JP5091036B2 - 日付印ユニット及び回転印ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、日付印ユニット及び回転印ユニットに関し、例えば、回転日付印の印面に現れる印字ベルトの印字位置を自動的に調整し、日付あわせを行なう日付印ユニットに適用し得るものである。
従来から日付印はよく知られており、特にオフィスにおいて幅広く使用されている。従来の日付印は、特許文献1に記載のように、年、月、日、時等が刻印された複数の印字ベルトを有し、マスタ印体と印字ベルトの印字面の高さを同一面にして使用するものである。そして、日付印を利用する利用者は、マスタ印体の固着されている外枠を移動させ、手動で各印字ベルトを回転させて、日付あわせを行っている。
この利用者による手動の日付あわせの手間を解消するために、特許文献2に記載のように、回転日付印本体が駆動装置を有し、この駆動装置の駆動により印字ベルトを回転させ、印字ベルトの印字位置を自動的に切り換える技術が記載されている。
しかしながら、特許文献2の記載技術の場合、回転日付印の本体が駆動装置を搭載するものであるので、回転日付印自体のサイズが大きくなってしまう。一般に印章を押印する際、ねらい定めた位置に押印する必要があるが、日付印本体のサイズが大きくなってしまうと、押印位置のねらいが定まりにくく使い勝手に影響が生じ得る。
また、特許文献3には、日付切り換え時に計時回路からの信号に応じて、日付印の日付設定を行う日付設定装置に関する技術が記載されており、特に、図5においては、日付設定装置を搭載した器具と日付印とを別構成とすることが記載されている。
特開2000−318282号公報 実開平2−108055号公報 実開昭59−48864号公報
ところで、上述したように、日付印を利用する利用者にとって、毎日の日付あわせの手間や日付の合せ間違いなどを回避することが必要であるから、自動的に日付あわせを正確に行う日付印セットが強く望まれている。
また、従来の日付印の日付あわせを行う際、マスタ印体が固着されている外枠を移動させ、印字ベルトを露呈してから、印字ベルトを回転させることが必要となるが、印字ベルトの回転駆動を行うコントローラを日付印と別体で設ける場合、どのようにして日付印が有する上記外枠を移動させるかが問題となる。
さらに、日付印の印字ベルトを回転駆動させる際、効率的に回転駆動を行うことが望まれる。
また、日付印は日付証拠の確認印としての機能を有するため、安易な日付改ざんを防止する観点から、むやみに変更できるものとするよりも、ある程度の日付変更に制限を設けることを望む要望もある。
本発明は、上記の課題に鑑みたものであり、日付印の日付を正確に自動であわせることができる日付印ユニットを提供するものである。
また、回転日付印の印面を設定通りに正確に自動であわせることができる回転印ユニットを提供するものである。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の日付印ユニットは、日付印本体と、日付印本体の内部に組み込まれる回転印体と、日付印本体との相対移動により回転印体の回転を制限する回転制限部と、日付印本体と回転制限部の何れか一方に設けられた被係止部と、何れか他方に設けられた被案内部とを有する日付印と、日付印を収納する収納部と、時計部と、時計部の時計情報に基づいて、収納部に収納された日付印の回転印体を回転させ、印面に現れる日付印字を制御する回転駆動制御部とを有する日付制御装置とを備える日付印ユニットにおいて、日付制御装置の収納部が、収納される日付印の被係止部を係止する係止部と、被案内部を係止部に係止された被係止部に対し、回転制限部が回転印体の回転制限を解除させる方向へ相対移動させる案内部とを有することを特徴とする。
の本発明の回転印ユニットは、回転印本体と、回転印本体の内部に組み込まれる回転印体と、回転印本体との相対移動により回転印体の回転を制限する回転制限部と、回転印本体と回転制限部の何れか一方に設けられた被係止部と、何れか他方に設けられた被案内部とを有する日付印と、回転印を収納する収納部と、回転印の印面に現す印字を決定する印面決定部と、印面決定部の決定結果に基づいて、収納部に収納された回転印の回転印体を回転させ、印面に現れる印字を制御する回転駆動制御部とを有する印面制御装置とを備える回転印ユニットにおいて、印面制御装置の収納部が、収納される回転印の被係止部を係止する係止部と、被案内部を係止部に係止された被係止部に対し、回転制限部が回転印体の回転制限を解除させる方向へ相対移動させる案内部とを有することを特徴とする。
本発明の日付印ユニットによれば、日付印の日付を正確に自動であわせることができる。
本発明の回転印ユニットによれば、回転印の印面を適切な状態へ正確に自動であわせることができる。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る日付印ユニット及び回転印ユニットの一実施形態としての第1の日付印ユニットを、図面を参照しながら説明する。
(A−1)全体構成
図1は、第1の実施形態の日付印ユニットの外観構成のイメージを示す外観斜視図である。図1に示すように、第1の実施形態の日付印ユニット3は、日付印1、コントローラ2とを有して構成されるものである。
日付印1は、年、月、日等の印字が刻印された複数の印字ベルトを有する回転日付印である。日付印1は、コントローラ2にセットすると、コントローラ2の回転駆動を受け、印字ベルトが回転して日付あわせを行うものである。日付印1は、既存の回転日付印を用いるようにしてもよいが、第1の実施形態では、コントローラ2に回転駆動を受ける専用の回転日付印を用いることとする。この専用の日付印1の構成については後述する。
コントローラ2は、時計部の日付変更に合わせて、セットされた日付印1の印字ベルトを回転させ、日付印1の印面に現れる日付を自動的に変更するものである。コントローラ2は、日付印1を収納する収納部分20を有し、この収納部分20に日付印1が収納されると、その日付印1を日付あわせの対象とする。
図1(A)は、コントローラ2から日付印1を取り出した状態の構成図である。日付印1を使用する場合、コントローラ2から図1(A)に示すように、コントローラ2から取り外して日付印1を用いる。
図1(B)は、日付印1をコントローラ2にセットした状態の構成図である。例えば、業務が終了後に、日付印1をコントローラ2に収納する際の状態である。この状態にして日付が変更されると、コントローラ2が日付印1の印字ベルトを回転させて日付を自動的に合わせるようにする。
なお、図1(A)及び(B)に示すコントローラ2の外観構成は一例であり、この外観構成に限定されるものではない。従って、図1(A)及び(B)では、コントローラの2の中央部に日付印1を収納する場合を例示するが、中央部以外に収納するようにしても良い。また、図1(A)及び(B)では、日付印1の横置き型を例示するが、縦置きや斜めから日付印1を差し入れる構成としてもよい。
(A−2)日付印1の構成について
図2は、日付印1の構成図である。図2(A)及び(B)は、日付印1の外観斜視図であり、図2(C)は、日付印1の断面構成図である。
図2(A)及び(B)において、日付印1の外観構成は、日付印本体11、取手部12、対向側面に1対の第1凸部13、外枠14、対向側面に1対の第2凸部15、操作孔16、マスタ印体17を少なくとも有するものである。
日付印本体11は、その内部に、年、月、日等の印字が刻印された複数の印字ベルト42を回転させる回転印体43が組み込まれている。この回転印体43の機構は、既存の回転日付印と同様の機構を用いることができるので詳細な説明は省略するが、例えばコ字状の枠体の中間位置に複数の回転子41を軸にて回転可能に軸支し、この回転子と枠体の下端に設けた橋架片との間に回転子と同数の印字ベルト42を装してなるものを用いることができる。
ここで、従来の回転日付印は、日付印本体に印字ベルトの数に相当する縦長の操作孔16(図2(A)及び(C)参照)が設けられており、この操作孔16から各印字ベルト42の回転子41を突出させている。これは、日付あわせの際、利用者が手動でこの回転子を回転できるようにするためである。
