JP5107130B2 - 情報発生経緯管理装置、情報発生経緯管理システムおよび情報発生経緯管理方法 - Google Patents

情報発生経緯管理装置、情報発生経緯管理システムおよび情報発生経緯管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5107130B2
JP5107130B2 JP2008117121A JP2008117121A JP5107130B2 JP 5107130 B2 JP5107130 B2 JP 5107130B2 JP 2008117121 A JP2008117121 A JP 2008117121A JP 2008117121 A JP2008117121 A JP 2008117121A JP 5107130 B2 JP5107130 B2 JP 5107130B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
attribute information
information
electronic file
organization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008117121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009266090A (ja
Inventor
直子 千葉
聖人 岡崎
貴広 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2008117121A priority Critical patent/JP5107130B2/ja
Publication of JP2009266090A publication Critical patent/JP2009266090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5107130B2 publication Critical patent/JP5107130B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

この発明は、電子ファイルの発生経緯や入手経路を電子ファイルに対応付けて管理する情報発生経緯管理装置、情報発生経緯管理システムおよび情報発生経緯管理方法に関するものである。
近年、業務の電子化が進み、組織において電子ファイルは日々新たに発生し、蓄積され、必要に応じて共有され、再利用されている。組織内で扱われる電子ファイルは、組織の人員が独自のアイディアを文書化したものであったり、インターネットからダウンロードしたものであったり、メールに添付されてきたものを保存したものであったり、発生経緯は様々である。通常は、電子ファイルを生成または取得した個人が、その発生経緯や入手経路を記憶し、それらを利用する際には、共有範囲や著作権等に問題がないように配慮、判断をしている。
ただし、取り扱う電子ファイルの数が非常に多くなると、それを入手した本人でさえも、それらの発生経緯を失念することがあり、また組織においては人事異動等で人員が入れ替わることも多々あるため、組織で共有されている膨大な数の電子ファイルそれぞれについて発生経緯や入手経路等の情報を、組織の人員の記憶に頼って管理することは困難である。
従来から、文書管理製品と呼ばれる、電子ファイルの登録や共有を目的とした製品が存在しており、それらを利用することで、電子ファイルに付随する属性情報をその電子ファイルに対応付けて管理することが可能である。これらの製品は主に、検索や分類のためのキーワードを登録したり、ファイルのバージョンを管理したり、アクセス制御を実施したりする機能を有しているものが多いが、自由記述欄を設けているものもあるため、上記で述べたような電子ファイルの発生経緯や入手経路などについて、登録者が書き込むことにより、それらの情報を登録・共有することは実現可能である。
また、情報の作成された背景を共有するという目的を達成する方法に関しては、特許文献1において、組織内で生成される文書が会議など集団での作業と個人作業との繰り返しで形成されるという前提の下、議論を元に文書が作成される過程を記録・保持し、後にそれを利用することにより、情報の再利用性を促進するという手法が提案されている。
特開平8−16578号公報
前述の文書管理製品を利用すれば、電子ファイルの生成者もしくは入手者が、そのファイルを文書管理製品に登録する段階で、情報の入手経路を登録することは可能であるが、記憶を元に記述しなければならないため、登録者の手間がかかり、また情報の入手から登録までの間に長期間が経過している場合には失念していることも考えられる。
また、電子ファイルは必ずしも組織内で生成されるものばかりではないため、前述の特許文献1のように、組織内での情報生成過程を記録するだけでは、組織外から受け取った情報についてはその発生経緯を把握できないという問題がある。
電子ファイルの発生経緯や入手経路が不明確なまま、そのファイルそのもの、またはファイルに含まれる一部情報を再利用する場合、著作権を侵害してしまうことや、本来見せてはいけない人に情報を送ってしまうなどの人為的なミスが発生しやすいため、組織内で扱う情報の発生経緯や入手経路を把握することは、情報の利活用促進および情報セキュリティの両方の観点からメリットがあると言える。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、電子ファイルの発生経緯や入手経路を人間の記憶や伝聞に頼ることなく、迅速かつ正確に把握できるようにすることで、著作権の問題や情報共有範囲の設定などを適切に考慮した情報の再利用を可能にする情報発生経緯管理装置、情報発生経緯管理システムおよび情報発生経緯管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の情報発生経緯管理装置は、電子ファイルの属性情報を当該電子ファイルに対応付けて管理するファイル属性情報保持手段と、電子ファイルが自装置内に保存されたことを検知して、前記電子ファイルが自装置外から自装置内に保存されたものであれば、前記電子ファイルの入手手段および入手元の属性情報を取得して、取得された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存し、前記電子ファイルが自装置内で生成されて保存されたものであれば、前記電子ファイルに発生元が自装置内であるという属性情報を付与して、付与された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存するファイル属性情報取得手段と、組織内情報を保持する組織内情報保持手段と、前記ファイル属性情報保持手段から電子ファイルの入手元の属性情報を取得し、取得された入手元の属性情報を、前記組織内情報保持手段が保持する組織内情報と照合して、前記入手元の属性情報が前記組織内情報内に存在するか否かを判定し、前記電子ファイルに、判定結果である入手元が組織内か組織外かの入手経路の属性情報を付与して、付与された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存するファイル経路情報解析手段とを備えることを特徴とする。
