JP5104185B2 - 車載器及び発話優先方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車載器及び発話優先方法に関する。
現在、ナビゲーションシステムでは、カーナビ部及びDSRC(Dedicated Short-Range Communication : 専用狭域通信)部を備えて構成されるITS(Intelligent Transport System : 高度道路交通システム)車載器を車両に搭載させ、ETC(Electronic Toll Collection system : ノンストップ自動料金支払いシステム)やVICS(Vehicle Information and Communication System : 道路交通情報通信システム)等を始めとする各種サービスの提供を行っている。
DSRC部を備えた車載器は、道路上等に点在する路側無線装置と無線通信を行い、この路側無線装置を介してセンター装置と通信することができる。センター装置では、車載器ごとに必要な情報を管理、記憶しており、これを車載器へ配信する。センター装置が車載器に対して配信する情報をここではコンテンツ情報ということとする。
DSRCではコンテンツ情報の配信が可能であるため、ユーザは個々の好みに応じてセンター装置から多様なサービスの提供を受けることが可能となる。
DSRCによるサービスの一例として、警告情報をユーザに提供することができる。なお、警告情報はコンテンツ情報に含まれる情報の一つである。また、警告を報知する形式は主として画像情報又は音声情報によるものがある。
この警告情報によれば、ユーザは実際の道路事情や車両走行速度に応じた信頼性の高い警告情報を受け取ることができる。
この警告情報をユーザへ提供するに際しては、例えば路側無線装置をカーブ手前や見通しの悪い場所の手前に予め配置しておく。そして、車載器を搭載した車両が路側無線装置と無線通信可能な領域に進入すると、センター装置は路側無線装置を介して実際の道路事情についての情報を車載器へ配信する。
また、センター装置は、車載器から車両の進入速度の情報を取得可能であり、取得した進入速度の情報に基づいて危険であると判断した場合には、車載器に向けて警告情報を配信することができる(特許文献1、特許文献2参照)。
特開2002−260191号公報 特開2001−109993号公報
ここで、特許文献1及び2に記載の車載器によれば、カーナビゲーションシステムとして機能するとともにDSRCとしても機能する。そして、両者を制御するカーナビ部及びDSRC部は互いに独立して動作する。よって、カーナビ部により発話される内容とDSRC部により発話される内容とが同じものとなってしまう場合が生じる。
具体的には、DSRC部により「500m手前にカーブがあります」と発話された後に、カーナビ部により「300m手前にカーブがあります」と発話されてしまうような場合である。
このような場合、ユーザは数秒間隔で同じ内容の音声案内を聞くことになってしまい、煩わしい。
本発明の課題は、重複して同一内容の発話を行うことを防止し得る車載器及び発話優先方法を提供することである。
請求項1に記載の発明によれば、
センター装置と無線通信し、当該センター装置からコンテンツ情報を受信して音声出力するDSRC部及び車両の走行に関する案内情報を音声出力するカーナビ部を有する車載器において、
前記コンテンツ情報及び前記案内情報に基づいて、両者が略同一の内容か否かを判断し、略同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる制御手段を備え
前記制御手段は、前記コンテンツ情報に含まれるキーワードと前記案内情報に含まれるキーワードとを比較して重複するキーワードがあると判断した場合、前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる車載器が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、
センター装置と無線通信し、当該センター装置からコンテンツ情報を受信して音声出力するDSRC部及び車両の走行に関する案内情報を音声出力するカーナビ部を有する車載器において、
前記コンテンツ情報及び前記案内情報に基づいて、両者が略同一の内容か否かを判断し、略同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる制御手段を備え、
前記DSRC部及び前記カーナビ部のそれぞれに音声入力手段を備え、
前記制御手段は、前記音声入力手段を介して入力された音声情報を解析し、当該音声情報に含まれるキーワードと前記コンテンツ情報又は案内情報の何れか一方に含まれるキーワードとを比較して重複するキーワードがあると判断した場合、前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる車載器が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、
センター装置と無線通信し、当該センター装置からコンテンツ情報を受信して音声出力するDSRC部及び車両の走行に関する案内情報を音声出力するカーナビ部を有する車載器において、
前記コンテンツ情報及び前記案内情報に基づいて、両者が略同一の内容か否かを判断し、略同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる制御手段を備え、
