JP5106696B1 - 無線端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音声通話に対応する複数の通信方式の通信ユニットそれぞれを用いて通話を実現可能な無線端末装置を提供すること。
【解決手段】スマートフォン1は、リニアPCM方式の音声信号をアナログ音声信号に変換して出力する音声処理部18と、第1アンテナ61Aにおいて受信した音声信号をリニアPCM方式の音声信号に変換してコントローラ10に出力する第1RF回路部61Bと、第2アンテナ62Aにおいて受信した音声信号をμ−lawPCM方式の音声信号に変換してコントローラ10に出力する第2RF回路部62Bと、第1RF回路部61Bから出力された音声信号を変換せずに音声処理部18に出力するとともに、第2RF回路部62Bから出力された音声信号をリニアPCM方式の音声信号に変換して音声処理部18に出力するコントローラ10とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、無線端末装置に関する。
タッチスクリーンディスプレイを備える無線端末装置が知られている。タッチスクリーンディスプレイを備える無線端末装置には、例えば、スマートフォン及びタブレットが含まれる。タッチスクリーンディスプレイを備える無線端末装置は、タッチスクリーンディスプレイを介して指又はスタイラスペンのジェスチャを検出する。そして、タッチスクリーンディスプレイを備える無線端末装置は、検出したジェスチャに従って動作する。検出したジェスチャに従った動作の例は、例えば、特許文献1に記載されている。
タッチスクリーンディスプレイを備える無線端末装置の基本的な動作は、無線端末装置に搭載されるAndroid(登録商標)、BlackBerry(登録商標) OS、Symbian(登録商標) OS、iOS、Windows(登録商標) Phone等のOS(Operating System)によって実現される。
国際公開第2008/086302号
ところで、このような無線端末装置では、音声通話に対応する通信方式の通信ユニットが1つしか搭載されていない。複数の通信方式それぞれの通信ユニットは、音声信号の形式が異なっている場合がある。このため、従来の無線端末装置に、新たに、音声通話に対応する通信方式の通信ユニットを搭載したとしても、この通信ユニットの音声データの形式が、無線端末装置に設けられている音声処理部に対応していない場合がある。
本発明は、音声通話に対応する複数の通信方式の通信ユニットそれぞれを用いて通話することができる無線端末装置を提供することを目的とする。
本発明に係る無線端末装置は、第1の通信方式により無線通信を行う第1通信部と、前記第1の通信方式と異なる第2の通信方式により無線通信を行う第2通信部と、第1方式の音声信号をアナログ音声信号に変換して出力する音声処理部と、前記音声処理部に接続され、入力された音声信号の前記音声処理部への出力を制御する制御部と、前記制御部に接続され、前記第1通信部において受信した音声信号を前記第1方式の音声信号に変換して前記制御部に出力する第1通信処理部と、前記制御部に接続され、前記第2通信部において受信した音声信号を第2方式の音声信号に変換して前記制御部に出力する第2通信処理部と、を備え、前記制御部は、前記第1通信処理部から出力された音声信号を変換せずに前記音声処理部に出力するとともに、前記第2通信処理部から出力された前記第2方式の音声信号を前記第1方式の音声信号に変換して前記音声処理部に出力する。
また、本発明に係る無線端末装置では、前記第2通信処理部は、前記音声処理部と接続され、前記第2通信部によりデータ通信が行われている場合、前記第2通信処理部はマスタとして動作し、前記制御部及び前記音声処理部はスレーブとして動作することが好ましい。
また、本発明に係る無線端末装置では、前記制御部は、同期信号及びクロック信号を送受信する第1信号送受信部、及び音声信号を送受信する第1音声信号送受信部を有し、前記第2通信処理部は、同期信号及びクロック信号を送受信する第2信号送受信部、及び音声信号を送受信する第2音声信号送受信部を有し、前記音声処理部は、同期信号及びクロック信号を送受信する第3信号送受信部、及び音声信号を送受信する第3音声信号送受信部を有し、前記第1音声信号送受信部は、前記第2音声信号送受信部及び前記第3音声信号送受信部に接続され、前記第2信号送受信部は、入力値に応じて出力を制御する状態バッファを介して、前記第1信号送受信部及び前記第3信号送受信部に接続され、前記制御部は、前記第1通信部によりデータ通信が行われている場合、前記第1通信部によりデータ通信が行われている旨を示す第1信号を前記状態バッファに出力し、前記第2通信処理部は、前記第2通信部によりデータ通信が行われている場合、前記第2通信部によりデータ通信が行われている旨を示す第2信号であって、前記第1信号と異なる第2信号を前記状態バッファに通知し、前記状態バッファは、前記第1信号が出力されている場合に前記第1信号送受信部と前記第2信号送受信部との信号の送受信を不許可とし、前記第2信号が出力されている場合に前記第2信号送受信部と、前記第1信号送受信部及び前記第3信号送受信部との信号の送受信を許可することが好ましい。
また、本発明に係る無線端末装置は、音声信号の音質を調整するための第1パラメータ及び第2パラメータを記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記第1通信処理部から入力された音声信号を前記第1パラメータに基づいて調整するとともに、前記第2通信処理部から入力された音声信号を前記第2パラメータに基づいて調整することが好ましい。
また、本発明に係る無線端末装置では、前記第1方式は、リニアPCM方式であって、前記第2方式は、μ―lawPCM方式であることが好ましい。
