JP5101172B2 - 制御安定化プログラム、制御安定化装置 - Google Patents
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Description
前記目標値と前記制御量を取得して、前記目標値と前記制御量との差分が大きくなり制御が不安定な制御振動現象を検出する制御不安定検出機能と、
前記目標値と前記制御量の差の信号と前記制御不安定検出機能と外部からの入力信号により出力される信号に応じた信号を、前記偏差量を補正すべき信号として出力する信号変換機能と、を実現させることを特徴とする。
第1の発明の制御安定化プログラムであって、
前記制御不安定検出機能は、
前記目標値と前記制御量を入力として、
前記目標値と前記制御量の差分に応じて出力する第1の減算機能と、
前記第1の減算機能の出力を絶対値に変換する第1の絶対値変換機能と、
前記制御量の変化に応じた無駄時間要素及び遅れ時間要素を含んだ変換の出力をする無駄時間・遅れ時間変換機能と、
前記目標値と前記無駄時間・遅れ時間変換機能の出力の差分に応じて出力する第2の減算機能と、
前記第2の減算機能の出力を絶対値に変換する第2の絶対値変換機能と、
前記第1の絶対値変換機能の出力と前記第2の絶対値変換機能の出力の差分に応じて出力する第3の減算機能と、
前記第3の減算機能の出力の変化に応じて出力する減算出力変換機能と、を
有することを特徴とする。
第2の発明の制御安定化プログラムであって、
前記信号変換機能は、
前記第1の減算機能の出力と前記減算出力変換機能の出力と外部からの入力信号を入力として、
前記減算出力変換機能の出力が規定値の範囲に入れば、信号を出力して、この信号を一定値に保持する信号セット機能と、外部の入力信号により、前記減算出力変換機能の出力が前記規定値の範囲から外れていれば、一定値に保持された信号を開放する信号リセット機能を備えたセット・リセット機能と、
前記第1の減算機能の出力の変化に応じて出力する変換機能と、
任意の信号を設定できる信号設定機能と、
前記セット・リセット機能の出力により、前記第1の減算機能の出力の変化に応じて出力する前記変換機能の出力と任意の信号を設定できる前記信号設定機能の出力とを切換えて出力する信号切換機能と、を
有することを特徴とする。
図に示すように、目標値と制御量の差分に応じて出力する減算機能1201と、
減算機能1201の出力を絶対値に変換する絶対値変換機能1202と、
制御量の変化に応じた無駄時間要素及び遅れ時間要素を含んだ変換の出力をする無駄時間・遅れ時間変換機能1203と、
目標値と無駄時間・遅れ時間変換機能1203の出力の差分に応じて出力する減算機能1204と、
減算機能1204の出力を絶対値に変換する絶対値変換機能1205と、
絶対値変換機能1202と絶対値変換機能1205の差分に応じて出力する減算機能1206と、
減算機能1206の出力の変化に応じて出力する減算出力変換機能1207で構成する。
図に示すように、制御不安定検出プログラム1200の出力1210が規定値の範囲に入れば、信号を出力して、この信号を一定に保持する信号セット機能と、外部の入力信号1104により、制御不安定検出プログラム1200の出力1210が規定値の範囲から外れていれば、一定に保持された信号を開放するセット・リセット機能1301と、
制御不安定検出プログラム1200の出力1211の出力の変化に応じた出力をする変換機能1303と、
任意の信号を設定できる信号設定機能1304と、
セット・リセット機能1301の出力により、変換機能1303の出力1107と
信号設定機能1304の出力1105を切換えて出力する信号切換機能1302とで構成する。
141 図1の基本PIDフィードバック制御システム及び図2の提案PIDフィードバック制御システムの目標値
150 図1の基本PIDフィードバック制御システムの制御量
350 図2の提案PIDフィードバック制御システムの制御量
1210 図4の制御不安定検出プログラム1200の出力
1103 図5のセット・リセット機能1301の出力
1106 図5の信号変換プログラム1300の出力
本発明の動作を、図1の基本PIDフィードバック制御システムと図2の提案PIDフィードバック制御システムの実施例で説明する。
図1および図2のPIDの機能と制御対象の特性の例は、下記とする。
図1の記号を用いて、伝達関数の形で、
PIDの機能は、 u(s)=e(P+I/s+D*s)
なお、Pは、比例ゲイン定数、Iは、積分ゲイン定数、Dは、微分ゲイン定数とする。
制御対象の特性は、 G*e−Ls/(1+T1・s+T2・s)
なお、Gは、制御対象のゲイン定数、Lは、無駄時間、T1,T2は、1次遅れ時間とする。
制御対象は、制御対象のゲイン定数G=1,無駄時間L=1秒、一次遅れ時間はT1=10秒、T2=0秒、PID制御機能の比例ゲイン定数P=2.7、積分ゲイン定数I=0.7、微分ゲイン定数D=0は、図1と図2は同じ値とする。なお、図5の信号変換プログラム1300の信号設定機能1304の設定は、0とする。
312 減算機能
314 目標値設定機能
1100 制御安定化プログラム
1200 制御不安定検出プログラム
1201 減算機能
1202 絶対値変換機能
1203 無駄時間・遅れ時間変換機能
1204 減算機能
1205 絶対値変換機能
1206 減算機能
1207 減算出力変換機能
1300 信号変換プログラム
Claims (6)
- 目標値と制御量の差分に応じて出力する減算機能と、前記減算機能の出力である偏差量を補償した信号が入力される比例・積分・微分機能の各要素を少なくとも有するPID制御機能を備えるコンピュータにより構成されたPIDフィードバック制御システムにおける前記偏差量を補償するための制御安定化プログラムであって、前記コンピュータに、
前記目標値と前記制御量を取得して、前記目標値と前記制御量との差分が大きくなり制御が不安定な制御振動現象を検出する制御不安定検出機能と、
前記目標値と前記制御量の差の信号と前記制御不安定検出機能と外部からの入力信号により出力される信号に応じた信号を、前記偏差量を補償すべき信号として出力する信号変換機能と、を実現させることを特徴とする制御安定化プログラム。 - 請求項の第1項に記載の制御安定化プログラムであって、
前記制御不安定検出機能は、
前記目標値と前記制御量を入力として、
前記目標値と前記制御量の差分に応じて出力する第1の減算機能と、
前記第1の減算機能の出力を絶対値に変換する第1の絶対値変換機能と、
前記制御量の変化に応じた無駄時間要素及び遅れ時間要素を含んだ変換の出力をする無駄時間・遅れ時間変換機能と、
前記目標値と前記無駄時間・遅れ時間変換機能の出力の差分に応じて出力する第2の減算機能と、
前記第2の減算機能の出力を絶対値に変換する第2の絶対値変換機能と、
前記第1の絶対値変換機能の出力と前記第2の絶対値変換機能の出力の差分に応じて出力する第3の減算機能と、
前記第3の減算機能の出力の変化に応じて出力する減算出力変換機能と、を
有することを特徴とする制御安定化プログラム。 - 請求項の第2項に記載の制御安定化プログラムであって、
前記信号変換機能は、
前記第1の減算機能の出力と前記減算出力変換機能の出力と外部からの入力信号を入力として、
前記減算出力変換機能の出力が規定値の範囲に入れば、信号を出力して、この信号を一定値に保持する信号セット機能と、外部の入力信号により、前記減算出力変換機能の出力が前記規定値の範囲から外れていれば、一定値に保持された信号を開放する信号リセット機能を備えたセット・リセット機能と、
前記第1の減算機能の出力の変化に応じて出力する変換機能と、
任意の信号を設定できる信号設定機能と、
前記セット・リセット機能の出力により、前記第1の減算機能の出力の変化に応じて出力する前記変換機能の出力と任意の信号を設定できる前記信号設定機能の出力とを切換えて出力する信号切換機能と、を
有することを特徴とする制御安定化プログラム。 - 目標値と制御量の差分に応じて出力する減算部と、前記減算部の出力である偏差量を補償した信号が入力される比例・積分・微分機能の各要素を少なくとも有するPID制御部を備えるコンピュータにより構成されたPIDフィードバック制御システムにおける前記偏差量を補償するための制御安定化装置であって、
前記目標値と前記制御量を取得して、前記目標値と前記制御量との差分が大きくなり制御が不安定な制御振動現象を検出する制御不安定検出部と、
前記目標値と前記制御量の差の信号と前記制御不安定検出部と外部からの入力信号により出力される信号に応じた信号を、前記偏差量を補償すべき信号として出力する信号変換部と、を有することを特徴とする制御安定化装置。 - 請求項の第4項に記載の制御安定化装置であって、
前記制御不安定検出部は、
前記目標値と前記制御量を入力として、
前記目標値と前記制御量の差分に応じて出力する第1の減算部と、
前記第1の減算部の出力を絶対値に変換する第1の絶対値変換部と、
前記制御量の変化に応じた無駄時間要素及び遅れ時間要素を含んだ変換の出力をする無駄時間・遅れ時間変換部と、
前記目標値と前記無駄時間・遅れ時間変換部の出力の差分に応じて出力する第2の減算部と、
前記第2の減算部の出力を絶対値に変換する第2の絶対値変換部と、
前記第1の絶対値変換部の出力と前記第2の絶対値変換部の出力の差分に応じて出力する第3の減算部と、
前記第3の減算部の出力の変化に応じて出力する減算出力変換部と、を
有することを特徴とする制御安定化装置。 - 請求項の第5項に記載の制御安定化装置であって、
前記信号変換部は、
前記第1の減算部の出力と前記減算出力変換部の出力と外部からの入力信号を入力として、
前記減算出力変換部の出力が規定値の範囲に入れば、信号を出力して、この信号を一定値に保持する信号セット機能と、外部の入力信号により、前記減算出力変換部の出力が前記規定値の範囲から外れていれば、一定値に保持された信号を開放する信号リセット機能を備えたセット・リセット部と、
前記第1の減算部の出力の変化に応じて出力する変換部と、
任意の信号を設定できる信号設定部と、
前記セット・リセット部の出力により、前記第1の減算部の出力の変化に応じて出力する前記変換部の出力と任意の信号を設定できる前記信号設定部の出力とを切換えて出力する信号切換部と、を
有することを特徴とする制御安定化装置。
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JP2007151618A JP5101172B2 (ja) | 2007-06-07 | 2007-06-07 | 制御安定化プログラム、制御安定化装置 |
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