JP5087371B2 - 電気試験用接触子の製造方法 - Google Patents

電気試験用接触子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5087371B2
JP5087371B2 JP2007299220A JP2007299220A JP5087371B2 JP 5087371 B2 JP5087371 B2 JP 5087371B2 JP 2007299220 A JP2007299220 A JP 2007299220A JP 2007299220 A JP2007299220 A JP 2007299220A JP 5087371 B2 JP5087371 B2 JP 5087371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
low
contact portion
recess
needle tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007299220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009122071A (ja
Inventor
孝幸 林崎
秀樹 平川
亮 相馬
裕香 山谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micronics Japan Co Ltd
Original Assignee
Micronics Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Micronics Japan Co Ltd filed Critical Micronics Japan Co Ltd
Priority to JP2007299220A priority Critical patent/JP5087371B2/ja
Publication of JP2009122071A publication Critical patent/JP2009122071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5087371B2 publication Critical patent/JP5087371B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

本発明は、半導体集積回路のような平板状被検査体の電気試験に用いる接触子及びその製造方法に関する。
半導体集積回路のような平板状被検査体は、それが仕様書通りに製造されているか否かの電気的な試験をされる。この種の電気試験は、被検査体の電極に個々に押圧される複数のプローブすなわち接触子を配線基板やプローブ基板等の基板に配置したプローブカード、プローブブロック、プローブユニット等の電気的接続装置を用いて行われる。この種の電気的接続装置は、被検査体の電極と、テスターの電気回路とを電気的に接続するために利用される。
この種の電気的接続装置に用いられる接触子として、上下方向へ伸びる状態に基板に取り付けられる板状の取付部と、該取付部の下端部から左右方向における一方側へ伸びる板状のアーム部と、該アーム部の先端部から下方へ突出する板状の台座部と、該台座部の下端から下方へ突出する接触部であって当該接触部の下端を針先とする接触部(すなわち、被検査体の電極への接触部)とを含むものがある。
上記の接触子において、取付部、アーム部及び台座部が導電性金属材料で板状に形成されて接触子本体とされている。そのような接触子は、取付部の上端において基板に取り付けられて、片持ち梁状に支持される。多数の接触子を基板に配置した電気的試験装置は、テスターに取り付けられる。
電気的接続装置がテスターに取り付けられた状態において、接触子は、針先を被検査体の側から照明されて、針先をCCDカメラのようなエリアセンサにより被検査体の側から撮影される。得られた画像信号は、テスター又は被検査体の電極に対する針先の位置を求めて針先の座標位置を決定する位置合わせを行うべく、処理される。
一方、集積回路の場合、被検査体である集積回路の高密度化が進み、1つのウエーハに多数の集積回路が形成され、それらの集積回路を未切断の状態で同時に又は複数回に分けて試験することが行われるようになってきている。このことから、基板への接触子の配置ピッチを小さくし、同時に試験可能の集積回路数を増大させることが望まれている。
しかし、基板への接触子の配置密度を高め、接触子及びその針先を小さくすると、針先からの反射光のみならず、針先近傍の台座部からの反射光もエリアセンサに入射し、針先からだけの反射光を識別することができない。その結果、従来の接触子では、テスター又は被検査体の電極に対する針先の位置を正確に決定することができず、正しい試験を行うことができない。
上記の課題を解決すべく、台座部の下面を鉛直面に対し傾斜させて、台座部からの反射光がエリアセンサに入射することを抑制する技術が提案されている(特許文献1)。しかし、この接触子では、鉛直面に対する台座部の下面の角度が台座部からの反射光のエリアセンサへの入射を抑制するには不十分である。
WO 2006−095441号公報 A1
上記のことから、上記従来の接触子では、台座部からの反射光がエリアセンサに入射することをより抑制するには鉛直面に対する台座部の下面の角度を小さくしなければならない。しかし、そのようにすると、台座部と接触部との連結箇所が細くなり、電極への接触部の機械的強度が不足する。
本発明の目的は、針先の位置を正確に決定し得るにもかかわらず、接触部の機械的強度を高めることにある。
本発明に係る電気試験用接触子は、上下方向へ伸びる板状の取付部、該取付部の下端部から左右方向における少なくとも一方の側へ伸びる板状のアーム部及び該アーム部の先端部から下方へ突出する板状の台座部を備える接触子本体と、前記台座部の下端から下方へ突出する接触部であって当該接触部の下端を針先とする接触部とを含む。
前記取付部、前記アーム部及び前記台座部は導電性金属材料で板状に形成されており、また前記接触部の硬度は前記金属材料のそれより高い。前記台座部の少なくとも前記接触部側の箇所の表面と、少なくとも前記針先及びその近傍を除く前記接触部の表面とは、光反射率が前記導電性材料より低い皮膜で覆われている。
前記皮膜は、可視光の反射率が前記金属材料のそれより低い材料で形成されていてもよい。
前記被膜は、電気メッキ技術、スパッタリング技術及び蒸着技術を含むグループから選択された少なくとも1つにより形成されていてもよい。また、前記アーム部は前記取付部の下端部から左右方向における一方の側へ伸びていてもよい。
上記のような接触子を製造する方法は、以下の工程を含む。
接触子本体の少なくとも前記接触部の側の部位の表面と、少なくとも前記針先及びその近傍を除く前記接触部の表面とを模る第1の凹所を有する第1のフォトレジスト層をベース部材の上に形成し、低光反射率を有する導電性材料の堆積により第1の低反射皮膜を前記第1の凹所に形成する第1の工程。
前記第1の低反射皮膜より光反射率が高い金属材料の堆積により前記接触子本体の少なくとも前記接触部の側の部位と、少なくとも前記針先及びその近傍を除く前記接触部の部位とを前記第1の低反射皮膜の上に形成する第2の工程。
前記第1のフォトレジスト層を除去した後、前記接触子本体の残部を模る第2の凹所を有する第2のフォトレジスト層を前記ベース部材の上に形成し、導電性材料の堆積により前記接触子本体の残部を前記第2の凹所に形成する第3の工程。
前記第2のフォトレジスト層を除去し、前記接触子本体の少なくとも前記接触部の側の部位の表面と、少なくとも前記針先及びその近傍を除く前記接触部の表面とを模る第3の凹所を有する第3のフォトレジスト層をベース部材の上に形成し、低光反射率を有する材料の堆積により第2の低反射皮膜を前記第3の凹所に形成する第4の工程。
前記接触子本体、前記接触部、前記第1の低反射皮膜及び第2の低反射皮膜を前記ベース部材から分離する第5の工程。
前記第1及び第2の低反射皮膜は、前記取付部、前記アーム部、前記台座部及び前記接触部よりも可視光に対する反射率が低い材料で形成されていてもよい。
前記第1及び第2の低反射被膜は、電気メッキ技術、スパッタリング技術及び蒸着技術を含むグループから選択された少なくとも1つにより形成されていてもよい。
前記第2の工程は高硬度の導電性材料を前記第1の低反射皮膜の上に堆積させることを含み、前記第3の工程は高靱性の導電性材料を前記第2の凹所に堆積させることを含むことができる。それらの導電性材料は、金属材料とすることができる。
上記のように、台座部の少なくとも接触部側の箇所の表面と、少なくとも針先及びその近傍を除く接触部の表面とが、光反射率が台座部や接触部の素材のそれより低い皮膜で覆われていると、台座部の少なくとも接触部側の箇所の表面と、少なくとも針先及びその近傍を除く接触部の表面とからの反射光がエリアセンサに入射することを著しく低減される。その結果、エリアセンサへの入射光に対する針先からの反射光の割合が著しく高くなり、針先位置を正確に決定することができる。
また、従来の接触子のように鉛直面に対する台座部の下面の角度を小さくする必要がないから、台座部と接触部との連結箇所を細くする必要がなく、連結箇所の機械的強度を低下させる必要がない。
[用語の説明]
本発明において、図1において、電気的接続装置の側が上方となりかつ検査ステージの側が下方となる方向(上下方向)を上下方向といい、この上下方向と直交する左右方向を左右方向といい、両方向と直交する紙背方向を前後方向という。
しかし、本発明でいう上下方向は、テスターに対する検査時の被検査体の姿勢により異なる。したがって、本発明でいう上下方向は、実際の検査装置に応じて、上下方向、その逆の方向、水平方向、及び水平面に対し傾斜する傾斜方向のいずれかの方向となるように決定してもよい。
[電気的試験装置及び接触子の実施例]
図1を参照するに、電気的試験装置10は、複数の集積回路を有する円板状の半導体ウエーハを被検査体12とするテスター(図示せず)に配置される。テスターは、被検査体(ウエーハ)12に形成された未切断の複数の集積回路の電気的性能試験を一回で又は数回に分けて検査する。各集積回路は、パッド電極のような複数の電極を上面に有する。
電気的試験装置10は、板状の複数の接触子14を備えるプローブカードすなわち電気的接続装置16と、集積回路12が配置されるチャックトップ18と、チャックトップ18を少なくとも前後方向、左右方向及び上下方向に三次元的に移動させる検査ステージ20と、少なくとも1つの通電試験用接触子14を撮影するように検査ステージ20に配置されたCCDカメラのようなエリアセンサ22とを含む。
各接触子14は、図2から図5に示すように、上下方向へ伸びる取付部24と、取付部24の下端部から左右方向へ伸びるアーム部26と、アーム部26の先端部から下方へ突出する板状の台座部28と、台座部28の下端から下方へ突出する接触部30とを含む。取付部24、アーム部26及び台座部28は、この実施例においては、接触子本体として作用する。
上記の接触子本体は、後に説明するように台座部の一部(接触部32と一体の基部44)を除いて、ニッケル・リン合金(Ni−P)、ニッケル・タングステン合金(Ni−W)、ロジウム(Rh)、燐青銅、ニッケル(Ni)、パラジウム・コバルト合金(Pd−Co)、パラジウム・ニッケル・コバルト合金(Pd−Ni−Co)等、高靭性を有する導電性金属材料で同じ厚さ寸法を有する板の形に一体的に形成されている。
接触部30は、ロジウムやタングステンのように、硬度が取付部24等の素材である金属材料のそれより高い導電性金属材料で作られている。図示の例では、接触部30の下端面は、被検査体12の電極に押圧されるように、上下方向へ伸びる仮想的な軸線に直角の平坦な針先32とされている。
各接触子14の台座部28の少なくとも接触部30側の箇所の表面と、少なくとも針先32及びその近傍を除く接触部30の表面とは、光反射率が取付部24、アーム部26、台座部28及び接触部30の素材より低い皮膜34で覆われている。
被膜34は、亜鉛・ニッケル合金(Ni−Zn)、ニッケルスズ合金(Ni−Sn)、黒ロジウム、黒ルテニウム等、黒色に近い光沢の金属材料で形成することができる。特に、それらの金属材料は、取付部24、アーム部26及び台座部28の素材がニッケルの場合、赤色光の反射率が68.6%程度であるから、それを下回る光低反射率の金属材料を使用することができる。
図示の例では、アーム部26は、上下方向に間隔をおいて前後方向へ伸びる2つのアーム領域36,38と、両アーム領域36,38をそれらの先端部及び後端部においてそれぞれ連結する2つの連結領域40,42を備えている。
接触部30は、これの素材と同じ材料で製作されて台座部28の主たる素材に埋め込まれた基部44と一体的に製作されている。この基部44は、台座部28の一部として作用する。
接触部30は、これを前後方向から見たとき截頭角錐形の形状を有しかつ基部44と一体的に製作された付け根部46を備える。このため、接触部30の左右方向の各面は、上下方向へ伸びる仮想的な軸線に対し傾斜している。
針先32は、付け根部46に一体的に製作された柱状の先端部48の下面とされている。しかし、針先32は、上下方向へ伸びる仮想的な軸線に対し傾斜する面としてもよいし、角錐形や円錐形の先端のように先鋭な針先としてもよい。基部44、付け根部46及び柱状部48を形成している部材は、クランク状に曲げられている。
各接触子14は、取付部24の上面において電気的接続装置16の下面に形成された平坦な導電性部(例えば、接続ランド)に半田のような導電性結合材により、片持ち梁状に取り付けられる。
電気的接続装置16は、ガラス入りエポキシのような電気絶縁材料で製作された配線基板50と、配線基板50の下面に取り付けられたセラミック基板52と、セラミック基板52の下面に取り付けられたプローブ基板54と、配線基板50の上面に取り付けられた補強板56とを含む。
チャックトップ18は、集積回路12を真空的に吸着して移動不能に維持する。検査ステージ20は、チャックトップ18を、前後方向、左右方向及び上下方向の3方向に移動させる三次元移動機構とされていると共に、チャックトップ18を上下方向へ伸びる軸線の周りに角度的に回転させるθ移動機構を備えている。
エリアセンサ22は、図1に示すように、光線58を集束して特定の接触子14の針先32に向けて指向させて針先32及びその近傍を照明し、針先32及びその近傍からの反射光を受光して電気信号に変換する。エリアセンサ22の出力信号は、特定の接触子14、特に針先32の座標位置を決定する画像処理装置に供給される。
電気的試験装置10において、特定の接触子14に下方から照射される光線58は、接触部30の針先32及び台座部28の下面において反射される。
しかし、接触子14は、台座部28の少なくとも接触部30側の箇所の表面と、少なくとも針先32及びその近傍を除く接触部32の表面とが、光反射率が台座部28や接触部30の素材のそれより低い皮膜で覆われているから、台座部28及び付け根部46の下面からエリアセンサ22に向けて進む反射光量が針先32からの反射光量に比べて著しく少ない。このため、特定の接触子14の針先32の位置を正確に決定することができる。
実験によれば、接触子14では、エリアセンサ22の出力信号を処理して得た画像は、図9に示すように針先32の像60が明瞭に現れるにすぎなかった。
これに対し、従来の接触子では、エリアセンサ22の出力信号を処理して得た画像は、図10に示すように針先32の像62の近傍に付け根部46の像64が明瞭に現れ、しかも台座部28の下面の像(図示せず)が像62の周りに現れた。
上記の接触子14によれば、また、従来の接触子のように、鉛直面に対する台座部28の下面の角度を著しく小さくする必要がないから、台座部28と接触部30との連結箇所を細くする必要がなく、連結箇所の機械的強度を低下させる必要がない。
[製造方法の実施例]
図6から図8を参照して、図2から図5に示す構造を有する接触子14の製造方法の一例について説明する。
先ず、図6(A)に示すように、ステンレス製の板状のベース部材70が準備される。
次いで、図6(B)に示すように、ベース部材70の上面にフォトレジスト層72が塗布等により形成される。
次いで、図6(C)に示すように、フォトレジスト層72が、その一部をマスクされた状態で露光され、フォトレジスト層72が現像されて、フォトレジスト層72に凹所74が形成される。
次いで、図6(D)に示すように、電気メッキ技術、スパッタリング技術、蒸着技術等により、犠牲層76が凹所74内に形成される。
次いで、図6(E)に示すように、フォトレジスト層72が除去され、その代わりに、ベース部材70の一方の面及び犠牲層76にフォトレジスト層78が塗布等により形成される。
次いで、図6(F)に示すように、フォトレジスト層78がその一部をマスクされた状態で露光され、フォトレジスト層78が現像されて、フォトレジスト層78に皮膜34の一部の平面形状に対応する平面形状を有する凹所80がフォトリソグラフィー技術により形成される。凹所80は、接触子本体の少なくとも接触部30の側の部位の表面と、少なくとも針先32及びその近傍を除く接触部30の表面とを模る平面形状を有する。
次いで、図7(A)に示すように、光反射率が取付部24、アーム部26、台座部28及び接触部30のそれより低い材料による第1の低反射皮膜82が凹所80内に堆積により形成される。
次いで、図7(B)に示すように、前記した基部44、付け根部46及び柱状部48を規定するクランク状の部材84が第1の低反射皮膜82の上に堆積により形成される。
第1の低反射皮膜82、部材84は、いずれも、電気メッキ技術、スパッタリング技術、蒸着技術等の堆積技術により、形成することができる。基部44、付け根部46及び柱状部48は、部材84として一体化されている。基部44は、前記したように台座部28の一部として作用する。
次いで、図7(C)に示すように、フォトレジスト層78が除去され、その代わりに、ベース部材70、犠牲層76及び部材84の上にフォトレジスト層86が塗布等により形成される。
次いで、図7(D)に示すように、フォトレジスト層86がその一部をマスクされた状態で露光、フォトレジスト層86が現像されて、取付部24、アーム部26及び台座28を含む接触子本体の平面形状に対応する平面形状を有する凹所88がフォトレジスト層に形成される。
次いで、図7(E)に示すように、取付部24、アーム部26、及び台座28の残部を規定する部材90が、電気メッキ技術、スパッタリング技術、蒸着技術等により、凹所88内に形成される。
次いで、図7(F)に示すように、フォトレジスト層86が除去され、その代わりに、ベース部材70の上面、犠牲層76、部材84及び部材90の上にフォトレジスト層92が塗布等により形成される。
次いで、図8(A)に示すように、フォトレジスト層92がその一部をマスクされた状態で露光され、フォトレジスト層92が現像されて、凹所94がフォトレジスト層92に形成される。凹所94は、接触子本体の少なくとも接触部30の側の部位の表面と、少なくとも針先32及びその近傍を除く接触部30の表面とを模る平面形状を有する。
次いで、図8(B)に示すように、光反射率が取付部24、アーム部26、台座部28及び接触部30のそれより低い材料による第2の低反射皮膜96が凹所94内にあって部材84及び部材90の露出する部分に形成される。第2の低反射皮膜96も、電気メッキ技術、スパッタリング技術、蒸着技術等の堆積技術により形成することができる。
これにより、台座部28の少なくとも接触部30側の箇所の表面、及び少なくとも針先32及びその近傍を除く接触部30の表面が、台座部28等の素材である導電性材料より低い光低反射率の皮膜で覆われた接触子14が製作される。
次いで、図8(C)に示すように、フォトレジスト層92が除去されて接触子14が露出されると共に、犠牲層76がエッチング等により除去される。
次いで、図8(D)に示すように、ベース部材70に形成された接触子14がベース部材70から取り外される。
[接触子の他の実施例]
図11に示すように、接触子14は、接触部30の付け根部46に続きかつ基部44から前後方向に間隔をおいて基部44と平行に下方へ伸びる他の基部44aを設けて、二股状の両基部44,44aを台座部28の主たる材料内に埋め込んでもよい。この場合、台座部28の主たる材料の両側面の一部は、二股状の基部44,44aにより挟むようにしてもよい。
本発明は、半導体ウエーハに形成された未切断の集積回路の通電試験用のみならず、切断された集積回路の通電試験用としても用いることができる。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
本発明に係る接触子を用いた電気的試験装置の一実施例を示す正面図である。 本発明に係る接触子の一実施例を示す正面図である。 図2に示す接触子の接触部近傍を拡大して示す正面図である。 図3の左側面図である。 図3の底面図である。 図2から図5に示す接触子の製造方法の一実施例を示す工程図である。 図6に続く工程を説明するための図である。 図7に続く工程を説明するための図である。 本発明に係る接触子をエリアセンサで針先側から撮影して得た画像の一実施例を示す図である。 従来の接触子をエリアセンサで針先側から撮影して得た画像の一実施例を示す図である。 本発明に係る接触子の他の実施例を示す、図4と同様の側面図である。
符号の説明
10 電気的試験装置
12 被検査体
14 接触子
24 取付部
26 アーム部
28 台座部
30 接触部
32 針先
34 被膜
70 基板
72,78,86,92 フォトレジスト
74,80,88,94凹所
76 犠牲層
82,96 第1及び第2の光低反射皮膜
84,90 部材

Claims (4)

  1. 接触子本体と、該接触子本体から突出して先端を針先とする接触部とを備える接触子を製造する方法であって、
    前記接触子本体の少なくとも前記接触部の側の部位の表面と、少なくとも前記針先及びその近傍を除く前記接触部の表面とを模る第1の凹所を有する第1のフォトレジスト層をベース部材の上に形成し、低光反射率を有する材料の堆積により第1の低反射皮膜を前記第1の凹所に形成する第1の工程と、
    前記第1の低反射皮膜より光反射率が高い導電性材料の堆積により前記接触子本体の少なくとも前記接触部の側の部位と、少なくとも前記針先及びその近傍を除く前記接触部の部位とを前記第1の低反射皮膜の上に形成する第2の工程と、
    前記第1のフォトレジスト層を除去した後、前記接触子本体の残部を模る第2の凹所を有する第2のフォトレジスト層を前記ベース部材の上に形成し、導電性材料の堆積により前記接触子本体の残部を前記第2の凹所に形成する第3の工程と、
    前記第2のフォトレジスト層を除去し、前記接触子本体の少なくとも前記接触部の側の部位の表面と、少なくとも前記針先及びその近傍を除く前記接触部の表面とを模る第3の凹所を有する第3のフォトレジスト層をベース部材の上に形成し、低光反射率を有する材料の堆積により第2の低反射皮膜を前記第3の凹所に形成する第4の工程と、
    前記接触子本体、前記接触部、前記第1の低反射皮膜及び第2の低反射皮膜を前記ベース部材から分離する第5の工程とを含む、電気試験用接触子の製造方法。
  2. 前記第1及び第2の低反射皮膜は、前記接触子本体及び前記接触部よりも可視光に対する反射率が低い材料で形成される、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記第1及び第2の低反射被膜は、電気メッキ技術、スパッタリング技術及び蒸着技術を含むグループから選択された少なくとも1つにより形成される、請求項1に記載の製造方法。
  4. 前記第2の工程は高硬度の導電性材料を前記第1の低反射皮膜の上に堆積させることを含み、前記第3の工程は高靱性の導電性材料を前記第2の凹所に堆積させることを含む、請求項1に記載の製造方法。