本発明に係る無線端末装置は、第1の通信方式により無線通信を行う第1通信部と、第2の通信方式により無線通信を行う第2通信部と、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して出力する音声処理部と、前記音声処理部に接続され、入力された音声信号を前記音声処理部に出力する制御部と、前記制御部に接続され、前記第1通信部において受信した音声信号を第1方式の音声信号に変換して前記制御部に出力する第1通信処理部と、前記音声処理部に接続され、前記第2通信部において受信した音声信号を第2方式の音声信号に変換し、前記音声処理部に出力する第2通信処理部と、を備え、前記音声処理部は、前記制御部から出力された前記第1方式の音声信号と、前記第2通信処理部から出力された前記第2方式の音声信号とを、それぞれアナログ音声信号に変換して出力する。
本発明によれば、音声通話に対応する複数の通信方式の通信ユニットそれぞれを用いて通話することができる。
図1は、第1実施形態に係るスマートフォンの外観を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態に係るスマートフォンの外観を示す正面図である。 図3は、第1実施形態に係るスマートフォンの外観を示す背面図である。 図4は、第1実施形態に係るスマートフォンのホーム画面の一例を示す図である。 図5は、第1実施形態に係るスマートフォンの機能を示すブロック図である。 図6は、第1実施形態に係るスマートフォンにおける第1通信ユニット、第2通信ユニットの詳細な機能を示すブロック図である。 図7は、第2RF回路部、コントローラ及び音声処理部の動作を説明する図である。 図8は、第2実施形態に係るスマートフォンの機能を示すブロック図である。 図9は、第2実施形態に係るスマートフォンにおける第1通信ユニット、第2通信ユニットの詳細な機能を示すブロック図である。
本発明を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
以下では、実施形態に係るシステムを構成する無線端末装置の一例として、スマートフォンについて説明する。
(第1実施形態)
図1から図3を参照しながら、実施形態に係るシステムを構成するスマートフォン1の外観について説明する。図1から図3に示すように、スマートフォン1は、ハウジング20を有する。ハウジング20は、フロントフェイス1Aと、バックフェイス1Bと、サイドフェイス1C1〜1C4とを有する。フロントフェイス1Aは、ハウジング20の正面である。バックフェイス1Bは、ハウジング20の背面である。サイドフェイス1C1〜1C4は、フロントフェイス1Aとバックフェイス1Bとを接続する側面である。以下では、サイドフェイス1C1〜1C4を、どの面であるかを特定することなく、サイドフェイス1Cと総称することがある。
スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2と、ボタン3A〜3Cと、照度センサ4と、近接センサ5と、レシーバ7と、マイク8と、カメラ12とをフロントフェイス1Aに有する。スマートフォン1は、カメラ13をバックフェイス1Bに有する。スマートフォン1は、ボタン3D〜3Fと、外部インターフェイス14とをサイドフェイス1Cに有する。以下では、ボタン3A〜3Fを、どのボタンであるかを特定することなく、ボタン3と総称することがある。
タッチスクリーンディスプレイ2は、ディスプレイ2Aと、タッチスクリーン2Bとを有する。ディスプレイ2Aは、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機ELパネル(Organic Electro−Luminescence panel)、又は無機ELパネル(Inorganic Electro−Luminescence panel)等の表示デバイスを備える。ディスプレイ2Aは、文字、画像、記号又は図形等を表示する。
タッチスクリーン2Bは、タッチスクリーンディスプレイ2に対する指、又はスタイラスペン等の接触を検出する。タッチスクリーン2Bは、複数の指、又はスタイラスペン等がタッチスクリーンディスプレイ2に接触した位置を検出することができる。
タッチスクリーン2Bの検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(又は超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。以下では、説明を簡単にするため、タッチスクリーン2Bがタッチスクリーンディスプレイ2に対する接触を検出する指、又はスタイラスペン等を単に「指」ということがある。
スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bにより検出された接触、接触位置、接触時間又は接触回数に基づいてジェスチャの種別を判別する。ジェスチャは、タッチスクリーンディスプレイ2に対して行われる操作である。スマートフォン1によって判別されるジェスチャには、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、ピンチアウト等が含まれる。
タッチは、タッチスクリーンディスプレイ2(例えば、表面)に指が接触するジェスチャである。スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2に指が接触するジェスチャをタッチとして判別する。ロングタッチとは、タッチスクリーンディスプレイ2に指が一定時間以上接触するジェスチャである。スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2に指が一定時間以上接触するジェスチャをロングタッチとして判別する。
リリースは、指がタッチスクリーンディスプレイ2から離れるジェスチャである。スマートフォン1は、指がタッチスクリーンディスプレイ2から離れるジェスチャをリリースとして判別する。スワイプは、指がタッチスクリーンディスプレイ2上に接触したままで移動するジェスチャである。スマートフォン1は、指がタッチスクリーンディスプレイ2上に接触したままで移動するジェスチャをスワイプとして判別する。
タップは、タッチに続いてリリースをするジェスチャである。スマートフォン1は、タッチに続いてリリースをするジェスチャをタップとして判別する。ダブルタップは、タッチに続いてリリースをするジェスチャが2回連続するジェスチャである。スマートフォン1は、タッチに続いてリリースをするジェスチャが2回連続するジェスチャをダブルタップとして判別する。
