JP5104427B2 - 端子金具 - Google Patents
端子金具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5104427B2 JP5104427B2 JP2008063699A JP2008063699A JP5104427B2 JP 5104427 B2 JP5104427 B2 JP 5104427B2 JP 2008063699 A JP2008063699 A JP 2008063699A JP 2008063699 A JP2008063699 A JP 2008063699A JP 5104427 B2 JP5104427 B2 JP 5104427B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mark
- core wire
- bottom plate
- allowable position
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記孔は真円形であるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記底板の両側縁から一対の側板が立ち上げて形成され、この両側板には、前記目印の両側外方に、補強部が叩き出しによって形成されているところに特徴を有する。
底板の内面に芯線の前端位置の許容範囲を示す視認可能な目印が設けられているから、目印を見ることにより、芯線のワイヤバレルの前端からの出代が許容範囲に収まっているかどうかを正確に知ることができる。このため、従来において前記出代の測定に用いていた定規が不要とされ、芯線の長さ管理を高い精度で行うことができる。
また、目印が底板を貫通する孔によって構成されるから、孔からの透過光によって目印を際立たせ、良好な視認性を確保できる。
さらに、目印が最大許容位置と最小許容位置との2箇所に設けられているから、定規の目盛りと比べて、芯線長さの合否を判別し易い。
さらにまた、芯線の前端が合格領域にあるときに、最小許容位置の目印の全体が芯線によって隠れる一方、最大許容位置の目印の全体が見えるようになっているから、目印の形態変化を見ることで芯線長さの合否判定を行うことができる。このため、従来のように芯線の前端と定規の目盛りとの位置関係を見比べる場合に比べ、より正確に合否判定を行うことができる。
<請求項2の発明>
孔が底板の幅方向に延びた長孔であるから、より良好な視認性を確保できる。
底板に孔が貫通することにより、底板が強度不足となる懸念があるが、請求項4の発明によれば、孔が真円形であるから、底板に外力が作用したときに、応力が目印の全周に亘って均等に分散され、所定の強度を確保できる。
両側板に補強部が叩き出しにより形成されているから、底板に孔が形成されているという事情があっても、所定の強度を確保できる。
本発明の参考例1を図1ないし図7によって説明する。本参考例1の端子金具10は、いわゆる雌側端子金具を例示するものであって、雌側のコネクタハウジング(図示せず)に挿入された状態で雄側端子金具の雄タブ(図示せず)と電気的に接続可能とされている。
図3に示すように、芯線62の前端が最小許容位置の目印32の後端と一致し、最小許容位置の目印32が少しでも見える場合は、芯線62の長さが短く、芯線62の前端位置が合格領域Pに達していないとして、不合格と判断される。
また、図5及び図6に示すように、芯線62の前端が最大許容位置の目印31の後端と一致し、最大許容位置の目印31の全体が見える場合は、芯線62の長さが長いながらも適正であり、芯線62の前端位置が合格領域Pに留まっているとして、合格と判断される。
次に、本発明の実施形態1を図8ないし図13によって説明する。実施形態1では、目印30Aの形状が参考例1とは異なる。しかし、その他は参考例1と同様であるため、参考例1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態1の目印30Aは、図8及び図12に示すように、底板11の内面を貫通する孔、詳細には底板11の内面の幅方向中央を貫通する真円形の小孔として構成されている。目印30Aの位置が最大許容位置と最小許容位置との2箇所であり、最大許容位置の目印31Aと最小許容位置の目印32Aとからなる点は実施形態1と同様である。
これに対し、図10に示すように、芯線62の前端が最小許容位置の目印32Aの前端と一致し、最小許容位置の目印32Aの全体が隠れる場合は、芯線62長さが短いながらも適正であり、芯線62の前端位置が合格領域Pに達したとして、合格と判断される。
これに対し、図13に示すように、芯線62の前端が最大許容位置の目印31Aの中間領域にあり、最大許容位置の目印31Aが少しでも隠れる場合は、芯線62の長さが長く、芯線62の前端位置が合格領域Pを超えたとして、不合格と判断される。よって、合否の判断手法は参考例1と同様であり、つまり、芯線62によって最小許容位置の目印32Aの全体が隠れ、かつ最大許容位置の目印31Aの全体が見える場合は合格と判断されるが、それ以外の場合は不合格と判断される。
図14は本発明の実施形態2の端子金具10Bを示す。実施形態2では、目印30Bの形状が参考例1とは異なる。しかし、その他は参考例1と同様であるため、参考例1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態2の目印30Bは、底板11の内面を貫通する孔、詳細には底板11の内面を幅方向に延びた長孔として構成されている。目印30Bの位置が最大許容位置と最小許容位置との2箇所であり、最大許容位置の目印31Bと最小許容位置の目印32Bとからなる点及び芯線62の長さの合否判断の手法は、参考例1と同様である。また、検査の行うにあたり、目印30Bの孔からの透過光を見る点は実施形態1と同様である。
