JP5106968B2 - 固定式等速自在継手 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車や各種産業機械の動力伝達系において使用されるもので、駆動側と従動側の二軸間で作動角度変位のみを許容する固定式等速自在継手に関する。
例えば、自動車のエンジンから車輪に回転力を等速で伝達する手段として等速自在継手が使用される。この等速自在継手は、駆動側と従動側の二軸を連結してその二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝達し得る構造を備えている。一般的に、前述した等速自在継手としては、ツェッパ型(BJ)やアンダーカットフリー型(UJ)が広く知られている。
BJタイプの等速自在継手は、図7に示すように軸方向に延びる複数のトラック溝106が球面状内周面に形成された外側継手部材としての外輪101と、外輪101のトラック溝106と対をなして軸方向に延びるトラック溝105が球面状外周面に形成された内側継手部材としての内輪102と、外輪101のトラック溝106と内輪102のトラック溝105との間に介在してトルクを伝達する複数のボール103と、外輪101の球面状内周面と内輪102の球面状外周面との間に介在してボール103を保持する保持器(ケージ)104とを備えている。複数のボール103は、ケージ104に形成されたポケット108に収容されて円周方向等間隔に配置されている。
このBJタイプの等速自在継手におけるトラック溝105、106は、軸方向の縦断面が単一の円弧面形状を有する。外輪101のトラック溝106の曲率中心O1および内輪102のトラック溝105の曲率中心O2は、初期設定では図7に示すように、ボール中心を含む継手中心Oに対して等距離f1、f2だけ軸方向逆向きにオフセットされている(トラックオフセット)。このように、トラックオフセットを設けることにより、一対のトラック溝105、106でもって外輪101の奥側から開口側に向けて径方向間隔が徐々に増加する楔状のボールトラックが形成されている。なお、この状態において、ボール中心Qと外輪101のトラック溝106の曲率中心O1とを結ぶ直線と、ボール中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とがなす角α1、及びボール中心Qと内輪102のトラック溝105の曲率中心O2とを結ぶ直線と、ボール中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とがなす角α2とが同一となる。また、外輪101のトラック溝106の曲率中心O1を中心として、ボール中心Qを通る円弧の半径R1と、内輪102のトラック溝105の曲率中心O2を中心として、ボール中心Qを通る円弧の半径R2とが同一となる。なお、R3は外輪101のトラック溝106の曲率半径であり、R4は内輪102のトラック溝105の曲率半径である。
また、UJタイプの等速自在継手は、図8に示すように、内輪102及び外輪101のトラック溝105、106が、軸方向の縦断面が部分的に軸方向と平行なストレート底を有する。この場合も、ボール中心Qと外輪101のトラック溝106の曲率中心O1とを結ぶ直線と、ボール中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とがなす角α1、及びボール中心Qと内輪102のトラック溝105の曲率中心O2とを結ぶ直線と、ボール中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とがなす角α2とが同一となる。また、外輪101のトラック溝106の曲率半径R3を中心として、ボール中心Qを通る円弧の半径R1と、内輪102のトラック溝105の曲率半径R4を中心として、ボール中心Qを通る円弧の半径R2とが同一となる。
ところで、近年においては、軽量・コンパクトな等速自在継手として、ボールを8個備えたもの(特許文献1)や、周方向に沿ってボールを不等配としたもの(特許文献2)や、外輪及び内輪の円周方向に隣り合うトラック溝の形状がそれぞれ異なるいわゆるカウンタートラック(特許文献3)がある。また、より高角度を取れる固定式等速自在継手として、トラックが円弧部とテーパ部で形成されたいわゆるテーパトラック(特許文献4)がある。
特開平9−317783号公報 特表2004−504570号公報 特表2004−518083号公報 特開2001−153149号公報
前記特許文献1〜特許文献4に記載されたものでは、等速自在継手が高作動角をとった場合、トルク伝達のため回転方向に対してボール103に負荷される荷重が、一回転の間に2度抜ける(減少する)位相が存在し、その時ボール103は荷重から開放され不安定な状態となる。また、トルク伝達時には内部力の関係で、図9に示すように、ケージ104は内部隙間分だけ外輪101の開口側に移動し、内輪102は内部隙間分だけ奥側に移動することになる。このため、初期設定で内輪102及び外輪101のトラック溝105、106の曲率中心O1、O2を継手中心Oに対して対称に設定しても、トルク伝達時において、外輪101におけるトラックオフセットは減少し、内輪102におけるトラックオフセットは増加することになる(f2>f1)。このように、トルク伝達時においてオフセットバランスがかわることで、荷重が抜ける(減少する)位相に位置するボールとトラック間の隙間がより大きくなる。このため、ボールの荷重が抜けて、再び荷重が負荷される際に、ボールに強制力が働き、内外輪トラックと衝突することで音・振動が発生する可能性があった。
本発明は、上記課題に鑑みて、トルク伝達時においてボールを安定させることができて、ボールと外側継手部材のトラック溝、及びボールと内側継手部材のトラック溝との衝突による音及び振動を抑制することができる固定式等速自在継手を提供する。
本発明の固定式等速自在継手は、内球面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外球面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材と内側継手部材との間に介在してボールを保持するポケットが円周方向に形成されたケージとを備え、外側継手部材のトラック溝の曲率中心を、継手中心に対して継手開口側にオフセットするとともに、内側継手部材のトラック溝の曲率中心を、継手中心に対して反継手開口側にオフセットし、外側継手部材のトラック溝の曲率中心を、継手軸心から径方向にずれた位置に設けることで、外側継手部材のトラック溝の曲率中心を中心としてボール中心を通る円弧の半径を、内側継手部材のトラック溝の曲率中心を中心としてボール中心を通る円弧の半径よりも大とし、作動角が0°のときにおいて、ボールの中心と外側継手部材のトラック溝の曲率中心とを結ぶ直線と、ボールの中心と継手中心とを結ぶ直線とがなす角α1を、ボール中心と内側継手部材のトラック溝の曲率中心とを結ぶ直線と、ボールの中心と継手中心とを結ぶ直線とがなす角α2と異なる大きさにしたことを特徴とするものである。
また、内球面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外球面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材と内側継手部材との間に介在してボールを保持するポケットが円周方向に形成されたケージとを備え、外側継手部材のトラック溝の曲率中心を、継手中心に対して継手開口側にオフセットするとともに、内側継手部材のトラック溝の曲率中心を、継手中心に対して反継手開口側にオフセットし、内側継手部材のトラック溝の曲率中心を、継手軸心から径方向にずれた位置に設けることで、外側継手部材のトラック溝の曲率中心を中心としてボール中心を通る円弧の半径を、内側継手部材のトラック溝の曲率中心を中心としてボール中心を通る円弧の半径よりも大とし、作動角が0°のときにおいて、ボールの中心と外側継手部材のトラック溝の曲率中心とを結ぶ直線と、ボールの中心と継手中心とを結ぶ直線とがなす角α1を、ボール中心と内側継手部材のトラック溝の曲率中心とを結ぶ直線と、ボールの中心と継手中心とを結ぶ直線とがなす角α2と異なる大きさにしたことを特徴とするものである。
本発明の固定式等速自在継手によれば、外側継手部材のトラック溝の曲率中心を中心として、ボール中心を通る円弧の半径を、内側継手部材のトラック溝の曲率中心を中心として、ボール中心を通る円弧の半径よりも大としている。このため、トルク伝達時において、荷重が抜ける位相に位置するボールとトラック間のすきまを相対的に詰めることができる。
外側継手部材のトラック溝の曲率中心のオフセット量及び内側継手部材のトラック溝の曲率中心のオフセット量を同一として、α1<α2とし、あるいは外側継手部材のトラック溝の曲率中心のオフセット量を内側継手部材のトラック溝の曲率中心のオフセット量よりも大として、α1>α2とすることができる。
前記トラック溝は、研削もしくは焼入鋼切削にて加工されたものとすることや、前記トラック溝は、鍛造仕上げされたものとすることができる。
前記内側継手部材及び外側継手部材が、軸方向の縦断面が単一の円弧面形状を有するトラック溝を持つものとすることや、前記内側継手部材及び外側継手部材のトラック溝が、軸方向の縦断面が円弧部と、軸方向と平行なストレート底を有するものとすることや、前記内側継手部材及び外側継手部材のトラック溝が、軸方向の縦断面が円弧部と、テーパ部とを有するトラック溝を有するものとすることができる。
外側継手部材及び内側継手部材の円周方向に隣り合うトラック溝の形状がそれぞれ異なるものとすることができる。すなわち、外側継手部材のトラック溝は第1の外側ボール軌道と第2の外側ボール軌道とを有し、内側継手部材のトラック溝は、第1の内側ボール軌道と第2の内側ボール軌道とを有する。第1の外側ボール軌道と第1の内側ボール軌道とが互いに軌道の第1の対を形成し、第2の外側ボール軌道と第2の内側ボール軌道とが互いに軌道の第2の対を形成し、軌道の対がそれぞれトルク伝達ボールを収容する。このため、ボール軌道との接触点におけるボールにおける接線が、ボール軌道において互いに開放角を形成することができる。従って、トラック溝の形状を異なるものとするものとして、例えば、軌道の第1の対の開放角が、開口端部側から反開口端部側に向かって開放させ、軌道の第2の対の開放角が、反開口端部側から開口端部側に向かって開放させることができる。