ロングタップは、ロングタッチに続いてリリースをするジェスチャである。スマートフォン1は、ロングタッチに続いてリリースをするジェスチャをロングタップとして判別する。ドラッグは、移動可能なオブジェクトが表示されている領域を始点としてスワイプをするジェスチャである。スマートフォン1は、移動可能なオブジェクトが表示されている領域を始点としてスワイプをするジェスチャをドラッグとして判別する。
フリックは、タッチに続いて指が一方方向へ高速で移動しながらリリースするジェスチャである。スマートフォン1は、タッチに続いて指が一方方向へ高速で移動しながらリリースするジェスチャをフリックとして判別する。フリックは、指が画面の上方向へ移動する上フリック、指が画面の下方向へ移動する下フリック、指が画面の右方向へ移動する右フリック、指が画面の左方向へ移動する左フリック等を含む。
ピンチインは、複数の指が互いに近付く方向にスワイプするジェスチャである。スマートフォン1は、複数の指が互いに近付く方向にスワイプするジェスチャをピンチインとして判別する。ピンチアウトは、複数の指が互いに遠ざかる方向にスワイプするジェスチャである。スマートフォン1は、複数の指が互いに遠ざかる方向にスワイプするジェスチャをピンチアウトとして判別する。
スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bを介して判別するこれらのジェスチャに従って動作を行う。したがって、利用者にとって直感的で使いやすい操作性が実現される。判別されるジェスチャに従ってスマートフォン1が行う動作は、タッチスクリーンディスプレイ2に表示されている画面に応じて異なる。
図4を参照しながら、ディスプレイ2Aに表示される画面の例について説明する。図4は、ホーム画面の一例を示している。ホーム画面は、デスクトップ、又は待受画面と呼ばれることもある。ホーム画面は、ディスプレイ2Aに表示される。ホーム画面は、スマートフォン1にインストールされているアプリケーションのうち、どのアプリケーションを実行するかを利用者に選択させる画面である。スマートフォン1は、ホーム画面で選択されたアプリケーションをフォアグランドで実行する。フォアグランドで実行されるアプリケーションの画面は、ディスプレイ2Aに表示される。
スマートフォン1は、ホーム画面にアイコンを配置することができる。図4に示すホーム画面40には、複数のアイコン50が配置されている。それぞれのアイコン50は、スマートフォン1にインストールされているアプリケーションと予め対応付けられている。スマートフォン1は、アイコン50に対するジェスチャを検出すると、そのアイコン50に対応付けられているアプリケーションを実行する。例えば、スマートフォン1は、メールアプリケーションに対応付けられたアイコン50に対するタップを検出すると、メールアプリケーションを実行する。ここで、スマートフォン1は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ2に対するアイコン50の表示位置(領域)に対応する位置(領域)へのジェスチャを、アイコン50に対応付けられたアプリケーションの実行命令であると解釈する。
アイコン50は、画像と文字列を含む。アイコン50は、画像に代えて、記号又は図形を含んでもよい。アイコン50は、画像又は文字列のいずれか一方を含まなくてもよい。アイコン50は、所定の規則に従って配置される。アイコン50の背後には、壁紙41が表示される。壁紙は、フォトスクリーン又はバックスクリーンと呼ばれることもある。スマートフォン1は、任意の画像を壁紙41として用いることができる。画像は、例えば、利用者の設定に従って任意の画像が壁紙41として決定される。
スマートフォン1は、ホーム画面の数を増減することができる。スマートフォン1は、例えば、ホーム画面の数を利用者による設定に従って決定する。スマートフォン1は、ホーム画面を表示する場合、ホーム画面の数が複数であっても、それらのうちから選択された1つをディスプレイ2Aに表示する。
スマートフォン1は、ホーム画面上に、1つ又は複数のロケータを表示する。ロケータの数は、ホーム画面の数と一致する。ロケータは、現在表示されているホーム画面の位置を示す。現在表示されているホーム画面に対応するロケータは、他のロケータと異なる態様で表示される。
図4に示す例では、4つのロケータ51が表示されている。これは、ホーム画面40の数が4つであることを示す。また、図4に示す例では、左から2番目のシンボルが他のシンボルと異なる態様で表示されている。これは、左から2番目のホーム画面が現在表示されていることを示している。
スマートフォン1は、ホーム画面を表示中に特定のジェスチャを検出すると、ディスプレイ2Aに表示するホーム画面を切り替える。例えば、スマートフォン1は、右フリックを検出すると、ディスプレイ2Aに表示するホーム画面を1つ左のホーム画面に切り替える。また、スマートフォン1は、左フリックを検出すると、ディスプレイ2Aに表示するホーム画面を1つ右のホーム画面に切り替える。
ディスプレイ2Aの上端には、領域42が設けられている。領域42には、充電池の残量を示す残量マーク43、及び通信用の電波の電界強度を示す電波レベルマーク44が表示される。スマートフォン1は、領域42に、現在時刻、天気の情報、実行中のアプリケーション、通信システムの種別、電話のステータス、装置のモード、装置に生じたイベント等を表示してもよい。このように、領域42は、利用者に対して各種の通知を行うために用いられる。領域42は、ホーム画面40とは別の画面でも設けられることがある。領域42が設けられる位置は、ディスプレイ2Aの上端に限られない。
なお、図4に示したホーム画面40は、一例であり、各種の要素の形態、各種の要素の配置、ホーム画面40の数、及びホーム画面40での各種の操作の仕方等は上記の説明の通りでなくてもよい。
図5は、スマートフォン1の構成を示すブロック図である。スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2と、ボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、第1通信ユニット6Aと、第2通信ユニット6Bと、レシーバ7と、マイク8と、ストレージ9と、制御部としてのコントローラ10と、カメラ12及び13と、外部インターフェイス14と、加速度センサ15と、方位センサ16と、回転検出センサ17と、音声処理部18とを有する。
