JP5097178B2 - 潤滑油用及び燃料油用添加剤、並びに潤滑油組成物及び燃料油組成物 - Google Patents
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上記のような要望に応えた金属加工油として、基油に活性イオウを含有する硫化オレフィンと過塩基性スルホネートを添加した油剤が市販されている。
次に、作動油は、例えば油圧機器や装置などの油圧システムにおける動力伝達、力の制御、緩衝などの作動に用いられる動力伝達流体であり、摺動部分の潤滑の機能も果たしている。
これまで、潤滑油基油に対し、硫化油脂、硫化オレフィン、リン酸系やチオリン酸系化合物、ジチオリン酸亜鉛などの極圧添加剤又は耐摩耗添加剤を主として配合することが行われているが、さらなる耐摩耗性、酸化安定性、摩耗係数比(低速/高速)の低減が求められている。
従来、潤滑油の極圧添加剤として、硫黄系極圧添加剤がよく用いられている。この硫黄系極圧添加剤は、分子内に硫黄原子を有し、基油に溶解又は均一に分散して極圧効果を発揮するものであり、例えば硫化油脂、硫化脂肪酸、硫化エステル、ポリスルフィド、硫化オレフィン、チオカーバメート類、チオテルペン類、ジアルキルチオジプロピオネート類などが知られている。しかしながら、これらの硫黄系極圧添加剤は、金属を腐食したり、他の添加剤との相互作用により、焼付き防止効果が充分に発揮されなかったり、あるいは耐摩耗性が不充分であるなどの問題を有し、必ずしも満足し得るものではなかった。
R5OOC−A3−Sx−A4−COOR6 ・・・(IV)
(式中、R5及びR6は、それぞれ炭素数1〜20の炭化水素基、A3及びA4は、それぞれ炭素数0〜20の炭化水素基、xは1〜6の整数を示す。)
で表される化合物が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記特許文献1によると、一般式(IV)の化合物は、モノクロロ酢酸エステルなどの塩素化エステルと多硫化ナトリウムとを反応させて製造されることから、モノスルフィド、ジスルフィド及びトリスルフィド以上のポリスルフィドからなる混合物になるのを避けられない。また、A3及びA4で表される二価の炭化水素基については、炭素数が記載されているのみで、その構造についてはなんら説明がなされておらず、どのような構造のものが好ましいかは全く不明である。
すなわち、本発明は、
〔1〕 一般式(I)
R1OOC−A1−Sx―A2−COOR2 ・・・(I)
(式中、R1及びR2は、それぞれ独立に、酸素原子、硫黄原子、又は窒素原子を含んでいてもよい炭素数3〜18のヒドロカルビル基、A1およびA2は、CR3R4で表される基であって、R3及びR4がそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜20のヒドロカルビル基であり、xは2を示す。)
で表されるジスルフィド化合物を主成分とし、前記一般式(I)におけるxが3以上のポリスルフィド化合物の含有量が、前記ジスルフィド化合物との合計量に基づき、10質量%以下であることを特徴とする内燃機関用潤滑油添加剤、
〔2〕 一般式(I)
R1OOC−A1−Sx―A2−COOR2 ・・・(I)
(式中、R1及びR2は、それぞれ独立に、酸素原子、硫黄原子、又は窒素原子を含んでいてもよい炭素数3〜18のヒドロカルビル基、A1およびA2は、CR3R4で表される基であって、R3及びR4がそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜20のヒドロカルビル基であり、xは2を示す。)
で表されるジスルフィド化合物からなる内燃機関用潤滑油添加剤、
〔3〕(A)潤滑油基油と、(B)上記〔1〕又は〔2〕に記載の内燃機関用潤滑油添加剤を含むことを特徴とする内燃機関用潤滑油組成物、
〔4〕(B)成分の含有量が0.01〜50質量%である上記〔3〕の内燃機関用潤滑油組成物、
〔5〕一般式(II)及び/又は一般式(III)
R1OOC−A1−SH ・・・(II)
(式中、R1は酸素原子、硫黄原子、又は窒素原子を含んでいてもよい炭素数3〜18のヒドロカルビル基、A1はCR3R4で表される基であって、R3及びR4がそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜20のヒドロカルビル基である。)
R2OOC−A2−SH ・・・(III)
(式中、R2は酸素原子、硫黄原子、又は窒素原子を含んでいてもよい炭素数3〜18のヒドロカルビル基、A2はCR3R4で表される基であって、R3及びR4がそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜20のヒドロカルビル基である。)
で表されるメルカプトアルカンカルボン酸エステルを酸化カップリングすることを特徴とするジスルフィド化合物からなる内燃機関用潤滑油添加剤の製造方法、
を提供するものである。
R1OOC−A1−Sx−A2−COOR2 ・・・(I)
を有するジスルフィド化合物である。
前記一般式(I)において、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数1〜30のヒドロカルビル基であり、好ましくは炭素数1〜20、さらには炭素数2〜18、特には炭素数3〜18のヒドロカルビル基が好ましい。該ヒドロカルビル基は直鎖状、分岐状、環状のいずれであってもよく、また、酸素原子、硫黄原子、又は窒素原子を含んでいてもよい。このR1及びR2は、たがいに同一であってもよく、異なっていてもよいが、製造上の理由から、同一であることが好ましい。
次に、A1及びA2は、それぞれ独立にCR3R4で表される基であって、R3及びR4はそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜20のヒドロカルビル基である。ヒドロカルビル基としては炭素数が1〜12のもの、さらには炭素数1〜8のものが好ましい。A1及びA2は、具体的にはメチレン基、エチリデン基、プロピリデン基等が挙げられ、中でもメチレン基が特に好ましい。また、A1及びA2はたがいに同一であってもよく、異なっていてもよいが、製造上の理由から、同一であることが好ましい。またxは2である。
したがって、前記一般式(I)で表されるジスルフィド化合物の製造においては、xが3以上のポリスルフィド化合物の副生量が、前記の範囲になるような方法を採用することが肝要である。本発明においては、例えば以下に示す方法に従って製造するのが好ましい。
R1OOC−A1−SH ・・・(II)
R2OOC−A2−SH ・・・(III)
(式中、R1及びR2、A1及びA2は前記と同じである。)
で表されるメルカプトアルカンカルボン酸エステルを用い、酸化カップリングする。このような製造方法によれば、トリスルフィド以上のポリスルフィド化合物の副生は、実質上起こらない。
具体的には、R1OOC−A1−S2−A2−COOR2、R1OOC−A1−S2−A1−COOR1、R2OOC−A2−S2−A2−COOR2が製造される。
酸化剤としては酸素、過酸化水素、ハロゲン(ヨウ素、臭素)、次亜ハロゲン酸(塩)、スルホキシド(ジメチルスルホキシド、ジイソプロピルスルホキシド)、酸化マンガン(IV)等が挙げられる。これらの酸化剤の中で酸素、過酸化水素、ジメチルスルホキシドが安価であり、ジスルフィドの製造が容易であることから好ましい。
本発明の潤滑油用及び燃料油用添加剤においては、前記一般式(I)で表されるジスルフィド化合物を一種含んでいてもよく、二種以上含んでいてもよい。
次に、本発明の潤滑油組成物は、(A)潤滑油基油と、(B)前述のジスルフィド化合物を含む潤滑油用添加剤を含有するものである。なお、本発明でいう潤滑油組成物には、内燃機関や、自動変速機、緩衝器、パワーステアリングなどの駆動系機器、ギヤなどに用いられる自動車用潤滑油、切削加工、研削加工、塑性加工などの金属加工に用いられる金属加工油、油圧機器や装置などの油圧システムにおける動力伝達、力の制御、緩衝などの作動に用いる動力伝達流体でもある作動油などとして用いられるものなどを含む。
また、合成油としては、例えば低分子量ポリブテン、低分子量ポリプロピレン、炭素数8〜14のα−オレフィンオリゴマー及びこれらの水素化物、さらにはポリオールエステル(トリメチロールプロパンの脂肪酸エステル、ペンタエリスリトールの脂肪酸エステルなど)や二塩基酸エステル、芳香族ポリカルボン酸エステル、リン酸エステルなどのエステル系化合物、アルキルベンゼン、アルキルナフタレンなどのアルキルアロマ系化合物、ポリアルキレングリコールなどのポリグリコール油、シリコーン油などが挙げられる。
これらの基油は、一種を用いてもよく、二種以上を適宜組み合せて用いてもよい。
本発明の潤滑油組成物においては、使用目的に応じ、各種添加剤、例えば他の摩擦調整剤(油性剤、他の極圧添加剤)や耐摩耗剤、無灰系分散剤、金属系清浄剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、防錆剤、金属腐食防止剤、消泡剤、界面活性剤、酸化防止剤などを適宜含有させることができる。
粘度指数向上剤としては、例えば、ポリメタクリレート、分散型ポリメタクリレート、オレフィン系共重合体(例えば、エチレン−プロピレン共重合体など)、分散型オレフィン系共重合体、スチレン系共重合体(例えば、スチレン−ジエン水素化共重合体など)などが、流動点降下剤としては、例えば、ポリメタクリレートなどが挙げられる。
防錆剤としては、例えば、アルケニルコハク酸やその部分エステルなどが、金属腐食防止剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系、ベンズイミダゾール系、ベンゾチアゾール系、チアジアゾール系などが、消泡剤としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、ポリアクリレートなどが、界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルなどが用いられる。
本発明の潤滑油組成物は、例えば内燃機関や、自動変速機、緩衝器、パワーステアリングなどの駆動系機器、ギヤなどに用いられる自動車用潤滑油、切削加工、研削加工、塑性加工などの金属加工に用いられる金属加工油、油圧機器や装置などの油圧システムにおける動力伝達、力の制御、緩衝などの作動に用いる動力伝達流体である作動油などとして用いられる。
一方、本発明の燃料油組成物は、(X)燃料油と、(Y)前述のジスルフィド化合物を含む燃料油用添加剤を含有するものである。
本発明の燃料油組成物における(Y)成分の燃料油用添加剤の含有量は、通常0.01〜1000質量ppm、好ましくは0.01〜100質量ppmの範囲である。
本発明の燃料油組成物においては、必要に応じて、各種の添加剤を適宜配合することができる。このような添加剤としては、例えば、フェニレンジアミン系、ジフェニルアミン系、アルキルフェノール系、アミノフェノール系などの酸化防止剤、ポリエーテルアミン、ポリアルキルアミンなどの清浄剤、シッフ型化合物やチオアミド型化合物などの金属不活性剤、有機リン系化合物などの表面着火防止剤、多価アルコールやエーテルなどの氷結防止剤、有機酸のアルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩、高級アルコールの硫酸エステルなどの助燃剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤などの帯電防止剤、アルケニルコハク酸のエステルなどの錆止剤、キニザリン、クマリンなどの識別剤、天然精油、合成香料などの着臭剤、アゾ染料などの着色剤など公知の燃料油添加剤が挙げられる。
なお、潤滑油組成物の摩擦係数、摩耗痕径及び腐食性は、以下に示す方法に従って求めた。
(1)摩擦係数及び摩耗痕径
下記の条件で曾田式四球試験を行った。
回転数500rpm、油温80℃にて、各油圧荷重[0.5、0.7、0.9、1.1、1.3、1.5kgf/cm2(×0.09807MPa)]で180秒間保持しながら、荷重を段階的に上げていき、1080秒間試験を行い、各荷重における摩擦係数を求めると共に、試験終了後に摩擦痕径を測定した。
(2)腐食性
JIS K−2513「石油製品銅板腐食試験方法」に従って、試験温度100℃、試験時間3時間、及び試験管法により腐食性の試験を行い、「銅板腐食標準」に従って銅板の変色状態を観察し細分記号1a〜4cで腐食性を評価した。なお、細分記号の数字の小さいほど腐食性が小さく、アルファベット順に腐食性が順次大きくなる。
メルカプト酢酸エチルを、以下に示す方法に従ってジメチルスルホキシドで酸化し、ビス(エトキシカルボニルメチル)ジスルフィドを製造した。この化合物の中には、トリスルフィド以上のポリスルフィドの存在は認められなかった。
100mlナス型フラスコにメルカプト酢酸メチル20.9gとジメチルスルホキシド30.8gを入れ、120℃の油浴で8時間加熱した。冷却後トルエン100mlに溶解し、10回水洗し、未反応のジメチルスルホキシドを除去した。減圧下にトルエンを留去し、ビス(エトキシカルボニルメチル)ジスルフィド 16.0gを得た。
メルカプト酢酸n−ブチルを用いた以外は製造例1と同様にして酸化し、ビス(n−ブトキシカルボニルメチル)ジスルフィドを製造した。この化合物の中には、トリスルフィド以上のポリスルフィドの存在は認められなかった。
メルカプト酢酸n−オクチルを用いた以外は製造例1と同様にして酸化し、ビス(n−オクトキシカルボニルメチル)ジスルフィドを製造した。この化合物の中には、トリスルフィド以上のポリスルフィドの存在は認められなかった。
メルカプト酢酸2−エチルヘキシルを用いた以外は製造例1と同様にして酸化し、ビス(2−エチルヘキソキシカルボニルメチル)ジスルフィドを製造した。この化合物の中には、トリスルフィド以上のポリスルフィドの存在は認められなかった。
メルカプト酢酸イソオクチルを用いた以外は製造例1と同様にして酸化し、ビス(イソオクトキシカルボニルメチル)ジスルフィドを製造した。この化合物の中には、トリスルフィド以上のポリスルフィドの存在は認められなかった。
メルカプト酢酸ステアリルを、製造例1と同様の方法で酸化して、ビス(ステアロキシカルボニルメチル)ジスルフィドを製造した。この化合物の中には、トリスルフィド以上のポリスルフィドの存在は認められなかった。
α−メルカプトプロピオン酸エチルを用いた以外は製造例1と同様にして酸化し、1,1−ビス(1−エトキシカルボニルエチル)ジスルフィドを製造した。この化合物の中には、トリスルフィド以上のポリスルフィドの存在は認められなかった。
硫化ナトリウムと硫黄から多硫化ナトリウムを製造し、ついでクロロ酢酸n−ブチルと反応させることでビス(n−ブトキシカルボニルメチル)ポリスルフィドを製造した。この際、本発明のジスフィドと比較する目的で多硫化ナトリウム(Na2Sx)の硫黄の平均数(x)が2となる様に硫化ナトリウムと硫黄のモル比を調整した。また、クロロ酢酸n−ブチルが残存しないよう、多硫化ナトリウムを5%過剰に用いた。具体的には以下に示す方法に従って反応させ、ビス(n−ブトキシカルボニルメチル)ポリスルフィドを製造した。すなわち、攪拌器、加熱還流器を付けた500mlガラス製4つ口フラスコに硫化ナトリウム9水和物26.4g、硫黄3.52g、95%エタノール150mlを加え、80℃の油浴で5時間加熱・攪拌した。室温まで冷却後、クロロ酢酸n−ブチル30.12gを少量ずつ加え、室温で2時間攪拌した。反応液を分液ロートに移し、トルエン500mlに溶解後、10回水洗した。減圧下にトルエンを留去し、ビス(n−ブトキシカルボニルメチル)ポリスルフィド26.5gを得た。
この化合物を高速液体クロマトグラフィー[カラム:ODS、溶媒:アセトニトリル、検出器:屈折率(RI)検出器]で分析した結果、モノスルフィド体:21%、ジスルフィド体:40%、トリスルフィド体:20%、テトラスルフィド体:12%、ペンタスルフィド体:4%であった。各値は質量%を表している。
ディーン・スターク脱水器を取り付けた500mlガラス製ナス型フラスコに2,2’−チオジグリコール酸45.1g、2−エチルヘキサノール101.6g、p−トルエンスルホン酸1水和物2.0gを加え、5時間加熱、還流した。冷却後、反応液を分液ロートに移し、炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄後、5回水洗した。減圧下にトルエンを留去し、ビス(2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチル)スルフィド 120.0gを得た。
製造例1で得られたビス(エトキシカルボニルメチル)ジスルフィドを、500ニュートラル留分の鉱油P500N(100℃動粘度10.9mm2/s,%CA0.1以下)に、組成物全量に基づき、1質量%になるように添加して、潤滑油組成物を調製し、性能を評価した。結果を第1表に示す。
第1表に示すように製造例2〜7で得られた添加剤を500ニュートラル留分の鉱油P500Nに、組成物全量に基づき、1質量%になるように添加して、潤滑油組成物を調製し、性能を評価した。結果を第1表に示す。
実施例1において比較製造例1で得られたビス(n−ブトキシカルボニルメチレン)ポリスルフィドを用いた以外は、実施例1と同様に実施した。結果を第1表に示す。
実施例1において比較製造例2で得られたビス(2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチル)スルフィドを用いた以外は、実施例1と同様に実施した。結果を第1表に示す。
500ニュートラル留分の鉱油P500Nに添加剤を添加せずに実施例1と同様に評価した。結果を第1表に示す。
Claims (5)
- 一般式(I)
R1OOC−A1−Sx―A2−COOR2 ・・・(I)
(式中、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数3〜18のヒドロカルビル基、A1およびA2は、CR3R4で表される基であって、R3及びR4 が水素であり、xは2を示す。)で表されるジスルフィド化合物を主成分とし、前記一般式(I)におけるxが3
以上のポリスルフィド化合物の含有量が、前記ジスルフィド化合物との合計量に基づき、10質量%以下であることを特徴とする内燃機関用潤滑油添加剤。 - 一般式(I)
R1OOC−A1−Sx―A2−COOR2 ・・・(I)
(式中、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数3〜18のヒドロカルビル基、A1およびA2は、CR3R4で表される基であって、R3及びR4 が水素であり、xは2を示す。)
で表されるジスルフィド化合物からなる内燃機関用潤滑油添加剤。 - (A)潤滑油基油と、(B)請求項1又は2に記載の内燃機関用潤滑油添加剤を含むことを特徴とする内燃機関用潤滑油組成物。
- (B)成分の含有量が0.01〜50質量%である請求項3記載の内燃機関用潤滑油組成物。
- 一般式(II)及び/又は一般式(III)
R1OOC−A1−SH ・・・(II)
(式中、R1 は炭素数3〜18のヒドロカルビル基、A1はCR3R4で表される基であって、R3及びR4 が水素である。)
R2OOC−A2−SH ・・・(III)
(式中、R2 は炭素数3〜18のヒドロカルビル基、A2はCR3R4で表される基であって、R3及びR4 が水素である。)
で表されるメルカプトアルカンカルボン酸エステルを酸化カップリングすることを特徴とするジスルフィド化合物からなる内燃機関用潤滑油添加剤の製造方法。
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