JP5103852B2 - 車両用情報提供装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用情報提供装置に関するものである。
従来、車両停車時の運転者のイライラを解消することを目的とした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の技術によれば、自車両が停車すると、先頭車両は前方撮像画像を後続車両へ送信し、後続車両は先頭車両から受信した前方撮像画像を出力する。後続車両の運転者は、前方撮像画像によって停車要因(停車した理由)を知り得る。
特開2005−222241号公報
上記特許文献1の技術では、運転者は、前方撮像画像から停車要因(停車した理由)を知り得ることで、これまでの経験に照らし合わせて「まぁ仕方がない」などと諦め半分、停車要因が解除されるまで待つことができるとしている。しかしながら、実際には、停止要因を知り得ても諦め切れない運転者もいるため、そのような運転者のイライラは解消できない。よって、運転者のイライラをより効果的に解消することができるものが望まれていた。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたもので、運転者のイライラをより効果的に解消することができる車両用情報提供装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車両用情報提供装置は、
自車両の外部の停止要因に伴って自車両が停止する場合に、自車両の停止開始からその停止要因が解消されることで自車両が発進可能となるまでの停止時間を算出する停止時間算出手段と、
自車両の乗員に関わる情報を取得する情報取得手段と、
停止要因に伴って自車両が停止したかどうかを判定する停止判定手段と、
停止判定手段が停止したと判定したタイミングでコンテンツの提供を開始した場合に、停止時間内に、提供されるコンテンツの内容が完結するように情報の内容を編集して、乗員に提供するコンテンツとする情報編集手段と、
停止判定手段が停止したと判定した場合、停止時間を基準とする時間長で、コンテンツを自車両の乗員に提供する情報提供手段とを備え、停止時間算出手段は、自車両が停止する場合、自車両の前方車両の発進所要時間を前記停止時間に含めて算出することを特徴とする。
上記のように、本発明は、自車両の外部の停止要因によって自車両が停止した場合、自車両の停止開始からその停止要因が解消されることで自車両が発進可能となるまでの停止時間を基準とする時間長で、自車両の乗員に関わる情報を提供するものである。これにより、乗員としての運転者の意識は、イライラの原因である停止要因から、提供される情報に移すことができるようになるため、運転者のイライラをより効果的に解消することができるのである。
また、本発明は、自車両が停止したタイミングで情報提供を開始した場合に、停止時間内に、提供されるコンテンツの内容が完結するように編集する。これにより、自車両の運転者は、自車両を発進させる前までに、提供されたコンテンツの内容を一通り知り得ることができるようになるため、運転者の意識は、自車両を発進させた後に、提供されたコンテンツに引きずられることがなくなる。その結果、自車両の運転者の意識を運転操作に移す(集中させる)ことができるようになる。本発明は、このようにして、発進後の運転操作に対する安全性を確保するものである。
請求項2に記載の車両用情報提供装置によれば、停止時間算出手段は、自車両の前方に存在する路上機の停止信号、及び交通渋滞における自車両の前方車両の停止の少なくとも一方の停止要因に伴って自車両が停止する場合の停止時間を算出することを特徴とする。
これにより、路上機の停止信号や、交通渋滞に伴う前方車両の停止等の停止要因に伴って自車両が停止する場合の停止時間を算出することができる。
請求項3に記載の車両用情報提供装置では、停止時間算出手段は、交通渋滞における前方車両の停止に伴って自車両が停止する場合に、自車両から前方に連なって停止中の前方車両の総発進所要時間を停止時間に含めて算出することを特徴とする。
この総発進所要時間は、自車両から前方に連なって停止中の前方車両(停止車両)の先頭の車両と自車両との距離から停止車両の台数を推定し、停止車両1台当たりの発進に要する時間(発進所要時間)に停止車両の総台数を乗じることで算出できる。なお、自車両から前方に連なる停止車両の先頭の車両と自車両との距離は、路車間や車々間の通信を可能とする車載外部通信装置等を利用して自車両の外部から取得すればよい。また、上記車載外部通信装置等を利用して、自車両から前方に連なる停止車両の先頭の車両と自車両との間に存在する停止車両の台数を直接取得するようにしてもよい。
請求項4に記載の車両用情報提供装置は、
自車両の外部から、自車両の前方に存在する路上機における停止信号の時間長を含む交通信号情報を取得する交通信号情報取得手段を備え、
停止時間算出手段は、路上機の停止信号によって自車両が停止する場合、交通信号情報に含まれる停止信号の時間長に基づく自車両の停止開始から停止信号が解除されるまでの実停止信号時間を停止時間に含めて算出することを特徴とする。
このように、例えば、路車間や車々間の通信を可能とする車載通信装置等を利用して、自車両の外部から上記交通信号情報を取得することで、停止時間算出手段は、自車両が停止信号によって停止する場合に、その停止開始から停止信号が解除されるまでの実停止信号時間を停止時間に含めて算出することができる。