本発明の情報発生経緯管理装置は、前記電子ファイルの入手元が、電子ファイルの登録を受け付け、組織内で共有するためのファイル共有装置である場合には、前記ファイル共有装置に前記電子ファイルの属性情報を問合せて、当該電子ファイルの発生時の属性情報を取得し、取得された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存するファイル属性情報問合せ手段を更に備えることが好ましい。
本発明の情報発生経緯管理装置は、前記ファイル属性情報保持手段で管理されている電子ファイルの属性情報を表示および編集するファイル利用手段を更に備えることが好ましい。
本発明の情報発生経緯管理システムは、ファイル入手・利用装置と、当該ファイル入手・利用装置から電子ファイルの登録を受け付け、組織内で共有するためのファイル共有装置からなり、前記ファイル入手・利用装置は、電子ファイルの属性情報を当該電子ファイルに対応付けて管理するファイル属性情報保持手段と、電子ファイルが自装置内に保存されたことを検知して、前記電子ファイルが自装置外から自装置内に保存されたものであれば、前記電子ファイルの入手手段および入手元の属性情報を取得して、取得された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存し、前記電子ファイルが自装置内で生成されて保存されたものであれば、前記電子ファイルに発生元が自装置内であるという属性情報を付与して、付与された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存するファイル属性情報取得手段と、組織内情報を保持する組織内情報保持手段と、前記ファイル属性情報保持手段から電子ファイルの入手元の属性情報を取得し、取得された入手元の属性情報を、前記組織内情報保持手段が保持する組織内情報と照合して、前記入手元の属性情報が前記組織内情報内に存在するか否かを判定し、前記電子ファイルに、判定結果である入手元が組織内か組織外かの入手経路の属性情報を付与して、付与された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存するファイル経路情報解析手段と、前記電子ファイルの入手元が前記ファイル共有装置である場合には、前記ファイル共有装置に前記電子ファイルの属性情報を問合せて、当該電子ファイルの発生時の属性情報を取得し、取得された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存するファイル属性情報問合せ手段とを備え、前記ファイル共有装置は、電子ファイルの属性情報を当該電子ファイルに対応付けて管理するファイル属性情報保持手段と、電子ファイルが前記ファイル入手・利用装置からファイル共有装置内に保存されたことを検知して、前記電子ファイルの入手元の属性情報を取得し、取得された属性情報を前記ファイル共有装置内のファイル属性情報保持手段に保存するファイル属性情報取得手段と、前記電子ファイルの入手元のファイル入手・利用装置内のファイル属性情報保持手段に前記電子ファイルの属性情報を問合せて、当該電子ファイルの発生時の属性情報を取得し、取得された属性情報を前記ファイル共有装置内のファイル属性情報保持手段に保存するファイル属性情報問合せ手段とを備えることを特徴とする。
本発明の情報発生経緯管理方法は、電子ファイルの属性情報を当該電子ファイルに対応付けて管理する情報発生経緯管理装置における情報発生経緯管理方法であって、前記情報発生経緯管理装置が、電子ファイルが自装置内に保存されたことを検知するステップと、前記電子ファイルが自装置外から自装置内に保存されたものであれば、前記電子ファイルの入手手段および入手元の属性情報を取得して、取得された属性情報を当該電子ファイルに対応付けて保存し、前記電子ファイルが自装置内で生成されて保存されたものであれば、前記電子ファイルに発生元が自装置内であるという属性情報を付与して、付与された属性情報を当該電子ファイルに対応付けて保存するステップと、前記電子ファイルの入手手段および入手元の属性情報を当該電子ファイルに対応付けて保存した後に、前記入手元の属性情報を組織内情報と照合して、前記入手元の属性情報が前記組織内情報内に存在するか否かを判定し、前記電子ファイルに、判定結果である入手元が組織内か組織外かの入手経路の属性情報を付与して、付与された属性情報を当該電子ファイルに対応付けて保存するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の情報発生経緯管理方法は、前記電子ファイルの入手元が、電子ファイルの登録を受け付け、組織内で共有するためのファイル共有装置である場合には、前記情報発生経緯管理装置が、前記電子ファイルの入手経路の属性情報を当該電子ファイルに対応付けて保存した後に、前記ファイル共有装置に前記電子ファイルの属性情報を問合せて、当該電子ファイルの発生時の属性情報を取得し、取得された属性情報を当該電子ファイルに対応付けて保存するステップを更に含むことが好ましい。
本発明は、多数のファイルが日々発生・共有される組織等において、ファイルの発生経緯や入手経路を人間の記憶や伝聞に頼ることなく、迅速かつ正確に把握することができるようになるため、著作権の問題や情報共有範囲の設定などを適切に考慮した情報の再利用が可能となる。
また、本発明は、ファイルの発生経緯や入手経路について、個々の利用者が意識して登録することなく自動的に取得・管理されるため、利用者の利便性が向上する。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の情報発生経緯管理システムの構成を示すブロック図であり、本発明の情報発生経緯管理システムは、ファイル入手・利用装置1とファイル共有装置2により構成される。
ファイル入手・利用装置1は、クライアント端末(PC)のように、利用者がインターネットやイントラネットを介して情報を入手して保存したり、利用者が自ら電子ファイルを作成して保存したりする装置である。一方のファイル共有装置2は、ファイル共有サーバのように、組織内の各クライアント端末から電子ファイルの登録を受け付け、組織内で共有するための装置である。ファイル入手・利用装置1とファイル共有装置2は、LAN等のネットワーク16で接続されている。
ファイル入手・利用装置1は、ファイル属性情報取得手段3と、ファイル属性情報保持手段4と、ファイル経路情報解析手段5と、組織内情報保持手段6と、ファイル属性情報問合せ手段7と、ファイル利用手段8とで構成され、ファイル共有装置2は、ファイル属性情報取得手段11と、ファイル属性情報保持手段12と、ファイル属性情報問合せ手段13と、ファイル利用手段14とで構成される。
