JP5097614B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、挿入部内に可撓性を有する可撓管を備えた内視鏡に関する。
医療用や工業用の内視鏡は、屈曲した経路の観察対象内への挿入を容易にするべく、操作部の先端に、該操作部より小径で可撓性のある挿入部を備えている。一般的に、挿入部内には可撓管が位置しており、この可撓管の操作部側端部に、操作部の内部空間に向けて拡径するテーパ穴を有する金属製の拡径接続環が固定されて、上記操作部の内部空間、拡径接続環及び可撓管内を、送気・送水チューブやCCD信号ケーブル等の連続した可撓内視鏡要素が挿通している。このような内視鏡は、例えば特許文献1〜3に記載されている。
特開平08−187221号公報 特開平11−178783号公報 特開2002−345741号公報
しかしながら、例えば経鼻内視鏡に代表される、挿入部すなわち可撓管を細径化した内視鏡では、細径であるほど操作部内部での可動スペースが増えるため、挿入部が湾曲したときに可撓管から操作部内部に至る拡径接続環で可撓内視鏡要素が擦れ、可撓内視鏡要素の破損や故障が生じるおそれがあった。図16は、従来構造の内視鏡であって、金属製の拡径接続環50’と可撓内視鏡要素E’の接触部分を破線で示している。
本発明は、可撓管から挿入部の内部空間に至る拡径接続環内で可撓内視鏡要素の動きをスムーズにし、可撓内視鏡要素の破損及び故障を防止可能な内視鏡を提供することを目的とする。
本発明は、大径の操作部の先端に該操作部より小径で可撓性のある挿入部を備え、上記挿入部内には可撓管が位置していて、この可撓管の操作部側端部に、該操作部の内部空間に向けて拡径するテーパ穴を有する拡径接続環が固定され、上記操作部内空間、拡径接続環及び可撓管内に、連続した可撓内視鏡要素を挿入した内視鏡において、上記拡径接続環のテーパ穴の小径側端部に、可撓内視鏡要素と接触し、該可撓内視鏡要素との相対移動により転動する転動体を設けたことを特徴としている。
拡径接続環は、可撓管端部に固定される外環と、この外環の内側に位置して上記テーパ穴を有する内環とから構成される。この場合、転動体は球体とし、上記外環と内環の間に、円周方向に並べた多数の球体が回転自在に支持されていることが好ましい。球体には、鋼球または樹脂球を用いることができる。外環は金属製であって、内環は合成樹脂製とすることが好ましい。上記外環と内環の球体側の端部には、該球体の脱落を防ぐ脱落防止環状縁を設けるのがよい。円周方向に並んだ多数の球体は、各球体の直径部分に穿設した連結穴内に挿通した連結紐で連結することができ、これによって球体の部分的な脱落を防止できる。
別の態様として、転動体には、軸線方向に長い複数のローラを用いることができる。具体的に、これら複数のローラは、そのローラの軸線を拡径接続環の直径と平行な方向に向けて拡径接続環の円周方向に配置し、その軸部に穿設した軸穴に挿通されて拡径接続環に支持された軸部材を中心に回転自在に支持することが好ましい。上記複数のローラは、拡径接続環本体と、該拡径接続環本体の内側に固定され上記テーパ面を有する別テーパ環との間に支持することができる。この態様によれば、拡径接続環本体と別テーパ環によって複数のローラを抜け止めできる。
本発明によれば、可撓内視鏡要素が拡径接続環内を通過するとき、可撓内視鏡要素に接触する転動体が可撓内視鏡要素との相対移動によって転動するので、可撓内視鏡要素にかかる摩擦による負荷は軽減され、可撓内視鏡要素の動きがスムーズになり、可撓内視鏡要素の破損及び故障を防止可能な内視鏡を提供できる。
図1ないし図15を参照して、本発明による内視鏡の一実施形態を説明する。図1に示す電子内視鏡10は医療用の内視鏡であり、体腔内に挿入される挿入部11とその基部側に接続された操作部12を有している。
挿入部11は、先端側から順に先端部13、湾曲部14及び可撓管部15を有し、可撓管部15を介して操作部12に接続している。先端部13は、硬性部材からなる先端部本体(不図示)を有し、この先端部本体に、図示しない対物レンズ保持孔、配光レンズ保持孔、送気送水チャンネル出口、処置具挿通チャンネル出口等が形成されている。対物レンズ保持孔と配光レンズ保持孔には結像用の対物レンズと照明用の配光レンズが保持され、さらに対物レンズの後方に、図示しないCCD(撮像素子)が配置されている。湾曲部14は、操作部12に設けた湾曲操作ノブ20A、20Bの回動操作によって任意に曲げられる。湾曲部14の湾曲状態は、操作部12に設けたロックノブ21A及びロックレバー21Bの操作によって固定可能である。ロックノブ21Aは湾曲部14を左右方向に湾曲させる湾曲操作ノブ20Aの回動を規制し、ロックレバー21Bは湾曲部14を上下方向に湾曲させる湾曲操作ノブ20Bの回動を規制する。可撓管部15は、図2に示されるように、可撓性を有する可撓管(外囲管)39によってその外形が構成されている。可撓管39の基端部側(挿入部12側)の一部領域は、円錐状の折れ止めゴム管44によって覆われており、該折れ止めゴム管44によって可撓管39が過度に曲がらないように規制される。この可撓管部15の折れ止めゴム管44で覆われる部分は、観察対象内に挿入されない。
操作部12からはユニバーサルチューブ22が延出されており、該ユニバーサルチューブ22の端部には、不図示のプロセッサに接続するコネクタ部23が設けられている。コネクタ部23には、図2に示す信号伝送用ケーブル30やライトガイド31の端部、送気チャンネル32や送水チャンネル33の入口等が臨んでおり、コネクタ部23をプロセッサに接続することによって、信号伝送用ケーブル30、ライトガイド31、送気チャンネル32及び送水チャンネル33はそれぞれ、プロセッサ側の画像処理装置、光源、送気源及び送水源に接続される。先端部13の対物レンズからCCDの受光面に入った観察対象の像はCCDで光電変換され、該CCDからユニバーサルチューブ22末端のコネクタ部23まで配設された前述の信号伝送用ケーブル30を介して、電子画像としてプロセッサに送られる。プロセッサでは、電子画像をモニタに表示したり画像記録媒体に記録したりすることができる。操作部12には、画像処理関連の遠隔操作を行うための複数のリモート操作ボタンスイッチ35が設けられている。また、先端部13の配光レンズには、ユニバーサルチューブ22のコネクタ部23から先端部13まで配設された前述のライトガイド31を介して、プロセッサに設けた光源からの照明光が与えられる。
また操作部12には、送気送水ボタン36、処置具挿入口突起37及び吸引ボタン38が設けられている。送気送水ボタン36を押し込むと、プロセッサ側に設けた送水源と送水チャンネル33が連通し、該送水チャンネル33内に送水される。先端部13に設けた送水チャンネル33の出口には対物レンズに向けてノズルが設けられていて、送水チャンネル33に送られた洗浄水などの液体は、該ノズルから対物レンズへ向けて噴出され、対物レンズを洗浄する。また、送気送水ボタン36の上面には図示しない孔が設けられており、この孔を塞ぐと、プロセッサ側に設けた送気源の正圧が送気チャンネル32に作用して空気が送られる。送水チャンネル33と同様に、先端部13に設けた送気チャンネル32の出口には対物レンズに向けてノズルが設けられていて、送気チャンネル32に空気が送られると、該ノズルから対物レンズへ向けて空気が噴出し、対物レンズに付着した洗浄水の水滴や、体液などその他の液体の水滴を除去することができる。
処置具挿入口突起37は、鉗子や高周波焼灼処置具といった処置具を挿入するためのもので、該処置具挿入口突起37から内視鏡内方に向けて、処置具挿通チャンネル34(図2)が延設されている。処置具挿通チャンネル34は、先端部13に形成した処置具挿通チャンネル出口に連通しており、処置具挿入口突起37から挿入された処置具は、処置具挿通チャンネル34を通って処置具挿通チャンネル出口から突出させることができる。処置具挿通チャンネル34はまた、電子内視鏡10の外部に設けた図示されない負圧源(吸引源)にも接続されている。よって、処置具挿通チャンネル34に対しては、処置具挿入口突起37を介して鉗子等の処置具を挿入することと、負圧源を介して負圧をかけることが可能である。この処置具挿通チャンネル34を吸引用の管路として使用するときには、吸引ボタン38を押圧する。すると、負圧源側の管路と処置具挿通チャンネル34が連通されて、負圧が処置具挿通チャンネル34に作用し、処置具挿通チャンネル出口から体液等の流体を吸引することができる。
前述の湾曲部14、可撓管部15及び操作部12内を挿通する内視鏡要素(内蔵物)、すなわち、信号伝送用ケーブル30、ライトガイド31、送気チャンネル32、送水チャンネル33及び処置具挿通チャンネル34は、湾曲部14の湾曲操作や可撓管部15の変形に対応するように可撓性を有している。
図3は、可撓管部15の基端側(操作部側端部)を拡大して示している。可撓管39は、最も外側に位置する可撓管外皮40、その内側に位置する網状管41、螺旋管42、及び樹脂製の内面チューブ43を重ねた形態となっている。可撓管外皮40はポリウレタン等のエラストーマーで形成され、内面チューブ43は樹脂材料で形成されており、それぞれが非通気(及び非通水)性と非導電性を有している。この可撓管外皮40と内面チューブ43の間に配された螺旋管42は、可撓管39に一定の曲げ剛性を付与する。また、網状管41は、ステンレス金属素線を編組して形成されており、主として可撓管39の長手方向への伸びを防いでいる。可撓管39は、その径φが内視鏡の用途に応じて異なる。例えば経鼻用内視鏡に代表される細径内視鏡では、可撓管部15がφ=5mm〜6mm程度と非常に細径化されている。
可撓管39の基端(操作部側端部)には、該可撓管39を操作部12に接続する拡径接続環50が固定されている。拡径接続環50は、操作部12の先端側内周面に接合する凹凸部51aを外周面に形成した金属製の外環51と、該外環51の内側に位置して可撓内視鏡要素と接触する合成樹脂製の内環52とからなり、全体としては可撓性を有さず、可撓管39及び折れ止めゴム管44を支持している。内環52は、可撓管39の軸線Cを中心とするねじ53によって、外環51にねじ結合されている。内環52の内周面には、その内径を可撓管39側から操作部12の内部空間に向けて除々に拡げたテーパ穴54が形成されている。本実施形態のテーパ穴54は、可撓管39側の小径テーパ穴部から操作部12側の大径テーパ穴部まですべて内環52に形成されているが、少なくとも可撓管39側の小径テーパ穴部を内環52に形成し、操作部12側の大径テーパ穴部は外環51の内周面に形成してもよい。内環52を構成する合成樹脂材料には、具体的に四フッ化エチレン樹脂、POM(ポリアセタール)、PA(ポリアミド)、ポリオレフィン系を用いる。
上記拡径接続環50には、テーパ穴54の小径テーパ穴部側端部に位置させて、テーパ穴54を挿通する可撓内視鏡要素に接触し、該可撓内視鏡要素との相対移動により転動する転動体60が設けられている。電子内視鏡10は、以下に説明するように、この転動体60により、可撓管部15から操作部12に至る拡径接続環50で可撓内視鏡要素に生じる摩擦を軽減することができる。
図3ないし図5は、転動体60の第1実施例を示している。図4は図3の転動体部分を拡大して示し、図5は図3のV−V線に沿う断面を示している。
第1実施例による転動体60は、拡径接続環50の外環51と内環52の間に回転自在に支持された多数の球体61で構成されている。多数の球体61は、剛球または樹脂球からなり、各々が独立している。各球体61は、図4及び図5に示されるように、テーパ穴54よりも可撓管39の軸線C側に一部突出した状態で該テーパ穴54の円周方向に沿って隙間なく並べられ、外環51及び内環52の球体側の端部に形成された脱落防止環状縁55a、55bによって各球体61の脱落が防止されている。
可撓内視鏡要素は、拡径接続環50(テーパ穴54)を挿通する際に、外環51及び内環52には接触せず、拡径接続環50の内径を最小とする多数の球体61に接触する。すると、多数の球体61は、可撓内視鏡要素との相対移動により回転して該可撓内視鏡要素に生じる摩擦を低減させ、可撓内視鏡要素の動きをスムーズにする。図4の矢印方向は、可撓内視鏡要素との相対移動により回転する球体61の回転方向を示している。なお、外環51及び内環52は、球体61と接触する面に摩擦低減のための表面処理を施してもよい。表面処理としては、例えば、フッ素系樹脂やDLC(ダイヤモンドライクカーボン)等の材料を球体61と接触する面に塗布することができる。
この第1実施例では、テーパ穴54の円周方向に隙間なく多数の球体61を設けてあるが、テーパ穴54の円周方向に隙間をあけて多数の球体61を設ける構成としてもよく、多数の球体61の間隔は任意に設定できる。
図6ないし図10は、転動体60の第2実施例を示している。図6及び図7は可撓管部15の基端側(操作部側端部)を拡大して示し、図8は図7の転動体部分を拡大して示している。また、図9は図7のIX−IX線に沿う断面を示し、図10は転動体60の一部を抜き出して拡大して示している。
第2実施例による転動体60は、連結紐62によって環状に連結された多数の球体63で構成されている。多数の球体63は、拡径接続環50の外環51と内環52の間に、テーパ穴54よりも可撓管39の軸線C側に一部突出した状態でテーパ穴54の円周方向に沿って隙間なく並べられ、各々が連結紐62を軸中心として回転自在に支持されている。各球体63は、剛球または樹脂球からなり、連結紐62を挿通するための連結穴63aが該球体63の直径部分に穿設されている。このように多数の球体63を連結することで、球体63の部分的な脱落を防止でき、第1実施例の脱落防止環状縁55a、55bの省略が可能となる。同時に、多数の球体63を個々に設ける場合(第1実施例)よりも拡径接続環50への取付が容易となる。
可撓内視鏡要素は、拡径接続環50(テーパ穴54)を挿通する際に、外環51及び内環52には接触せず、拡径接続環50の内径を最小とする多数の球体63に接触する。すると、可撓内視鏡要素と接触した球体63が該可撓内視鏡要素との相対移動により回転して該可撓内視鏡要素に生じる摩擦を低減させ、可撓内視鏡要素の動きをスムーズにする。図8及び図10の矢印方向は、可撓内視鏡要素との相対移動により回転する球体63の回転方向を示している。
図11ないし図15は、転動体60の第3実施例を示している。図11及び図12は可撓管部15の基端側(操作部側端部)を拡大して示し、図13は図12の転動体部分を拡大して示している。また、図14は図12のXIV−XIV線に沿う断面を示し、図15は転動体60を抜き出して拡大して示している。
第3実施例による転動体60は、拡径接続環50の外環(拡径接続環本体)51と内環(別テーパ環)52の間に配置した、軸線方向に長い複数のローラ65で構成されている。複数のローラ65は、図14に示されるように、その軸線を拡径接続環50の直径と平行な方向に向けて、テーパ穴54(拡径接続環50)の円周方向に配置されている。この実施例では、テーパ穴54を挟んで対向するようにローラ65を対で2組備えてある。各ローラ65は、図15に詳細に示されるように、軸線方向に沿う軸穴65aを穿設した回転部65bと軸穴65aに挿通されて両端が外環51に固定されたコ字形状の軸部65cからなり、軸部65cを中心に回転自在に支持されている。軸部65cを外環51に対して固定する方向(外環51に固定された軸部65cの両端部)は、可撓管39の軸線方向Cと平行になっている(図13)。この固定方向により転動体60が拡径接続環50から脱落しにくい。
可撓内視鏡要素は、拡径接続環50(テーパ穴54)を挿通する際に、外環51及び内環52には接触せず、テーパ穴54よりも可撓管39の軸線C側に一部突出している(拡径接続環50の内径を最小とする)ローラ65に接触する。すると、複数のローラ65のうち、可撓内視鏡要素に接触したローラ65のみが可撓内視鏡要素との相対移動により回転して該可撓内視鏡要素に生じる摩擦を低減させ、可撓内視鏡要素の動きをスムーズにする。この第3実施例によれば、各ローラ65が独立に回転自在であるから、可撓内視鏡要素と接触しないローラ65は回転せず、意図しない摩擦を生じさせるおそれがない。図13及び図15の矢印方向は、可撓内視鏡要素との相対移動により回転するローラ65(回転部65b)の回転方向を示している。
この第3実施例の拡径接続環50は、内環52がテーパ穴54を形成した内周面側から外環51にねじ53でねじ固定され、内環52と外環51によってテーパ穴54が形成されているが、第1実施例及び第2実施例の拡径接続環50と実質的に同一の機能を有するものである。
図16は、従来構造の拡径接続環50’を可撓管39の基端に備えた内視鏡を示している。拡径接続環50’は、金属製であって、可撓管39から操作部12の内部空間に至る途中で拡径接続環50’の内周面と全面的に接触する構造となっている。このため、湾曲部の湾曲操作に伴って可撓内視鏡要素が挿入部及び操作部内を進退移動しようとするときに、拡径接続環50’との摩擦によって生じる負荷が可撓内視鏡要素E’にかかり、可撓内視鏡要素E’の破損や故障を引き起こしてしまう。特に、経鼻用内視鏡のような可撓管部が非常に細径化された細径内視鏡では、挿入部及び操作部内において可撓内視鏡要素の占めるスペースが少なく、可動スペースが増大するため、摩擦による負荷がよりかかりやすい。これに対し、拡径接続環50内に可撓内視鏡要素と接触し、該可撓内視鏡要素との相対移動により回転する転動体60を備えた本実施形態によれば、可撓管から挿入部の内部空間に至る拡径接続環内を挿通するときに可撓内視鏡要素に摩擦によりかかる負荷は軽減され、可撓内視鏡要素の破損や故障を防止できる。
本発明を適用した内視鏡の全体図である。 同内視鏡の可撓管部と操作部の連結部分を示す断面図である。 第1実施例による転動体が設けられた、可撓管部を構成する可撓管の基端側(操作部側端部)を可撓管単体で示す断面図である。 図3の転動体部分を拡大して示す断面図である。 図3のV−V線に沿う断面図である。 第2実施例の内視鏡の可撓管部と操作部の連結部分を示す断面図である。 第2実施例による転動体が設けられた、可撓管部を構成する可撓管の基端側(操作部側端部)を可撓管単体で示す断面図である。 図7の転動体部分を拡大して示す断面図である。 図7のIX−IX線に沿う断面図である。 図7の転動体の一部を抜き出して示す部分拡大図である。 第3実施例の内視鏡の可撓管部と操作部の連結部分を示す断面図である。 第3実施例による転動体が設けられた、可撓管部を構成する可撓管の基端側(操作部側端部)を可撓管単体で示す断面図である。 図12の転動体部分を拡大して示す断面図である。 図12のXIV−XIV線に沿う断面図である。 図12の転動体の一部を抜き出して示す部分拡大図である。 従来構造の拡径接続環を備えた内視鏡であって、可撓管部と操作部の連結部分を示す断面図である。
符号の説明
10 電子内視鏡
11 挿入部
12 操作部
13 先端部
14 湾曲部
15 可撓管部
20A 20B 湾曲操作ノブ
21A ロックノブ
21B ロックレバー
22 ユニバーサルチューブ
23 コネクタ部
30 信号伝送用ケーブル
31 ライトガイド
32 送気チャンネル
33 送水チャンネル
34 処置具挿通チャンネル
35 リモート操作ボタンスイッチ
36 送気送水ボタン
37 処置具挿入口突起
38 吸引ボタン
39 可撓管
40 可撓管外皮
41 網状管
42 螺旋管
43 内面チューブ
44 折れ止めゴム管
50 拡径接続環
51 外環
52 内環
53 ねじ
54 テーパ穴
55a、55b 脱落防止環状縁
60 転動体
61、63 球体
62 連結紐
65 ローラ

Claims (8)

  1. 大径の操作部の先端に該操作部より小径で可撓性のある挿入部を備え、上記挿入部内には可撓管が位置していて、この可撓管の操作部側端部に、該操作部の内部空間に向けて拡径するテーパ穴を有する拡径接続環が固定され、
    上記操作部内空間、拡径接続環及び可撓管内に、連続した可撓内視鏡要素を挿入した内視鏡において、
    上記拡径接続環のテーパ穴の小径側端部に、可撓内視鏡要素と接触し、該可撓内視鏡要素との相対移動により転動する転動体を設けたことを特徴とする内視鏡。
  2. 請求項1記載の内視鏡において、拡径接続環は、可撓管端部に固定される外環と、この外環の内側に位置して上記テーパ穴を有する内環とからなり、上記転動体は球体であって、上記外環と内環の間に、円周方向に並べた多数の上記球体が回転自在に支持されている内視鏡。
  3. 請求項1または2記載の内視鏡において、球体は、鋼球または樹脂球からなる内視鏡。
  4. 請求項2または3記載の内視鏡において、外環は金属製であって、内環は合成樹脂製である内視鏡。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1項記載の内視鏡において、上記外環と内環の球体側の端部には、該球体の脱落を防ぐ脱落防止環状縁が形成されている内視鏡。
  6. 請求項2ないし5のいずれか1項記載の内視鏡において、円周方向に並んだ多数の球体は、各球体の直径部分に穿設した連結穴内に挿通した連結紐で連結されている内視鏡。
  7. 請求項1記載の内視鏡において、上記転動体は、軸線方向に長い複数のローラからなり、これらの複数のローラは、そのローラの軸線を拡径接続環の直径と平行な方向に向けて拡径接続環の円周方向に配置されていて、その軸部に穿設した軸穴に挿通され拡径接続環に支持された軸部材を中心に回転自在に支持されている内視鏡。
  8. 請求項7記載の内視鏡において、上記複数のローラは、拡径接続環本体と、上記テーパ面を有し該拡径接続環に固定される別テーパ環との間に支持されている内視鏡。
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