JP5086781B2 - 打撃貫入試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロッドを打撃して地中に貫入し、そのポイントの地層構造や地盤強度を調査する打撃貫入試験装置に関する。
従来から、宅地建設予定地等の地盤調査においては、ロッドに3種類の錘を負荷して自沈させ自沈停止時にはそれ以上の負荷をかけずに試験用ロッドを回転駆動するいわゆるスウェーデン式サウンディング試験と、ハンマーを自由落下させ試験用ロッドを打撃して地中に貫入させ試験を行うオートマチックラムサウンディングと、このオートマチックラムサウンディング試験と同様の試験方法であって、この試験装置を小型化したミニラムサウンディング試験とが知られている。
前記スウェーデン式サウンデイング試験は、所定荷重による貫入と回転貫入により原位置を測定する試験であり、いわゆる住宅地等の地盤の静的貫入抵抗を測定して、その土質の硬軟等を判定し住宅等の建築地の地盤状況を把握することを目的としている。この試験方法は、装置及び操作が容易で迅速にできることから、深さが10m内程度の比較的浅い地盤を対象として、特に戸建住宅地の地盤調査方法として普及している。
一方、前記オートマチックラムサウンディング試験は動的コーン貫入試験として知られており、試験方法としては、所定の重さのハンマーを所定の高さから落下させることによりロッドを地中に貫入させ、このロッドが地中に20cm貫入するのに要する打撃回数を計測する。この打撃回数からN値を求め、このN値から地盤の硬軟を判断するものである。この試験を自動化した装置として、特許文献1に示す自走式打撃貫入試験装置(以下、この自走式打撃貫入試験装置を単に打撃貫入試験装置という。)が知られている。この打撃貫入試験装置は、作業者が操縦可能な自走機を有しており、この打撃貫入試験装置にはハンマ装置を昇降自在に案内するリーダが地面に対して垂直に取付けられている。このハンマ装置の下部には試験用ロッドが取付けられており、この試験用ロッドの後端をハンマが打撃することによって、試験用ロッドの先端が地面に貫入するようになっている。また、この打撃貫入試験装置においては、20cm貫入毎の打撃回数は制御装置を介して自動的に表示されるようになっており、作業者が打撃数をカウントする必要がないので、作業者によるカウントミスが発生しないという効果がある。
特開2003−213661号公報
前記打撃貫入試験装置においてはロッドが20cm貫入するまで打撃を続けるため、貫入不可能な硬い地層に到達しても、打撃を続けるため作業効率が悪いという問題があった。また、ロッドが自沈してしまうような軟弱な地層に達した場合、この境界を判別する手段がなく、地盤の正確な地層を判定することができない問題もあった。
前記課題を解決することを目的として、本発明の打撃貫入試験方法は、貫入ロッドに所定回数の打撃を加え、その貫入量から地盤性状を判定する打撃貫入試験方法において、1打撃毎の貫入量を検出して蓄積し、この蓄積された検出データに基づいて地盤性状を判定することを特徴とする。なお、1打撃毎の貫入量の変動から地盤性状を判定することが望ましい。
前記課題を解決することを目的として、本発明の打撃貫入試験装置は、ハンマを昇降可能に案内する打撃ユニットと、このハンマによる打撃を受けて地中に貫入する貫入ロッドと、前記ハンマによる1打撃毎の貫入ロッドの貫入量を検出する貫入量検出手段と、この貫入量検出手段により検出された1打撃毎の貫入量を蓄積し、この蓄積された検出データに基づいて地盤性状を判定する制御ユニットとを備えることを特徴とする。
前記課題を解決することを目的として、本発明の打撃貫入試験装置は、ハンマを昇降可能に案内する打撃ユニットと、このハンマによる打撃を受けて地中に貫入する貫入ロッドと、この貫入ロッドを支持する昇降台と、この昇降台に所定の荷重を付与する荷重変更手段と、前記ハンマによる1打撃毎の貫入ロッドの貫入量を検出する貫入量検出手段と、この貫入量検出手段により検出された1打撃毎の貫入量に応じて前記貫前記荷重変更手段および前記打撃ユニットの作動を制御する制御ユニットとを備えることを特徴とする。
