JP5090134B2 - 紫外・可視・近赤外吸収スペクトル測定用試料ホルダー - Google Patents

紫外・可視・近赤外吸収スペクトル測定用試料ホルダー Download PDF

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Description

本発明は、光による励起及び吸収測定と電子顕微鏡の高分解能観察とを同時に行うことができる試料ホルダー、特に、既存の透過型電子顕微鏡に取り付け可能な紫外・可視・近赤外吸収スペクトル測定用試料ホルダーに関する。
紫外・可視・近赤外分光法(UV-Vis-NIR)は、紫外(UV,UltraViolet)、可視(Vis, Visible)、および近赤外(NIR,Near InfraRed)領域の光吸収を測定することにより物質に特有である電子遷移エネルギーを分析する分光法である。通常、200〜1500nm程度の波長範囲について測定する。紫外・可視・近赤外分光法は、測定が容易であること、結果が肉眼での観察と一致しわかりやすいこと、分子によっては極めて特徴的なスペクトルを示すこと、及びスペクトルが物質の状態によって敏感に変化することなどから、誘電体、イオン結晶、半導体などの分野の研究に幅広く用いられる測定法である。
紫外・可視・近赤外吸収スペクトル測定では一般的に石英ガラスなどの透明な支持基板を利用するが、電子線はそのガラス基板を透過しないので、従来では電子顕微鏡による構造解析と紫外・可視・近赤外吸収スペクトル測定とを別個独立して行っていた。紫外・可視・近赤外スペクトル測定を行った薄膜を電子顕微鏡観察するにはフッ酸(HF)などの薬品で基板を溶解したり、機械研磨やイオン研磨によって物理的に基板を除去したりすることで、試料を作製し直すことが多い。フッ酸などの薬品による溶解、機械研磨やイオン研磨といった試料の作製プロセスは、試料の表面構造・結晶構造の破壊を引き起こす。このため、紫外・可視・近赤外吸収スペクトルを測定した試料構造と、その後、電子顕微鏡によって観察された試料の構造にズレが生じることがあった。そこで、電子顕微鏡において構造観察と紫外・可視・近赤外吸収スペクトルの測定とを同時に行うことが望まれていた。
一方、既存の透過型電子顕微鏡により試料を高分解能観察すると同時に、試料に照射された電子線より生じた励起光を検出して分析するカソードルミネッセンス分析も可能な試料ホルダーとして特許文献1が提案されている。特許文献1の試料ホルダーは、既存の透過型電子顕微鏡に取り付け可能であり、後端部から試料固定部近傍にまで延設された光ファイバーと、電子線の照射方向に対して試料の裏側に配され、電子線照射により生じた励起光を光ファイバー側へ反射させる反射板と、反射板からの光を集光する集光レンズとを有する。試料に電子線が照射されると、電子線が試料を透過することで生じた励起光が反射板により向きが変更され、集光レンズを介して集光された励起光を光ファイバを通して電子顕微鏡外に設けられた分光測定器で測定できるようになっている。
また、光学特性の測定用ではないが、高温下での高分解能電子顕微鏡観察を容易に行うことができる試料ホルダーとして、本出願人による特許文献2がある。特許文献2では、試料を高温にするための従来の電子ビーム法やレーザービーム法などにおける問題点を解決するものであって、試料ホルダーの試料固定部近傍にまで延設された光ファイバーと、光ファイバーから照射されるNd−YAGレーザー光を反射させる反射板と、反射板からのレーザー光を集光する集光レンズとを有する。これにより、ポールピース内においても容易に試料へレーザー光を照射できるようになっている。
特開2003−139703号公報 特開平8−31361号公報
