JP5101099B2 - トナー供給ローラの製造方法 - Google Patents
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Description
請求項3のトナー供給ローラの製造方法は、請求項1に係る発明において、前記トナー掻き取り層を形成する発泡体の原料の塗布は、スクリーン印刷法によるものであることを特徴とする。
請求項1のトナー供給ローラの製造方法では、ローラ本体がポリウレタン発泡体により形成され、その硬さ、セル構造等の物性に基づいてローラ本体の表面から内部へのトナーの入り込みが抑えられ、トナーの劣化を抑制することができると共に、得られる画質を良好にすることができる。さらに、ローラ本体の表面に、発泡体の原料をローラ本体の軸線方向に延び、かつ周方向に一定間隔をおいて印刷又はコーティングし、発泡させて突条よりなるトナー掻き取り層が形成される。このため、トナーの掻き取り性を良くすることができ、トナー供給を良好に行うことができると共に、優れた画質を安定して得ることができるトナー供給ローラを効率良く製造することができる。
請求項3のトナー供給ローラの製造方法では、トナー掻き取り層を形成する発泡体の原料の塗布は、スクリーン印刷法によるものであることから、請求項1に係る発明の効果に加えて、発泡体原料の塗布を容易かつ精度良く行うことができる。
図1及び図2に示すように、トナー供給ローラ10は、金属よりなる回転軸11の外周部に、ポリウレタン発泡体よりなるローラ本体12が一体的に設けられて構成されている。ローラ本体12を構成するポリウレタン発泡体としては、スラブ発泡法により得られるスラブポリウレタン発泡体のほか、成形型を用いたモールド発泡法により得られるモールドポリウレタン発泡体も用いられるが、表面状態がトナーの掻き取り性や供給性に適している点からスラブポリウレタン発泡体が好ましい。
まず、常法に従ってローラ本体12を構成するスラブポリウレタン発泡体を製造し、その発泡体ブロックを筒状に切り取り、中心に回転軸11を嵌め込んで一体化する。一方、トナー掻き取り層13を形成する発泡体の原料として、機械的な撹拌により微細な気泡が形成されたポリウレタン発泡体の原料を用意する。そして、係る発泡体の原料をローラ本体12の表面に、その軸線方向に延び、かつ周方向に一定間隔をおいてスクリーン印刷を施す。その後、加熱により発泡させてトナー掻き取り層13を形成する。このようにして、ローラ本体12の表面に多数のトナー掻き取り層13が平行に設けられたトナー供給ローラ10が製造される。
・ 本実施形態におけるトナー供給ローラ10では、ポリウレタン発泡体、特にスラブポリウレタン発泡体よりなるローラ本体12の表面に、ローラ本体12の軸線方向に延び、かつ周方向に一定間隔をおいて形成された突条よりなるトナー掻き取り層13が設けられている。このため、トナーの劣化を抑制することができると共に、得られる画質を良好にすることができ、かつトナーの掻き取り性を良くし、トナー供給を良好に行うことができる。また、ローラ本体12とトナー掻き取り層13とは別体で構成されていることから、双方の物性の調整を容易に行うことができる。さらに、ローラ本体12表面やトナー掻き取り層13表面を研磨加工する作業を省略することができる。従って、このトナー供給ローラ10は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の現像部に好適に使用される。
・ また、ローラ本体12の周方向におけるトナー掻き取り層13の間隔が0.5〜3mmであることにより、ローラ本体12の周方向におけるトナー掻き取り層13の数を十分に確保することができる。
(実施例1〜11及び比較例1〜8)
トナー供給ローラ10のローラ本体(直径15mm)12を形成する材料として、次に示すA〜Gのスラブポリウレタン発泡体を使用した。
また、ローラ本体12上に設けられる突条よりなるトナー掻き取り層13を形成する材料として、次に示す材料を使用した。
そして、前記ローラ本体12の表面にトナー掻き取り層13を形成する材料を、スクリーン印刷機(スクリーンは100メッシュ)を用いて印刷した後、加熱、乾燥してトナー掻き取り層13を形成した。加熱、乾燥の条件は、ポリウレタン水分散液の場合には100℃、30分、機械発泡ポリウレタンの場合には160℃、60分に設定した。トナー掻き取り層13は、厚さ0.3mm、幅2mm、トナー掻き取り層13間の間隔4mmで、ローラ本体12の表面積の50%の範囲に設けた。
ローラ硬度(N):直径50mmの円板を作製し、それを押圧して1mm変形したときの応力を測定した。
さらに、上記のトナー供給ローラ10を装着したプリンタにより、トナー被覆率5%に相当する文字パターンを印刷(A4版)し、その初期画像と耐久画像について、ゴースト画像の濃度差(マクベス濃度差)及び画像の先端部と終端部の濃度差(マクベス濃度差)を測定すると共に、画質を以下の評価基準にて評価した。ここで、耐久画像は、1,000枚印刷する毎に画像評価用のパターンを印刷して性能を評価しながら耐久試験を行い、累積で10,000枚になるまで実施した(温度23℃、相対湿度55%)。
・ 前記トナー掻き取り層13の断面形状を、四角形状の隅部を面取りした形状、台形状、円弧状等に形成することもできる。また、その頂部を傾斜させ、トナーの掻き取り性を向上させるように構成することも可能である。さらに、トナー掻き取り層13を全て同一形状とすることなく、全体として均一となるように構成することも可能である。
・ ローラ本体12を形成するスラブ発泡体の原料又はトナー掻き取り層13を形成する発泡体の原料に、トナーの帯電性及び流動性を調整する外添剤、例えばシリカ、アルミナ等を含有させ、トナー供給ローラ10表面の異物に対して親和性を持たせてその異物を除去するように構成することもできる。
Claims (3)
- ポリウレタン発泡体よりなるローラ本体の表面に、発泡体の原料をローラ本体の軸線方向に延び、かつ周方向に一定間隔をおいて印刷又はコーティングし、発泡させて突条よりなるトナー掻き取り層を形成することを特徴とするトナー供給ローラの製造方法。
- 前記トナー掻き取り層を形成する発泡体は、該発泡体の原料が機械的な撹拌により微細な気泡が形成され、その状態で硬化されて調製されるものであることを特徴とする請求項1に記載のトナー供給ローラの製造方法。
- 前記トナー掻き取り層を形成する発泡体の原料の塗布は、スクリーン印刷法によるものであることを特徴とする請求項1に記載のトナー供給ローラの製造方法。
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