また、前記制御ユニットが、前記貫入量検出手段により検出された1打撃の貫入量が予め設定された最小貫入量に満たない場合、前記打撃ユニットによる打撃を休止することが望ましい。あるいは、前記制御ユニットが、前記貫入量検出手段により検出された1打撃の貫入量が予め設定された最大貫入量を超える場合、前記打撃ユニットによる打撃を一旦休止するとともに、前記貫入ロッドに付与される荷重を減ずるべく前記荷重変更手段を制御することが望ましい。
前記制御ユニットが、1打撃毎の貫入量を表示する表示部を備えることが望ましい。
さらに、本発明の打撃貫入試験装置においては、前記貫入ロッドに負荷される荷重を変更可能な荷重変更手段を備えているので、貫入ロッドには昇降台あるいは打撃ユニットの質量による荷重が負荷されず、貫入ロッドの地中への打撃貫入に応じて昇降台を追従させるのに必要最小限の荷重のみが負荷される。そのため試験地盤が軟弱な場合でも、打撃ユニットの質量による荷重で貫入ロッドが地中に貫入するのを防止することができ、自沈地盤であるか否かを正確に判定することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1において、1は打撃貫入試験装置であり、ベースユニット10に打撃ユニット20を搭載して構成されている。前記ベースユニット10は、スタンド18に立設された第1支柱11を有し、この第1支柱11には、昇降台12が昇降自在に案内されている。この昇降台12には、前記第1支柱11の背面側に位置してスプロケット13が回転可能に設けられており、このスプロケット13は、第1支柱11の背面に鉛直方向に直線的に延びて取り付けられたチェーン部材11aに噛合している。また、このスプロケット13は、図2に示すように、荷重変更手段の一例であるパウダクラッチ14とワンウェイクラッチ15を内蔵したクラッチ機構を介してユニット昇降モータ16に連結されており、このユニット昇降モータ16の駆動を受けて回転できるように構成されている。
前記ワンウェイクラッチ15は、昇降台12を上昇させる方向にスプロケット13を回転させるようユニット昇降モータ16が駆動(以下、この駆動を正駆動という)した時、このユニット昇降モータ16の駆動をスプロケット13に伝達し、これとは逆にユニット昇降モータ16が駆動(以下、この駆動を逆駆動という)した時には空転するようになっている。
前記パウダクラッチ14は、封入された磁性パウダを励磁することにより、この励磁電圧に応じた回転抵抗を安定的に発生することのできるクラッチである。このパウダクラッチ14は、ユニット昇降モータ16側の駆動軸とスプロケット13側の駆動軸との間に介在し、ユニット昇降モータ16側からスプロケット13側へ伝達されるトルクを制御するように構成されている。
前記打撃ユニット20は、図1に示すように、エレベータユニット30と、ハンマユニット40とから構成される。
前記エレベータユニット30は、前記ベースユニット10の前記昇降台12上に着脱可能に連結固定されるテーブル31を有し、このテーブル31には第2支柱32が立設している。この第2支柱32は、長手方向中央部分が空洞に構成されており、この空洞部(図示せず)の上下にはそれぞれスプロケット(図示せず)が回転可能に設置されている。そして、これらスプロケットには、無端循環移動部材の一例として、環状の無端チェーン35が巻き掛けられ噛合している。上側のスプロケットは、第2支柱32に回転自在に軸支されており、下側のスプロケットは、テーブル31に設けられたハンマ操作モータ36の駆動によって回転するようになっている。これにより、無端チェーン35はハンマ操作モータ36の駆動を受けて循環送りされる構成となっている。この無端チェーン35の所定位置には、当該無端チェーンの所定位置に突出し係止部材(図示せず)が一体に固定されている。前記第2支柱32には、詳細を後述するハンマ44の爪48の上方移動路上に位置して解除部材(図示せず)が固定されている。
