携帯端末2Bに伝送する処理である。
送信側携帯端末2Aは、受信側携帯端末2BからOBEXプロコトルの接続開始を受信すると(ステップS11)、接続開始OKを受信側携帯端末2Bに送信する(ステップS12)。
送信側携帯端末2Aは、受信側携帯端末2BからGET要求を受信すると(ステップS13)、OK(初回)のパケットを受信側携帯端末2Bに伝送する(ステップS14)。
この際、送信側携帯端末2Aのデータ分割部21では、ファイル“A”の実データ“A”をパケット内部のBODY部52の空きデータサイズに応じて実データ“A1”及び“A2”に分割する。
さらに、パケット組立部22は、ファイル“A”内の先頭部位の実データ“A1”をBODY部52に格納することになるため、分割中の実データ“A1”の直前にファイル“A”の内容を識別する付加情報54をBODY部52に格納する。
さらに、パケット組立部22は、BODY部52の先頭位置からファイル“A”の付加情報54の先頭位置までのオフセット量を示すオフセット値53Cと、BODY部52内に新たな付加情報54を格納していることを示す“ON”の新付加情報設定フラグ53Bと、パケット全個数53Aとを含む基本ヘッダ情報53を格納する。尚、パケット組立部22は、オブジェクト内の全ファイルの全実データを伝送する際の全パケット個数(図4では5個)を把握しているものとする。
パケット組立部22は、ステップS14にて、基本ヘッダ情報53、ファイル“A”の付加情報54及び分割中の実データ“A1”を格納したパケットを受信側携帯端末2Bに送信することになる。
受信側携帯端末2Bのパケット分解部31では、ステップS14にてOK(初回)のパケットを受信すると、後述するオブジェクト受信処理を通じて、受信パケットを基本ヘッダ情報53、ファイル“A”の付加情報54及び実データ“A1”に分解する。
データ復元部32は、分割中の実データ“A1”を抽出すると、この抽出した実データ“A1”をバッファ33に順次格納する。
また、送信側携帯端末2Aは、受信側携帯端末2BからGET要求を受信すると(ステップS15)、OK(継続)のパケット50を受信側の携帯端末2Bに伝送する(ステップS16)。
この際、送信側携帯端末2Aのパケット組立部22では、BODY部52内にファイル“A”の分割中の実データ“A2”を格納することになるが、BODY部52内に空きが生じる。
そこで、送信側携帯端末2Aのデータ分割部21は、ファイル“B”の分割中の実データ“B”をパケット内部のBODY部52の空きデータサイズに応じて実データ“B1”及び“B2”に分割する。
さらに、パケット組立部22は、BODY部52内にファイル“A2”を格納した後、ファイル“B”内の先頭部位の実データ“B1”をBODY部52に格納することになるため、実データ“B1”の直前にファイル“B”の内容を識別する付加情報54をBODY部52内に格納する。
さらに、パケット組立部22は、BODY部52内に新たな付加情報54を格納していることを示す“ON”の新付加情報設定フラグ53Bと、BODY部52の先頭位置からファイル“B”の付加情報54の先頭位置までのオフセット量を示すオフセット値53Cとを含む基本ヘッダ情報53を格納する。
そして、パケット組立部22は、ステップS16にて、基本ヘッダ情報53、分割中の実データ“A2”、ファイル“B”の付加情報54及び分割中の実データ“B1”を格納したパケットを受信側携帯端末2Bに送信することになる。
受信側携帯端末2Bのパケット分解部31では、ステップS16にてOK(継続)のパケットを受信すると、後述するオブジェクト受信処理を通じてファイル“A”の分割中の実データ“A2”を分解する。
データ復元部32は、分割中の実データ“A2”をバッファ33に順次格納すると、ファイル“A”の付加情報54に基づき、分割中の実データ“A1”及び実データ“A2”を連結することでファイル“A”の実データ“A”をファイル記憶部15Cに記憶し、バッファ33内部を初期化する。
さらに、パケット分解部31では、基本ヘッダ情報53内の新付加情報設定フラグ53Bが“ON”のため、ステップS16のパケットからファイル“B”の付加情報54及び分割中の実データ“B1”を分解する。データ復元部32は、実データ“B1”をバッファ33に順次格納する。
また、送信側携帯端末2Aは、受信側携帯端末2BからGET要求を受信すると(ステップS17)、OK(継続)のパケットを受信側携帯端末2Bに伝送する(ステップS18)。
この際、送信側携帯端末2Aのパケット組立部22では、ファイル“B”の実データ“B2”をBODY部52内に格納することになるが、BODY部52内に空きが生じる。
そこで、送信側携帯端末2Aのデータ分割部21は、ファイル“C”の実データ“C”をパケット内部のBODY部52の空きデータサイズに応じて実データ“C1”、“C2”及び“C3”に分割する。
パケット組立部22は、BODY部52内にファイル“B2”を格納した後、ファイル“C”の先頭部位の実データ“C1”を格納することになるため、ファイル“C”の付加情報54及び実データ“C1”の順に格納する。
さらに、パケット組立部22は、BODY部52の先頭位置からファイル“C”の付加情報54の先頭位置までのオフセット量を示すオフセット値53Cと、BODY部52内に新たな付加情報54を格納していることを示す“ON”の新付加情報設定フラグ53Bとを含む基本ヘッダ情報53を格納する。
パケット組立部22は、ステップS18にて、基本ヘッダ情報53、分割中の実データ“B2”、ファイル“C”の付加情報54及び分割中の実データC1を順次格納したパケットを受信側携帯端末2Bに送信することになる。
受信側携帯端末2Bのパケット分解部31では、ステップS18にてOK(継続)のパケットを受信すると、後述するオブジェクト受信処理を通じてファイル“B”の分割中の実データ“B2”を分解する。
データ復元部32は、分割中の実データ“B2”をバッファ33に順次格納すると、ファイル“B”の付加情報54に基づき、分割中の実データ“B1”及び実データ“B2”を連結することでファイル“B”の実データ“B”をファイル記憶部15Cに記憶し、バッファ33内部を初期化する。
さらに、パケット分解部31では、基本ヘッダ情報53内の新付加情報設定フラグ53Bが“ON”のため、ステップS18のパケットからファイル“C”の付加情報54及び分割中の実データ“C1”を分解する。データ復元部32は、実データ“C1”をバッファ33に順次格納する。
また、送信側携帯端末2Aは、受信側携帯端末2BからGET要求を受信すると(ステップS19)、OK(継続)のパケットを受信側携帯端末2Bに伝送する(ステップS20)。
この際、送信側携帯端末2Aのパケット組立部22では、ファイル“C”の実データ“C2”をBODY部52内に格納することになる。
パケット組立部22は、BODY部52内に実データ“C2”を格納した後、BODY部52内に新たな付加情報54を格納していないことを示す“OFF”の新付加情報設定フラグ53Bと、“オフセット量設定なし”を示すオフセット値53Cとを含む基本ヘッダ情報53を格納する。
パケット組立部22は、ステップS20にて、基本ヘッダ情報53、分割中の実データ“C2”を格納したパケットを受信側携帯端末2Bに送信することになる。