前記制御手段は、前記コンテンツ情報及び前記車両の走行に関する案内情報に含まれるキーワードについて、重複するキーワードがあると判断した場合、重複するキーワードを含む内容については前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせるとともに、重複しないキーワードを含む内容については前記DSRC部及び前記カーナビ部の両者にそれぞれ音声出力を行わせる車載器が提供される。
請求項に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
発話優先設定の情報を記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記記憶された発話優先設定の情報に基づき、前記DSRC部による前記コンテンツ情報又は前記カーナビ部による前記案内情報の何れか一方を優先して音声出力を行わせる車載器が提供される。
請求項に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記制御手段は、前記センター装置から受信したコンテンツ情報が即時型の形式であるか否かを判断し、即時型であると判断した場合に、前記DSRC部によるコンテンツ情報を優先させて音声出力を行わせる車載器が提供される。
請求項に記載の発明によれば、請求項1〜の何れか一項に記載の発明において、
前記コンテンツ情報及び前記案内情報は、情報の分類を示す識別情報を含み、
前記制御手段は、前記コンテンツ情報及び前記案内情報に含まれる前記識別情報を比較して両者の識別情報が同一であるか否かを判断し、同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる車載器が提供される。
請求項に記載の発明によれば、
センター装置と無線通信し、当該センター装置からコンテンツ情報を受信して音声出力するDSRC部及び車両の走行に関する案内情報を音声出力するカーナビ部を有する車載器における発話優先方法であって、
前記コンテンツ情報及び前記案内情報に基づいて、両者が略同一の内容か否かを判断し、略同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる制御工程を含み、
前記制御工程では、前記コンテンツ情報に含まれるキーワードと前記案内情報に含まれるキーワードとを比較して重複するキーワードがあると判断した場合、前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる発話優先方法が提供される。
請求項8に記載の発明によれば、
センター装置と無線通信し、当該センター装置からコンテンツ情報を受信して音声出力するDSRC部及び車両の走行に関する案内情報を音声出力するカーナビ部を有する車載器における発話優先方法であって、
前記コンテンツ情報及び前記案内情報に基づいて、両者が略同一の内容か否かを判断し、略同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる制御工程を含み、
前記制御工程では、前記DSRC部及び前記カーナビ部のそれぞれが備える音声入力手段を介して入力された音声情報を解析し、当該音声情報に含まれるキーワードと前記コンテンツ情報又は案内情報の何れか一方に含まれるキーワードとを比較して重複するキーワードがあると判断した場合、前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる発話優先方法が提供される。
請求項9に記載の発明によれば、
センター装置と無線通信し、当該センター装置からコンテンツ情報を受信して音声出力するDSRC部及び車両の走行に関する案内情報を音声出力するカーナビ部を有する車載器における発話優先方法であって、
前記コンテンツ情報及び前記案内情報に基づいて、両者が略同一の内容か否かを判断し、略同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる制御工程を含み、
前記制御工程では、前記コンテンツ情報及び前記車両の走行に関する案内情報に含まれるキーワードについて、重複するキーワードがあると判断した場合、重複するキーワードを含む内容については前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせるとともに、重複しないキーワードを含む内容については前記DSRC部及び前記カーナビ部の両者にそれぞれ音声出力を行わせる発話優先方法が提供される。
本発明によれば、DSRC部及びカーナビ部を有する車載器において、DSRC部により発話される内容とカーナビ部により発話される内容とが略同一である場合には、DSRC部又はカーナビ部の何れか一方により発話させることができる。
重複して同一内容の発話を行うことを防止することで、ユーザは同じ内容の発話を聞く煩わしさを解消することができる。
以下、本発明に係る車載器の最適な実施形態の構成及び動作について、図面を用いて詳細に説明する。
まず図1に、本実施形態における情報配信システム100の全体図を示す。
情報配信システム100は、車載器10、路側無線装置20、センター装置30により構成される。
車載器10は、カーナビ部及びDSRC部を含んで構成される車載器であり(図3参照)、対象車両C内の所定の位置に設置される。
カーナビ部では、主として3つのメディアによりVICS等のサービスを受けることができる。3つのメディアとは、FM多重放送、光ビーコン、電波ビーコンの3つである。いずれのメディアも現在までは、車載器10が各種の情報を一方向的に受信することでサービスが提供されている。
一方、DSRC部では、5.8GHz帯を利用したアクティブ方式の双方向通信が可能であり、例えばETCで利用されている。
路側無線装置20は、道路上や駐車場に配置され、車載器10のDSRC部と5.8GHz帯を利用した双方向通信を行う。通信距離を数m〜数10mと小さくしてセル半径を狭くすることで、車載器10の1台1台と確実に交信することができる。
このことから、例えば高速道路の料金所において、ゲートを通過する車以外のDSRC部から路側無線装置20が電波をキャッチしてしまい、正しい課金ができなくなることを防止することができる。
また、小さな区画ごとに同じ5.8GHz帯域を利用するため、周波数資源を有効に利用することができる。更に、地域情報や気象情報など、ユーザのいる場所に密着したサービスを提供することができる。
センター装置30は、車載器10へ提供するための情報を格納する。センター装置30は、路側無線装置20とネットワークNを介して接続されている。車載器10と路側無線装置20とがDSRCにより双方向通信を開始すると、センター装置30は路側無線装置20から接続開始の通知を受ける。そして、センター装置30は、車載器10が要求する必要な情報を路側無線装置20へと送信して、これを車載器10が受信することとなる。
図2に、車載器10及び路側無線装置20との間における、DSRC通信の基本構成の一例を示す。
対象車両Cは車載器10を備え、センター装置30と車載器10ごとに一対一で通信するべく低速走行又は停車しているものとする。対象車両Cが路側無線装置20と通信可能なエリア内にあるとき、路側無線装置20は車載器10と双方向に無線通信を開始する。なお、通信可能なエリアとは、上述したように、セル半径が数m〜数10m程度の領域である。
図3に、車載器10の第1の機能ブロック図を示す。
車載器10は、大別するとカーナビ部1、VICSモジュール2、DSRC部3、制御部4、音声入力部5、音声認識部6、音声出力部7により構成される。なお、一般にこれらを総称してITS車載器と呼ぶこともある。
カーナビ部1は、主にカーナビ制御部1a、現在地検出部1b、地図記憶部1c、入力部1d、表示部1e、記憶部1fにより構成される。
カーナビ制御部1aは、現在地検出部1bから出力される対象車両Cの現在地を受信する。そして、地図記憶部1cから出力される地図データの道路形状とのマッチングを行い、表示部1eに地図画面及び現在の自車位置マークを表示させる。また、自車位置マークを地図上に表示させるとともに、対象車両Cの走行に関する案内情報を予め生成して記憶部1fに記憶する。案内情報には、例えば「300m先に急カーブがあります」等の警告情報やユーザにより設定された目的地までのルートを案内するルート情報等がある。案内情報は、後述する音声出力部7を介して音声出力(発話)されることとなる。
なお、案内情報の形式には画像情報及び音声情報があるが、ここでは主として音声情報を示すものとする。
入力部1dは、ナビゲーション動作等の指定入力を行うための各種キー、オーディオメニューの表示の切替えを指示するためのキー等のハードキーボタンを備えており、これらのキー操作による操作信号をカーナビ制御部1aに出力する。
表示部1eは、モニタ及び/又はタッチパネルにより構成されている。表示部1eは、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、カーナビ制御部1aから入力される表示信号に従って、表示処理を行う。
記憶部1fは、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体を備えて構成されている。記憶部1fは、この記録媒体にカーナビ制御部1aにより実行される各種制御プログラム及びこれらの制御プログラムの実行時に利用されるデータ等を記憶する。また、記憶部1fは制御部4が比較処理の際に参照するテーブルを記憶する。このテーブルについては図5〜図7において後述する。
VICSモジュール2は、主として3つのVICS機能を備えたモジュールから構成されており、渋滞情報や緊急情報を受信する。3つのVICS機能とは、光通信による光ビーコン、FM通信によるFM多重放送、電波通信による電波ビーコンの3つである。
光ビーコンは、赤外線を利用して一般道路での情報提供のサービスを受信する。最大通信距離が約3.5mと短いため、車線ごとに個別の情報を受信することが可能である。また、双方向通信にも利用できる。なお、光ビーコンは、警察庁により管理されている。
FM多重放送は、各地のFM放送局等の電波受信可能エリアであればどこでも受信可能である。
電波ビーコンは、2.4GHz帯の電波を利用して主に高速道路での情報提供のサービスを受信する。最大通信距離は70m程度であり、データ伝送速度は64kビット/秒と低い。(なお、2007年度から電波ビーコンが利用する周波数帯を2.4GHz帯から5.8GHz帯に移行し、DSRCと統一する計画がある。)DSRCを使うと、データ伝送速度は4Mビット/秒に高まり、双方向通信も可能となる。
DSRC部3は、DSRC制御部3a、通信部3b、記憶部3c、ETC処理部3e、ICカードI/F部3fにより構成されている。
DSRC制御部3aは、記憶部3cに記憶されている各種制御プログラムとの協働により、DSRC部3の各部を統括的に制御する。また、DSRC制御部3aは、通信部3bを介してセンター装置30から受信したコンテンツ情報を記憶部3cに一時的に格納し、これを表示部1eに表示させ、又は音声出力部7に音声出力させる。
通信部3bは、図示しない空中線部を備えて構成され、周波数5.8GHz帯のRF(Radiology Frequency)信号を受信する。そして、受信したRF信号を復調処理してDSRC制御部3aへ送信する。また、逆にDSRC制御部3aから送信されたデータを受信し、空中線部を介して送出する。送出したデータは、路側無線装置20が受信することとなる。
