JP5094353B2 - 処理液の減圧搬送方法及び減圧搬送装置 - Google Patents

処理液の減圧搬送方法及び減圧搬送装置 Download PDF

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Description

本発明は、第1タンク内にて粘着剤等の比較的高粘度を有する処理液を減圧下で脱泡し、脱泡後の処理液を第1タンクから第2タンクに搬送するに際して、第1タンク及び第2タンクを減圧状態に保持するとともに、第1タンク内の圧力と第2タンク内の圧力との圧力差を所定範囲に設定することにより、処理液を第1タンクから第2タンクへ搬送する処理液の減圧搬送方法及び減圧搬送装置に関するものである。
従来より、粘着剤等の処理液を脱気・脱泡しながら、処理液を搬送する各種の方法・装置が提案されている。
例えば、特開2004−249215号公報には、脱気装置へ送水される脱気前の塗布液又は脱気装置から排水された脱気後の塗布液の少なくとも一方の溶存酸素量を溶存酸素量検出手段により検出し、溶存酸素量検出手段による検出結果に基づき制御手段が脱気調整手段を制御して脱気装置の脱気度を調整するように構成された脱気システムが記載されている。
また、特開2000−262956号公報には、塗布ヘッドへ塗布液の送液を開始する際に、塗布液を塗布ヘッドへ供給する送液系内を減圧してから液封液で満たし、その後塗布液で液封液を押出置換するように構成された送液方法が記載されている。
特開2004−249215号公報(第2ページ〜第12ページ、図1) 特開2000−262956号公報(第2ページ〜第4ページ、図1)
ここに、前記特許文献1及び特許文献2に記載された脱気システムや送液方法では、塗布液が脱気装置を介してインラインで連続的に脱気されている。
しかしながら、かかる方法は、塗布液の粘度が一般に100mPa・s以下である低粘度である場合に限られ、100mPa・s以上の粘度、特に、1000mPa・s以上の粘度を有する高粘度の塗布液の場合には、脱気装置を介してインラインで連続的に脱気することは困難であり、一般的にバッチ方式で脱気・脱泡処理が行われている。
前記のように、高粘度の塗布液をバッチ方式で脱気・脱泡処理する場合、多量の高粘度の塗布液を一度に脱気・脱泡処理することが可能であるが、このように脱気・脱泡された塗布液は一度に使用されるものではない。
かかる場合、前記のように脱気・脱泡された塗布液は、一旦バッファタンク等の貯留タンクで貯留され、このように貯留された塗布液はその塗布が行われる直前でポンプを介してポンプセットタンク等に搬送された後、塗布ヘッドに供給されるように構成されている。
前記したように、高粘度の塗布液がバッチ方式で脱気・脱泡される場合には、塗布ヘッドに供給するまでに複数段のタンクに渡って搬送されていくこととなり、また、塗布液の搬送にポンプが使用されることから、気泡が塗布液に溶解される虞が多分に存するものである。
塗布液に気泡が溶解されると、塗布ヘッドにより塗布されて形成される粘着剤層中に気泡が残存して外観が悪くなったり、また、粘着剤層の厚さにバラツキが発生してしまう。また、粘着剤層の乾燥後に気泡が残存してしまう。
これを解消するためには、塗布液に溶解している空気を再度脱気・脱泡するとともに、脱気・脱泡後の塗布液の管理を厳重に行う必要があり、かかる場合には、余分な脱気・脱泡処理を行うこととなり、工程上大きなロスが発生してしまう。
本発明は前記従来技術における問題点を解消するためになされたものであり、バッチ方式で脱気・脱泡処理を行う場合においても、処理液を第1タンクから第2タンクへ搬送するに際して、処理液へ気泡が混入溶解されることを確実に防止することが可能な処理液の減圧搬送方法及び減圧搬送装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る処理液の減圧搬送方法は、処理液が投入された第1タンクを減圧して処理液の脱泡処理を行うとともに、脱泡処理された処理液を第1タンクにバルブ手段を有する連結管を介して連結された第2タンクに搬送する処理液の搬送方法であって、前記処理液の粘度は、100mPa・s〜10000mPa・sの範囲にあり、前記処理液の搬送時に、前記第1タンク内の圧力と前記第2タンク及び連結管内の圧力との圧力差が1kPa〜50kPaの範囲に設定されており、前記バルブ手段は、前記第1タンクの近傍位置で前記連結管の上流側に配置された第1バルブ及び連結管にて第1バルブよりも下流側で第2タンクの近傍位置に配置された第2バルブとを有し、前記第2タンクを減圧して第1タンクと第2タンクの間に圧力差を発生する際、前記第1バルブを閉状態にするとともに第2バルブを開状態にして第2タンク及び連結管の減圧を行い、 前記第1バルブ及び第2バルブは、前記圧力差のみに基づき処理液が第1タンクから第2タンクに搬送される際に開放されるとともに、処理液が第1タンクから第2タンクに完全に搬送される前に閉塞されることを特徴とする。