受信側携帯端末2Bのパケット分解部31では、ステップS20にてOK(継続)のパケットを受信すると、後述するオブジェクト受信処理を通じてファイル“C”の分割中の実データ“C2”を分解する。データ復元部32は、分割中の実データ“C2”をバッファ33に順次格納する。
また、送信側携帯端末2Aは、受信側携帯端末2BからGET要求を受信すると(ステップS21)、OK(最終)のパケットを受信側携帯端末2Bに伝送する(ステップS22)。
この際、送信側携帯端末2Aのパケット組立部22では、ファイル“C”の分割中の実データ“C3”をBODY部52内に格納することになるが、BODY部52内に空きが生じる。
そこで、送信側携帯端末2Aのデータ分割部21は、ファイル“D”の実データ“D”がパケット内部のBODY部52の空きデータサイズ内のため分割しない。そこで、パケット組立部22では、ファイル“D”の実データ“D”及び付加情報54をBODY部52内に格納することになる。
さらに、データ分割部21は、BODY部52内に空きが生じた場合、ファイル“E”の実データ“E”をパケット内部のBODY部52に格納することになるが、実データ“E”はパケット内部のBODY部52の空きデータサイズ内のため分割しない。
また、パケット組立部22は、BODY部52内に新たな付加情報54を格納していることを示す“ON”の新付加情報設定フラグ53Bと、BODY部52の先頭位置からファイル“D”の付加情報54の先頭位置までのオフセット量を示すオフセット値53Cとを含む基本ヘッダ情報53を格納する。
さらに、パケット組立部22は、ステップS22にて、基本ヘッダ情報53、分割中の実データ“C3”、ファイル“D”の付加情報54、実データ“D”、ファイル“E”の付加情報54及び実データ“E”を搭載したパケットを受信側携帯端末2Bに送信することになる。
受信側携帯端末2Bのパケット分解部31では、ステップS22にてOK(最終)のパケットを受信すると、後述するオブジェクト受信処理を通じてファイル“C”の分割中の実データ“C3”を分解する。
データ復元部32は、分割中の実データ“C3”をバッファ33に順次格納すると、ファイル“C”の付加情報54に基づき、分割中の実データ“C1”、分割中の実データ“C2”及び分割中の実データ“C3”を連結することでファイル“C”の実データ“C”をファイル記憶部15Cに記憶し、バッファ33内部を初期化する。
さらに、パケット分解部31では、基本ヘッダ情報53内の新付加情報設定フラグ53Bが“ON”のため、ステップS22のパケットからファイル“D”の付加情報54及び実データ“D”を分解する。
データ復元部32は、実データ“D”をバッファ33に順次格納すると、ファイル“D”の付加情報54に基づき実データ“D”をファイル記憶部15Cに記憶し、バッファ33内部を初期化する。
さらに、パケット分解部31では、BODY部52内部に更なる新たな付加情報ありの場合、ステップS22のパケットからファイル“E”の付加情報54及び実データ“E”を分解する。
データ復元部32は、実データ“E”をバッファ33に順次格納すると、ファイル“E”の付加情報54に基づき、ファイル“E”の実データ“E”をファイル記憶部15Cに記憶し、バッファ33内部を初期化する。
この結果、送信側携帯端末2Aでは、ファイル“A”〜“E”までの実データを一つのオブジェクトとして受信側携帯端末2Bへの伝送が完了したことになる。
受信側携帯端末2Bでは、ファイル“A”〜“E”までの実データを受信し、これらファイル“A”〜“E”までの実データを復元し、ファイル記憶部15Cに記憶したことになる。
そして、送信側携帯端末2Aは、受信側携帯端末2Bからの切断要求を受信すると(ステップS23)、切断要求応答(OK)で受信側携帯端末2Bに送信することで(ステップS24)、受信側携帯端末2BのOBEXプロトコル通信を終了する。
図4に示すオブジェクト伝送処理では、送信側携帯端末2Aから受信側携帯端末2Bに対してOBEXプロトコル通信を使用して複数のファイルを一つのオブジェクトで伝送する際に、送信側携帯端末2A側では、オブジェクトを構成するファイルの実データをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割し、分割した実データと、ファイル単位での実データの先頭位置に配置し、分割前の実データに復元するための付加情報54と、パケット内の先頭位置から付加情報54の先頭位置までのオフセット値53Cを含む基本ヘッダ情報53とをパケット内に格納し、このパケットを受信側携帯端末2Bに順次伝送する。
さらに、受信側携帯端末2Bでは、送信側携帯端末2Aからのパケットを順次受信すると、パケットを順次分解し、分解した基本ヘッダ情報53のオフセット値53Cに基づき付加情報54を取得し、この付加情報54に基づき、分割中の実データ同士を連結して分割前の実データにファイル単位で復元する。その結果、受信側携帯端末2Bでは、従来のようにbase64で全実データをテキスト形式へ変換することなく、送信側携帯端末2Aからの複数のファイルを含むオブジェクトを受信できることは勿論のこと、オフセット値53Cを含む基本ヘッダ情報(1パケットあたり13バイト程度)53の数だけデータ量は増えるものの、データ量を最小限に抑制することで、送信側携帯端末2Aから受信側携帯端末2Bへのデータ通信量を大幅に抑制し、そのデータ伝送時間の大幅短縮を図ることができる。
次に、送信側携帯端末2AからOBEXプロトコル通信でオブジェクトを受信する受信側携帯端末2Bの動作について説明する。図5乃至図7は、オブジェクト受信処理に関わる受信側携帯端末2B内部の処理動作を示すフローチャートである。
図5乃至図7に示すオブジェクト受信処理では、OBEXプロトコルの通信シーケンスで送信側携帯端末2A側からのオブジェクトを受信し、オブジェクト内部の実データをファイル単位でファイル記憶部15Cに記憶する処理である。
図5において受信側携帯端末2Bは、送信側携帯端末2AとのOBEXプロコトル通信による接続開始を検出したか否かを判定する(ステップS31)。
受信側携帯端末2Bは、OBEXプロトコル通信による接続開始を検出した場合(ステップS31肯定)、送信側携帯端末2Aからの受信パケットがあるか否かを判定する(ステップS32)。
受信側携帯端末2Bのパケット分解部31は、受信パケットがある場合、受信パケットを分解し(ステップS33)、パケットのBODY部52内部の基本ヘッダ情報53内のパケット全個数53Aを取得する(ステップS34)。
パケット分解部31は、パケット全個数53Aを取得すると、基本ヘッダ情報53内のオフセット値53Cを取得する(ステップS35)。尚、パケット分解部31は、基本ヘッダ情報53内の新付加情報設定フラグ53Bを取得する。
また、データ復元部32は、オフセット値53Cを取得すると、取得したオフセット値53Cがパケット全個数53Aに基づきオブジェクト内の最終オフセットであるか否かを判定する(ステップS36)。
データ復元部32は、取得したオフセット値53Cが最終オフセットでない場合(ステップS36否定)、このパケット内の基本ヘッダ情報53の新付加情報設定フラグ53Bに基づき、パケット内に新たな付加情報54があるか否かを判定する(ステップS37)。