タッチスクリーンディスプレイ2は、上述したように、ディスプレイ2Aと、タッチスクリーン2Bとを有する。ディスプレイ2Aは、文字、画像、記号、又は図形等を表示する。タッチスクリーン2Bは、ジェスチャを検出する。
ボタン3は、利用者によって操作される。ボタン3は、ボタン3A〜ボタン3Fを有する。コントローラ10はボタン3と協働することによってボタンに対する操作を検出する。ボタンに対する操作は、例えば、クリック、ダブルクリック、プッシュ、及びマルチプッシュである。
例えば、ボタン3A〜3Cは、ホームボタン、バックボタン又はメニューボタンである。例えば、ボタン3Dは、スマートフォン1のパワーオン/オフボタンである。ボタン3Dは、スリープ/スリープ解除ボタンを兼ねてもよい。例えば、ボタン3E及び3Fは、音量ボタンである。
照度センサ4は、照度を検出する。例えば、照度とは、光の強さ、明るさ、輝度等である。照度センサ4は、例えば、ディスプレイ2Aの輝度の調整に用いられる。
近接センサ5は、近隣の物体の存在を非接触で検出する。近接センサ5は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ2が顔に近付けられたことを検出する。
第1通信ユニット6A及び第2通信ユニット6Bは、無線により通信する。
第1通信ユニット6Aによって用いられる第1の通信方式は、無線通信規格である。例えば、第1の通信方式の無線通信規格として、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格がある。例えば、セルラーフォンの通信規格としては、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA、CDMA2000)等がある。他には、例えば、第1の通信方式の無線通信規格として、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA、NFC(Near Field Communication)等がある。第1通信ユニット6Aは、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
第2通信ユニット6Bによって用いられる第2の通信方式は、第1の通信方式と異なる通信方式であり、無線通信規格である。例えば、第2の通信方式の無線通信規格として、2G等のセルラーフォンの通信規格がある。例えば、セルラーフォンの通信規格としては、PDC、GSM(登録商標)、PHS(Personal Handy−phone System)等がある。第2通信ユニット6Bは、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
レシーバ7と、マイク8とは、音声処理部18に接続されている。
レシーバ7は、音声処理部18から送信されるアナログ音声信号を音声として出力する。マイク8は、利用者等の音声をアナログ音声信号へ変換して音声処理部18へ送信する。音声処理部18は、コントローラ10の制御に従って所定の音声処理を行い、処理後の信号をレシーバ7に出力する。具体的には、音声処理部18は、リニアPCM方式の音声信号をアナログ信号に変換してレシーバ7に出力する。音声処理部18は、マイク8から入力された信号をリニアPCM方式の音声信号に変換し、この変換された信号をコントローラ10に出力する。
なお、スマートフォン1は、レシーバ7に加えて、スピーカをさらに有してもよい。スマートフォン1は、レシーバ7に代えて、スピーカをさらに有してもよい。
ストレージ9は、プログラム及びデータを記憶する。また、ストレージ9は、コントローラ10の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。ストレージ9は、半導体記憶デバイス、及び磁気記憶デバイス等の任意の記憶デバイスを含んでよい。また、ストレージ9は、複数の種類の記憶デバイスを含んでよい。また、ストレージ9は、メモリカード等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。
ストレージ9に記憶されるプログラムには、フォアグランド又はバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する制御プログラムとが含まれる。アプリケーションは、例えば、ディスプレイ2Aに所定の画面を表示させ、タッチスクリーン2Bによって検出されるジェスチャに応じた処理をコントローラ10に実行させる。制御プログラムは、例えば、OSである。アプリケーション及び制御プログラムは、第1通信ユニット6A又は第2通信ユニット6Bによる無線通信又は記憶媒体を介してストレージ9にインストールされてもよい。
ストレージ9は、例えば、制御プログラム9A、メールアプリケーション9B、ブラウザアプリケーション9C、設定データ9Zを記憶する。メールアプリケーション9Bは、電子メールの作成、送信、受信、及び表示等のための電子メール機能を提供する。ブラウザアプリケーション9Cは、WEBページを表示するためのWEBブラウジング機能を提供する。テーブル9Dは、キーアサインテーブル等の各種テーブルが格納されている。配置パターンデータベース9Eは、ディスプレイ2Aに表示されるアイコン等の配置パターンが格納されている。設定データ9Zは、スマートフォン1の動作に関する各種の設定機能を提供する。例えば、設定データ9Zは、音声信号の音質を調整するための第1パラメータ及び第2パラメータを記憶する。ここで、第1パラメータ、第2パラメータには、それぞれ、音量調整、周波数特性の変更、自動利得制御、エコーキャンセル、ノイズ抑制を行うためのパラメータが含まれている。なお、これらのパラメータは、通常通話、イヤホン通話等の複数の通話状態それぞれにおいて別々に有していてもよい。また、録音時、録音メッセージの再生時、キー操作音等の出力時等、個別の状態それぞれにおいて別々に有していてもよい。
制御プログラム9Aは、スマートフォン1を稼働させるための各種制御に関する機能を提供する。制御プログラム9Aは、例えば、第1通信ユニット6A、第2通信ユニット6B、レシーバ7、及びマイク8等を制御することによって、通話を実現させる。制御プログラム9Aが提供する機能には、タッチスクリーン2Bを介して検出されたジェスチャに応じて、ディスプレイ2Aに表示されている情報を変更する等の各種制御を行う機能が含まれる。なお、制御プログラム9Aが提供する機能は、メールアプリケーション9B等の他のプログラムが提供する機能と組み合わせて利用されることがある。
コントローラ10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。コントローラ10は、第1通信ユニット6A等の他の構成要素が統合されたSoC(System−on−a−chip)等の集積回路であってもよい。コントローラ10は、スマートフォン1の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
具体的には、コントローラ10は、ストレージ9に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、ストレージ9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行して、ディスプレイ2A、第1通信ユニット6A及び第2通信ユニット6B等を制御することによって各種機能を実現する。コントローラ10は、タッチスクリーン2B、ボタン3、加速度センサ15等の各種検出部の検出結果に応じて、制御を変更することもある。
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、タッチスクリーン2Bを介して検出されたジェスチャに応じて、ディスプレイ2Aに表示されている情報を変更する等の各種制御を実行する。
カメラ12は、フロントフェイス1Aに面している物体を撮影するインカメラである。カメラ13は、バックフェイス1Bに面している物体を撮影するアウトカメラである。
外部インターフェイス14は、他の装置が接続される端子である。外部インターフェイス14は、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)、ライトピーク(サンダーボルト)、イヤホンマイクコネクタのような汎用的な端子であってもよい。外部インターフェイス14は、Dockコネクタのような専用に設計された端子でもよい。外部インターフェイス14に接続される装置には、例えば、外部ストレージ、スピーカ、通信装置が含まれる。
加速度センサ15は、スマートフォン1に働く加速度の方向及び大きさを検出する。方位センサ16は、地磁気の向きを検出する。回転検出センサ17は、スマートフォン1の回転を検出する。加速度センサ15、方位センサ16及び回転検出センサ17の検出結果は、スマートフォン1の位置及び姿勢の変化を検出するために、組み合わせて利用される。
このように構成されるスマートフォン1は、音声通話に対応する複数の通信方式の通信ユニットそれぞれを用いて通話を実現することができる。以下に、具体的な構成について説明する。なお、以下の説明において、第1アンテナ61A及び第2アンテナ62Aによるデータ通信には、基地局から発信される電波の強度を測定するための信号の受信(待受時の通信)は含まれないものとする。
図6は、スマートフォン1における第1通信ユニット6A、第2通信ユニット6Bの詳細な機能を示すブロック図である。
第1通信ユニット6Aは、第1通信部としての第1アンテナ61Aと、第1通信処理部としての第1RF回路部61Bとを備える。
第1アンテナ61Aは、上述した第1の通信方式により、基地局等の外部機器と無線通信を行う。具体的には、第1アンテナ61Aは、基地局等の外部機器と、第1RF回路部61Bにより変調される高周波信号の送受信を行う。例えば、この高周波信号は、通話に係る音声信号を含む。
第1RF回路部61Bは、第1アンテナ61Aにより送受信される高周波信号を処理する。具体的には、第1RF回路部61Bは、第1アンテナ61Aによって受信した信号を所定の復調方式で復調し、復調後の信号をコントローラ10に供給する。第1RF回路部61Bは、コントローラ10から供給された信号を所定の変調方式で変調し、変調後の信号を第1アンテナ61Aに供給する。
例えば、第1RF回路部61Bは、第1アンテナ61Aにおいて受信した音声信号を復調(変換)することにより、リニアPCM方式の音声信号を取得する。第1RF回路部61Bは、このリニアPCM方式の音声信号をコントローラ10に供給する。また、第1RF回路部61Bは、コントローラ10からリニアPCM方式の音声信号が供給されると、この信号を変調し、第1アンテナ61Aに供給する。
第2通信ユニット6Bは、第2通信部としての第2アンテナ62Aと、第2通信処理部としての第2RF回路部62Bとを備える。
第2アンテナ62Aは、上述した第2の移動通信方式により、基地局等の外部機器と無線通信を行う。具体的には、第2アンテナ62Aは、基地局等の外部機器と、第2RF回路部62Bにより変調される高周波信号の送受信を行う。例えば、この高周波信号は、通話に係る音声信号を含む。
第2RF回路部62Bは、第2アンテナ62Aにより送受信される高周波信号を処理する。具体的には、第2RF回路部62Bは、第2アンテナ62Aによって受信した信号を所定の復調方式で復調し、復調後の信号をコントローラ10に供給する。第2RF回路部62Bは、コントローラ10から供給された信号を所定の変調方式で変調し、変調後の信号を第2アンテナ62Aに供給する。
例えば、第2RF回路部62Bは、第2アンテナ62Aにおいて受信した音声信号を復調(変換)することにより、μ−lawPCM方式の音声信号を取得する。第2RF回路部62Bは、このμ−lawPCM方式の音声信号をコントローラ10に供給する。また、第2RF回路部62Bは、コントローラ10からμ−lawPCM方式の音声信号が供給されると、この信号を変調し、第2アンテナ62Aに供給する。
コントローラ10は、第1RF回路部61B及び第2RF回路部62Bから入力された音声信号の音声処理部18への出力と、音声処理部18から入力された音声信号の第1RF回路部61B及び第2RF回路部62Bへの出力を制御する。
