JP5090851B2 - 真空スプレードライヤ - Google Patents

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本発明は、真空スプレードライヤに関し、詳しくは、薬剤や香料、調味料等が溶解した原料液を噴霧して加熱乾燥することによって前記薬剤や香料、調味料等の粉末を得るための真空スプレードライヤに関する。
原料液を噴霧して乾燥させることにより粉末を得るスプレードライヤは、基本的に、原料液を乾燥室内に噴霧するとともに、乾燥室内に熱風を導入して原料液の液成分を蒸発させることにより原料液中の固形分を粉体として得るようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−162号公報
しかし、従来のスプレードライヤは、100℃以上の高温状態で乾燥処理を行っているため、熱に弱い物質や酸化しやすい物質の処理を行うことができず、高温のために香気成分の散逸も見られた。また、乾燥室内から排気する蒸発ガス量を調整することによって乾燥室を低圧状態とし、処理温度を低めることも可能であるが、単に乾燥室内を低圧状態にするだけでは処理効率が低下し、粒度分布にも偏りが発生したり、極めて微細な粉末が生成して粉末使用時の取り扱いに問題が発生したりすることがあった。
また、従来の粉末製造分野では大量生産が望まれていたため、スプレードライヤも次第に大型化し、ドライヤ本体の内径が11m、高さが12〜13m、蒸発量が毎時400リットルの大型のスプレードライヤも用いられているが、近年は、粉末製造分野においても多品種少量生産に対応した装置が要求されている。
そこで本発明は、真空状態で加熱乾燥処理を行うとともに、処理効率に優れた構造を有する真空スプレードライヤを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の真空スプレードライヤは、下方が縮径した円錐部の上部に円筒部を連設し、該円筒部の上部開口を天板にて閉塞したドライヤ本体と、前記円錐部の下端に連設した粉体導出部と、該粉体導出部に接続した第1粉体分離手段と、前記天板の中央に設けられた二流体ノズルと、該二流体ノズルに原料液及び噴霧用ガスをそれぞれ供給する原料液供給経路及び噴霧用ガス供給経路と、前記天板の前記二流体ノズルを中心とした同心円上に設けられた排気部と、該排気部に接続した第2粉体分離手段と、前記天板の前記二流体ノズルを中心とし、前記排気部より外周側の同心円上に設けられた熱風導入部と、前記熱風導入部に加熱用ガスを供給する経路と、前記第1粉体分離手段及び前記第2粉体分離手段から前記粉体導出部及び前記排気部を介して前記ドライヤ本体内を真空排気してドライヤ本体内を真空状態に保持する真空ポンプとを備えていることを特徴としている。
さらに、本発明の真空スプレードライヤは、上記構成において、前記排気部は、前記二流体ノズルを下端に装着し、内部に前記原料液供給経路及び噴霧用ガス供給経路を収納した内管と、該内管と同軸に設けられた外管の内周面と前記内管の外周面との間に形成されていること、また、前記ドライヤ本体内の真空度が−0.05〜−0.09MPaに保持されていることを特徴としている。
本発明の真空スプレードライヤによれば、ドライヤ本体内の乾燥室を真空状態とすることによって従来より処理温度を大幅に低下させることができ、熱に弱い物質や酸化しやすい物質の処理を効率よく行うことができる。また、処理効率の向上によって製品歩留まりが向上し、装置規模の小型化も図れ、多品種少量生産に最適である。
図1は本発明の真空スプレードライヤの一形態例を示す構成図である。この真空スプレードライヤは、乾燥室を形成するドライヤ本体11と、原料液を供給するための原料液タンク12及び送液ポンプ13と、噴霧用ガス及び加熱用の熱風を供給するための圧縮機14,15、窒素分離装置16及びガス加熱器17,18と、生成した粉体を分離して回収するためのサイクロン19,20,21と、前記ドライヤ本体11内を真空状態に保持するための真空ポンプ22,23とを備えている。
前記ドライヤ本体11は、下方が縮径した円錐部11aと、円錐部11aの上部に連設した円筒部11bと、円筒部11bの上部開口を閉塞する天板11cとで形成された真空容器であって、円錐部11aの下端には粉体導出部11dが設けられている。また、天板11cの中央には、原料液を噴霧するための二流体ノズル24が設けられており、この二流体ノズル24を中心として排気部25と熱風導入部26とが設けられている。
二流体ノズル24には、前記送液ポンプ13からの原料液を供給する原料液供給経路27と、前記ガス加熱器17からの噴霧用ガスを供給する噴霧用ガス供給経路28とが接続されており、両経路27,28は、ドライヤ本体11と同軸に配置された二重管29の内管29a内に収納されている。前記排気部25は、前記内管29aの外周面と、その外側の外管29bの内周面との間に形成されており、二流体ノズル24を中心とした同心円を描く円環状に形成されている。
また、熱風導入部26は、排気部25の外周側で、二流体ノズル24を中心とした同心円上に複数個が等間隔で設けられている。例えば、図2に示すように、6個の熱風導入部26a〜26fを60度間隔で設け、大風量で行う場合にはすべての熱風導入部26a〜26fを使用し、小風量で行う場合には一つおきに3個の熱風導入部26a,26c,26eを使用し、微風量の場合には、対向する2個の熱風導入部26a,26dあるいは任意の一つの熱風導入部26aを使用することにより、乾燥処理を行う際の風量条件に容易に対応することができる。
前記粉体導出部11dには、粉体導出経路30を介して第1粉体分離手段である第1サイクロン19と第2サイクロン20とが直列に接続され、第1サイクロン19の下部には、分離した粉体を連続的に取り出すためのロータリーバルブ19aと採取容器19bとが設けられ、第2サイクロン20の下部には採取容器20aが設けられている。
一方、前記排気部25には、排気経路32を介して第2粉体分離手段である第3サイクロン21が接続されており、第3サイクロン21で下部に分離した粉体は、回収経路33を通って第1サイクロン19に導入され、粉体導出経路31から第1サイクロン19に抜き出された粉体とともにロータリーバルブ19aから取り出される。
さらに、前記第2サイクロン20のガス流れ下流側及び第3サイクロン21のガス流れ下流側には、流量調整弁31a,31bを備えた真空圧安定器31で合流して第1,第2真空ポンプ22,23が接続されている。
噴霧用及び加熱用ガスは、通常は、第1圧縮機14で圧縮した空気を使用し、酸素の存在が好ましくない物質を処理するときには、第2圧縮機15で圧縮した空気を窒素分離装置16に導入して空気中の酸素を分離除去した窒素を使用するように形成され、両圧縮機14,15及び切換弁34a,34bを切り換えることによって空気と窒素とを選択使用できるようにしている。噴霧用及び加熱用ガスは、バッファタンク35に所定圧力で一旦貯留された後、噴霧用ガスは、流量計36で所定流量に調節され、第1ガス加熱器17で所定温度に加熱されて噴霧用ガス供給経路28から二流体ノズル24に供給される。また、加熱用ガスは、図2に示すように、各熱風導入部26a〜26fに対応した加熱ガス供給経路37a〜37fに分岐し、各減圧弁38で所定圧力に調節され、各第2ガス加熱器18a〜18fで所定温度にそれぞれ加熱されて各熱風導入部26a〜26fに供給される。
次に、このように形成した真空スプレードライヤを使用して原料液から製品粉体を得る手順を説明する。まず、原料液及び物質の性状に応じてガスの種類を選択する。例えば、窒素を選択した場合は、第2圧縮機15及び窒素分離装置16を作動させ、切換弁34a,34bを窒素側に切り換える。また、ガス加熱器17,18を所定温度に、流量計36を所定流量に、減圧弁38及び真空圧安定器31、流量調整弁31a,31bを所定圧力、所定流量にそれぞれ設定し、両真空ポンプ22,23を作動させる。これにより、二流体ノズル24及び熱風導入部26からドライヤ本体11内に所定流量、所定温度の窒素が供給され、粉体導出部11d及び排気部25から窒素が抜き出されてドライヤ本体11内が所定圧力、所定温度に設定される。
各部の温度や圧力が安定した後、送液ポンプ13を作動させて原料液タンク12内の原料液を原料液供給経路27に所定量供給し、二流体ノズル24からの原料液の噴霧を開始する。ドライヤ本体11内の乾燥室天井部中央から噴霧された原料液は、所定温度に加熱された噴霧用の窒素と、熱風導入部26から導入された所定温度の加熱用の窒素と接触することによって加熱され、原料液の液体成分が蒸発し、固形分が乾燥されて粉体となる。
このとき、流量調整弁31bの流量設定は、生成した粉体を粉体導出部11dから粉体導出経路30に導出し、第1サイクロン19及び第2サイクロン20で粉体を分離可能な最小限の流量に設定し、ドライヤ本体11内からの排気の大部分を排気部25から行うように流量調整弁31aの流量を設定する。また、両真空ポンプ22,23は、真空圧安定器31からの排気量に応じていずれか一方のみを使用することができる。
このように流量設定することにより、天板11cの外周側の熱風導入部26から乾燥室下方に向かって噴出した窒素の大部分は、二流体ノズル24から噴霧された原料液の液滴と接触して液滴を加熱し、蒸発した液体成分を伴って排気部25から速やかに排出される。また、残りの窒素は、液滴を加熱して液体成分を必要十分な程度に蒸発させながら乾燥室下方まで流下し、生成した粉体とともに粉体導出部11dから抜き出される。したがって、噴霧した液滴を効果的に加熱して液体成分を蒸発させることができるとともに、上部の排気部25から排気されるガスに伴われて粉体が流出することを抑えることができ、処理効率を大幅に向上させることができる。特に、排気部25を円環状に形成したことにより、二流体ノズル24から噴霧された液滴の流れに対してドライヤ本体11内から均一にガスを排気することができ、液滴全体を満遍なく熱風に接触させることができる。
そして、真空ポンプ22.23で真空排気することによってドライヤ本体11内を真空状態に保持しているので、加熱温度を低くしても液滴からの液体成分の蒸発を十分に促進でき、熱に弱い物質の処理にも対応することができるとともに、酸素分圧の低下によって物質の酸化も抑制することができる。特に、空気に代えて窒素を使用することにより、酸化しやすい物質の酸化をより確実に防止できる。
生成した粉体は、粉体導出部11dから窒素と共に抜き出され、第1サイクロン19で大部分の粉体が窒素から分離してサイクロン下部に落下し、第1サイクロン19で分離されなかった僅かな粉体が第2サイクロン20で窒素から分離し、下部の採取容器20aに回収される。第1サイクロン19で分離した粉体は、ロータリーバルブ19aを操作することによって採取容器19bに回収される。さらに、排気部25にも第3サイクロン21を配置し、排気部25から抜き出したガス中に含まれる僅かな粉体も分離回収することにより、製品粉体の回収効率を向上できる。
処理中のドライヤ本体11内の温度や圧力は、乾燥処理する原料液の状態、粉体化する物質の性状、処理量、ドライヤ本体11の形状や容積といった様々な条件によって異なるが、処理中の真空度(ゲージ圧)は、−0.05〜−0.09MPaの範囲が最適である。これより低い真空度を保持するためには、ドライヤ本体11や各サイクロン、配管等に高真空に対応した構造を必要とし、装置コストの上昇を招くことがある。さらに、二流体ノズル24からの原料液の噴霧、各サイクロンでの粉体の分離を考慮すると、一定量以上のガス流量が必要となることから、高真空を保持するためには大容量、高価格の真空ポンプが必要になる。また、ガス流量が低くなると熱風のみで所定温度を保持することが困難になることがあり、ドライヤ本体11にヒータなどの加熱手段を付加する必要が生じるだけでなく、噴霧手段として二流体ノズルを用いることができなくなり、これらもコストアップの要因となる。逆に圧力が高い場合は、液体成分の蒸発を促進するために温度を上昇させる必要があり、消費エネルギーの増大を招き、熱に弱い物質が分解したり、劣化したりすることがある。また、温度は原料液の液体成分の種類によって異なるが、水の場合には蒸発を促進するために40℃以上とすることが好ましく、最高温度は粉体化する物質の耐熱温度未満に設定すればよい。
なお、本形態例では、各種物質の処理を効率よく行えるようにするため、2台の真空ポンプ22,23を設置したが、処理条件が固定されている場合などでは1台の真空ポンプのみで十分なこともある。複数の真空ポンプを設置する場合は、真空圧安定器31からの排気ラインに逆止弁39a,39bを設けることが望ましい。
同様に、ドライヤ本体11の容積や処理条件によって熱風導入部26の設置数は任意に設定することができる。また、減圧弁や第2ガス加熱器は、各熱風導入部のそれぞれに設けているが、一つの減圧弁や第2ガス加熱器から複数の熱風導入部に加熱用ガスを分配供給することもできる。
一般に販売されている従来の遠心アトマイザー方式のスプレードライヤ(比較例)と、前記形態例に示した構成を有する本発明の真空スプレードライヤ(実施例)とを用いて、ライム濃縮果汁に賦型剤としてデキストリンを混合した検体をそれぞれ乾燥粉末化し、ライム果汁粉末をそれぞれ製造した。
比較例として用いた従来のスプレードライヤは、ドライヤ本体の内径が4m、加熱温度が100℃、蒸発量が毎時80リットルであり、ドライヤ本体内で蒸発したガスを排風機で排気しているためにドライヤ本体内は僅かな減圧状態となっている。実施例として用いた真空スプレードライヤは、ドライヤ本体の内径が1.2m、加熱温度が40℃、蒸発量が毎時12リットルであり、ドライヤ本体内を真空ポンプで吸引排気してドライヤ本体内の真空度をゲージ圧で−0.07MPaの真空状態に設定している。
得られたライム果汁粉末1gをそれぞれ200mlのビーカーに採り、30℃,50℃,70℃の温水100mlで溶解し、密閉した状態でヘッドスペース内の匂気をニオイセンサ(新コスモ電機株式会社製:ニオイセンサXP−329III)で測定した。測定は、1分経過後のヘッドスペース内を1分間吸引した数値と、そのまま吸引を継続し、ニオイセンサの表示が最大値を示した数値とを測定した。その結果を表1に示す。
Figure 0005090851
表1により、本実施例で得られたライム果汁粉末の方が、比較例で得られたライム果汁粉末よりも匂気が強く感じられることが分かる。特に30℃,70℃の温水に溶解したときには差が顕著に見られた。
さらに、本実施例及び比較例で得られたライム果汁粉末と、30℃,50℃,70℃の温水とを用いて1%温水溶解液をそれぞれ作り、5名の研究員により、それぞれ官能比較したところ、いずれも本実施例で得られたライム果汁粉末の温水溶解液の方が匂気が強いと判定した。
一般に市販されている麦茶に水蒸気を吹き込み、抽出された香気を含む蒸気を回収し、この蒸気を冷媒で冷却して香気を含んだ水蒸気蒸留液を製造し、この水蒸気蒸留液を回収した残りの麦茶に温水を加えて麦茶抽出エキスを採取し、水蒸気蒸留液と麦茶抽出エキスとを混合し、賦型剤としてデキストリンを添加して検体を製造した。この検体の同一ロットを分液し、実施例1と同じ実施例装置及び比較例装置を使用して同じ条件で乾燥粉末化して麦茶エキスパウダー、いわゆるインスタント麦茶をそれぞれ製造した。
得られた麦茶エキスパウダー2gをそれぞれ200mlのビーカーに採り、70℃の温水100mlで溶解し、このビーカーを60℃で密閉し、1分後にヘッドスペース内の匂気の強さを実施例1と同様のニオイセンサで計測した。計測時の各溶解液の温度と、3回の計測における最大値とを表2に示す。
Figure 0005090851
表2により、本実施例の真空スプレードライヤで得られた麦茶エキスパウダーの方が、比較例の従来のスプレードライヤで得られた麦茶エキスパウダーよりも匂気が強く感じられることが分かる。
さらに、従来のスプレードライヤと、本実施例の真空スプレードライヤとを用いて得られた麦茶エキスパウダーで2%温水溶解液をそれぞれ作り、5名の研究員により、それぞれ官能比較したところ、5名とも本実施例の真空スプレードライヤで得られた麦茶エキスパウダーの2%温水溶解液の方が、従来のスプレードライヤで得られた麦茶エキスパウダーの2%温水溶解液よりも匂気が強いと判定した。
実施例1で用いた真空スプレードライヤの頭頂部の排気部(25)を開いて製造したキムチパウダーA(実施例)と、排気部(25)を閉塞して製造したキムチパウダーB(比較例)のパウダーの粒度分布を測定した。なお、処理量、温度及び圧力は同じ条件としている。
粒度分布の測定は、14メッシュ〜120メッシュ間の8種類のJIS規格の篩を使用し、手動で篩って篩上に残った粉末を計量することにより測定した。測定結果を表3に示す。
Figure 0005090851
表3により、排気部(25)を開いて製造したキムチパウダーAの方が、排気部(25)を閉塞して製造したキムチパウダーBよりも48〜80メッシュの領域の割合が多くなるとともに、120メッシュ以上の微粉が少なくなった。
また、ガラス製のロートを、該ロートの垂直底部から受け面までの高さが5cmとなる位置に配置し、前記キムチパウダーAと、キムチパウダーBとの安息角をそれぞれ5回測定し、その平均値を求めた結果、キムチパウダーAは53度、キムチパウダーBは60度となった。これにより、キムチパウダーBよりもキムチパウダーAの方が安息角が小さく、流動性が良いことが分かった。
本発明の真空スプレードライヤの一形態例を示す構成図である。 同じくドライヤ本体の平面図である。
符号の説明
11…ドライヤ本体、11a…円錐部、11b…円筒部、11c…天板、11d…粉体導出部、12…原料液タンク、13…送液ポンプ、14,15…圧縮機、16…窒素分離装置、17…第1ガス加熱器、18,18a〜18f…第2ガス加熱器、19,20,21…サイクロン、19a…ロータリーバルブ、19b…採取容器、20a…採取容器、22,23…真空ポンプ、24…二流体ノズル、25…排気部、26,26a〜26f…熱風導入部、27…原料液供給経路、28…噴霧用ガス供給経路、29…二重管、29a…内管、29b…外管、30…粉体導出経路、31…真空圧安定器、31a,31b…流量調整弁、32…排気経路、33…回収経路、34a,34b…切換弁、35…バッファタンク、36…流量計、37,37a〜37f…加熱ガス供給経路、38…減圧弁、39a,39b…逆止弁

Claims (3)

  1. 下方が縮径した円錐部の上部に円筒部を連設し、該円筒部の上部開口を天板にて閉塞したドライヤ本体と、前記円錐部の下端に連設した粉体導出部と、該粉体導出部に接続した第1粉体分離手段と、前記天板の中央に設けられた二流体ノズルと、該二流体ノズルに原料液及び噴霧用ガスをそれぞれ供給する原料液供給経路及び噴霧用ガス供給経路と、前記天板の前記二流体ノズルを中心とした同心円上に設けられた排気部と、該排気部に接続した第2粉体分離手段と、前記天板の前記二流体ノズルを中心とし、前記排気部より外周側の同心円上に設けられた熱風導入部と、前記熱風導入部に加熱用ガスを供給する経路と、前記第1粉体分離手段及び前記第2粉体分離手段から前記粉体導出部及び前記排気部を介して前記ドライヤ本体内を真空排気してドライヤ本体内を真空状態に保持する真空ポンプとを備えていることを特徴とする真空スプレードライヤ。
  2. 前記排気部は、前記二流体ノズルを下端に装着し、内部に前記原料液供給経路及び噴霧用ガス供給経路を収納した内管と、該内管と同軸に設けられた外管の内周面と前記内管の外周面との間に形成されていることを特徴とする請求項1記載の真空スプレードライヤ。
  3. 前記ドライヤ本体内の真空度が−0.05〜−0.09MPaに保持されていることを特徴とする請求項1又は2記載の真空スプレードライヤ。
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