データ復元部32は、新付加情報設定フラグ53Bが“OFF”、すなわちパケット内に新たな付加情報54がない場合(ステップS37否定)、現在の付加情報54に基づき、現在の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納する(ステップS38)。
データ復元部32は、現在の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納すると、現在の該当ファイルの実データを特定し(ステップS39)、特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致したか否かを判定する(ステップS40)。
データ復元部32は、特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致した場合(ステップS40肯定)、送信側携帯端末2A側で分割したファイル内の実データを全て取得したものと判断し、このバッファ33に格納中の特定した該当ファイルの実データをファイル単位でファイル記憶部15Cに記憶し(ステップS41)、バッファ33内部を初期化し(ステップS42)、受信パケットがあるか否かを判定すべく、ステップS32に移行する。
また、データ復元部32は、ステップS40にて特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致しなかった場合(ステップS40否定)、次の受信パケット内に該当ファイルの残りの実データがあるものと判断し、受信パケットがあるか否かを判定すべく、ステップS32に移行する。
また、データ復元部32は、ステップS36にて現在のオフセット値53Cが最終オフセットである場合(ステップS36肯定)、最終のパケットと判断し、パケット内部の基本ヘッダ情報53に含む新付加情報設定フラグ53Bに基づき、パケット内に新たな付加情報54があるか否かを判定する(ステップS43)。
データ復元部32は、新付加情報設定フラグ53Bが“OFF”、すなわちパケット内に新たな付加情報54がない場合(ステップS43否定)、現在の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納する(ステップS44)。
データ復元部32は、現在の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納すると、現在の該当ファイルの実データを特定し(ステップS45)、特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致したか否かを判定する(ステップS46)。
データ復元部32は、特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致した場合(ステップS46肯定)、送信側携帯端末2A側で分割したファイル内の実データを全て取得したものと判断し、このバッファ33に格納中の特定した該当ファイルの実データをファイル単位でファイル記憶部15Cに記憶し(ステップS47)、バッファ33内部を初期化する(ステップS48)。
さらに、データ復元部32は、パケット内に新たな付加情報54があるか否かを判定する(ステップS49)。
データ復元部32は、パケット内に新たな付加情報54がない場合(ステップS49否定)、オブジェクト内の全てのファイル内の全実データの伝送及び復元が完了したものと判断し、OBEX通信処理部12を通じて、送信側携帯端末2AとのOBEXプロトコル通信を切断し(ステップS50)、図5に示す処理動作を終了する。
また、データ復元部32は、ステップS46にて特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致しなかった場合(ステップS46否定)、次の受信パケット内に該当ファイルの残りの実データがあるものと判断し、現在の該当ファイルへの実データをバッファ33に順次格納すべく、ステップS44に移行する。
また、データ復元部32は、ステップS49にてパケット内に新たな付加情報54がある場合、パケット内に2以上の付加情報54が含まれているものと判断し、新たな付加情報54を取得し(ステップS51)、現在の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納すべく、ステップS44に移行する。
また、データ復元部32は、ステップS37にてパケット内の基本ヘッダ情報53の新付加情報設定フラグ53Bに基づき、パケット内に新たな付加情報54がある場合(ステップS37肯定)、図6に示すM1に移行する。
また、データ復元部32は、ステップS43にてパケット内の基本ヘッダ情報53の新付加情報設定フラグ53Bに基づき、パケット内に新たな付加情報54がある場合(ステップS43肯定)、図7に示すM3に移行する。
図6に示すM1においてデータ復元部32は、図5に示すステップS37にてパケット内の基本ヘッダ情報53の新付加情報設定フラグ53Bが“ON”、すなわちパケット内に新たな付加情報54がある場合、現在の付加情報54に基づき、現在の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納する(ステップS61)。
データ復元部32は、現在の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納すると、現在の該当ファイルの実データを特定し(ステップS62)、特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致したか否かを判定する(ステップS63)。
データ復元部32は、特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致した場合(ステップS63肯定)、送信側携帯端末2A側で分割したファイル内の実データを全て取得したものと判断し、このバッファ33に格納中の特定した該当ファイルの実データをファイル単位でファイル記憶部15Cに記憶し(ステップS64)、バッファ33内部を初期化する(ステップS65)。
さらに、データ復元部32は、図5に示すステップS35にて取得したパケット内のオフセット値53Cに基づき、BODY部52内から新たな付加情報54を取得し(ステップS66)、この付加情報54の該当ファイルの実データを抽出してバッファ33内に順次格納する(ステップS67)。
データ復元部32は、現在の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納すると、現在の該当ファイルの実データを特定し(ステップS68)、特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致したか否かを判定する(ステップS69)。
データ復元部32は、特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致した場合(ステップS69肯定)、送信側携帯端末2A側で分割したファイル内の実データを全て取得したものと判断し、このバッファ33に格納中の特定した該当ファイルの実データをファイル単位でファイル記憶部15Cに記憶し(ステップS70)、バッファ33内部を初期化する(ステップS71)。