ここに、請求項2に記載されているように、前記圧力差は、1kPa〜20kPaの範囲に設定されていることが望ましい。
また、請求項3に記載されているように、前記処理液の粘度は、1000mPa・s〜10000mPa・sの範囲にあることが望ましい。
更に、請求項4に記載されているように、前記脱泡処理が行われた後における処理液の溶存酸素量は、脱泡処理が行われる前の処理液の溶存酸素量の10%以下であることが望ましい。
請求項5に係る処理液の減圧搬送装置は、処理液が投入されるとともに処理液の脱泡処理が行われる第1タンクと、前記第1タンクにて脱泡処理が行われた処理液が搬送される第2タンクと、前記第1タンクと第2タンクとを連結するとともにバルブ手段を有する連結管と、前記第1タンク、第2タンク及び連結管の減圧を行う減圧手段とを備えた処理液の減圧搬送装置であって、前記処理液の粘度は、100mPa・s〜10000mPa・sの範囲にあり、前記第1タンク内の処理液は、前記減圧手段による減圧下で脱泡処理され、前記脱泡処理された処理液は、前記減圧手段により第1タンク内の圧力と第2タンク及び連結管内の圧力との圧力差が1kPa〜50kPaの範囲に設定された状態で第1タンクから連結管を経て第2タンクに搬送され、前記バルブ手段は、前記第1タンクの近傍位置で前記連結管の上流側に配置された第1バルブ及び連結管にて第1バルブよりも下流側で第2タンクの近傍位置に配置された第2バルブとを有し、前記第2タンクを減圧して第1タンクと第2タンクの間に圧力差を発生する際、前記第1バルブを閉状態にするとともに第2バルブを開状態にして第2タンク及び連結管の減圧を行い、前記第1バルブ及び第2バルブは、前記圧力差のみに基づき処理液が第1タンクから第2タンクに搬送される際に開放されるとともに、処理液が第1タンクから第2タンクに完全に搬送される前に閉塞されることを特徴とする。
ここに、請求項6に記載されているように、前記圧力差は、1kPa〜20kPaの範囲に設定されていることが望ましい。
また、請求項7に記載されているように、前記処理液の粘度は、1000mPa・s〜10000mPa・sの範囲にあることが望ましい。
更に、請求項8に記載されているように、前記脱泡処理が行われた後における処理液の溶存酸素量は、脱泡処理が行われる前の処理液の溶存酸素量の10%以下であることが望ましい。
請求項1に係る処理液の減圧搬送方法では、100mPa・s〜10000mPa・sの範囲にある高粘度の処理液は、第1タンク内にて減圧下でバッチ方式により脱泡処理され、更に、処理液の搬送時に、第1タンク内の圧力と第2タンク及び連結管内の圧力との圧力差が1kPa〜50kPaの範囲に設定されていることに基づき、処理液は減圧下で第1タンクと第2タンク間の圧力差を利用して搬送される。
このとき、第1タンク、連結管及び第2タンクは減圧状態にあり、処理液を第1タンクから連結管を介して第2タンクに搬送する際、系内に空気が残存する場合においても空気が処理液に気泡として混入したり溶解することを確実に防止することができ、また、処理液に気泡が再混入した場合においても容易に気液界面まで誘導して破泡させることができる。
また、圧力差を利用して処理液の搬送が行われることから、処理液の搬送量を容易に調整することができる。更に、送液用のポンプが不要となり、これよりポンプのせん断や熱の影響により処理液の特性が変質してしまうことを防止することができる。
更に、バルブ手段を構成する第1バルブ及び第2バルブは、前記圧力差のみに基づき処理液が第1タンクから第2タンクに搬送される際に開放されるとともに、処理液が第1タンクから第2タンクに完全に搬送される前に閉塞されるので、処理液が完全に抜けきる際に発生する空気の流れに起因して気泡が混入することを防止することができる。
また、請求項5に係る処理液の減圧搬送装置では、100mPa・s〜10000mPa・sの範囲にある高粘度の処理液は、第1タンク内にて減圧下でバッチ方式により脱泡処理され、更に、処理液の搬送時に、減圧手段により第1タンク内の圧力と第2タンク及び連結管内の圧力との圧力差が1kPa〜50kPaの範囲に設定された状態で、第1タンクから連結管を経て第2タンクに搬送される。このように、処理液は、減圧下で減圧手段を介して設定される第1タンクと第2タンク間の圧力差を利用して搬送される。
このとき、第1タンク、連結管及び第2タンクは減圧状態にあり、処理液を第1タンクから連結管を介して第2タンクに搬送する際、系内に空気が残存する場合においても空気が処理液に気泡として混入したり溶解することを確実に防止することができ、また、処理液に気泡が再混入した場合においても容易に気液界面まで誘導して破泡させることができる。
また、圧力差を利用して処理液の搬送が行われることから、処理液の搬送量を容易に調整することができる。更に、送液用のポンプが不要となり、これよりポンプのせん断や熱の影響により処理液の特性が変質してしまうことを防止することができる。
更に、バルブ手段を構成する第1バルブ及び第2バルブは、前記圧力差のみに基づき処理液が第1タンクから第2タンクに搬送される際に開放されるとともに、処理液が第1タンクから第2タンクに完全に搬送される前に閉塞されるので、処理液が完全に抜けきる際に発生する空気の流れに起因して気泡が混入することを防止することができる。
尚、前記減圧搬送方法及び減圧搬送装置は、処理液として水系粘着剤及びエマルジョン系粘着剤の減圧搬送に適用された場合に、より一層の効果を発現することができる。
以下、本発明に係る処理液の減圧搬送方法及び減圧搬送装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係る処理液の減圧搬送装置について、図1に基づき説明する。図1は本実施形態に係る処理液の減圧搬送装置が適用される粘着剤塗布システムを示す概略説明図である。
図1において、粘着剤塗布システムSは、基本的に、バッチ方式で密閉タンク11内に投入された粘着剤を含有する処理液2の脱泡処理を行う脱泡装置1、密閉タンク11内で脱泡された処理液2を一時的に貯留する密閉タンク31を有するバッフアタンク3、バッファタンク3の密閉タンク31から搬送される処理液2を塗布用に貯留する密閉タンク51を有するポンプセットタンク5、ポンプセットタンク5の密閉タンク51から処理液2をフィルタ93を介して塗布装置94まで送液する送液ポンプ92、及び、脱泡装置1の密閉タンク11、バッファタンク3の密閉タンク31、ポンプセットタンク5の密閉タンク51等を減圧する真空ポンプ7から構成されている。
尚、処理液2としては、特に限定されるものではないが、例えば、粘着テープに塗工される粘着剤溶液(粘着剤と溶媒を含有する)が好適である。粘着剤溶液を構成する溶媒は、水であっても有機溶媒であってもよい。粘着剤溶液の粘度は、特に限定されるものではないが、例えば、100mPa・s〜10000mPa・sの範囲、好ましくは1000mPa・s〜5000mPa・sの範囲である。更に、粘着剤溶液には、界面活性剤が含有されてもよい。
ここに、粘着剤溶液の粘度の値は、HAAKE社製粘度計(RheoStress1)を使用し、温度30℃で剪断速度=1(1/s)の条件で測定された値である。
ここに、脱泡装置1の密閉タンク11とバッファタンク3の密閉タンク31とは、連結管4を介して連結されており、かかる連結管4にて、密閉タンク11側にはドレンバルブ14、バッフアタンク3の密閉タンク31側には開閉バルブ41が介装されている。また、バッファタンク3の密閉タンク31とポンプセットタンク5の密閉タンク51とは、連結管6を介して連結されており、かかる連結管6にて、バッフアタンク3の密閉タンク31側にはドレンバルブ33、ポンプセットタンク5の密閉タンク51側には開閉バルブ61が介装されている。更に、ポンプセットタンク5の下流側にはドレンバルブ53が介装され、ポンプ92に連結されている。
また、脱泡装置1の密閉タンク11は、真空バルブ16を介して吸引管8により真空ポンプ7に連結されており、また、バッフアタンク3の密閉タンク31は、真空バルブ35を介して吸引管8により真空ポンプ7に連結されている。更に、ポンプセットタンク5の密閉タンク51は、真空バルブ55を介して吸引管8により真空ポンプ7に連結されている。
