JP5104427B2 - 端子金具 - Google Patents

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Description

本発明は、端子金具に関する。
特許文献1に記載の端子金具は、前後方向に延びる底板を備え、底板の前部に相手側の雄タブとの接続を行う箱型の端子接続部が形成され、底板の後部に電線の端末部の被覆をかしめるインシュレーションバレルが形成され、さらに底板の後部でかつインシュレーションバレルよりも前方に電線の端末部の被覆が除去されて露出する芯線をかしめるワイヤバレルが形成されている。かかる端子金具は、コネクタハウジング内に挿入されて端子接続部の後端がランス又はリテーナ等の係止手段によって係止されることにより、コネクタハウジング内に抜け止めされる。
また、芯線は、ワイヤバレルによってかしめられた状態で底板の内面上に載置され、その前端がワイヤバレルの前端と端子接続部の後端との間に位置するように設定されている。この場合、芯線のワイヤバレルの前端からの出代が短いと、電線に後方への引っ張り力が作用したときに電線がワイヤバレルから外れるおそれがあり、また前記出代が長いと、芯線が係止手段と干渉して係止動作に支障をきたすおそれがある。このため、芯線のワイヤバレルの前端からの出代を適正に管理する必要があり、従来においては、図19に示すように、端子金具2の側方に定規3を宛がい、所定の目盛り内に芯線4のワイヤバレル5からの出代が収まっているかどうかを検査している。つまり、芯線4の前端位置が最小許容位置(図中MIN)と最大許容位置(図中MAX)との間に入っている場合は合格と判断し、それ以外は不合格と判断している。
特開2004−71469公報(第4図)
しかし、上記の手法で芯線4の出代を測定する場合に、図19に示すように、目盛りの粗い定規を用いると、目盛りの間隔のほうが芯線4の前端位置の許容範囲(最小許容位置と最大許容位置との間の間隔)よりも大きくなってしまい、正確な測定が出来ないという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、芯線の長さ管理を高い精度で行うことを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、前後方向に延びる底板を備え、前記底板の前部には相手側端子との接続を行う端子接続部が形成され、前記底板の後部には電線の端末部の被覆が除去されて露出する芯線をかしめるワイヤバレルが形成されている端子金具であって、前記底板の内面には、前記ワイヤバレルの前端と前記端子接続部の後端との間に、前記芯線の前端位置の許容範囲を示す視認可能な目印が設けられるとともに、この目印は前記底板を貫通し前記底板の外方に設置された光源からの透過光を通過させる孔によって構成され、さらに、前記目印は、前記芯線の許容し得る最前位置と対応する最大許容位置と前記芯線の許容し得る最後位置と対応する最小許容位置との2箇所に設けられ、前記最小許容位置の目印の前端と前記最大許容位置の目印の後端との間に、芯線長さの合格領域が設定され、前記芯線の前端が前記合格領域にあるときに、前記最小許容位置の目印の全体が前記芯線によって隠れる一方、前記最大許容位置の目印の全体が見えるように構成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記孔は前記底板の幅方向に延びた長孔であるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記孔は真円形であるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記底板の両側縁から一対の側板が立ち上げて形成され、この両側板には、前記目印の両側外方に、補強部が叩き出しによって形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
底板の内面に芯線の前端位置の許容範囲を示す視認可能な目印が設けられているから、目印を見ることにより、芯線のワイヤバレルの前端からの出代が許容範囲に収まっているかどうかを正確に知ることができる。このため、従来において前記出代の測定に用いていた定規が不要とされ、芯線の長さ管理を高い精度で行うことができる。
また、目印が底板を貫通する孔によって構成されるから、孔からの透過光によって目印を際立たせ、良好な視認性を確保できる。
さらに、目印が最大許容位置と最小許容位置との2箇所に設けられているから、定規の目盛りと比べて、芯線長さの合否を判別し易い。