さらに、データ復元部32は、パケット内に新たな付加情報54があるか否かを判定する(ステップS72)。
データ復元部32は、パケット内に新たな付加情報54がない場合(ステップS72否定)、次の受信パケットがあるか否かを判定すべく、図5に示すM2に移行する。
また、データ復元部32は、ステップS72にてパケット内に新たな付加情報54がある場合(ステップS72肯定)、パケット内に2以上の付加情報54が含まれているものと判断し、新たな付加情報54を取得し(ステップS73)、この新たな付加情報54の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納すべく、ステップS67に移行する。
また、データ復元部32は、ステップS63にて特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致しなかった場合(ステップS63否定)、現在の受信パケット内に該当ファイルの残りの実データがあるものと判断し、現在の該当ファイルへの実データをバッファ33に順次格納すべく、ステップS61に移行する。
また、データ復元部32は、ステップS69にて特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致しなかった場合(ステップS69否定)、次の受信パケット内に該当ファイルの残りの実データがあるものと判断し、図5に示すM2に移行する。
また、図7に示すM3においてデータ復元部32は、図5に示すステップS43にてパケット内の基本ヘッダ情報53の新付加情報設定フラグ53Bが“ON”、すなわちパケット内に新たな付加情報54がある場合、現在の付加情報54に基づき、現在の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納する(ステップS81)。
データ復元部32は、現在の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納すると、現在の該当ファイルの実データを特定し(ステップS82)、特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致したか否かを判定する(ステップS83)。
データ復元部32は、特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致した場合(ステップS83肯定)、送信側携帯端末2A側で分割したファイル内の実データを全て取得したものと判断し、このバッファ33に格納中の特定した該当ファイルの実データをファイル単位でファイル記憶部15Cに記憶し(ステップS84)、バッファ33内部を初期化する(ステップS85)。
さらに、データ復元部32は、ステップS85にて取得したパケット内のオフセット値53Cに基づき新たな付加情報54を取得し(ステップS86)、この付加情報54の該当ファイルの実データを抽出してバッファ33内に順次格納する(ステップS87)。
データ復元部32は、現在の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納すると、現在の該当ファイルの実データを特定し(ステップS88)、特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致したか否かを判定する(ステップS89)。
データ復元部32は、特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致した場合(ステップS89肯定)、送信側携帯端末2A側で分割した一ファイル内の実データを全て取得したものと判断し、このバッファ33に格納中の特定した該当ファイルの実データをファイル単位でファイル記憶部15Cに記憶し(ステップS90)、バッファ33内部を初期化する(ステップS91)。
さらに、データ復元部32は、パケット内に新たな付加情報54があるか否かを判定する(ステップS92)。
データ復元部32は、パケット内に新たな付加情報54がない場合(ステップS92否定)、オブジェクト内の全てのファイル内の全実データの伝送及び復元が完了したものと判断し、送信側携帯端末2AとのOBEX通信処理を切断すべく、図5に示すM4に移行する。
また、データ復元部32は、ステップS92にてパケット内に新たな付加情報54がある場合(ステップS92肯定)、パケット内に2以上の付加情報54が含まれているものと判断し、新たな付加情報54を取得し(ステップS93)、この新たな付加情報54の該当ファイルの実データをバッファ33に順次格納すべく、ステップS87に移行する。
また、データ復元部32は、ステップS83にて特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致しなかった場合(ステップS83否定)、現在の受信パケット内に該当ファイルの残りの実データがあるものと判断し、現在の該当ファイルへの実データをバッファ33に順次格納すべく、ステップS81に移行する。
また、データ復元部32は、ステップS89にて特定した該当ファイルの実データのデータ量が付加情報54内の実データのデータサイズ54Bに合致しなかった場合(ステップS89否定)、現在の受信パケット内に該当ファイルの残りの実データがあるものと判断し、ステップS87に移行する。
図5乃至図7に示すオブジェクト受信処理では、送信側携帯端末2Aからパケットを受信すると、パケットの基本ヘッダ情報53のオフセット値53Cを取得し、オフセット値53Cに基づき、新たなファイルの付加情報54を取得し、この付加情報54に基づき、実データを抽出し、抽出した実データをバッファ33に順次格納し、現在格納中の該当ファイルの実データのデータ量と該当ファイルの付加情報54のデータサイズ54Bとが合致した場合、分割中の実データをファイル単位で分割前の実データに復元するようにしたので、受信側携帯端末2Bでは、送信側携帯端末2Aで分割した実データを分割前の実データに復元し、そのファイル単位の実データをファイル記憶部15Cに記憶することができる。
さらに、オブジェクト受信処理では、分割中の実データをファイル単位で順次復元し、ファイル単位で実データをファイル記憶部15Cに順次記憶するようにしたので、送信側携帯端末2Aからオブジェクト内の全ファイルの実データを記憶することができる。
本実施例では、OBEXプロトコル通信を使用して複数のファイルを一つのオブジェクトとして伝送する際に、送信側携帯端末2Aでは、分割した実データ、ファイル単位の付加情報54及び付加情報54を取得すためのオフセット値53Cを含む基本ヘッダ情報53をパケット伝送し、受信側携帯端末2Bでは、受信した基本ヘッダ情報53内のオフセット値53Cに基づき付加情報54を取得し、取得した付加情報53に基づき分割した実データ同士を連結して分割前の実データにファイル単位で復元する。
その結果、受信側携帯端末2Bでは、従来のようにbase64で全実データをテキスト形式へ変換することなく、送信側携帯端末2Aからの複数のファイルを含むオブジェクトを受信できることは勿論のこと、オフセット値53Cを含む基本ヘッダ情報(1パケットあたり13バイト程度)53の数だけデータ量は増えるものの、従来比較で約70%のデータ量に抑制、データ量を最小限に抑制することで、送信側携帯端末2Aから受信側携帯端末2Bへのデータ通信量を大幅に抑制し、そのデータ伝送時間の大幅短縮を図ることができる。