前記ハンマユニット40は、図3(a),(b)および(c)に示すように、前記テーブル31にシリンダホルダ31aを介して挿通自在でかつ昇降台12を貫通するように取付けられた中空軸状のロッドシリンダ41を有し、このロッドシリンダ41には、軸状の貫入ロッド2が挿入され案内されている。このロッドシリンダ41の上部にはノッキングヘッド42が取付けられており、このノッキングヘッド42は、貫入ロッド2の上端部を一体的に覆う形状を成し、後記するハンマ44により貫入ロッド2が直接打撃されるのを防止し、貫入ロッド2の破損を防止するためのものである。一方、前記ロッドシリンダ41の下部にはこの周面を覆うようにして荷重受け部材45が取付けられており、この荷重受け部材45は当該ロッドシリンダ41と一体となって昇降するとともに、前記昇降台12に載置された全てのユニットの荷重を受けるように構成されている。
また、ハンマユニット40は、図1に示すように、前記ロッドシリンダ41を挟んで前記第2支柱32と平行に延びて立設されたガイドレール43を有する。このガイドレール43には、前記ノッキングヘッド42の上方に位置してハンマ44が昇降自在に案内されえている。このハンマ44は、前記無端チェーン35に固定された係止部材と係合可能な爪48を備えており、当該無端チェーン35の循環送りに伴って上昇するようになっている。その後、このハンマ44が上昇して前記爪48が前記解除部材に当接すると、当該爪48と係止部材との係合が解かれ、当該ハンマ44は自重により落下し、ノッキングヘッド42を打撃するように構成されている。
本打撃貫入試験装置の作動を制御するための制御ユニット50は、演算処理部51に接続された貫入量検出部52と、昇降モータ駆動部53と、ハンマ操作モータ駆動部54と、パウダークラッチ制御部55と、記憶部56と、表示部57と、入力部58とを備えている。前記貫入量検出部52は、回転するスプロケット13の回転角度を貫入量検出手段の一例であるロータリエンコーダ17によって検出し、これから貫入ロッド2の貫入量を算出するように構成されている。この貫入量検出部52によって検出された貫入量が0の場合、前記演算処理部51は、前記ハンマ操作モータ駆動部54に対して停止指令信号を送るように構成されている。この停止指令信号によって、ハンマ操作モータ36への電力供給が遮断され、このモータ36は停止して、ハンマユニット40による打撃が中止される。
また、前記記憶部56には前記入力部58から入力される前記パウダークラッチ14に負荷する負荷電流値、あるいは1打撃当たりの前記貫入ロッド2の限界貫入量が予め記憶され、試験中、1打撃当たりの貫入ロッド2の貫入量が当該限界貫入量を越えた場合、前記演算処理部56は、ハンマ操作モータ駆動部54に停止指令信号を送るとともに、前記パウダークラッチ制御部55にに対して励磁指令信号を送るように構成されている。この停止指令信号によって、ハンマ操作モータ36への電力供給が遮断され、ハンマユニット40による打撃が中止される一方、パウダクラッチ14は所定のクラッチ力を発揮するように励磁され、昇降台12およびこれに載置されるハンマユニット40等の質量によってこれらが下降する方向に回転しようとするスプロケット13に常時回転負荷を与え、貫入ロッド2にかかる荷重を軽減するようになっている。
次に本打撃貫入試験装置の作用を述べる。
本打撃貫入試験装置1は、前記特許文献1(特開2003−213661号公報)に概要が示されているオートマチックラムサウンデイング試験と同様の試験方法であって、これの試験装置を小型化して行うミニラムサウンデイング方法で貫入試験を行うものであり、ハンマ44でノッキングヘッド42を打撃することにより貫入ロッド2に推進力を付与し、これにより貫入ロッド2を地中に貫入するものである。そして、貫入ロッド2が地中に20cm貫入するのに要する打撃回数を計測し、これからN値を算出し、このN値から地盤の硬軟を判定するものである。N値の算出式は、
砂質地盤の場合:N=Ndm/2
粘性地盤の場合:N=(Ndm/2)−0.16Mv
N:補正された打撃回数
Ndm:測定された打撃回数
Mv:回転トルク(N・m)
である。ここで回転トルクMvについては、貫入ロッド2が地中に20cm貫入する毎に一旦打撃を止め、手動で貫入ロッド2を回して回転し始めるトルクを測定する。
貫入試験を行うには、試験位置に本打撃貫入試験装置1を設置し、まず制御ユニット50によりユニット昇降モータ16を正駆動して昇降台12を上昇させ、次にハンマ昇降モータ36を無端チェーン35のハンマ44側が上昇するように駆動して、係止部材をハンマ44の爪48に当接させ、ハンマ44を爪48が解除部材に接しない位置まで適度に上昇させる。続いて、スタンド18に取付けられたガイド(図示せず)の穴の中心にコーン4の中心が合うようにして貫入ロッド2を地表に立て、再度ユニット昇降モータ16を逆駆動して昇降台12を下降させながら、ロッドシリンダ41に貫入ロッド2を挿通させる。ロッドシリンダ41に挿通した貫入ロッド2は、昇降台12が下降することにより、ノッキングヘッド42に当接し、ノッキングヘッド42とロッドシリンダ41とを一体に上方に押し上げる。このようにしてロッドシリンダ41が完全に押し上げられるまで昇降台12を下降させる(ユニット昇降モータ16の逆駆動を続ける)。なお、ユニット昇降モータ16は駆動停止時に駆動軸を回転不能に固定するロック機構を備えているため、昇降台12は前記下降位置で保持される。
次に、無端チェーン35のハンマ44側が下降するようにハンマ操作モータ36を駆動し、これによりハンマ44を下降させ、ノッキングヘッド42に載置する。そして、制御ユニット50の記憶部56にこの位置を試験原点(貫入量0mm)として設定すとともに、所定の前記限界貫入量および前記パウダークラッチ14に負荷する負荷電流値を設定する。ここまでのユニット昇降モータ16およびハンマ操作モータ36の正逆駆動は、制御ユニット50に備えられた各モータのマニュアル駆動ボタンを作業者が操作することにより行われる。以降は、貫入ロッド2を継ぎ足す時以外、制御ユニット50による自動制御によって、各モータが駆動される。
続いて、制御ユニット50に備えられた試験開始ボタンによって試験開始のスタート信号が入力されると、ユニット昇降モータ16が逆駆動してワンウェイクラッチ15は空転する。また、パウダクラッチ14の励磁が解かれ、スプロケット13の回転負荷が解除される。これによりスプロケット13は回転自在となり、貫入ロッド2には昇降台12に装備されている打撃ユニット等の質量による荷重がかかる。なお、ここで、パウダクラッチ14は記憶部56に予め設定された負荷電流値によって、所定のクラッチ力を発揮するように励磁し、昇降台12等の質量によってこれらが下降する方向に回転しようとするスプロケット13に常時回転負荷を与え、貫入ロッド2にかかる荷重を軽減するようになっている。例えば、昇降台12等の質量による荷重でスプロケット13が回転したときに生じる軸トルクよりも若干低く、これとは逆方向の回転負荷トルク(クラッチ力)が生じるよう、パウダクラッチ14を励磁する。これにより、貫入ロッド2には昇降台12に装備された打撃ユニット20等の質量による荷重が負荷されず、後述する貫入ロッド2の地中への打撃貫入に応じて昇降台12を追従させるのに必要最小限の荷重(例えば、質量1Kgに相当する9.8Nの荷重)のみが負荷される。このようにすれば、試験地盤が軟弱な場合にも、打撃ユニット20等の質量による荷重で貫入ロッド2が地中に貫入してしまうのを防止することができる。
続いてハンマ操作モータ36が駆動し、無端チェーン35および係止部材が一体に前面側(ハンマ44側)を上昇移動するように循環送りされ、その後、ハンマ44が上昇して爪48の斜面が解除部材に当接し、なおもハンマ44が上昇すると、解除部材に当接した爪はハンマ44側に回動して係止部材から外れる。このハンマ44は自重で落下し、ノッキングヘッド42を打撃する。このとき、貫入ロッド2とこれを保持するロッドシリンダ41は、図3(a)に示す位置から図3(b)に示す位置に下降して、当該貫入ロッド2は地中に貫入する。この時、図3(b)に示すように、貫入ロッド2には、上述のように昇降台12や打撃ユニット20等の質量による荷重がかかっているため、昇降台12等は、図3(c)に示すように、貫入ロッド2が貫入するのに追従して一体に下降することができる。その後ノッキングヘッド42を打撃したハンマ44は、再び循環移動してくる係止部材に係止して再び上昇する。
上述のようにして、無端チェーン35を循環送りすることにより、ハンマ44による打撃を切り返し、貫入ロッド2を地中に貫入する。この貫入ロッド2の貫入量は、スプロケット13の回転角度をロータリエンコーダ17によって検出し、このロータリエンコーダ17の信号から割り出される。また、打撃回数は、ハンマ44の上昇位置と下降位置とにそれぞれに設けられた近接センサ(図示せず)でハンマ44を検出し、これら近接センサの信号に基づいて計数される。一例を挙げると、上昇側の近接センサが所定時間内にON/OFFし、その後所定時間内に下降側の近接センサがON/OFFすれば打撃1回とカウントする。制御ユニット50は、このようにして貫入ロッド2が地中に20cm貫入する毎に、これに要した打撃回数を求め、これを記憶部56に記憶する。また、貫入ロッド2が20cm貫入する毎にハンマ操作モータ36の駆動を停止して打撃が止められ、制御ユニット50の入力部58に手動で測定した前記回転トルクMvを入力し、制御ユニット50の記憶部56に記憶される。なお、本発明の打撃貫入試験装置1においては、20cm貫入当たりの打撃回数に加え、1打撃当たりの貫入量も算定して記憶し、表示部57に表示するものである。
このような構成から本打撃貫入試験装置1においては、20cm以下の幅のよりきめ細かい地盤硬軟を判定することができるとともに、作業者は前記制御ユニット50の表示部57を見るだけで、地盤の状況を知ることができる。また、前記制御ユニット50の構成により、打撃貫入不可能な硬い地盤に到達して1打撃当たりの貫入量が0として検出され場合、この時点で打撃貫入試験が自動停止され、作業者は打撃貫入不可能な硬い地盤に到達したことをいち早く知ることができるとともに、試験時間を短縮することも可能となる。さらに、自沈地層に到達し、前記1打撃当たりの貫入量が予め設定された限界貫入量を超えた場合においても、前記制御ユニット50の構成により、打撃貫入試験から自沈貫入試験に切換えることができるので、打撃試験と貫入試験を一連して行うことができ、試験時間を短縮することも可能となる。

本発明に係る打撃貫入試験装置の正面側斜視図である。 図1のA−A線要部拡大断面図である。 図1のB−B線要部拡大断面図であり、本発明の打撃貫入試験装置の動作説明図でもある。
符号の説明
1 打撃貫入試験装置
2 貫入ロッド
4 コーン
10 ベースユニット
11 第1支柱
11a チェーン部材
12 昇降台
13 スプロケット
14 パウダクラッチ
15 ワンウェイクラッチ
16 ユニット昇降モータ
17 ロータリエンコーダ
18 スタンド
19 ガイド
20 打撃ユニット
30 エレベータユニット
31 テーブル
31a シリンダホルダ
32 第2支柱
35 無端チェーン
36 ハンマ操作モータ
40 ハンマユニット
41 ロッドシリンダ
42 ノッキングヘッド
43 ガイドレール
44 ハンマ
45 荷重受け部材
48 爪
50 制御ユニット
51 演算処理部
52 貫入量検出部
53 昇降モータ駆動部
54 ハンマ操作モータ駆動部
55 パウダークラッチ制御部
56 記憶部
57 表示部
58 入力部

Claims (4)

  1. ハンマを昇降可能に案内する打撃ユニットと、
    このハンマによる打撃を受けて地中に貫入する貫入ロッドと、
    この貫入ロッドを支持する昇降台と、
    この昇降台に所定の荷重を付与する荷重変更手段と、
    前記ハンマによる1打撃毎の貫入ロッドの貫入量を検出する貫入量検出手段と、
    この貫入量検出手段により検出された1打撃毎の貫入量に応じて前記荷重変更手段および前記打撃ユニットの作動を制御する制御ユニットと
    を備えることを特徴とする打撃貫入試験装置。
  2. 前記制御ユニットが、前記貫入量検出手段により検出された1打撃の貫入量が予め設定された最小貫入量に満たない場合、前記打撃ユニットによる打撃を休止することを特徴とする請求項1に記載の打撃貫入試験装置。
  3. 前記制御ユニットが、前記貫入量検出手段により検出された1打撃の貫入量が予め設定された最大貫入量を超える場合、前記打撃ユニットによる打撃を一旦休止するとともに前記貫入ロッドに付与される荷重を減ずるべく前記荷重変更手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の打撃貫入試験装置。
  4. 前記制御ユニットが、1打撃毎の貫入量を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の打撃貫入試験装置。
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