始めに、ファイル入手・利用装置1における構成要素について説明する。ファイル属性情報取得手段3は、電子ファイルが装置内に新たに保存されたことを検知して、そのファイルを一意に識別するための情報やそのファイルの入手元の属性情報を取得する手段である。ファイル属性情報保持手段4は、電子ファイルのファイル属性情報9をその電子ファイルに対応付けて管理する手段である。組織内情報保持手段6は、その組織内にあるイントラネットのWebサーバやFTPサーバのURLやファイル共有サーバのアドレス、組織内人員のメールアドレスを含む組織内情報10を保持する手段である。ファイル経路情報解析手段5は、ファイル属性情報保持手段4から電子ファイルの入手元に関する属性情報を取得し、また、組織内情報保持手段6から組織内情報10を取得してそれらを照合し、その入手元が組織の内か外かを判別して、そのファイルに入手経路属性を付与する手段である。ファイル属性情報問合せ手段7は、電子ファイルの入手元がファイル共有装置2である場合に、そのファイル共有装置2のファイル属性情報保持手段12に対し、そのファイルの属性情報を問合せて、その属性情報を自装置内のファイル属性情報保持手段4に保存する手段である。ファイル利用手段8は、利用対象ファイルの属性情報を利用者に表示し、ファイルの編集内容に応じて属性情報を編集する手段である。
次に、ファイル共有装置2における構成要素について説明する。ファイル属性情報取得手段11およびファイル属性情報保持手段12およびファイル利用手段14については、ファイル入手・利用装置1における各手段と同じ働きをする手段であるので、説明を省略する。ファイル属性情報問合せ手段13は、ファイル属性情報保持手段12で管理されている電子ファイルの入手元の情報を取得し、そのファイルの入手元であるファイル入手・利用装置1のファイル属性情報保持手段4からファイルの属性情報を取得して、ファイル共有装置2のファイル属性情報保持手段12に格納する手段である。
次に、本発明によるファイル入手・利用装置1内の各構成手段の処理の流れを説明する。図2は、ファイル属性情報取得手段3の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル属性情報取得手段3は、まず電子ファイルの保存イベントを検知する(ステップ101)。次に、そのファイルを一意に特定する情報、すなわちそのファイルのハッシュ値等の識別情報、そのファイルが保存された場所(装置名やディレクトリパス)、保存時刻、保存ユーザなど、当該装置において共通的に取得可能な属性情報を取得する。また、同時に、当該ファイルが端末外から流入してきたものであれば、入手手段(メール添付、HTTP、FTP等)および入手元(メールであれば送信者アドレス、WebダウンロードであればURL等)といった属性情報を取得し、当該ファイルが端末内で生成されたものであれば、端末内で生成されたという属性情報を付与する(ステップ102)。次に、これらの属性情報をファイル属性情報保持手段4へ送信(保存)し(ステップ103)、ファイル経路情報解析手段5を呼び出して終了する(ステップ104)。
ファイル属性情報保持手段4は、電子ファイルの識別情報に対応付けて電子ファイルの属性情報を格納し、ファイルの識別情報をキーにファイルの各種属性情報を検索できるように保持する。
図3は、ファイル経路情報解析手段5の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル経路情報解析手段5は、ファイル属性情報保持手段4から電子ファイルの入手手段と入手元の情報を取得し(ステップ201)、入手手段がネットワーク経由(メール、HTTP、FTP、ファイル共有)であるか否かを判定する(ステップ202)。入手手段がネットワーク経由(メール、HTTP、FTP、ファイル共有)であれば、組織内情報保持手段6にて管理されている組織内情報10を取得し(ステップ203)、その入手元の情報が、組織内情報10内に存在するかどうかを判定する(ステップ204)。存在すれば「組織内」という入手経路属性を付与し(ステップ205)、存在しなければ「組織外」という入手経路属性を付与し(ステップ209)、それらの属性情報を元のファイル識別情報に対応付けてファイル属性情報保持手段4に保存する(ステップ206)。次に、ファイルの入手元が組織内情報10で管理されているファイル共有装置2であるか否かを判定し(ステップ207)、ファイル共有装置2であった場合には、ファイル属性情報問合せ手段7を呼び出して終了する(ステップ208)。
図4は、ファイル属性情報問合せ手段7の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル属性情報問合せ手段7は、ファイル属性情報保持手段4から電子ファイルの入手元であるファイル共有装置2のアドレスを取得し(ステップ301)、ファイル共有装置2のファイル属性情報保持手段12へアクセス(問合せ)して、そのファイルの識別情報に合致する属性情報を検索し(ステップ302)、当該ファイルの発生時の属性情報(入手手段、入手経路属性等)が登録されているか否かを判定する(ステップ303)。登録されていれば、それらの属性情報を取得して自装置内のファイル属性情報保持手段4に保存する(ステップ304)。
図5は、ファイル利用手段8の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル利用手段8は、ファイル展開(=ファイルオープン)イベントを検知し(ステップ401)、まず、そのファイルの識別情報をファイル属性情報保持手段4に照会して(ステップ402)、該当するファイルの属性情報が登録されているか否かを判定する(ステップ403)。登録されていれば、ファイル属性情報9を取得して利用者に表示しつつファイルを開き(ステップ404、405)、登録されていない場合には、そのままファイルを開く(ステップ405)。利用者は必要に応じてファイル自体を編集・更新し(ステップ406)、その編集内容に応じて属性情報を編集(オリジナル情報を付加した等)して保存し(ステップ407)、ファイルを保存する(閉じる)(ステップ408)。
次に、本発明によるファイル共有装置2内の各構成手段の処理の流れを説明する。ファイル共有装置2に対するファイルの保存は、1つないし複数のファイル入手・利用装置1からファイル共有プロトコルでの保存のみを受け付けると仮定する。
図6は、ファイル属性情報取得手段11の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル属性情報取得手段11は、まず、電子ファイルの保存イベントを検知し(ステップ501)、次に、そのファイルを一意に特定する情報、すなわちそのファイルのハッシュ値等の識別情報と、そのファイルに関連する属性情報、すなわち保存された場所(装置名やディレクトリパス)や保存時刻、保存ユーザ、入手元の情報(ファイル入手・利用装置の名前)を取得し(ステップ402)、それらの情報をファイル属性情報保持手段12へ送信(保存)し(ステップ403)、ファイル属性情報問合せ手段13を呼び出して終了する(ステップ404)。
図7は、ファイル属性情報問合せ手段13の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル属性情報問合せ手段13は、自装置内のファイル属性情報保持手段12からファイルの識別情報と入手元の情報を取得し(ステップ601)、その入手元のファイル入手・利用装置1のファイル属性情報保持手段4に対し、そのファイルの識別情報に合致する属性情報を検索して(ステップ602)、当該ファイルの発生時の属性情報(入手手段、入手経路属性等)が存在するか否かを判定する(ステップ603)。当該ファイルの属性情報が存在すれば、それらの属性情報を自装置内のファイル属性情報保持手段12に保存して終了し(ステップ604)、存在しなければそのまま処理を終了する。