また、データ伝送時間の大幅短縮を図ることで、携帯端末2側のユーザの利便性を確保すると共に、携帯端末2の電力消費量を軽減することができる。
また、本実施例では、送信側携帯端末2AがOBEXプロトコル通信の開始を検出すると、パケット組立部22でオブジェクトの全ファイル内の分割した実データを格納したパケットを受信側携帯端末2Bに順次伝送すると共に、受信側携帯端末2Bは、送信側携帯端末2Aから順次受信したパケット内の実データ同士を、データ復元部32で連結して分割前の実データに順次復元し、オブジェクト内の全ファイル内の実データを復元すると、OBEXプロトコル通信を切断する。その結果、OBEXプロトコルの一回の通信シーケンスで複数ファイルの実データを伝送することができる。
尚、本実施例では、携帯端末2間のOBEXプロトコル通信でオブジェクトを伝送する例を説明したが、パソコン3内部に図2に示すオブジェクト送信側処理20及びオブジェクト受信側処理30を内蔵した場合、携帯端末2及びパソコン3間やパソコン3同士でも同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施例では、OBEXプロトコル通信としてIrDAの赤外線通信でオブジェクトを伝送するようにしたが、例えばUSB通信やブルートゥース通信を使用したとしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
以上、本発明の実施例について説明したが、本実施例によって本発明の技術的思想の範囲が限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲を逸脱しない限り、各種様々な実施例が実施可能であることは言うまでもない。また、本実施例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
また、本実施例で説明した各種処理の内、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動で行うことも可能であることは勿論のこと、その逆に、手動で行われるものとして説明した処理の全部又は一部を自動で行うことも可能であることは言うまでもない。また、本実施例で説明した処理手順、制御手順、具体的名称、各種データやパラメータを含む情報についても、特記した場合を除き、適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的に記載したものであって、必ずしも物理的に図示のように構成されるものではなく、その各装置の具体的な態様は図示のものに限縮されるものでは到底ないことは言うまでもない。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上、又は同CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)送信側端末装置から受信側端末装置に対して一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送するデータ伝送システムであって、
前記送信側端末装置は、
前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割部と、
前記データ分割部で分割した前記バイナリデータと、前記ファイル単位での前記バイナリデータの先頭位置に配置し、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを前記受信側端末装置に順次伝送するパケット組立部とを有し、
前記受信側端末装置は、
前記送信側端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解するパケット分解部と、
前記パケット分解部で分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割部で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元するデータ復元部と
を有することを特徴とするデータ伝送システム。
(付記2)前記送信側端末装置は、
前記オブジェクト交換用プロトコル通信の開始を検出すると、前記パケット組立部で前記オブジェクトの全ファイル内の分割した前記バイナリデータを格納した前記パケットを前記受信側端末装置に順次伝送すると共に、
前記受信側端末装置は、
前記送信側端末装置から順次受信した前記パケット内の前記バイナリデータ同士を、前記データ復元部で連結して前記分割前のバイナリデータに順次復元し、前記オブジェクト内の全ファイル内のバイナリデータを復元すると、前記オブジェクト交換用プロトコル通信を切断することを特徴とする付記1記載のデータ伝送システム。
(付記3)前記オブジェクト交換用プロトコル通信は、
赤外線通信であることを特徴とする付記1又は2記載のデータ伝送システム。
(付記4)前記オブジェクト交換用プロトコル通信は、
USB通信であることを特徴とする付記1又は2記載のデータ伝送システム。
(付記5)前記オブジェクト交換用プロトコル通信は、
ブルートゥース通信であることを特徴とする付記1又は2記載のデータ伝送システム。
(付記6)一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送する端末装置であって、
前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割部と、
前記データ分割部で分割した前記バイナリデータと、前記ファイル単位での前記バイナリデータの先頭位置に配置し、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを相手先端末装置に順次伝送するパケット組立部と、
相手先端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解するパケット分解部と、
前記パケット分解部で分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割部で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元するデータ復元部と
を有することを特徴とする端末装置。
(付記7)前記オブジェクト交換用プロトコル通信の開始を検出すると、前記パケット組立部で前記オブジェクトの全ファイル内の分割した前記バイナリデータを格納した前記パケットを前記相手先端末装置に順次伝送すると共に、
前記相手先端末装置から順次受信した前記パケット内の前記バイナリデータ同士を、前記データ復元部で連結して前記分割前のバイナリデータに順次復元し、前記オブジェクト内の全ファイル内のバイナリデータを復元すると、前記オブジェクト交換用プロトコル通信を切断することを特徴とする付記6記載の端末装置。
(付記8)一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送する端末装置の制御回路であって、