具体的には、コントローラ10は、第1通信ユニット6Aにより通信が行われている場合において第1RF回路部61Bから音声信号が供給されたとき、この音声信号の方式を変換せずに、音声処理部18に供給する。コントローラ10は、第2通信ユニット6Bにより通信が行われている場合において第2RF回路部62Bから音声信号が供給されたとき、この音声信号の方式を、μ−lawPCM方式からリニアPCM方式の音声信号に変換し、変換された音声信号を音声処理部18に供給する。
また、コントローラ10は、第1通信ユニット6Aにより通信が行われている場合において音声処理部18から音声信号が入力されたとき、この音声信号の方式を変換せずに、第1RF回路部61Bに供給する。
コントローラ10は、第2通信ユニット6Bにより通信が行われている場合において音声処理部18から音声信号が入力されたとき、この音声信号の方式を、リニアPCM方式からμ−lawPCM方式の音声信号に変換し、第2RF回路部62Bに供給する。
このようにすることで、音声処理部18に出力される音声信号は、常にリニアPCM方式の音声信号となる。そして、音声処理部18は、リニアPCM方式の音声信号をアナログ信号に変換(復号化)してレシーバ7に出力する。よって、スマートフォン1は、音声通話に対応する複数の通信ユニットそれぞれを用いて通話を実現することができる。
また、スマートフォン1は、コントローラ10において音声信号の方式を変換することにより、第2RF回路部62Bにおいて音声信号を変換する処理を不要とすることができる。よって、スマートフォン1は、第2RF回路部62Bにおける処理を軽減することができる。また、第2RF回路部62Bが音声処理部18の音声符号化(復号化)方式に対応していなくとも、第2RF回路部62Bを用いて通話を実現することができる。これによって、第1通信ユニットが搭載されている無線端末装置に、大幅な変更を加えることなく、第2通信ユニットを搭載することで、第2通信ユニットを用いた通話を実現することができる。また、スマートフォン1では、音声処理部18における処理を変更することなく、音声通話に対応する複数の通信方式の通信ユニットそれぞれを用いた通話を実現することができる。
また、コントローラ10は、第1RF回路部61Bから音声信号が供給された場合、この音声信号を、ストレージ9に記憶されている第1パラメータ群に基づいて調整する。
また、コントローラ10は、第2RF回路部62Bから音声信号が供給された場合、この音声信号を、ストレージ9に記憶されている第2パラメータ群に基づいて調整する。
第1RF回路部61Bから供給される音声信号と、第2RF回路部62Bから供給される音声信号とは、通信方式が異なるため、それぞれの音質が異なる。これに対して、コントローラ10は、それぞれの音声信号に対して、ストレージ9に記憶されている第1パラメータ又は第2パラメータに基づいて調整を行い、それぞれの音声信号に適した調整を行うことができる。
また、第2RF回路部62Bは、音声処理部18と接続されている。
第1アンテナ61Aにより音声通話等のデータ通信が行われている場合、コントローラ10は、マスタとして動作する。この場合において、第2RF回路部62B及び音声処理部18は、スレーブとして動作する。すなわち、第1アンテナ61Aにより音声通話等のデータ通信が行われている場合、コントローラ10は、音声処理部18に対して同期信号及びクロック信号制御信号を送信することにより、音声処理部18を制御する。また、この場合において、コントローラ10の制御信号は、後述の第1状態バッファBF1及び第2状態バッファBF2によって、第2RF回路部62Bに送信されないように制御される。
他方、第2アンテナ62Aにより音声通話等のデータ通信が行われている場合、第2RF回路部62Bは、マスタとして動作する。この場合において、コントローラ10及び音声処理部18は、スレーブとして動作する。すなわち、第2アンテナ62Aにより音声通話等のデータ通信が行われている場合、第2RF回路部62Bは、コントローラ10及び音声処理部18に対して同期信号及びクロック信号制御信号を送信することにより、コントローラ10及び音声処理部18を制御する。以下に、第2RF回路部62B、コントローラ10及び音声処理部18の動作について、より具体的に説明する。
図7は、第2RF回路部62B、コントローラ10及び音声処理部18の動作を説明する図である。
図7に示すように、コントローラ10は、同期信号を送受信する第1同期信号送受信部101、クロック信号を送受信する第1クロック信号送受信部102、第1音声信号送受信部103A、103B、及び第1通知部104を有している。第1同期信号送受信部101及び第1クロック信号送受信部102は、第1信号送受信部として動作する。
第1通知部104は、第1状態バッファBF1及び第2状態バッファBF2に接続されている。第1通知部104は、第1アンテナ61Aによりデータ通信が行われている場合、第1アンテナ61Aによりデータ通信が行われている旨を示す第1信号を第1状態バッファBF1及び第2状態バッファBF2に送信する。すなわち、コントローラ10は、第1アンテナ61Aによりデータ通信が行われている場合、第1通知部104を介して、第1信号を第1状態バッファBF1及び第2状態バッファBF2に送信する。
第2RF回路部62Bは、同期信号を送受信する第2同期信号送受信部621、クロック信号を送受信する第2クロック信号送受信部622、及び音声信号を送受信する第2音声信号送受信部623を有している。第2同期信号送受信部621及び第2クロック信号送受信部622は、第2信号送受信部として動作する。
第2同期信号送受信部621は、第1状態バッファBF1に接続されている。また、第2クロック信号送受信部622は、第2状態バッファBF2に接続されている。第2同期信号送受信部621は、第2アンテナ62Aによりデータ通信が行われている場合、第2アンテナ62Aによりデータ通信が行われている旨を示す第2信号を第1状態バッファBFに送信する。同様に、第2クロック信号送受信部622は、第2アンテナ62Aによりデータ通信が行われている場合、第2信号を第2状態バッファBF2に送信する。
音声処理部18は、同期信号を送受信する第3同期信号送受信部181、クロック信号を送受信する第3クロック信号送受信部182、及び音声信号を送受信する第3音声信号送受信部183を有している。第3同期信号送受信部181及び第3クロック信号送受信部182は、第3信号送受信部として動作する。
図7に示すように、第1音声信号送受信部103Aは、第2音声信号送受信部623に接続され、第1音声信号送受信部103Bは、第3音声信号送受信部183に接続されている。第2同期信号送受信部621は、第1状態バッファBF1を介して、第1同期信号送受信部101及び第3同期信号送受信部181に接続されている。第2クロック信号送受信部622は、第2状態バッファBF2を介して、第1クロック信号送受信部102及び第3クロック信号送受信部182に接続されている。
第1状態バッファBF1及び第2状態バッファBF2は、入力値に応じて出力を制御する。具体的には、第1状態バッファBF1は、第1信号が入力されている場合に、第1同期信号送受信部101と、第2同期信号送受信部621との信号の送受信を不許可とする。第1状態バッファBF1は、第2信号が入力されている場合に、第1同期信号送受信部101と、第2同期信号送受信部621との信号の送受信を許可する。
第2状態バッファBF2は、第1信号が入力されている場合に、第1クロック信号送受信部102と、第2クロック信号送受信部622との信号の送受信を不許可とする。第2状態バッファBF2は、第2信号が入力されている場合に、第1クロック信号送受信部102と、第2クロック信号送受信部622との信号の送受信を許可する。
このように、スマートフォン1は、第1状態バッファBF1及び第2状態バッファBF2を有することにより、第1アンテナ61Aによりデータ通信が行われている場合、コントローラ10から第2RF回路部62Bに対して信号(同期信号やクロック信号等)が供給されることを防止することができる。これにより、スマートフォン1は、誤動作を防止することができる。
以上、本実施形態によれば、コントローラ10は、リニアPCM方式の音声信号を変換せずに音声処理部18に出力するとともに、μ−lawPCM方式からリニアPCM方式の音声信号に変換して音声処理部18に出力する。そして、音声処理部18は、リニアPCM方式の音声信号をアナログ音声信号に変換して出力する。よって、スマートフォン1は、音声通話に対応する複数の通信方式の通信ユニットそれぞれを用いて通話を実現することができる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態について説明する。図8は、第2実施形態に係るスマートフォン1の機能を示すブロック図である。図9は、第2実施形態に係るスマートフォン1における第1通信ユニット6A、第2通信ユニット6Bの詳細な機能を示すブロック図である。
なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態のスマートフォン1は、図8及び図9に示すように、μ−lawPCM方式の音声信号の出力先が、音声処理部18であるという点で、第1実施形態と異なる。
第2RF回路部62Bは、コントローラ10と、音声処理部18とに接続されている。
具体的には、第2RF回路部62Bは、μ−lawPCM方式の音声信号を音声処理部18に出力する。また、第2RF回路部62Bは、コントローラ10と制御信号の送受信を行う。制御信号には、第2RF回路部62Bにおいてデータ通信を行っているか否かを示す信号が含まれる。
コントローラ10は、第1RF回路部61Bから入力されたリニアPCM方式の音声を変換せずに音声処理部18に出力する。
音声処理部18は、コントローラ10から入力されたリニアPCM方式の音声信号と、第2RF回路部62Bから入力されたμ−lawPCM方式の音声信号とを、それぞれアナログ音声信号に変換する。そして、音声処理部18は、アナログ音声をレシーバ7に出力する。
また、音声処理部18は、第1通信ユニット6Aにおいてデータ通信が行われている場合に、マイク8から入力されたアナログ音声信号をリニアPCM方式の音声信号に変換し、コントローラ10に出力する。また、音声処理部18は、第1通信ユニット6Aにおいてデータ通信が行われている場合に、マイク8から入力されたアナログ音声信号をμ−lawPCM方式の音声信号に変換し、第2RF回路部62Bに出力する。
以上、第2実施形態のスマートフォン1は、音声通話に対応する複数の通信方式の通信ユニットそれぞれを用いて通話を実現することができるという、第1実施形態と同様の効果を奏する他、以下のような効果を奏する。すなわち、第2実施形態のスマートフォン1は、音声処理部18により、コントローラ10から出力されたリニアPCM方式の音声信号と、第2RF回路部62Bから出力されたμ−lawPCM方式の音声信号とを、直接アナログ音声信号に変換する。このように、第2実施形態のスマートフォン1は、μ−lawPCM方式の音声信号をリニアPCM方式に変換することなく直接アナログ音声信号に変換し、またアナログ音声信号をμ−lawPCM方式の音声信号に変換するので、コントローラ10における処理を軽減することができる。
なお、図5においてストレージ9が記憶することとしたプログラムの一部又は全部は、第1通信ユニット6A又は第2通信ユニット6Bによる無線通信で他の装置からダウンロードされてもよい。また、図5においてストレージ9が記憶することとしたプログラムの一部又は全部は、ストレージ9に含まれる読み取り装置が読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。また、図5においてストレージ9が記憶することとしたプログラムの一部又は全部は、外部インターフェイス14に接続される読み取り装置が読み取り可能なCD、DVD、又はBlu−ray等の記憶媒体に記憶されていてもよい。
また、図5に示したスマートフォン1の構成は一例であり、本発明の要旨を損なわない範囲において適宜変更してよい。例えば、ボタン3の数と種類は図5の例に限定されない。例えば、スマートフォン1は、画面に関する操作のためのボタンとして、ボタン3A〜3Cに代えて、テンキー配列又はQWERTY配列等のボタンを備えていてもよい。また、スマートフォン1は、画面に関する操作のために、ボタンを1つだけ備えてよいし、ボタンを備えなくてもよい。また、図5に示した例では、スマートフォン1が2つのカメラを備えることとしたが、スマートフォン1は、1つのカメラのみを備えてもよいし、カメラを備えなくてもよい。また、図5に示した例では、スマートフォン1が位置及び姿勢を検出するために3種類のセンサを備えることとしたが、スマートフォン1は、このうちいくつかのセンサを備えなくてもよいし、位置及び姿勢を検出するための他の種類のセンサを備えてもよい。また、照度センサ4と近接センサ5は、別体ではなく、単一のセンサにより構成されてもよい。
本発明を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施例に関し記載してきた。しかし、添付の請求項に係る発明は、上記実施例に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成を具現化するように構成されるべきである。
例えば、図5に示した各プログラムは、複数のモジュールに分割されていてもよいし、他のプログラムと結合されていてもよい。
1 スマートフォン
6A 第1通信ユニット
6B 第2通信ユニット
7 レシーバ
8 マイク
9 ストレージ
10 コントローラ
18 音声処理部
61A 第1アンテナ
61B 第1RF回路部
62A 第2アンテナ
62B 第2RF回路部
101 第1同期信号送受信部
102 第1クロック信号送受信部
103 第1音声信号送受信部
104 第1通知部
181 第3同期信号送受信部
182 第3クロック信号送受信部
183 第3音声信号送受信部
621 第2同期信号送受信部
622 第2クロック信号送受信部
623 第2音声信号送受信部

Claims (6)

  1. 第1の通信方式により無線通信を行う第1通信部と、
    前記第1の通信方式と異なる第2の通信方式により無線通信を行う第2通信部と、
    第1方式の音声信号をアナログ音声信号に変換して出力する音声処理部と、
    前記音声処理部に接続され、入力された音声信号の前記音声処理部への出力を制御する制御部と、
    前記制御部に接続され、前記第1通信部において受信した音声信号を前記第1方式の音声信号に変換して前記制御部に出力する第1通信処理部と、
    前記制御部に接続され、前記第2通信部において受信した音声信号を第2方式の音声信号に変換して前記制御部に出力する第2通信処理部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1通信処理部から出力された音声信号を変換せずに前記音声処理部に出力するとともに、前記第2通信処理部から出力された前記第2方式の音声信号を前記第1方式の音声信号に変換して前記音声処理部に出力する、
    無線端末装置。
  2. 前記第2通信処理部は、前記音声処理部と接続され、
    前記第2通信部によりデータ通信が行われている場合、前記第2通信処理部はマスタとして動作し、前記制御部及び前記音声処理部はスレーブとして動作する、
    請求項1に記載の無線端末装置。
  3. 前記制御部は、同期信号及びクロック信号を送受信する第1信号送受信部、及び音声信号を送受信する第1音声信号送受信部を有し、
    前記第2通信処理部は、同期信号及びクロック信号を送受信する第2信号送受信部、及び音声信号を送受信する第2音声信号送受信部を有し、
    前記音声処理部は、同期信号及びクロック信号を送受信する第3信号送受信部、及び音声信号を送受信する第3音声信号送受信部を有し、
    前記第1音声信号送受信部は、前記第2音声信号送受信部及び前記第3音声信号送受信部に接続され、
    前記第2信号送受信部は、入力値に応じて出力を制御する状態バッファを介して、前記第1信号送受信部及び前記第3信号送受信部に接続され、
    前記制御部は、前記第1通信部によりデータ通信が行われている場合、前記第1通信部によりデータ通信が行われている旨を示す第1信号を前記状態バッファに出力し、
    前記第2通信処理部は、前記第2通信部によりデータ通信が行われている場合、前記第2通信部によりデータ通信が行われている旨を示す第2信号であって、前記第1信号と異なる第2信号を前記状態バッファに通知し、
    前記状態バッファは、前記第1信号が出力されている場合に前記第1信号送受信部と前記第2信号送受信部との信号の送受信を不許可とし、前記第2信号が出力されている場合に前記第2信号送受信部と、前記第1信号送受信部及び前記第3信号送受信部との信号の送受信を許可する、
    請求項2に記載の無線端末装置。
  4. 音声信号の音質を調整するための第1パラメータ及び第2パラメータを記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記第1通信処理部から入力された音声信号を前記第1パラメータに基づいて調整するとともに、前記第2通信処理部から入力された音声信号を前記第2パラメータに基づいて調整する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  5. 前記第1方式は、リニアPCM方式であって、前記第2方式は、μ―lawPCM方式である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  6. 第1の通信方式により無線通信を行う第1通信部と、
    第2の通信方式により無線通信を行う第2通信部と、
    デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して出力する音声処理部と、
    前記音声処理部に接続され、入力された音声信号を前記音声処理部に出力する制御部と、
    前記制御部に接続され、前記第1通信部において受信した音声信号を第1方式の音声信号に変換して前記制御部に出力する第1通信処理部と、
    前記音声処理部に接続され、前記第2通信部において受信した音声信号を第2方式の音声信号に変換し、前記音声処理部に出力する第2通信処理部と、を備え、
    前記音声処理部は、前記制御部から出力された前記第1方式の音声信号と、前記第2通信処理部から出力された前記第2方式の音声信号とを、それぞれアナログ音声信号に変換して出力する、
    無線端末装置。
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