JP5104543B2 - 射出成形機 - Google Patents
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Description
本発明は上記問題に鑑みて創作されたものであって、ゲートの開度を調整可能な調整装置を備えた射出成形機を安価で提供することを目的とする。
・前記位置変更装置は、前記ストッパ部材を境にした前記第二の位置側にあって前記ストッパ部材を前記直進方向に移動可能にガイドするガイド部と、前記ガイド部にガイドされたストッパ部材を前記第一の位置側に付勢する付勢手段と、前記ガイド部にガイドされたストッパ部材に前記第一の位置側よりボルト先端を突き当ててそれ以上前記第一の位置側に後退しないように前記ストッパ部材を位置規制する位置規制ボルトと、を備えてなると共に、この位置規制ボルトは前記シリンダ装置を前記金型に取り付ける取り付けベースに形成されたねじ孔に螺合されて、前記ピストンロッドの直進方向に螺進退可能な構造とした。
本発明の実施形態1を図1ないし図9によって説明する。
(a)全体構成
本実施形態の射出成形機1は、図1にて示すように、フラットなベットB上に型締め機構10と射出装置100とを横並び状に配置してなる。型締め機構10は向かい合う一対の取付盤11、12、これら両取付盤11、12を左右に連結するタイバー13、及び固定、可動の両型14、15を主体に構成されている。本実施形態では、図1の右手側の第一取付盤11に固定型14を固定し、上記タイバー13に可動型15を移動可能に支持させ、更に、図1に示す左側の第二取付盤12に油圧シリンダを備えた型締め装置(図示せず)を内蔵させている。
なお、図2では、マニホールド18自体は省略し、分岐孔18Bのみ点線で図示してある。
開閉装置20は図3にて示すように上記連通孔20Aを軸心に沿って形成するバルブ本体21、開閉ピン22、シリンダ装置23、開閉ピン駆動装置24を主体に構成されている。バルブ本体21は固定型14の内部を図1における左右方向に貫通して設置されている。バルブ本体21に形成される連通孔20Aは、先端において孔径が小さくなっておりゲート25を構成している。開閉ピン22は上記ゲート25を開閉するものであって、一方向の長い棒状をなしており、バルブ本体21に形成される連通孔20A内において、バルブ本体21の軸方向に直進移動可能に取り付けられている。
なお、ゲート25を完全に開放するというのは、開閉ピン22の移動範囲内でゲート25から開閉ピン22の先端が最も離れた位置にあり、ゲート25直前の連通孔20Aにおける溶融樹脂の流路面積aが最大となる状態である。
図3にて示す符号27Aは張り出し部である。張り出し部27Aはピストンロッド27外周部の後端付近に、その直進方向と直交をなし、後述するストッパ部材42に向かって取り付けられている。
なお、位置規制ボルト45の進退量をピストンロッド27の進退量よりも大きく設定すれば、ピストンロッド27の移動範囲(第一の位置から第二の位置の間)全てにおいて、ストッパ部材42の取付け位置が変更可能となるから、開位置から閉位置の全ての間で開閉ピン22の位置変更が可能となり、ゲート開度の調整範囲を大きくすることができる。
まず、射出成形機1を用いた成形トライの手順を説明する。尚、ここでは、型締め装置の油圧シリンダのロッドが収縮しており、固定型14に対して可動型15が型開き状態にあるものとして、説明を行うものとする。また、各樹脂供給口17に対応した各ゲート25は全て閉じておく。各ゲート25に対応した各開閉装置20のストッパ部材42は、例えば、張り出し部27Aに当接しない位置まで退避させておく(ストッパ部材42の初期位置)。これによって各シリンダ装置23が収縮したとき、各ゲート25は完全に開放される。
(e)開閉装置の開度調整
前述したように2次ウェルドは、キャビティ16内において、各ゲート25から射出された各溶融樹脂の合流箇所で各溶融樹脂に圧力差がある場合、圧力の高い側の溶融樹脂が圧力の低い側の溶融樹脂を凹ませることで発生すると考えられる。このため、作業者は成形品の2次ウェルドが発生した箇所を確認し、溶融樹脂が凹んだ側と反対側の溶融樹脂(圧力が高い側に相当する)を射出したゲート25の開度を小さくして、そのゲート25から射出される溶融樹脂の圧力を下げるようにする。これによって、合流箇所の両側で各溶融樹脂の圧力差が小さくなるため、2次ウェルドの発生を抑えることができる。
また、ストッパ部材42はガイド部47にガイドされているから、調整作業時にスムーズに移動可能となっており、より位置規制ボルト45の回転操作が容易となっている。