前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割部と、
前記データ分割部で分割した前記バイナリデータと、前記ファイル単位での前記バイナリデータの先頭位置に配置し、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを相手先端末装置に順次伝送するパケット組立部と、
相手先端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解するパケット分解部と、
前記パケット分解部で分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割部で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元するデータ復元部と
を有することを特徴とする端末装置の制御回路。
(付記9)前記オブジェクト交換用プロトコル通信の開始を検出すると、前記パケット組立部で前記オブジェクトの全ファイル内の分割した前記バイナリデータを格納した前記パケットを前記相手先端末装置に順次伝送すると共に、
前記相手先端末装置から順次受信した前記パケット内の前記バイナリデータ同士を、前記データ復元部で連結して前記分割前のバイナリデータに順次復元し、前記オブジェクト内の全ファイル内のバイナリデータを復元すると、前記オブジェクト交換用プロトコル通信を切断することを特徴とする付記8記載の端末装置の制御回路。
(付記10)送信側端末装置から受信側端末装置に対して一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送するデータ伝送方法であって、
前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割する前記送信側端末装置のデータ分割ステップと、
前記データ分割ステップで分割した前記バイナリデータと、前記ファイル単位での前記バイナリデータの先頭位置に配置し、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを前記受信側端末装置に順次伝送する前記送信側端末装置側のパケット組立ステップと、
前記送信側端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解する前記受信側端末装置側のパケット分解ステップと、
前記パケット分解ステップで分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割部で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元する前記受信側端末装置側のデータ復元ステップと
を含むことを特徴とするデータ伝送方法。
(付記11)前記送信側端末装置は、
前記オブジェクト交換用プロトコル通信の開始を検出すると、前記パケット組立ステップで前記オブジェクトの全ファイル内の分割した前記バイナリデータを格納した前記パケットを前記受信側端末装置に順次伝送すると共に、
前記受信側端末装置は、
前記送信側端末装置から順次受信した前記パケット内の前記バイナリデータ同士を、前記データ復元ステップで連結して前記分割前のバイナリデータに順次復元し、前記オブジェクト内の全ファイル内のバイナリデータを復元すると、前記オブジェクト交換用プロトコル通信を切断することを特徴とする付記10記載のデータ伝送方法。
(付記12)一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送する機能を端末装置に実行させるデータ伝送プログラムであって、
前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割手順と、
前記データ分割手順で分割した前記バイナリデータと、前記ファイル単位での前記バイナリデータの先頭位置に配置し、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを相手先端末装置に順次伝送するパケット組立手順と、
相手先端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解するパケット分解手順と、
前記パケット分解手順で分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割手順で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元するデータ復元手順と
を前記端末装置に実行させることを特徴とするデータ伝送プログラム。
(付記13)前記オブジェクト交換用プロトコル通信の開始を検出すると、前記パケット組立部で前記オブジェクトの全ファイル内の分割した前記バイナリデータを格納した前記パケットを前記相手先端末装置に順次伝送すると共に、
前記相手先端末装置から順次受信した前記パケット内の前記バイナリデータ同士を、前記データ復元部で連結して前記分割前のバイナリデータに順次復元し、前記オブジェクト内の全ファイル内のバイナリデータを復元すると、前記オブジェクト交換用プロトコル通信を切断することを特徴とする付記12記載のデータ伝送プログラム。
本実施例を示すデータ伝送システム全体の概略構成を示すシステム説明図である。 本実施例の要部である携帯端末内部の概略構成を示すブロック図である。 OBEXプロコトルで使用するパケット内部のデータ構成を示す説明図である。 本実施例の携帯端末間のオブジェクト伝送処理に関わる処理動作を端的に示すシーケンス図である。 本実施例のオブジェクト受信処理に関わる受信側携帯端末内部の処理動作を示すフローチャートである。 本実施例のオブジェクト受信処理に関わる受信側携帯端末内部の処理動作を示すフローチャートである。 本実施例のオブジェクト受信処理に関わる受信側携帯端末内部の処理動作を示すフローチャートである。 従来のデータ伝送システムに関わるバイナリ形式のデータをbase64でテキスト形式に変換する際のデータ内容を端的に示す説明図である。
符号の説明
1 データ伝送処理
2 携帯端末
2A 送信側携帯端末
2B 受信側携帯端末
3 パソコン
12 OBEX通信処理
16 ファイル記憶部
20 オブジェクト送信側処理部
21 データ分割部
22 パケット組立部
30 オブジェクト受信側処理部
31 パケット分解部
32 データ復元部
33 バッファ

Claims (7)

  1. 送信側端末装置から受信側端末装置に対して一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送するデータ伝送システムであって、
    前記送信側端末装置は、
    前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割部と、
    前記データ分割部で分割した前記バイナリデータと、パケット内に前記ファイルの先頭部分のバイナリデータが格納される場合にのみ、前記先頭部分のバイナリデータの先頭位置に配置され、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを前記受信側端末装置に順次伝送するパケット組立部とを有し、
    前記受信側端末装置は、
    前記送信側端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解するパケット分解部と、
    前記パケット分解部で分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割部で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元するデータ復元部と
    を有することを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 前記送信側端末装置は、
    前記オブジェクト交換用プロトコル通信の開始を検出すると、前記パケット組立部で前記オブジェクトの全ファイル内の分割した前記バイナリデータを格納した前記パケットを前記受信側端末装置に順次伝送すると共に、
    前記受信側端末装置は、
    前記送信側端末装置から順次受信した前記パケット内の前記バイナリデータ同士を、前記データ復元部で連結して前記分割前のバイナリデータに順次復元し、前記オブジェクト内の全ファイル内のバイナリデータを復元すると、前記オブジェクト交換用プロトコル通信を切断することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システム。
  3. 一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送する端末装置であって、
    前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割部と、
    前記データ分割部で分割した前記バイナリデータと、パケット内に前記ファイルの先頭部分のバイナリデータが格納される場合にのみ、前記先頭部分のバイナリデータの先頭位置に配置され、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを相手先端末装置に順次伝送するパケット組立部と、
    相手先端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解するパケット分解部と、
    前記パケット分解部で分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割部で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元するデータ復元部と
    を有することを特徴とする端末装置。
  4. 前記オブジェクト交換用プロトコル通信の開始を検出すると、前記パケット組立部で前記オブジェクトの全ファイル内の分割した前記バイナリデータを格納した前記パケットを前記相手先端末装置に順次伝送すると共に、
    前記相手先端末装置から順次受信した前記パケット内の前記バイナリデータ同士を、前記データ復元部で連結して前記分割前のバイナリデータに順次復元し、前記オブジェクト内の全ファイル内のバイナリデータを復元すると、前記オブジェクト交換用プロトコル通信を切断することを特徴とする請求項3記載の端末装置。
  5. 一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送する端末装置の制御回路であって、
    前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割部と、
    前記データ分割部で分割した前記バイナリデータと、パケット内に前記ファイルの先頭部分のバイナリデータが格納される場合にのみ、前記先頭部分のバイナリデータの先頭位置に配置され、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを相手先端末装置に順次伝送するパケット組立部と、
    相手先端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解するパケット分解部と、
    前記パケット分解部で分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割部で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元するデータ復元部と
    を有することを特徴とする端末装置の制御回路。
  6. 送信側端末装置から受信側端末装置に対して一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送するデータ伝送方法であって、
    前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割する前記送信側端末装置のデータ分割ステップと、
    前記データ分割ステップで分割した前記バイナリデータと、パケット内に前記ファイルの先頭部分のバイナリデータが格納される場合にのみ、前記先頭部分のバイナリデータの先頭位置に配置され、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを前記受信側端末装置に順次伝送する前記送信側端末装置側のパケット組立ステップと、
    前記送信側端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解する前記受信側端末装置側のパケット分解ステップと、
    前記パケット分解ステップで分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割部で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元する前記受信側端末装置側のデータ復元ステップと
    を含むことを特徴とするデータ伝送方法。
  7. 一つのオブジェクトをオブジェクト交換用プロトコル通信で伝送する機能を端末装置に実行させるデータ伝送プログラムであって、
    前記オブジェクトを構成する一以上のファイルのバイナリデータをパケットの空きデータサイズに応じて順次分割するデータ分割手順と、
    前記データ分割手順で分割した前記バイナリデータと、パケット内に前記ファイルの先頭部分のバイナリデータが格納される場合にのみ、前記先頭部分のバイナリデータの先頭位置に配置され、分割前のバイナリデータに復元するための付加情報と、前記パケット内の所定格納位置から前記付加情報の格納位置までのオフセット値を含む基本ヘッダ情報とを前記パケット内に格納し、このパケットを相手先端末装置に順次伝送するパケット組立手順と、
    相手先端末装置からの前記パケットを順次受信すると、前記パケットを順次分解するパケット分解手順と、
    前記パケット分解手順で分解した前記基本ヘッダ情報のオフセット値に基づき前記付加情報を取得し、この付加情報に基づき、前記データ分割手順で分割したバイナリデータ同士を連結して前記分割前のバイナリデータに前記ファイル単位で復元するデータ復元手順と
    を前記端末装置に実行させることを特徴とするデータ伝送プログラム。