脱泡装置1は密閉タンク11を有しており、かかる密閉タンク11内には、処理液2を撹拌するための撹拌羽根12が配設されている。密閉タンク11の上部には、圧力計13、リークバルブ15及び吸引管8に介装された真空バルブ16が設けられている。脱泡装置1における密閉タンク11内の圧力は、リークバルブ15及び真空バルブ16の開度を操作・調整することにより調整される。また、脱泡装置1の密閉タンク11には、処理液2を密閉タンク11に供給するチャージタンク91が連結管96を介して連結されており、チャージタンク91から密閉タンク11に供給される処理液2の量は、開閉バルブ95の開閉を制御することにより調整される。
バッファタンク3は、密閉タンク31を有しており、かかる密閉タンク31の上部には、圧力計32、リークバルブ34及び吸引管8に介装された真空バルブ35が設けられている。密閉タンク31内の圧力は、リークバルブ34及び真空バルブ35の開度を操作・調整することにより調整される。
ポンプセットタンク5は、密閉タンク51を有しており、かかる密閉タンク51の上部には、圧力計52、リークバルブ54及び吸引管8に介装された真空バルブ55が設けられている。密閉タンク51内の圧力は、リークバルブ54及び真空バルブ55の開度を操作・調整することにより調整される。
続いて、前記のように構成された粘着剤塗布システムSにて行われる処理操作について、図2に基づき説明する。図2は粘着剤塗布システムにて行われる処理操作を示すフローチャートである。
先ず、開閉バルブ95を開放することによりチャージタンク91から処理液2が脱泡操作1の密閉タンク11内に投入される(S1)。続いて、脱泡装置1にて処理液2の脱泡処理が行われる(S2)。かかる脱泡時には、真空バルブ16は開状態にされ、他のリークバルブ15、開閉バルブ95、ドレンバルブ14は閉状態にされる。そして、真空ポンプ7により密閉タンク11内が減圧されるとともに、撹拌羽根12の回転が行われる。これにより、処理液2の脱泡処理が行われる。
前記脱泡処理が終了した後、撹拌羽根12の回転が停止され、リークバルブ15の開度を調整して密閉タンク11内の圧力が所定の設定圧力に調整される(S3)。この後、全てのバルブを閉状態にして脱泡装置1内が密閉系に保持される。
次に、バッファタンク3を構成する密閉タンク31に設けられた真空バルブ35及び開閉バルブ41が開状態にされ、真空ポンプ7を介して密閉タンク31及び連結管4が減圧される。
このとき、減圧の程度は、送液系内の残存空気量を決定して処理液2内に気泡の混入を防止するための重要な因子であり、本実施形態の減圧搬送装置では、絶対圧で50kPa以下、好ましくは20kPa以下、更に好ましくは7kPa以下である。送液経路に空気が存在すると、そこで気液界面が発生し、処理液2の移動によって処理液2内部に気泡を取り込んでしまう可能性が高くなることから、前記のように送液系内を減圧する必要がある。また、処理液2の性質によって飽和蒸気圧が異なることから、送液時の温度に依存して処理液2が沸騰をしないように送液系内の圧力を設定する必要がある。
また、リークバルブ34の開度を操作・調整することにより密閉タンク31及び連結管4内が所定設定圧力に調整される(S4)。この調整状態で、密閉タンク11の下流側にて連結管4に介装されているドレンバルブ14が開状態にされる。このとき、脱泡装置1の密閉タンク11とバッファタンク3の密閉タンク31及び連結管4との間で圧力差が発生し、かかる圧力差に基づいて密閉タンク11から密閉タンク31への処理液2の搬送が開始される(S5)。
このとき、前記のように圧力差によって処理液2の搬送を行う場合に、送液流量を制御するためには、送液の上流部と下流部との圧力差が重要な因子となり、例えば、本実施形態では、1kPa〜50kPaの範囲にあることが望ましく、更には5kPa〜20kPaの範囲にあることが望ましい。
ここに、圧力差が大きすぎると液流量は大きくなり、その結果、気液界面の変動が早くなって気泡を取り込みやすくなる。本実施形態の場合、圧力差が50kPa以上になると、処理液2内に気泡が混入される場合が多くなり、また、圧力差が1kPa以下になると、送液流量は極めて小さくなり、生産には適さなくなる。
前記処理液2の搬送中、脱泡装置1側のリークバルブ15及びバッファタンク3側のリークバルブ34の開度を調整することにより、脱泡装置1の密閉タンク11とバッファタンク3の密閉タンク31内がそれぞれ所定の設定圧力に調整される(S6)。このとき、処理液2が密閉タンク11から完全に抜けきる前にドレンバルブ14及び開閉バルブ41が閉状態にされる。これにより、処理液2が完全に抜けきる際に発生する空気の流れに起因して気泡が混入することを防止することができる。
ここに、バッファタンク3の密閉タンク31内に搬送された処理液2を密閉タンク31内で保存する場合、密閉タンク31内は開放系にしても密閉系にしてもよい。また、密閉系にした場合であっても、バッファタンク3の密閉タンク31内は、常圧であっても減圧であってもよい。尚、密閉タンク31内が減圧状態であれば、静置脱泡を促進することができる。
続いて、ポンプセットタンク5を構成する密閉タンク51の真空バルブ55及び開閉バルブ61が開状態にされ、真空ポンプ7を介して密閉タンク51及び連結管6が減圧される。また、リークバルブ54の開度を操作・調整することにより密閉タンク51及び連結管6内が所定設定圧力に調整される(S7)。この調整状態で、密閉タンク31の下流側にて連結管6に介装されているドレンバルブ33が開状態にされる。このとき、密閉タンク31と密閉タンク51及び連結管6との間で圧力差が発生し、かかる圧力差に基づいて密閉タンク31から密閉タンク51への処理液2の搬送が開始される(S8)。
前記処理液2の搬送中、バッファタンク3側のリークバルブ34及びポンプセットタンク5側のリークバルブ54の開度を調整することにより、バッファタンク3の密閉タンク31とポンプセットタンク5の密閉タンク51内がそれぞれ所定の設定圧力に調整される。このとき、処理液2が密閉タンク31から完全に抜けきる前にドレンバルブ33及び開閉バルブ61が閉状態にされる。これにより、処理液2が完全に抜けきる際に発生する空気の流れに起因して気泡が混入することを防止することができる。
前記のように、処理液2をポンプセットタンク5の密閉タンク51に搬送した後、ドレンバルブ53が開状態にされるとともに送液ポンプ92が駆動される。これにより、処理液2は、送液ポンプ92からフィルタ93を経て塗布装置94に搬送される。そして、塗布装置94によりフィルムテープ上に粘着剤を含有する処理液2が塗布されるものである(S9)。
尚、前記システムにおける真空ポンプ7や各種バルブの操作は、各圧力計13、32、52の指針を確認して手動で行われてもよいし、また、各圧力計13、32、52の指針に基づく制御により遠隔指示により自動的に行われてもよい。また、真空ポンプ7は1つでもよいし、複数であってもよい。
続いて、前記したように、処理液2の脱泡前から塗工時に至る処理液2における溶存酸素量の測定について説明する。
ここに、処理液2における溶存酸素量に着目する理由は、処理液2に空気が溶解している場合には処理液2の乾燥時に空気が気泡として発生し、その気泡に起因して種々の問題が発生するからであり、脱泡から塗工に至る間で処理液2の溶存酸素量を厳格に管理する必要がある。尚、処理液2中に溶解した空気量の定量を行うにつき、一般に溶存酸素量を使用して処理液2中に溶解している空気量が表される。
処理液2における溶存酸素量は、脱泡装置1にて脱泡処理が行われる前(脱泡前)、脱泡処理が行われた後(脱泡後)、バッファタンク3の密閉タンク31に搬送された後(搬送後)、及び、塗工時に測定される。
ここに、脱泡装置1の密閉タンク11の底部には、図1に示すように、溶存酸素測定器100が配置されており、かかる溶存酸素測定器100を介して、密閉タンク11内に処理液2が投入された脱泡前及び処理液2の脱泡後に、処理液2の溶存酸素量が測定される。
尚、処理液2の溶存酸素量の測定は、脱泡前及び脱泡後に処理液2を系外にサンプルとして取り出し、測定器により測定してもよい。後述する実施例においては、サーモリオン社製溶存酸素計(Model−810A)を使用して、温度18℃〜28℃の範囲内で5分間測定値が安定するまで測定することにより、処理液2の溶存酸素量の測定を行った。
また、バッファタンク3の密閉タンク31の底部には、図1に示すように、溶存酸素測定器101が配置されており、かかる溶存酸素測定器101を介して、処理液2をバッフアタンク3に搬送した後における処理液2の溶存酸素量が測定される。
更に、ポンプセットタンク5の密閉タンク51の底部には、図1に示すように、溶存酸素測定器102が配置されており、かかる溶存酸素測定器102を介して、塗工時における処理液2のフィルタ循環前及び循環後の溶存酸素量が測定される。その他、塗工時に複数の処理液サンプルを抽出して各処理液サンプルの溶存酸素量の平均値、及び、塗工直前における最終溶存酸素量が測定される。
続いて、実施例1について説明する。
先ず、処理液2として界面活性剤を含む水系粘着剤(ベース39%、粘度6000mPa・s)80kgを脱泡装置1の密閉タンク11内に投入した。この状態で処理液2をサンプリングして溶存酸素計を介して脱泡前の溶存酸素量を測定したところ、5.75mg/Lであった。
密閉タンク11内に投入した処理液2を30分間脱泡処理を行った。ここに、脱泡時には、真空バルブ16を開状態とし、また、その他の脱泡装置1に繋がるバルブは全て閉状態とし、密閉タンク11の内部圧力を3kPaにして撹拌羽根12を回転させることにより減圧脱泡を行った。脱泡処理後、処理液2をサンプリングして溶存酸素計を介して脱泡後の溶存酸素量を測定したところ、0.41mg/Lであった。
ここに、脱泡後における溶存酸素量(0.41mg/L)は、脱泡前の溶存酸素量(5.75mg/L)の7.13%であり、脱泡前の10%以下に減少していることが分かる。
次に、脱泡装置1のリークバルブ15、真空バルブ16及びバッファタンク3のリークバルブ34、真空バルブ35の開度を操作・調整し、真空ポンプ7によって脱泡装置1の密閉タンク11の内部圧力を11kPaに、バッファタンク3の密閉タンク31の内部圧力を4kPaに減圧・調整した。
続いて、ドレンバルブ14及び開閉バルブ41を開放し、密閉タンク11と密閉タンク31との圧力差に基づいて、脱泡装置1の密閉タンク11からバッファタンク3の密閉タンク31へ処理液2を搬送した。このとき、圧力計13の値からリークバルブ15の開度を操作・調整し、処理液2が連結管4を満たすまでは脱泡装置1の密閉タンク11の内部圧力を11kPaに、処理液2がバッファタンク3の密閉タンク31側に流入を開始した後には脱泡装置1の密閉タンク11の内部圧力を17kPaに調整した。即ち、リークバルブ15を操作・調整することによって、脱泡装置1の密閉タンク11の内部圧力とバッファタンク3の密閉タンク31の内部圧力との差が13kPa以内となるように調整した。
バッフアタンク3の密閉タンク31側に処理液2を搬送した後、バッファタンク3に繋がる全てのバルブを閉じた。このとき、処理液2をサンプリングして溶存酸素計を介して搬送後の溶存酸素量を測定したところ、0.28mg/Lであった。
ここに、密閉タンク31への処理液2の搬送後における溶存酸素量(0.28mg/L)は、脱泡前の溶存酸素量(5.75mg/L)の4.87%であり、溶存酸素量は脱泡後におけるよりも更に減少して脱泡前の5%以下に減少していることが分かる。
続いて、バッファタンク3のリークバルブ34と真空バルブ35及びポンプセットタンク5のリークバルブ54と真空バルブ55の開度を操作・調整し、真空ポンプ7によってバッフアタンク3の密閉タンク31の内部圧力を11kPaに、ポンプセットタンク5の密閉タンク51の内部圧力を4kPaに減圧・調整した。
続いて、ドレンバルブ33及び開閉バルブ61を開放し、バッフアタンク3の密閉タンク31とポンプセットタンク5の密閉タンク51との圧力差に基づいて、バッフアタンク3の密閉タンク31からポンプセットタンク5の密閉タンク51へ処理液2を搬送した。このとき、圧力計32の値からリークバルブ34の開度を操作・調整し、処理液2が連結管6を満たすまではバッフアタンク3の密閉タンク31の内部圧力を11kPaに、処理液2がポンプセットタンク5の密閉タンク51側に流入を開始した後にはバッフアタンク3の密閉タンク31の内部圧力を23kPaに調整した。即ち、リークバルブ54を操作・調整することによって、バッフアタンク3の密閉タンク31の内部圧力とポンプセットタンク5の密閉タンク51の内部圧力との差が19kPa以内となるように調整した。
ポンプセットタンク5の密閉タンク51側に処理液2を搬送した後、ポンプセットタンク5に繋がる全てのバルブを閉じた。このとき、処理液2をサンプリングして溶存酸素計を介して搬送後の溶存酸素量を測定したところ、0.28mg/Lであった。
ここに、密閉タンク51への処理液2の搬送後における溶存酸素量(0.28mg/L)は、脱泡前の溶存酸素量(5.75mg/L)の4.87%であり、溶存酸素量は密閉タンク31への搬送後の状態を維持しており、また、脱泡後におけるよりも更に減少して脱泡前の5%以下に減少していることが分かる。
この後、ポンプセットタンク5の密閉タンク51内の処理液2を、送液ポンプ92により、フィルタ93を介して塗布装置94に搬送し、粘着剤の塗布処理を行った。この結果、粘着剤の塗布面には気泡は存在しておらず、外観上問題なく粘着剤の塗布を行うことができた。
尚、前記した塗工時における処理液2をサンプリングして溶存酸素計を介して搬送後の溶存酸素量を測定したところ、循環前には0.83mg/L、循環後には0.66mg/L、複数の処理液サンプルを抽出した各処理液サンプルの溶存酸素量の平均値は0.55mg/L、塗工直前における最終溶存酸素量は1.04mg/Lであった。
[参考例]
続いて、参考例について説明する。
先ず、処理液2として界面活性剤を含む水系粘着剤(ベース38%、粘度2600mPa・s)15kgを脱泡装置1の密閉タンク11内に投入した。この状態で処理液2をサンプリングして溶存酸素計を介して脱泡前の溶存酸素量を測定したところ、3.8mg/Lであった。
密閉タンク11内に投入した処理液2を30分間脱泡処理を行った。ここに、脱泡時には、真空バルブ16を開状態とし、また、その他の脱泡装置1に繋がるバルブは全て閉状態とし、密閉タンク11の内部圧力を3kPaにして撹拌羽根12を回転させることにより減圧脱泡を行った。脱泡処理後、処理液2をサンプリングして溶存酸素計を介して脱泡後の溶存酸素量を測定したところ、0.4mg/Lであった。
ここに、脱泡後における溶存酸素量(0.4mg/L)は、脱泡前の溶存酸素量(3.8mg/L)の約10.5%であり、脱泡前の10%程度に減少していることが分かる。
次に、脱泡装置1のリークバルブ15、真空バルブ16及びバッファタンク3のリークバルブ34、真空バルブ35の開度を操作・調整し、真空ポンプ7によって脱泡装置1の密閉タンク11の内部圧力を11kPaに、バッファタンク3の密閉タンク31の内部圧力を4kPaに減圧・調整した。
続いて、ドレンバルブ14及び開閉バルブ41を開放し、密閉タンク11と密閉タンク31との圧力差に基づいて、脱泡装置1からバッファタンク3へ処理液2を搬送した。このとき、圧力計13の値からリークバルブ15の開度を操作・調整し、処理液2が連結管4を満たすまでは脱泡装置1の密閉タンク11の内部圧力を11kPaに、処理液2がバッファタンク3の密閉タンク31側に流入を開始した後には脱泡装置1の密閉タンク11の内部圧力を13kPaに調整した。即ち、リークバルブ15を操作・調整することによって、脱泡装置1の密閉タンク11の内部圧力とバッファタンク3の密閉タンク31の内部圧力との差が10kPa以内となるように調整した。
バッフアタンク3の密閉タンク31側に処理液2を搬送した後、バッファタンク3に繋がる全てのバルブを閉じた。このとき、処理液2をサンプリングして溶存酸素計を介して搬送後の溶存酸素量を測定したところ、0.38mg/Lであった。
ここに、密閉タンク31への処理液2の搬送後における溶存酸素量(0.38mg/L)は、脱泡前の溶存酸素量(3.8mg/L)の10.0%であり、溶存酸素量は脱泡後におけるのと同様脱泡前の略10%に減少していることが分かる。
続いて、バッファタンク3のリークバルブ34と真空バルブ35及びポンプセットタンク5のリークバルブ54と真空バルブ55の開度を操作・調整し、真空ポンプ7によってバッフアタンク3の密閉タンク31の内部圧力を11kPaに、ポンプセットタンク5の密閉タンク51の内部圧力を4kPaに減圧・調整した。
続いて、ドレンバルブ33及び開閉バルブ61を開放し、バッフアタンク3の密閉タンク31とポンプセットタンク5の密閉タンク51との圧力差に基づいて、バッフアタンク3の密閉タンク31からポンプセットタンク5の密閉タンク51へ処理液2を搬送した。このとき、圧力計32の値からリークバルブ34の開度を操作・調整し、処理液2が連結管6を満たすまではバッフアタンク3の密閉タンク31の内部圧力を4kPaに、処理液2がポンプセットタンク5の密閉タンク51側に流入を開始した後にはバッフアタンク3の密閉タンク31の内部圧力を13kPaに調整した。即ち、リークバルブ54を操作・調整することによって、バッフアタンク3の密閉タンク31の内部圧力とポンプセットタンク5の密閉タンク51の内部圧力との差が10kPa以内となるように調整した。
ポンプセットタンク5の密閉タンク51側に処理液2を搬送した後、ポンプセットタンク5に繋がる全てのバルブを閉じた。このとき、処理液2をサンプリングして溶存酸素計を介して搬送後の溶存酸素量を測定したところ、0.39mg/Lであった。
ここに、密閉タンク51への処理液2の搬送後における溶存酸素量(0.39mg/L)は、脱泡前の溶存酸素量(3.8mg/L)の約10.2%であり、溶存酸素量は密閉タンク31への搬送後の状態を維持しており、また、脱泡後におけるのと同様脱泡前の略10%に減少していることが分かる。
この後、ポンプセットタンク5の密閉タンク51内の処理液2を、送液ポンプ92により、フィルタ93を介して塗布装置94に搬送し、粘着剤の塗布処理を行った。この結果、粘着剤の塗布面には気泡は存在しておらず、外観上問題なく粘着剤の塗布を行うことができた。
本実施形態に係る処理液の減圧搬送装置が適用される粘着剤塗布システムを示す概略説明図である。 粘着剤塗布システムにて行われる処理操作を示すフローチャートである。
1 脱泡装置
2 処理液
3 バッフアタンク
4 連結管
5 ポンプセットタンク
7 真空ポンプ
6 連結管
11 密閉タンク
13 真空バルブ
31 密閉タンク
51 密閉タンク

Claims (8)

  1. 処理液が投入された第1タンクを減圧して処理液の脱泡処理を行うとともに、脱泡処理された処理液を第1タンクにバルブ手段を有する連結管を介して連結された第2タンクに搬送する処理液の搬送方法であって、
    前記処理液の粘度は、100mPa・s〜10000mPa・sの範囲にあり、
    前記処理液の搬送時に、前記第1タンク内の圧力と前記第2タンク及び連結管内の圧力との圧力差が1kPa〜50kPaの範囲に設定されており、
    前記バルブ手段は、前記第1タンクの近傍位置で前記連結管の上流側に配置された第1バルブ及び連結管にて第1バルブよりも下流側で第2タンクの近傍位置に配置された第2バルブとを有し、
    前記第2タンクを減圧して第1タンクと第2タンクの間に圧力差を発生する際、前記第1バルブを閉状態にするとともに第2バルブを開状態にして第2タンク及び連結管の減圧を行い、
    前記第1バルブ及び第2バルブは、前記圧力差のみに基づき処理液が第1タンクから第2タンクに搬送される際に開放されるとともに、処理液が第1タンクから第2タンクに完全に搬送される前に閉塞されることを特徴とする処理液の減圧搬送方法。
  2. 前記圧力差は、1kPa〜20kPaの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の処理液の減圧搬送方法。
  3. 前記処理液の粘度は、1000mPa・s〜10000mPa・sの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の処理液の減圧搬送方法。
  4. 前記脱泡処理が行われた後における処理液の溶存酸素量は、脱泡処理が行われる前の処理液の溶存酸素量の10%以下であることを特徴とする請求項1に記載の処理液の減圧搬送方法。
  5. 処理液が投入されるとともに処理液の脱泡処理が行われる第1タンクと、
    前記第1タンクにて脱泡処理が行われた処理液が搬送される第2タンクと、
    前記第1タンクと第2タンクとを連結するとともにバルブ手段を有する連結管と、
    前記第1タンク、第2タンク及び連結管の減圧を行う減圧手段とを備えた処理液の減圧搬送装置であって、
    前記処理液の粘度は、100mPa・s〜10000mPa・sの範囲にあり、
    前記第1タンク内の処理液は、前記減圧手段による減圧下で脱泡処理され、
    前記脱泡処理された処理液は、前記減圧手段により第1タンク内の圧力と第2タンク及び連結管内の圧力との圧力差が1kPa〜50kPaの範囲に設定された状態で第1タン
    クから連結管を経て第2タンクに搬送され、
    前記バルブ手段は、前記第1タンクの近傍位置で前記連結管の上流側に配置された第1バルブ及び連結管にて第1バルブよりも下流側で第2タンクの近傍位置に配置された第2バルブとを有し、
    前記第2タンクを減圧して第1タンクと第2タンクの間に圧力差を発生する際、前記第1バルブを閉状態にするとともに第2バルブを開状態にして第2タンク及び連結管の減圧を行い、
    前記第1バルブ及び第2バルブは、前記圧力差のみに基づき処理液が第1タンクから第2タンクに搬送される際に開放されるとともに、処理液が第1タンクから第2タンクに完全に搬送される前に閉塞されることを特徴とする処理液の減圧搬送装置。
  6. 前記圧力差は、1kPa〜20kPaの範囲に設定されていることを特徴とする請求項5に記載の処理液の減圧搬送装置。
  7. 前記処理液の粘度は、1000mPa・s〜10000mPa・sの範囲にあることを特徴とする請求項5に記載の処理液の減圧搬送装置。
  8. 前記脱泡処理が行われた後における処理液の溶存酸素量は、脱泡処理が行われる前の処理液の溶存酸素量の10%以下であることを特徴とする請求項5に記載の処理液の減圧搬送装置。
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