さらにまた、芯線の前端が合格領域にあるときに、最小許容位置の目印の全体が芯線によって隠れる一方、最大許容位置の目印の全体が見えるようになっているから、目印の形態変化を見ることで芯線長さの合否判定を行うことができる。このため、従来のように芯線の前端と定規の目盛りとの位置関係を見比べる場合に比べ、より正確に合否判定を行うことができる。
<請求項2の発明>
孔が底板の幅方向に延びた長孔であるから、より良好な視認性を確保できる。
<請求項3の発明>
底板に孔が貫通することにより、底板が強度不足となる懸念があるが、請求項4の発明によれば、孔が真円形であるから、底板に外力が作用したときに、応力が目印の全周に亘って均等に分散され、所定の強度を確保できる。
<請求項4の発明>
両側板に補強部が叩き出しにより形成されているから、底板に孔が形成されているという事情があっても、所定の強度を確保できる。
参考例1
本発明の参考例1を図1ないし図7によって説明する。本参考例1の端子金具10は、いわゆる雌側端子金具を例示するものであって、雌側のコネクタハウジング(図示せず)に挿入された状態で雄側端子金具の雄タブ(図示せず)と電気的に接続可能とされている。
端子金具10は、導電性の金属板材を曲げ加工等して成形されるものであり、図1及び図2に示すように、前後方向の全長に亘って延びる細長い底板11を備えている。底板11の前部には相手側の雄タブとの接続を行う箱型の端子接続部12が形成され、図3に示すように、底板11の後部には電線60に接続されるオープンバレル状のバレル部13、14が形成されている。さらに、バレル部13、14は、電線60の端末部における被覆61を除去することで露出した芯線62をかしめてこれに圧着可能なワイヤバレル14と、電線60の被覆61の端末部をかしめてこれに圧着可能なインシュレーションバレル13とから構成されている。ワイヤバレル14はインシュレーションバレル13の前方に配置され、インシュレーションバレル13より前後長さが長くなっている。図1に示すように、底板11の内面には、ワイヤバレル14と対応する位置に、芯線62のワイヤバレル14からの離脱を防止する複数の滑り止め部15が形成されている。各滑り止め部15は、幅方向に延び、それぞれ互いに平行にかつ前後方向に一定間隔をあけて配置されている。
端子接続部12は、底板11の前端側の両側縁から立ち上がる左右夫々の側板16と、一方の側板16から他方の側板16の上端にかけて架け渡されてなる天板17とからなり、全体として角筒状をなしている。側板16は端子接続部12とワイヤバレル14との間にも連続して形成され、この端子接続部12とワイヤバレル14との間の側板16は、端子接続部12の側板16より低背とされるとともに、図6に示すように、その上端が後方へ行くに従って上り勾配となる斜辺とされている。端子接続部12の前後長さは、端子金具10全体の前後長さの半分より少し長い。
端子接続部12の底板11には、図2に示すように、コネクタハウジングに設けられたランスが弾性的に係止可能なランス孔18が開口して形成されている。また、端子接続部12の後端あご部19には、図6に示すように、コネクタハウジングに差し込まれるリテーナが係止可能とされる。よって、端子金具10はランスとリテーナとで2重に係止された状態でコネクタハウジング内に抜け止め保持されるようになっている。
また、端子接続部12内には、底板11の前端から後方へ向けて折り返された弾性接触片21が撓み変形可能に形成されている。この弾性接触片21は、底板11の幅方向中心より一側にオフセットして配置されている。コネクタハウジングが相手側の雄側コネクタハウジングと嵌合するのに伴って端子接続部12内に雄タブが進入し、これにより、雄タブが弾性接触片21と天板17との間に弾性的に挟持され、両端子金具が導通接続されるようになっている。
さて、上記構成によれば、芯線62のワイヤバレル14の前端からの出代(以下、単に「芯線62の出代」という)が短い場合には、電線60を後方へ引っ張ったときに、芯線62がワイヤバレル14から抜け出るおそれがあり、芯線62の出代が長い場合には、芯線62がリテーナと干渉してリテーナの移動操作に支障をきたすおそれがある。このため、芯線62の出代は適正な範囲(許容範囲)に収められていることが必要とされる。
そこで、この端子金具10の底板11の内面(芯線62の載置面となる面であって図示上面)には、図1に示すように、ワイヤバレル14の前端と端子接続部12の後端との間に、芯線62の出代、言い換えれば芯線62の前端位置が許容範囲に収まっているのかどうかを判断するための目印30が設けられている。目印30は、溝、詳細には幅方向に延びた前後一対の細長い長溝として構成されている。両目印30は、互いに平行に配置され、滑り止め部15とも平行でかつ滑り止め部15より狭い溝幅で短く形成されている。
このうち、前側の目印30は、許容範囲内で芯線62の出代が最も大きい位置、言い換えれば芯線62の許容し得る最前位置と対応する最大許容位置の目印31とされ、後側の目印30は、許容範囲内で芯線62の出代が最も小さい位置、言い換えれば芯線62の許容し得る最後位置と対応する最小許容位置の目印32とされている。この場合、図4に示すように、最小許容位置の目印32の前端と最大許容位置の目印31の後端との間に芯線62の長さの合格領域Pが設定され、これ以外の領域は不合格領域とされる。
次に、芯線62の長さの管理を上記の目印30によって行う場合の判定方法について説明する。なお、目印30の鉛直上方に観測者の視点が位置するものとし、芯線62の前端は幅方向に真直ぐ配置されているものとする。
図3に示すように、芯線62の前端が最小許容位置の目印32の後端と一致し、最小許容位置の目印32が少しでも見える場合は、芯線62の長さが短く、芯線62の前端位置が合格領域Pに達していないとして、不合格と判断される。
これに対し、図4に示すように、芯線62の前端が最小許容位置の目印32の前端と一致し、最小許容位置の目印32の全体が隠れる場合は、芯線62の長さが短いながらも適正であり、芯線62の前端位置が合格領域Pに達したとして、合格と判断される。
また、図5及び図6に示すように、芯線62の前端が最大許容位置の目印31の後端と一致し、最大許容位置の目印31の全体が見える場合は、芯線62の長さが長いながらも適正であり、芯線62の前端位置が合格領域Pに留まっているとして、合格と判断される。
これに対し、図7に示すように、芯線62の前端が最大許容位置の目印31の前端を超え、最大許容位置の目印31が少しでも隠れる場合は、芯線62の長さが長く、芯線62の前端位置が合格領域Pを超えたとして、不合格と判断される。その他、芯線62の前端が最小許容位置の目印32の中間領域(最小許容位置の目印32の前端と後端との間)にある場合又は芯線62の前端が最大許容位置の目印31の中間領域(最大許容位置の目印31の前端と後端との間)にある場合等も、芯線62の前端位置が合格領域Pに入っていないとして、不合格と判断される。要は、芯線62によって最小許容位置の目印32の全体が隠れ、かつ最大許容位置の目印31の全体が見える場合は合格と判断されるが、それ以外の場合は不合格と判断される。
このように参考例1によれば、底板11の内面に芯線62の前端位置の許容範囲を示す視認可能な目印30が設けられているから、目印30を見ることにより、芯線62のワイヤバレル14の前端からの出代が許容範囲に収まっているかどうかを正確に知ることができる。このため、従来において芯線62の出代の測定に用いていた定規が不要とされ、芯線62の長さの管理を高い精度で行うことができる。
また、目印30は底板11の内面に形成された溝によって構成されているから、孔と比べて、底板11が脆弱化するのを回避できる。そして、突起と違って目印30に芯線62が乗り上がることがなく、芯線62の前端位置を明りょうに視認できる。しかも、溝が底板11の幅方向に延びた長溝であることから、視認領域を大きく確保でき、良好な視認性を確保できる。
さらに、目印30が底板11の内面において最大許容位置と最小許容位置との2箇所に設けられているから、定規の如く合否判断の指標となる目盛りが最大許容位置と最小許容位置とは無関係に列設されている場合に比べ、芯線62の長さの合否を判別し易い。特に、目印30が最大許容位置と最小許容位置との2箇所以外には設けられていないから、誤判断を回避し易い。
さらにまた、芯線62の前端が合格領域Pにあるときに、最小許容位置の目印32の全体が芯線62によって隠れる一方、最大許容位置の目印31の全体が見えるようになっているから、目印30の形態変化を見ることで芯線62の長さの合否判定を行うことができる。このため、従来のように芯線62の前端と定規の目盛りとの位置関係を見比べる場合に比べ、より正確に合否判定を行うことができる。
実施形態1
次に、本発明の実施形態1を図8ないし図13によって説明する。実施形態1では、目印30Aの形状が参考例1とは異なる。しかし、その他は参考例1と同様であるため、参考例1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態1の目印30Aは、図8及び図12に示すように、底板11の内面を貫通する孔、詳細には底板11の内面の幅方向中央を貫通する真円形の小孔として構成されている。目印30Aの位置が最大許容位置と最小許容位置との2箇所であり、最大許容位置の目印31Aと最小許容位置の目印32Aとからなる点は実施形態1と同様である。
また、実施形態1では、検査を行うにあたり、端子金具10Aの底板11の下方に光源(図示せず)が設置されており、この光源から目印30Aを通過して底板11の上方へと抜ける透過光を見るようにしている。
図9に示すように、芯線62の前端が最小許容位置の目印32Aの中間領域にあり、最小許容位置の目印32Aが少しでも見える場合は、芯線62の長さが短く、芯線62の前端位置が合格領域Pに達していないとして、不合格と判断される。
これに対し、図10に示すように、芯線62の前端が最小許容位置の目印32Aの前端と一致し、最小許容位置の目印32Aの全体が隠れる場合は、芯線62長さが短いながらも適正であり、芯線62の前端位置が合格領域Pに達したとして、合格と判断される。
また、図11及び図12に示すように、芯線62の前端が最大許容位置の目印31Aの後端と一致し、最小許容位置の目印31Aの全体が見える場合は、芯線62の長さが長いながらも適正であり、芯線62の前端位置が合格領域Pに留まっているとして、合格と判断される。
これに対し、図13に示すように、芯線62の前端が最大許容位置の目印31Aの中間領域にあり、最大許容位置の目印31Aが少しでも隠れる場合は、芯線62の長さが長く、芯線62の前端位置が合格領域Pを超えたとして、不合格と判断される。よって、合否の判断手法は参考例1と同様であり、つまり、芯線62によって最小許容位置の目印32Aの全体が隠れ、かつ最大許容位置の目印31Aの全体が見える場合は合格と判断されるが、それ以外の場合は不合格と判断される。
実施形態1によれば、参考例1と同様の効果(目印30で底板11の脆弱化を回避する点を除く)を奏するのに加え、目印30Aの孔からの透過光を見て合否判断を行うから、目印30Aが際立ち、視認性が良好となる。また、底板11に目印30Aの孔が開口するため、底板11の強度不足が懸念されるところであるが、実施形態1によれば、目印30Aが真円形の孔によって構成されているから、底板11に外力が作用したときに、応力が目印30Aの全周に亘って均等に分散され、所定の強度を確保できる。
実施形態2
図14は本発明の実施形態2の端子金具10Bを示す。実施形態2では、目印30Bの形状が参考例1とは異なる。しかし、その他は参考例1と同様であるため、参考例1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態2の目印30Bは、底板11の内面を貫通する孔、詳細には底板11の内面を幅方向に延びた長孔として構成されている。目印30Bの位置が最大許容位置と最小許容位置との2箇所であり、最大許容位置の目印31Bと最小許容位置の目印32Bとからなる点及び芯線62の長さの合否判断の手法は、参考例1と同様である。また、検査の行うにあたり、目印30Bの孔からの透過光を見る点は実施形態1と同様である。
したがって、実施形態2によれば、実施形態1と同様の効果を奏するのに加え、目印30Bの孔が底板11の幅方向に延びた長孔であるから、光の透過領域を大きく確保でき、より良好な視認性を確保できる。
実施形態3
図15ないし図17は本発明の実施形態3の端子金具10Cを示す。実施形態3では、目印30Cの形状及び側板16の形状が参考例1とは異なる。しかし、その他は参考例1と同様であるため、参考例1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態3の両側板16には、ワイヤバレル14の前端と端子接続部12の後端との間と対応する位置に、詳細には目印30Cの両側外方に、一対の補強部29が叩き出しによって形成されている。補強部29は、図17に示すように、外側からの叩き出しによって内側へエンボス状に膨出するとともに、図15及び図16に示すように、前後方向に延びる形態とされている。目印30Cの形状及び位置は実施形態2と同様であり、最大許容位置の目印31Cと最小許容位置の目印32Cとからなる点及び芯線62の長さの合否判断の手法は、参考例1と同様である。
実施形態3によれば、実施形態2と同様の効果を奏するのに加え、両側板16に補強部29が形成されているから、底板11に目印30Cの長孔が開口するという事情があっても、所定の強度を確保できる。また、補強部29が叩き出しによって形成されているから、製造が簡単であり、しかもこの叩き出しによって両側板16の内側に膨出して形成されているから、端子金具10Cのコネクタハウジングへの挿入動作に支障をきたすこともない。
参考例2
図18は本発明の参考例2の端子金具10Dを示す。参考例2では、目印30Dの形状が参考例1と異なる。しかし、その他は参考例1と同様であるため、参考例1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
参考例2の目印30Dは、底板11の内面に形成された突起として構成されている。具体的には突起30Dは、底板11に対して下方から上方への叩き出しによって底板11の内面にエンボス状に膨出して形成されている。目印30Dの位置が最大許容位置と最小許容位置との2箇所であり、最大許容位置の目印31Dと最小許容位置の目印32Dとからなる点及び芯線62長さの合否判断の手法は、参考例1と同様である。さらに、参考例2によれば、目印30Dが突起よって構成されているから、底板11の強度が高められる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態3の補強部を、実施形態1の端子金具に形成しても構わない。
(2)目印が孔によって構成されている場合、孔の形状は正多角形等の多角形であってもよい。
(3)インシュレーションバレルは、電線の端末に嵌着されたシール栓に圧着され、シール栓を介して電線をかしめる構成であってもよい。
(4)本発明は、雄側端子金具に適用可能である。
本発明の参考例1の端子金具の平面図である。 端子金具の底面図である。 芯線が短くて不合格とされる端子金具の平面図である。 芯線が最小限度で合格とされる端子金具の平面図である。 芯線が最大限度で合格とされる端子金具の平面図である。 その要部破断側面図である。 芯線が長くて不合格とされる端子金具の平面図である。 実施形態1の端子金具の平面図である。 芯線が短くて不合格とされる端子金具の平面図である。 芯線が最小限度で合格とされる端子金具の平面図である。 芯線が最大限度で合格とされる端子金具の平面図である。 その要部破断側面図である。 芯線が長くて不合格とされる端子金具の平面図である。 実施形態2の端子金具の平面図である。 実施形態3の端子金具の平面図である。 端子金具の側面図である。 端子金具の要部側断面図である。 参考例2の端子金具の要部破断側面図である。 従来例において芯線の出代を測定するときの平面図である。
10、10A、10B、10C、10D…端子金具
11…底板
12…端子接続部
13…インシュレーションバレル
14…ワイヤバレル
16…側板
30A、30B、30C、30D…目印
31A、31B、31C、31D…最大許容位置の目印
32A、32B、32C、32D…最小許容位置の目印
60…電線
61…被覆
62…芯線

Claims (4)

  1. 前後方向に延びる底板を備え、前記底板の前部には相手側端子との接続を行う端子接続部が形成され、前記底板の後部には電線の端末部の被覆が除去されて露出する芯線をかしめるワイヤバレルが形成されている端子金具であって、
    前記底板の内面には、前記ワイヤバレルの前端と前記端子接続部の後端との間に、前記芯線の前端位置の許容範囲を示す視認可能な目印が設けられるとともに、この目印は前記底板を貫通し前記底板の外方に設置された光源からの透過光を通過させる孔によって構成され、
    さらに、前記目印は、前記芯線の許容し得る最前位置と対応する最大許容位置と前記芯線の許容し得る最後位置と対応する最小許容位置との2箇所に設けられ、
    前記最小許容位置の目印の前端と前記最大許容位置の目印の後端との間に、芯線長さの合格領域が設定され、前記芯線の前端が前記合格領域にあるときに、前記最小許容位置の目印の全体が前記芯線によって隠れる一方、前記最大許容位置の目印の全体が見えるように構成されていることを特徴とする端子金具。
  2. 前記孔は前記底板の幅方向に延びた長孔である請求項1記載の端子金具。
  3. 前記孔は真円形である請求項1記載の端子金具。
  4. 前記底板の両側縁から一対の側板が立ち上げて形成され、この両側板には、前記目印の両側外方に、補強部が叩き出しによって形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の端子金具。
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