請求項5に記載の車両用情報提供装置によれば、停止時間算出手段は、路上機の停止信号によって自車両が停止する場合、路上機と自車両との間に前方車両が存在する場合には、当該前方車両の発進所要時間を停止時間に含めて算出することを特徴とする。
自車両が停止信号によって停止したときに、停止信号の路上機と自車両前方との間に他車両が存在する場合には、停止信号が解除されても他車両が発進しない限り、自車両は発進可能とならない。そこで、このような場合には、他車両の発進に要する時間を示す発進所要時間を予め設定しておいて、その発進所要時間を実停止信号時間とともに自車両停止時間に含めて算出すればよい。
なお、停止信号の路上機と自車両前方との間に他車両が複数台存在する場合には、停止信号の路上機と自車両との距離からその他車両の台数を推定し、車両1台当たりの発進所要時間に他車両の総台数を乗じた総発進所要時間を実停止信号時間とともに自車両停止時間に含むように算出するとよい。
ここで、停止信号の路上機と自車両との距離は、上記車載外部通信装置等を利用した路車間通信によって、路上機の設置位置(緯経度)を取得し、また、地図データを備えるナビゲーションシステムから自車両の現在位置を取得して、それらの位置関係から算出することができる。この他、ナビゲーションシステムの地図データを参照して路上機の設置位置を把握し、自車両の現在位置とから距離Lを取得してもよい。また、車々間通信を利用して、車載外部通信装置を介して停止信号で停止中の他車両と通信を行って、停止信号の路上機と自車両前方との間に存在する他車両の台数を直接取得するようにしてもよい。
請求項6に記載の車両用情報提供装置は、
自車両において提供可能な情報を記憶する提供情報記憶手段と、
乗員の運転状態、及び自車両の車室内の雰囲気の少なくとも1つから、乗員の状況を推定する乗員状況推定手段と、
乗員の趣味及び趣向の少なくとも一方の情報を含む個人情報を蓄積する個人情報蓄積手段と、
提供情報記憶手段の記憶する提供可能な情報の中から、個人情報に応じた情報を抽出する情報抽出手段と、を備え、
情報取得手段は、自車両の乗員に関わる情報として、情報抽出手段の抽出した情報の中から乗員状況推定手段の推定した乗員の状況に見合った情報を取得することを特徴とする。
これにより、乗員の趣味や趣向に応じた情報の中から、乗員の(おかれた)状況に見合った情報を取得することができるようになる。その結果、この取得した情報の提供を受ける乗員としての運転者の意識を、イライラの原因である停止要因から提供される情報へ誘導することができるようになる。
請求項に記載の車両用情報提供装置によれば、情報編集手段は、予め設定された単位時間毎にコンテンツの内容が変更されるように編集することを特徴とする。これにより、情報提供手段は上記単位時間毎にコンテンツの内容を変更して提供するようになるため、自車両の乗員は停止中に複数のコンテンツを知り得ることができる。
請求項に記載の車両用情報提供装置によれば、情報編集手段は、情報取得手段の取得した各々の情報の提供時間長が単位時間長となるように編集するとともに、その単位時間長に編集されたコンテンツの情報について、その内容が順次異なるように組み合わせることを特徴とする。
このように、単位時間長に編集された各々のコンテンツをその内容が順次異なるように組み合わせることで、情報提供手段は、単位時間毎にコンテンツの内容を変更して提供することができるのである。
請求項に記載の車両用情報提供装置では、情報編集手段は、情報取得手段の取得した同じ内容の情報について、予め設定された単位時間毎にコンテンツの細かさが変更されるように編集することを特徴とする。これにより、情報提供手段は上記単位時間毎に同じ内容のコンテンツをその細かさ(詳しさ)を変更して提供するようになるため、自車両の乗員は、自車両の停止時間が長いほど、同じ内容のコンテンツをより深く知り得ることができる。
請求項10に記載の車両用情報提供装置によれば、情報編集手段は、同じ内容の情報について、各々の提供時間長が単位時間長で、かつ、細かさが各々異なる複数の同じ内容のコンテンツに編集するとともに、その単位時間長に編集された複数の同じ内容のコンテンツについて、細かさが順次異なるように組み合わせることを特徴とする。
このように、単位時間長に編集され、加えて、細かさ(詳しさ)が各々異なるように編集された同じ内容のコンテンツ、細かさが順次異なるように組み合わせることで、情報提供手段は、同じ内容のコンテンツについて、単位時間毎に、その細かさを変更して提供することができるのである。
請求項11に記載の車両用情報提供装置では、情報提供手段は、停止時間の時間長が単位時間長に満たない場合、コンテンツの提供を禁止することを特徴とする。例えば、提供されたコンテンツに対して乗員が知り得ることができる最小限必要な時間を単位時間として設定した場合、乗員が把握できる充分な提供時間が確保できないからである。
請求項12に記載の車両用情報提供装置によれば、情報編集手段は、情報取得手段の取得した情報のタイトルを示すメニュー表示の編集を行うことを特徴とする。これにより、自車両の乗員は、提供可能なコンテンツをメニュー表示から知り得ることができる。
請求項13に記載の車両用情報提供装置によれば、情報提供手段は、停止時間の時間長が、予め設定された単位時間長のコンテンツを複数提供するだけの提供時間長に満たない場合に、メニュー表示を提供することを特徴とする。これにより、乗員に提供すべきコンテンツの候補が複数存在し、その複数のコンテンツを提供するだけの時間が自車両の停止中に確保できない場合であっても、その複数のコンテンツのタイトルをメニュー表示から知り得ることができるようになる。