特許文献1では、既存の電子顕微鏡によって構造観察と共にカソードルミネッセンス分析も可能である。しかし特許文献1では、電子線照射系と電子線照射による励起光を検出するファイバー光学系しか有せず、紫外・可視・近赤外光の入射系を有しないので、高分解能観察と同時に紫外・可視・近赤外分光法も行うことは不可能である。一方、特許文献2では、既存の電子顕微鏡においてNd−YAGレーザー光を容易に照射できるものの、試料を高温条件とするためのレーザー光を照射するのみであって、やはり紫外・可視・近赤外吸収スペクトルを測定することは不可能である。つまり、これらの試料ホルダーや加熱装置では、熱輻射(赤外線)量を用いた温度測定やカソードルミネッセンスを測定できても、試料の励起光や吸収スペクトルを測定することはできない。また、特許文献2の光ファイバーは、その先端部の所定量が試料ホルダーの外部に露出している。
また、特許文献1及び特許文献2は根本的に紫外・可視・近赤外分光法用とは異なるので、これらを単純に紫外・可視・近赤外分光法へ適用することはできない。すなわち、一般的に既存の電子顕微鏡に使用される試料ホルダーでの分光計測を実現するためには複雑な改造を必要とするので、既存の電子顕微鏡によって簡便に紫外・可視・近赤外分光法による測定する具体的な実現手段を構築するのは困難であった。そのため、特許文献1及び特許文献2では、高分解能電子顕微鏡観察において必要とされる試料の傾斜機構を犠牲にしている。そのうえ、特許文献1及び特許文献2では、共に反射板のみによって試料に電子線やレーザー光を指向しているので、精密な光と試料との相対角度調整が困難であると共に、反射板を設けるスペースも必要となり、試料設置空間の狭いポールピースには適用し難い。
そこで本発明の目的は、既存の電子顕微鏡を用いて、試料の高分解能電子顕微鏡観察と同時に、試料に確実に紫外・可視・近赤外光を照射し、光吸収による電子励起を実現することで紫外・可視・近赤外吸収スペクトル測定をも容易かつ確実に行うことのできる試料ホルダーを提供することにある。
本発明は、電子顕微鏡内において電子線を照射することにより試料の構造観察を行う試料ホルダーであって、前記試料ホルダーの軸方向に沿って配され、電子顕微鏡外の光源から紫外・可視・近赤外領域の光を前記電子顕微鏡の鏡筒内に伝送する入射側光ファイバーと、前記入射側光ファイバーにより伝送された入射光を、前記試料ホルダーに設置された試料に集光する入射側集光レンズと、前記試料を介して前記入射側集光レンズの対向側に配され、前記試料を透過した光を集光する透過側集光レンズと、前記試料ホルダーの軸方向に沿って配され、前記透過側集光レンズにより集光した透過光を、前記試料を介して前記入射側光ファイバーの対向側から前記電子顕微鏡の鏡筒外へ伝送する透過側光ファイバーとを備え、電子線による構造観察と同時に、紫外・可視・近赤外領域の光による試料の励起と吸収スペクトルの測定をすることを特徴とする。
また、本発明においては、前記入射側光ファイバーと前記透過側光ファイバーとが、その全体に亘って前記試料ホルダーの内部に挿通されていることを特徴とする試料ホルダーを提供することができる。
また、本発明においては、前記入射側集光レンズと前記試料との間、及び前記透過側集光レンズと前記試料との間には、それぞれ集光レンズからの光を試料へ向けて反射させる入射側反射板及び透過側反射板が設けられていることを特徴とする試料ホルダーを提供することができる。
また、本発明においては、前記試料ホルダーは、該試料ホルダー全体の傾斜角度を調整するホルダー傾斜機構と、試料ホルダーの先端部に設けられた試料固定部に固定される試料設置台の傾斜角度を、前記試料ホルダーの軸方向と直交する軸方向で調整する試料設置台傾斜機構とによって、高分解能用ポールピース内での2軸傾斜が可能であること特徴とする試料ホルダーを提供することができる。
また、本発明においては、前記入射側集光レンズ及び透過側集光レンズが、それぞれ前記入射側光ファイバー及び透過側集光レンズとの距離を調節可能であることを特徴とする試料ホルダーを提供することができる。
また、本発明においては、前記入射側反射板及び前記透過側反射板が、前記試料に対する角度を調整自在であることを特徴とする試料ホルダーを提供することができる。
また、本発明においては、上記いずれかの構成を有する試料ホルダーを備える電子顕微鏡を提供することもできる。
本発明は、従来から電子顕微鏡に使用されていた試料ホルダーに、主として入射側光ファイバーと透過側光ファイバーとを設けただけの簡単な構成となっており、かつ両光ファイバーは試料ホルダーに設けられているので、試料ホルダーと別個に光ファイバーを電子顕微鏡に装着する必要もない。したがって、本発明の試料ホルダーはそのまま既存の電子顕微鏡に装着可能であり、従来からの電子線による構造観察と同時に、紫外・可視・近赤外領域の光による試料の励起と吸収スペクトルの測定をすることができ、汎用性が高い。しかも、電子線による構造観察と同時に、紫外・可視・近赤外領域の光吸収スペクトル測定が可能となれば、従来の透過型電子顕微鏡での観察では不可能であった、光吸収による電子励起過程の電子顕微鏡その場観察や、原子レベルの構造と光吸収の相関を細かなレベルまで観測可能となる。これにより、試料の光学特性の測定を構造観察と別個独立して行う手間を省け、かつ既存の電子顕微鏡を光学特性の測定のために複雑な機構に改造する必要もない。また、両光ファイバーが試料ホルダーの軸方向に沿って配されているので、試料ホルダーが大型化することも避けられている。両光ファイバーと試料との間に入射側集光レンズ及び透過側集光レンズが配してあれば、効率よく光を試料や透過側光ファイバーへ集光できる。
入射側光ファイバー及び透過側光ファイバーがその全体に亘って試料ホルダーの内部に挿通されていれば、より試料ホルダーの大型化避けられ、従来電子顕微鏡に使用されていた試料ホルダーと同程度の大きさとできる。また、試料ホルダーを電子顕微鏡に装着する際に光ファイバーが電子顕微鏡の鏡筒に引っ掛かるなどして、邪魔になったり破損したりすることも回避できる。
両集光レンズと試料との間に、それぞれ入射側反射板及び透過側反射板を設けていれば、試料の固定位置や固定角度などに合わせて入射側光ファイバーから入射された光の角度を、試料や透過側光ファイバーへ的確に調整することができ、精密な試料の励起、吸収スペクトル測定が可能となる。
試料ホルダーが2軸傾斜可能であれば、電子線に対する試料位置や角度を調整可能であると共に、光ファイバーから入射される紫外・可視・近赤外領域の光に対する角度も調整可能なので、確実な構造観察と試料の励起及び吸収スペクトルの測定を行うことができる。
また、両集光レンズや両反射板が角度調整自在であれば、より精密に紫外・可視・近赤外領域の光による試料の励起と吸収スペクトルの測定をすることができる。
以下に、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明するが、これに限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。本発明の試料ホルダーは、既存の電子顕微鏡に装着されるものなので、まずは従来から使用されている周知の電子顕微鏡による試料の構造観察について概説する。
図1に、既存の透過型電子顕微鏡(TEM)の概略構成図を示す。図2にポールピース内部の概略断面図を示す。図3に、既存のホルダー傾斜機構の横断平面図を示す。なお、図2においてはホルダー傾斜機構の図示は省略している。図1において、TEM1は、上方から電子銃(フィラメント)2と、第1収束レンズ3と、第2収束レンズ4と、対物レンズ5と、中間レンズ6と、投射レンズ7と、蛍光板8と、カメラ9とを有し、第2収束レンズ4と対物レンズ5との間のポールピース16内に観察対象たる試料Sを保持する試料ホルダー10が配されている。なお、試料ホルダー10はサイドエントリータイプであり、図2に示されるように、実際には試料ホルダー10が装着されるポールピース16の内部空間は狭い。第1収束レンズ3及び第2収束レンズ4が照射系であり、対物レンズ5、中間レンズ6、および投射レンズ7が結像系である。電子銃2から照射された電子線Eは、第1・第2の収束レンズ3・4によりスポット状に収束されて試料Sを透過する。電子線Eが試料Sを透過することで、試料Sから二次電子が放出される。試料Sを透過した電子は対物レンズ5により結像され、その像は投射レンズ7により拡大され、蛍光板8に投影される。蛍光板8に投影された透過電子像は、蛍光板8を立ち上げた際にはカメラ9を介して図外のモニターに表示される。符号11は、TEM1の鏡筒である。試料Sは、試料ホルダー10全体の傾斜角度を調整するホルダー傾斜機構15により電子線軸上でその位置や角度を変更調整可能で、試料Sを電子顕微鏡の視野中心に保持しながら、種々の角度から透過電子像を観察することが可能となっている。
ホルダー傾斜機構15も周知の機構を使用できるが、図3にその一例の横断平面図を示す。なお、以下では試料ホルダー10の軸方向(図3の左右方向)をx方向とし、水平面にてx方向に対して直角な方向(図3の上下方向)をy方向とし、x方向及びy方向と直交しTEM1の高さ方向に相当する方向(図3の正背面方向)をz方向とする。図3において試料ホルダー10は所定長さを有する円柱形部材であって、その先端部に試料が設置固定される扁平な試料固定部10aが一体形成されている。試料ホルダー10は左右両面が開口する円筒形の鞘管17に挿入・固定されている。鞘管17の先端は球面になっており、球面座18内に納められる構造である。そして、試料Sをyz方向で高精度に制御するため、鞘管17の外層に設けられたシリンダ19上に、yz2方向から固定された微動アクチュエータ20を設け、当該微動アクチュエータ20とこれの対向面側に設けられたリターンスプリング21とで鞘管17が挟持されている。微動アクチュエータ20は電気的パルス入力を受けてシリンダ19に対して出没可能であり、球面座18の中心Cを不動点として試料ホルダー10を数nmレベルでyz方向へ任意に傾斜可能である。位置復元力はリターンスプリング21の付勢力により生成する。このように、試料ホルダー10が球面座18の中心Cを不動点として任意な角度でyz方向へ傾斜可能であることで、試料ホルダー10先端部の試料固定部10aに設置された試料Sをyz方向へ任意に移動できる。x方向への試料の位置調整は、試料ホルダー10の先端部に固定された梃子27により実現される。すなわち、把手28を梃子27で押し上げることで試料Sをx方向へ微動調整できる。また、シリンダ調整機構23によってシリンダ19のyz方向の位置が微調整され、シリンダガイド調整機構26によって鏡筒11とシリンダガイド24との相対位置関係が調整される。なお、鏡筒11内の真空は、TEM1外部から鏡筒11内に至る間のいずれかの箇所で、試料ホルダー10の外周にO−リング等を嵌合することにより保持されている。
次に、試料ホルダー10先端部の試料固定部10aについて、図4〜図5を参照しながら詳しく説明する。図4は、試料固定部10aの要部拡大平面図である。図5は、試料固定部10aの縦断側面図である。図4に示すごとく、試料固定部10aは扁平矩形を呈しており、その先端寄り部位に穿設された開口31内に試料を設置する平板状の設置台32が配されている。試料Sは、設置台32の中央部にメッシュ(図示せず)などを介して設置される。設置台32は、捻りコイルバネ33を介して試料ホルダー10に設けらており、設置台傾斜機構によって傾斜角度を調整可能となっている。すなわち、設置台32は試料ホルダー10の軸方向Xと直交するy方向の回転軸Yを中心に回動自在となっている。この設置台32の傾斜機構も周知の機構を採用できるが、例えば、設置台32の両側面に一体形成されている支軸34のうち、一方(図4では下方)の支軸34の先端には線状若しくはベルト状の牽引部材35が巻き付け固定されており、その他端は試料ホルダー10の内部を通って後端側まで延設されている。そして、この牽引部材35を試料ホルダー10の後端側から牽引操作することで、図5に示されるように設置台32が捻りコイルバネ33の付勢力に抗して試料ホルダー10の軸方向Xと直交するy方向の回転軸Yを中心に回転自在(角度調整自在)となっている。なお、上記2軸傾斜機構はほんの一例であって、他にも例えば特開平6−68828号公報に開示されているような機構を採用することもできる。
(実施例1)
次に、本発明の特徴構成である紫外・可視・近赤外分光法用の部材構成について説明する。図4及び図5において試料ホルダー10には、光源60から紫外・可視・近赤外領域の光L1を試料Sに向けて伝送する入射側光ファイバー38と、試料Sを透過した光L2を分光計測器61へ伝送する透過側光ファイバー39とを備える。両光ファイバー38・39は、その先端に至るほぼ全体に亘って試料ホルダー10の内部にこれの軸方向Xに沿って挿通配設されている。具体的には、入射側光ファイバー38の他端はTEM1外の光源60と連接されており(図1参照)、設置台32の側部を周りこんで試料ホルダー10の開口31の先端側内周面に至り、設置台32の先端縁近傍にまで挿通されている。透過側光ファイバー39も、TEM1外の分光計測器61と連接されて(図1参照)、試料ホルダー10の開口の後端側内周面に至り、設置台32の後端縁近傍にまで挿通されている。すなわち、両光ファイバー38・39は、試料Sを介して対向状態で配されている。なお、両光ファイバー38・39の先端部は試料ホルダー10内へ螺合されたビス40によって押圧保持されており、ビス40の捻じ込み量によってxy方向位置の微調整が可能となっている。光ファイバー38・39は、紫外・可視・近赤外領域の光を伝送することができる誘電体線路と反射手段との組み合わせから構成されている。
このように、両光ファイバー38・39は、試料ホルダー10に挿通固定されていることで、当該試料ホルダー10と共にTEM1のポールピース16内に導入され一体的に取り扱うことができる。また、両光ファイバー38・39を試料ホルダー10内へ貫通させていることにより、試料ホルダー10用のポート(ポールピース16内の設置空間)を利用して容易にポールピース16内へ導入できるので、光ファイバー38・39用のポートを別個に必要としない。したがって、本試料ホルダー10は、容易に既存のTEM1に適用することができる。紫外・可視・近赤外光源60と紫外・可視・近赤外分光計測器61は、光ファイバー38・39を介してTEM1の外部に試料ホルダー10と独立して設置されているので、半導体検出器やモノクロメーターなどの改良にあわせて、最適な光源60や計測器61を選択することが可能である。
入射側光ファイバー38及び透過側光ファイバー39の先端には、それぞれ耐熱性の入射側集光レンズ42及び透過側集光レンズ43が溶接固定されている。入射側集光レンズ42は、入射側光ファイバー38の先端から拡散する入射光L1を集光し、試料ホルダー10上の試料Sに指向して照射するものであり、光ファイバー38との溶接面が平面に、試料S側の面が凸状に湾曲した球面となっている。透過側集光レンズ43は、入射側光学系38・42との相反定理により試料Sを透過した光L2を透過側光ファイバー39へ導入するものであり、光ファイバー39との溶接面が平面に、試料S側の面が凸状に湾曲した球面となっている。
図4に良く示されるように、両光ファイバー38・39と設置台32との高さ位置を異ならせた上で、両光ファイバー38・39の先端(及び両集光レンズ42・43)がそれぞれ試料ホルダー10の軸方向Xで、設置台32の先端縁、後端縁と重なる位置にまで近づけられている。入射側光ファイバー38は、設置台32より上方に位置しており、その先端面は下向きに傾斜している。これにより、入射側光ファイバー38の先端面に溶接されている入射側集光レンズ42も、所定角度で下向きに傾斜している。一方、透過側光ファイバー39は、設置台32より下方に位置しており、その先端面は上向きに傾斜している。これにより、透過側光ファイバー39の先端面に溶接されている透過側集光レンズ43も所定角度で上向きに傾斜している。なお、入射側光ファイバー38と透過側光ファイバー39の対向関係、及び上下位置関係は、本実施例1の構成の逆となっていてもよい。
次に、紫外・可視・近赤外分光法による測定方法について説明する。まず、試料ホルダー10の設置台32に観察用の試料Sを設置し、両光ファイバー38・39と共に、本実施例1の試料ホルダー10を既存のTEM1のポールピース16内にサイドエントリーする。試料ホルダー10をポールピース16に装着できたら、試料SがTEM1の視野中心にくるようホルダー傾斜機構15によって試料ホルダー10の角度を調整し、電子線E透過による高空間分解能を利用した周知の方法によって試料Sの構造観察をする。これと同時に、光源60及び分光計測器61を使用した紫外・可視・近赤外分光法による測定を行うことができる。
TEM1外に設けられた光源60からは、光ファイバーで伝送することができ、かつ試料Sの高分解能観察に悪影響を及ぼさない紫外・可視・近赤外領域の光L1が発せられる。また、紫外・可視・近赤外光源60としては、小径に集光することができるものが好ましい。これにより、高いパワー密度を得ることができ、微小な試料Sを効果的に励起することができるからである。また極微量の光吸収の検出を容易に行うために、高出力を安定して出力することができるものが望ましい。さらに、連続発振が可能であるものが好ましい。このような光源60としては、例えば重水素・タングステン(ランプD2/W)などを使用できる。このような紫外・可視・近赤外光は、空気中で発振可能である。そのうえ、入射側光学系38・42と透過側光学系39・43が鏡筒11から真空を破ることなく出し入れされる試料ホルダー10に一体に設けられている。これにより、TEM1のポールピース16内に試料ホルダー10をセットする前に、予め鏡筒11外で試料Sの軸調整を行うことができる。紫外・可視・近赤外分光計測器61としては、紫外域から近赤外域(185〜3300nm程度)までの幅広い範囲の波長の光を測定可能であり、かつ高感度・低迷光を実現できるものが望ましい。
まず、試料ホルダー10をポールピース16内に装着する前に、試料ホルダー10の後端から牽引部材35を牽引操作することで、図5に示すように設置台32と共に試料Sの傾斜角度を、入射側光ファイバー38から透過側光ファイバー39への光路に対して直角となるように調整する。そのうえで、試料ホルダー10をTEM1へ装着し、電子線透過による高分解能観察と共に紫外・可視・近赤外分光法による測定を行う。光源60から入射側光ファイバー38を介して伝送された紫外・可視・近赤外領域の入射光L1は、入射側集光レンズ42によって集光されながら試料Sへ照射される。すると、入射光L1が透過することで試料Sが励起される共に、光吸収された透過光L2が透過側集光レンズ43によって集光されたうえで、透過側光ファイバー39を介して分光計測器61へ伝送され、光の吸収スペクトルを測定することができる。これにより、これまでの透過型電子顕微鏡による構造観察と同時に紫外・可視・近赤外領域の光を集光しながら紫外・可視・近赤外分光法による測定が可能となったことにより、数nm以下の極小領域の構造観察と光物性を同時に観測することまで可能となる。したがって、従来よりも精度良い組成揺らぎ、格子ひずみ、結晶粒界の観測が可能となる。また、このように試料ホルダーに光ファイバー及び集光レンズを設けただけの簡単な構成であれば、ギャップの狭いポールピースにも装着することができ、高い空間分解能を有する電子顕微鏡にも好適に適用できる。
(実施例2)
次に、図6〜図7を参照しながら、本発明に係る試料ホルダー10の実施例2について説明する。図6に、実施例2に係る試料ホルダー10の試料固定部10aの要部拡大平面図を示す。図7に、実施例2に係る試料ホルダー10の試料固定部10aの縦断側面図を示す。本実施例2では、集光レンズの位置調整を可能となっている点、集光レンズと試料Sとの間に反射板を設けている点に特徴を有する。したがって、以下には、実施例1と異なる実施例2の特徴点を中心に説明する。
図6、図7に示されるように、実施例2の試料ホルダー10では、両光ファイバー38・39の先端前方に、光路を挟んで対向状に設けられた支持枠50が、それぞれ試料固定部10aの開口31の内周面から一体的に突出形成されている。入射側集光レンズ42及び透過側集光レンズ43は、これらの左右両側面から保持部材51によって挟持されていることで、それぞれ入射側光ファイバー38及び透過側光ファイバー39とは独立して設けられている。両保持部材51の内側端部は平面視で略コ字状となっており、その間に集光レンズ42や43がクリップ状に挿入保持さることで、両集光レンズ42・43は保持部材51から着脱自在となっている。そして、図7に良く示されるように、支持枠50には、試料ホルダー10の軸方向Xに所定長さを有するスライド溝52が形成されており、当該スライド溝52に保持部材51の外側端部が摺動可能に嵌合されている。これにより、両光ファイバー38・39と両集光レンズ42・43との距離が調整可能となっている。また、支持枠50の先端部であって両集光レンズ42・43と試料Sとの間には、入射側反射板53及び透過側反射板54が設けられている。両反射板53・54は、ピン55を介して支持枠50に回動自在に固定されている。反射板53・54としては、光を透過せずに反射させられるものであれば特に限定されないが、代表的には反射鏡を使用できる。その形状も、一般的には平板状であるが、光を効率よく指向するために凹曲面状に形成することもできる。
試料Sを観察するときは、TEM1外の光源60から、紫外・可視・近赤外領域の光が入射側光ファイバー38を介して伝送され、入射側光ファイバー38からの入射光L1は、入射側集光レンズ42で集光されながら入射側反射板53によって試料S側へ反射指向され試料Sに照射される。試料Sを紫外・可視・近赤外領域の入射光L1が透過することで試料Sが励起すると共に、試料Sを透過した透過光L2は透過側反射板54側へ向けて反射指向され、透過側集光レンズ43で集光されながら透過側光ファイバー39を介して分光計測器61へ伝送され、光の吸収スペクトルが測定される。
このとき、両集光レンズ42・43の位置、両反射板53・54の傾斜角度、及び試料Sの傾斜角度をそれぞれ適宜調整することで、試料Sにおける入射光L1の集光度合い、入射光L1と試料Sとの相対角度などを精度良く調整できる。具体的には、保持部材51をスライド溝52内で試料ホルダー10の軸方向Xにスライド操作して、入射側集光レンズ42の位置、すなわち入射側集光レンズ42と試料Sとの距離を調整することで、入射側光ファイバー38を介して伝送された入射光L1を試料S部分において最も集光させることができる。そして、軸Yを中心としてある程度傾斜させた試料Sに対して、両反射板53・54の傾斜角度をピン55を中心として回動させることで適宜調整し、試料Sと入射光L1との相対角度を精密に調整できる。また、透過側集光レンズ43の位置も保持部材51のスライド操作により調整することで、試料Sを透過した透過光L2を効率よく集光しながら透過側光ファイバー39へ伝送できるので、吸収スペクトル測定精度も向上する。このように、光Lと試料Sとの相対角度は、両反射板53・54と試料Sの傾斜角度を調整することで決定できるので、本実施例2での両光ファイバー38・39及びこれの前方に配される両集光レンズ42・43は傾斜しておらず、水平方向を向いている。
なお、本実施例2での集光レンズ42・43は着脱自在なので、必要に応じて材質、形状、特性などを適宜選択することができる。例えば、通常は200〜1500nm程度の波長範囲ではレンズの屈折率の違いは問題とならないが、必要に応じて色収差の無い集光レンズや各波長領域に特化した集光レンズへの変更が可能である。また、微細な照射軸調整を正確かつ容易に行うことができ、確実に試料Sの励起及び吸収スペクトル測定をすることができる。その他は先の実施例1と同様なので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
透過型電子顕微鏡の概略構成図である。 ポールピース部の概略断面図である。 試料ホルダー傾斜機構の横断平面図である。 実施例1の試料ホルダーの要部拡大平面図である。 実施例1の試料ホルダーの要部拡大側断面図である。 実施例2の試料ホルダーの要部拡大平面図である。 実施例2の試料ホルダーの要部拡大側断面図である。
符号の説明
1 透過型電子顕微鏡(TEM)
2 電子銃(フィラメント)
3・4 収束レンズ
5 対物レンズ
6 中間レンズ
7 投射レンズ
10 試料ホルダー
10a 試料固定部
11 鏡筒
15 ホルダー傾斜機構
16 ポールピース
18 球面座
19 シリンダ
20 当該微動アクチュエータ
21 リターンスプリング
23 シリンダ調整機構
24 シリンダガイド
26 シリンダガイド調整機構
27 梃子
28 把手
31 開口
32 試料設置台
35 牽引部材
38 入射側光ファイバー
39 透過側光ファイバー
42 入射側集光レンズ
43 透過側集光レンズ
50 支持枠
51 保持部材
52 スライド溝
53 入射側反射板
54 透過側反射板
60 光源
61 分光計測器
E 電子線
1 入射光
2 透過光
S 試料


Claims (7)

  1. 電子顕微鏡内において電子線を照射することにより試料の構造観察を行う試料ホルダーであって、
    前記試料ホルダーの軸方向に沿って配され、電子顕微鏡外の光源から紫外・可視・近赤外領域の光を前記電子顕微鏡の鏡筒内に伝送する入射側光ファイバーと、
    前記入射側光ファイバーにより伝送された入射光を、前記試料ホルダーに設置された試料に集光する入射側集光レンズと、
    前記試料を介して前記入射側集光レンズの対向側に配され、前記試料を透過した光を集光する透過側集光レンズと、
    前記試料ホルダーの軸方向に沿って配され、前記透過側集光レンズにより集光した透過光を、前記試料を介して前記入射側光ファイバーの対向側から前記電子顕微鏡の鏡筒外へ伝送する透過側光ファイバーとを備え、
    電子線による構造観察と同時に、紫外・可視・近赤外領域の光による試料の励起と吸収スペクトルの測定をすることを特徴とする試料ホルダー。
  2. 請求項1に記載の試料ホルダーにおいて、
    前記入射側光ファイバーと前記透過側光ファイバーとが、その全体に亘って前記試料ホルダーの内部に挿通されていることを特徴とする試料ホルダー。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の試料ホルダーにおいて、
    前記入射側集光レンズと前記試料との間、及び前記透過側集光レンズと前記試料との間には、それぞれ集光レンズからの光を試料へ向けて反射させる入射側反射板及び透過側反射板が設けられていることを特徴とする試料ホルダー。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の試料ホルダーにおいて、
    前記試料ホルダーは、該試料ホルダー全体の傾斜角度を調整するホルダー傾斜機構と、試料ホルダーの先端部に設けられた試料固定部に固定される試料設置台の傾斜角度を、前記試料ホルダーの軸方向と直交する軸方向で調整する試料設置台傾斜機構とによって、高分解能用ポールピース内での2軸傾斜が可能であること特徴とする試料ホルダー。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の試料ホルダーにおいて、
    前記入射側集光レンズ及び透過側集光レンズが、それぞれ前記入射側光ファイバー及び透過側光ファイバーとの距離を調節可能であることを特徴とする試料ホルダー。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の試料ホルダーにおいて、
    前記入射側反射板及び前記透過側反射板が、前記試料に対する角度を調整自在であることを特徴とする試料ホルダー。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の試料ホルダーを備える電子顕微鏡。

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