JP5092488B2 - ディスプレイ用光学シート及びこれを用いたバックライト・ユニット並びに表示装置 - Google Patents
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このBEFは、図1に示すように、基材70上に、断面三角形状の単位レンズ72が一方向に周期的に配列されたフィルムである。このプリズム72は光の波長に比較して大きいサイズ(ピッチ)である。BEFは、“軸外(off-axis)”からの光を集光し、この光を視聴者に向けて“軸上(on-axis)”に方向転換(redirect)または“リサイクル(recycle)”する。
単位レンズ72の反復的アレイ構造が一方向のみに並列される方式では、その並列方向での方向転換またはリサイクルのみが可能であり、水平および垂直方向での表示光の輝度制御を行うためには、プリズム群の並列方向が互いに略直交するように、2枚のシートを重ねて組み合わせて用いる必要がある。
しかしながら、同時に反射/屈折作用Yによる光成分が、視聴者の視覚方向Fに進むことなく横方向に無駄に出射されてしまう。
したがって、図1及び図2に示すようなBEFを用いた光学シートから出射される光強度分布は、図3に示すように、視聴者の視覚方向F、すなわち視覚方向Fに対する角度が0°(軸上方向にあたる)における光強度が最も高められるものの、図3中横軸に示す±90°近辺の小さな光強度ピークとして示されるように、横方向から無駄に出射される光も増えてしまうという問題がある。
一般には、前記単位レンズ72の並列される方向が略直交するように、2枚の光学シートが併用される使用形態が普及している。
このような±90°近辺に光強度ピークを有する輝度分布は望ましくはなく、±90°近辺での光強度ピークのない滑らかな輝度分布の方が望ましい。
また、軸上輝度のみが過度に向上すると、グラフ中(特に、垂直分布の曲線で)の山の幅が著しく狭くなり、視域が極端に限定されるため、グラフ中の山の幅を適度に拡げるために、光学シートとは別基材の光拡散フィルムを新たに併用する必要があり、基材数の増加を伴っている。
例えば、究極的にバックライトに使用される基材が1点となれば、複数枚の光学シートをそろえて組み込む必要がなくなり、バックライトのアセンブリにおいてオートメーション化が可能となる。
請求項3の発明は、請求項1記載の光学シートにおいて、前記単位レンズは、截頭多角錐形状を呈することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3に何れか1項記載の光学シートにおいて、前記単位レンズの傾斜側面の周囲に形成される空間は低屈折率材料により充填されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4記載の光学シートにおいて、前記低屈折率材料は空気であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4記載の光学シートにおいて、前記低屈折率材は反射性微粒子を含有した低屈折率樹脂であることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1乃至7に何れか1項記載の光学シートにおいて、前記傾斜側面は湾曲されていることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至8に何れか1項記載の光学シートにおいて、前記単位レンズの傾斜側面はそれぞれ2以上の異なる角度の微分傾斜面で形成されていることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項10記載の光学シートにおいて、前記光拡散層は、プリズムシート、レンチキュラーシート、開口部と反射層を備えたレンチキュラーシート、マイクロレンズシート等の何れかで構成されていることを特徴とする。
前記一対の傾斜側面の各仮想延長面で形成される前記単位プリズムの頂角θpは5[deg]<θp<30[deg]の範囲に設定され、前記単位プリズムの頂面の幅Dは、前記単位プリズムが配列されたピッチPに対して0.2P<D<0.5Pの範囲に設定され、前記単位レンズの頂面は湾曲され、この湾曲頂面の曲率半径Rpは、前記単位レンズが配列されたピッチPより大きい値Rp>Pに設定されていることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項13または14記載の光学シートにおいて、互いに隣接する前記単位プリズムの傾斜側面との間に形成される空間は低屈折率材料により充填されていることを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項15記載の光学シートにおいて、前記低屈折率材料は空気であることを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項15記載の光学シートにおいて、前記低屈折率材は反射性微粒子を含有した低屈折率樹脂であることを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項13乃至18に何れか1項記載の光学シートにおいて、前記傾斜側面は湾曲されていることを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項13乃至18に何れか1項記載の光学シートにおいて、前記単位レンズの傾斜側面はそれぞれ2以上の異なる角度の微分傾斜面で形成されていることを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項13乃至20に何れか1項記載の光学シートにおいて、前記基材の前記単位プリズムと反対の他方の面に前記基材の出射光を拡散する光学的拡散要素を含む光拡散層を積層したことを特徴とする。
請求項23の発明は、請求項21記載の光学シートにおいて、前記光拡散層は、プリズムシート、レンチキュラーシート、開口部と反射層を備えたレンチキュラーシート、マイクロレンズシート等の何れかで構成されていることを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態における光学シートをディスプレイ用バックライト・ユニットの照明光路制御に用いたバックライト・ユニットを具備する液晶表示装置の概略断面図であり、各部位の縮尺は実際とは一致しない。
図4に示す液晶表示装置100は、液晶パネル42(特許請求の範囲に記載した画像表示素子に相当する)と、この液晶パネル42の光入射側に臨ませて配置されたバックライト・ユニット40を備える。
バックライト・ユニット40は、液晶パネル42の光入射側に臨ませて配置された、照明光路制御用の光学シート38及び直下型光源23を含んで構成される。
透明樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、シリコーン系アクリル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、メチルスチレン樹脂及びフルオレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を使用することができる。
また、レンズレシート36の基材32と反対の面には、単位レンズ34の頂面34bにそれぞれ臨む光透過層46と、単位レンズ34の頂面34bを除く単位レンズ34間の谷部分にそれぞれ臨む反射層48が並列してなる光マスク44が設けられている。この光マスク44は感光性接着層50を介してレンズシート36に一体に接着されている。
前記レンズシート36は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーカーボネート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、COP(シクロオレフィンポリマー)等を用いて、当該技術分野では良く知られている押出成形法、射出成形法、あるいは熱プレス成形法等により、前記単位レンズ34と前記基材32からなる前記レンズシート36を一体成形しても良い。
また、直下型光源23と対向する光マスク44の面(単位レンズ34と反対の面)には光拡散板26(特許請求の範囲に記載した光拡散層に相当)が設けられている。
透明粒子としては、無機酸化物からなる透明粒子又は樹脂からなる透明粒子が使用できる。例えば、無機酸化物からなる透明粒子としてはシリカやアルミナ等からなる粒子を挙げることができる。また、樹脂からなる透明粒子としては、アクリル粒子、スチレン粒子、スチレンアクリル粒子及びその架橋体;メラミン−ホルマリン縮合物の粒子;PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ペルフルオロアルコキシ樹脂)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PVDF(ポリフルオロビニリデン)、及びETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)等の含フッ素ポリマー粒子;シリコーン樹脂粒子等を挙げることができる。これら透明粒子は、2種類以上を混合して使用してもよい。
直下型光源23は、陰極線管またはLED等からなるランプ23aと、ランプ23aの光を光学シート38へ反射する光反射板23bを含んで構成されている。
本発明かかる液晶表示装置の第2の実施の形態について図6を参照して説明する。