請求項14に記載の車両用情報提供装置は、メニュー表示から、停止要因に伴って自車両が次回に停止したときに提供すべきコンテンツのタイトルを選択するタイトル選択手段を備え、情報提供手段は、停止要因に伴って自車両が次回に停止したとき、タイトル選択手段の選択したタイトルのコンテンツを優先的に提供することを特徴とする。
これにより、自車両の乗員は、自車両が次回に停止したときに、メニュー表示から選択したタイトルのコンテンツを優先して提供を受けることができる。
請求項15に記載の車両用情報提供装置では、情報取得手段は、自車両の乗員の視線方向に存在する施設の情報を取得する施設情報取得手段を備え、情報編集手段は、施設情報取得手段の取得した施設の情報のタイトルをメニュー表示に追加する編集を行うことを特徴とする。
これにより、自車両の乗員が興味を示した施設の情報を取得して、その施設の情報のタイトルをメニュー表示することで、自車両の乗員は、自ら興味を示した情報のタイトルをメニュー表示が知り得ることができる。
請求項16に記載の車両用情報提供装置によれば、情報提供手段は、自車両が発進可能となるタイミングの一定時間前から、情報取得手段の取得した情報に併せて、乗員に対して自車両の発進開始を促すためのコンテンツを提供することを特徴とする。これにより、自車両の乗員は、自車両を発進させるための準備操作を開始することができるようになる。
以下、本発明の車両用情報提供装置の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、車両用情報提供装置の全体構成図である。同図に示す車両用情報提供装置は、車両に搭載されるものであり、3つのセンシング系(外部情報センシング系、車内情報センシング系、車両情報センシング系)を備えている。また、車両用情報提供装置は、演算装置30を中心に構成され、この演算装置30には、3つのセンシング系、個人情報蓄積装置19、表示装置20、及び音声出力装置21が接続されている。
外部情報センシング系は、車外用カメラ11と車載外部通信装置12から構成される。車外用カメラ11は、自車両の前方画像を撮像するためのカメラであり、自車両の車室内外に設置される。車載外部通信装置12は、路車間通信や車々間通信を行う通信装置であり、路側インフラから、自車両の前方の交差点等に設置される路上機の信号状態(すなわち、赤信号(停止信号)、青信号(進行信号)、黄信号(注意信号))、各信号状態の時間長、その路上機の設置位置(緯経度)を含む交通信号情報を取得する。
また、車載外部通信装置12は、交通渋滞情報を提供する交通情報センタから、自車両の前方で発生している交通渋滞の渋滞区間の位置(緯経度)、渋滞区間の長さ、渋滞区間の通過予想時間等を含む交通渋滞情報を取得する。さらに、車載外部通信装置12は、自車両の外部に設置される情報センタとの間で各種情報の送受信を行ったり、自車両の周囲に存在する他車両との間で各種情報の送受信を行ったりする。
車内情報センシング系は、主として、車内用カメラ13と視線・音声分析装置14から構成される。車内用カメラ13は、自車両の運転者の顔画像や、自車両の同乗者の画像を撮像するものであり、自車両の車室内の所定位置に設置される。視線・音声分析装置14は、車内用カメラ13で撮像した運転者の顔画像や、音声入力装置(図示せず)から入力した運転者や同乗者の音声の分析結果(音声認識結果)から、運転者の視線方向(運転者の着座位置を原点とし、自車両の前後方向をX軸、横方向をY軸、上下方向をZ軸とするXYZ座標軸上にて表される)、運転者の運転状態、自車両の車室内の雰囲気を推定する。
ここで、運転者の運転状態は、運転者の覚醒度、感情、漫然度合い等によって表される。運転者の覚醒度は、運転者の顔画像から運転者のまばたきの回数や速さを計測し、この計測結果から推定する。運転者の感情は、運転者の顔画像(口元や目の開き度合い)や、運転者の音声の大きさや運転者が発した言葉(単語)から推定するほか、運転者の音声の周波数の高低からも推定する。また、運転者の漫然度合いは、運転者の視線方向の変化の大小から推定する。
また、車室内の雰囲気は、自車両の乗員の人数に影響されるので、乗員の人数を考慮する。例えば、自車両の乗員が運転者のみの場合には、運転者の運転状態から車室内の雰囲気(静寂、緊張、活発等)を推定する。一方、自車両の乗員が運転者と同乗者の場合には、会話の有無、会話が有る場合には笑い声、怒り声等、乗員の発した言葉(単語)、同乗者の画像等から車室内の雰囲気(静寂、緊張、活発等)を推定する。
車両情報センシング系は、操舵角センサ15、ブレーキペダル操作量検出センサ(以下、ブレーキセンサ)16、アクセルペダル操作量検出センサ(以下、アクセルセンサ)17、及びナビゲーションシステム18から構成される。操舵角センサ15は、自車両のステアリングホイールの操舵角(自車両が直進状態であるときのステアリングホイールの操舵角を中立位置としたとき、その中立位置からの操舵角度)を検出するセンサである。ブレーキセンサ16は、運転者によるブレーキペダルの踏み込み量を検出するセンサであり、アクセルセンサ17は、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量を検出するセンサである。
ナビゲーションシステム18は、何れも周知の図示しない車両位置検出部、操作スイッチ群、地図データ格納部、表示部等から構成されるもので、演算装置30からの指令に応じて、ナビゲーションシステム18にて処理した各種情報や地図データ格納部に格納されている情報を演算装置30に出力する。