記憶部3cは、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体を備えて構成されている。記憶部3cは、DSRC制御部3aにより実行される各種制御プログラム及びこれらの制御プログラムの実行時に利用されるデータ等を記憶する。
ETC処理部3eは、5.8GHz帯の無線通信により料金所と料金精算に必要な情報を交換する。必要な情報には、対象車両Cの情報、入口料金所、出口料金所、通行料金等が含まれ、ETC処理部3eはこれらの情報をICカードI/F部3fに挿入されているICカードから読み出したり書込んだりする。
ICカードI/F部3fは、予めカード固有の情報が書込まれたICカードを抜き差し可能に格納する。ETC利用時に必要な情報について、ETC処理部3eがICカードI/F部3fを介してICカードに書込まれた情報を取得する。また、ICカードには料金等の履歴を保存することができ、ETC処理部3eはこの履歴をICカードI/F部3fを介して書込む。
制御部4は、上述してきたカーナビ部1、VICSモジュール2及びDSRC部3を統括的に制御する。
また、制御部4は、発話する予定又は発話したコンテンツ情報と発話する予定又は発話した案内情報とを比較する処理を行う。
以下、制御部4が行うコンテンツ情報と案内情報との比較処理について、図5〜図7を参照して説明する。
図5に、キーワードの比較テーブルT1を示す。
図5に示す比較テーブルT1は記憶部1f又は記憶部3cに格納されている。比較テーブルT1は、DSRC部3が発話する予定のコンテンツ情報とこれからカーナビ部1が発話する予定の案内情報とを比較する際に参照される。
比較テーブルT1では、キーワード(「カーブ」、「渋滞」、「事故」等)が予め設定されている。なお、入力部1dを介してユーザが任意に設定可能としてもよい。
制御部4は、DSRC部3がこれから発話する予定のコンテンツ情報及びこれから発話する予定の案内情報にこれらのキーワードが重複して用いられているか否かについて判断する。
判断対象となるコンテンツ情報は、制御部4が比較処理を行う直近に、DSRC部3が路側無線装置20から受信して記憶部3cに記憶されているコンテンツ情報である。
制御部4は、記憶部3cに記憶されているコンテンツ情報及び記憶部1fに記憶されている案内情報のそれぞれからキーワードを抽出する。
制御部4は抽出したキーワードが比較テーブルT1に設定されているキーワードを含むか否かについて判断する。
制御部4は、比較テーブルT1において、コンテンツ情報及び案内情報の両者に同一のキーワードが含まれると判断した場合、両者の情報は略同一と判断する。図5の比較テーブルT1においてはキーワード「カーブ」が重複して用いられている。
そして、制御部4が略同一と判断した場合、「カーブ」についての発話はカーナビ部1又はDSRC部3の何れか一方により発話される。
図6に、キーワードの比較テーブルT2を示す。
図6に示す比較テーブルT2は記憶部1f又は記憶部3cに格納されている。比較テーブルT2は、過去において直近でDSRC部3から発話されたコンテンツ情報とこれからカーナビ部1が発話する予定の案内情報とを比較する際に参照される。
比較テーブルT2では、比較テーブルT1と同様、キーワード(「カーブ」、「渋滞」、「事故」等)が予め設定されている。なお、入力部1dを介してユーザが任意に設定可能としてもよい。
制御部4は、過去において直近に発話されたコンテンツ情報及びこれから発話する予定の案内情報にこれらのキーワードが重複して用いられているか否かについて判断する。
判断対象となるコンテンツ情報は、制御部4が比較処理を行う直近に、カーナビ部1が音声入力部5がDSRC部3から発話されたコンテンツ情報を受信したものである。
制御部4は、音声認識部6により受信したコンテンツ情報からキーワードを抽出する。
制御部4は抽出したキーワードが比較テーブルT2に設定されているキーワードを含むか否かについて判断する。
一方、制御部4は、カーナビ部1が生成した案内情報について、発話する前に比較テーブルT2に予め設定されているキーワードを含むか否かについて判断する。
制御部4は、比較テーブルT2において、コンテンツ情報及び案内情報の両者に同一のキーワードが含まれると判断した場合、両者の情報は略同一と判断する。図6の比較テーブルT2において、キーワード「カーブ」が重複して用いられている。
そして、制御部4が略同一と判断した場合、「カーブ」についての発話はカーナビ部1では発話されない。なお、後述する発話優先設定がカーナビ部1に設定されている場合は発話することとしてもよい。
図7に、比較テーブルT3を示す。
図7に示す比較テーブルT3は記憶部1f又は記憶部3cに格納されている。比較テーブルT3は、直近でカーナビ部1から発話された案内情報とこれからDSRC部3が発話する予定のコンテンツ情報とを比較する際に参照される。
比較テーブルT3は、発話した音声情報と発話する予定の音声情報とにおいて重複したキーワードがあるか否かの判断に参照されるという点で、上述した比較テーブルT2と同様である。よって、ここでの説明は省略する。
なお、重複したキーワードがある場合には、そのキーワードを含む音声情報をDSRC部3が発話することはない。ただし、後述する発話優先設定がDSRC部3に設定されている場合は発話するとしてもよい。
音声入力部5は、マイクロフォン、AF(Audio Frequency)増幅器、サンプラー及びA/D(Analog to Digital)変換器等により構成されている。
音声入力部5は、マイクロフォンが音声を集音して生成した音声信号(アナログ信号)を増幅し、サンプリングしてA/D変換することにより、入力音声情報(デジタル信号)を生成する。
音声認識部6は、音声入力部5から入力された入力音声情報に対して、雑音を除去する処理を施した後、音声認識処理を実行する。
音声認識処理について、音声認識部6は入力音声情報を解析してキーワードを抽出することで入力音声情報の内容を認識する。なお、抽出するキーワードは、上述した図5〜図7のテーブルにある所定のキーワードに限ったものとしてもよく、或いは入力音声情報に含まれている各単語の音声情報の全てをキーワードとしてもよい。また、制御部4が上述の音声認識処理を行うこととしてもよい。
以下の説明においては、音声認識部6が所定のキーワードに限ったものをキーワードとして抽出するものとする。
音声出力部7は、D/A変換器、AF増幅器及びスピーカ等を備えて構成されている。音声出力部7は、カーナビ制御部1aにより生成された案内情報をD/A変換して増幅し、得られたアナログ音声信号を用いてスピーカを駆動する。これにより、案内情報が発話される。
また、音声出力部7は、通信部3bを介して記憶部3cに一時的に格納されたコンテンツ情報をD/A変換して増幅し、得られたアナログ音声信号を用いてスピーカを駆動する。これにより、音声出力部7はコンテンツ情報の内容を発話することとなる。
図4に、車載器10の第2の機能ブロック図を示す。
基本的な構成は、図3に示す第1の機能ブロック図と同様であるが、カーナビ部1とDSRC部3とがそれぞれ制御部1a、制御部3aの制御動作によって独立して動作する点が異なる。
また、カーナビ部1は、音声入力部1g、音声認識部1h、音声出力部1iを備え、DSRC部3は、音声入力部3g、音声認識部3h、音声出力部3iを備える。
第2の機能ブロック図によれば、制御部1aが比較テーブルT2を参照して比較処理を行い、制御部3aが比較テーブルT3を参照して比較処理を行うこととなる。
以下、図3の第1の機能ブロック図に示す車載器10が行う処理動作について説明するが、図5の比較テーブルT1を参照する場合を除いて、図4の第2の機能ブロック図に示す車載器10についても同様の処理が可能である。
次に、本実施形態において車載器10が行う処理動作について説明する。
図8に、発話優先設定についての処理を示す。
発話優先設定とは、カーナビ部1により生成される案内情報とDSRC部3により受信されたコンテンツ情報との内容が重複する場合、どちらを優先的に発話するかについて定める情報である。
制御部4は、発話優先設定がDSRC部3側を優先的に発話させる設定であるか否かについて判断する(ステップS1)。
なお、発話優先設定は、ユーザが入力部1dを介して設定可能である。
制御部4は、入力部1dから入力された発話優先設定がDSRC部3に設定されていないと判断した場合(ステップS1;NO)、発話優先設定をカーナビ部1に設定して、この設定の情報を記憶部1f又は記憶部3cへ記憶させる。
一方、制御部4は、入力された発話優先設定がDSRC部3に設定されていると判断した場合(ステップS1;YES)、この設定の情報を記憶部1f又は記憶部3cへ記憶させる。
図9に、カーナビ部1側における発話処理を示す。
制御部4は、対象車両Cがカーナビ部1による発話すべき地点(以下、「発話地点」という)に到達したか否かについて判断する(ステップS11)。
対象車両Cが発話地点に到達していないと判断する場合(ステップS11;NO)、到達するまで待機する。
対象車両Cが発話地点に到達した場合(ステップS11;YES)、次に、制御部4は発話優先設定がカーナビ部1に設定されているか否かについて判断する(ステップS12)。なお、ここでの判断は、制御部4が図8において説明した発話優先設定に基づき行う。
制御部4は、発話優先設定がカーナビ部1に設定されていると判断した場合(ステップS12;YES)、カーナビ部1に案内情報を発話させる(ステップS13)。
一方、制御部4は、発話優先設定がカーナビ部1に設定されていないと判断した場合(ステップS12;NO)、直近でDSRC部3が既に発話した内容とカーナビ部1が発話する予定の内容とを比較し、互いに重複するキーワードがあるか否かについて判断する(ステップS14)。なお、このとき制御部4が行う重複キーワードの有無の処理については、図5における比較テーブルT2を参照する。
また、DSRC部3側及びカーナビ部1側の何れもが未だ発話していない場合には、制御部4は図4における比較テーブルT1を参照して両者の音声情報からキーワードを比較することとしてもよい。なお、比較テーブルT1を参照可能とするのは、図3に示した第1の機能ブロック図による車載器10に限られる。
重複するキーワードがある場合(ステップS14;YES)、制御部4はカーナビ部1に対象車両Cが次の発話地点に到達するまで発話させずに待機させる。
一方、重複するキーワードがない場合(ステップS14;NO)、制御部4はDSRC部3の記憶部3cにまだ発話していない蓄積型の形式によるコンテンツ情報があるか否かについて判断する(ステップS15)。
ここで、蓄積型の形式によるコンテンツ情報とは、DSRC部3の記憶部3cに一時的に格納され、対象車両Cが所定の地点に到達した際に処理される形式のコンテンツ情報をいう。なお、これまで蓄積して記憶してきたコンテンツ情報が記憶部3cの記憶容量を越えるような場合には、古い情報から削除されることとしてもよい。また、これとは対照的な形式として即時型がある。即時型のコンテンツ情報は、路側無線装置20からコンテンツ情報を受信した後、すぐに処理するよう指定されたものである。
コンテンツ情報には、上述した蓄積型又は即時型を示す情報が含まれるものとする。
DSRC部3の記憶部3cに蓄積型のコンテンツ情報がない場合(ステップS15;NO)、制御部4はカーナビ部1に案内情報を発話地点で発話させる(ステップS13)。
一方、記憶部3cに蓄積型のコンテンツ情報がある場合(ステップS15;YES)、制御部4は蓄積型のコンテンツ情報の内容とカーナビ部1により発話予定の案内情報の内容とを比較し、互いに重複するキーワードがあるか否かについて判断する(ステップS16)。
互いに重複するキーワードがある場合(ステップS16;YES)、制御部4はコンテンツ情報の発話を優先する発話優先設定に基づいて、カーナビ部1に案内情報を発話させずに対象車両Cが次の発話地点に到達するまで待機させる。
一方、互いに重複するキーワードがない場合(ステップS16;NO)、つまり直近でDSRC部3が発話した内容及び記憶部3cに記憶されている蓄積型のコンテンツ情報の内容の何れにも案内情報の内容が重複しない場合には、制御部4はカーナビ部1に案内情報を発話させる(ステップS13)。
以上、カーナビ部1側における発話処理では、制御部4は、発話優先設定に基づいてカーナビ部1が生成する案内情報を発話するか否かの制御を行う。
発話優先設定がDSRC部3に設定されおり、発話内容が重複する場合には、コンテンツ情報が発話されるため案内情報は発話されない。
発話優先設定がカーナビ部1に設定されている場合又はコンテンツ情報と案内情報の内容が重複しない場合は、カーナビ部1が案内情報を発話することで本処理は終了する。
次に、図10を参照して、DSRC部3側における表示処理及び発話処理を説明する。
本処理における前提として、車載器10を搭載した対象車両Cが蓄積型のコンテンツ情報を表示すべき地点(以下、「表示地点」という)又は発話地点に到達したものとする。
ここで、コンテンツ情報の形式には、主として画像情報又は音声情報がある。画像情報は表示部1eに表示され、音声情報は音声出力部7により発話される。以下、ここでの処理におけるコンテンツ情報については、画像情報及び音声情報と区別して記載することとする。
制御部4は、記憶部3cに記憶されている蓄積型のコンテンツ情報について、表示地点において表示すべき画像情報が含まれているか否かについて判断する(ステップS21)。
コンテンツ情報に表示すべき画像情報が含まれる場合(ステップS21;YES)、制御部4はこの画像情報を表示部1eに表示させる(ステップS22)。
一方、コンテンツ情報に表示すべき画像情報が含まれない場合(ステップS21;NO)、制御部4は発話すべき音声情報が記憶部3cに記憶されているか否かについて判断する(ステップS23)。
発話地点において発話すべき音声情報が記憶部3cに記憶されている場合(ステップS23;YES)、制御部4はその音声情報が絶対発話情報であるか否かについて判断する(ステップS24)。
ここで、絶対発話情報とは発話優先設定(図8参照)に拘らず、発話地点において必ず発話される情報をいう。
以下、まずは音声情報が記憶部3cに記憶されている場合(ステップS23;YES)について述べる。
記憶部3cに記憶されている音声情報が絶対発話情報である場合(ステップS24;YES)、制御部4はDSRC部3に絶対発話情報を発話させる(ステップS25)。
一方、絶対発話情報でない場合(ステップS24;NO)、制御部4は発話優先設定がカーナビ部1に設定されているか否かについて判断する(ステップS26)。
発話優先設定がカーナビ部1に設定されていない場合(ステップS26;NO)、つまり発話優先設定がDSRC部3に設定されている場合には、制御部4はDSRC部3に音声情報を発話させる(ステップS25)。
一方、発話優先設定がカーナビ部1に設定されている場合(ステップS26;YES)、制御部4はDSRC部3に音声情報の文字列解析処理を実行させる(ステップS27)。
なお、音声情報の文字列解析処理については公知技術であるため詳細な説明は省略するが、ここではTTS(Text To Speech)と呼ばれる音声合成技術を用いるものとする。
制御部4は、直近でカーナビ部1が発話した内容とDSRC部3の記憶部3cに記憶されている音声情報の内容とを比較し、互いに重複するキーワードがあるか否かについて判断する(ステップS28)。
なお、このとき制御部4が行う比較処理については、図7に示す比較テーブルT3を参照する。
また、DSRC部3側及びカーナビ部1側の何れもが未だ発話していない場合には、制御部4は図4における比較テーブルT1を参照して両者の音声情報からキーワードを比較することとしてもよい。なお、比較テーブルT1を参照可能とするのは、図3に示した第1の機能ブロック図による車載器10に限られる。
重複するキーワードがない場合(ステップS28;NO)、制御部4はDSRC部3に音声情報を発話させる(ステップS25)。
一方、重複するキーワードがある場合(ステップS28;YES)、制御部4はDSRC部3に音声情報を発話させず、次に対象車両Cが表示地点又は発話地点に到達するまで待機させる。
次に、音声情報が記憶部3cに記憶されていない場合の処理について説明する。
ステップS23に戻り、発話地点において発話すべき音声情報が記憶部3cに記憶されていない場合(ステップS23;NO)、制御部4は路側無線装置20からコンテンツ情報を受信するまで待機する(ステップS29;NO)。
路側無線装置20からコンテンツ情報を受信すると(ステップS29;YES)、制御部4は受信したコンテンツ情報に画像情報が含まれるか否かについて判断する(ステップS30)。
コンテンツ情報に画像情報が含まれる場合(ステップS30;YES)、制御部4はこの画像情報が即時型であるか否かについて判断する(ステップS31)。
画像情報が即時型である場合(ステップS31;YES)、制御部4は表示部1eに画像情報を表示させる(ステップS32)。