ボールを円周方向に不等ピッチに配することができる。この場合、前記ケージは2個のボールが収容されるポケットを有することができる。
ボール数を3〜10個とすることができる。
本発明の固定式等速自在継手は、ボールに負荷される荷重が抜ける位相に位置するボールと、トラック間のすきまを相対的に詰めることができる。このため、トルク伝達のために負荷される荷重が1回転の間に2度抜ける位相が存在する領域を減少又は無くすことができて、ボールを安定させることができる。これにより、ボールと外側継手部材のトラック溝、及びボールと内側継手部材のトラック溝との衝突による音及び振動を抑制することができる。
前記発明は、従来のようにトラック仕上げ加工方法によらず、所定のすきま設定とするため内外輪のマッチングを行う固定式等速自在継手に用いても十分効果は期待できる。しかも、内部すきまが大きい設定においてもボールが安定するため、研削もしくは焼入鋼切削品に対して、マッチング工程を減らす、もしくは無くすことが可能となり、コストダウンを図ることができる。また、研削もしくは焼入鋼切削品に対して寸法ばらつきの大きいトラック鍛造仕上げ品に対してもマッチングを無くすことが可能となり、コストダウンを図ることができる。
ツェッパ型(BJ)や、アンダーカットフリー型(UJ)や、内側継手部材及び外側継手部材のトラック溝が、軸方向の縦断面が円弧部と、テーパ部とを有するトラック溝を有する固定式等速自在継手において、ボールを安定させることができる。外側継手部材および内側継手部材のトラック溝底が円弧部とストレート部とを備えたものであれば、継手作動角の高角化を図ることができる。特に、トラック溝底が円弧部とテーパ部とを備えたものであれば、より一層の高角化が可能である。
軌道の第1の対及び第2の対においてボールに作用する力が反対方向を向いているものであれば、これらの力はケージによって支持され、したがってこのケージは、ゼロになる軸線方向合力を受ける。その結果、ケージは、軸線方向の力を実質的に受けることなく外側継手部材に支持されて、摩擦を低減することができる。
ボールを円周方向に不等ピッチに配することができる。ケージは2個のボールが収容されるポケットを有すると、1本あたりの窓柱の周方向長さを長くすることができる。これにより、各ケージ窓柱の剛性を大きくすることができ、負荷容量を低下させずにコンパクト化が可能となる。
ボール数を3〜10個とすることができ、すなわち、様々なタイプのものに対応させることができ、特に、8個以上のトルク伝達ボールを備えた等速自在継手では、強度、負荷容量、及び耐久性を確保しつつ、より一層のコンパクト化、軽量化を実現することができる。
本発明に係る固定式等速自在継手の実施形態を図面に基づいて説明する。
固定式等速自在継手として、図1に、軸方向の縦断面が単一の円弧面形状を有するトラック溝を持つBJ(ツェッパ)タイプを示す。この固定式等速自在継手、軸方向に延びる複数のトラック溝11が球面状外周面に形成された外側継手部材としての外輪12と、外輪12のトラック溝11と対をなして軸方向に延びるトラック溝14が球面状外周面に形成された内側継手部材としての内輪15と、外輪12のトラック溝11と内輪15のトラック溝14との間に介在してトルクを伝達する複数のボール16と、外輪12の球面状内周面と内輪15の球面状外周面との間に介在してボール16を保持する保持器(ケージ)17とを備えている。複数のボール16は、ケージ17に形成されたポケット18に収容されて円周方向等間隔に配置されている。
外輪12は一端にて開口した筒状であり、以下の説明では、図の右側の開口端を継手開口側(マウス開口側)といい、図の左側を継手奥側(マウス奥側)という。外輪12の内周面は球面状で、軸方向に延びる複数のトラック溝11が円周方向に等間隔に形成してある。
内輪15は、球状で、その外球面に、軸方向に延びる複数のトラック溝14が円周方向に等間隔に形成してある。内輪15はセレーション孔によって図示しない回転軸とトルク伝達可能に結合する。
各ボール16は、ケージ17に形成された複数のポケット18のそれぞれに収容されて円周方向等間隔に配置されている。このボール16の数、換言すれば、トラック溝11,14、ケージ17のポケット18の数は、6個の場合を例示している。また、これら内輪15、ボール16およびケージ17からなる内部部品は、外輪12の内部に相対動作可能に収容されている。
図1に参考例として示す固定式等速自在継手では、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1を、継手軸心O上に位置するときの半径よりも大きい半径を描く位置となるように径方向にずらしている。すなわち、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1をオフセット角方向にずらして、継手軸心上に位置するときの半径よりも大となるように設定している。この場合、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1は、ボール中心を含む継手中心Oに対してf1だけ継手開口側にオフセットされており、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2は、ボール中心を含む継手中心Oに対してf2だけ反継手開口側にオフセットされている。そして、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1のオフセット量f1を、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2のオフセット量f2よりも大としている。また、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1を中心としてボール中心Qを通る円弧の半径R1を、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2を中心としてボール中心Qを通る円弧の半径R2よりも大としている。この場合、作動角が0°のときにおいて、ボールの中心Qと外輪12のトラック溝11の曲率中心O1とを結ぶ直線と、ボール中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とがなす角α1、及びボール中心Qと内輪15のトラック溝14の曲率中心O2とを結ぶ直線と、ボール中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とがなす角α2を同一としている。なお、R3は外輪101のトラック溝106の曲率半径であり、R4は内輪102のトラック溝105の曲率半径である。
本発明の第実施形態の固定式等速自在継手について説明する。図2に示すように、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1を、継手軸心O上に位置するときの半径よりも大きい半径を描く位置となるように径方向にずらしている。すなわち、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1を外輪軸に対して垂直方向にずらして、継手軸心上に位置するときの半径よりも大となるように設定している。この場合、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1は、ボール中心を含む継手中心Oに対してf1だけ継手開口側にオフセットされており、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2は、ボール中心を含む継手中心Oに対してf2だけ反継手開口側にオフセットされている。そして、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1のオフセット量f1及び内輪15のトラック溝14の曲率中心O2のオフセット量f2を同一としている。また、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1を中心としてボール中心Qを通る円弧の半径R1を、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2を中心としてボール中心Qを通る円弧の半径R2よりも大としている。この場合、作動角が0°のときにおいて、ボールの中心Qと外輪12のトラック溝11の曲率中心O1とを結ぶ直線と、ボールの中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とが成す角α1を、ボール中心Qと内輪15のトラック溝14の曲率中心O2とを結ぶ直線と、ボールの中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とがなす角α2よりも小としている。なお、図2に示す固定式等速自在継手において、図1と同様のものについては、図1と同一符号を付し、その説明を省略する。
以上の構成から、ボール16に負荷される荷重が抜ける位相に位置するボール16と、トラック間11、14のすきまを相対的に詰めることができ、トルク伝達のために負荷される荷重が1回転の間に2度抜ける位相が存在する領域を減少又は無くすことができる。
このように、第1実施形態の固定式等速自在継手では、ボールに負荷される荷重が抜ける位相に位置するボールと、トラック間のすきまを相対的に詰めることができる。このため、トルク伝達のために負荷される荷重が1回転の間に2度抜ける位相が存在する領域を減少又は無くすことができて、ボール16を安定させることができる。これにより、ボール16と外輪12のトラック溝11、及びボール16と内輪15のトラック溝14との衝突による音及び振動を抑制することができる。
ところで、外輪12及び内輪15としては、トラック溝11、14が、研削もしくは焼入鋼切削にて加工されたものを使用するのが好ましい。前記発明は、従来のようにトラック仕上げ加工方法によらず、所定のすきま設定とするため内外輪のマッチングを行う固定式等速自在継手に用いても十分効果は期待できる。しかも、内部すきまが大きい設定においてもボールが安定するため、研削もしくは焼入鋼切削品に対して、マッチング工程を減らす、もしくは無くすことが可能となり、コストダウンを図ることができる。
また、トラック溝11、14が、鍛造仕上げされたものであってもよい。すなわち、研削もしくは焼入鋼切削品に対して寸法ばらつきの大きいトラック鍛造仕上げ品に対してもマッチングを無くすことが可能となり、コストダウンを図ることができる。
次に、本発明の第実施形態の固定式等速自在継手について説明する。図3に示すように、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1を、継手軸心O上に位置するときの半径よりも大きい半径を描く位置となるように径方向にずらしている。すなわち、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1をオフセット角を大きくする方向にずらして、継手軸心上に位置するときの半径よりも大となるように設定している。この場合、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1は、ボール中心を含む継手中心Oに対してf1だけ継手開口側にオフセットされており、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2は、ボール中心を含む継手中心Oに対してf2だけ反継手開口側にオフセットされている。そして、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1のオフセット量f1を、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2のオフセット量f2よりも大としている。また、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1を中心としてボール中心Qを通る円弧の半径R1を、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2を中心としてボール中心Qを通る円弧の半径R2よりも大としている。この場合、作動角が0°のときにおいて、ボールの中心Qと外輪12のトラック溝11の曲率中心O1とを結ぶ直線と、ボールの中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とが成す角α1を、ボール中心Qと内輪15のトラック溝14の曲率中心O2とを結ぶ直線と、ボールの中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とがなす角α2よりも大としている。
このように、本発明の第実施形態の固定式等速自在継手では、前記第1実施形態の固定式等速自在継手と同様の効果を奏する。特に、トルク負荷時において外輪12のトラック溝11の曲率中心O1のオフセット量f1を、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2のオフセット量f2と同等以上とすることができるため、ボールに負荷される荷重が抜ける位相に位置するボールと、トラック間のすきまを一層詰めることができる。なお、図3に示す固定式等速自在継手において、図1と同様のものについては、図1と同一符号を付し、その説明を省略する。
図4は、参考例としての等速自在継手を示すものである。図4に示すように、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2を、継手軸心O上に位置するときの半径よりも小さい半径を描く位置となるように径方向にずらしている。すなわち、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2をオフセット角方向にずらして、継手軸心上に位置するときの半径よりも小となるように設定している。この場合、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1は、ボール中心を含む継手中心Oに対してf1だけ継手開口側にオフセットされており、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2は、ボール中心を含む継手中心Oに対してf2だけ反継手開口側にオフセットされている。そして、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1のオフセット量f1を、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2のオフセット量f2よりも大としている。また、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1を中心としてボール中心Qを通る円弧の半径R1を、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2を中心としてボール中心Qを通る円弧の半径R2よりも大としている。この場合、作動角が0°のときにおいて、ボールの中心Qと外輪12のトラック溝11の曲率中心O1とを結ぶ直線と、ボール中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とがなす角α1、及びボール中心Qと内輪15のトラック溝14の曲率中心O2とを結ぶ直線と、ボール中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とがなす角α2を同一としている。
次に、本発明の第実施形態の固定式等速自在継手について説明する。図5に示すように、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2を、継手軸心O上に位置するときの半径よりも小さい半径を描く位置となるように径方向にずらしている。すなわち、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2を内輪軸に対して垂直方向にずらして、継手軸心上に位置するときの半径よりも小となるように設定している。この場合、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1は、ボール中心を含む継手中心Oに対してf1だけ継手開口側にオフセットされており、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2は、ボール中心を含む継手中心Oに対してf2だけ反継手開口側にオフセットされている。そして、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1のオフセット量f1及び内輪15のトラック溝14の曲率中心O2のオフセット量f2を同一としている。また、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1を中心としてボール中心Qを通る円弧の半径R1を、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2を中心としてボール中心Qを通る円弧の半径R2よりも大としている。この場合、作動角が0°のときにおいて、ボールの中心Qと外輪12のトラック溝11の曲率中心O1とを結ぶ直線と、ボールの中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とが成す角α1を、ボール中心Qと内輪15のトラック溝14の曲率中心O2とを結ぶ直線と、ボールの中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とがなす角α2よりも小としている。
このように、本発明の第実施形態の固定式等速自在継手では、前記第1実施形態および第2実施形態の固定式等速自在継手と同様の効果を奏する。なお、図5に示す固定式等速自在継手において、図1と同様のものについては、図1と同一符号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明の第実施形態の固定式等速自在継手について説明する。図6に示すように、内輪12のトラック溝14の曲率中心O2を、継手軸心O上に位置するときの半径よりも小さい半径を描く位置となるように径方向にずらしている。すなわち、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2をオフセット角を小さくする方向にずらして、継手軸心上に位置するときの半径よりも小となるように設定している。この場合、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1は、ボール中心を含む継手中心Oに対してf1だけ継手開口側にオフセットされており、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2は、ボール中心を含む継手中心Oに対してf2だけ反継手開口側にオフセットされている。そして、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1のオフセット量f1を、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2のオフセット量f2よりも大としている。また、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1を中心としてボール中心Qを通る円弧の半径R1を、内輪15のトラック溝14の曲率中心O2を中心としてボール中心Qを通る円弧の半径R2よりも大としている。この場合、作動角が0°のときにおいて、ボールの中心Qと外輪12のトラック溝11の曲率中心O1とを結ぶ直線と、ボールの中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とが成す角α1を、ボール中心Qと内輪15のトラック溝14の曲率中心O2とを結ぶ直線と、ボールの中心Qと継手中心Oとを結ぶ直線とがなす角α2よりも大としている。
このように、本発明の第実施形態の固定式等速自在継手では、前記第1実施形態〜第実施形態の固定式等速自在継手と同様の効果を奏する。なお、図6に示す固定式等速自在継手において、図1と同様のものについては、図1と同一符号を付し、その説明を省略する。
なお、ボール16を円周方向に不等ピッチに配することができる。この場合、前記ケージは2個のボールが収容されるポケットを有するものとすることができる。すなわち、ケージのポケットは、周方向間隔が大の長ポケットを有し、この長ポケットに2個ずつボールを収容することができる。また、ケージのポケットは、周方向間隔が大の長ポケットと、周方向間隔が小の短ポケットとを有し、長ポケットには2個のボールを収容するとともに、短ポケットには1個のボールを収容することもできる。これにより、1本あたりの窓柱の周方向長さを長くすることができる。これにより、各ケージ窓柱の剛性を大きくすることができ、負荷容量を低下させずにコンパクト化が可能となる。
また、外輪12及び内輪15の円周方向に隣り合うトラック溝の形状をそれぞれ異なるものとすることができる。すなわち、外輪12のトラック溝11は第1の外側ボール軌道と第2の外側ボール軌道とを有し、内輪15のトラック溝14は、第1の内側ボール軌道と第2の内側ボール軌道とを有する。第1の外側ボール軌道と第1の内側ボール軌道とが互いに軌道の第1の対を形成し、第2の外側ボール軌道と第2の内側ボール軌道とが互いに軌道の第2の対を形成し、軌道の対がそれぞれトルク伝達ボールを収容する。そして、ボール軌道との接触点におけるボールにおける接線が、ボール軌道において互いに開放角を形成することができる。従って、トラック溝の形状を異なるものとするものとして、例えば、軌道の第1の対の開放角が、開口端部側から反開口端部側に向かって開放させ、軌道の第2の対の開放角が、反開口端部側から開口端部側に向かって開放させることができる。このように、軌道の第1の対及び第2の対においてボール16に作用する力が反対方向を向いているものであれば、これらの力はケージ17によって支持され、したがってこのケージ17は、ゼロになる軸線方向合力を受ける。その結果、ケージ17は、軸線方向の力を実質的に受けることなく外輪12に支持されて、摩擦を低減することができる。
前記各実施形態では、ボール数を6個としているが、3〜10個とすることが好ましい。すなわち、様々なタイプのものに対応させることができ、特に、8個以上のトルク伝達ボールを備えた等速自在継手では、強度、負荷容量、及び耐久性を確保しつつ、より一層のコンパクト化、軽量化を実現することができる。
さらに、図示は省略するが、外輪12及び内輪15のトラック溝11、14が、軸方向の縦断面が円弧部と、軸方向と平行なストレート底を有するいわゆるアンダーカットフリー型(UJ)にも本発明を適用することができる。また、外輪12及び内輪15のトラック溝11、14が、軸方向の縦断面が円弧部と、テーパ部とを有するトラック溝を有するタイプの等速自在継手にも本発明を適用することができる。この場合も、前記実施形態と同様、トルク伝達のために負荷される荷重が1回転の間に2度抜ける位相が存在する領域を減少又は無くすことができるため、ボールを安定させることができる。また、外輪および内輪のトラック溝底が円弧部とストレート部とを備えたものであれば、継手作動角の高角化を図ることができる。特に、トラック溝底が円弧部とテーパ部とを備えたものであれば、より一層の高角化が可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、前記第1実施形態および実施形態では、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1のみを径方向にずらし、第実施形態および実施形態では内輪15のトラック溝14の曲率中心O2のみを径方向にずらしたが、外輪12のトラック溝11の曲率中心O1、及び内輪15のトラック溝14の曲率中心O2の両方を径方向にずらしてもよい。すなわち、R1>R2の範囲内において、第1実施形態および実施形態のいずれかの外輪12のトラック溝11の曲率中心O1の位置のものと、第実施形態および実施形態のいずれかの内輪15のトラック溝14の曲率中心O2の位置のものとを組合わせた等速自在継手を構成することができる。
固定式等速自在継手の断面図である。 本発明の第実施形態を示す固定式等速自在継手の断面図である。 本発明の第実施形態を示す固定式等速自在継手の断面図である。 固定式等速自在継手の断面図である。 本発明の第実施形態を示す固定式等速自在継手の断面図である。 本発明の第実施形態を示す固定式等速自在継手の断面図である。 従来の固定式等速自在継手の断面図である。 従来の他の固定式等速自在継手の断面図である。 従来の固定式等速自在継手の要部拡大断面図である。
12 外側継手部材
15 内側継手部材
11、14 トラック溝
16 ボール
17 ケージ
18 ポケット
O 継手中心
O1、O2 曲率中心
Q ボール中心
R1、R2 曲率半径

Claims (13)