この図6に示す液晶表示装置100において、上記図4に示す第1の実施の形態と同様な構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、図4と異なる部分を重点に述べる。
上記第1の実施の形態と異なる点は、基材32の単位レンズ34と反対の面に、基材32を透過した光を拡散して液晶パネル42に向け出射する光拡散層52を積層したところにある。この光拡散層52は、透明樹脂52a中に透明粒子52bを分散することで構成される。
このような光拡散層52は、指向性の強い集光特性を拡散させる機能を持ち、また光学シート全体での輝度ムラを低減させ、且つ単位レンズピッチと画素ピッチとにより生じるモアレ縞を消す効果もある。
また、光拡散層52は、これら透明樹脂中に透明粒子を分散して、押出し成型することにより、基材32と一体に製造することができる。また、基材32と光拡散層52を貼り合わせた場合、そりの影響を考慮すると、基材32の膨張係数、すなわち常温での線膨張係数は、4.0×10−5cm/cm/℃から1.0×10−4cm/cm/℃であることが望ましい。
本発明かかる液晶表示装置の第3の実施の形態について図7を参照して説明する。
この図7に示す液晶表示装置100において、上記図4に示す第1の実施の形態と同様な構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、図4と異なる部分を重点に述べる。
第1の実施の形態と異なる点は、基材32の単位レンズ34と反対の面に、基材32を透過した光を拡散して液晶パネル42に向け出射する光拡散層53を、接着剤54に貼り合わせたところにある。
この光拡散層53は、光学的拡散材を含むレンチキュラーシート層53aと、このレンチキュラー基材層53aの光出射側に形成された半円柱状のシリンドリカルレンズを多数配列してなるレンチキュラーレンズ層53bとから構成されている。
また、光拡散層53は、通常のプリズムシート、レンチキュラーシート、開口部と反射層を備えたレンチキュラーシート、マイクロレンズシート、または上記光学シート38と同様な光学シート、DBEF、拡散フィルム等から構成されるものであってもよい。
また、本発明のさらに他の実施の形態としては、単位レンズ34の傾斜側面34cの微分傾斜角度を2つ以上の面で構成することにより、隣接する単位レンズ34の傾斜側面34c間に形成される空間42内に充填された低屈折率材料と単位レンズとの屈折率差により生じる全反射角度を調整することができる。
また、本発明の別の実施の形態としては、単位レンズ34の頂面34bを光マスク44側へ突出する湾曲面とし、その曲率半径Rpを、Rp>Pに設定する。この頂面34bの曲率半径Rpは、図5に示すように、頂面34bの半幅をa、頂面34bの頂点の高さをbとしたとき、以下の式で求められる。
上述のような実施の形態によれば、中心輝度及び周辺輝度の値を制御し、BEFに代表される輝度上昇フィルムと同等以上のゲインを持ち、且つ複数の光学基材を1点に集約可能なディスプレイ用光学シート及びこれを用いたバックライト・ユニット並びに液晶表示装置を提供できる。
また、本発明における単位レンズの配列構造は、上記第1〜第3の実施の形態に示すように、截頭多角錐形状を呈する単位レンズの底面の周辺が互いに接する配列構造のものに限らず、単位レンズの底面の周辺が、その頂面側のように互いに一定の間隔離れた配列構造にしてもよい。
以下、本発明の第4の実施の形態について図8及び図9に基づいて詳細に説明する。
図8は本発明の第4の実施の形態における液晶表示装置の概略断面図、図9は第4の実施の形態におけるプリズムシートの要部の斜視図であり、各部位の縮尺は実際とは一致しない。
図8に示す液晶表示装置200は、液晶パネル201(特許請求の範囲に記載した画像表示素子に相当する)と、この液晶パネル201の光入射側に臨ませて配置されたバックライト・ユニット202を備える。
バックライト・ユニット202は、液晶パネル201の光入射側に臨ませて配置された、照明光路制御用の光学シート203及び直下型光源204を含んで構成される。
単位プリズム206は、熱可塑性若しくはUV硬化性樹脂から成形されるもので、図3に示すように、基材205の一方の面に接合され、ピッチPに相当する幅を有する底面206aと、この底面206aの幅Pより小さい幅Dを有する頂面206bと、底面206aと頂面206bとの間を接続する一対の傾斜側面206c,206cとを有する截頭三角形状を呈している。
プリズムシート207の基材205と反対の面には、単位プリズム206の頂面206bにそれぞれ臨むストライブ状の光透過層208と、単位プリズム206の頂面206bを除く単位プリズム206間の谷部分にそれぞれ臨むストライブ状の反射層209が並列してなる光マスク210が設けられている。この光マスク210は感光性接着層211を介してプリズムシート207に接着されている。
前記プリズムシート207は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーカーボネート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、COP(シクロオレフィンポリマー)等を用いて、当該技術分野では良く知られている押出成形法、射出成形法、あるいは熱プレス成形法等により、前記単位プリズム206と前記基材205からなる前記レンズシート207を一体成形しても良い。
また、直下型光源204と対向する光マスク210の面(単位プリズム206と反対の面)には接着層214を介して光拡散板213が一体に貼り合わされている。
直下型光源204は、陰極線管またはLED等からなるランプ204aと、ランプ204aの光を光学シート203へ反射する光反射板204bを含んで構成されている。
さらに、本発明においては、単位プリズム206の傾斜側面206cの微分傾斜角度を2つ以上の面で構成することにより、隣接する単位プリズム206の傾斜側面206c間に形成される空間212内に充填された低屈折率材料と単位プリズムとの屈折率差により生じる全反射角度を調整することができる。
さらに、頂面206bの実際の形状は球面でなく、放物線や双曲線、楕円、その他湾曲面であり得る。このようにして求められた曲率半径Rpが単位プリズムのピッチPよりも大きい曲率半径であるとき、そのレンズ効果によりセルフアライメントによる反射層48の転写時において、その露光境界線を前記頂面側にシフトさせ、隣接する単位プリズムの間を反射層48で確実に覆うことができる。しかるに、曲率半径Rpが小さいと、転写時に圧力がかかってしまい、転写性が劣化する。
なお、本発明における単位プリズムの配列構造は、上記第4の実施の形態に示すように、截頭三角形状を呈する単位プリズムの底面の縁が互いに接する配列構造のものに限らず、単位プリズムの底面の縁が、その頂面側のように互いに一定の間隔離れた配列構造にしてもよい。
(実施例1)
単位レンズピッチPを0.1mm、単位レンズの頂角を10度、単位レンズ頂面幅を0.03mm,0.04mm,0.05mm,0.06mm,0.07mmとした光学シートを作製した。
(実施例2)
単位レンズピッチPを0.1mm、単位レンズの頂角を15度、単位レンズ頂面幅を0.03mm,0.04mm,0.05mm,0.06mm,0.07mmとした光学シートを作製した。
(実施例3)
単位レンズピッチPを0.1mm、単位レンズの頂角を30度、単位レンズ頂面幅を0.03mm,0.04mm,0.05mm,0.06mm,0.07mmとした光学シートを作製した。
(実施例4)
単位レンズピッチPを0.1mm、単位レンズの頂角を40度、単位レンズ頂面幅を0.04mmとした、光学シートを作製した。
(実施例5)
単位レンズピッチPを0.1mm、単位レンズの頂角を10度、単位レンズ頂面幅を0.03mm、基材70の単位レンズ34と反対の面に光拡散層74を設けてなる光学シートを作製した。
(実施例6)
単位レンズピッチPを0.1mm、単位レンズの頂角を15度、単位レンズ頂面幅を0.04mm、基材32の第1レンズシート36と反対の面に単位レンズ34の配列方向と90度の角度をずらした、図示省略のレンチキュラーシート(特許請求の範囲に記載した第2レンズシートに相当する)を貼り合せてなる光学シートを作製した。
図11は、開講率30%、40%、50%、60%、70%に対応する上記実施例1〜3の正面輝度、半値角の特性を表している。
Claims (25)
- ディスプレイ用バックライト・ユニットの照明光路制御に使用される光学シートであって、
基材と、前記基材の一方の面に単位レンズを前記一方の面に沿い二次元方向に一定のピッチで配列形成してなるレンズシートを備え、
前記単位レンズは、前記基材の一方の面に接合され前記ピッチに相当する幅もしくは該幅より小さい幅の底面と、前記底面と平行でかつ該底面の幅より小さい幅の頂面と、前記底面の幅方向の両端と該両端に対応する前記頂面の両端との間を接続する傾斜側面とを有し、
前記レンズシートの前記基材と反対の面に、前記単位レンズの頂面にそれぞれ臨む光透過層と前記頂面を除く前記単位レンズの他の部分にそれぞれ臨む反射層が並列してなる光マスクが設けられ、
前記傾斜側面の仮想延長面で形成される前記単位レンズの頂角θpは5[deg]<θp<40[deg]の範囲に設定され、
前記頂面の幅Dは前記単位レンズのピッチPに対して0.2P<D<0.5Pの範囲に設定され、
前記単位レンズの頂面は湾曲され、この湾曲頂面の曲率半径Rpは、前記単位レンズが配列されたピッチPより大きい値Rp>Pに設定されている、
ことを特徴とする光学シート。 - 前記レンズシートが同一の材料で一体成形されていることを特徴とする請求項1記載の光学シート。
- 前記単位レンズは、截頭多角錐形状を呈することを特徴とする請求項1記載の光学シート。
- 前記単位レンズの傾斜側面の周囲に形成される空間は低屈折率材料により充填されていることを特徴とする請求項1乃至3に何れか1項記載の光学シート。
- 前記低屈折率材料は空気であることを特徴とする請求項4記載の光学シート。
- 前記低屈折率材は反射性微粒子を含有した低屈折率樹脂であることを特徴とする請求項4記載の光学シート。
- 前記光マスクの前記単位レンズと反対の面に光拡散層が積層されていることを特徴とする請求項1乃至6に何れか1項記載の光学シート。
- 前記傾斜側面は湾曲されていることを特徴とする請求項1乃至7に何れか1項記載の光学シート。
- 前記単位レンズの傾斜側面はそれぞれ2以上の異なる角度の微分傾斜面で形成されていることを特徴とする請求項1乃至8に何れか1項記載の光学シート。
- 前記基材の前記単位レンズと反対の他方の面に前記基材の出射光を拡散する光学的拡散要素を含む光拡散層を積層したことを特徴とする請求項1乃至9に何れか1項記載の光学シート。
- 前記光拡散層は、透明樹脂中に透明粒子を分散して構成されていることを特徴とする請求項10記載の光学シート。
- 前記光拡散層は、プリズムシート、レンチキュラーシート、開口部と反射層を備えたレンチキュラーシート、マイクロレンズシート等の何れかで構成されていることを特徴とする請求項10記載の光学シート。
- ディスプレイ用バックライト・ユニットの照明光路制御に使用される光学シートであって、
基材と、前記基材の一方の面に複数の単位プリズムを一定のピッチで平行に配列してなるアレイ形状のプリズムシートを備え、
前記単位プリズムは、前記基材の一方の面に接合され前記ピッチに相当する幅の底面と、前記底面と平行でかつ該底面の幅より小さい幅の頂面と、前記底面の幅方向の両端と該両端に対応する前記頂面の両端との間を接続する一対の傾斜側面とを有し、
前記プリズムシートの前記基材と反対の面に、前記単位プリズムの頂面にそれぞれ臨む光透過層と前記単位プリズムの頂面を除く前記単位プリズムの他の部分にそれぞれ臨む反射層が並列してなる光マスクが設けられ、
前記一対の傾斜側面の各仮想延長面で形成される前記単位プリズムの頂角θpは5[deg]<θp<30[deg]の範囲に設定され、
前記単位プリズムの頂面の幅Dは、前記単位プリズムが配列されたピッチPに対して0.2P<D<0.5Pの範囲に設定され、
前記単位レンズの頂面は湾曲され、この湾曲頂面の曲率半径Rpは、前記単位レンズが配列されたピッチPより大きい値Rp>Pに設定されている、
ことを特徴とする光学シート。 - 前記プリズムシートが同一の材料で一体成形されていることを特徴とする請求項13記載の光学シート。
- 互いに隣接する前記単位プリズムの傾斜側面との間に形成される空間は低屈折率材料により充填されていることを特徴とする請求項13または14記載の光学シート。
- 前記低屈折率材料は空気であることを特徴とする請求項15記載の光学シート。
- 前記低屈折率材は反射性微粒子を含有した低屈折率樹脂であることを特徴とする請求項15記載の光学シート。
- 前記光マスクの前記単位プリズムと反対の面に光拡散層が積層されていることを特徴とする請求項13乃至17に何れか1項記載の光学シート。
- 前記傾斜側面は湾曲されていることを特徴とする請求項13乃至18に何れか1項記載の光学シート。
- 前記単位レンズの傾斜側面はそれぞれ2以上の異なる角度の微分傾斜面で形成されていることを特徴とする請求項13乃至18に何れか1項記載の光学シート。
- 前記基材の前記単位プリズムと反対の他方の面に前記基材の出射光を拡散する光学的拡散要素を含む光拡散層を積層したことを特徴とする請求項13乃至20に何れか1項記載の光学シート。
- 前記光拡散層は、透明樹脂中に透明粒子を分散して構成されていることを特徴とする請求項21記載の光学シート。
- 前記光拡散層は、プリズムシート、レンチキュラーシート、開口部と反射層を備えたレンチキュラーシート、マイクロレンズシート等の何れかで構成されていることを特徴とする請求項21記載の光学シート。
- 光源と、請求項1乃至23の何れか1項に記載の光学シートを少なくとも備える、
ことを特徴とするディスプレイ用バックライト・ユニット。 - 画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定する画像表示素子と、
前記画像表示素子の背面に配置された、請求項24記載のディスプレイ用バックライト・ユニットとを備える、
ことを特徴とする表示装置。
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