一方、画像情報が即時型でない場合(ステップS31;NO)、つまり蓄積型である場合には、制御部4はこの画像情報を記憶部3cに記憶する(ステップS33)。記憶された蓄積型の画像情報は、対象車両Cが表示地点付近に到達した際に表示されることとなる(ステップS21、S22参照)。
ステップS30に戻り、路側無線装置20から受信したコンテンツ情報に画像情報が含まれない場合(ステップS30;NO)、制御部4はコンテンツ情報に音声情報が含まれるか否かについて判断する(ステップS34)。
コンテンツ情報に音声情報が含まれない場合(ステップS34;NO)、制御部4は、対象車両Cが次に表示地点又は発話地点に到達するまで待機する。
一方、コンテンツ情報に音声情報が含まれる場合(ステップS34;YES)、制御部4はこの音声情報が即時型であるか否かについて判断する(ステップS35)。
音声情報が即時型である場合(ステップS35;YES)、制御部4はDSRC部3に音声情報を発話させる(ステップS36)。
一方、音声情報が即時型でない場合(ステップS35;NO)、つまり蓄積型である場合には、制御部4はこの音声情報を記憶部3cに記憶する(ステップS37)。
以上、DSRC部3側における表示処理又は発話処理では、制御部4は、発話優先設定に基づいてDSRC部3が受信したコンテンツ情報を表示又は音声出力するか否かの制御を行う。
発話優先設定がカーナビ部1に設定されており、発話内容が重複する場合には、案内情報が発話されるためコンテンツ情報に含まれる音声情報は発話されない。
発話優先設定がDSRC部3に設定されている場合又はコンテンツ情報に含まれる音声情報と案内情報との内容が重複しない場合は、DSRC部3が音声情報を発話することで本処理は終了する。
なお、上述の処理では、DSRC部3とカーナビ部1とにおいて、主として音声情報が重複した場合についての処理を説明しているが、必ずしも音声情報に限らない。例えば、画像情報が重複する場合には、DSRC部3又はカーナビ部1による何れか一方の画像情報を表示させることとしてもよい。この場合、画像情報を比較する比較処理については、制御部4が予め定められた画像解析のアルゴリズムから判断することとすればよい。
以上のように、本実施形態によれば、カーナビ部1が生成する案内情報の内容とDSRC部3が路側無線装置20から受信するコンテンツ情報の内容とを比較して、略同一であれば何れか一方の情報のみを発話する。よって、車載器10から重複した内容が発話されることを防止し、ユーザの煩わしさを軽減することができる。
また、発話優先設定に基づいて、案内情報又はコンテンツ情報の何れかを優先的に発話させることとしてもよい。これにより、発話優先設定がなされた情報は常に発話され、重要な内容が発話されないことを防止することができる。
また、路側無線装置20を介してセンター装置30から受信したコンテンツ情報が即時型である場合、優先的にDSRC部3がそのコンテンツ情報の内容を発話することとしてもよい。これにより、重要な情報である即時型の発話について、ユーザは聞き落とさずに済む。
また、案内情報とコンテンツ情報とを比較する際、両者の情報に所定のキーワードがあるか否かを判断し、比較テーブルT1又はT2を参照して重複するキーワードがある場合には両者の情報が略同一であると判断することとしてもよい。これにより、頻出して発話される内容について、重複して発話されることを防止することができる。
また、直近で発話された案内情報又はコンテンツ情報に所定のキーワードがあるか否かを判断することとしてもよい。これにより、直近で発話された内容と重複した内容が発話されることを防止することができる。
また、案内情報及びコンテンツ情報のうち、重複したキーワードを含む内容については何れか一方を発話し、重複しないキーワードを含む内容についてはそれぞれが発話することとしてもよい。これにより、必要な内容が発話されないことを防止することができる。
また、案内情報及びコンテンツ情報に含まれる識別情報を比較することとしてもよい。識別情報は発話内容の分類を示すものであり、案内情報及びコンテンツ情報にはそれぞれこの識別情報が含まれている。よって、識別情報の比較処理により両者の内容が重複するか否かが判断可能である。識別情報を比較することにより発話内容が重複しているか否かを判断することとすれば、処理の簡易化及び迅速化を図ることができる。
情報配信システムの一例を示す全体構成図である。 DSRC通信の基本構成の一例を示す図である。 車載器の機能ブロック図である。 車載器の機能ブロック図である。 比較テーブルの一例を示す図である。 比較テーブルの一例を示す図である。 比較テーブルの一例を示す図である。 発話優先設定の処理を説明するフローチャートである。 カーナビ部の発話処理について説明するフローチャートである。 DSRC部の表示及び発話処理について説明するフローチャートである。
符号の説明
100 情報配信システム
10 車載器
20 路側無線装置
30 センター装置
1 カーナビ部
2 VICSモジュール
3 DSRC部
4、1a、3a 制御部
C 対象車両

Claims (9)

  1. センター装置と無線通信し、当該センター装置からコンテンツ情報を受信して音声出力するDSRC部及び車両の走行に関する案内情報を音声出力するカーナビ部を有する車載器において、
    前記コンテンツ情報及び前記案内情報に基づいて、両者が略同一の内容か否かを判断し、略同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる制御手段を備え
    前記制御手段は、前記コンテンツ情報に含まれるキーワードと前記案内情報に含まれるキーワードとを比較して重複するキーワードがあると判断した場合、前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる車載器。