  1. 内球面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外球面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材と内側継手部材との間に介在してボールを保持するポケットが円周方向に形成されたケージとを備え、
    外側継手部材のトラック溝の曲率中心を、継手中心に対して継手開口側にオフセットするとともに、内側継手部材のトラック溝の曲率中心を、継手中心に対して反継手開口側にオフセットし、外側継手部材のトラック溝の曲率中心を、継手軸心から径方向にずれた位置に設けることで、外側継手部材のトラック溝の曲率中心を中心としてボール中心を通る円弧の半径を、内側継手部材のトラック溝の曲率中心を中心としてボール中心を通る円弧の半径よりも大とし、
    作動角が0°のときにおいて、ボールの中心と外側継手部材のトラック溝の曲率中心とを結ぶ直線と、ボールの中心と継手中心とを結ぶ直線とがなす角α1を、ボール中心と内側継手部材のトラック溝の曲率中心とを結ぶ直線と、ボールの中心と継手中心とを結ぶ直線とがなす角α2と異なる大きさにしたことを特徴とする固定式等速自在継手。
  2. 内球面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外球面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材と内側継手部材との間に介在してボールを保持するポケットが円周方向に形成されたケージとを備え、
    外側継手部材のトラック溝の曲率中心を、継手中心に対して継手開口側にオフセットするとともに、内側継手部材のトラック溝の曲率中心を、継手中心に対して反継手開口側にオフセットし、内側継手部材のトラック溝の曲率中心を、継手軸心から径方向にずれた位置に設けることで、外側継手部材のトラック溝の曲率中心を中心としてボール中心を通る円弧の半径を、内側継手部材のトラック溝の曲率中心を中心としてボール中心を通る円弧の半径よりも大とし、
    作動角が0°のときにおいて、ボールの中心と外側継手部材のトラック溝の曲率中心とを結ぶ直線と、ボールの中心と継手中心とを結ぶ直線とがなす角α1を、ボール中心と内側継手部材のトラック溝の曲率中心とを結ぶ直線と、ボールの中心と継手中心とを結ぶ直線とがなす角α2と異なる大きさにしたことを特徴とする固定式等速自在継手。
  3. 外側継手部材のトラック溝の曲率中心のオフセット量及び内側継手部材のトラック溝の曲率中心のオフセット量を同一として、α1<α2としたことを特徴とする請求項1または2に記載の固定式等速自在継手。
  4. 外側継手部材のトラック溝の曲率中心のオフセット量を内側継手部材のトラック溝の曲率中心のオフセット量よりも大として、α1>α2としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固定式等速自在継手。
  5. 前記トラック溝は、研削もしくは焼入鋼切削にて加工されたものであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固定式等速自在継手。
  6. 前記トラック溝は、鍛造仕上げされたものであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固定式等速自在継手。
  7. 前記内側継手部材及び外側継手部材が、軸方向の縦断面が単一の円弧面形状を有するトラック溝を持つことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固定式等速自在継手。
  8. 前記内側継手部材及び外側継手部材のトラック溝が、軸方向の縦断面が円弧部と、軸方向と平行なストレート底を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固定式等速自在継手。
  9. 前記内側継手部材及び外側継手部材のトラック溝が、軸方向の縦断面が円弧部と、テーパ部とを有するトラック溝を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固定式等速自在継手。
  10. 外側継手部材及び内側継手部材の円周方向に隣り合うトラック溝の形状がそれぞれ異なることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固定式等速自在継手。
  11. ボールを円周方向に不等ピッチに配したことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の固定式等速自在継手。
  12. 前記ケージは2個のボールが収容されるポケットを有することを特徴とする請求項11に記載の固定式等速自在継手。
  13. ボール数が3〜10個であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の固定式等速自在継手。
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