JP5087882B2 - 帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、感光体などの像保持体の表面を帯電させる帯電ロールを備えた帯電装置及び画像形成装置に係り、特に、帯電装置を画像形成装置本体に対して着脱可能とした帯電装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式を採用した複写機やプリンタ等の画像形成装置の帯電装置として、スコロトロン帯電器のようなコロナ放電現象を利用したものが多用されてきたが、コロナ放電現象を利用した帯電装置の場合には、オゾンや窒素酸化物の発生が問題となっている。これに対して、導電性の帯電ロールなどを感光体に直接接触させて感光体の帯電を行う接触帯電方式はオゾンや窒素酸化物の発生が大幅に少なく、電力効率も良いことから、最近では主流となっている。
このような接触帯電方式では、帯電ロールを感光体表面に加圧接触させ、感光体の回転に従動して回転させるように構成している。帯電ロールを加圧接触させる手段として、バネなどの弾性部材を帯電ロールの軸部に設けて帯電ロールを加圧する定荷重方式が採用されている。また、レイアウト可能であれば、自重による定荷重方式や、軸受け部の位置で加圧する定変位方式などが採用されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−17150号公報
しかし、定荷重方式では、バネのバラツキで荷重変動が生じ、また、定変位方式では、部品交差で加重変動が生じてしまう。また、帯電装置を画像形成装置本体に対して取り外す場合には、帯電ロールを離間させるための機構が複雑になり、コストが増大するという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、帯電ロールの荷重変動を抑制すると共に、低コストで帯電ロールを像保持体から離間させることが可能な帯電装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、像保持体を備えた画像形成装置本体に対して前記像保持体の軸方向へ着脱可能な筐体を備えた帯電装置であって、前記筐体に一端が回転可能に支持されたレバー部材と、前記レバー部材に支持され、前記像保持体の上部に接触して前記像保持体の表面を帯電させる帯電ロールと、前記レバー部材の他端に設けられ、重力により前記帯電ロールが前記像保持体に接触する方向に前記レバー部材を回転させる重り部材と、前記筐体が引き抜かれるときに、前記帯電ロールが前記像保持体から退避する方向へ前記レバー部材の他端側を回転させる退避手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、帯電装置の筐体にレバー部材の一端が回転可能に支持されており、レバー部材に帯電ロールが支持されており、像保持体の上部に帯電ロールが接触している。レバー部材の他端に重り部材が設けられており、この重り部材の重力によって、帯電ロールが像保持体に接触する方向にレバー部材が回転る。これにより、帯電ロールが像保持体に加圧接触される。また、筐体が画像形成装置本体から引き抜かれるときに、退避手段によって、帯電ロールが像担持体から退避する方向へレバー部材の他端側を回転させる。これにより、帯電ロールが像担持体から退避され、筐体を画像形成装置本体から引き抜くことが可能となる。この構成では、レバー部材を回転させて帯電ロールを像保持体に接触又は退避するため、帯電ロールの像保持体への荷重変動が抑制されると共に、帯電ロールを接触又は退避させる機構が複雑化することが抑制され、低コスト化が可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の帯電装置において、前記退避手段は、前記画像形成装置本体に設けられ、前記像担持体の軸方向に沿って高低差を備えたガイドレールからなる案内部材であり、前記レバー部材の他端が前記ガイドレールの上部に接触し、前記ガイドレールは、前記筐体の引き抜き動作によって、前記帯電ロールが前記像保持体から退避する方向へ前記レバー部材を回転させることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、画像形成装置本体に、像担持体の軸方向に沿って高低差を備えたガイドレールからなる案内部材が設けられており、レバー部材の他端がガイドレールの上部に接触する。筐体を像保持体の軸方向へ引き抜くと、その引き抜き動作でレバー部材の他端がガイドレールの高い部位に接触することで、帯電ロールが像保持体から退避する方向へレバー部材の他端側を回転させる。これにより、帯電ロールが像保持体から退避される。このため、帯電ロールの像保持体への荷重変動が抑制されると共に、帯電ロールを接触又は退避させる機構が複雑化することが抑制され、低コスト化が可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の帯電装置において、前記退避手段は、前記レバー部材の他端の下部に接し、前記帯電ロールが前記像保持体から退避する方向へ前記レバー部材を回転させるカムであること特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、レバー部材他端の下部に接するカムが設けられており、カムの回転によりレバー部材が回転し、帯電ロールが像保持体から退避される。このため、帯電ロールの像保持体への荷重変動が抑制されると共に、帯電ロールを接触又は退避させる機構が複雑化することが抑制され、低コスト化が可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の帯電装置において、前記退避手段は、磁力によって前記レバー部材の他端側を吸着し、前記帯電ロールが前記像保持体から退避する方向へ前記レバー部材を回転させる磁力発生装置であること特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、磁力によってレバー部材の他端側を吸着する磁力発生装置が設けられており、磁力によってレバー部材を回転させることにより、帯電ロールが像保持体から退避される。このため、帯電ロールの像保持体への荷重変動が抑制されると共に、帯電ロールを接触又は退避させる機構が複雑化することが抑制され、低コスト化が可能となる。
請求項に記載の発明に係る画像形成装置は、回転駆動される像保持体と、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の帯電装置と、を有することを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の帯電装置が設けられているので、重り部材によってレバー部材を回転させて帯電ロールを像保持体に加圧接触させると共に、帯電装置を画像形成装置本体から引き抜くときに、退避手段によってレバー部材の他端側を回転させて帯電ロールを像保持体から退避させる。このため、帯電ロールの像保持体への荷重変動が抑制されると共に、帯電ロールを接触又は退避させる機構が複雑化することが抑制され、低コスト化が可能となる。
本発明によれば、帯電ロールの像保持体への荷重変動を抑制できると共に、帯電ロールを接触又は退避させる機構が複雑化することを抑制でき、低コスト化を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係るクリーニング装置を備えた画像形成装置1が示されている。
この画像形成装置1は、図示しないパーソナルコンピュータ等の画像データ入力装置から送られてくるカラー画像情報に基づいて画像処理を行い、電子写真方式によって記録用紙Pにカラー画像を形成するものである。
画像形成装置1には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kを備えている。なお、以降、YMCKを区別する必要がある場合は、符号の後にY、M、C、Kの何れかを付して説明し、YMCKを区別する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略する。
画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kは、バックアップロール34と複数の張架ロール32によって張架された無端状の中間転写ベルト30の進行方向に対して、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの順番で直列に配列されている。また、中間転写ベルト30は、各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの像保持体としての感光体ドラム12Y,12M,12C,12Kと、それぞれ対向して配設される一次転写ロール16Y、16M,16C,16Kとの間を挿通している。
つぎに、各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの構成と画像形成の動作とを、イエロートナー画像を形成する画像形成ユニット10Yを代表して説明する。
感光体ドラム12Yの表面は、帯電ロール24Yにより一様に帯電される。つぎに、露光装置14Yによりイエロー画像に対応する像露光がなされ、感光体ドラム12Yの表面にイエロー画像に対応する静電潜像が形成される。
イエロー画像に対応する静電潜像は、現像装置15Yの現像バイアスが印加された現像ロール18Yに担持されたトナーによって現像され、イエロートナー画像となる。イエロートナー画像は、一次転写ロール16Yの圧接力と、一次転写ロール16Yに印加された転写バイアスによる静電吸引力と、によって、中間転写ベルト30上に一次転写される。
この一次転写では、イエロートナー画像は全て中間転写ベルト30に転写されず、一部が転写残留イエロートナーとして、感光体ドラム12Yに残留する。また、感光体ドラム12Yの表面には、トナーの外添剤なども付着している。一次転写後の感光体ドラム12Yは、クリーニング装置20Yとの対向位置を通過し、感光体ドラム12Yの表面の転写残留トナーなどが除去される。その後、感光体ドラム12Yの表面は、つぎの画像形成サイクルの為、帯電ロール24Yで再び帯電される。
図1に示すように、画像形成装置1では、各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの相対的な位置の違いを考慮したタイミングで、上記と同様の画像形成工程が各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにおいて行われ、中間転写ベルト30上に、順次、Y,M,C,Kの各色トナー像が重ねられ、多重トナー像が形成される。
そして、所定のタイミングで二次転写ロール36と中間転写ベルト30とが対向する二次転写位置へと搬送されてきた記録用紙Pに、転写バイアスが印加された二次転写ロール36の静電吸引力によって、中間転写ベルト30から多重トナー像が一括して記録用紙Pに転写される。
多重トナー像が転写された記録用紙Pは、中間転写ベルト30から分離された後、定着装置31へと搬送され、熱と圧力とにより記録用紙Pに定着されてフルカラー画像が形成される。
記録用紙Pに転写されなかった中間転写ベルト30上の転写残留トナーは、中間転写ベルト用クリーナー33で回収される。
この画像形成装置1では、図2に示すように、画像形成装置本体のフレーム102に対して矢印A方向に着脱可能な帯電ユニット50が配設されている。この帯電ユニット50は、感光体ドラム12の上方部に配設されている。帯電ユニット50の筐体52の両端部には、長板状のレバー部材54の一端が軸部56(支点)を中心に回転可能に支持されている。レバー部材54の軸部56寄りの中央部付近(作用点)には、帯電ロール24のシャフト24Aが回転可能に支持されている。また、レバー部材54の他端(力点)には、力付与手段としての重り部材58が連結部材58Aにより取り付けられている。レバー部材54は、重り部材58の重力によって帯電ロール24が感光体ドラム12に接触する方向に回転しており、レバー部材54の回転により帯電ロール24が感光体ドラム12に加圧接触されている。帯電ロール24は、導電性のシャフト24Aの周囲に帯電層24Bを備えており、帯電ソウ24Bが感光体ドラム12の上部に接触している。
図2に示すように、フレーム102に対して矢印A方向に着脱可能な感光体ユニット110が設けられている。感光体ユニット110には、感光体ドラム12の両端部に軸受部材104が設けられており、軸受部材104に感光体ドラム12が回転可能に支持されている。図2中の奥側の軸受部材104の側部には、感光体ドラム12を回転駆動する駆動ギア106が設けられている。図2中の手前側の軸受部材104には、前方に張り出した突出部108が設けられ、この突出部108に感光体ユニット110を矢印A方向に引き出すための取っ手112が設けられている。
2つの軸受部材104には、帯電ユニット50の引き出し方向に沿って、レバー部材54が接触する退避手段としてのガイドレール120が設けられている。ガイドレール120は、両端部の短い範囲でほぼ水平に形成された下方水平部120Aと、その下方水平部120Aから斜め上方に傾斜した傾斜部120Bと、傾斜部120Bの中央部側にほぼ水平に形成された上方水平部120Cとを備えている。上方水平部120Cと下方水平部120Aには、所定の寸法の高低差が設けられている。ガイドレール120の上部に、レバー部材54の先端の重り部材58付近の下部が接触している。
また、帯電ユニット50には、筐体52の図2中の手前側に、前方に張り出した突出部60が設けられ、この突出部108に帯電ユニット50を矢印A方向に引き出すための取っ手62が設けられている。筐体52の下方部の側面には、長手方向に沿って突起部52Aが設けられている。また、軸受部材104の上部には、筐体52の下方部が挿入される凹状部104Aが設けられている。凹状部104Aの側部には、突起部52Aが挿入されるガイド溝104Bが設けられている。筐体52が矢印A方向に引き出されるときは、突起部52Aがガイド溝104Bを摺動しながら移動するようになっている。
図3に示すように、帯電ユニット50の筐体52が矢印A方向に引き出されると、レバー部材54がガイドレール120の下方水平部120Aを摺動しながら移動する。そして、図4及び図5に示すように、筐体52の引き出しとともに、レバー部材54がガイドレール120の傾斜部120Bを摺動して上方水平部120Cに移動する。レバー部材54が傾斜部120B、上方水平部120Cに移動すると、図4(B)及び図5(B)に示すように、レバー部材54が軸部56を中心として帯電ロール24が感光体ドラム12から離れる方向(重り部材58の重力方向と反対方向)に回転し、帯電ロール24が感光体ドラム12から退避されるようになっている。
次に、帯電ロール24の詳細について説明する。
この帯電ロール24は、導電性のシャフト24A上に、帯電層24Bとして導電性弾性層、表面層が順次形成されたものである。
帯電ロール24の径はφ7mmからφ15mm、より好ましくはφ8mmからφ14mmで、帯電層24Bの肉厚が2mmから4mmであることが好ましい。直径が15mm以上であると周面1箇所あたりの外添剤に接触する回数が減り、また放電回数が減るので、汚れや帯電性能に対する長期安定性には優れるものの小型化の観点から不利である。直径が7mm以下であると画像形成装置1を小型化できるので優位であるが、周面1箇所あたりの外添剤に接触する回数が増え、また放電回数が増えるので、長期安定性に対し不利となる。
この帯電ロール24であるが、所定の帯電性能を有するものであれば以下の構成に限定されるものでないことは言うまでもない。
シャフト24Aの材質としては、快削鋼、ステンレス鋼等が使用され、摺動性などの用途に応じ材質および表面処理方法は適時選択され、導電性を有さない材質についてはメッキ処理など一般的な処理により加工され導電化処理が行われていてもよい。
帯電ロール24の帯電層24Bを構成する上記導電性弾性層は、例えば、弾性を有するゴム等の弾性材、導電性弾性層の抵抗を調整するカーボンブラックやイオン導電材等の導電材、必要に応じて軟化剤、可塑剤、硬化剤、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、シリカおよび炭酸カルシウム等の充填剤等、通常ゴムに添加され得る材料を加えてもよい。通常ゴムに添加される材料を添加した混合物を、導電性のシャフト24Aの周面に被覆することにより形成される。抵抗値の調整を目的とした導電剤として、マトリックス材に配合されるカーボンブラックやイオン導電剤のような、電子及び/又はイオンを電荷キャリアとして電気伝導する材料を分散したもの等を用いることができる。また、上記弾性材は発泡体であってもかまわない。
上記導電性弾性層を構成する弾性材としては、例えばゴム材中に導電剤を分散させることによって形成される。ゴム材としては、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合ゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン3元共重合ゴム(EPDM)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、天然ゴム等、及びこれらのブレンドゴムが挙げられる。中でも、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合ゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムおよびこれらのブレンドゴムが好ましく用いられる。これらのゴム材は発泡したものであっても無発泡のものであってもよい。
導電剤としては、電子導電剤やイオン導電剤が用いられる。電子導電剤の例としては、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック;熱分解カーボン、グラファイト;アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレス鋼等の各種導電性金属または合金;酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化スズ−酸化アンチモン固溶体、酸化スズ−酸化インジウム固溶体等の各種導電性金属酸化物;絶縁物質の表面を導電化処理したもの;などの微粉末を挙げることができる。また、イオン導電剤の例としては、テトラエチルアンモニウム、ラウリルトリメチルアンモニウム等の過塩素酸塩、塩素酸塩等;リチウム、マグネシウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金属の過塩素酸塩、塩素酸塩等;を挙げることができる。
帯電層24Bを構成する上記表面層は、トナー等の異物による汚染の防止のためなどに形成しているものであり、表面層の材料としては、樹脂、ゴム等の何れを用いてもよく特に限定するものではない。ポリエステル、ポリイミド、共重合ナイロン、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、メラミン樹脂、フッ素ゴム、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、セルロース、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等を挙げることができる。このうち外添剤汚れの観点から、ポリフッ化ビニリデン、4フッ化エチレン共重合体、ポリエステル、ポリイミド、共重合ナイロンが好ましく用いられる。
また上記表面層には導電性材料を含有させ、抵抗値を調整することができる。該導電性材料としては、粒径が3μm以下であるものが望ましい。また、抵抗値の調整を目的とした導電剤として、マトリックス材に配合されるカーボンブラックや導電性金属酸化物粒子、あるいはイオン導電剤のような、電子及び/又はイオンを電荷キャリアとして電気伝導する材料を分散したもの等を用いることができる。
また、上記表面層には、フッ素系あるいはシリコーン系の樹脂が用いられている。特に、フッ素変性アクリレートポリマーで構成されることが好ましい。また、表面層の中に微粒子を添加してもよい。これにより、表面層が疎水性となって帯電ロール24への異物の付着が防止されるように作用する。また、アルミナやシリカのような絶縁性の粒子を添加して、帯電ロール24の表面に凹凸を付与し、感光体ドラム12との摺擦時の負担を小さくして帯電ロール24と感光体ドラム12相互の耐磨耗性を向上させることも可能である。
以上のような構成の画像形成装置1では、図3に示すように、一端が回転可能に支持されたレバー部材54の他端(力点)に重り部材58が設けられており、重り部材58の重力によって帯電ロール24が感光体ドラム12に接触する方向にレバー部材54が回転する。これにより、帯電ロール24が感光体ドラム12表面に加圧接触される。
また、帯電ユニット50の筐体52を感光体ユニット110の軸受部材104に対して矢印A方向に引き出すと、レバー部材54がガイドレール120の下方水平部120Aを摺動しながら移動する。そして、図4及び図5に示すように、帯電ユニット50の引き出しに伴い、レバー部材54がガイドレール120の傾斜部120Bを摺動し、上方水平部120Cに移動する。これにより、図4(B)及び図5(B)に示すように、帯電ロール24が感光体ドラム12から離れる方向(重り部材58の重力方向と反対方向)へレバー部材54が回転し、帯電ロール24が感光体ドラム12から退避される。
このような構成では、レバー部材54を回転させて帯電ロール24を感光体ドラム12に接触又は退避させるので、帯電ロール24を接触又は退避させる機構が複雑でなく、低コスト化を実現できる。また、重り部材58の重力によって帯電ロール24を感光体ドラム12に押圧するので、帯電ロール24の感光体ドラム12への荷重変動を抑制できる。
次に、本発明の第2実施形態の帯電装置について説明する。なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図6に示すように、この帯電ユニット140では、レバー部材54の一端が軸部56に回転可能に支持されており、レバー部材54の他端(力点)に力付与手段としてのバネ144の一端部が取り付けられている。また、帯電ユニット140の筐体(図示省略)に支持体142が固定支持されており、この支持体142にバネ144の他端部が取り付けられている。そして、バネ144の力によって帯電ロール24が感光体ドラム12に加圧接触されている。また、帯電ユニット140の長手方向に沿って、軸受部材(図示省略)に退避手段としてのガイドレール120が設けられている。
このような構成では、帯電ユニット140を引き出すと、バネ144の力によって、レバー部材54がガイドレール120の下方水平部120A、傾斜部120B、上方水平部120Cを摺動しながら移動する。これに伴い、帯電ロール24が感光体ドラム12から離れる方向にレバー部材54が回転し、帯電ロール24が感光体ドラム12から退避される。
この構成では、レバー部材54を回転させて帯電ロール24を感光体ドラム12に接触又は退避させるので、帯電ロール24を接触又は退避させる機構が複雑でなく、低コスト化を実現できる。また、バネ144の力によって帯電ロール24を感光体ドラム12に押圧するので、帯電ロール24の感光体ドラム12への荷重変動を抑制できる。
次に、本発明の第3実施形態の帯電装置について説明する。なお、第1又は第2実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図7に示すように、この帯電ユニット150には、レバー部材54の一端が軸部56に回転可能に支持されており、レバー部材54の他端(力点)に力付与手段としての重り部材58が設けられている。また、レバー部材54の他端(力点)付近には、レバー部材54の下面と接触する退避手段としてのカム部材152が設けられている。このカム部材152は、図示しないモータにより回転軸154を中心に回転するように構成されている。カム部材152は、拡径部152Aと縮径部152Bとを備えており、拡径部152Aによりレバー部材54を押し上げるように構成されている。なお、この構成では、図2に示すガイドレール120は、設けられていない。
図7(A)に示すように、カム部材152の縮径部152Bがレバー部材54に接触している状態では、レバー部材54の重り部材58によって、帯電ロール24が感光体ドラム12に加圧接触されている。一方、図7(B)に示すように、カム部材152が回転し、拡径部152Aがレバー部材54と接触すると、レバー部材54が押し上げられ(帯電ロール24が感光体ドラム12から離れる方向にレバー部材54が回転し)、帯電ロール24が感光体ドラム12から退避される。この構成では、カム部材152の回転によってレバー部材54を回転させるので、帯電ロール24を感光体ドラム12に接触又は退避させる機構が複雑でなく、低コスト化を実現できる。
次に、本発明の第4実施形態の帯電装置について説明する。
なお、第1〜第3実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図8に示すように、この帯電ユニット160では、レバー部材54の一端が軸部56に回転可能に支持されており、レバー部材54の他端(力点)に力付与手段としての重り部材58が設けられている。また、レバー部材54の他端(力点)付近に、磁力によって吸着する磁性体168が設けられている。また、帯電ユニット160の筐体(図示省略)には、磁性体168と対向する位置に退避手段としての電磁石162が固定支持されている。電磁石162は、図示しないコイルを備えており、コイルの両端が電源164に接続されている。電磁石162のスイッチ166を入れると、コイルに通電されて電磁石162のレバー部材54側に磁極(例えばN極)が発生する。これにより、レバー部材54に設けられた磁性体168が、電磁石162に吸着される構成となっている。なお、この構成では、図2に示すようなガイドレール120は設けられていない。
この帯電ユニット160では、帯電ユニット160を画像形成装置1から引き出すときに、スイッチ166をONにする。すると、電磁石162のレバー部材54側にN極が発生し、磁性体168が電磁石162に吸着される。すなわち、電磁石162の磁力によって、帯電ロール24が感光体ドラム12から離れる方向にレバー部材54が回転し、帯電ロール24が感光体ドラム12から退避される。この状態で、帯電ユニット160の引き出しが可能となる。この構成では、電磁石162の磁力によって磁性体168を吸着させてレバー部材54を回転させるので、帯電ロール24を感光体ドラム12に接触又は退避させる機構が複雑でなく、低コスト化を実現できる。
なお、図1に示す画像形成装置1は、中間転写ベルト30の移動方向に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを並設する構成であったが、この構成に限定するものではない。例えば、4色の現像器を備えた回転式現像装置を用いて感光体ドラムへのトナー像の形成を4サイクル繰り返して行う構成であっても、本発明のクリーニング装置を適用することが可能である。
本発明の第1実施形態の帯電ユニットを備えた画像形成装置を示す概略構成図である。 図1に示す画像形成装置に用いられる帯電ユニットを示す斜視図である。 (A)は帯電ユニットを引き出す過程を示す斜視図、(B)は帯電ユニットを引き出す過程のレバー部材の状態を示す側面図である。 (A)は帯電ユニットを引き出す過程を示す斜視図、(B)は帯電ユニットを引き出す過程のレバー部材の状態を示す側面図である。 (A)は帯電ユニットを引き出す過程を示す斜視図、(B)は帯電ユニットを引き出す過程のレバー部材の状態を示す側面図である。 本発明の第2実施形態の帯電ユニットを示す構成図である。 本発明の第3実施形態の帯電ユニットを示す構成図である。 本発明の第4実施形態の帯電ユニットを示す構成図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10Y,10M,10C,10K 画像形成ユニット
12 感光体ドラム(像保持体)
24 帯電ロール
24A シャフト
24B 帯電層
50 帯電ユニット(帯電装置)
52 筐体
54 レバー部材
56 軸部
58 重り部材
102 フレーム(画像形成装置本体)
110 感光体ユニット
120 ガイドレール(案内部材)
140 帯電ユニット(帯電装置)
142 支持体
144 バネ
150 帯電ユニット(帯電装置)
152 カム部材
154 回転軸
160 帯電ユニット(帯電装置)
162 電磁石
164 電源
166 スイッチ
168 磁性体

Claims (5)

  1. 像保持体を備えた画像形成装置本体に対して前記像保持体の軸方向へ着脱可能な筐体を備えた帯電装置であって、
    前記筐体に一端が回転可能に支持されたレバー部材と、
    前記レバー部材に支持され、前記像保持体の上部に接触して前記像保持体の表面を帯電させる帯電ロールと、
    前記レバー部材の他端に設けられ、重力により前記帯電ロールが前記像保持体に接触する方向に前記レバー部材を回転させる重り部材と、
    前記筐体が引き抜かれるときに、前記帯電ロールが前記像保持体から退避する方向へ前記レバー部材の他端側を回転させる退避手段と、
    を有することを特徴とする帯電装置。
  2. 前記退避手段は、前記画像形成装置本体に設けられ、前記像担持体の軸方向に沿って高低差を備えたガイドレールからなる案内部材であり、
    前記レバー部材の他端が前記ガイドレールの上部に接触し、前記ガイドレールは、前記筐体の引き抜き動作によって、前記帯電ロールが前記像保持体から退避する方向へ前記レバー部材を回転させることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  3. 前記退避手段は、前記レバー部材の他端の下部に接し、前記帯電ロールが前記像保持体から退避する方向へ前記レバー部材を回転させるカムであること特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  4. 前記退避手段は、磁力によって前記レバー部材の他端側を吸着し、前記帯電ロールが前記像保持体から退避する方向へ前記レバー部材を回転させる磁力発生装置であること特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  5. 回転駆動される像保持体と、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の帯電装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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