JP2008267871A 2008-10-16 2008-10-16 データ伝送システム、端末装置、端末装置の制御回路、データ伝送方法及びデータ伝送プログラム Expired - Fee Related JP5107859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008267871A JP5107859B2 (ja) 2008-10-16 2008-10-16 データ伝送システム、端末装置、端末装置の制御回路、データ伝送方法及びデータ伝送プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008267871A JP5107859B2 (ja) 2008-10-16 2008-10-16 データ伝送システム、端末装置、端末装置の制御回路、データ伝送方法及びデータ伝送プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010098540A JP2010098540A (ja) 2010-04-30
JP5107859B2 true JP5107859B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=42259912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008267871A Expired - Fee Related JP5107859B2 (ja) 2008-10-16 2008-10-16 データ伝送システム、端末装置、端末装置の制御回路、データ伝送方法及びデータ伝送プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5107859B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015184979A1 (zh) * 2014-06-05 2015-12-10 华为技术有限公司 处理报文、发送信息、接收信息的方法及装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6337449B2 (ja) * 2013-11-27 2018-06-06 株式会社リコー 会議サーバ装置、プログラム、情報処理方法、及び会議システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62265835A (ja) * 1986-05-13 1987-11-18 Mitsubishi Electric Corp バイナリデ−タ通信方法
JPS6461152A (en) * 1987-08-31 1989-03-08 Nec Corp Data communication system
JPH06216963A (ja) * 1993-01-14 1994-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固定長フレームによるデータ伝送、再構成方法
DE19856440C2 (de) * 1998-12-08 2002-04-04 Bosch Gmbh Robert Übertragungsrahmen und Funkeinheit mit Übertragungsrahmen
JP2005047252A (ja) * 2003-07-17 2005-02-24 Seiko Epson Corp 出力装置、無線通信器及び出力処理ユニット
JP4490331B2 (ja) * 2004-08-03 2010-06-23 富士通株式会社 断片パケット処理方法及びこれを用いるパケット転送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015184979A1 (zh) * 2014-06-05 2015-12-10 华为技术有限公司 处理报文、发送信息、接收信息的方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010098540A (ja) 2010-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101690125B (zh) 经由中间设备在主机设备和附件之间传输信息
CN1866258B (zh) 数据共享系统和数据共享方法
US9818036B2 (en) Apparatus and method for reproducing handwritten message by using handwriting data
CN102833751A (zh) 无线通信设备
JP2008524879A (ja) ネットワークにおけるファイル伝送の方法、システム、仮想プリンタ装置、復元装置
CN103118171A (zh) 应用软件共享系统及方法
CN102209156A (zh) 一种同步联系人信息的方法、装置和系统
CN104106225A (zh) 用于将显示单元耦接到智能手机的系统和方法
WO2015117352A1 (zh) 数据处理方法、数据发送及接收终端、数据传输系统
JP4792251B2 (ja) ネットワークストレージアクセス用端末及びそれを用いた遠隔データ蓄積システム
CN108513715A (zh) 无线通信配对方法、无线接收设备和无线发射设备、系统
EP1796354B1 (en) Method and mobile terminal for log management during Bluetooth communication
JP5107859B2 (ja) データ伝送システム、端末装置、端末装置の制御回路、データ伝送方法及びデータ伝送プログラム
US7283671B2 (en) Communications terminal
CN104917929B (zh) 图像处理系统、图像处理装置以及外部通信装置
JP5124375B2 (ja) 情報処理装置
CN109067891A (zh) 一种远程控制移动终端通信系统的研发
JP4734290B2 (ja) 通信端末
CN114095295B (zh) 智能门铃信息继承方法、智能门铃和计算机可读存储介质
JP5198170B2 (ja) 分散機器相互制御システムおよび情報処理装置
WO2017102085A1 (en) Secure transmission of local private encoding data
US20090083402A1 (en) Method and apparatus for displaying browser in portable terminal
WO2022034727A1 (ja) デバイス管理システム
CN115134654B (zh) 投屏方法、设备及计算机可读存储介质
JP2005142807A (ja) 無線通信端末、無線通信システム及び無線通信接続方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5107859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees