JP5104341B2 - VoIPノード局、移動局、ネットワーク利用無線通信システム及び制御方法 - Google Patents

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本発明は、EchoLink(登録商標)等のネットワーク介在型通信におけるVoIPノード局、移動局、ネットワーク利用無線通信システム及び制御方法に関するものである。
非特許文献1は、アマチュア無線のVoIPシステムの1つであるEchoLink(エコーリンク)について解説している。EchoLinkは、 VoIP(Voice over Internet Protocol:ネットワーク経由の音声通信)を利用してアマチュア無線を中継するシステムの一種であり、インターネットに接続したレピーター局や基地局(リンク局)の中継局(ノード局)を装備し、それら中継局は、世界中に分布している。EchoLinkでは、携帯型や車載型無線機等の移動局は、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)コードを利用して、近辺の中継局にアクセスし、世界各地のアマチュア局と交信することができるようになっている。
移動局がEchoLinkで相手機と通信する場合には、移動局はEchoLinkノード局へアクセスする必要がある。しかし、車載や携帯により移動運用を行っている無線機は、常に移動しているので、自局がどのノード局の圏内にいるのかリアルタイムに知ることは困難である。従来の移動局では、移動予定地域のノード局の位置及び送信出力を事前に調べておき、それらから該ノード局の圏内の地域範囲を割り出して、現在地が圏内となっているノード局を探索している。
著者:Steave Ford、雑誌名:QST、巻号:2003年2月号、米国発行日:2003年2月、記載箇所:p.44
移動局のユーザが、停止することなく、自動車や徒歩で移動しつつ、手作業で各ノード局の位置及び送信出力からその圏内の地域範囲を割り出すことはほぼ無理である。また、その作業を自動化したとしても、移動予定地域のノード局の位置及び送信出力について事前に調査して、それらを入力することは煩雑であるとともに、予定外の地域へ移動した場合や、移動地におけるノード局の廃止、追加、位置変更及び/又は送信出力変更等があった場合には、該移動地において適切なノード局の探索が困難になる。
本発明の目的は、移動局が各移動地でVoIPノード局を的確に探索することができるVoIPノード局、移動局、ネットワーク利用無線通信システム及び制御方法を提供することである。
本発明によれば、VoIPノード局は、自局のコールサインと自局がVoIPノード局である旨の情報と中継周波数とを含むVoIPノード情報を中継周波数とは異なる所定の報知用周波数の無線で報知する。該報知は、典型的には一定の時間間隔で行われるが、不定期であったり、連続的であったりしてもよい。また、移動局は、移動地において報知用周波数の無線でVoIPノード情報を受信し、該VoIPノード情報の受信に基づき現在地を圏内とするVoIPノード局を探索し、VoIPノード局のネットワーク側の相手機との通信では、探索したVoIPノード局に係るVoIPノード情報の中継周波数の無線で該VoIPノード局と交信する。
本発明のVoIPノード局は、所定の中継周波数による移動局との通信と、ネットワークに接続されたVoIP通信手段による通信と、を相互に中継する中継手段と、自局のコールサインと、自局が前記中継手段を有するVoIPノード局であることを示す情報と、前記中継周波数の情報と、を含むVoIPノード情報を、前記中継周波数とは異なる報知周波数で報知する報知手段と、を備える。
本発明の移動局は、コールサインと、所定の中継周波数による通信とネットワークに接続されたVoIP通信手段による通信とを中継する手段を有するVoIPノード局である旨の情報と、前記中継周波数の情報とを含むVoIPノード情報を所定の報知用周波数の無線で受信するVoIPノード情報受信手段、前記VoIPノード情報の受信に基づき現在地で通信信号を送受可能なVoIPノード局を探索するVoIPノード局探索手段、及び探索したVoIPノード局に係るVoIPノード情報の中継周波数の無線で通信信号を前記VoIPノード局と送受する通信信号送受手段、を備える。
本発明のネットワーク利用無線通信システムは前記VoIPノード局と前記移動局とを備える。