上記のように各開閉装置20の開度を設定した後は、成形トライの工程と同じ手順にて、本成形を行なう。本成形においては、既に各ゲート25の開度が調整されているため、キャビティ16内に流し込まれた溶融樹脂がキャビティ16内で合流した際に、各合流箇所において両側の圧力差が小さくなる。このため本成形で成形された成形品では2次ウェルドの発生が抑えられる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、開閉ピン22外周に雄ねじ部30、ピニオンギヤ31の内周に雌ねじ部31Bを形成し、これらを螺合するようにしたが、両ねじ部の構成を逆にしてもよく、開閉ピン22の内周に雌ねじ部31B、ピニオンギヤ31の外周に雄ねじ部30を形成し、両ねじ部を螺合させる構成としてもよい。
14…固定型(本発明の「金型」に相当)
15…可動型(本発明の「金型」に相当)
16…キャビティ
17…樹脂供給口
19…分岐路
25…ゲート
20…開閉装置
22…開閉ピン
23…シリンダ装置
24…開閉ピン駆動装置(本発明の「駆動装置」に相当)
27…ピストンロッド
27A…張り出し部
28…取り付けベース
28A…ねじ孔
29…ラックギヤ(本発明の「第一の変換機構」に相当)
30…雄ねじ部(本発明の「第二の変換機構」に相当)
31…ピ二オンギヤ(本発明の「第一の変換機構」に相当)
31B…雌ねじ部(本発明の「第二の変換機構」に相当)
42…ストッパ部材
40…開度調整装置
43…バネ(本発明の「付勢手段」に相当)
45…位置規制ボルト
45A…先端(本発明の「ボルト先端」に相当)
47…ガイド部(本発明の「ガイド部」に相当)
50…位置変更装置
100…射出装置
Claims (1)
- キャビティに連通する樹脂供給口を複数個形成してなる金型と、合成樹脂を射出する射出装置と、前記射出装置より射出された合成樹脂を分岐させつつ前記金型の前記各樹脂供給口に供給させる分岐路と、前記各分岐路に設けられるゲートを個別に開閉する複数個の開閉装置と、を備えた射出成形機であって、
前記開閉装置は、前記分岐路の前記ゲートに対して進出変位可能とされた開閉ピンと、ピストンロッドを第一の位置と第二の位置との間にて往復駆動させるシリンダ装置と、前記ピストンロッドの動力を得て作動し、前記ピストンロッドを前記第一の位置から前記第二の位置へ変位させる変位操作を受けて前記開閉ピンを前記ゲートを閉止する閉位置に移動させ、前記ピストンロッドを前記第二の位置から前記第一の位置へ変位させる変位操作を受けて前記開閉ピンを前記ゲートを開放する開位置に移動させる駆動装置と、を備えてなるものにおいて、
前記ピストンロッド外周部に設けられる張り出し部に突き当て可能な形状をなすと共に、前記ピストンロッドの移動範囲内において前記金型に取り付けられて、前記第二の位置から前記第一の位置へ向かう前記ピストンロッドを両位置間の中間の停止位置にて強制的に停止させるストッパ部材と、
このストッパ部材の取り付け位置を前記ピストンロッドの移動範囲内にて位置変更する位置変更装置と、を具備して前記ゲートの開度を調整可能とする開度調整装置を前記各開閉装置に対して設けると共に、
前記駆動装置を、
ラックギヤとピニオンギヤとから構成され、前記ピストンロッドの直進方向の運動を前記ピニオンギヤの回転方向の運動に変換する第一の変換機構と、
前記ピニオンギヤ、前記開閉ピンのいずれか一方に形成される雄ねじ部と、他側に形成され前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部とから構成され、前記ピニオンギヤの回転方向の運動を前記開閉ピンの直進方向の運動に変換して前記開閉ピンを進出変位させる第二の変換機構とを含んで構成させ、かつこれら両変換機構により、前記ピストンロッドの直進方向の運動をより小さな運動量に変換しつつ前記開閉ピンに伝達させる構造とし、
前記位置変更装置は、
前記ストッパ部材を境にした前記第二の位置側にあって前記ストッパ部材を前記直進方向に移動可能にガイドするガイド部と、
前記ガイド部にガイドされた前記ストッパ部材を前記第一の位置側に付勢する付勢手段と、
前記ガイド部にガイドされた前記ストッパ部材に前記第一の位置側よりボルト先端を突き当ててそれ以上前記第一の位置側に後退しないように前記ストッパ部材を位置規制する位置規制ボルトと、を備えてなると共に、
この位置規制ボルトは前記シリンダ装置を前記金型に取り付ける取り付けベースに形成されたねじ孔に螺合されて、前記ピストンロッドの直進方向に螺進退可能な構造とされていることを特徴とする射出成形機。
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