JP2007299220A 2007-11-19 2007-11-19 電気試験用接触子の製造方法 Active JP5087371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007299220A JP5087371B2 (ja) 2007-11-19 2007-11-19 電気試験用接触子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007299220A JP5087371B2 (ja) 2007-11-19 2007-11-19 電気試験用接触子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009122071A JP2009122071A (ja) 2009-06-04
JP5087371B2 true JP5087371B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=40814368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007299220A Active JP5087371B2 (ja) 2007-11-19 2007-11-19 電気試験用接触子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5087371B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3650311B2 (ja) * 2000-06-15 2005-05-18 東京エレクトロン株式会社 コンタクトピン及びプローブカード
JP2004138393A (ja) * 2002-10-15 2004-05-13 Umc Japan カンチレバー式プローブカード、およびその製造方法
JP2004340617A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Micronics Japan Co Ltd 通電試験用電気的接続装置
WO2006075408A1 (ja) * 2005-01-14 2006-07-20 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics 通電試験用プローブ
JP4917017B2 (ja) * 2005-03-07 2012-04-18 株式会社日本マイクロニクス 通電試験用プローブ及びこれを用いた電気的接続装置
US7245135B2 (en) * 2005-08-01 2007-07-17 Touchdown Technologies, Inc. Post and tip design for a probe contact

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009122071A (ja) 2009-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4421481B2 (ja) 通電試験用プローブ
JP5046909B2 (ja) 電気試験用接触子、これを用いる電気的接続装置、及び接触子の製造方法
KR101101450B1 (ko) 탐침 접촉자용 포스트 및 팁 구조
KR101029987B1 (ko) 전기 시험용 접촉자 및 그 제조방법
US7724010B2 (en) Torsion spring probe contactor design
KR101034979B1 (ko) 전자 디바이스의 전기적 시험용 접촉자, 프로브 조립체 및 그 제조방법
JP4841620B2 (ja) 通電試験用プローブおよびプローブ組立体
JP2009229410A5 (ja)
KR20060124562A (ko) 통전시험용 프로브
JP4917017B2 (ja) 通電試験用プローブ及びこれを用いた電気的接続装置
JP2004340654A (ja) 通電試験用プローブ
JP5438908B2 (ja) 電気的試験用接触子、これを用いた電気的接続装置及び接触子の製造方法
JP5631131B2 (ja) 通電試験用プローブ及びプローブ組立体
JP2009216562A5 (ja)
JP5087371B2 (ja) 電気試験用接触子の製造方法
JP2007113946A (ja) 通電試験用プローブ
JP2006300807A (ja) 通電試験用プローブ
KR20070107737A (ko) 통전 테스트용 프로브 및 이를 사용한 전기적 접속 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120628

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5087371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250