個人情報蓄積装置19は個人情報を蓄積するもので、一般情報(氏名、年齢、職業、性別、既婚・未婚の別、子供の有無等)のほか、個人の趣味・趣向に関する情報も蓄積する。この趣味・趣向に関する情報とは、音楽、スポーツ、映画、ニュース、TV番組、買い物、食事、レジャー、テーマパーク等の種別毎に区分され、各種別毎の運転者の趣味・趣向に合致した内容(例えば、”音楽”では、ジャンル(クラシック、ジャズ、歌謡曲等)、曲名、アーティストの名称等)が示される。個人情報蓄積装置19は、演算装置30からの指令を受けて、一般情報と趣味・趣向に関する情報からなる個人情報を出力する。
表示装置20は、例えば、液晶ディスプレイであり、自車両の運転者や同乗者が視認可能な車室内に設置される。音声出力装置21は、図示しない増幅器、及び車室内に適宜設置されるスピーカで構成される。
演算装置30は、停止時間算出部31、シーン推定部32、情報フィルタリング部33、個人適応部34、情報編集部35、表示制御部36、及び音声制御部37の各機能ブロックで構成される。
停止時間算出部31は、自車両の前方に存在する路上機の停止信号や、交通集中による渋滞(交通渋滞)における自車両の前方に存在する前方車両の停止等の停止要因によって自車両が停止する場合の停止継続時間(以下、停止時間)を算出する。停止時間算出部31では、図2に示すように、上記停止要因に伴って自車両が停止する場合に、自車両の停止開始時間tsからその停止要因が解消されることで自車両が発進可能となる時間teまでの時間長を停止時間Xsとして算出する。
この停止時間Xsは、自車両が路上機の停止信号に伴って停止する場合と、交通渋滞における自車両の前方に存在する前方車両の停止に伴って停止する場合とで、その算出方法が異なる。以下、停止時間Xsの算出方法について説明する。
図3は、自車両が路上機の停止信号に伴って停止する場面を示している。このような場面では、車載外部通信装置12を介して路上機の交通信号情報を取得し、その取得した交通信号情報に含まれる停止信号の時間長を参照して、自車両の停止開始から停止信号が解除されるまでの実停止信号時間を算出する。そして、この実停止信号時間を停止時間Xsに含める。
ここで、自車両が先頭となって路上機の停止信号で停止する場合には、実停止信号時間を停止時間Xsとすればよいが、図3に示すように、自車両が路上機の停止信号によって停止したときに、停止信号の路上機と自車両前方との間に停止中の他車両が存在する場合には、停止信号が解除されても停止中の他車両が発進しない限り、自車両は発進可能とならない。
そこで、このような場合には、車両1台当たりの発進に要する時間(発進所要時間)を予め設定しておいて、その発進所要時間を実停止信号時間とともに停止時間Xsに含めて算出すればよい。なお、図3に示すように、停止信号の路上機と自車両前方との間に停止中の他車両が複数台存在する場合には、停止信号の路上機(路上機手前の停止線でもよい)と自車両との距離Lから他車両の総台数を推定し、上記発進所要時間に他車両の総台数を乗じた総発進所要時間を実停止信号時間とともに停止時間Xsに含めて算出すればよい。
ここで、停止信号の路上機と自車両との距離Lは、車載外部通信装置12を介して取得した交通信号情報に含まれる路上機の設置位置(緯経度)と、ナビゲーションシステム18から取得できる自車両の現在位置(緯経度)とから算出することができる。この他、ナビゲーションシステムの地図データを参照して路上機の設置位置を把握し、自車両の現在位置とから距離Lを取得してもよい。また、車々間通信を利用して、車載外部通信装置12を介して停止信号で停止中の他車両と車々間通信を行って、停止信号の路上機と自車両前方との間に存在する他車両の台数を直接取得するようにしてもよい。
図4は、交通渋滞における自車両の前方に存在する前方車両の停止に伴って自車両が停止する場面を示している。このような場面では、先ず、交通情報センタからの交通渋滞情報を参照して、自車両が渋滞区間に位置するかどうかを判断する。そして、この判断の結果、渋滞区間に位置する場合に、自車両から前方に連なって停止中の前方車両(停止車両)の総発進所要時間を算出し、この総発進所要時間を停止時間Xsとする(に含める)。総発進所要時間は、自車両から前方に連なって停止中の停止車両の先頭の車両と自車両との距離Lから停止車両の台数を推定し、停止車両1台当たりの発進所要時間に停止車両の総台数を乗じることで算出できる。
なお、自車両から前方に連なる停止車両の先頭の車両と自車両との距離Lは、車載外部通信装置12を介して自車両の外部から取得すればよい。また、車載外部通信装置12を利用して、前方に連なる停止車両と車々間通信を行って、自車両から前方に連なる停止車両の先頭の車両と自車両との間に存在する停止車両の台数を直接取得するようにしてもよい。
シーン推定部32は、自車両の運転者の(おかれた)状況を推定するもので、視線・音声分析装置14によって推定された運転者の運転状態と自車両の車室内の雰囲気の推定結果から推定する。このシーン推定部32では、自車両の乗員の人数と車室内の雰囲気(静寂、緊張、活発等)から、例えば、同乗者がいない場合には、運転に集中している、漫然に運転している、運転に緊張している等、運転者一人の場合の運転者のおかれた状況を推定する。また、同乗者がいる場合には、同乗者とともに会話/音楽を楽しんでいる、同乗者が睡眠中で静寂である等、同乗者がいる場合の運転者のおかれた状況を推定する。
情報フィルタリング部33は、車載外部通信装置12を介して、外部の情報センタから自車両にて提供可能な情報(提供可能情報)を取得して情報サーバ(図示せず)に記憶するとともに、この情報サーバの記憶する提供可能情報の中から、個人適応部34の入力した個人情報(上述した一般情報や趣味・趣向に関する情報)に応じた提供可能情報を抽出する。ここで、情報サーバの記憶する提供可能情報には、抽出の際の手がかりとなる識別情報が付加されており、情報フィルタリング部33では、この識別情報と個人情報とが合致する提供可能情報を抽出する。
情報編集部35は、情報フィルタリング部33にて抽出した提供可能情報の中から、シーン推定部32において推定した自車両の運転者の(おかれた)状況に見合った提供対象の情報を選出(取得)する。この選出(取得)した提供対象の情報を自車両が停止信号や交通渋滞によって停止している最中に運転者に提供することで、運転者の意識を、イライラの原因である停止要因から提供される情報へ誘導することができるようになる。
また、情報編集部35では、選出(取得)した提供対象の情報について、自車両が停止した(と判定した)タイミングで情報の提供を開始した場合に、停止時間算出部31にて算出した停止時間Xs内に提供される情報の内容が完結するように、提供対象の情報の内容を編集する。このように編集した情報を自車両の運転者に提供することで、自車両の運転者は、自車両を発進させる前までに、提供された情報の内容を一通り知り得ることができるようになるため、運転者の意識は、自車両を発進させた後に、提供された情報に引きずられることがなくなる。その結果、自車両の運転者の意識を運転操作に移す(集中させる)ことができるようになる。本発明の車両用情報提供装置では、このようにして、発進後の運転操作に対する安全性を確保するのである。
ここで、提供対象の情報の編集方法について説明する。まず、情報編集部35では、予め設定された単位時間(本実施形態では5秒とする)を最小単位とし、この単位時間長で、提供対象の情報の内容を乗員が一通り知り得ることができるように編集する。従って、提供対象の情報の提供時間が制限される。例えば、文字情報の場合には文字数や大きさが制限される。また、提供対象の情報が映像情報の場合には、その放映時間が制限されるので、例えば、TVドラマの映像情報の場合には、TVドラマの中心となる単位時間長の映像に、放映日時・放映する放送局、出演者の氏名、あらすじ等の文字情報を重ねて編集すればよい。また、音楽情報の場合には曲の出力時間が制限されるので、曲想の導入部分(イントロ部分)、曲想の変化した部分(サビ部)等を単位時間長で収録することで編集すればよい。以下、単位時間長に編集された提供対象の情報を”提供コンテンツ”と呼ぶことにする。
ここで、停止時間Xsの時間長が長いほど、提供できる提供コンテンツの数も多くなるので、停止時間Xsの時間長に応じた編集も必要となる。そこで、本実施形態では、以下のような編集を行う。
(1)停止時間Xs<5秒場合
この場合には、1つの提供コンテンツを提供するだけの時間が確保できないので、提供コンテンツの出力を禁止(提供を禁止)する。これは、例えば、提供された情報に対して運転者が知り得ることができる最小限必要な時間を単位時間として予め設定した場合、運転者が把握できる充分な提供時間が確保できないからである。
(2)5秒≦停止時間Xs<10秒の場合
この場合には、1つの提供コンテンツを提供する。なお、提供コンテンツが複数存在する場合、2つ目の提供コンテンツの提供途中で自車両が発進可能な状態となってしまう。そこで、提供コンテンツが複数存在する場合には、図9に示すように、提供コンテンツのタイトルを示すタイトルメニュー表示の編集を行う。これにより、提供コンテンツが複数存在し、その複数の提供コンテンツを提供するだけの時間が自車両の停止中に確保できない場合であっても、運転者は、その複数の提供コンテンツのタイトルをタイトルメニュー表示から知り得ることができるようになる。
なお、このタイトルメニュー表示が提供されているときに、運転者が図示しない操作スイッチ等のタイトル選択手段を操作して、1つのタイトルを選択した場合(運転者がタイトルを発声した場合には、その発声した音声を認識して、運転者の選択したタイトルを特定してもよい)には、その選択したタイトルの提供コンテンツを、自車両が上記停止要因に伴って次回に停止したときに、優先して提供する。これにより、運転者は、自車両が次回に停止したときに、タイトルメニュー表示から選択したタイトルの提供コンテンツについて、優先して提供を受けることができる。
(3)10秒<停止時間Xsの場合
この場合には、複数の提供コンテンツを提供することができるので、図7に示すように、単位時間毎に提供コンテンツ(情報)の内容が変更されるように編集する。すなわち、図7に示すように、単位時間長に編集された提供コンテンツC10、C20、C30について、その内容が順次異なるように組み合わせる(例えば、C10→C20→C30→C10→・・・以後、同様に繰り返し)。そして、提供開始後、停止時間Xs経過するまで、これらの提供コンテンツを順次繰り返して提供する。このように、単位時間長に編集された各々の提供コンテンツをその内容が順次異なるように組み合わせることで、単位時間毎に提供コンテンツの内容を変更して提供することができるのである。その結果、自車両の運転者は停止中に複数の提供コンテンツの内容を知り得ることができる。
なお、複数の提供コンテンツを提供することができる時間が確保されていても、提供コンテンツが1つの場合もある。その場合には、同じ内容の提供コンテンツについて、単位時間毎に情報の細かさが変更されるように編集する。具体的には、図8に示すように、各々の提供コンテンツの提供時間長が単位時間長で、かつ、情報の細かさが各々異なる複数の同じ内容の提供コンテンツ(図8では、C41、C42、C43の3つの提供コンテンツ)に編集するとともに、その複数の提供コンテンツC41、C42、C43について、その情報の細かさが順次異なるように組み合わせる(例えば、C41[触り編]→C42[概要編]→C43[詳細編]→C41[触り編]・・・、以後、同様に繰り返し。なお、C43→C42→C41→C43→・・・の繰り返しでもよい)。