  2. センター装置と無線通信し、当該センター装置からコンテンツ情報を受信して音声出力するDSRC部及び車両の走行に関する案内情報を音声出力するカーナビ部を有する車載器において、
    前記コンテンツ情報及び前記案内情報に基づいて、両者が略同一の内容か否かを判断し、略同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる制御手段を備え、
    前記DSRC部及び前記カーナビ部のそれぞれに音声入力手段を備え、
    前記制御手段は、前記音声入力手段を介して入力された音声情報を解析し、当該音声情報に含まれるキーワードと前記コンテンツ情報又は案内情報の何れか一方に含まれるキーワードとを比較して重複するキーワードがあると判断した場合、前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる車載器。
  3. センター装置と無線通信し、当該センター装置からコンテンツ情報を受信して音声出力するDSRC部及び車両の走行に関する案内情報を音声出力するカーナビ部を有する車載器において、
    前記コンテンツ情報及び前記案内情報に基づいて、両者が略同一の内容か否かを判断し、略同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記コンテンツ情報及び前記車両の走行に関する案内情報に含まれるキーワードについて、重複するキーワードがあると判断した場合、重複するキーワードを含む内容については前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせるとともに、重複しないキーワードを含む内容については前記DSRC部及び前記カーナビ部の両者にそれぞれ音声出力を行わせる車載器。
  4. 発話優先設定の情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記記憶された発話優先設定の情報に基づき、前記DSRC部による前記コンテンツ情報又は前記カーナビ部による前記案内情報の何れか一方を優先して音声出力を行わせる請求項1〜3の何れか一項に記載の車載器。
  5. 前記制御手段は、前記センター装置から受信したコンテンツ情報が即時型の形式であるか否かを判断し、即時型であると判断した場合に、前記DSRC部によるコンテンツ情報を優先させて音声出力を行わせる請求項1〜4の何れか一項に記載の車載器。
  6. 前記コンテンツ情報及び前記案内情報は、情報の分類を示す識別情報を含み、
    前記制御手段は、前記コンテンツ情報及び前記案内情報に含まれる前記識別情報を比較して両者の識別情報が同一であるか否かを判断し、同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる請求項1〜の何れか一項に記載の車載器。
  7. センター装置と無線通信し、当該センター装置からコンテンツ情報を受信して音声出力するDSRC部及び車両の走行に関する案内情報を音声出力するカーナビ部を有する車載器における発話優先方法であって、
    前記コンテンツ情報及び前記案内情報に基づいて、両者が略同一の内容か否かを判断し、略同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる制御工程を含み、
    前記制御工程では、前記コンテンツ情報に含まれるキーワードと前記案内情報に含まれるキーワードとを比較して重複するキーワードがあると判断した場合、前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる発話優先方法。
  8. センター装置と無線通信し、当該センター装置からコンテンツ情報を受信して音声出力するDSRC部及び車両の走行に関する案内情報を音声出力するカーナビ部を有する車載器における発話優先方法であって、
    前記コンテンツ情報及び前記案内情報に基づいて、両者が略同一の内容か否かを判断し、略同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる制御工程を含み、
    前記制御工程では、前記DSRC部及び前記カーナビ部のそれぞれが備える音声入力手段を介して入力された音声情報を解析し、当該音声情報に含まれるキーワードと前記コンテンツ情報又は案内情報の何れか一方に含まれるキーワードとを比較して重複するキーワードがあると判断した場合、前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる発話優先方法。
  9. センター装置と無線通信し、当該センター装置からコンテンツ情報を受信して音声出力するDSRC部及び車両の走行に関する案内情報を音声出力するカーナビ部を有する車載器における発話優先方法であって、
    前記コンテンツ情報及び前記案内情報に基づいて、両者が略同一の内容か否かを判断し、略同一であると判断した場合には前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせる制御工程を含み、
    前記制御工程では、前記コンテンツ情報及び前記車両の走行に関する案内情報に含まれるキーワードについて、重複するキーワードがあると判断した場合、重複するキーワードを含む内容については前記DSRC部又は前記カーナビ部の何れか一方により音声出力を行わせるとともに、重複しないキーワードを含む内容については前記DSRC部及び前記カーナビ部の両者にそれぞれ音声出力を行わせる発話優先方法。
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