図8は、ファイル利用手段14の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル利用手段14は、ファイル展開(=ファイルオープン)イベントを検知し(ステップ701)、まず、そのファイルの識別情報をファイル属性情報保持手段12に照会して(ステップ702)、該当するファイルの属性情報が登録されているか否かを判定する(ステップ703)。登録されていれば、ファイル属性情報15を取得して利用者に表示しつつファイルを開き(ステップ704、705)、登録されていない場合には、そのままファイルを開く(ステップ705)。利用者は必要に応じてファイル自体を編集・更新し(ステップ706)、その編集内容に応じて属性情報を編集(オリジナル情報を付加した等)して保存し(ステップ707)、ファイルを保存する(閉じる)(ステップ708)。
図9に、本発明の情報発生経緯管理システムの具体的な構成例を示し、図10〜20に同じく処理の流れを示し、図21〜23に、図9に示すシステムで用いられる情報の具体的な構成例を示し、図24に本発明の応用例におけるシステムの構成例を示す。
ファイル入手・利用装置1は、LAN20に接続されたPC等のクライアント端末21とし、ファイル共有装置2は、LAN20に接続されたファイル共有サーバ22とする。
始めに、図9および図10〜17を用いてクライアント端末21における各構成要素とそれに付随する処理の流れを説明する。
クライアント端末21内のファイル属性情報取得手段28〜32は、情報の発生経緯ごとに関連するプログラムに沿って動作するものとする。
図10は、メールの添付ファイルを保存する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。メーラ(メールソフト)23が添付ファイル付きのメールを受信して、そのファイルを予め指定されたフォルダに保存(格納)すると(ステップ801)、メール添付ファイル用ファイル属性情報取得手段28は、メーラ23が添付ファイルを指定フォルダに格納するというイベントを検知して、ファイルの識別情報やメールの送信者のメールアドレス等の属性情報を取得し(ステップ802)、ファイルの入手手段属性としてメール添付という情報を付加して(ステップ803)、取得情報と属性情報をファイル属性情報保持手段33へ保存し(ステップ804)、ファイル経路情報解析手段34を呼び出して終了する(ステップ805)。
図11は、Webサーバからファイルをダウンロードする場合の処理の流れを説明するフローチャートである。Webブラウザ24がファイルのダウンロード行為を介してファイルを端末内に保存すると(ステップ901)、HTTP(S)ダウンロードファイル用ファイル属性情報取得手段29は、ファイルが端末内に保存されるというイベントを検知して、ファイルの識別情報やダウンロード元のURL等の属性情報を取得し(ステップ902)、ファイルの入手手段属性としてHTTPダウンロードという情報を付加して(ステップ903)、取得情報と属性情報をファイル属性情報保持手段33へ保存し(ステップ904)、ファイル経路情報解析手段34を呼び出して終了する(ステップ905)。
図12は、FTPサーバからファイルをダウンロードする場合の処理の流れを説明するフローチャートである。FTPダウンローダ25がファイルのダウンロード行為を介してファイルを端末内に保存すると(ステップ1001)、FTPダウンロードファイル用ファイル属性情報取得手段30は、ファイルが端末内に保存されるというイベントを検知して、ファイルの識別情報やダウンロード元のURL等の属性情報を取得し(ステップ1002)、ファイルの入手手段属性としてFTPダウンロードという情報を付加して(ステップ1003)、取得情報と属性情報をファイル属性情報保持手段33へ保存し(ステップ1004)、ファイル経路情報解析手段34を呼び出して終了する(ステップ1005)。
図13は、ファイル丸ごとの複製または移動によりファイルを保存する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。Windows(登録商標)のエクスプローラ等のファイル管理プログラム26が、ファイル丸ごとの複製または移動に伴ってファイルを任意フォルダへ保存すると(ステップ1101)、ファイル管理プログラム用ファイル属性情報取得手段31は、ファイルが保存されるというイベントを検知して、端末外からの複製または移動か否かを判定する(ステップ1102)。端末内での複製または移動の場合(Noの場合)には、新たな保存先等の属性情報をファイル属性情報保持手段33へ上書き保存する(ステップ1107)。端末外からの複製または移動の場合(Yesの場合)には、ファイルの識別情報や複製または移動元等の属性情報を取得し(ステップ1103)、ファイルの入手手段属性として端末外からの複製または移動という情報を付加して(ステップ1104)、取得情報をファイル属性情報保持手段33へ保存し(ステップ1105)、ファイル経路情報解析手段34を呼び出して終了する(ステップ1106)。
図14は、ファイル作成アプリケーションによりファイルを保存する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル作成アプリケーション27が、ファイルを保存すると(ステップ1201)、ファイル作成アプリケーション別ファイル属性情報取得手段32は、当該アプリケーションがファイルを保存することを検知して、ファイルの識別情報や属性情報を取得し(ステップ1202)、ファイルの入手手段属性として端末内生成という情報を付加して(ステップ1203)、取得情報をファイル属性情報保持手段33へ保存する(ステップ1204)。
図15は、ファイル経路情報解析手段34の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル経路情報解析手段34は、まずファイル属性情報保持手段33から当該ファイルの入手手段と入手元情報を取得し(ステップ1301)、入手手段がHTTP(S)ダウンロードまたはFTPダウンロードか否かを判定する(ステップ1302)。HTTP(S)ダウンロードまたはFTPダウンロードである場合(Yesの場合)は、組織内情報保持手段35内の組織内情報39に格納されている組織内のWeb/FTPサーバアドレスリストを取得し(ステップ1303)、HTTP(S)ダウンロードまたはFTPダウンロードでない場合(Noの場合)は、入手手段がメール添付か否かを判定し(ステップ1307)、メール添付の場合(Yesの場合)は、組織内情報保持手段35内の組織内情報39に格納されている組織内のメールアドレスリストを取得する(ステップ1308)。次に、入手元情報がWeb/FTPサーバアドレスリスト、メールアドレスリストに存在するか否かを判定し(ステップ1304)、存在すれば(Yesの場合)、入手経路属性として「組織内」を付与し(ステップ1305)、属性情報をファイル属性情報保持手段33に保存して終了する(ステップ1306)。
ステップ1307において、入手手段がメール添付でない場合(Noの場合)は、入手手段が端末外からの複製または移動か否かを判定する(ステップ1310)。端末外からの複製または移動である場合(Yesの場合)は、組織内情報保持手段35内の組織内情報39に格納されている組織内のファイル共有装置アドレスリストを取得し(ステップ1311)、入手元情報がファイル共有装置アドレスリストに存在するか否かを判定する(ステップ1312)。存在すれば(Yesの場合)、ファイル属性情報問合わせ手段36を呼び出して終了する(ステップ1313)。ステップ1304およびステップ1312において、入手元情報がアドレスリスト内に存在しない場合(Noの場合)は、入手経路属性として「組織外」を付与し(ステップ1309)、属性情報をファイル属性情報保持手段33に保存して終了する(ステップ1306)。
また、ステップ1310において、端末外からの複製または移動でない場合(Noの場合)は、入手経路属性として「組織内」を付与し(ステップ1305)、属性情報をファイル属性情報保持手段33に保存して終了する(ステップ1306)。
図16は、ファイル属性情報問合せ手段36の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル属性情報問合せ手段36は、ファイル属性情報保持手段33からファイル入手元のファイル共有サーバ22のアドレスを取得し(ステップ1401)、ファイル共有サーバ22にアクセス(問合せ)して、ファイル共有サーバ22のファイル属性情報保持手段42から、そのファイルの識別情報に合致するファイル属性情報45を検索して(ステップ1402)、当該ファイルの発生時の属性情報(入手手段、入手経路属性、保存ユーザ)が存在するか否かを判定する(ステップ1403)。存在すれば、それらの属性情報を取得して、自装置内のファイル属性情報保持手段33に保存して終了し(ステップ1404)、発生時の属性情報が存在しなければそのまま処理を終了する。
図17は、ファイル利用手段37の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル利用手段37は、ファイル展開(=ファイルオープン)イベントを検知し(ステップ1501)、そのファイルの識別情報をファイル属性情報保持手段33に照会して(ステップ1502)、該当するファイルの属性情報が登録されているか否かを判定する(ステップ1503)。登録されていれば、ファイル属性情報38を取得して利用者に対して見読可能なように表示しつつファイルを開き(ステップ1504、1505)、登録されていない場合には、そのままファイルを開く(ステップ1505)。利用者は必要に応じてファイル自体を編集・更新し(ステップ1506)、その編集内容に応じて属性情報を編集(オリジナル情報を付加した等)して保存し(ステップ1507)、ファイルを保存する(閉じる)(ステップ1508)。
次に、図9および図18〜20を用いてファイル共有サーバ22における各構成要素とそれに付随する処理の流れを説明する。
図18は、ファイルを保存する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル共有サーバ22に対するファイルの保存は、1つないし複数のクライアント端末21からファイル共有プロトコルでの保存のみを受け付けるとしているので、Windows(登録商標)のエクスプローラ等のファイル管理プログラム40が、任意フォルダへファイルを保存すると(ステップ1601)、ファイル属性情報取得手段41は、ファイルが保存されるというイベントを検知して、端末外からの保存か否かを判定する(ステップ1602)。端末内での保存の場合(Noの場合)には、新たな保存先等の属性情報をファイル属性情報保持手段42へ上書き保存する(ステップ1606)。端末外からの保存の場合(Yesの場合)には、ファイルの識別情報や複製または移動元等の属性情報を取得し(ステップ1603)、取得情報をファイル属性情報保持手段42へ保存し(ステップ1604)、ファイル属性情報問合せ手段43を呼び出して終了する(ステップ1605)。
図19は、ファイル属性情報問合せ手段43の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル属性情報問合せ手段43は、自装置内のファイル属性情報保持手段42から、ファイルの入手元であるクライアント端末21のアドレスを取得し(ステップ1701)、クライアント端末21にアクセス(問合せ)して、クライアント端末21のファイル属性情報保持手段33に対し、そのファイルの識別情報に合致するファイル属性情報38を検索して(ステップ1702)、当該ファイルの発生時の属性情報(入手手段、入手経路属性、保存ユーザ)が存在するか否かを判定する(ステップ1703)。発生時の属性情報が存在すれば、それらの属性情報を取得して、自装置内のファイル属性情報保持手段42に保存して終了し(ステップ1704)、発生時の属性情報が存在しなければそのまま処理を終了する。
図20は、ファイル利用手段44の処理の流れを説明するフローチャートである。ファイル利用手段44は、ファイル展開(=ファイルオープン)イベントを検知し(ステップ1801)、そのファイルの識別情報をファイル属性情報保持手段42に照会して(ステップ1802)、該当するファイルの属性情報が登録されているか否かを判定する(ステップ1803)。登録されていれば、ファイル属性情報45を取得して利用者に対して見読可能なように表示しつつファイルを開き(ステップ1804、1805)、登録されていない場合には、そのままファイルを開く(ステップ1805)。利用者は必要に応じてファイル自体を編集・更新し(ステップ1806)、その編集内容に応じて属性情報を編集して保存し(ステップ1807)、ファイルを保存する(閉じる)(ステップ1808)。
図21は、クライアント端末21のファイル属性情報保持手段33で管理されるファイル属性情報38の構成例を示し、図22は、ファイル共有サーバ22のファイル属性情報保持手段42で管理されるファイル属性情報45の構成例を示し、図23は、クライアント端末21の組織内情報保持手段35で管理される組織内情報39の構成例を示している。
以上は、本発明の情報発生経緯管理システムの基本的な構成要素と動作について説明したもので、主にファイルの発生経緯に関する属性情報を収集して保持する過程とそれを利用者に表示するまでの部分について説明した。次に、取得して保持しているファイルの発生経緯に関する属性情報を組織外にファイルを出す際のフィルタリングルールに組み込むという一応用例について、図24を用いて説明する。本応用例においては、組織から外部へのファイルの転送は、メールへの添付とWebのアップロードで実施されていると仮定している。
組織におけるファイルの組織外転送ルールを管理する管理者端末53から、各クライアント端末54に対してファイルの属性に応じたフィルタリングルールを設定する。クライアント端末54は、メーラ61とWebブラウザ62に対し、それぞれでファイルのフィルタリングを実施するメールフィルタリング手段59とWebコンテンツフィルタリング手段60を保持している。
メールフィルタリング手段59は、メーラ61がファイルを添付したメールを転送しようとするイベントをとらえ、そのファイルの送信先(送信先メールアドレス)を取得するとともに、その送信先アドレスが、組織内情報保持手段69の組織内情報73に格納されている組織内のメールアドレスリスト内に存在するかを確認し、存在すれば組織内への転送であると判断し、送信許可の判断結果をメーラ61に返して、そのままファイルを転送させる。送信先メールアドレスが組織内情報73内に存在しなければ、組織外への転送であると判断し、そのファイルの発生経緯に関する属性情報をファイル属性情報保持手段67から取得するとともに、フィルタリングルール保持手段58からフィルタリングルール74を取得して、そのルールに応じてファイルの転送を許可または禁止の判断を行い、メーラ61に対して判断結果を戻す。メーラ61は、メールフィールタリング手段59の判断結果に応じて、ファイルをそのまま送信したり、送信を止めたりするものとする。
Webブラウザ62におけるファイルのPOSTについても、メールの場合と同様な制御を実施する。まず、Webコンテンツフィルタリング手段60は、Webブラウザ62がファイルをアップロードしようとするイベントをとらえ、そのファイルのアップロード先(Webサーバアドレス)を取得するとともに、そのWebサーバアドレスが組織内情報保持手段69の組織内情報73に格納されている組織内のWebサーバアドレスリスト内に存在するかを確認し、存在すれば組織内への転送であると判断し、送信許可の判断結果をWebブラウザ62に返して、そのままファイルをアップロードさせる。アップロード先のサーバアドレスが組織内情報73内に存在しなければ、組織外への転送であると判断し、そのファイルの発生経緯に関する属性情報をファイル属性情報保持手段67から取得するとともに、フィルタリングルール保持手段58からフィルタリングルール74を取得して、そのルールに応じてファイルの転送を許可または禁止の判断を行い、Webブラウザ62に対して判断結果を戻す。Webブラウザ62は、Webコンテンツフィルタリング手段60の判断結果に応じて、ファイルをそのままアップロードしたり、アップロードを止めたりするものとする。
本発明の情報発生経緯管理システムの構成を示すブロック図である。 ファイル属性情報取得手段3の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル経路情報解析手段5の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル属性情報問合せ手段7の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル利用手段8の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル属性情報取得手段11の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル属性情報問合せ手段13の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル利用手段14の処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明の情報発生経緯管理システムの具体的な構成例を示す図である。 メールの添付ファイルを保存する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。 Webサーバからファイルをダウンロードする場合の処理の流れを説明するフローチャートである。 FTPサーバからファイルをダウンロードする場合の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル丸ごとの複製または移動によりファイルを保存する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル作成アプリケーションによりファイルを保存する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル経路情報解析手段34の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル属性情報問合せ手段36の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル利用手段37の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイルを保存する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル属性情報問合せ手段43の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル利用手段44の処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル属性情報38の構成例を示す図である。 ファイル属性情報45の構成例を示す図である。 組織内情報39の構成例を示す図である。 本発明の応用例におけるシステムの構成例を示す図である。
符号の説明
1 ファイル入手・利用装置
2 ファイル共有装置
3,11,41 ファイル属性情報取得手段
4,12,33,42,67 ファイル属性情報保持手段
5,34,68 ファイル経路情報解析手段
6,35,69 組織内情報保持手段
7,13,36,43,70 ファイル属性情報問合せ手段
8,14,37,44,71 ファイル利用手段
9,15,38,45,72 ファイル属性情報
10,39,73 組織内情報
16 ネットワーク
20,52 LAN
21,54 クライアント端末
22 ファイル共有サーバ
23,61 メーラ
24,62 Webブラウザ
25,63 FTPダウンローダ
26,40,64 ファイル管理プログラム
27,65 ファイル作成アプリケーション
28 メール添付ファイル用ファイル属性情報取得手段
29 HTTP(S)ダウンロードファイル用ファイル属性情報取得手段
30 FTPダウンロードファイル用ファイル属性情報取得手段
31 ファイル管理プログラム用ファイル属性情報取得手段
32 ファイル作成アプリケーション別ファイル属性情報取得手段
50 インターネット
51 ファイアウォール
53 管理者端末
55 メールサーバ
56 プロキシサーバ
57 フィルタリングルール設定手段
58 フィルタリングルール保持手段
59 メールフィルタリング手段
60 Webコンテンツフィルタリング手段
66 各種ファイル属性情報取得手段
74 フィルタリングルール

Claims (6)

  1. 電子ファイルの属性情報を当該電子ファイルに対応付けて管理するファイル属性情報保持手段と、