そして、提供開始後、停止時間Xs経過するまで、これらの提供コンテンツを順次繰り返して提供する。このように、情報の細かさ(詳しさ)が各々異なるように編集された同じ内容の提供コンテンツを、情報の細かさが順次異なるように組み合わせることで、同じ内容の情報について、単位時間毎に、その情報の細かさを変更して提供することができる。その結果、自車両の運転者は、停止時間Xsが長いほど、同じ内容の情報をより深く知り得ることができる。
なお、上記(1)の場合を除く(2)、(3)の場合に共通して、図2に示すように、自車両が発進可能となるタイミングteの一定時間前Xwから、上述した提供コンテンツに併せて、運転者に対して自車両の発進開始を促すためのコンテンツ(運転操作の開始を喚起するためのコンテンツ)を提供するようにしてもよい。これにより、自車両の運転者は、自車両を発進させるための準備操作を開始することができるようになる。
表示制御部36は、情報編集部35にて編集された提供コンテンツを表示装置20に出力する際の出力制御を行う。音声制御部37は、情報編集部35にて編集された提供コンテンツを音声出力装置21に出力する際の出力制御を行う。
次に、車両用情報提供装置の動作について、図5及び図6のフローチャートを用いて説明する。先ず、図5に示すステップS10では、外部情報センシング系、車内情報センシング系、及び車両情報センシング系の3つのセンシング系からの情報を収集し、ステップS20では、自車両の停止時間Xsを算出する。ステップS30では、運転者(のおかれた)状況を推定し、ステップS40では、運転者の個人情報を取得する。
ステップS50では、運転者の趣味・趣向に適合する提供可能情報を抽出し、ステップS60では、ステップS50にて抽出した提供可能情報の中から、シーン推定部32において推定した自車両の運転者の(おかれた)状況に見合った提供対象の情報を選出(取得)する。ステップS70では、ステップS60にて選出した提供対象の情報を単位時間長の提供コンテンツに編集する。
ステップS80では、上記停止要因によって自車両が停止したかどうかを判定する。このステップS80にて肯定判定される場合には、ステップS90の提供コンテンツ編集&出力処理(図6)を実行し、否定判定される場合にはステップS10へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
図6の提供コンテンツ編集&出力処理では、先ず、ステップS110にて、停止時間Xsが5秒以上であるか否かを判定する。このステップS110にて肯定判定される場合にはステップS120に処理を進める。一方、ステップS110にて否定判定される場合には、停止時間Xsは単位時間長に満たないため、ステップS190にて、提供コンテンツの出力を禁止して、本処理を終了する。
ステップS120では、停止時間Xsが5秒以上で10秒未満あるか否かを判定する。このステップS120にて肯定判定される場合にはステップS140に処理を進める。一方、ステップS120にて否定判定される場合には、停止時間Xsは10秒以上であるため、ステップS130に処理を進める。ステップS130においては、上述した(3)10秒<停止時間Xsの場合に該当するので、停止時間Xsの時間長に応じて、複数の提供コンテンツを組み合わせる編集を行う。
ステップS140においては、上述した(2)5秒≦停止時間Xs<10秒の場合に該当するので、先ず、提供コンテンツが複数有るのかどうかを判断する。このステップS140にて肯定判断される場合には、ステップS150にて複数の提供コンテンツのタイトルメニュー表示の編集を行う。一方、このステップS140にて否定判断される場合には、提供コンテンツが1つのみであるので、ステップS160にて、その1つの提供コンテンツを出力対象にする。
ステップS170では提供コンテンツの出力を行い、ステップS180では、提供コンテンツの出力開始後、停止時間Xsが経過したかどうかを判定する。このステップS180にて肯定判定される場合には、ステップS200にて提供コンテンツの出力を終了する。一方、このステップS180にて否定判定される場合にはステップS190へ処理を進める。ステップS190では、自車両が発進したかどうかを判定する。このステップS190にて肯定判定される場合にはステップS200にて提供コンテンツの出力を終了し、否定判定される場合には、ステップS170へ処理を移行して、上述した処理を繰り返す。ステップS200にて提供コンテンツの出力を終了すると、本処理を終了する。
このように、本実施形態の車両用情報提供装置は、路上機の停止信号や交通渋滞における自車両の前方車両の停止等の停止要因によって自車両が停止した場合、自車両の停止開始からその停止要因が解消されることで自車両が発進可能となるまでの停止時間Xsを基準とする時間長で、自車両の運転者に関わる情報を提供する。これにより、運転者の意識は、イライラの原因である停止要因から、提供される情報に移すことができるようになるため、運転者のイライラをより効果的に解消することができるのである。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することができる。
例えば、自車両の運転者が興味のある施設(建物)を発見した場合、図示しない操作スイッチを操作したときの運転者の視線方向に存在する施設を特定し、車載外部通信装置12を介して、情報センタからその施設の情報を取得し、情報編集部35において、その施設の情報のタイトルをタイトルメニュー表示に追加する編集を行ってもよい。
これにより、運転者は自ら興味を示した情報のタイトルをタイトルメニュー表示から知り得ることができる。そして、そのタイトルの詳細な情報を知り得たい場合には、運転者は、タイトルメニュー表示が提供されているときに、運転者が操作スイッチを操作して、そのタイトルを選択する。これにより、その選択したタイトルの提供コンテンツが、自車両が上記停止要因に伴って次回に停止したときに、優先して提供されるようになる。
また、例えば、提供コンテンツとして、車内用カメラ13で撮像した画像を出力するようにしてもよい。これにより、例えば、後部座席の同乗者を映し出すことができるため、運転者は、停止時に、後部座席のベビーシート内の乳児の様子を知り得ることができるようになる。
また、運転者がラジオを聞いている場合、そのラジオ番組の中で運転者の好みの曲があれば、その曲の音楽情報を情報サーバに記憶するようにしてよい。あるいは、その曲の音楽情報を情報センタから取得して、情報サーバに記憶するようにしてもよい。これにより、自車両の停止時に、ラジオで聞いた曲のタイトルやアーティスト名等の詳しい情報を知り得ることができるようになる。
また、本実施形態では、情報フィルタリング部33において、情報センタから取得した情報サーバ内の提供可能情報の中から個人情報に応じた提供可能情報を抽出しているが、車載外部通信装置12を介して個人情報を情報センタへ送信し、情報センタにて、個人情報に応じた提供可能情報を抽出して、その抽出した提供可能情報を自車両に送信するようにしてもよい。
また、本実施形態では、情報フィルタリング部33において、抽出した提供可能情報の中から、自車両の運転者の(おかれた)状況に見合った提供対象の情報を選出(取得)しているが、これについても情報センタにて行うようにしてもよい。その場合には、車載外部通信装置12を介して自車両の運転者の(おかれた)状況を情報センタへ送信し、情報センタにて、抽出した提供可能情報の中から、自車両の運転者の(おかれた)状況に見合った提供対象の情報を選出して、その選出した提供対象の情報を自車両に送信すればよい。
さらに、本実施形態では、情報編集部35にて、選出(取得)した提供対象の情報について、停止時間Xs内に提供される情報の内容が完結するように、提供対象の情報の内容を編集しているが、これについても情報センタにて行うようにしてもよい。その場合には、車載外部通信装置12を介して停止時間Xsを情報センタに送信し、情報センタにて、単位時間長の提供コンテンツに編集するとともに、停止時間Xsの時間長に応じて複数の提供コンテンツを組み合わせる編集を行ったり、タイトルメニュー表示に編集したりする。そして、編集後の提供コンテンツやタイトルメニュー表示のデータを自車両に送信すればよい。
また、路上機は、これに限るものではなく、例えば、電波ビーコン、光ビーコンなど通信可能な路上機が本発明に適用することができる。
また、通信手段もDSRC、無線LANなど種々の通信方式を利用することができる。
車両用情報提供装置の全体構成図である。 自車両の停止開始時間tsから停止要因が解消されることで自車両が発進可能となる時間teまでの時間長である停止時間Xsを説明するための図である。 自車両が路上機の停止信号に伴って停止する場面を説明するための図である。 交通渋滞において自車両の前方に存在する前方車両の停止に伴って自車両が停止する場面を説明するための図である。 車両用情報提供装置の動作を説明するためのフローチャートである。 提供コンテンツ編集&出力処理を説明するためのフローチャートである。 単位時間毎に提供コンテンツ(情報)の内容が変更されるように編集する場合の例を示した図である。 単位時間長で、かつ、情報の細かさが各々異なる複数の同じ内容の提供コンテンツに編集する場合の例を示した図である。 提供コンテンツのタイトルを示すタイトルメニュー表示を示す図である。
符号の説明
11 車外用カメラ
12 車載外部通信装置
13 車内用カメラ
14 視線・音声分析装置
15 操舵角センサ
16 ブレーキペダル操舵量検出センサ(ブレーキセンサ)
17 アクセルペダル操作量検出センサ(アクセルセンサ)
18 ナビゲーションシステム
19 個人情報蓄積装置
20 表示装置
21 音声出力装置
30 演算装置
31 停止時間算出部
32 シーン推定部
33 情報フィルタリング部
34 個人適応部
35 情報編集部
36 表示制御部
37 音声制御部

Claims (16)

  1. 自車両の外部の停止要因に伴って前記自車両が停止する場合に、前記自車両の停止開始からその停止要因が解消されることで前記自車両が発進可能となるまでの停止時間を算出する停止時間算出手段と、
    前記自車両の乗員に関わる情報を取得する情報取得手段と、
    前記停止要因に伴って前記自車両が停止したかどうかを判定する停止判定手段と、
    前記停止判定手段が停止したと判定したタイミングでコンテンツの提供を開始した場合に、前記停止時間内に、提供されるコンテンツの内容が完結するように前記情報の内容を編集して、乗員に提供するコンテンツとする情報編集手段と、
    前記停止判定手段が停止したと判定した場合、前記停止時間を基準とする時間長で、前記コンテンツを前記自車両の乗員に提供する情報提供手段と、を備える車両用情報提供装置であって、
    前記停止時間算出手段は、前記自車両が停止する場合、前記自車両の前方車両の発進所要時間を前記停止時間に含めて算出することを特徴とする車両用情報提供装置。
  2. 前記停止時間算出手段は、前記自車両の前方に存在する路上機の停止信号、及び交通渋滞における前記自車両の前方車両の停止の少なくとも一方の停止要因に伴って前記自車両が停止する場合の前記停止時間を算出することを特徴とする請求項1記載の車両用情報提供装置。
  3. 前記停止時間算出手段は、交通渋滞における前記前方車両の停止に伴って前記自車両が停止する場合に、前記自車両から前方に連なって停止中の前方車両の総発進所要時間を前記停止時間に含めて算出することを特徴とする請求項2記載の車両用情報提供装置。
  4. 前記自車両の外部から、前記自車両の前方に存在する路上機における停止信号の時間長を含む交通信号情報を取得する交通信号情報取得手段を備え、
    前記停止時間算出手段は、前記路上機の停止信号によって前記自車両が停止する場合、前記交通信号情報に含まれる停止信号の時間長に基づく前記自車両の停止開始から前記停止信号が解除されるまでの実停止信号時間を前記停止時間に含めて算出することを特徴とする請求項1記載の車両用情報提供装置。
  5. 前記停止時間算出手段は、前記路上機の停止信号によって前記自車両が停止する場合、前記路上機と前記自車両との間に前方車両が存在する場合には、当該前方車両の発進所要時間を前記停止時間に含めて算出することを特徴とする請求項4記載の車両用情報提供装置。
  6. 前記自車両において提供可能な情報を記憶する提供情報記憶手段と、
    前記乗員の運転状態、及び前記自車両の車室内の雰囲気の少なくとも1つから、前記乗員の状況を推定する乗員状況推定手段と、
    前記乗員の趣味及び趣向の少なくとも一方の情報を含む個人情報を蓄積する個人情報蓄積手段と、
    前記提供情報記憶手段の記憶する提供可能な情報の中から、前記個人情報に応じた情報を抽出する情報抽出手段と、を備え、
    前記情報取得手段は、前記自車両の乗員に関わる情報として、前記情報抽出手段の抽出した情報の中から前記乗員状況推定手段の推定した乗員の状況に見合った情報を取得することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用情報提供装置。
  7. 前記情報編集手段は、予め設定された単位時間毎にコンテンツの内容が変更されるように編集することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の車両用情報提供装置。
  8. 前記情報編集手段は、前記情報取得手段の取得した各々の情報の提供時間長が前記単位時間長となるように編集するとともに、その単位時間長に編集された各々のコンテンツについて、その内容が順次異なるように組み合わせることを特徴とする請求項記載の車両用情報提供装置。
  9. 前記情報編集手段は、前記情報取得手段の取得した同じ内容の情報について、予め設定された単位時間毎にコンテンツの細かさが変更されるように編集することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の車両用情報提供装置。
  10. 前記情報編集手段は、前記同じ内容の情報について、各々の提供時間長が前記単位時間長で、かつ、細かさが各々異なる複数の同じ内容のコンテンツに編集するとともに、その単位時間長に編集された複数の同じ内容のコンテンツについて、細かさが順次異なるように組み合わせることを特徴とする請求項記載の車両用情報提供装置。
  11. 前記情報提供手段は、前記停止時間の時間長が前記単位時間長に満たない場合、コンテンツの提供を禁止することを特徴とする請求項又は10記載の車両用情報提供装置。
  12. 前記情報編集手段は、前記情報取得手段の取得した情報のタイトルを示すメニュー表示の編集を行うことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の車両用情報提供装置。
  13. 前記情報提供手段は、前記停止時間の時間長が、予め設定された単位時間長のコンテンツを複数提供するだけの提供時間長に満たない場合に、前記メニュー表示を提供することを特徴とする請求項12記載の車両用情報提供装置。
  14. 前記メニュー表示から、前記停止要因に伴って前記自車両が次回に停止したときに提供すべきコンテンツのタイトルを選択するタイトル選択手段を備え、
    前記情報提供手段は、前記停止要因に伴って前記自車両が次回に停止したとき、前記タイトル選択手段の選択したタイトルのコンテンツを優先的に提供することを特徴とする請求項12又は13記載の車両用情報提供装置。
  15. 前記情報取得手段は、前記自車両の乗員が注視した施設の情報を取得する施設情報取得手段を備え、
    前記情報編集手段は、前記施設情報取得手段の取得した施設の情報のタイトルを前記メニュー表示に追加する編集を行うことを特徴とする請求項1214の何れか1項に記載の車両用情報提供装置。
  16. 前記情報提供手段は、前記自車両が発進可能となるタイミングの一定時間前から、前記情報取得手段の取得した情報に併せて、前記乗員に対して前記自車両の発進開始を促すためのコンテンツを提供することを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載の車両用情報提供装置。
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