本発明のネットワーク利用無線通信システムの制御方法は、所定の中継周波数による通信とネットワークに接続されたVoIP通信手段による通信とを相互に中継する中継手段を有するVoIPノード局と、前記中継周波数による通信を行う移動機と、により構成されるネットワーク利用無線通信システムの制御方法において、前記VoIPノード局に、自局のコールサインと自局が前記中継手段を有するVoIPノード局であることを示す情報と前記中継周波数の情報とを含むVoIPノード情報を前記中継周波数とは異なる所定の報知用周波数の無線で報知させるステップ、前記移動局に、前記報知用周波数の無線による前記VoIPノード情報の受信に基づき現在地で通信信号を送受可能なVoIPノード局を探索させるステップ、及び前記移動局に、探索したVoIPノード局に係るVoIPノード情報の中継周波数の無線で通信信号を前記VoIPノード局と送受させるステップ、を備える。
本発明によれば、VoIPノード局が自局のコールサインと自局がVoIPノード局である旨の情報と中継周波数とを含むVoIPノード情報を所定の報知用周波数の無線で報知するようになっており、移動局は、VoIPノード情報の受信により、自局が現時点でかつ現在地で該VoIPノード情報の報知元の圏内にいることを検知することができる。したがって、VoIPノード情報の中継周波数の無線でVoIPノード局と交信することにより、該VoIPノード局の中継を介してネットワーク側の相手機と交信することができる。そして、この場合、移動局では、各VoIPノード局の位置やその送信出力を移動に先立って調べたりする手間を省略することができるとともに、VoIPノード局に変更があっても、移動地において利用可能なVoIPノード局を適切に探索することができる。
図1はEchoLinkシステム10の概略図である。EchoLinkシステム10では、インターネット11に、複数のEchoLinkノード局A,B,・・・、及び1つのEchoLinkサーバー12が接続されている。移動局C,Dは現時点ではそれぞれEchoLinkノード局A,Bの電波圏内に存在している。なお、図面の簡略化のため、図1には、EchoLinkノード局及び移動局はそれぞれ2つずつしか記載していないが、実際のEchoLinkシステム10では、多数存在する。
各EchoLinkノード局は、無線機15及びPC16を備えている。無線機15及びPC16は、図示していないケーブルを介して相互に接続されて、データを送受自在になっている。無線機15は、さらに、無線を介して電波圏内の移動局と音声及びデータを送受する。PC16は、ルータ(図示せず)を介してインターネット11へ接続され、シスオペモードの他のEchoLinkノード局やシングルユーザモードのPC(パーソナルコンピュータ)とVoIPにより音声データを送受する。EchoLinkシステム10の全体の作用については後述する。
図2は移動局C,Dとしての無線機20の構成図である。無線機15の構成も無線機20の構成とほぼ同様である。なお、無線機20が車載型でなく携帯型である場合には、ラジオユニット21及びパネルユニット22が分離しておらず、一体となっており、また、外付けマイクに代えて内蔵マイクを装備する。
無線機20はラジオユニット21とパネルユニット22とを装備し、ケーブル23は、ラジオユニット21−パネルユニット22間を接続して、ラジオユニット21−パネルユニット22間の信号を伝送する。ラジオユニット21には、4つの外付け機器用ケーブルコネクタ24と、1つのマイク端子25と、1つのアンテナ端子26とを有している。4つの外付け機器用ケーブルコネクタ24は、PC16等の外部機器へのケーブル接続の際に使用されるものであり、PC16のRS−232Cへ接続されるコネクタ(”RS−232C”と図示のもの)、外部TNC接続用コネクタ(”DATA”と図示のもの)、外部機器へ音声信号を出力するためのコネクタ、及び外部機器からの音声信号を入力するためのコネクタより成る。マイク端子25は外付けマイクへ接続される。アンテナ端子26はアンテナへ接続される。
マイコン27は、データをEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)28から読み出したり、書き込んだりするとともに、所定の演算を行い。ラジオユニット21の各素子を制御する。送受信部29は、ラジオユニット21へ出入りする各信号の変換を行う。
パネルユニット22は、マイコン32、表示器33及び操作部34を備えている。マイコン32は、ケーブル23を介してラジオユニット21のマイコン27及び送受信部29と信号を送受するとともに、表示信号を表示器33へ送って、表示器33における表示を制御する。操作部34は、各種操作キー等を含み、無線機20のユーザにより操作され、操作に係る信号をマイコン32へ送る。
図3はEchoLinkノード局の無線機15のパネルユニット22の表示器33における表示例を示している。無線機15は2バンドを選択可能になっており、図3の表示では、144MHzと430MHzとが選択されている。図3の状態では、”PTT(Press to Talk)”が左側に表示されているように、144MHzは送信バンドに設定されている。144MHz及び430MHzはそれぞれ報知周波数及び中継周波数となっている。
さらに、図3の左側の144MHzの方には、白抜きの”D”が表示されており、これは144MHzについて内部データバンドが設定されていること、すなわち144MHzでパケット通信を実施することを意味する。APRS(Automatic Position Reporting System:登録商標)データはパケット通信で送られる。一方、430MHzはEchoLink用に外部データバンドに設定される。EchoLinkの交信は外部データバンドにより行われる。
EchoLinkノード局は、144MHzの無線を使ってかつAPRSデータにより自局のコールサイン、自局位置の緯度経度、APRSアイコン情報(APRSアイコン情報は自局がEchoLinkであることを示す情報となる。)、及びEchoLink運用周波数(=自局の中継周波数)を含むEchoLinkノード情報を一定時間間隔(例:0.2〜30分。初期値は3分。)で報知する。
図1の移動局Dの付記説明にあるように、EchoLinkノード局Bがこのような報知を行うと、ちょうどEchoLinkノード局Bの電波圏内にいた移動局Dが、該報知に係るAPRSデータを受信する。これにより、移動局Dは現在、移動局Cの電波圏内にいることを知得することができる。
図4は移動局が受信したAPRSデータに基づき作成する受信リストである。移動局は該受信リストをEchoLinkでの交信時に利用する。受信リストにおけるEchoLinkノード情報は、その送信元のコールサイン、移動局が該EchoLinkノード情報を受信した時刻、送信元の種別、送信元の周波数(送信元の種別がEchoLinkである場合は、該周波数=中継周波数。)の項目を含んでいる。該受信リストでは、EchoLinkノード情報は、受信時刻が現在に近いものから順番に並べられている。種別=EchoLinkとは送信元がEchoLinkノード局であることを意味し、種別=WEATHERとは送信元が天候局であることを意味し、種別=FIXEDとは送信元が固定局であることを意味する。
図1の移動局Dの付記説明にあるように、移動局DがEchoLinkで交信する場合には、図4の受信リストから現在地でアクセスすることができるEchoLinkノード局を探索する。具体的には、受信時刻が現在から所定時間内の過去のものとなっており、かつ送信元の種別がEchoLinkであるノード局を選択する。図1の移動局Dの場合では、EchoLinkノード局Bが現時点で、すなわち現在地でアクセス可能でEchoLinkノード局として選択される。移動局Dは、交信周波数をEchoLinkノード局Bの中継周波数へ切り替えてEchoLink接続の相手機との通話を行う。移動局DからEchoLinkノード局BへのアクセスはDTMF(Dual Tone Multi Frequency)コードを利用して行われる。
図5は移動局がアクセスするEchoLinkノード局をEchoLinkメモリーから呼び出した時の移動局の表示器33の表示状態を例示している。移動局から現在アクセス可能なEchoLinkノード局として受信リストに基づき探知したEchoLinkノード局についてそのコールサイン及び中継周波数はEchoLinkメモリーの所定のチャンネルに自動登録される。受信リストからの現在アクセス可能なEchoLinkノード局についての具体的な探知の仕方は図8において後述する。
図5では、0番のEchoLinkチャンネルとしてのEL0が選択され、そこに登録されているコールサインはJA−−−−となっている。また、その中継周波数は430MHzとなっている。”C51211・・・”の最初の”C”は、コマンド”Connect by Call”を意味し、コールサインの前に付けて送信される。”C51211・・・”の”51211・・・”はコールサインの”JA−−−−”についてのDTMFコードである。
図6はEchoLinkメモリーのチャンネルから呼び出したEchoLinkノード局へアクセスする時の移動局の表示器33の表示状態を例示している。”C51211・・・”が先頭から順番に送信され、これに伴い、移動局の表示器33にも”C51211・・・”が図6(a)→(b)→(c)のように右端から左方向へ順番に流れる。
図7はEchoLinkノード情報報知方法40のフローチャートである。EchoLinkノード情報報知方法40はEchoLinkノード局においてEchoLinkノード情報送信処理の起動と共に開始される(S41)。該起動は、EchoLinkノード局がEchoLinkノード情報を報知する時間間隔(例:0.2〜30分。初期値は3分。)に一致する。S42では、自局のコールサインが設定されているか否かを判定し、判定が正であれば、S43へ進み、否であれば、S46へ進む。EchoLinkノード局がEchoLinkノード局として運用するためには、コールサインが設定されている必要がある。S43では、EchoLinkアイコンを送信データに設定する。EchoLinkアイコンはAPRSデータの送信元がEchoLinkノード局であることを知らせるものである。
S44では、EchoLink運用側の周波数(中継周波数)を送信データに設定する。こうして、送信データは、S43で設定したものと、S44で設定したものとの2個になる。S45では、作成した送信データを含むAPRSデータを所定の報知周波数の無線により送信する。該所定の報知周波数は、図3の例では144MHzである。APRSデータには、S43,S44で設定された送信データの外、本来のAPRSデータである自局のコールサイン及び自局位置の緯度経度が含まれている。該APRSデータは、送信元のEchoLinkノード局の電波到達地域に存在する移動局が受信する。したがって、移動局は、EchoLinkノード局の位置及び送信出力が分からなくても、EchoLinkノード局からのEchoLinkノード情報付きAPRSデータを受信できれば、自局が現時点でかつ現在地で該APRSデータの送信元のEchoLinkノード局の電波圏内にあることを知得することができる。S46では、今回の送信処理を終了する。
図8はEchoLink接続方法55のフローチャートである。EchoLink接続方法55は移動局においてEchoLink接続要求の発生と共に開始される(S56)。S57では、受信リスト(図4)を検索する。S58では、EchoLinkノード情報が受信リスト内に含まれているか否かを判定し、判定が正であれば、S59へ進み、否であれば、S62へ進む。図4の受信リストには、EchoLinkノード情報が、リスト番号の1,2,5に計3件、含まれている。
S59では、受信リスト内のEchoLinkノード情報の受信時刻が現在から過去へ一定時間内のものとなっているか否かを判定し、判定が正であれば、S60へ進み、否であれば、S62へ進む。該一定時間は、各EchoLinkノード局がAPRSデータを送信する時間間隔や移動局の移動速度に関係して設定される。具体的には、該一定時間は、移動速度の大きい移動局では短く設定され、移動速度の小さい移動局では長く設定される。典型的には、該一定時間は、各EchoLinkノード局がAPRSデータを送信する時間間隔(例:0.2〜30分。初期値は3分。)にほぼ等しく設定される。
S60では、S59までに絞り込まれたEchoLinkノード情報について、QSY(周波数)情報、すなわちEchoLinkノード局の中継周波数の情報があるか否かを判定し、判定が正であれば、S61へ進み、否であれば、S62へ進む。なお、S60までに絞り込まれたEchoLinkノード情報が複数、存在する場合には、どのEchoLinkノード情報を選択してもよいが、典型的には、受信リスト(図4)において最上位、すなわち最も直近に受信したEchoLinkノード情報を選択する。S61では、EchoLink運用バンドにS60のQSYを設定する。前述の図6の例では、EchoLink運用バンドは430MHzとなっている。
S62では、EchoLink運用バンドの周波数の電波を使って、EchoLinkノード局のコールサインのDTMFコードを送信する。S61からS62へ進んできた場合には、EchoLinkノード情報に基づきEchoLinkノード局のコールサイン及び中継周波数が設定済みとなっていて、S62では、設定済みのコールサイン及び中継周波数に基づきEchoLinkノード局へのアクセスが行われるが、S58,S59,S60の各判定が否であることによりS62へ進んできた場合には、EchoLinkノード局のコールサイン及び中継周波数が未設定になっている。したがって、そのような場合には、ユーザが手動で設定してアクセスすることになる。こうして、移動局はEchoLinkノード局へ接続され、S63で、EchoLink送信処理を終了する。この後、移動局のユーザは、EchoLinkシステム10により相手機のユーザと通話を行う。
図9はネットワーク利用無線通信システム70のブロック図である。ネットワーク利用無線通信システム70は、1以上のVoIPノード局71と、1以上の移動局72とを備える。ネットワーク利用無線通信システム70の具体例は図1のEchoLinkシステム10であり、VoIPノード局71の具体例はEchoLinkノード局A,Bであり、移動局72の具体例は移動局C,Dである。
ネットワーク利用無線通信システム70は、EchoLinkシステム10に限定されず、ネットワーク85と、該ネットワーク85に接続されたVoIPノード局71と、該VoIPノード局71を中継局として利用して該VoIPノード71局と無線により交信する移動局72とを含む無線通信システムであれば、任意の無線通信システムであってよい。VoIPノード局71は、レピーター局であっても、基地局(リンク局)であってもよい。ネットワーク85はインターネット11に限定されない。LANであってもよい。移動局72は、例えばユーザの自動車に搭載されたり、ユーザ自身に携帯されたりして、移動する。
VoIPノード局71は報知手段75及び中継手段76を備える。報知手段75は、VoIPノード局71のコールサインとVoIPノード局71がVoIPノード局である旨の情報と中継周波数とを含むVoIPノード情報を、中継周波数とは異なる所定の報知用周波数の無線で報知する。中継手段76は、移動局72に対しては中継周波数の無線で通信信号を送受するとともに、ネットワーク側相手機86に対してはVoIPにより通信信号を送受して移動局72と相手機86との通信を中継する。
VoIPノード局である旨の情報の具体例は前述のEchoLinkアイコンである。報知手段75によるVoIPノード情報の報知は、典型的には一定時間間隔であるが、不定期であったり、連続であったりしてもよいとする。また、VoIPノード局の運用時間や、都合に合わせて、報知手段75によるVoIPノード情報の報知は、特定の時間帯や、特定の曜日や日付、さらに特定の期間に限定することもできる。相手機86は、VoIPノード局71とは別のEchoLinkノード局へ無線接続される移動局や固定局であってもよいし、ネットワーク85へ接続されているシングルユーザモードのPCであってもよい。好ましくは、報知手段75によるVoIPノード情報の報知はAPRSデータにより行われる。
移動局72はVoIPノード情報受信手段79、VoIPノード局探索手段80及び通信信号送受手段81を備えている。VoIPノード情報受信手段79は、コールサインとVoIPノード局である旨の情報と中継周波数とを含むVoIPノード情報を所定の報知用周波数の無線で受信する。VoIPノード局探索手段80は、VoIPノード情報の受信に基づき現在地で通信信号を送受可能なVoIPノード局を探索する。通信信号送受手段81は、探索したVoIPノード局に係るVoIPノード情報の中継周波数の無線で通信信号をVoIPノード局と送受する。
好ましくは、VoIPノード局探索手段80は、現在から過去所定時間内に受信したVoIPノード情報の送信元であるVoIPノード局を探索する。該当するVoIPノード局が複数存在する場合には、例えば、最後に受信したVoIPノード情報の送信元のVoIPノード局を選択する。また、アクセス可能なVoIPノード局が複数存在して、1番目にアクセスしたVoIPノード局が混雑等により接続に支障がある場合には、該VoIPノード局へのアクセスは中止して、2番目、3番目、・・・のVoIPノード局というように、下位のVoIPノード局へ順番にアクセスを変更してもよい。
図10はネットワーク利用無線通信システム制御方法90のフローチャートである。ネットワーク利用無線通信システム制御方法90はネットワーク利用無線通信システム70(図9)に適用される。前述したように、ネットワーク利用無線通信システム70では、VoIPノード局71及び移動局72が中継周波数の無線により相互に通信信号を送受するとともに、VoIPノード局71は、ネットワーク側相手機86に対してはVoIPにより移動局72の相手機86と通信信号を送受して、移動局72と相手機86との通信を中継する。
S91では、VoIPノード局71に、自局のコールサインと自局がVoIPノード局71である旨の情報と中継周波数とを含むVoIPノード情報を中継周波数とは異なる所定の報知用周波数の無線で報知させる。
S92では、移動局72に、報知用周波数の無線によるVoIPノード情報の受信に基づき現在地で通信信号を送受可能なVoIPノード局71を探索させる。S93では、移動局72に、探索したVoIPノード局71に係るVoIPノード情報の中継周波数の無線で通信信号をVoIPノード局71と送受させる。
S91〜S93の処理は、ネットワーク利用無線通信システム70(図9)の報知手段75、VoIPノード局探索手段80及び通信信号送受手段81の機能にそれぞれ対応している。したがって、報知手段75、VoIPノード局探索手段80及び通信信号送受手段81についての具体的態様はS91〜S93の処理についての具体的態様としても適用可能である。
本明細書は様々な発明を開示している。それら発明は、発明の最良の形態の項で説明した各装置及び各方法だけでなく、当業者の自明の範囲内で、各装置及び各方法から独立の作用、効果を奏する1つ又は複数の要素を抽出したものや、1つ又は複数の要素を自明の範囲で変更したものや、さらに、各装置間及び各方法間で1つ又は複数の要素の組合せを入れ換えたものを含む。
EchoLinkシステムの概略図である。 移動局としての無線機の構成図である。 EchoLinkノード局の無線機のパネルユニットの表示器における表示例を示す図である。 移動局が受信したAPRSデータに基づき作成する受信リストを示す図である。 移動局がアクセスするEchoLinkノード局をEchoLinkメモリーから呼び出した時の移動局の表示器の表示状態を例示す図である。 EchoLinkメモリーのチャンネルから呼び出したEchoLinkノード局へアクセスする時の移動局の表示器の表示状態を例示す図である。 EchoLinkノード情報報知方法のフローチャートである。 EchoLink接続方法のフローチャートである。 ネットワーク利用無線通信システムのブロック図である。 ネットワーク利用無線通信システム制御方法のフローチャートである。
符号の説明
70:ネットワーク利用無線通信システム、71:VoIPノード局、72:移動局、75:報知手段、76:中継手段、79:VoIPノード情報受信手段、80:VoIPノード局探索手段、81:通信信号送受手段、85:ネットワーク、86:相手機、90:ネットワーク利用無線通信システム制御方法。

Claims (7)

  1. 所定の中継周波数による移動局との通信と、ネットワークに接続されたVoIP通信手段による通信と、を相互に中継する中継手段と、
    自局のコールサインと、自局が前記中継手段を有するVoIPノード局であることを示す情報と、前記中継周波数の情報と、を含むVoIPノード情報を、前記中継周波数とは異なる報知周波数で報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とするVoIPノード局。
  2. 前記報知手段によるVoIPノード情報の報知はAPRSデータにより行われることを特徴とする請求項1記載のVoIPノード局。
  3. 前記報知手段は、前記VoIPノード情報を所定の時間間隔で報知することを特徴とする請求項1又は2に記載のVoIPノード局。
  4. コールサインと、所定の中継周波数による通信とネットワークに接続されたVoIP通信手段による通信とを中継する手段を有するVoIPノード局である旨の情報と、前記中継周波数の情報とを含むVoIPノード情報を所定の報知用周波数の無線で受信するVoIPノード情報受信手段、
    前記VoIPノード情報の受信に基づき現在地で通信信号を送受可能なVoIPノード局を探索するVoIPノード局探索手段、及び
    探索したVoIPノード局に係るVoIPノード情報の中継周波数の無線で通信信号を前記VoIPノード局と送受する通信信号送受手段、
    を備えることを特徴とする移動局。
  5. 前記VoIPノード局探索手段は、現在から過去所定時間内に受信したVoIPノード情報の送信元であるVoIPノード局を探索することを特徴とする請求項記載の移動局。
  6. 請求項1及至3いずれか1項に記載のVoIPノード局と請求項又は記載の移動局とを備えることを特徴とするネットワーク利用無線通信システム。
  7. 所定の中継周波数による通信とネットワークに接続されたVoIP通信手段による通信とを相互に中継する中継手段を有するVoIPノード局と、前記中継周波数による通信を行う移動機と、により構成されるネットワーク利用無線通信システムの制御方法において、
    前記VoIPノード局に、自局のコールサインと自局が前記中継手段を有するVoIPノード局であることを示す情報と前記中継周波数の情報とを含むVoIPノード情報を前記中継周波数とは異なる所定の報知用周波数の無線で報知させるステップ、
    前記移動局に、前記報知用周波数の無線による前記VoIPノード情報の受信に基づき現在地で通信信号を送受可能なVoIPノード局を探索させるステップ、及び
    前記移動局に、探索したVoIPノード局に係るVoIPノード情報の中継周波数の無線で通信信号を前記VoIPノード局と送受させるステップ、
    を備えることを特徴とするネットワーク利用無線通信システムの制御方法。
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