    電子ファイルが自装置内に保存されたことを検知して、前記電子ファイルが自装置外から自装置内に保存されたものであれば、前記電子ファイルの入手手段および入手元の属性情報を取得して、取得された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存し、前記電子ファイルが自装置内で生成されて保存されたものであれば、前記電子ファイルに発生元が自装置内であるという属性情報を付与して、付与された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存するファイル属性情報取得手段と、
    組織内情報を保持する組織内情報保持手段と、
    前記ファイル属性情報保持手段から電子ファイルの入手元の属性情報を取得し、取得された入手元の属性情報を、前記組織内情報保持手段が保持する組織内情報と照合して、前記入手元の属性情報が前記組織内情報内に存在するか否かを判定し、前記電子ファイルに、判定結果である入手元が組織内か組織外かの入手経路の属性情報を付与して、付与された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存するファイル経路情報解析手段と、
    を備えることを特徴とする情報発生経緯管理装置。
  2. 前記電子ファイルの入手元が、電子ファイルの登録を受け付け、組織内で共有するためのファイル共有装置である場合には、前記ファイル共有装置に前記電子ファイルの属性情報を問合せて、当該電子ファイルの発生時の属性情報を取得し、取得された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存するファイル属性情報問合せ手段を更に備えることを特徴とする請求項に記載の情報発生経緯管理装置。
  3. 前記ファイル属性情報保持手段で管理されている電子ファイルの属性情報を表示および編集するファイル利用手段を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報発生経緯管理装置。
  4. ファイル入手・利用装置と、当該ファイル入手・利用装置から電子ファイルの登録を受け付け、組織内で共有するためのファイル共有装置からなる情報発生経緯管理システムにおいて、
    前記ファイル入手・利用装置は、
    電子ファイルの属性情報を当該電子ファイルに対応付けて管理するファイル属性情報保持手段と、
    電子ファイルが自装置内に保存されたことを検知して、前記電子ファイルが自装置外から自装置内に保存されたものであれば、前記電子ファイルの入手手段および入手元の属性情報を取得して、取得された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存し、前記電子ファイルが自装置内で生成されて保存されたものであれば、前記電子ファイルに発生元が自装置内であるという属性情報を付与して、付与された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存するファイル属性情報取得手段と、
    組織内情報を保持する組織内情報保持手段と、
    前記ファイル属性情報保持手段から電子ファイルの入手元の属性情報を取得し、取得された入手元の属性情報を、前記組織内情報保持手段が保持する組織内情報と照合して、前記入手元の属性情報が前記組織内情報内に存在するか否かを判定し、前記電子ファイルに、判定結果である入手元が組織内か組織外かの入手経路の属性情報を付与して、付与された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存するファイル経路情報解析手段と、
    前記電子ファイルの入手元が前記ファイル共有装置である場合には、前記ファイル共有装置に前記電子ファイルの属性情報を問合せて、当該電子ファイルの発生時の属性情報を取得し、取得された属性情報を前記ファイル属性情報保持手段に保存するファイル属性情報問合せ手段と、を備え、
    前記ファイル共有装置は、
    電子ファイルの属性情報を当該電子ファイルに対応付けて管理するファイル属性情報保持手段と、
    電子ファイルが前記ファイル入手・利用装置からファイル共有装置内に保存されたことを検知して、前記電子ファイルの入手元の属性情報を取得し、取得された属性情報を前記ファイル共有装置内のファイル属性情報保持手段に保存するファイル属性情報取得手段と、
    前記電子ファイルの入手元のファイル入手・利用装置内のファイル属性情報保持手段に前記電子ファイルの属性情報を問合せて、当該電子ファイルの発生時の属性情報を取得し、取得された属性情報を前記ファイル共有装置内のファイル属性情報保持手段に保存するファイル属性情報問合せ手段と、
    を備えることを特徴とする情報発生経緯管理システム。
  5. 電子ファイルの属性情報を当該電子ファイルに対応付けて管理する情報発生経緯管理装置における情報発生経緯管理方法であって、
    前記情報発生経緯管理装置は、
    電子ファイルが自装置内に保存されたことを検知するステップと、
    前記電子ファイルが自装置外から自装置内に保存されたものであれば、前記電子ファイルの入手手段および入手元の属性情報を取得して、取得された属性情報を当該電子ファイルに対応付けて保存し、前記電子ファイルが自装置内で生成されて保存されたものであれば、前記電子ファイルに発生元が自装置内であるという属性情報を付与して、付与された属性情報を当該電子ファイルに対応付けて保存するステップと、
    前記電子ファイルの入手手段および入手元の属性情報を当該電子ファイルに対応付けて保存した後に、前記入手元の属性情報を組織内情報と照合して、前記入手元の属性情報が前記組織内情報内に存在するか否かを判定し、前記電子ファイルに、判定結果である入手元が組織内か組織外かの入手経路の属性情報を付与して、付与された属性情報を当該電子ファイルに対応付けて保存するステップと、
    を含むことを特徴とする情報発生経緯管理方法。
  6. 前記電子ファイルの入手元が、電子ファイルの登録を受け付け、組織内で共有するためのファイル共有装置である場合には、前記情報発生経緯管理装置は、前記電子ファイルの入手経路の属性情報を当該電子ファイルに対応付けて保存した後に、前記ファイル共有装置に前記電子ファイルの属性情報を問合せて、当該電子ファイルの発生時の属性情報を取得し、取得された属性情報を当該電子ファイルに対応付けて保存するステップを更に含むことを特徴とする請求項に記載の情報発生経緯管理方法。
JP2008117121A 2008-04-28 2008-04-28 情報発生経緯管理装置、情報発生経緯管理システムおよび情報発生経緯管理方法 Expired - Fee Related JP5107130B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008117121A JP5107130B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 情報発生経緯管理装置、情報発生経緯管理システムおよび情報発生経緯管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008117121A JP5107130B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 情報発生経緯管理装置、情報発生経緯管理システムおよび情報発生経緯管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009266090A JP2009266090A (ja) 2009-11-12
JP5107130B2 true JP5107130B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=41391835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008117121A Expired - Fee Related JP5107130B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 情報発生経緯管理装置、情報発生経緯管理システムおよび情報発生経緯管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5107130B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003030021A (ja) * 2001-07-16 2003-01-31 Fuji Photo Film Co Ltd ファイルの検索方法およびファイル管理プログラム
JP3997423B2 (ja) * 2003-04-17 2007-10-24 ソニー株式会社 情報処理装置、撮像装置および情報分類処理方法
JP2005267338A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Fuji Xerox Co Ltd ファイル管理システム、ファイル情報提示方法
US20060117008A1 (en) * 2004-11-17 2006-06-01 Kabushiki Kaisha Toshiba File management apparatus and file management program
JP4627715B2 (ja) * 2005-11-28 2011-02-09 株式会社リコー ドキュメントデータ管理システム、ドキュメントデータ管理方法、及びプログラム
JP4661620B2 (ja) * 2006-02-14 2011-03-30 富士ゼロックス株式会社 文書管理装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009266090A (ja) 2009-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10242220B2 (en) Requesting modification rights to a linked file set
US20140067929A1 (en) Uploading one or more files from a shared file link
JP4736816B2 (ja) 読取文書管理プログラム、読取文書管理システム、読取文書管理方法
US20130262420A1 (en) Document management
US8745155B2 (en) Network storage device collector
US8615477B2 (en) Monitoring relationships between digital items on a computing apparatus
WO2013103802A1 (en) System and method for actionable event generation for task delegation and management via a discussion forum in a web-based collaboration environment
WO2013074985A1 (en) Resource effective incremental updating of a remote client with events which occurred via a cloud-enabled platform
US20090172043A1 (en) Method and system to synchronize updated versions of a document edited on a collaborative site that are under document management control
US8127217B2 (en) Document management system for transferring a plurality of documents
US20140006351A1 (en) Method, a server, a system and a computer program product for copying data from a source server to a target server
WO2013145125A1 (ja) コンピュータシステム及びセキュリティ管理方法
US10264159B2 (en) Managing printed documents in a document processing system
KR101298960B1 (ko) 메시징 클라이언트에 기초한 전자 메시지들을 관리하는 방법 및 그 방법을 구현하기 위한 시스템
JP2007164558A (ja) 会議支援装置、会議支援方法及びプログラム
JP5107130B2 (ja) 情報発生経緯管理装置、情報発生経緯管理システムおよび情報発生経緯管理方法
US20080028070A1 (en) Method and system for remote management of online activities
GB2499097A (en) Discussion forum with integrated task assignment function
JP4764193B2 (ja) 文書管理装置、該プログラム、及び該方法
JP2008262449A (ja) 文書管理装置及び文書処理プログラム
JP5603447B2 (ja) ログ管理システム、ログ管理装置、及びログ管理方法
JP2005267479A (ja) 文書利用履歴管理システムおよび方法
JP2009020618A (ja) 文書情報編集装置、文書情報編集方法、文書情報編集プログラム及び記録媒体
JP2010237966A (ja) 重要度を加味したスケジュール表示方法及びプログラム
JP4407320B2 (ja) 電子ファイル送信装置、電子ファイル送信方法および電子ファイル送信プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100715

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees