JP5091483B2 - 安全な脊髄カテーテル - Google Patents

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Description

本発明は医療用カテーテルに関し、特に脊髄カテーテルに関する。
持続脊髄麻酔の利点は、長い間麻酔医に高く評価されてきた。従来の単回注射の方法とは異なり、留置カテーテルを用いる持続脊髄麻酔(「CSA」)によって、時間制限のない麻酔が可能となり、麻酔薬を少量ずつ繰り返し追加して神経ブロックのレベルを慎重に制御することが可能となる。脊髄麻酔の代用として広く使用されるようになってきた持続硬膜外麻酔に比べ、CSAは、所望の効果を達成するために必要とする薬剤が一般にはるかに少なく、カテーテルを正確に設置するための目的地点が明確であり、「試験投与」が不要であり、神経ブロックははるかに信頼性が高くむらが少ない。
残念ながら、技術上の問題により持続脊髄麻酔法の利点は著しく制限されてきた。最近まで、脊髄針を通して脊髄カテーテルを挿入する標準的な方法は、非常に小型の針およびカテーテルを製造するのが困難であることとも相まって、大型の針およびカテーテルを避けられないため、容認し難いほど高率で硬膜穿刺後頭痛(「PDPH」)を発生させるものであった。
1980年代半ばには、様々な進歩により脊髄麻酔一般、特にCSAに再び関心が集まるようになった。25g、26g、および30gもの非常に小さな従来型の(Quincke(商標))脊髄針により、PDPHの発生が著しく低減された。これらの結果により、かつては適用可能とは考えられていなかった年齢層や手法において脊髄麻酔を使用することが可能となった。
同時に、カテーテルの製造における進歩により、比較的小型の脊髄針を通るであろう28gおよび32gの脊髄カテーテル製造も可能となった。残念ながらこれらのカテーテルは、操作が困難で、製造が難しく、高価であることが判明し、なお悪いことには神経障害(すなわち、馬尾症候群)が数例報告された。従って多くの臨床医が上記カテーテルを試しては放棄し、最終的にはこれらのカテーテルは米国食品医薬品局(「FDA」)により市場から排除された。
同時進行してきた技術の発展は、「円錐型(Pencil point)」穿刺針などのノンカッティング(non‐cutting)脊髄針の導入であり、PDPHの発生が著しく低減されることが示された。円錐型穿刺針の例には、Sprotte(登録商標)針およびWhitacre針などのノンカッティング脊髄針が挙げられる。PDPHの発生という点では、22gのSprotte針は25gまたは26gのQuincke針とほぼ同等であり、24gのSprotte針または25gのWhitacre針によりPDPHのリスクが実質的に排除される。
FDAが、米国内におけるCSA用の微小脊髄カテーテル(microspinal catheter)の市場取引の取り消しと禁止を決定し、CSA用のあらゆる新規なデバイスを非常に厳しい市場導入前承認審査にかけることを必要条件としたことにより、これらの製品の開発は少なくとも米国内においては完全に凍結状態となった。しかしながら、手術麻酔を達成するための局所麻酔剤の注射だけが、上記のようなデバイスであれば上手く設置できると思われる用途ではない。実際に、陣痛の鎮痛用の麻薬の注射には、上記のカテーテルの使用が非常に望ましいと考えられよう。
従来型のカテーテルを導入するには、長くて非常に細いカテーテルを脊髄針に通すなどの様々な煩雑な工程が一般に必要である。脊髄針の端部にカテーテルをただ通すだけでも非常に難しいので、製造業者によってはキットの一部として「通し補助具(threading aid )」を含めている。通し終えた後でも、臨床医はどこまでカテーテルを挿入するかについてある程度の不安を覚える。また、通す作業の際にカテーテルを引き戻すことになった場合に、針によってカテーテルの一部がせん断されるというリスクも存在する。そのような場合、カテーテルの小片が髄空内に残ってしまう可能性がある。さらに、カテーテルをその場に保持しながら脊髄針を抜去するのは困難な可能性がある。その上、28gまたは32gのカテーテルのむき出しの端部にハブ/注射用アダプタを接続することはさらに一層困難な可能性がある。最後に、アダプタを首尾よく取り付けても、カテーテルの管腔が狭いのでCSFや麻酔剤のいずれも低速でしか流れることができない。要するに、従来型の脊髄カテーテルを通す作業には、臨床医側にかなりの時間と労力とを要求するものである。
Sprotte針およびWhitacre針などのノンカッティング脊髄針の問題点の1つは、注入口が針の側面にあることである。針が髄腔内に「半分入って、半分出ている」時に脊髄麻酔に失敗したとの報告がある。Sprotte針およびWhitacre針などの脊髄針の別の問題点は、チップ部が滑らかに曲線をなしているため硬膜穿刺のときに明確な手応えまたは「カチッ」という音が生じないことである。そのような手応えのなさによりカテーテルチップの配置が不確実となる。
従来型の脊髄カテーテルは非常に長くて細い。このような状態では、該カテーテルを偶発的な混入汚染を伴わずに操作するのは比較的煩雑である。また、該カテーテルは皮膚に固定するのも困難な可能性があり、皮膚面で捩れたり患者の動きによって偶発的に外れたりする傾向を有しうる。このような捩れがカテーテルの損傷をもたらす可能性もある。さらに、微小カテーテルに関連する神経障害発生の報告もある。したがって、欧州ではCSA自体は指示され続けているにもかかわらず、米国ではCSAは中止されてしまった。
本発明の目的は、安全な脊髄カテーテルを提供することである。
従来型の脊髄カテーテルとは対照的に、本発明は、カテーテルを針に通すこともアダプタに取り付けることもない、単純明快なカテーテルの挿入を提供する。この導入方法は、すでに臨床医には馴染みのある静脈カテーテルまたは脊髄への単回注射の方法に類似している。挿入用の針の上にカテーテルを配置することで、直径の大きいカテーテルを挿入することが可能となる。このようにカテーテルの径が改善されることにより、CSFまたは治療剤が流れやすくなり流速も速くなる。
本発明のデバイスを用いた髄腔内へのカテーテルチップの挿入はより安全である。支持針の円錐型のノンカッティング型チップにより、PDPHの発生が低くなる。しかしながら、本発明のアセンブリのチップは、硬膜穿刺のときに手応えが得られるような形状とすることができる。本発明の設計を用いてCSFを観察すると、臨床医はさらに確実にカテーテルチップの開口部全体を髄腔内に入れることができる。
本発明の比較的短いカテーテルを用いると神経障害の発生率は減少する。長さが短いため、神経根に対して無理に押し込まれる可能性が低くなる。さらに重要なのは、改良型カテーテルの口径が大きいため乱流が促され、注入されたあらゆる流体とCSFとがより良く混合されることである。この短い改良型カテーテルは、ハブに差し込まれており、どの
程度まで挿入するかについてのあいまいさは排除されている。該カテーテルハブは皮膚への固定を大幅に助ける。挿入時の混入汚染の可能性は低下する。また、可撓性の捩れスリーブを備えた場合は皮膚面での捩れは実質的にありえない。
この改良型デバイスの簡便性および相対的安全性により、持続脊髄麻酔/鎮痛の用途が拡大されうる。実質的に全ての腰椎硬膜外麻酔をこの装置で置き換えることができよう。同様に、単回注射による麻酔のほとんどを、「万一」この方法が予想よりも長く続く場合や、または神経ブロックのレベルを調整する必要がある場合に備えて、この装置に置き換えてもよい。動作環境外のいくつかの状況、限定するものではないが例えば麻薬を用いた急性および慢性の疼痛管理、陣痛の鎮痛、診断用のタップテスト、および持続的末梢神経遮断ならびに研究目的のカテーテル留置においてもこのデバイスは有益であろう。実際、この装置は、腰椎レベルの脊髄に針を挿入するあらゆる医療処置において使用可能である。本発明のデバイスの種類は、多種多様な医療用カテーテル、例えば動脈ライン、主要神経ブロック、腹腔内カテーテル、脳室内カテーテル、および静脈内カテーテルなどの挿入のために、改善された技法を提供するように企図される。
本発明は、脊髄カテーテルを迅速、簡便かつ明快な方式で挿入するための装置および方法を提供する。そのような脊髄カテーテルアセンブリは、アセンブリ挿入後にくも膜下腔から該アセンブリを抜去することにより、硬膜が、元々アセンブリが占めていた空間を実質的に再密封するような大きさの外径を有する。アセンブリは通常、支持針と、支持針上に摺動可能なように取り付けられたカテーテルと、支持針内部に摺動可能なように挿入された中央スタイレットとを備える。カテーテルアセンブリの挿入されるチップ先端部は、硬膜穿刺を示す手応えを生じるように有利に構成されている。
支持針は、第1の端部に穿刺点、第2の端部に中央ハブを有することが好ましい。穿刺点はカテーテルアセンブリの前端、遠位端、挿入端、または先端から突出している。穿刺点は実質的に切断を伴わずに貫通し、カテーテルを引き抜いた後は自然にほぼ再密封されうる穿刺孔を硬膜に形成する。中央スタイレットの第2の端部は通常固定ハブを有する。固定ハブは、中央スタイレットの対応する構造と接続するための第1の接続構造を有している。
支持針の前端部は、カテーテルの先端部と構造上の相互関係を有するように協調的に構成されてもよい。そのような構造上の相互関係により、カテーテルが患者に挿入される際に穿刺点とカテーテルの先端部との間の相対運動が阻止される。支持針の基端部は、中央スタイレットの中央ハブに着脱可能なように接続するための第2の接続構造を有する支持ハブを備えていても良い。第1および第2の構造は、例えばLUER‐LOK(商標)型の接続などの着脱可能な接続を形成するように構成されていてもよい。支持ハブは、該ハブ内を通る流体を観察可能なように透明な材料で有利に作製される。
カテーテルは、先端および基端を有する可撓性の導管として特徴付けることができる。好適なカテーテルは、患者が胴体を曲げる動きに対応するように十分な横軸方向の可撓性を有し、その結果、カテーテルを留置された患者がカテーテルの存在を意識するのを実質的に低減させる。カテーテルは通常、医療用のプラスチック材料で作製される。例えば、ポリエステル製の収縮チューブまたは類似の材料を使用してもよい。場合によっては、カテーテルの先端部を、支持スタイレットの前端部から離れて逆行しないように補強してもよい。そのような補強は、チップの成形もしくは微細な径のワイヤの巻きつけによるものでもよいし、またはリボン状の安全バンドによるものでもよい。ワイヤまたはバンドは、構造上の補強性を有する任意の好適な材料、例えばステンレス鋼から作製されてもよい。カテーテルの基端部は、第3の接続構造を有するカテーテルハブを通常備えている。この第3の接続構造は、支持針に備えられた構造との間に構造上の相互関係を有して解除可能
な固定装置となるように適合されていてもよい。
基端のカテーテルハブからカテーテル本体への変わり目を、捩れスリーブ部で補強してもよい。捩れスリーブ部は、ナイロンその他のポリマーなどの、丈夫だが可撓性の材料で構成されているとよい。捩れスリーブは、カテーテルが挿入されて支持針が除去された後に生じるであろう曲げに際し、ハブからカテーテル本体への変わり目の緩衝材とするためのものである。例えば、カテーテルが挿入されてしまうと、ハブはしばしば90度近くの角度にまで皮膚上で曲げられて、皮膚にテープ留めされる可能性がある。
カテーテルハブは通常、医療用の流体移送装置へ流体の流れを接続するように構成されている。例えば、カテーテルハブが、前記装置とLUER‐LOK(商標)型の接続を形成するように構成されていてもよい。カテーテルハブが、実質的に閉塞を伴わずに患者の皮膚に取り付けられるように形成されると一層好ましいかもしれない。そのようなハブの形成は、接着性の中継部材によるものでもよいし、または、カテーテルを曲げる必要なく患者の皮膚に平行に接続するように、皮膚に対して同一平面上に配置されるようにハブを設計することによるものでもよい。
脊髄カテーテルアセンブリは、以下の方法に類似の方法を用いて設置することができる。以下の方法とはすなわち、本発明の脊髄カテーテルアセンブリを提供することと、従来の脊髄針の技法を用いて患者の皮膚の注入部位を準備し、局所麻酔を施し、皮膚および皮下筋膜を穿刺し、カテーテルアセンブリの穿刺点チップを挿入することと、硬膜穿刺の手応えを感じたら中央スタイレットを取り出すことと、支持ハブ部分でCSFを確認することと、CSFが観察されなければチップが髄腔内に入るまでさらにアセンブリを挿入することと、あるいはCSFが確認されたら支持ハブおよびカテーテルハブを固定解除し、一方で支持針を静止状態に保持したままカテーテルハブが皮膚に接触するまでカテーテルを前進させることと、支持針を取り出し、カテーテルハブ部分でCSFの存在を確認することと、医療用の流体移送装置をカテーテルハブに接続することと、最後に、カテーテルハブを皮膚に固定することである。
本発明の上記の特徴、利点、およびその他の代替態様は、以下の詳細な説明を添付の図面と併せて検討することにより、当業者には明らかとなるであろう。
図面においては、現時点で本発明を実施するための最良の形態と考えられるものを例示しており、異なる図面または実施形態において類似の参照番号は類似の部品を指している。
本発明は、(静脈用の針およびカテーテルによく似た)脊髄針およびカテーテルの一体型アセンブリ10で、カテーテル15が外側にあるものとして構成されうる。カテーテル15を外側に配置することによりいくつかの利点が得られる。第1に、このような設計では、カテーテルを通す、挿入する、ハブ/アダプタを取り付けるという個々の工程をなくすことにより、挿入が非常に簡単になる。必要なのは単に「突き刺す」ことだけであり、針が中に入ってしまえば、カテーテルも中に入る。カテーテル15が所与の針の大きさよりも大きいので、カテーテルの流量特性や操作性が著しく向上することになり、容易かつ安価で製造される。
本発明の原則に従って考えられるカテーテルアセンブリ10の実施形態を、図1および2に例示する。同図に示されたアセンブリ10は、3つの構成要素、すなわち中央スタイレット17と、中空の支持針19と、カテーテル15とから構成されている。アセンブリ10の現時点で好ましい実施形態の全体的な寸法は、従来の22g〜24gの脊髄針と同
様である。
アセンブリの最も内側の構成要素は、頑丈な中央スタイレット17として形成されることが好ましい。中央スタイレット17は、支持針19(本明細書においてさらに詳細に議論する)の中に挿入されると、挿入時に支持針の開口部28に外部の組織その他の物質が入るのを防止する。また、中央スタイレットはアセンブリの「補強」部分としての役割も果たしてアセンブリ全体に支えと剛性とを加えうる。中央スタイレット17のハブ25は最も外側にあるか、またはアセンブリ10の最基端26に位置づけられるが、これは中央スタイレット17が最初に取り外されるからである。タブ34などの接続構造が、中央スタイレット17を支持針19内に維持するためにハブ25上にあってもよい。タブ34が、支持針19のハブ35上の対応する接続構造と相互作用してもよい。
アセンブリの次の層は、カテーテル15を支持し挿入を可能とするための、着脱可能な中空の支持針19である。この支持針19は従来の脊髄針と非常によく似ている。支持針19のチップ27は、実質的に切断を伴わずに組織を貫通可能なように円錐型を有していてもよい。本明細書においてすでに議論したように、これは、引き戻した後に自然にほぼ再密封されうる穿刺孔を硬膜に形成するのを助ける。開口部28がチップ27の近くに配置されて、開口部28からハブ35へと支持針19を通ってCSFその他の流体が流れるようになっている。当然のことであるが、所望であれば、支持針19を通して適切な処置用の溶液を挿入し、開口部28を介して患者の組織内へ送ることも可能である。
支持針19のハブ35は、中央スタイレット17が取り除かれたときにCSFが戻るのを視覚化するのに有利な、透明なプラスチックで作製されていてもよい。もちろん、存在するあらゆるCSFが中央スタイレット17の除去後に支持針19の先端33から流れるのが見られることになる。任意選択で透明なプラスチックを使用したり支持ハブ35に流体観察用の透明な窓部を使用したりすることにより、さらに利便性が高まり、CSFの損失が最小限となりうる。
図1および2に示すように、中央スタイレット17は支持針19に接続可能であってもよい。中央ハブ25は通常、支持ハブ35に備えられた接続構造34と構造上の相互関係を有するように、タブ32などの接続構造を備える。図のように、タブ32および接続構造34が協調して、摺動可能なように係合しうる接合部を形成する。別の着脱可能な保持接合部の構成、例えばLUER‐LOK(商標)型接合部などの回転式の接続部を使用してもよい。
アセンブリ10の最も外側の層はカテーテル15そのものである。該カテーテルはおよそ23gで従来の脊髄針程度の長さであることが好ましいが、様々な処置法とともに用いるための種々の直径および長さが本発明の範囲内にある。従来のカテーテル用プラスチック材料をカテーテルの構築に使用することができる。カテーテル用材料を、平たいリボン状の内部スプリング45(図5に示す)、内部または外部へのワイヤの巻きつけ、あるいはその他の補強構造によって補強してもよい。別の材料および種々の材料の組合せをカテーテル15の構築に使用してもよい。適切なカテーテル用材料により、極めて頑丈であって、挿入時も、体内でも、患者から引き抜く際にも構造上の一体性を維持するのに十分な高い引っ張り強度を有するカテーテル15が得られる。カテーテル15は、異物の存在による刺激を軽減するために、変形して患者の動きに適応する十分な横軸方向の可撓性を有することが望ましい。
カテーテル15を容易に挿入かつ抜去するために、一般に滑りやすく非粘着性の表面が提供される。カテーテル15のチップ29は、先細りをなして曲線部となり支持針19の先端と滑らかに融合する(図5を参照のこと)。この先細りをなして曲線部となる度合い
は、極めて先が細ければ挿入時の抵抗が軽減されることと、先頭を進む先端が非常に細ければ脆弱であり外れて戻りやすくなることとの妥協点によって決定することができる。好適な先細り部により、挿入が容易であることと、カテーテル15の硬膜貫通を示す手応えと、外れ防止に十分な引っ張り強度とが提供される。貫通の手応えは、明確な「カチッ」という音、または挿入に要する力の変化として表されうる。「カチッ」とは音でもよいし、アセンブリに接触している臨床医の指を介してのみ感知できるものであってもよい。
図1、3、および5に例示したもの以外の形状を有するカテーテルチップ29も意図される。例えば、製造上または材料による要件がチップ29の形状に影響を及ぼしてもよい。別例のカテーテルは微細な径の補強ワイヤを含んでいてもよい。そのようなワイヤは、カテーテル15の壁を形成する材料に埋め込まれて外れ防止のための補強を施してもよい。ワイヤがカテーテルの長さに沿ってらせん状をなし、カテーテル15の潰れ、捩れ、もしくは破損に抵抗する強度を付与してもよい。別例として、平たいリボン状のスプリング45を用いて補強してもよい。
カテーテルハブ39は一般に、LUER‐LOK(商標)型接続部またはその他の接続構造を備えることにより、一般的な輸液管、注入ポート、もしくはシリンジ、ならびにその他の医療用の流体移送装置と簡単かつ安全に接続されるようになっている。カテーテル15はハブ39に様々に挿入しうるので、平型、円周フランジ型、またはその他の人間工学的に形作られた構造が、テープで固定しやすいように患者の皮膚に接触して置かれるハブの表面に付与されてもよい。患者の皮膚への固定は、スロット付きの円形フォームテープを用いて行ってもよい。もちろん、その他のテープまたは接着システムを使用してもよい。若干量の好適な接着剤もしくはテープをカテーテルキットにあらかじめ同梱することも可能である。患者の皮膚面に置かれ、ラインを皮膚に対してほぼ垂直ではなく実質的に平行な角度で取り付け可能とするカテーテルハブ139(図4を参照のこと)を使用してもよい。そのようなカテーテルハブは、長期にわたる処置には一層好適となりうる。
支持針19がカテーテル15から早期に偶発的に外れてしまうのを防止することが望ましい。図1〜3に示す実施形態においては、支持ハブ35がカテーテルハブ39上のねじ山構造37を受承して回転により固定される。このような積極的な接続が望ましいこともあり、該接続はLUER‐LOK(商標)またはその他の回転式接合部を形成してもよい。このような連動固定構造または別の保持構造などその他の構造を使用してもよい。例えば、支持針19とカテーテル15との間の安定な摩擦嵌合接続は、接続構造の構造的な相互嵌合が中央スタイレット17のタブ32について示したのと同様であるように、本発明の実施における想定の範囲内にある。
図3A〜3Gは、支持針19が早期に外れるのを防止したり、処置法の適切な時点で支持針19を取り出すのを補助したりすることが可能な、カテーテル15および支持針19のハブ間の関係について、いくつかの態様を示している。図3Aは、複数の保持レバー40Aを備えた支持ハブ35Aを有する支持針19を示す。各レバー40Aは、ピン蝶番42Aなどのピボット構造により支持ハブ35Aの本体に取り付けられて、保持レバー40Aの基端部46Aを押し下げるにつれて先端が回動してハブ35Aから離れるようになっている。保持レバー40Aはカテーテルハブ39Aの周囲まで達し、カテーテルハブ39Aおよび支持ハブ35Aが、針19Aがカテーテル15A内に挿入されるにつれて同時に摺動するようになっている。保持レバー40Aの先端部は、延長部としての端部44Aなどの接続構造を備え、該接続構造は、カテーテルハブ39A上のリッジ50Aおよび52Aなどの対応する接続構造と相互作用して、ハブ間の位置関係を保持する。リッジ50Aおよび52Aはカテーテルハブ39A上の個々の隆起部として形成されてもよいし、ハブ39Aの外周全体にわたって隆起したリッジとして形成されてもよい。支持針19をカテ
ーテル15Aから外すためには、保持レバー40Aの基端部46A(グリップ構造を備えていてもよい)を押し下げると、ハブどうしが分離する。当然のことであるが、2つの保持レバー40Aが図示されてはいても、任意の好適な数を使用可能であり、そのような実施形態は全て本発明の範囲内にある。
図3Bは、保持レバー40Bが、回動可能なように支持ハブ35Bに接続され、かつカテーテルハブ39Bの先端部50Bなどの接続構造と構造的な相互嵌合を形成する縁部を有する延長部としての先端部44Bを備えている、やや類似した構成を示している。さらに、保持レバー40Bは、保持状態ではカテーテルハブ39Bと支持ハブ35Bとの間にある、分離バー48Bなどの分離補助構造を備えている。保持レバー40Bの基端部46Bを押し下げると、先端部44Bが回動してカテーテルハブ39Aから離れ、ハブが外れる。同時に、分離バー48Bによってカテーテルハブ39Bの基端部が押され、その結果支持針19Bがカテーテル15Bから引き抜かれ始める。明確に示すために保持レバー40Bは1つしか図示されていないが、当然ながら任意の所望の数の保持レバー40Bを使用することが可能である。さらに、ピン蝶番42Bが図示されているが、任意の好適な回動可能な接続、例えば射出成形プラスチックから形成された一体蝶番などを使用してもよい。
図3Cは、支持針19C(図示せず)をカテーテル15Cから取り出すための別の分離補助構造を示している。そのような実施形態において、カテーテルハブ39Cおよび支持ハブ35Cは、摩擦嵌合により、または少量の弱い接着剤により、互いに分離可能なように接続されているとよい。分離レバー50Cがカテーテルハブ39Cに取り付けられており、かつ分離ウェッジ52Cなどの分離補助構造を備えている。分離レバー50Cは、例えばピン蝶番により、またはカテーテルハブ39C先端部の延長部としての分離レバー50Cを形成して一体蝶番56Cを形成することにより、任意の適切な様式でカテーテルハブ39Cに接続可能である。分離ウェッジ52Cを、その先端が支持ハブ35Cの先端とカテーテルハブ39C本体の基端との間になるように配置するとよい。分離を作動するためには、分離レバー50Cの基端部54Cを押し下げると、分離ウェッジ52Cがハブ35Cおよび39Cの間でさらに前進してハブどうしを引き離し、かつ支持針19Cがカテーテル15Cから引き抜かれる。
分離補助構造の態様の別例が図3Dに示されている。分離レバー52Dはピン蝶番54Dまたは別の可撓性接続部を介してカテーテルハブ39Dに回動可能に接続される。この接続は、突出部、またはハブ39D本体から伸びる分離延長部51Dにおいてなされてもよい。分離レバー52Dは、カテーテルハブ39Dおよび支持ハブ35Dが保持状態にあるときにこれらのハブの間にある分離端部56Dを有する。その反対側の、分離レバー52Dの作動端部58Dが、粗面として形成された握り部を備えていてもよい。作動端部58Dを先端方向へ押すことにより分離レバー52Dが作動して、分離端部56Dが回動してカテーテルハブ39Dから離れつつ支持ハブ35Dの先端部を押しやり、その結果支持針19D(図示せず)がカテーテル15Dから抜け始める。
図3Eは、カテーテルハブ39Eと支持ハブ35Eとの間の接続の別の態様を示す。カテーテルハブ39Eは、その基端部に、延長部としての穴型開口部50Eを有し、該開口部には、カテーテル15Eへの針19E(図示せず)の挿入時に支持ハブ35Eの先端部が挿入されうる。延長部としての穴型開口部50Eおよび支持ハブ35Eの先端部の壁は相互にぴったり嵌合し、ハブどうしを保持する摩擦嵌合を形成する。ハブは、ハブ間の相互関係を維持するために好適な摩擦係数を有するように選択された材料で構成されるとよい。
図3Fは、延長部としての穴型開口部50Fを備えたカテーテルハブ39Fと、図3E
について説明したのと類似の関係を有する支持ハブ35Fとを示す。追加の保持構造も図示されている。支持ハブ35Fは、ハブ本体から先端方向へ伸びて凹部41Fを形成する縁部40Fを備えている。縁部40Fは延長先端部42Fを備え、かつ弾性を備えているとよい。針19Fがカテーテル15F内に挿入されて、支持ハブ35Fの一部が延長部としての穴型開口部50Fの中へ挿入されるにつれて、縁部40Fはカテーテルハブ39Fの一部分の上方を通過し、外方向へと撓むことにより、延長先端部42Fがカテーテルハブ39Fのリッジ52Fの上方を通過できるようになる。延長先端部42Fはリッジ52Fと妨げあうように相互作用して、針19Fが偶発的に外れるのを防止する。処置の適切な時点においては、両ハブに反対方向に十分な力を加えて縁部40Fを撓ませ、延長先端部42Fがリッジ52Fの上方を通過できるようにして、ハブを分離すればよい。カテーテルハブ39Fおよび支持ハブ35Fにそれぞれ握り部50Fおよび44Fを付与して、針19Fの取り外しを補助してもよい。当然のことであるが、縁部40Fは、支持ハブ35Fが略円形であってもそうでなくても、その形状どおりに外周全体にわたって延長部として形成されてもよいし、複数の別個の延長部として形成されてもよい。そのような実施形態は全て本発明の範囲内にある。
図3Gおよび3Hは、カテーテルハブ39Gと支持ハブ35Gとの間の、回転式の保持関係を示している。支持ハブ35Gは、例えばハブ本体に沿った地点の保持タブ40Gなどの、いくつかの別個の突出部を備えている。カテーテルハブ39Gは、延長部としての穴型開口部50Gを有し、該開口部には支持ハブ35G本体の一部が挿入されうる。延長部としての穴型開口部50Gの出入口52Gは、図3Hに最もよく図示されている。出入口52Gの中央部は、支持ハブ35G本体は通り抜けられるが、タブ40Gが同じように通るには小さい。出入口52Gは、出入口52Gの中央部からカテーテルハブ39Gの基端部の中へと延びる湾状部53Gを備える。それぞれの湾状部53Gはタブ40Gに対応しており、タブが湾状部を通り抜けて延長部としての穴型開口部に達することが可能になっている。
支持ハブ39Gが延長部としての穴型開口部50の中に完全に挿入されると、支持針19Gはカテーテル15Gに完全に挿入され、タブ40Gは延長部としての穴型開口部50Gの中にある。次いで支持ハブ35Gをカテーテルハブ39Gに対して回転させて、タブ40Gと湾状部53Gとの位置が合わないようにすることができる。こうして支持針19Gがカテーテル15Gから早期に外れるのが防止される。取り出しは、支持ハブ39Gを回転させてタブ40Gと湾状部53Gとの位置を合わせ、次いで支持ハブ39Gを摺動させて引き抜くことにより達成することができる。タブ40Gおよび湾状部53Gは2つ図示されているが、当然ながら任意の適切な数を使用することができる。
図3に最もよく示されているように、カテーテル15は可撓性の捩れスリーブ18を備えることもできる。捩れスリーブ18は、カテーテル15の基端側表面の一部を覆い、屈曲時の捩れおよび破損から被覆部分を保護する。望ましくは、捩れスリーブ18は(図3に示すように)ハブ39の内側にあるカテーテル15の基部から始まって最大限の保護がなされるとよいが、捩れスリーブが、ハブ39の内側のカテーテル基部よりも先端側で、またはハブ39の基部で始まる別の実施形態も本発明の範囲内にある。捩れスリーブ18は、カテーテル15の長さに沿って先端方向に、予定されたカテーテルの用途に適した長さまで延びるとよい。通常、捩れスリーブ18は、患者の皮膚面または患者の皮膚および筋膜の内部の、カテーテルの捩れを防止するのに十分な長さまで延びることになる。捩れスリーブ18は、医学的に許容可能な任意の適切な可撓性材料、例えばナイロンなどのポリマーで構成されているとよい。
カテーテル15が完全に挿入されると、捩れスリーブ18の一部が患者の皮膚および筋膜の内部にあることになる。次いで、所望であれば、ハブ39を皮膚上で曲げてテープ留
めすればよい。捩れスリーブ18は、カテーテル15を約90度またはそれ以上の角度に曲げる可能性のある上記の曲げ手順の際に、カテーテル15を保護するように作用する。捩れスリーブ18は、曲げる力を吸収して、カテーテル15の中を流れが通過可能な状態にカテーテルを維持する。こうしてカテーテル15の捩れは最小限となり、かつ捩れが防止される。組織の有害な反応またはカテーテル侵入部位での感染を防止するために、生体適合性の感染耐性物質を捩れスリーブ18に含浸させてもよいし、スリーブを該物質でコーティングしてもよいし、あるいは該物質でその他の処置を施してもよい。カテーテルハブ139(図4)が皮膚に対して平らに置かれ、挿入に対してほぼ垂直の角度をなして取り付け可能な実施形態では、捩れの可能性をさらに回避することができる。捩れスリーブ18と同様に、組織の有害な反応またはカテーテル侵入部位での感染を防止するために、生体適合性の感染耐性物質をカテーテルハブ139に含浸させてもよいし、ハブを該物質でコーティングしてもよいし、あるいは該物質でその他の処置を施してもよい。
図4は、患者の皮膚に対して平らに置かれ、かつカテーテル挿入方向に対してほぼ垂直の角度をなしてラインを取り付けることを可能にするカテーテルハブ139を示している。ハブ139は、ほぼ平らな基端部104を有する本体102を備え、この本体からカテーテル115が延びている。カテーテル115には捩れスリーブ118が備えられていてもよい。カテーテル115の内腔に続いている内腔114が、カテーテル115の内腔と一列になって本体102の中を通って延び、アラインメント開口部120を介して支持針19および中央スタイレット17を配置することが可能となっている。内腔114には接続内腔116が接続されて内腔114とほぼ垂直の角度をなし、カテーテル115の挿入角度に対してほぼ垂直に接続出口110へと通じている。接続内腔116と内腔114との接合部は、図4に示すようなT字型接合部として形成されてもよい。
接続出口110は、チューブ、接続ライン、シリンジもしくはその他の構造物を、接続内腔116および内腔114と連通して接続可能とするために、図4に示すLUER‐LOK(商標)型のねじ山112などの接続構造を備えていてもよい。接続出口110に接続されたラインは患者の皮膚上で平らに置くことができるので、直立方向に接続されるよりも落ち着きがよい。
同様に、アラインメント開口部120も、チューブ、接続ライン、シリンジもしくはその他の構造物を内腔114と連通して接続可能とするために、LUER‐LOK(商標)型のねじ山などの接続構造を備えることができる。カテーテル15を配置した後で支持針19を引き抜いたら、キャップもしくは(カテーテル15に適切な処置溶液を導入するための別の箇所を提供するための)注入ポートを取り付けることによって、アラインメント開口部120を閉鎖してもよい。一部の実施形態においては、穿刺可能かつ再密封可能な
膜がアラインメント開口部120(または内腔114の接続内腔116より上方部分)を横切るように備えられ、該膜を通して支持針および中央スタイレットを挿入することが可能で、さらに支持針および中央スタイレットを取り出すと内腔114が密封されるようになっていてもよい。
カテーテル15は、医療用の適切なプラスチック系材料から作製されているとよい。例えば、ポリエステル製の収縮チューブを該デバイスの一実施形態とともに使用してもよい。しかし当然のことながら、その他のポリマーなどの任意の適切な材料を使用することもできる。カテーテル15は単一の材料で構成されていてもよいし、所望のカテーテル操作性を得るために2つ以上の材料の複合材料で構成されていてもよい。ステンレス鋼ワイヤなどの微細な径のワイヤ、または平たいリボン状の内部スプリング45をカテーテル壁に組み込んで、外れて逆行することへの抵抗性を高めてもよい。別例として、先端部を金属のバンドで補強してもよい。ハブ25、35、および39も一般に医療用のプラスチック系材料から作製される。中央スタイレット17および支持針19は、通常は医学的に許容
可能な金属、例えばステンレス鋼またはチタンなどから作製される。
このデバイスの設計により、脊髄カテーテル15の留置が迅速、簡単かつ明快となる。実際、非常に簡単なので、ほとんどの臨床医が、実施するあらゆる脊髄処置法にこのデバイスの使用を選択することができる。皮膚の貫通、局所への麻酔剤の送入、および針の挿入といった初期工程は、従来の脊髄針とともに現在使用されている工程と同じである。アセンブリ10を挿入し、臨床医が硬膜穿刺の際のわずかな「カチッ」という音を感じたら、中央スタイレット17を取り出す。挿入に成功していれば、すぐに支持針19のハブ35においてCSFが見られる。硬膜を貫通していなければ、硬膜穿刺が達成されるまでアセンブリ10全体を前進させ続ける。所望であれば、前進を続ける前に、組織が開口部28から侵入するのを防ぐために中央スタイレット17を再度挿入してもよい。
CSFが支持針19のハブ35において観察されたら、臨床医はカテーテル15の先端29が髄腔内にあると確信することができる。処置法において望ましければ、臨床医は中空の針/カテーテル19/15アセンブリをさらに1cm程度前進を続けてもよい。この時点で、通常は中空の針19のハブ35をひねってカテーテルハブ39もしくは139から固定解除し、中空の針19を静止状態に保持しながらカテーテル15をカテーテルハブ39もしくは139が患者の皮膚に接触するところに行き着くまで前進させる。捩れスリーブ18を備えた実施形態については、この前進により捩れスリーブ18が患者の皮膚内部まで挿入されるか、またはそれ以上に挿入される。
この時点で、中空の支持針19を取り出してもよく、カテーテルハブ39もしくは139においてCSFが見られることにより、カテーテル15が正確に留置されたことが確認される。次いで、所望の注入ポート、チューブ、またはその他の医療用の流体移送装置を、接続構造37(または112)などによってカテーテルハブ39(または139)に接続してもよい。必要であれば、前記の装置を接続する前、またはその後で、カテーテル15を曲げて患者の皮膚にテープ留めしてもよい。捩れスリーブ18を備える場合は、該スリーブがカテーテル15を曲げの際の捩れや損傷から保護する。スロット付きの円形フォームテープ片(抗菌剤で処理されたものでもよい)を用いて、ハブ39もしくは139を皮膚に固定し、カテーテル15の抜けを防止し、ハブ39もしくは139からの刺激の可能性を低減するために患者への緩衝材としてもよい。
その後、カテーテル15は臨床上必要な期間その場に留置しておくことが可能であり、引っ張り強度が十分であれば、適当な時期に簡単かつ安全に取り出すことができる。取り出すときには、支持針19のノンカッティング型の端点22が硬膜繊維を引き裂くことは決してないので、このメッシュ様の繊維は本来の位置で弛緩状態にあり、その結果硬膜穿刺孔は自然に閉じることができる。従って、本発明のデバイスではかなり大きなカテーテル15を用いる余裕があるにもかかわらず、PDPHの発生率はSprotte針およびWhitacre針と同程度であると予想される。
本発明を、その思想または最も重要な特性から逸脱することなく、他の特定の形式で実施することが可能である。上述の実施形態は、いかなる点においても単なる例示であって限定ではないとみなすべきである。従って、本発明の範囲は、上記の説明よりも添付の特許請求の範囲によって表される。特許請求の範囲と等価の意味および範囲に入る変更はすべて特許請求の範囲に含まれるべきものである。
本発明のカテーテルアセンブリの一実施形態の分解部品配列図。 本発明の一実施形態によるカテーテルハブ部分の断面図。 組み立てられた図1のカテーテルアセンブリの平面図。 本発明のカテーテルハブと支持ハブとの間の相互関係についての態様を示す平面図。 本発明のカテーテルハブと支持ハブとの間の相互関係についての態様を示す平面図。 本発明のカテーテルハブと支持ハブとの間の相互関係についての態様を示す平面図。 本発明のカテーテルハブと支持ハブとの間の相互関係についての態様を示す平面図。 本発明のカテーテルハブと支持ハブとの間の相互関係についての態様を示す平面図。 本発明のカテーテルハブと支持ハブとの間の相互関係についての態様を示す平面図。 本発明のカテーテルハブと支持ハブとの間の相互関係についての態様を示す平面図。 本発明のカテーテルハブと支持ハブとの間の相互関係についての態様を示す平面図。 本発明のカテーテルハブの別の実施形態の切欠図。 図3において丸で囲まれて番号4で示されているカテーテルアセンブリ先端部の先端部分の詳細図。

Claims (20)

  1. 可撓性脊髄カテーテルアセンブリにおいて、
    プラスチックから作製される可撓性針カテーテルであって、該可撓性針カテーテルは、患者の体内への挿入時及び挿入後並びに患者の体内から引き抜く際にも構造的一体性を維持するように、十分に高い引っ張り強度を有するとともに、同カテーテルの存在による患者への刺激を軽減するために、挿入後に変形して患者の動きに適応する十分な横軸方向への可撓性も有し、前記可撓性針カテーテルは、該カテーテルを通じて医療用媒体を移送するための、同カテーテルの長さ方向に貫通して延びる中空内腔を形成するとともに、先端を形成する先端部を有する、可撓性針カテーテルと、
    前記可撓性針カテーテルに解除可能に固定される支持針であって、該支持針は前記可撓性針カテーテルの前記中空内腔内に除去可能に配置され、支持針は、患者の硬膜を貫通するように構成された、ペンシルポイント・ノンカッティング型穿刺尖端を形成する第1端部を有するとともに、支持針の長さ方向に沿って延びる中空管腔と、前記第1端部に近接して形成されて周囲を前記中空管腔に連通させる開口部とを有しており、前記支持針は、前記可撓性針カテーテルに対して2つの状態に配置可能であり、第1の状態では、前記支持針は、その前記第1端部が前記可撓性針カテーテルの中空内腔の外側に位置し、前記ノンカッティング型穿刺尖端と前記開口部と前記可撓性針カテーテルの中空内腔の外側に位置し、かつ、前記開口部が前記可撓性針カテーテルの先の先細り部分に隣接して位置するように配置され、第2の状態では、前記支持針は前記可撓性針カテーテルの前記中空内腔から除去される、支持針と、
    前記中空管腔内に解除可能に固定される中実のスタイレットであって、スタイレットが周囲から前記開口部を通じた前記中空管腔へのアクセスを妨げるように前記中空管腔内に配置される第1の状態と、スタイレットが前記中空管腔内から除去される第2の状態との2つの状態のうちの一つの状態に配置される、スタイレットと、
    を備える可撓性脊髄カテーテルアセンブリ。
  2. 前記ノンカッティング型穿刺尖端が円錐型チップからなることを特徴とする請求項1に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  3. 硬膜穿刺を示す手応えが得られるように構成および配置されたチップを有することを特徴とする請求項1に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  4. 前記支持針の基端部が第1の接続構造を有する支持ハブを備えることと、
    前記カテーテルの基端部が、前記支持ハブの第1の接続構造に着脱可能なように接続されるべく構成された第2の接続構造を有するカテーテルハブを備えることと
    前記中実のスタイレットの基端部が、前記支持針の前記支持ハブの第1の接続構造に着脱可能なように接続されるべく構成された第3の接続構造を有することと、
    を特徴とする請求項1に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  5. 第1および第2の接続構造がLUER‐LOK(商標)型接合部からなることを特徴とする請求項4に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  6. 前記カテーテルハブが、接着性の中継部材により実質的に閉塞を伴わずに患者の皮膚に取り付けられるように構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  7. 前記カテーテルハブが、カテーテル挿入方向に対してほぼ垂直に接続するための接続構造により医療用の流体移送装置に接続されるように構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  8. 前記支持針の基端部が支持ハブを備えることと、
    前記カテーテルの基端部がカテーテルハブを備え、前記カテーテルハブが、前記支持ハブからカテーテルハブを分離するように構成された分離構造を有することと
    を特徴とする請求項1に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  9. 前記カテーテルの基端部がカテーテルハブを備えることと、
    前記支持針の基端部が支持ハブを備え、前記支持ハブが支持ハブからカテーテルハブを分離するように構成された分離構造を有することと
    を特徴とする請求項1に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  10. 前記カテーテルが、第1の材料から形成されかつ先端部が第2の材料で径方向に補強されている導管からなることを特徴とする、請求項1に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  11. 前記第2の材料が、ステンレス鋼ワイヤおよびリボン状のスプリングからなる群から選択されることを特徴とする、請求項10に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  12. 前記カテーテルが、カテーテルを曲げたときの捩れを防止するための、力を吸収する構造を備えてなることを特徴とする、請求項1に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  13. 前記力を吸収する構造がリボン状のスプリングからなることを特徴とする請求項12に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  14. 前記力を吸収する構造が、その一部分に配置された捩れスリーブを含んでなることを特徴とする請求項12に記載の脊髄カテーテルアセンブリ。
  15. 可撓性脊髄針の先端部を、硬膜を貫通させて患者の脊髄内に挿入するための可撓性脊髄針アセンブリにおいて、
    先端を有する可撓性針であって、該可撓性針は、患者の体内への挿入時及び挿入後並びに患者の体内から引き抜く際にも構造的一体性を維持するように、十分に高い引っ張り強
    度を有するとともに、同可撓性針の存在による患者への刺激を軽減するために、挿入後に変形して患者の動きに適応する十分な横軸方向の可撓性を有する材料から作製され、前記可撓性針は、同可撓性針の長さ方向に貫通して延びる内腔を形成し、前記可撓性針の基端部が第1の接続構造を有するハブを備える、可撓性針と、
    基端部と、先端部においてペンシルポイント・ノンカッティング型穿刺尖端とを有する支持針であって、該支持針は、前記可撓性脊髄針アセンブリの患者の体内への挿入の際に、前記可撓性針の先端部と前記ペンシルポイント・ノンカッティング型穿刺尖端との間の相対運動に抵抗するように前記可撓性針に解除可能に固定され、前記支持針は、内部管腔と、該内部管腔を前記支持針の外部に連通させるように適合される開口部とを形成し、前記支持針の基端部は第2の接続構造を有する支持ハブを備え、前記可撓性針の前記ハブの第1の接続構造に着脱可能に接続されるべく構成される、支持針と、
    前記管腔内部に解除可能に固定されるべく構成された中実のスタイレットであって、該中実のスタイレットの基端部が、前記支持針の前記支持ハブの第2の接続構造に着脱可能に接続されるべく構成された第3の接続構造を備える、中実のスタイレットと、
    を備え、
    前記アセンブリが前記患者の体内への挿入のために配置されるときに、前記可撓性針は、前記ノンカッティング型穿刺尖端を露出させるように前記支持針の外側に搬送され、
    前記支持針は、前記可撓性針に対して2つの状態に配置可能であり、第1の状態では、前記支持針は、その先端部が前記可撓性針の前記内腔の外側に位置、前記ノンカッティング型穿刺尖端と前記開口部と前記内腔の外側に位置し、かつ、前記可撓性針の先端に隣接して位置するように配置され、該可撓性針の先端は先細りをなして曲線部となり前記支持針と滑らかに融合され、第2の状態では、前記支持針は前記可撓性針の前記内腔から除去され且つ同可撓性針から物理的に分離される、
    ことを特徴とする脊髄針アセンブリ。
  16. 前記可撓性針が、該可撓性針の先端部に径方向に補強を施す補強材料をさらに備えてなり、前記補強材料が、前記支持針から前記可撓性針が離れて逆行するのを防止することを特徴とする、請求項15に記載のアセンブリ。
  17. 前記アセンブリの先端部は、前記可撓性針の先端部が硬膜を貫通するときに感知可能な手応えを生じるように構成されていることを特徴とする、請求項15に記載のアセンブリ。
  18. 前記ハブが、LUER‐LOK(商標)型接続を形成する構造を備えた医療用の流体移送装置に接続されるようにさらに構成されていることを特徴とする、請求項15に記載のアセンブリ。
  19. 前記ハブが、可撓性針挿入方向に対してほぼ垂直に接続を形成する接続構造により医療用の流体移送装置に接続されるように構成されていることを特徴とする、請求項15に記載のアセンブリ。
  20. 前記可撓性針が、前記可撓性針の一部分に配置された捩れスリーブを含んでなり、前記捩れスリーブが、前記可撓性針を使用時に曲げたときに該可撓性針の捩れを防止するように構成されていることを特徴とする、請求項15に記載のアセンブリ。
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