JP5097077B2 - 撮像装置及びその制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、自動焦点検出機能を有する撮影装置に関するものである。
近年焦点検出装置の高性能化に伴い、ファインダ内の多くの点で測距可能ないわゆる多点測距タイプの焦点検出装置が多く提案されている。位相差AFの原理を活用して多点測距をする焦点検出装置においては、夫々の測距点に対応した1対の像信号を取得し、相関演算を行いその位相差からデフォーカス量を計算する方法が用いられている。
特許文献1には、多数のラインやエリアから得られる有効なデフォーカス量のうち、近距離側から数えて指定された順にあるデフォーカス量を選択する技術が開示されている。
特許文献2には、視線検出手段の出力とその信頼性を元に操作者の意図に合った測距点を選択する方法が開示されている。
特許文献3には、複数の1対の像信号の類似性を判定し、類似性が高い場合または同じデフォーカス量を得た場合、複数の像信号を合成して1対の像信号を生成し相関演算を行う方法が開示されている。
特許文献4には、被写体信号が小さいときには瞳分割方向と垂直方向の信号を加算して読み出すセンサが開示されている。
特開平5−11178号公報 特開平6−138378号公報 特開2006−145862号公報 特開2002−258142号公報
一般的に焦点検出装置に求められる機能として、合焦時の精度に加えて、被写体が遠距離および近距離に存在する場面等で適切に主被写体を捕らえること、より低輝度状態で焦点検出が可能であること、などが望まれる。
上記の課題のうち、より低輝度状態で焦点検出が可能であることを達成するためには、焦点検出センサの感度を上げる、焦点検出センサ信号の蓄積時間を長くする、焦点検出センサへ入射する光量が増えるような瞳分割構成にする等のハードウェアによる改善が考えられる。それに加え、焦点検出センサ信号を合成するというソフトウェア的なアプローチも取られている。焦点検出センサの信号を合成する場合は、瞳分割方向と垂直方向の複数の1対の像信号を合成して1対の像信号を得ることが多い。このような処理により相関方向への像信号の変質を抑えながら、より低輝度状態で焦点検出が可能となる。一方で、前述のような処理を行うと、合成対象となる各画素に同一被写体が写っていない場合には適切ではない演算結果を得る場合がある。また、相関方向に対して傾いた線で近似できるような像が写っている場合には、加算の結果から相関を得ることが難しい場合もある。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、より低輝度な被写体に対して適切な焦点検出を可能とすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、被写体像を結像させる撮影光学系の結像面の近傍に設けられた撮像素子と、前記撮影光学系の異なる瞳領域を通った1対の光束を結像させる瞳分割手段と、2次元的に配置され前記瞳分割手段の像を光電変換する焦点検出センサと、前記焦点検出センサにより生成される、前記瞳分割手段の瞳分割方向及び瞳分割方向と垂直な方向に延びる1対の2次元的な像から1つの測距値を得るために、前記1対の2次元的な像を瞳分割方向にシフトさせながら前記1対の2次元的な像の相関量を演算する相関演算手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、被写体像を結像させる撮影光学系の結像面の近傍に設けられた撮像素子と、前記撮影光学系の異なる瞳領域を通った1対の光束を結像させる瞳分割手段と、2次元的に配置され前記瞳分割手段の像を光電変換する焦点検出センサと、を備える撮像装置を制御する方法であって、前記焦点検出センサにより生成される、前記瞳分割手段の瞳分割方向及び瞳分割方向と垂直な方向に延びる1対の2次元的な像から1つの測距値を得るために、前記1対の2次元的な像を瞳分割方向にシフトさせながら前記1対の2次元的な像の相関量を演算する相関演算工程を備えることを特徴とする。
本発明によれば、より低輝度な被写体に対して適切な焦点検出を可能とすることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1〜図15は本発明の第1の実施形態を説明する図である。以下にこれらの図を用いて本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は本実施形態の焦点検出装置を備えたカメラの断面図である。
図1において10はイメージセンサ(固体撮像素子)で、デジタルスチルカメラ1の撮影レンズ(撮影光学系)5の予定結像面に配置されている。デジタルスチルカメラ1は、カメラ全体を制御するCPU20、イメージセンサ10を駆動制御するイメージセンサ制御回路21、イメージセンサ10にて撮像した画像信号を画像処理する画像処理回路24を備えている。また、被写体像を観察するための接眼レンズ3、イメージセンサ10にて撮像された画像を記録するメモリ回路22、画像処理回路24にて画像処理された画像をカメラ外部に出力するためのインターフェース回路23を備えている。また、メモリ回路22は、イメージセンサ10の受光分布も記憶できる。
撮影レンズ5はカメラ本体1に対して着脱可能なレンズである。撮影レンズ5は、カメラ本体1のCPU20から送られてくる焦点調節情報を電気接点26を介してレンズCPU50にて受信し、その焦点調節情報に基づいて撮影レンズ駆動機構51によって合焦状態に調節される。また53は撮影レンズ5の瞳近傍に配設された絞り装置で、絞り駆動機構52によって所定の絞り値に絞り込まれる。
また、CPU20は、撮影レンズ5の焦点状態を算出する機能を有する。
図2はイメージセンサの一部平面図である。「R」「G」「B」の文字は各画素のカラーフィルタの色相を表している。「R」の文字の書かれた画素は赤の成分の光を透過し、「G」の文字の書かれた画素は緑の成分の光を透過し、「B」の文字の書かれた画素は青の成分の光を透過する。図2においては「R」「G」「B」の色相をハッチングパターンで示している。また、「R」「G」「B」の各画素はいわゆるベイヤ配列にしたがって配置されている。
カラーフィルタの配列がベイヤ配列なので、1絵素は「R」「B」の画素と2つの「G」の画素から構成される。しかし、本実施形態のデジタルスチルカメラを構成するイメージセンサは「R」あるいは「B」であるべき画素の一部に、撮影レンズ5の一部の瞳領域を通過した光束を受光する焦点検出用画素が割り当てられている。図2中でA、Bで示した画素は撮影レンズ5の焦点状態を検出するための画素で、図3に示す電極131にてx方向(同図における横方向)の開口が制限されている。またA、Bは後述するように異なる瞳領域を通った光線が結像している。すなわち、焦点検出センサは、イメージセンサ10の撮像面上に配置されている。
図2において、A、Bで示した画素を隣接させ、可能な限り両者の距離を短くしている。この工夫により、A、Bで示した画素が異なる模様のところを見てしまう可能性を最小限に抑えている。これにより焦点検出誤差を軽減させている。また、偶数ラインと奇数ラインで境界位置を一致させて、A、Bで示した画素の位置を反転させている。このため、被写体のエッジ部がA、Bで示した画素の境界部にかかった場合においても、A、Bで示した画素から得られる像の位相がずれてしまう場合には、両方同時に発生する。しかも、そのずれ量は等しく、方向が逆向きとなる。そこで本実施形態のデジタルスチルカメラでは、瞳分割方向と垂直方向に隣接するラインを少なくとも2つセットで相関演算を行うことで、焦点検出誤差を打ち消し合うようにしている。これは後述する1対の像の数の決定において、必ず偶数を指定することに対応する。これにより、焦点検出誤差を軽減することができる。
図3は、図2に示したイメージセンサ10の、x方向の開口が制限された画素と、全瞳領域を受光可能な画素の断面図である。図3の右側の画素は、撮影レンズ5の全瞳領域を受光可能であり、図中左側の画素は、x方向の開口が制限されているために撮影レンズ5の一部の瞳領域からの光束を受光可能である。これについては図4を用いて後述する。
イメージセンサ10は、シリコン基板110の内部に光電変換部111が形成されている。光電変換部111で発生した信号電荷は、不図示のフローティングディフュージョン部、第1の電極131及び第2の電極132を介して外部に出力される。光電変換部111と電極131との間には層間絶縁膜121が形成され、電極131と電極132との間には層間絶縁膜122が形成されている。また、電極132の光入射側には層間絶縁膜123が形成され、さらにパッシべーション膜140、平坦化層150が形成されている。平坦化層150の光入射側には、カラーフィルタ層151、平坦化層152及びマイクロレンズ153が形成されている。ここで、マイクロレンズ153のパワーは、撮影レンズ5の瞳と光電変換部111が略共役になるように設定されている。また、イメージセンサ10の中央に位置する画素ではマイクロレンズ153は画素の中心に配設され、周辺に位置する画素では、撮影レンズ5の光軸側に偏位して配設される。
撮影レンズ5を透過した被写体光はイメージセンサ10の近傍に集光される。さらにイメージセンサ10の各画素に到達した光は、マイクロレンズ153で屈折され光電変換部111に集光される。通常の撮像に使う図中右側の画素では、入射する光を遮光しないように第1の電極131及び第2の電極132が配設されている。
一方、図中左側の撮影レンズ5の焦点検出を行う画素では、電極131の一部が光電変換部111を覆うように構成されている。その結果図中左側の焦点検出用画素では、撮影レンズ5の瞳の一部を透過する光束を受光可能となっている。また、電極131が入射光束の一部を遮光しているために光電変換部111の出力が小さくなるが、これを防ぐために、焦点検出用の画素のカラーフィルタ層154は光を吸収しない透過率の高い樹脂で形成されている。
図4A、図4Bは、図2に示したA,Bの各画素の断面と瞳の関係を表した図である。図4A、図4Bにおいて、左側の画素は、図2でAの記号を付した画素(以下 A画素)に対応しており、図中右側の画素は、図2でBの記号を付した画素(以下 B画素)に対応している。図4A、図4Bにおいて、160は撮影レンズ5の瞳を模式的に示したものであり、111a、111bは夫々A画素、B画素の光電変換部を示している。図4Aは瞳領域161aを通過した光束の光路を説明する図であり、図4Bは瞳領域161bを通過した光束の光路を説明する図である
図4A、図4Bに示したように、A画素、B画素の開口はマイクロレンズ153の光軸に対して、異なる偏心量を持つように設けられている。このため図4Aに示した瞳領域161aを通過した光束はA画素の光電変換部111aには到達するが、B画素の光電変換部111bには到達しない。反対に図4Bに示した瞳領域161bを通過した光束はB画素の光電変換部111bには到達するが、A画素の光電変換部111aには到達しない。
図4A、図4Bに示した、撮影レンズ5の瞳の一部の領域を通過した光束を得ることが出来る瞳分割構造において、前述の2つの領域の相対的な位置を示す方向(本実施形態ではX軸方向)を瞳分割方向、光軸に直交する平面内で瞳分割方向と垂直な方向(本実施形態ではY軸方向)を瞳分割方向と垂直な方向として定義する。また、本発明の第1の実施形態では瞳分割方向がX軸方向に存在する画素のみをもつイメージセンサ10について説明しているが、これと直角方向(Y軸方向)に瞳分割方向を持つような画素を重畳したイメージセンサ10でも良い。本発明は方向を瞳分割方向と瞳分割方向に垂直な方向として定義しているのでこれらに注意すれば、Y軸方向に瞳分割方向を持つような焦点検出画素に対しても容易に適用できる。
図5A〜図5Cは、撮影レンズ5の瞳160からA画素、B画素に入射する光束を模式的に示した図である。図5AはA画素、B画素に入射する領域と瞳の関係を示す図、図5BはA画素、B画素に入射する領域が瞳で切り取られる様子を示す図、図5Cは絞りを動作させたときにA画素、B画素に入射する領域が瞳で切り取られる様子を示す図である。
図5においてA画素に入射する領域を161a、B画素に入射する領域を161bで示すとともに、入射する比率を濃淡で示した。濃い領域からの光は多く入射し、薄い領域からの光は少量しか入射しない。瞳の領域により入射する比率が異なるのは、マイクロレンズの収差、光学パワーの合わせ込み誤差、光の回折などが原因である。
図5Aに示すように撮影レンズ5の瞳160の外側にもA画素、B画素に入射する領域が存在するが、実際にはレンズでケラレが発生し、図5Bに示す様に瞳160で切り取られた範囲の光がイメージセンサ10に到達する。さらに、絞り駆動機構52によって所定の絞り値に絞り込まれた場合は図5Cに示すように絞られた瞳径で決まる領域でケラレて、図5C中の161a、161bの領域の光束がA画素、B画素に夫々入射する。絞りを変化させるなど撮影レンズ5の状態が変化すると、A画素およびB画素に入射する光量も変化することが分かる。
図6は図5Bに示す領域からの光束を瞳分割方向と垂直な方向に積分して瞳分割方向の1次元的な像で表現したもので、焦点検出用画素群で生成される線像分布図に対応する。図6において162aはA画素の線像分布を162bはB画素の線像分布をそれぞれ示している。図6から分かるようにA画素、B画素は入射角特性が異なっているために、デフォーカスした際にA画素の像とB画素の像には瞳分割方向の像ずれが発生する。前述の像ずれ量と図6の線像分布を考慮してデフォーカス量を求める、いわゆる位相差による焦点検出を行うことが可能となる。
図7および図8を用いて本実施形態に係わるカメラのイメージセンサの像高が変化した際に焦点検出センサにどのような信号が入るかを説明する。説明を簡単にするために図7においてY方向の像高を持つ点を用いて説明するが、X方向やX,Yいずれの方向に像高を持つ場合にも同様に考えることが出来る。
図7において53は撮影レンズ5の瞳近傍に配設された絞り装置を、53aは絞り装置53よりもイメージセンサ10寄りに設けられた窓枠を、53bは絞り装置53よりもイメージセンサ10から遠い側に設けられた窓枠を示す。また、165a,165bはイメージセンサ10の中心から絞り53に向かう光線を、166a,166bはイメージセンサ上でY方向に像高がある点から絞り53に向かう光線を示す。さらに、167a,167bはイメージセンサ上でY方向に像高がある点に入射する光束のうち窓枠によって規定された光線を示している。
前述の窓枠はレンズ保持枠などで規定された点で、図7の例では、イメージセンサ10の中心では窓枠53a,53bによって光線がけられることはない。しかし像高が高い位置では、絞り53に向かう光線よりも内側に窓枠53a,53bが入り込むことによって、窓枠53a,53bで上下の光線にケラレが生じる場合がある。図7の例ではYの正方向の光線は窓枠53aで規定され、Yの負方向の光線は窓枠53bで規定される。これを模式的に示したのが図8A〜図8Cである。
図8A〜図8Cでは、図が煩雑になるので、A画素の信号のみを示した。図8A〜図8Cにおいて、161aはA画素に入射する領域を示している。また161は絞り53で規定される枠を、164a,164bは夫々窓枠53a,53bで規定される枠を示している。また図8Aはイメージセンサ10の中心から見た場合を説明する図、図8Bは像高の高い位置から見た場合を説明する図、図8Cは像高の高い位置から見た時に、A画素に入射する領域が瞳で切り取られる様子を示す図である。
図7および図8Aに示したようにイメージセンサ10の中心から見た場合窓枠53a,53bは絞り53よりも外側に位置するのでA画素に入射する光量を規定することはない。図7および図8Bに示したように、像高の高い位置から見た場合、窓枠53a,53bを瞳面上に投影した164a,164bは像高に応じて偏心する。図8BではYの正方向の位置から見ているので、イメージセンサ10に近い窓枠53aの投影像164aはYの負の方向に偏心し、イメージセンサ10から遠い側の窓枠53bの投影像164bはYの正の方向に偏心する。結果として窓枠53で規定される枠161よりも内側に入り込む領域が出てくる。ここで示した例では、図8Cに示すように窓枠53,53a,53bの夫々の枠で決まる161,164a,164bでA画素に入射する領域161aが切り取られる。図8Cから明らかなように、像高が高い箇所では焦点検出センサに届く光が少なくなり易い。このため後述する相関演算に用いる1対の像の数決定においては、これらを考慮して像高に応じて適切に1対の像の数を定める。
図9〜図11は、本実施形態に関わるカメラの焦点調節及び撮影工程を説明するためのフローチャートである。
図9は本実施形態のデジタルスチルカメラのメインフローである。
撮影者がカメラの電源スイッチをオン操作すると(ステップS101)、ステップS102においてCPU50はカメラ内の各アクチュエータや撮像素子の動作確認を行ない、メモリ内容や実行プログラムの初期化を行なうと共に、撮影準備動作を実行する。ステップS103では撮像面AFを行うか否かを判定する。撮像面AFを行う場合はステップS104でミラーアップとシャッター開放動作を行う。ステップS105では撮像素子の撮像動作を開始し、プレビュー用の低画素動画像を出力する。ステップS107では読み出した動画をカメラ背面に設けられた表示器に表示し、撮影者はこのプレビュー画像を目視して撮影時の構図決定を行なう。
ステップS109では、プレビュー用動画像に顔が存在するか否かを認識する。そして、撮影領域に顔が存在していると認識された場合には、ステップS111からステップS113に移行し、焦点調節モードを顔AFモードに設定する。ここで顔AFモードとは、撮影領域の顔に焦点を合わせるAFモードを指す。
一方撮影領域に顔が存在していない場合はステップS111からステップS115に移行し、焦点調節モードを多点AFモードに設定する。ここで多点AFモードとは、撮影領域を例えば3×5=15分割し、各分割領域で焦点検出を行ない、焦点検出結果と被写体の輝度情報から主被写体を類推し、その領域を合焦させるモードを指す。
ステップS113あるいはステップS115でAFモードを決定したら、ステップS117で焦点検出領域を決定する。ステップS121では、撮影準備スイッチがオン操作されたか否かを判別し、オン操作されていなければステップS105に戻り、撮像素子駆動からステップS117の焦点検出領域の決定を繰り返し実行する。
ステップS121で撮影準備スイッチがオン操作されるとステップS131に移行し、焦点検出サブルーチンを実行する。
図10は焦点検出サブルーチンのフローチャートである。
メインフローのステップS121から当サブルーチンのステップS131にジャンプすると、ステップS133においては、メインルーチンのステップS117で決定した焦点検出領域に含まれる焦点検出用画素を読み出す。ステップS135では、図2に説明した焦点検出用画素の信号レベルを求める。例えば、焦点検出画素の全ての信号の平均値などを信号レベルの代表値として与える。ステップS137では、ステップS135で求めた信号レベル、および撮影レンズ5の光学状態、像高、さらに図2で説明した画素配置などを勘案して相関演算を行うべき1対の像の数を決定する。図2で説明した画素配列においては、偶数個の1対の像を指定することが都合がよい。また、ここで説明した1対の像の数を決定することは、後述する式(2)においてnjを求めることに対応する。ステップS139では得られた1対の像の相関演算を行ない、1対の像の相対的な位置ずれ量を計算する。
なお、相関演算の演算式は様々なものが提案されているが、その一例として式(1)に示すような1対の像の差の絶対値を加算したものが従来より提案されている。
Figure 0005097077
式(1)
式(1)においてAi,BiはそれぞれA画素、B画素のi番目の画素の輝度を表している。またniは演算に用いる画素数を表す数字で、測距視野長などに応じて適切に設定される。例えば、式(1)のCOR(k)が最小となるkを合焦位置としてデフォーカス量を算出する。すなわち、従来では、1対の像をk画素ずらした状態で、行方向のi番目の各A画素とB画素の差の絶対値を取り、その絶対値を行方向の複数画素について加算する。そしてこの加算値であるCOR(k)が最も小さくなる状態が合焦状態と考え、その加算値COR(k)が最も小さくなるずらし量k画素をデフォーカス量と考える。
これに対し、本実施形態では、2次元的な像を瞳分割方向のみにk画素分動かして各A画素とB画素の差分をとり、複数列について加算するので相関演算の式は式(2)で定義される。
Figure 0005097077
式(2)
式(2)においてAij,BijはそれぞれA画素、B画素のj列目i番目の画素の輝度を表している。またniは演算に用いる画素数を表す数字、njはステップS137で定めた相関演算を行う1対の像の列方向の数である。式(1)と同様に式(2)のCOR(k)が最小となるkを合焦位置としてデフォーカス量を算出する。ここで注意するのは添え字kはiにのみ加算されてjとは無関係である。これは、2次元的な像を瞳分割方向のみに移動させながら相関演算をしていることに対応する。
ステップS141では、相関演算結果の信頼性を判定する。ここで信頼性とは、2像の一致度を指し、2像の一致度が良い場合は一般的に焦点検出結果の信頼性が高い。そこで、複数の焦点検出領域が選択されている場合は、信頼性の高い情報を優先的に使用する。
ステップS143では、上記の信頼性の高い検出結果から焦点ずれ量を演算する。そしてステップS145にて図9のメインフロー内のステップS151にリターンする。
図9のステップS151では、図10のステップS143で計算した焦点ずれ量が許容値以下か否かを判断する。そして焦点ずれ量が許容値以上である場合は、非合焦と判断し、ステップS153でフォーカスレンズを駆動し、その後ステップS131、ステップS151を繰り返し実行する。そしてステップS151にて合焦状態に達したと判定されると、ステップS155にて合焦表示を行ない、ステップS157に移行する。
ステップS157では、撮影開始スイッチがオン操作されたか否かを判別し、オン操作されていなければステップS159に移行し撮影待機状態を維持するか否かを判別する。撮影待機状態を維持する場合は再びステップS157に移行する。撮影待機状態を解除する場合は、ステップS105に戻って再びプレビュー動作などを行う。ステップS157で撮影開始スイッチがオン操作されるとステップS161に移行し、撮影サブルーチンを実行する。
図11は撮影サブルーチンのフローチャートである。
撮影開始スイッチが操作されると、ステップS161を経由して、ステップS163では光量調節絞りを駆動し、露光時間を規定するメカニカルシャッタの開口制御を行なう。シャッタの駆動は一旦シャッタを閉じた後に再走行させても良いし、電気的にリセット動作を行った後にシャッタを閉となるように走行させても良い。ステップS165では、高画素静止画撮影のための画像読み出し、すなわち全画素の読み出しを行なう。ステップS167では読み出した画像信号の欠損画素補間を行なう。すなわち、焦点検出用画素の出力は撮像のためのRGBカラー情報を有しておらず、画像を得る上では欠陥画素に相当するため、周囲の撮像用画素の情報から補間により画像信号を創生する。
ステップS169では、画像のγ補正、エッジ強調等の画像処理をおこない、ステップS171において、メモリ回路22に撮影画像を記録する。ステップS173では、表示器28に撮影済み画像を表示し、ステップS175で図9のメインフローにリターンする。
図9のメインフローに戻ると、ステップS199にて一連の撮影動作を終了する。
次に、図12〜図15を用いて本実施形態の動作を具体的に説明する。
図12、図14はA画素、B画素から得られた像(以下A像とB像)を示す図であり、図中の横方向が瞳分割方向、縦方向が瞳分割方向と垂直な方向を示している。図12、図14の画素の濃淡は各画素に入射する光量を示しており、淡い画素は光量が多く、濃い画素は光量が少ないことを模式的に示している。加算画素は加算された結果、光量が多い場合は淡く、光量が少ない場合は濃く示している。図13、図15は図12および図14の画像を式(1)、式(2)を用いて相関量を求めた結果である。
図12の取得A像、取得B像は、11画素(X方向)x4画素(Y方向)のA像とB像の画像を示している。加算A像は取得A像の瞳分割方向と垂直な方向(図12中では縦方向(Y方向))の画素を加算した像を、加算B像は取得B像の瞳分割方向と垂直な方向の画素を加算した像をそれぞれ示している。測距視野は中心付近9画素に設定されている。
また、図12の取得A像の上から順に1ライン目は2画素ピッチの繰り返しパターンを、2ライン目は3画素ピッチの繰り返しパターンを、3ライン目は4画素ピッチの繰り返しパターンを、4ライン目は5画素ピッチの繰り返しパターンを夫々示している。図12のB像はA像に対してB像が右に1bitシフトした像である。
図13において171は、本実施形態で提案した式(2)を用いて計算した相関量、172は加算像(上述の加算A像及び加算B像)に対して式(1)を用いて計算した相関量を示す。また、173はライン1に対して式(1)を用いて計算した相関量、174はライン3に対して式(1)を用いて計算した相関量を示す。但し、本実施形態で提案した2次現像をずらして相関量を求めるライン数はnj=4とした。なお、このライン数nj(偶数)は、被写体像の明るさ、被写体像の像高、撮影レンズの光学状態、或いは焦点検出センサの構造等に応じて変化させるとよい。ライン1は2画素ピッチの画像なので、図13の173に示したように真の像ずれ量170(=1bit)に対して2画素ずらすたびに相関量が最小になる点が現れる。図13では173が−1の箇所でも相関量=0となる。結果としてライン1は1bit、−1bitのいずれかの位置を合焦位置と判断してデフォーカス量を計算する。
ライン3は4画素ピッチの画像なので、4画素ずらすたびに相関量が最小になる点が現れる。そのため図13に示した像ずらし量(=±2bit)の範囲では真の像ずれ量170(=1bit)の箇所のみで相関量が最小になる。
図13ではライン1、ライン3について説明したが他のラインに関しても繰り返しピッチごとに相関量が最小になる点が現れ偽の合焦位置を判断する可能性がある。
例えば図13においてライン1の信号173の2つの最小を示す点のうち偽の像ずれ量(−1bit)を誤って選択した場合、ライン3の測距値と単純平均すると、0bitをデフォーカス量として判断してしまう。その結果、実際にはピントがずれているにも関わらず合焦と判断するなどの不具合を生じる可能性がある。
一方、加算像の相関量172および本実施形態の相関量171では真の像ずれ量170で急峻なボトムを持つ。縦軸を見れば明らかなように加算や本実施形態の方法によって相関量が最小になる像ずれ量とその他の箇所の相関量が大きく変化することから、S/Nも向上していることが分かる。またS/Nは本実施形態の相関量のほうが加算像よりも優れていることが分かる。
図14は、図12と同様に11画素x4画素のA像、B像およびその加算像を示している。図14の像はライン1、ライン2はA像に対してB像が左に1bitシフトしており、ライン3、ライン4はA像に対してB像が右に1bitシフトしている。
これはライン1,2とライン3,4で異なる被写体像が写っている状況に対応する。例えばライン1、ライン2は近距離の被写体、ライン3、ライン4は背景が写っている場合などである。また図14に示したようにライン1、ライン2に写った近距離の被写体の方が明るい場合について説明を行う。
図15において、181は、本実施形態で提案した式(2)を用いて計算した相関量、182は加算像に対して式(1)を用いて計算した相関量を示す。また、183はライン1に対して式(1)を用いて計算した相関量、184はライン3に対して式(1)を用いて計算した相関量を示す。但し、本実施形態で提案した相関量を求めるライン数はnj=4とした。
ライン1、2はA像に対してB像が左に1bitシフトしているので、ライン1の相関量の最小値180cは−1bitとなる。一方、ライン3、ライン4はA像に対してB像が右に1bitシフトしてので、ライン3の相関量の最小値180aは+1bitとなる。どちらも像の一致度は良いので高い信頼性を持つデータとして加算平均された場合、0bitの位置を合焦として判断する。その結果、近距離の被写体または背景のいずれにもピントが合わない。
一方加算像の相関量の最小値180bは0bitを示している。結果として加算像を用いて相関演算を行ってデフォーカス量を求めると、近距離の被写体に対してピントが合う位置180cでも背景に対してピントが合う位置180aでもない場所を合焦として判断しかねない。180bを合焦とした場合は、近距離の被写体または背景のいずれにもピントが合わない。
一方、本実施形態に示した相関量の最小値は近距離の被写体180cに対してボトムを持っている。近距離、背景のいずれの被写体が選ばれるかは、加算されるラインに含まれる被写体像信号から自動的に決定される。近距離の被写体または背景のいずれかにピントが合い、どちらにもピントが合わないということを避けることが出来る。
本実施形態によれば、複数の1対の焦点検出像から1つの測距値を得る焦点検出装置において、焦点検出演算のS/Nを改善し低輝度状態での焦点検出を適切に行うことができる。また、遠距離および近距離の被写体が混在するような環境でも適切な被写体が測距対象として選ばれる。
(第2の実施形態)
図16、図17は本発明の第2の実施形態を説明する図である。以下にこれらを用いて本発明の第2の実施形態について説明する。
図16は本実施形態の焦点検出装置を備えたカメラの断面図である。図16において10はイメージセンサ(固体撮像装置)で、デジタルスチルカメラ1の撮影レンズ5の予定結像面に配置されている。処理回路などの電気的な構成は第1の実施形態と同様なのでここでは省略する。
図16に示した装置では操作者が構図を決めている状態では、クイックリターンミラー200によって光路が変更され被写体像を観察するための接眼レンズ3に光束を導く。同時にクイックリターンミラー200は半反射面になっており、残りの光束は焦点検出センサ205に導かれる。
瞳分割手段に関して図16および図17を用いて説明する。
図16、図17において、201はフィールドレンズ、202は視野マスク、203は瞳分割マスク、204a,204bは2次結像レンズ、205は焦点検出センサを示している。視野マスク202は撮影レンズ5の予定結像面近傍に設けられ焦点検出範囲を規定する。2次結像レンズ204a,204bからみて撮影レンズ5に近い側には絞り孔203a,203bを有する瞳分割マスク203が設けられている。絞り孔203a,203bは2次結像レンズ204a,204bに入射する光束を規制する。瞳分割マスク203の位置はフィールドレンズ201のパワーにより撮影レンズ5の射出瞳と共役な位置に略結像するような関係に置かれている。
1対の2次結像レンズ204a,204bは、視野マスク202で決定された領域の被写体像を焦点検出センサ205の受光エリアの対206a,206b上に結像させる。焦点検出センサ205の受光エリアの対206a,206b上の被写体像信号は電気信号として読み出され焦点検出演算に用いられる。前述の受光エリアの対206a,206bから得られた信号の適宜な位置の演算を行うことで、測距視野に対応したデフォーカス量を得ることが出来る。
焦点検出動作のフローチャートを図18に示す。焦点検出サブルーチンおよび撮影サブルーチンは第1の実施形態で示した図10、図11のフローチャートにしたがって行う。
図18に示したフローチャートでは、第1の実施形態と同じ動作をするものには同じ番号を付している。以下に第1の実施形態との違いについて説明する。
第1の実施形態との違いはステップS103およびステップS104が無いことである。本実施形態はいわゆる2次結像光学系に、半透過のクイックリターンミラーを通して光束を導くためミラーアップ動作やシャッター開放動作が必要ない。また撮影サブルーチン内のステップS163では第1の実施形態ではシャッター閉→再走行という動作をしたが、本実施形態ではステップS163に到達した時にシャッターは閉状態にあるので、従来の銀塩カメラなどと同様のシャッター走行動作をすればよい。その他の動作は第1の実施形態と同じである。
図17に示したように、本実施形態に示した焦点検出センサ205は受光エリアが2次元的に広がるいわゆるエリアセンサである。このようなセンサには本発明を容易に適用できる。
具体的には図10のステップS133において前述の焦点検出センサ205の信号を読み出す。ステップS135において信号レベルを計算した後に、ステップS137で適宜な位置と1対の像の数を決定する。これは焦点検出センサ205から相関演算に用いるための像を2次元的に切り出すことに対応する。それ以後は第1の実施形態と同様の動作をする。
本実施形態によれば、複数の1対の焦点検出像から1つの測距値を得る焦点検出装置において、焦点検出演算のS/Nを改善し低輝度状態での焦点検出を適切に行うとともに、遠距離および近距離の被写体が混在するような環境でも適切な測距点が選ばれる。
(他の実施形態)
また、各実施形態の目的は、次のような方法によっても達成される。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、本発明には次のような場合も含まれる。すなわち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、次のような場合も本発明に含まれる。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
第1の実施形態におけるカメラの構成図である。 イメージセンサの一部平面図である。 イメージセンサの一部断面図である。 焦点検出センサに入射する領域を説明する図である。 焦点検出センサに入射する領域を説明する図である。 瞳面上での焦点検出用画素への入射特性を説明する図である。 瞳面上での焦点検出用画素への入射特性を説明する図である。 瞳面上での焦点検出用画素への入射特性を説明する図である。 線像の説明図である。 レンズの窓枠を説明する図である。 窓枠でのケラレを説明する図である。 窓枠でのケラレを説明する図である。 窓枠でのケラレを説明する図である。 デジタルスチルカメラの動作を示すメインフローチャートである。 焦点検出サブルーチンを示すフローチャートである。 撮影サブルーチンを示すフローチャートである。 焦点検出センサから得られた像の例を示す図である。 相関演算結果を示す図である。 焦点検出センサから得られた像の例を示す図である。 相関演算結果を示す図である。 第2の実施形態におけるカメラの構成図である。 瞳分割部の構成を示す図である。 第2の実施形態のデジタルスチルカメラのメインフローチャートである。
符号の説明
1 カメラ
3 ファインダ
5 撮影レンズ
10 イメージセンサ
20 カメラCPU
50 レンズCPU
53 絞り
53a イメージセンサ側窓枠
53b 被写体側窓枠

Claims (8)

  1. 被写体像を結像させる撮影光学系の結像面の近傍に設けられた撮像素子と、
    前記撮影光学系の異なる瞳領域を通った1対の光束を結像させる瞳分割手段と、
    2次元的に配置され前記瞳分割手段の像を光電変換する焦点検出センサと、
    前記焦点検出センサにより生成される、前記瞳分割手段の瞳分割方向及び瞳分割方向と垂直な方向に延びる1対の2次元的な像から1つの測距値を得るために、前記1対の2次元的な像を瞳分割方向にシフトさせながら前記1対の2次元的な像の相関量を演算する相関演算手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記焦点検出センサは、前記撮像素子の撮像面上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記相関量の演算に用いる瞳分割方向と垂直な方向の1対の像の数を被写体の明るさに応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記相関量の演算に用いる瞳分割方向と垂直な方向の1対の像の数を被写体像の像高に応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記相関量の演算に用いる瞳分割方向と垂直な方向の1対の像の数を前記撮影光学系の光学状態に応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記相関量の演算に用いる瞳分割方向と垂直な方向の1対の像の数を前記焦点検出センサの構造に応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 被写体像を結像させる撮影光学系の結像面の近傍に設けられた撮像素子と、前記撮影光学系の異なる瞳領域を通った1対の光束を結像させる瞳分割手段と、2次元的に配置され前記瞳分割手段の像を光電変換する焦点検出センサと、を備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記焦点検出センサにより生成される、前記瞳分割手段の瞳分割方向及び瞳分割方向と垂直な方向に延びる1対の2次元的な像から1つの測距値を得るために、前記1対の2次元的な像を瞳分割方向にシフトさせながら前記1対の2次元的な像の相関量を演算する相関演算工程を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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