これに対して、第1の実施形態の日付印1は、図2のように、各回転子数に相当する操作孔16を設けるが、この操作孔16から各回転子41が外側に突出させない構成とする。例えば、図2(C)のように、回転子41が、日付印本体11の内部に納まっており、操作孔16から突出していない。
このように、各印字ベルト42を回転させる回転子41を外側に突出させないようにすることで、利用者が容易に回転子41を回転させることができず、安易な日付改ざんを防止することができる。
なお、日付改ざん防止の観点から、安易に印字ベルト42が露出しないように、所定の鍵を設けるようにしてもよい。
また、日付印本体11の先端部には、外枠14が結合されている。また、外枠14の印面側にはマスタ印体17が固着されている。マスタ印体17は、一般に円形のマスタ印受部の下面に貼付してなるものであり、マスタ印体17の中央に窓穴が設けられており、この窓穴から印字ベルトが露呈する。
ここで、日付印本体11と外枠14との結合は、図2(A)及び(C)のように、日付印本体11には対向側面にそれぞれ長孔18が設けられており、外枠14にも対向側面にそれぞれ孔が設けられている。そして、外枠14の一方の孔からボルトを挿入し、日付印本体11の長孔18にボルトを貫通させ、外枠14の他方の孔から突出したボルトにナットを螺合することにより結合させる。
日付印本体11に外枠14を結合させることにより、外枠14は、日付印本体11に対して相対移動ができるものとなる。また、外枠14が日付印本体11から離れている場合には印字ベルトの回転が可能となるが、外枠14が日付印本体11から離れていない場合には印字ベルトの回転を制限することとなる。
このように、外枠14は、マスタ印体17とその窓穴から日付を示す印字とを印面上で一体とさせる役割と、印字ベルトの回転を制限する役割とを備えるものである。
対向側面の1対の第1凸部13及び対向側面の1対の第2凸部15は、後述するように、日付印1をコントローラ2に収納する際に、外枠14と日付印本体11とを相対移動させて、回転制限を解除する際に寄与するものである。
(A−3)コントローラ2の構成について
次に、コントローラ2の構成について図3を参照しながら説明する。図3に示すように、コントローラ2は、ディスプレイ部21、調整部22、時計部23、制御部24、回転駆動制御部25、回転駆動機能26、表示制御部27を少なくとも有して構成するものである。
時計部23は、時刻計時するものである。少なくとも現在の年月日が分かるものであれば、広く適用することができる。例えば、一般的な電動式時計や電波時計などを適用できる。
調整部22は、利用者操作を受けて、日付印1の日付や時計部23の日時の変更調整を行なうものである。調整部22による調整の仕方としては、年、月、日のそれぞれについて調整ボタンを設け、各調整ボタンを押下することにより、年、月、日をそれぞれ調整する方法を適用できる。
制御部24は、コントローラ2の機能を司るものである。制御部24は、時計部23が計時する時刻を監視しており、時計部23の日付変更に応じて、その日付印1の日付あわせを行なうものである。
回転駆動制御部25は、制御部24の制御の下、時計部23により日付変更された旨を受けると、日付印1の印字ベルトの回転子を回転させる回転駆動機構26の動作を制御するものである。
回転駆動機構26は、回転駆動制御部25の制御を受けて、セットされた日付印1の各印字ベルトの回転子を回転駆動するものであり、例えば、駆動源として1又は複数のモータと、このモータの駆動力により回転する複数の歯車を有して構成されるものである。
第1の実施形態では、コントローラ2にセットする日付印1は、操作孔16から回転子が突出していない構成としている。そのため、日付印1の回転子を回転させる回転駆動機構26の歯車は、日付印1の格納部分において突出しており、セットされた日付印1の操作孔16に挿入して、日付印1の回転子と結合する構成である。
ここで、回転駆動制御部25による日付あわせのアルゴリズムを説明する。図8は、回転駆動制御部25による初期状態の日付あわせの例を示すフローチャートである。
回転駆動制御部25は、前提として、日付印1の各印字ベルトに刻印された印字を1つ変更するための回転数が予め設定されている。
まず、製品出荷時の日付印1の印面には、予め設定された日付が現れるように設定されている(ステップS101)。例えば、製品出荷時には、「08年01月01日」を表す日付が必ず印面に来るように設定されている。
そして、初期セット時、日付印1がコントローラ2にセットされ(ステップS102)、利用者により所定の初期ボタンが押下されると(ステップS103)、回転駆動制御部25は、時計部23の計時する現在の「年月日」と、製品出荷時の「年月日」とのそれぞれの差分を計算し(ステップS103)、各差分に相当する回転数だけ回転駆動機構26を回転させるように制御する(ステップS104)。
例えば、製品出荷時の設定「年月日」が「08年01月01日」であって、初期セット時の「年月日」が「08年07月09日」であれば、回転駆動制御部25は、「年」については、製造出荷時と現在とで同じであるから回転させないようにし、「月」については、「6月」だけ異なるので、「6月」分だけ回転させるようにし、「日」については、「8日」だけ異なるので、「8日」分回転させるようにする。
また、通常使用時においては、日付印1がコントローラ2にセットされると、回転駆動制御部25が、時計部23が計時する日付が変更したことを受けて(例えば、AM0時になることで)、「日」についての「1日」分だけ回転するように回転駆動機構26を制御する。
ここで、回転駆動制御部25は、何年何月何日に日付印1の印字ベルトを何回だけ回したかを記憶する機能を有する。このようにすることで、前回日付あわせを行なった日を記憶することができる。
このとき、前回日付あわせを行なった日と現在の日にちとが異なる場合、日付印1のセットのし忘れなどが考えられる。この場合、回転駆動制御部25は、前回の日付あわせを行なった日が現在の日にちと異なる場合、前回の日付合わせを行なった日を基準日として時計部23の年月日との差分を求め、その差分に応じた回転数で回転制御するようにしてもよい。
また、回転駆動制御部25は、日付印1がセットされていない場合には、通常の日付あわせを行なわないようにする。そのためには、日付印1がセットされたか否かを検知する検知部を備える必要がある。そして、この検知部が日付印1のセットを検出した場合、回転駆動制御部25はモータを駆動させて必要な回転数だけ歯車を回転させるが、そうでない場合、時計部23による日付変更を検知しても、回転駆動制御部25はモータを駆動させないようにする。
さらに、コントローラ2がセットされている日付印1の印面に現れている印字を認識する方法としては、種々の方法を適用することができるが、例えば、印面の画像を取り込み、その画像から印面の日付を認識する方法や、また例えば、各印字ベルトに予め印字を認識させる識別突起を付しておき、コントローラ2がこの識別突起を認識する方法を適用することができる。このように、コントローラ2が日付印1の印面に現れている印字を認識することで、日付印1の印面上の日付と時計部23の計時する年月日との差分に応じて回転制御することができる。
表示制御部27は、ディスプレイ部21への表示機能を制御するものである。ディスプレイ部21は、時計部23が計時する時刻を表示したり、文字(例えば簡単な操作方法など)、記号(例えば、日付印1のセット検知表示を示す記号など)を表示したりするものである。
(A−3)日付印1の外枠14を解除する機構について
上述したように、外枠14は、日付印本体11との間で相対移動が可能なものであり、日付印本体11に近い側に移動した場合、日付印1の印字ベルトの回転を制限することができ、日付印本体11から離れて移動した場合、日付印1の印字ベルトの回転制限を解除することができる。
従って、コントローラ2に日付印1をセットし、コントローラ2の回転駆動機構26により日付印1の印字ベルトを回転させるためには、外枠14が日付印本体11から離れる方向に相対移動していることが必要となる。
そこで、以下では、コントローラ2に日付印1がセットされる際に、日付印1の外枠14を解除する機構について図面を参照しながら説明する。
図4は、図1に示すコントローラ2のA−A断面を示す断面図である。図4では、日付印1のセットする様子も示している。
図4に示すように、コントローラ2は、外枠解除機構200を設けている。この外枠解除機構200は、コントローラ2における日付印1を格納する部分の両側に1対として設けられるものである。なお、図4では、説明便宜上、一方の外枠解除機構200のみを示している。
外枠解除機構200は、係止部201、スライド部(案内部)202を少なくとも有するものであり、また回転制限解除維持部としての嵌合部203も有して構成されるものである。
また、上述したように、日付印1は、対向側面に1対の第1凸部13及び第2凸部15を有するものである。
日付印1をコントローラ2にセットする際、図4(A)に示すように、日付印1の先端を斜めに傾けて、日付印1の第2凸部をコントローラ2の外枠解除機構200の係止部201に係止させるようにして格納する。このとき、第2凸部15は、被係止部として係止部201に係止する。
そして、コントローラ2の格納部分に日付印を格納する際、日付印1の取手部12に格納するときに係る荷重(作用力)が生じると、第1凸部13は、外枠解除機構200のスライド部13に接し、スライド部202上をスライドすることで、係止部201に係止している第2凸部15に荷重が生じ、日付印本体11が外枠14から引き離す方向に荷重が作用する(図4(B)参照)。
このように、第2凸部15に生じる荷重により、日付印本体11が外枠14から離れる方向に相対移動させることができるので、印字ベルトの回転制限を解除することができる。
また、図4に示すように、第1の実施形態では、外枠解除機構200が回転制限解除維持部としての嵌合部203を設けており、スライド部203上をスライドした日付印1の第1凸部13は嵌合部203に嵌合する。
ここで、外枠解除機構200の構成は、図4に示す構成に限定されない。例えば、図4に示す外枠解除機構200の係止部201と、スライド部202及び嵌合部203との位置を逆にしてもよい。
この場合、図4に示す支点及び作用点が逆になる。つまり、第1凸部13が被係止部として係止部201に係止して支点となり、日付印1の先端に作用点が生じ、第2凸部がスライド部202をスライドすることで、外枠14が日付印本体11から離れる方向に荷重が生じて相対移動する。
また、第1の実施形態では、日付印1が、被係止部又は被嵌合部として機能する突起(第1凸部13及び第2凸部15)を備えることとしたが、被係止部又は被嵌合部として機能できるのであれば、突起ではなく凹部を設けるようにしてもよい。この場合、コントローラ2の外枠解除機構200は、日付印1の凹部に対応した凸部を係止部又は嵌合部とする必要がある。また、外枠解除機構200である係止部及びスライド部が溝構造により形成されており、日付印1の第2凸部15が溝に沿って移動するような構成をとってもよい。
(A−4)クラッチ機構について
一般に、日付印1は、年、月、日等の各印字ベルトが必要となるため、少なくとも4本程度の印字ベルトを有するものとなる。従って、各印字ベルトを回転させるためには、コントローラ2の回転駆動機構26は多くのモータを備えることが必要となり、また歯車の組み合わせ数も複雑になってしまい、モータの回転量も多くなってしまう。
そうすると、コントローラ2自体のサイズが大きくなってしまい、利用者の使い勝手が良くない。また、モータによる消費電力も大きくなってしまう。
そこで、以下では、回転駆動機構26における回転動作を効率的に行なうクラッチ機構について図面を参照して説明する。
図5は、回転駆動機構26が備えるクラッチ機構を説明する説明図である。図5に示すように、第1の実施形態のクラッチ機構30は、モータ(図示省略)と接続する大歯車31と、この大歯車31よりも小さい小歯車32とが結合軸35により結合してなる歯車ユニット36を構成する。
勿論、クラッチ機構の構成は、図5に限定されるものではなく、3個以上の歯車を結合させて構成するようにしてもよい。
大歯車32は、モータの駆動力を受けて、モータの回転方向に応じて回転するものである。
また、歯車ユニット36において、大歯車31は小歯車32に比べて十分に大きい歯車であるから、大歯車31の回転方向(モータの回転方向)に応じて、大歯車32と結合する小歯車32を移動させることができ、小歯車32と結合させる歯車33又は歯車34を選択することができる。
例えば、図5(A)では、大歯車31が時計回り方向に回転(以下では、正転ともいう)した場合(S1)、小歯車32は大歯車31の回転方向に移動する(S2)。そうすると、小歯車32は、大歯車31の回転方向側(図5(A)の右側)に設けられた歯車33と結合し、大歯車31の回転により歯車33を回転駆動させることができる(S3)。
また例えば、図5(B)では、大歯車31が反時計周り方向に回転(以下では、逆転ともいう)した場合(S4)、小歯車32は大歯車31の回転方向に移動する(S5)。そうすると、小歯車32は、大歯車31の回転方向(図5(B)の左側)に設けられた歯車34と結合し、大歯車31の回転により歯車34を回転駆動させることができる(S6)。
第1の実施形態では、上述した歯車ユニット36の原理を利用して、セットされた日付印1の印字ベルトを回転させる。
具体的な例としては、大歯車31の正転方向側に設けられている歯車33を、日付印1の「日」の印字ベルトを回転させる歯車として機能させ、逆転方向側に設けられている歯車34を、日付印1の「月」の印字ベルトを回転させる歯車として機能させるようにする。
このようにすることで、モータ数を減らすことができるので、コントローラ2のサイズを小さくすることができる。また、正転の場合と逆転の場合とでそれぞれ異なる機能を作用させることができるので、モータの回転量を有効に利用することができる。
ここで、上記例のように、正転と逆転とで異なる印字ベルトを回転させる場合、各歯車33及び34は、大歯車31の回転方向と同じ方向に回転するため、大歯車31の回転方向によって、印字ベルトの回転方向も異なる。図6は、この様子を説明する説明図である。
図6(A)は、歯車33がセットされた日付印1の回転子41と結合して印字ベルト42を回転させる場合の様子を示し、図6(B)は、歯車34がセットされた日付印1の回転子41と結合して印字ベルト42を回転させる場合の様子を示す。
図6(A)に示すように、歯車33は、大歯車31と同じ回転方向に回転するから、時計回りに回転する。従って、日付印1の回転子41は反時計周りに回転し、印字ベルト42も反時計周りに回転する。
一方、図6(B)に示すように、歯車34は、大歯車31と同じ回転方向に回転するから、反時計回りに回転する。従って、日付印1の回転子41は時計周りに回転し、印字ベルト42も時計周りに回転する。
このように、第1の実施形態のクラッチ機構(歯車ユニット36)を用いると、印字ベルトは、正転と逆転とで異なる方向に回転することになり、印面上の現れる印字の出現順序が異なってしまう。例えば、一方の印字ベルトの印字の出現順序は、「0→1→2→…→9→0→…」となるが、他方の印字ベルトの印字の出現順序は、「0→9→8→…→1→0→…」となってしまう。
そこで、第1の実施形態では、正転させる印字ベルトと逆転させる印字ベルトとの間で、印字ベルトに印字する刻印順序を逆に刻印したものを用いるようにする。
つまり、図7(A)に示すように、正転させる印字ベルトの刻印順序は、上から「…→4→3→2→1→0→…」とし、図7(B)に示すように、逆転させる印字ベルトの刻印順序は、上から「…→0→1→2→3→4→…」とする。
このようにすることで、正転の場合と逆転の場合でも印面に現れる印字の出現順序を同じにすることができる。
また、回転駆動制御部25は、このように印字の出現順序を同じにすることができるので、正転の場合と逆転の場合とで区別することなく、同様の方法で回転数を制御することができる。
(A−5)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、日付印1の印面に現れる日付を自動で正確にあわせることができる。
また、第1の実施形態によれば、外枠解除機構を備えることにより、コントローラ2に日付印1をセットする際に、印字ベルトの回転を制限する外枠14を、簡単に日付印本体11から離れる方向に相対移動させることができるので、セットと同時に印字ベルトの回転制限を解除することができる。
さらに、第1の実施形態によれば、回転駆動機構26がクラッチ機構(歯車ユニット36)を備えることにより、大歯車の回転方向に応じて、異なる歯車と結合させることができ、それぞれ異なる機能を作用させることができる。
また、この場合、印字ベルトの回転方向に応じて、印字ベルトに刻印する印字の刻印順序を変えることにより、正転又は逆転の場合でも同様の回転駆動制御を適用することができる。
またさらに、日付印1の印字ベルトを回転させる回転子を、操作孔から外側に突出させないようにすることで、安易な日付改ざんを防止することができる。
(B)他の実施形態
上述した第1の実施形態においても種々の変形実施形態を挙げたが、それ以外の変形実施形態を以下で説明する。
(B−1)第1の実施形態では、日付印1とコントローラ2とを1対1で対応付けた場合を前提として説明するが、コントローラ2が複数の日付印1にも対応できるようにしても良い。
この場合、複数の日付印1のそれぞれに自己を特定する識別情報(例えばID等)をICチップなどに記憶させておき、コントローラ2が、セットされた識別情報を読み取り、この識別情報に基づいて各日付印1の日付あわせ管理を行なうようにしてもよい。例えば、日付印1ごとに前回の日付あわせを行なった日を記憶したり、日付あわせを行なう時間(例えば、ある日付印はAM0時とし、別の日付印1はAM1時としてもよい)や、制限(例えば、土日は行なわない)などの情報も設定できようにしても良い。
また、コントローラ2は、セットされた日付印1の識別情報に基づいて、当該日付印1が管理していないものであると判断した場合、当該セットされた日付印1の日付あわせを行なわないようにすることができる。
(B−2)クラッチ機構を用いて日付印の印字ベルトを回転させる機構を例示したが、この場合、回転駆動の対象とする日付印は、例えば、タイムカードシステムの回転日付印も含む概念である。
(B−3)印面と対向する位置に印面を撮像する画像センサを設け、制御部24は例えば日付調整作業後に当該画像センサを用いて印面に現されている日付を確認し、設定(現在の日付)と印面に現されている日付とが同一であるか否か判断してもよい。そして、同一でない場合には両者の差分を計算し、当該差分に応じただけ回転駆動制御部25に日付印1の回転子41を回転させるよう指示するとよい。これにより、印面をより正確な状態にし得る。
(B−4)上記日付印を回転印に適用することも当然に可能である。この場合、時計部23は特に必要はなく、制御部24が所定のルールに従って印面を調整すればよい。また、調整部22から入力された利用者の指示に基づいて印面を調整してもよい。
第1の実施形態の日付印ユニットの構成を示す構成図である。 第1の実施形態の日付印の構成を示す構成図である。 第1の実施形態のコントローラの構成を示す構成図である。 第1の実施形態の外枠解除機構を説明する説明図である。 第1の実施形態のクラッチ機構を説明する説明図である。 第1の実施形態のクラッチ機構に結合する回転駆動機構による印字ベルトの回転方向を説明する説明図である。 第1の実施形態の印字ベルトに刻印される印字の刻印順序を説明する説明図である。 第1の実施形態の回転駆動制御部による初期状態の日付あわせの処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1…日付印、2…コントローラ、3…日付印ユニット、11…日付印本体、12…取手部、13…第2凸部、14…外枠、15…第1凸部、16…操作孔、17…マスタ印体、18…長孔、41…回転子、42…印字ベルト、43…回転印体、20…収納部分、21…ディスプレイ部、22…調子得部、23…時計部、24…制御部、25…回転駆動制御部、26…回転駆動機構、27…表制御部、200…外枠解除機構、201…係止部、202…スライド部、203…嵌合部、30…クラッチ機構、31…大歯車、32…小歯車、33及び34…歯車、35…軸結合、36…歯車ユニット。

Claims (7)

  1. 日付印本体と、上記日付印本体の内部に組み込まれる回転印体と、上記日付印本体との相対移動により上記回転印体の回転を制限する回転制限部と、上記日付印本体と上記回転制限部の何れか一方に設けられた被係止部と、何れか他方に設けられた被案内部とを有する日付印と、
    上記日付印を収納する収納部と、時計部と、上記時計部の時計情報に基づいて、上記収納部に収納された上記日付印の上記回転印体を回転させ、印面に現れる日付印字を制御する回転駆動制御部とを有する日付制御装置と
    を備える日付印ユニットにおいて、
    上記日付制御装置の上記収納部が、
    収納される上記日付印の上記被係止部を係止する係止部と、
    上記被案内部を上記係止部に係止された被係止部に対し、上記回転制限部が上記回転印体の回転制限を解除させる方向へ相対移動させる案内部と
    を有することを特徴とする日付印ユニット。
  2. 上記収納部及び上記被案内部は、両者が相対移動して上記回転印体の回転制限が解除された状態を維持する回転制限解除維持部をさらに備えた請求項1に記載の日付印ユニット。
  3. 上記日付印は、上記日付印本体の内部に組み込まれる複数の印字ベルトを有するものであり、
    上記回転駆動制御部が、
    ータと、上記モータの回転方向に応じて結合する回転駆動機構部が異なるクラッチ機構部と、
    記クラッチ機構部の回転力により上記回転印体の上記各印字ベルトを回転駆動させる回転駆動機構部と
    有することを特徴とする請求項1又は2に記載の日付印ユニット。
  4. 上記日付印は、上記日付印本体の内部に組み込まれる複数の印字ベルトを有するものであり、
    上記回転駆動制御部が、
    ータと、上記回転印体の上記印字ベルトの何れかを回転駆動させる複数の回転駆動機構部と、
    記モータと直接又は間接に接続し、かつ、複数の上記回転駆動機構部と直接接続し、上記モータの回転方向に応じて結合する上記回転駆動機構部が変わるクラッチ機構部と
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の日付印ユニット。
  5. の上記クラッチ機構部に接続された2の上記回転駆動機構部によって回転される回転印体の各印字ベルトは、刻印された印字の刻印順序が互いに逆であることを特徴とする請求項4に記載の日付印ユニット。
  6. 上記回転駆動制御部は、1個のモータと、1個のクラッチ機構部と、上記モータの回転方向に応じて回転駆動が異なる2個の回転駆動機構部とを、一対の印字ベルトを回転させる回転駆動機構とすることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の日付印ユニット。
  7. 回転印本体と、上記回転印本体の内部に組み込まれる回転印体と、上記回転印本体との相対移動により上記回転印体の回転を制限する回転制限部と、上記回転印本体と上記回転制限部の何れか一方に設けられた被係止部と、何れか他方に設けられた被案内部とを有する日付印と、
    上記回転印を収納する収納部と、上記回転印の印面に現す印字を決定する印面決定部と、上記印面決定部の決定結果に基づいて、上記収納部に収納された上記回転印の上記回転印体を回転させ、印面に現れる印字を制御する回転駆動制御部とを有する印面制御装置と を備える回転印ユニットにおいて、
    上記印面制御装置の上記収納部が、
    収納される上記回転印の上記被係止部を係止する係止部と、
    上記被案内部を上記係止部に係止された被係止部に対し、上記回転制限部が上記回転印体の回転制限を解除させる方向へ相対移動させる案内部と
    を有することを特徴とする回転印ユニット。
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