JP5094592B2 - ゴルフクラブヘッドの製造装置およびゴルフクラブヘッドの製造方法 - Google Patents

ゴルフクラブヘッドの製造装置およびゴルフクラブヘッドの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドの製造装置およびゴルフクラブヘッドの製造方法に関する。
ゴルフクラブには、ゴルフボールを打撃したときに、ゴルフボールがよく飛ぶこと、また、ゴルフボールの飛びの方向安定性に優れていることが要求される。そのためには、ゴルフクラブに、低重心で軽量かつ強度の高いゴルフクラブヘッドを装着するのが望ましい。低重心で軽量かつ強度の高いゴルフクラブヘッドとしては、金属材と繊維強化樹脂材とを一体成形した中空のゴルフクラブヘッド(以下、単にゴルフクラブヘッドと略する。)が提案されている。また、意匠性の観点から、クラウン部に段差のないゴルフクラブヘッドが望まれている。
ゴルフクラブヘッドは、例えば図6に示すゴルフクラブヘッドの製造装置200で製造される。ゴルフクラブヘッドの製造装置200には、上型201aと下型201bとからなる金型201が備えられている。上型201a上には、上型201aを上下させて、金型201の開閉を行うための荷重手段(不図示)が設けられている。また、上型201aと下型201bとには、上型201aおよび下型201bを加熱する加熱手段(不図示)が設けられている。
ゴルフクラブヘッドの製造に際しては、この金型201内に、未硬化状態で予備成形された繊維強化樹脂材51(プリフォーム)と、荷重バッグ53(ブラダー)を取付けた金属材52とを配置する。
ここで、繊維強化樹脂材51は、クラウン部51aとバック部51bとを有する。また、金属材52は、ソール部52aとフェース部52bとクラウン部51aの端縁に接合されるフランジ部52cとを有している。また、クラウン部51aの端縁とフランジ部52cとの間、およびバック部51bとソール部52aとの間には、不図示の接着剤層が設けられている。また、荷重バッグ53は、下型201bを貫通して設けられた空気供給孔202に接続される。
型締めに際しては、上型201aを下げて金型201を閉じ、繊維強化樹脂材51と金属材52とに荷重を掛ける。また、空気供給孔202に接続された不図示の空気ポンプから、荷重バッグ53に対して空気を送り、図7に示すように、膨張した荷重バッグ53によって繊維強化樹脂材51に金型201の側に向けた荷重を掛ける。また、金型201を加熱し、繊維強化樹脂材51に含まれるマトリックス樹脂を硬化させる。このようにして、クラウン部51aの端縁とフランジ部52cが接合されるとともに、バック部51bの端縁とソール部52aの端縁とが接合され、繊維強化樹脂材51と金属材52とが一体成形されたゴルフクラブヘッドが得られる。その後、このゴルフクラブヘッドには、フェース部52bとフランジ部52cの角に沿って、フランジ部52cからはみ出た繊維強化樹脂材51を切除するなどの仕上げが行われることで、クラウン部51aに段差のない、意匠性に優れたゴルフクラブヘッドを得ることができる。
型締めは、この例のように、金型201を完全に閉じる、または上型201aを定位置まで下げて行われる(特許文献1,2参照)。このため、金属材52には、適正な荷重が掛かるように、高い寸法精度が求められる。しかし、金属材52は、鋳造、鍛造、またはそれらの組み合わせなどによって成形されるが、その形状が一定とは限らず、金型201の形状と一致しないことがある。そこで、金属材52の形状の矯正が行われる。具体的には、ソール部52aに対するフェース部52bの角度(ロフト角)の矯正、フェース部52bに対するフランジ部52cの角度の矯正、図6,7中のAで示されるフェース部52bの高さの矯正などが行われる。
ロフト角は、ゴルフボールの軌道の高さに大きく影響するので、正確な角度が要求される。フェース部52bに対するフランジ部52cの角度は、クラウン部51aとフランジ部52cとを面接合させ、十分な接合強度を得るのに重要である。これらの角度の矯正は、治具を用いて行われる。
フェース部52bの高さは、繊維強化樹脂材51と金属材52との接合強度やロフト角などに影響を及ぼす。例えば、フェース部52bの高さが所定の寸法より高い場合、型締めの際にクラウン部51aの端縁とフランジ部52cとの接合部分が過荷重され、フランジ部52cとクラウン部51aとの間に設けられた接着剤が流出し、クラウン部51aの端縁とフランジ部52cとの接合強度が低下する恐れがある。さらに、図7に示すように、フェース部52bが過荷重によって内側に傾斜し、ロフト角が変調する恐れがあり、段差のない意匠性に優れたゴルフクラブヘッドを安定して成形できなかった。また、フェース部52bの高さが所定より低い場合、端縁51cとフランジ部52cとの接合において荷重不足が生じ、端縁51cとフランジ部52cとの接合強度が低下する恐れがあり、段差のない意匠性に優れたゴルフクラブヘッドを安定して成形できなかった。
また、フェース部52aの高さの矯正には、バック部やフランジ部の切削、またはフェース部52bの肉盛などが必要となるが、これら切削や肉盛は多大な労力を要するものであった。そのため、フェース部52aの高さが所定の寸法の範囲外であった金属材52は、その多くが不良金属材として処分せざるを得なかった。したがって、歩留まりの向上が望まれていた。
そこで、金型の内部に弾性体を配置した金型を用いて型締めを行うゴルフクラブヘッドの製造方法が開示されている(特許文献3参照)。特許文献3の方法によると、金属材の形状に応じて前記弾性体が変形することで、クラウン部の端縁とフランジ部との接合部分の過荷重または荷重不足が生じにくくなり、クラウン部の端縁とフランジ部との接合の強度を改善することができるとされている。
特開2003−144590号公報 特開2006−326270号公報 特開2005−80773号公報
しかしながら、特許文献3の方法では、クラウン部51aの端縁とフランジ部52cとの接合部分と、それ以外の部分との荷重が均等であるため、該接合部分以外に荷重不足が生じ、ゴルフクラブヘッドを安定して成形できない可能性がある。また、特許文献3の方法では、弾性体を配置した金型側からは加熱が行えず、型締め時の加熱が不充分となり、繊維強化樹脂を用いたゴルフクラブヘッドの製造には適切でない。
該接合部分以外の荷重不足を解消するには、複数の荷重手段を用いて、前記接合部分とそれ以外の部分への荷重配分を調整するなどの対策が挙げられるが、この方法では、荷重手段の増設が必要であり、製造装置の複雑化を招く。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであって、金属材と繊維強化樹脂材とを一体成形して中空とする場合であっても、意匠性に優れるゴルフクラブヘッドを、装置を複雑化することなく安定して成形でき、かつ、歩留まりを向上することが可能なゴルフクラブヘッドの製造装置、およびゴルフクラブヘッドの製造方法の提供を目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用した。
(1)上部空間が形成された上型と下部空間が形成された下型とを有し、
これら上部空間及び下部空間に、クラウン部及びバック部を有する繊維強化樹脂材と、ソール部、フェース部及びフランジ部を有する金属材とが、前記フランジ部の外側に前記クラウン部を重ねた状態で配置され、
前記上型及び前記下型を近接させて前記繊維強化樹脂材及び前記金属材を接合する中空のゴルフクラブヘッドの製造装置であって、
前記上部空間及び前記下部空間の高さの合計が、前記ソール部から前記クラウン部までの高さよりも小さく設定されており、
前記下型の、前記フェース部が配置される位置より前記バック部側に、該下型を前記上型に対して傾くように揺動可能とする支持部が設けられているゴルフクラブヘッドの製造装置。
(2)上部空間が形成された上型と下部空間が形成された下型とを有し、
これら上部空間及び下部空間に、クラウン部及びバック部を有する繊維強化樹脂材と、ソール部、フェース部及びフランジ部を有する金属材とが、前記フランジ部の外側に前記クラウン部を重ねた状態で配置され、
前記上型及び前記下型を近接させて前記繊維強化樹脂材及び前記金属材を接合する中空のゴルフクラブヘッドの製造装置であって、
前記上部空間及び前記下部空間の高さの合計が、前記ソール部から前記クラウン部までの高さよりも小さく設定されており、
前記上型の、前記フェース部が配置される位置より前記バック部側に、該上型を前記下型に対して傾くように揺動可能とする支持部が設けられているゴルフクラブヘッドの製造装置。
(3)クラウン部及びバック部を有する繊維強化樹脂材と、ソール部、フェース部及びフランジ部を有する金属材とを、前記フランジ部の外側に前記クラウン部を重ねた状態で上型及び下型からなる金型内に配置し、これら上型及び下型で押圧して接合する中空のゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
前記上型及び前記下型が互いに密着しない範囲で前記繊維強化樹脂材及び前記金属材を押圧し、
該押圧に応じて前記下型を前記上型に対して傾けるゴルフクラブヘッドの製造方法。
(4)クラウン部及びバック部を有する繊維強化樹脂材と、ソール部、フェース部及びフランジ部を有する金属材とを、前記フランジ部の外側に前記クラウン部を重ねた状態で上型及び下型からなる金型内に配置し、これら上型及び下型で押圧して接合する中空のゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
前記上型及び前記下型が互いに密着しない範囲で前記繊維強化樹脂材及び前記金属材を押圧し、
該押圧に応じて前記上型を前記下型に対して傾けるゴルフクラブヘッドの製造方法。
本発明によれば、金属材と繊維強化樹脂材とを一体成形して中空とする場合であっても、意匠性に優れるゴルフクラブヘッドを、装置を複雑化することなく安定して成形でき、かつ、歩留まりを向上することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明のゴルフクラブヘッドの製造装置およびゴルフクラブヘッドの製造方法について説明する。
<ゴルフクラブヘッドの製造装置>
図1に示すように、本発明の一実施形態例であるゴルフクラブヘッドの製造装置100は、繊維強化樹脂材11と金属材12とを一体化して中空のゴルフクラブヘッド10を製造するものである。繊維強化樹脂材11は、硬化されて、上面を形成するクラウン部11aと後面を形成するバック部11bとを有する形状に形成されており、金属材12は、下面を形成するソール部12aと打撃面を形成するフェース部12bとフェース部12bの上端縁から後方に延びてクラウン部11aと接合されるフランジ部12cを有する形状に形成されている。製造装置100は、繊維強化樹脂材11と金属材12とを一体化するための金型101を備えている。
金型101は、上型101aと下型101bとから構成されている。
上型101aの下部には、繊維強化樹脂材11のクラウン部11aを全体的に覆うことが可能な上部空間Saが、下面から上方に凹んで形成されている。この上部空間Saはゴルフクラブヘッド10の上部側と略同形状をなしている。
また、上型101aの上部には、繊維強化樹脂材11と金属材12とに荷重を掛けて、両者を型締めする不図示の荷重手段が設けられている。荷重手段が上型101aを下げることで、金型101が閉方向に移動し、繊維強化樹脂材11と金属材12とに荷重を掛けるとともに、荷重手段が金型101aを上げることで、金型101が開方向に移動する。
また、上型101aおよび下型101bには、繊維強化樹脂材11と金属材12とを型締めする際、繊維強化樹脂材11に含まれるマトリックス樹脂を硬化させるための加熱手段(不図示)が設けられている。
下型101bの上部には、金属材12と繊維強化樹脂材11とが組み合わされた状態で配置される下部空間Sbが、上面から下方に凹んで形成されている。この下部空間Sbはゴルフクラブヘッド10の下部側と略同形状をなしている。
また、下型101bの下部には、下型101bを貫通するように空気供給孔102が設けられている。空気供給孔102は、その一端が金属材12に取付けられた荷重バッグ13(ブラダー)に接続されているとともに、その他端が荷重バッグ13に空気を送り込む空気ポンプ(不図示)に接続されている。
下型101bの、ゴルフクラブヘッド10のフェース部12bが配置される位置よりバック部11b側、かつバック部11bよりフェース部12b側には、下型101bを上型101aに対して傾くように揺動可能とする支軸(支持部)104が、ゴルフクラブヘッド10の幅方向に沿って設けられている。より具体的に、支軸104は、下型101bの重心位置よりもバック部11b側に設けられている。説明の便宜上、フェース部12b側を前側とし、バック部11bを後側とする。
そして、下型101bの下部空間Sbの底面から上面までの高さhbと、上型101aの上部空間Saの下面から天井面までの高さhaとの合計が、ゴルフクラブヘッド10のソール部12aからクラウン部11aまでの高さHよりも小さく設定されている。
なお、図2に示される型締め時において、支軸104からフェース部12bまでの距離を距離a、支軸104から上型101aと下型101bとの当接部Cまでの距離を距離b、上型101aによる荷重の大きさをF、フェース部12bに掛かる荷重をF1、当接部Cに掛かる荷重をF2としたとき、F=F1+F2であり、F1:F2=b:aの関係にある。このことから、支軸104の位置を調整することで、フェース部12bに掛かる荷重F1、および当接部Cに掛かる荷重F2を適宜調整できる。
<ゴルフクラブヘッドの製造方法>
次にゴルフクラブヘッドの製造装置100を使用した本発明のゴルフクラブヘッドの製造方法について説明する。
本発明のゴルフクラブヘッドの製造方法は、金型101内に、クラウン部11aとバック部11bとを有した繊維強化樹脂材11と、ソール部12aとフェース部12bとフランジ部12cとを有した金属材12とを、フランジ部12cの外側にクラウン部11aを重ねた状態で配置する配置工程と、金型101で繊維強化樹脂材11と金属材12とを型締めする型締め硬化工程とを有する。
配置工程で配置される繊維強化樹脂材11および金属材12は、例えば以下のようにして得られる。
繊維強化樹脂材11としては、繊維強化樹脂からなるプリプレグを複数枚積層し、プリプレグの有する粘着力で積層したプリプレグを一体化した後、予備賦形したプリフォームが挙げられる。ここで、予備賦形とは、複数のプリプレグを積層し、一体化されたプリプレグを、クラウン部およびバック部に近い形状に賦形することである。
繊維強化樹脂としては、炭素繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維、鉱物繊維(ガラス繊維、バサルト繊維など)などの強化繊維に、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂などのマトリックス樹脂を含浸させたものが挙げられる。強度の点では、強化繊維に炭素繊維を用いることが好ましい。マトリックス樹脂は、強度と成型性の点からエポキシ樹脂が好ましい。
金属材12としては、金属材料を、鋳造、鍛造、またはその組み合わせなどにより加工したものが挙げられる。また、金属材12には、必要に応じて、ソール部12aに対するフェース部12bの角度(ロフト角)、およびフェース部12bに対するフランジ部12cの角度などの矯正が施される。
金属材料としては、チタン合金、アルミニウム高力合金、ステンレス鋼などが挙げられる。ドライバーウッドではチタン合金が好ましく、フェアウエイウッドではステンレス鋼が強度と比重のバランスの点で好ましい。また、金属材12は、部位によって異なる金属材料で構成してもよい。異なる金属材料を組み合わせた金属材12の一例としては、ソール部12aにステンレス鋼を用い、フェース部12bにチタン合金を用いた金属材が挙げられる。
配置工程では、図1に示すように、フランジ部12cとクラウン部11aの端縁とを、クラウン部11aを外側(上側)にして、不図示の接着剤層を介して重ね合わせるとともに、ソール部12aの端縁とバック部11bの端縁を、ソール部12aを外側にして、不図示の接着剤層を介して重ね合わせた上で、繊維強化樹脂材11と金属材12とを、下型101bの下部空間Sb内に配置する。
接着剤層の材料としては、フィルム状接着剤、液状接着剤が挙げられる。フィルム状接着剤は、均一の厚みを有するので、厚み斑が生じにくく、安定した接着強度を得やすい。フィルム状接着剤を構成する樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂などが挙げられ、接着強度の点でエポキシ樹脂が好ましい。液状接着剤は、フィルム状接着剤に比べて塗布斑、厚み斑が生じやすく、接着強度の不足を引き起こす可能性があるので、塗布斑、厚み斑が生じないように十分に注意して塗布する必要がある。フィルム状接着剤、液体接着剤としては、所望の接着強度を得られるものであれば特に限定されない。
型締め硬化工程では、図2に示すように、不図示の荷重手段によって上型101aを水平状態を維持しつつ下型101bに近接させるように所定の位置まで下げる。なお、上型101aの下降前の状態で、下型101bは支軸104の位置が重心よりも後側にあることから、水平に対して前下がりに傾斜する姿勢となっている。上記のように上型101aを下げると、その初期に、上型101aは、その上部空間Saで繊維強化樹脂材11のクラウン部11aの全体を覆うことになり、その後、上型101aは、上部空間Saの天井面をクラウン部11aに、下面の後部を下型101bの上面の後部に当接させて、繊維強化樹脂材11と金属材12とに荷重を掛けてこれらを押圧する。また、不図示の空気ポンプを作動させ、空気供給孔102から荷重バッグ13に空気を送り込んで膨張させ、膨張した荷重バッグ13によって繊維強化樹脂材11に金型101の側に向けた荷重を、例えば3kg/cm2の内圧で掛けるとともに、不図示の加熱手段によって、金型101をマトリックス樹脂の硬化温度に応じた温度に加熱して、マトリックス樹脂を熱硬化させる。この型締め硬化工程により、クラウン部11aの端縁とフランジ部12cとが接合されるとともに、バック部11bの端縁とソール部12aの端縁とが接合され、繊維強化樹脂材11と金属材12とを一体成形したゴルフクラブヘッド10を得る。その際の型締め力としては、例えば780kgf(プレス機のφ63シリンダに25kg/cm2の油圧)程度の力が掛けられるようになっている。
型締め硬化工程において、上型101aによって繊維強化樹脂材11に掛けられた荷重がフェース部12bに伝わる。そして、フェース部12bに掛かる荷重によって下型101bが押される。ここで、下型101bの下部空間Sbの高さhb及び上型101aの上部空間Saの高さhaの合計が、接合後のソール部12aからクラウン部11aまでの高さHよりも小さく設定されていて、上型101a及び下型10bが互いに密着しない範囲で、繊維強化樹脂材11及び金属材12を押圧することになることと、下型101bの、ゴルフクラブヘッド10のフェース部12bが配置される位置よりバック部11b側に、下型101bを上型101aに対して傾くように揺動可能とする支軸104が設けられていることとから、フェース部12bに掛かる荷重に応じた角度で、下型101bは、水平に対して、そのフェース部12b側が上型101aから離れる方向に、上型101aに対して傾いた状態となる。
このように、型締めによる押圧に応じて下型101bを傾ける事で、ゴルフクラブヘッド10に掛かる荷重のバランスの釣り合いを取ることができる。これにより、フェース部12bの高さにばらつきがあっても、クラウン部11aの端縁とフランジ部12cとの接合部分に掛かる荷重を一定に保つことができ、過荷重や荷重不足が生じることがない。そのため、クラウン部11aの端縁とフランジ部12cとの接合強度が十分に確保される。
型締め硬化工程の後、ゴルフクラブヘッド10を金型101から取り出す。そして、荷重バッグ13をソール部12aに設けられた孔から抜き出してから、この孔に合金製のネジなどを螺合して、孔を塞ぐ。さらに、クラウン部11aに段差を有さないように、フェース部12bとフランジ部12cの角に沿って、フランジ部12cからはみ出た繊維強化樹脂材11を切除する。さらに必要に応じて、形状の修正、研磨処理などをゴルフクラブヘッド10に施す。
以上のように、本発明のゴルフクラブヘッドの製造装置100を用いたゴルフクラブヘッドの製造方法では、クラウン部11aの端縁とフランジ部12cとの接合部分に掛かる荷重を、下型101bに支軸104を設けるという簡単な構成によって一定に保つことができるとともに、上型101aおよび下型101bによる加熱が可能なことから、繊維強化樹脂材11に含まれるマトリックス樹脂を充分に硬化させることができる。これにより、装置を複雑化することなく、意匠性に優れたゴルフクラブヘッドを安定して成形できる。また、金属材12のフェース部12bの高さのばらつきの許容範囲が広くなるので、従来は不良金属材とされていたものを型締めに用いることができる。これにより、ゴルフクラブヘッド10の歩留まりの向上が可能である。
なお、この形態例では、支軸104を円柱状としたが、これに限らず、支軸は、例えば断面半球状の棒でもよく、角棒でもよい。また、支軸は、金型または台座と一体化されていてもよい。また、例えば、金型または台座に2箇所以上の突起を設け、これらを支軸としてもよい。なお、3箇所以上の突起を設ける場合、下型101bを揺動可能にすることを鑑みて、突起は直線上に配置されていることが必要である。
また、下型101bの、フェース部12bが配置される位置よりバック部11b側に、下型101bを上型101aに対して傾くように揺動可能とする支軸104が設けられているゴルフクラブヘッドの製造装置に限らず、上型101aの、フェース部12bが配置される位置よりバック部11b側に、上型101aを下型101bに対して傾くように揺動可能とする支軸104が設けられているゴルフクラブヘッドの製造装置であってもよい。なお、この製造装置を用いたゴルフクラブヘッドの製造方法の場合、型締めによる押圧に応じて、上型101aが、水平に対して、そのフェース部12b側が下型101bから離れる方向に、下型101bに対して傾いた状態となる。
また、上型101aにクラウン部11aが接し、下型にソール部12aが接する金型101に限らず、上型101aにソール部12aが接し、下型にクラウン部11aが接する金型を備えたゴルフクラブヘッドの製造装置であってもよい。さらに、上型101aの、フェース部12bが配置される位置よりバック部11b側に、上型101aを下型101bに対して傾くように揺動可能とする支軸104が設けられているゴルフクラブヘッドの製造装置においても、上型101aにソール部12aが接し、下型にクラウン部11aが接する金型を備えていてもよい。
また、ゴルフクラブヘッド10の製造に用いる繊維強化樹脂材11は、複数のプリフォームを組み合わせて構成されてもよい。
また、荷重バッグ13の取付け位置は特に限定されず、繊維強化樹脂材11に孔を設け、その孔に取付けられてもよい。
また、台座103は、図示したような平板状に限らず、型締め時に金型101と接触しない形状であれば、どのような形状であっても構わない。
本形態例によれば、金属材12と繊維強化樹脂材11とを一体成形して中空とする場合であっても、意匠性に優れるゴルフクラブヘッド10を、装置100を複雑化することなく安定して成形でき、かつ、歩留まりを向上することが可能となる。
次に実施例を用いて、本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例1)
図3に示すような、上型101aと、下型101bとを有し、下型101bの底面に支軸104が設けられた金型101を用いた。ここで支軸104は、幅10mm、高さ3mmで、紙面垂直方向に延びる角棒である。フェース部12bから支軸104のフェース部側の端部までの距離aを75mmとし、支軸104のフェース部側の端部から当接部Cまでの距離bは45mmとした。なお、図3において、図1と同様の機能を有する構成要素には、同じ符号を付して説明を省略する。
金型101内に配置する繊維強化樹脂材11としては、炭素繊維にエポキシ系のマトリクス樹脂を含浸したプリプレグ(三菱レイヨン社製TR350H175S)を0°/90°/0°/90°/0°/90°方向に6枚積層し、予備賦形したプリフォームを用いた。また、金属材12としては、チタン合金によって成形した金属材を用いた。次いで、金属材12に、荷重バッグ13を取付けた後、フランジ部12cとクラウン部11aの端縁とを不図示の接着剤層を介して重ね合わせ、かつソール部12aの端縁とバック部11bの端縁とを不図示の接着剤層を介して重ね合わせた後、繊維強化樹脂材11と金属材12とを金型101内に配置した。
次いで、図4に示すように、上型101aを押し下げて、繊維強化樹脂材11と金属材12とを荷重しつつ、不図示の空気ポンプから空気供給孔102を通じて荷重バッグ13に空気を送り、膨張した荷重バッグ13によって、繊維強化樹脂材11に金型101の側に向けた荷重を3kg/cm2の内圧で掛けた。また、金型101を不図示の加熱手段によってマトリックス樹脂の硬化温度に応じた温度に加熱し、マトリックス樹脂を熱硬化させた。このようにして、繊維強化樹脂材11と金属材12とが一体成形されたゴルフクラブヘッド10を得た。この型締めにおいて、下型101bと台座103とのフェース部12b側の隙間D、および下型101bと台座103とのバック部11b側の隙間Eを測定した。結果を表1および図8に示す。
(実施例2)
距離aを70mm、距離bを50mmにした以外は実施例1と同様にして、フェース部12b側の隙間Dおよびバック部11b側の隙間Eを測定した。結果を表1および図8に示す。
(実施例3)
距離aを65mm、距離bを55mmにした以外は実施例1と同様にして、フェース部12b側の隙間Dおよびバック部11b側の隙間Eを測定した。結果を表1および図8に示す。
(実施例4)
図5に示すように、1mm厚のシリコーンゴム105をソール部12aと下型101bとの間に挟むことで、フェース部12bの高さを1mm高くした以外は実施例3と同様にして、フェース部12b側の隙間Dおよびバック部11b側の隙間Eを測定した。結果を表1および図8に示す。
Figure 0005094592
表1および図8の実施例1〜3に示すように、距離bを変えることで、型締めの際のフェース部側12bの隙間Dおよびバック部11b側の隙間Eが変化した。これにより、支軸104が設けられていることで、下型101bが傾くことが示され、かつ支軸104を設置する距離bの調整で、フランジ部12cとクラウン部11aの端縁との接合部分と、その他の部分に掛かる荷重を調整可能であることが示された。
また、表1および図8に示すように、実施例4は実施例3に比較して、フェース部12b側の隙間Dが短くなるとともに、バック部11b側の隙間Eが広くなった。これにより、フェース部12bの高さに対応して、下型101bが傾くことが確認され、フェース部12bの高さにばらつきがあっても、フランジ部12cとクラウン部11aの端縁との接合部分の荷重を一定にできることが示された。なお、実施例3と実施例4の高さの差(シリコーンゴム105の1mm厚分)に比して、フェース部12b側の隙間Dの変化が0.5mmと小さいのは、荷重によってシリコーンゴム105が変形したためと思われる。
フランジ部12cと繊維強化樹脂材11との接合部には、支軸104がない従来の型締めの場合、30kg/cm2の過度な外圧が加わることになる。これに対して、支軸104がある場合、この接合部の外圧は30kg/cm2よりも低くなる。好ましい接合部の外圧は、内圧と同等であれば3kg/cm2であるが、上型101aとフランジ部12cの形状の不整合を勘案して10〜20kg/cm2とするのが好ましい。
ここで、フェース部12bから支軸104のフェース部側の端部までの距離aと、支軸104のフェース部側の端部から当接部Cまでの距離bとを変化させた場合の接合部の外圧を測定した。結果を表2に示す。
Figure 0005094592
表2に示すように、距離a=108mm、距離b=12mm、a側加重比b/(a+b)=0.1の場合、接合部外圧は3kg/cm2と、上記した好ましい範囲である10〜20kg/cm2よりも不足する。これに対して、a=80mm、b=40mm、b/(a+b)=0.33の場合、接合部外圧は10kg/cm2となり、a=75mm、b=45mm、b/(a+b)=0.38の場合、接合部外圧は11.25kg/cm2となり、a=70mm、b=50mm、b/(a+b)=0.42の場合、接合部外圧は12.5kg/cm2となり、a=65mm、b=55mm、b/(a+b)=0.46の場合、接合部外圧は13.75kg/cm2となり、a=60mm、b=60mm、b/(a+b)=0.5の場合、接合部外圧は15kg/cm2となり、a=40mm、b=80mm、b/(a+b)=0.67の場合、接合部外圧は20kg/cm2となって、いずれも、上記した好ましい範囲10〜20kg/cm2となる。よって、接合部外圧は、10〜20kg/cm2とするのが好ましく、これを得るためのa側加重比b/(a+b)は、0.33〜0.67とするのが好ましい。上記した実施例1〜4は、いずれも、接合部外圧およびa側加重比が上記した好ましい範囲に入ることになる。
本発明のゴルフクラブヘッドの製造装置の一実施形態例を示す断面図である。 図1のゴルフクラブヘッドの製造装置の型締め時を示す断面図である。 本発明のゴルフクラブヘッドの他の製造装置の実施形態例を示す断面図である。 図3のゴルフクラブヘッドの製造装置の型締め時を示す断面図である。 本発明のゴルフクラブヘッドの製造装置の他の実施形態例を示す断面図である。 従来のゴルフクラブヘッドの製造装置を示す断面図である。 図6のゴルフクラブヘッドの製造装置の型締め時を示す断面図である。 台座と金型との隙間と、当接部から支軸までの距離bとの関係を示す図である。
符号の説明
10 ゴルフクラブヘッド
11 繊維強化樹脂材
11a クラウン部
11b バック部
12 金属材
12a ソール部
12b フェース部
12c フランジ部
100 ゴルフクラブヘッドの製造装置
101 金型
101a 上型
101b 下型
104 支軸(支持部)
Sa 上部空間
Sb 下部空間

Claims (4)

  1. 上部空間が形成された上型と下部空間が形成された下型とを有し、
    これら上部空間及び下部空間に、クラウン部及びバック部を有する繊維強化樹脂材と、ソール部、フェース部及びフランジ部を有する金属材とが、前記フランジ部の外側に前記クラウン部を重ねた状態で配置され、
    前記上型及び前記下型を近接させて前記繊維強化樹脂材及び前記金属材を接合する中空のゴルフクラブヘッドの製造装置であって、
    前記上部空間及び前記下部空間の高さの合計が、前記ソール部から前記クラウン部までの高さよりも小さく設定されており、
    前記下型の、前記フェース部が配置される位置より前記バック部側に、該下型を前記上型に対して傾くように揺動可能とする支持部が設けられているゴルフクラブヘッドの製造装置。
  2. 上部空間が形成された上型と下部空間が形成された下型とを有し、
    これら上部空間及び下部空間に、クラウン部及びバック部を有する繊維強化樹脂材と、ソール部、フェース部及びフランジ部を有する金属材とが、前記フランジ部の外側に前記クラウン部を重ねた状態で配置され、
    前記上型及び前記下型を近接させて前記繊維強化樹脂材及び前記金属材を接合する中空のゴルフクラブヘッドの製造装置であって、
    前記上部空間及び前記下部空間の高さの合計が、前記ソール部から前記クラウン部までの高さよりも小さく設定されており、
    前記上型の、前記フェース部が配置される位置より前記バック部側に、該上型を前記下型に対して傾くように揺動可能とする支持部が設けられているゴルフクラブヘッドの製造装置。
  3. クラウン部及びバック部を有する繊維強化樹脂材と、ソール部、フェース部及びフランジ部を有する金属材とを、前記フランジ部の外側に前記クラウン部を重ねた状態で上型及び下型からなる金型内に配置し、これら上型及び下型で押圧して接合する中空のゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
    前記上型及び前記下型が互いに密着しない範囲で前記繊維強化樹脂材及び前記金属材を押圧し、
    該押圧に応じて前記下型を前記上型に対して傾けるゴルフクラブヘッドの製造方法。
  4. クラウン部及びバック部を有する繊維強化樹脂材と、ソール部、フェース部及びフランジ部を有する金属材とを、前記フランジ部の外側に前記クラウン部を重ねた状態で上型及び下型からなる金型内に配置し、これら上型及び下型で押圧して接合する中空のゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
    前記上型及び前記下型が互いに密着しない範囲で前記繊維強化樹脂材及び前記金属材を押圧し、
    該押圧に応じて前記上型を前記下型に対して傾けるゴルフクラブヘッドの製造方法。
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