図15ないし図17は本発明の実施形態3の端子金具10Cを示す。実施形態3では、目印30Cの形状及び側板16の形状が参考例1とは異なる。しかし、その他は参考例1と同様であるため、参考例1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態3の両側板16には、ワイヤバレル14の前端と端子接続部12の後端との間と対応する位置に、詳細には目印30Cの両側外方に、一対の補強部29が叩き出しによって形成されている。補強部29は、図17に示すように、外側からの叩き出しによって内側へエンボス状に膨出するとともに、図15及び図16に示すように、前後方向に延びる形態とされている。目印30Cの形状及び位置は実施形態2と同様であり、最大許容位置の目印31Cと最小許容位置の目印32Cとからなる点及び芯線62の長さの合否判断の手法は、参考例1と同様である。
図18は本発明の参考例2の端子金具10Dを示す。参考例2では、目印30Dの形状が参考例1と異なる。しかし、その他は参考例1と同様であるため、参考例1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
参考例2の目印30Dは、底板11の内面に形成された突起として構成されている。具体的には突起30Dは、底板11に対して下方から上方への叩き出しによって底板11の内面にエンボス状に膨出して形成されている。目印30Dの位置が最大許容位置と最小許容位置との2箇所であり、最大許容位置の目印31Dと最小許容位置の目印32Dとからなる点及び芯線62長さの合否判断の手法は、参考例1と同様である。さらに、参考例2によれば、目印30Dが突起よって構成されているから、底板11の強度が高められる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態3の補強部を、実施形態1の端子金具に形成しても構わない。
(2)目印が孔によって構成されている場合、孔の形状は正多角形等の多角形であってもよい。
(3)インシュレーションバレルは、電線の端末に嵌着されたシール栓に圧着され、シール栓を介して電線をかしめる構成であってもよい。
(4)本発明は、雄側端子金具に適用可能である。
11…底板
12…端子接続部
13…インシュレーションバレル
14…ワイヤバレル
16…側板
30A、30B、30C、30D…目印
31A、31B、31C、31D…最大許容位置の目印
32A、32B、32C、32D…最小許容位置の目印
60…電線
61…被覆
62…芯線
Claims (4)
- 前後方向に延びる底板を備え、前記底板の前部には相手側端子との接続を行う端子接続部が形成され、前記底板の後部には電線の端末部の被覆が除去されて露出する芯線をかしめるワイヤバレルが形成されている端子金具であって、
前記底板の内面には、前記ワイヤバレルの前端と前記端子接続部の後端との間に、前記芯線の前端位置の許容範囲を示す視認可能な目印が設けられるとともに、この目印は前記底板を貫通し前記底板の外方に設置された光源からの透過光を通過させる孔によって構成され、
さらに、前記目印は、前記芯線の許容し得る最前位置と対応する最大許容位置と前記芯線の許容し得る最後位置と対応する最小許容位置との2箇所に設けられ、
前記最小許容位置の目印の前端と前記最大許容位置の目印の後端との間に、芯線長さの合格領域が設定され、前記芯線の前端が前記合格領域にあるときに、前記最小許容位置の目印の全体が前記芯線によって隠れる一方、前記最大許容位置の目印の全体が見えるように構成されていることを特徴とする端子金具。 - 前記孔は前記底板の幅方向に延びた長孔である請求項1記載の端子金具。
- 前記孔は真円形である請求項1記載の端子金具。
- 前記底板の両側縁から一対の側板が立ち上げて形成され、この両側板には、前記目印の両側外方に、補強部が叩き出しによって形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の端子金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008063699A JP5104427B2 (ja) | 2008-03-13 | 2008-03-13 | 端子金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008063699A JP5104427B2 (ja) | 2008-03-13 | 2008-03-13 | 端子金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009218189A JP2009218189A (ja) | 2009-09-24 |
JP5104427B2 true JP5104427B2 (ja) | 2012-12-19 |
Family
ID=41189823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008063699A Expired - Fee Related JP5104427B2 (ja) | 2008-03-13 | 2008-03-13 | 端子金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5104427B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110707444A (zh) * | 2018-07-09 | 2020-01-17 | 矢崎总业株式会社 | 端子金属配件以及带端子的电线 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5554975B2 (ja) | 2009-12-11 | 2014-07-23 | 矢崎総業株式会社 | 圧着端子 |
DE202011050362U1 (de) * | 2011-06-06 | 2012-09-10 | Weidmüller Interface GmbH & Co. KG | Elektrischer Steckverbinder |
JP2015185283A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | 住友電装株式会社 | 端子および該端子の電線接続構造 |
JP6820294B2 (ja) * | 2018-07-09 | 2021-01-27 | 矢崎総業株式会社 | 端子付き電線 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62173162U (ja) * | 1986-04-23 | 1987-11-04 | ||
JPH08124649A (ja) * | 1994-10-26 | 1996-05-17 | Yazaki Corp | ジョイント熱圧着装置 |
JP3410706B2 (ja) * | 2000-04-05 | 2003-05-26 | 株式会社ダイエイ | ケーブル用圧着端子及び圧着接続子 |
-
2008
- 2008-03-13 JP JP2008063699A patent/JP5104427B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110707444A (zh) * | 2018-07-09 | 2020-01-17 | 矢崎总业株式会社 | 端子金属配件以及带端子的电线 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009218189A (ja) | 2009-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5104427B2 (ja) | 端子金具 | |
JP5233822B2 (ja) | 端子金具 | |
US8177590B2 (en) | Crimping terminal and method of manufacturing terminal-provided wire | |
EP2746782B1 (en) | Current sensor and manufacturing method for the same | |
US7001188B2 (en) | Electrical junction box having an inspection section of a slit width of a tuning fork-like terminal | |
US20140065892A1 (en) | Electrical connector and a connector assembly | |
JP2011192470A (ja) | コネクタ | |
JP6010468B2 (ja) | シャント抵抗式電流センサ | |
JP5012326B2 (ja) | ジョイントコネクタ | |
JP5226739B2 (ja) | コネクタ装置 | |
US20130273790A1 (en) | Electrical terminal | |
US20050112943A1 (en) | Electrical connector | |
JP5098875B2 (ja) | コネクタ | |
JP2009150653A (ja) | 電流センサ | |
JP2008146888A (ja) | 電気コネクタ | |
CN101420089B (zh) | 电子装置及其连接器固定结构 | |
JP2010129319A (ja) | ジャック構造 | |
JP2013145635A (ja) | コネクタ | |
CN107017485B (zh) | 具有端子检查机构的基板连接器 | |
JP2013145687A (ja) | 一対の嵌合確認電気コネクタ | |
US20180175344A1 (en) | Housing member | |
JP5939920B2 (ja) | コネクタ | |
JP4872881B2 (ja) | バルブソケット | |
JP5012325B2 (ja) | ジョイントコネクタ | |
JP6168417B2 (ja) | 端子金具付き電線の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100903 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120315 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120904 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120917 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |