JP5085037B2 - 放送受信装置、放送受信表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、放送局のキャラクタ情報の表示をする放送受信装置、放送受信表示方法に関する。
近年、携帯電話機にテレビチューナを内蔵する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、地上波デジタル放送または衛星デジタル放送では、主に携帯性の高い小型受信機向けに、1または3セグメントの伝送帯域を使用した放送が予定されている。
また、テレビジョンのチャンネル設定においては、地域情報を入力することにより受信地域を指定し、その地域の推奨するチャンネル設定情報でチャンネル設定とダイレクト選局のキー設定を行うことによりユーザの設定操作を補助するテレビジョンのチャンネル設定方法が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
また、受信地域が変わっても同じメモリ領域(ダイレクトキー)に元の受信地域の放送局と同じ系列の放送局を設定することができるテレビ受像機が知られている(たとえば、特許文献3参照)。
特開2000−9920号公報 特開平9−172581号公報 特開2003−179823号公報
ところで、携帯電話機などの移動型放送受信装置に上記テレビジョン設定方法を適用した場合、家庭用などの設置位置が固定された放送受信装置とは異なり装置の移動に伴って受信地域が変わるので、受信地域が変わるたびに、地域情報を入力してダイレクトキーに新しい受信チャンネルを設定しなければならない。また、その際、地域情報を入力すると新しい地域で推奨されるチャンネル設定(プリセット設定)になるために、元の地域の放送局と同じ系列の放送局が元の地域と同じダイレクトキーに設定されるとは限らない。このため、利用者(ユーザ)が新しい地域の設定に慣れる必要がある。
とくに、普段使いなれている地域と異なる地域で使用する場合では、放送局のチャンネル番号や放送局名が異なる可能性があるため、ユーザは系列情報を手がかりに所望の番組が放送されているチャンネルを選ぶことになる。
しかしながら、この系列情報は、選局画面に表示されることはない。
本発明が解決しようとする課題は、ユーザにとって使いやすい放送受信装置を提供することである。
本発明に係る放送受信装置は、放送局を表す画像を記憶する記憶手段と、放送地域が変更される場合に、地域変更前の放送局の系列情報と地域変更後の放送局の系列情報に基づいて、該系列が同じ放送局のチャンネル番号を継承して設定する設定手段と、該設定手段により継承して設定された放送局のチャンネル番号を表示する際、前記記憶手段に記憶している継承前の放送局を表す画像を表示する表示手段と、を有する。
本発明では好適に、前記表示手段は、前記記憶手段に記憶している継承後の放送局を表す画像を表示する
発明では好適に、前記記憶手段は、放送局に関連するキー局を表す画像を記憶し、前記表示手段は、前記記憶手段に記憶している放送局に関連するキー局を表す画像を表示する。
本発明に係る放送受信表示方法は、放送局を表す画像を記憶し、放送地域が変更される場合に、地域変更前の放送局の系列情報と地域変更後の放送局の系列情報に基づいて、該系列が同じ放送局のチャンネル番号を継承して設定し、該継承して設定された放送局のチャンネル番号を表示する際、前記記憶している継承前の放送局を表す画像を表示する。
本発明の放送受信装置は、ユーザにとって使いやすいという利点がある。
本発明は、コンピュータ、携帯電話機、ゲーム機、カメラ、カーナビあるいは動画再生装置など、とくに移動が自由に行える移動型の機器に、放送受信機能を付加した場合に広く適用可能である。
以下、本発明の実施の形態を、放送受信機能を有する携帯電話を例として説明する。
図1は、本実施の形態にかかる携帯電話の基本的な構成を示すブロック図である。
図1に示すように、受信地域ごとに設置された放送局(または中継用)の電波塔100Aから送信された放送の電波に重畳された信号(OFDM変調信号)を、放送受信装置(携帯電話)1のアンテナ4が受信する。この放送の電波は、その周波数帯(チャンネル)ごとに複数の放送局の放送信号を含み、放送受信装置1は、後述するように、その電波から一の放送局をダイレクト選局またはスクロール選局により選択し、選択した放送局からの電波を復調して映像信号および音声信号を再生する。なお、デジタル放送では、たとえば、周波数範囲がUHF13ch〜62ch(470MHz〜770MHz)と規定され、チャンネル数は49chである。
携帯電話1は、放送受信およびデータ通信のための基本的な構成として、データ通信(および通話)の電波を受信するアンテナ2、無線通信手段(変調および復調、その他の信号処理回路を含む手段)3、放送の受信手段(復調、その他の信号処理回路を含む手段)5、チャンネル選局手段6、表示手段7Aおよびその駆動手段(駆動回路)7Bを含む出力手段7、十字キーなどのスクロール選局入力手段8A、テンキーなどのダイレクト選局入力手段8B等を有する。なお、これら各手段は、CPU等の制御手段により制御されている。
なお、放送受信用のアンテナ4とデータ通信および通話のためのアンテナ2は共用可能である。また、出力手段7はスピーカ等の音声出力手段を含む。
放送局等の電波塔100Aから放送の電波がアンテナ4に入力されると、放送受信手段5が周波数変換し、その変換後のより低い周波数の信号から放送信号を復調する。その際、チャンネル選局手段6の働きによって、スクロール選局入力手段8Aまたはダイレクト選局入力手段8Bによりユーザが指定した特定周波数範囲(選局されたチャンネル)の信号が復調され、そのチャンネルの映像信号および音声信号が、駆動手段7Bに入力され、表示手段7Aおよび不図示のスピーカにより出力(再生)される。
この受信から再生に先立ってユーザは予め放送局の受信チャンネルを設定する必要があり、表示手段7Aに受信チャンネル設定の項目を表示して、地域チャンネル情報(地域名、地域コード、地域番号、市外局番など)を入力する。
地域チャンネル情報は視聴地域ごとに変える必要があり、一般に購入時は、その購入した地域の情報や首都圏の情報がデフォルトとしてプリセットされていることが多い。従って、上記プリセットと異なる地域や、一度設定した地域を変える場合には、その地域に応じて新たな地域の情報を設定し直す必要がある。
この操作をなくすために、本実施の形態の放送受信装置1は、特に移動型の機器に放送受信機能を付加しているため、上記地域の設定をなくすように、所在地域の放送局に関する情報を自動で取得し、その取得した情報を元に地域チャンネル情報を自動で設定する機能を備える。
その機能を実現する構成として、携帯電話1は、図1に示すように、所在地域の放送局に関する情報を取得する地域別放送局取得手段11、チャンネル割付け手段12、地域チャンネル情報記憶手段13、ユーザチャンネル情報記憶手段14、選局チャンネル情報記憶手段15、ユーザチャンネル更新手段16およびキャラクタ優先度判定手段18を有する。なお、これら各手段も、CPU等の制御手段により制御されている。
このうち3つの記憶手段、すなわち、地域チャンネル情報記憶手段13、ユーザチャンネル情報記憶手段14および選局チャンネル情報記憶手段15は、これらを独立したメモリデバイスとして設ける場合、幾つかのデバイスのメモリ領域を分割して実現する場合、あるいは、既存のメモリまたはマイクロコンピュータ内蔵メモリの一部を活用する場合など、その形態は任意である。
また、地域別放送局取得手段11、チャンネル割付け手段12、ユーザチャンネル更新手段16、ならびに、前述したチャンネル選局手段6等は、ハードウエアとして実現してもよいし、制御手段内のプログラムの機能としてソフトウエアで実現してもよい。
図2に、地域チャンネル情報記憶手段13、ユーザチャンネル情報記憶手段14および選局チャンネル情報記憶手段15に記憶されるチャンネル情報の構成例を示す。
図2の「チャンネル番号」とは、本実施の形態の放送受信装置で選局するときの番号を表す。また、表示手段に表示される表示チャンネル番号として用いられるものであっても良い。そして、チャンネル番号i(i=1〜N)に対して、現在の地域(当地)の放送局名i、該当地の放送局を表すキャラクタ(画像)情報i、時間情報i、各放送局の系列情報i、系列放送局のキャラクタ画像情報(系列キャラクタ)i、前放送局名群i、前キャラクタ情報群i、および、前時間情報群iがアドレス等で互いに関連付けて保存されている。また、とくに図示していないが、選択情報iもチャンネル番号に関連付けて保存されている。
ここで「時間情報」とは、制御手段(CPU等)内の計時手段により計測した、ユーザチャンネル情報記憶手段14で記憶されている経過時間である。
「系列情報」とは、地域の放送局に番組等を放送(配信)する上位の系列放送局名(キー局)あるいはその識別情報をいう。
「前放送局名群」とは、当地より前に当該携帯電話1が存在した地域(前地)の放送局名の集合である。
「前キャラクタ情報群」とは、上記前地の放送局を表すキャラクタ画像の集合である。
「前時間情報群」とは、上記前地における時間情報の集合である。
「選択情報」とは、チャンネル切り換えにおいてそのチャンネルを選択可能とするか、チャンネル切り換えを行ったときに、そのチャンネルをとばす(「スキップ」する)かの情報である。選択情報はデフォルトで各チャンネル全てが「許可(選択可能)」となっており、ユーザが「不許可」を設定するか、または地域チャンネル情報に含まれている各チャンネルの選択情報設定に基づく。基本的に地域チャンネル情報は、その地域において該当する放送局がないチャンネルを「不許可」とする。
また、系列局に関する情報は、たとえば、デジタル放送規格で規定されているデータストリームに含まれるBIT(Broadcast Information Table)を図1に示す放送受信手段5が取得することにより得ることができる。系列局のキャラクタ画像がBITから得られない場合は、後述するように、無線データ通信によりネットワーク101を介してキャラクタ画像を取得することも可能である。
地域チャンネル情報記憶手段13は、当地の受信チャンネルごとに、当地の放送局名、該当地の放送局を表すキャラクタ画像、並びに、該当地の放送局が属する系列の放送局の名称(系列放送局名)、該系列放送局を表すキャラクタ画像を保存する。
ユーザチャンネル情報記憶手段14は、ユーザがマニュアル(カスタマイズ)設定した際のチャンネル設定の情報(受信チャンネルとチャンネル番号との対応関係など)、設定した受信チャンネルに対応した放送局名、その放送局の系列情報、系列放送局名、該系列放送局のキャラクタ画像、前地の放送局名(前放送局名群)、前地の放送局を表すキャラクタ画像(前キャラクタ情報群)、当地の時間情報、前地の時間情報(前時間情報群)、および、選択情報を保存する。
なお、ユーザが行うマニュアル(カスタマイズ)チャンネル設定とは、地域チャンネル情報に含まれていない受信チャンネルを設定したり、地域チャンネル情報に基づく受信チャンネルとチャンネル番号との対応関係を変えたり、特定のチャンネル番号を特定の放送局として設定したりする場合に行う設定であって、本例ではこのユーザが手動で行うチャンネル設定に基づく情報を「ユーザチャンネル情報」という。
選局チャンネル情報記憶手段15は、ユーザチャンネル情報記憶手段14と所在地域(当地)の地域チャンネル情報記憶手段13の各記憶情報から生成したチャンネル情報(選局チャンネル情報)を保存する。選局チャンネル情報はチャンネル割付け手段12により生成される。選局チャンネル情報記憶手段15は、チャンネル割付け手段12により割付けられたチャンネル番号ごとに、当地の放送局名、当地のキャラクタ画像、系列情報、系列放送局名、該系列放送局のキャラクタ画像、前地の放送局名(前放送局名群)、前地の放送局を表すキャラクタ画像(前キャラクタ情報群)、当地の時間情報、前地の時間情報(前時間情報群)および選択情報を保存する。
なお、選局チャンネル情報は、赤外線、近距離無線ないしメモリカードなどの外部情報入出力手段17を介して他の装置との間で送受信することにより、情報を共有することが可能となる。また、情報を共有した後は、一方の装置が他方の装置に対してリモコンとして使用することも可能である。
地域が変わったことが検出されると、地域別放送局取得手段11は、データ通信の伝送経路を利用してアンテナ2から基地局100Bに、当該地域の放送局に関する情報の送信要求を出す。この要求信号は、インターネット等のネットワーク101を介して地域の放送局キャラクタ画像情報のデータベース102を管理するサーバ、系列放送局データベース103を管理するサーバ、および、系列に属さない地方の独立局のデータベース(不図示)を管理するサーバに一括して送られる。これらのサーバは、その要求を許可し、当該系列ごとの放送局およびキャラクタ画像を含む地域の放送局に関する情報(以下、地域チャンネル情報という)を、データ通信の伝送経路を介して放送受信装置1に送る。送られてきたデータ通信信号は、アンテナ2によって受信され、無線通信手段3によって復調され、地域チャンネル情報として地域チャンネル情報記憶手段13に格納される。また、地域チャンネル情報は、放送受信手段5を介して受信しても良い。
なお、地域が変わったことを検出するには、放送波に含まれる地域情報により地域を判別する方法、電子情報番組データの定期的取得により地域を判別する方法、電波の電界強度あるいは周波数帯域の変化を監視する方法、あるいは、GPS等による位置検出機能がある場合は、その機能を利用する方法がある。
また、本例は携帯電話であることから地域チャンネル情報を、データ通信機能を用いて取得するが、その機能がない場合は、全国の地域チャンネル情報をデータベース化したものを内蔵するか、外部情報入出力手段17、たとえば赤外線通信、近距離無線、または、メモリカードのスロットおよび読み取り回路等から入力する構成でもよい。
チャンネル割付け手段12は、地域が変わるたびに、あるいは、定期的に、ユーザチャンネル情報をユーザチャンネル情報記憶手段14から読み出し、地域チャンネル情報を地域チャンネル情報記憶手段13から読み出し、両者を反映させて選局チャンネル情報を設定(生成)する。選局チャンネル情報は選局チャンネル情報記憶手段15に格納される。
ここで、地域が変わった場合の選局チャンネル情報の一生成例を説明する。例えば、ユーザチャンネル情報記憶手段14が第1の放送局を記憶している状態で、地域チャンネル情報記憶手段13に記憶している変更地域に対応する地域チャンネル情報が前記第1の放送局の系列に属する第2の放送局を含んでいる場合、該第2の放送局に関する情報をユーザチャンネル情報に基づいて前記第1の放送局が設定されているチャンネル番号に割付ける。つまりユーザチャンネル情報を基準にして地域チャンネル情報の放送局を設定する。このため、変更後の選局チャンネル情報には、ユーザが元から使用しているチャンネル番号に系列放送局及び該系列放送局のキャラクタ画像などが継承される。
また、ユーザチャンネル情報と一致する系列放送局がない放送局については、地域チャンネル情報に基づいてその設定がそのまま設定される。また、設定にあたり、ユーザチャンネル情報のチャンネル番号を優先して設定し、これと重複する場合は、未使用のチャンネル番号と代替される。
なお、ここで言うチャンネル番号とはユーザから見た見かけ上の番号であり、周波数帯域の割り当て時に用いる1〜49chの各番号とは異なる。
チャンネル割付け手段12は、他の役割として、チャンネル番号に対応する放送局がない場合の選択情報の制御、ユーザ操作によるチャンネル番号の変更の選局チャンネル情報への反映を行う。すなわち、チャンネル割付け手段12は、地域チャンネル情報記憶手段13の記憶内容と、ユーザチャンネル情報記憶手段14の記憶内容と、選局チャンネル情報記憶手段15の記憶内容とを照合して、該当地域にチャンネル番号に対応する放送局がない場合に、該チャンネル番号に関する選択情報を「許可」から「不許可(スキップ)」に変更する。
また、チャンネル割付け手段12は、操作手段8からユーザ操作によってチャンネル番号の変更や選局情報の変更が指示されたときに、制御手段を介して変更指示を受け取り、これらの変更を選局チャンネル情報やユーザチャンネル情報に反映させる。なお、ユーザによる選局情報の変更の場合は、選局チャンネル情報記憶手段15からの情報がチャンネル選局手段6に読み出されているときに、ユーザからの操作に応じて選択情報の「許可」または「不許可(スキップ)」を該チャンネル選局手段6が設定するようにしてよい。その場合、この設定による変更点を選局チャンネル情報記憶手段15やユーザチャンネル情報記憶手段14の記憶内容に反映させる必要がある。
ユーザチャンネル更新手段16は、選局チャンネルの生成後に一定の条件を満たす場合に、当地に関する情報をユーザチャンネル情報に反映させるために、選局チャンネル情報記憶手段15の記憶情報を、ユーザチャンネル情報記憶手段14に複写する。ここで一定の条件とは、たとえば、当地の滞在時間が所定時間を越えること、あるいは、滞在時間と関係なくユーザ操作によりチャンネル設定変更(たとえば、チャンネル番号や選択情報の変更指示)があったことなどをいう。
滞在時間は、電波強度や番組表の変化等により監視することも可能である。ただし、本実施の形態では時間情報を保持していることから、チャンネル割付け手段12(または制御手段)が、この時間情報を監視し、短時間にチャンネル変更が多い場合はユーザが長期滞在を予定し、好みのチャンネル設定を行っているとみなすことができる。時間情報は実際の経過時間である必要は必ずしもなく、ユーザチャンネル情報が変更された時間(年月日、また必要なら時刻)を開始時間として保持することできる。この開始時間をユーザチャンネル情報の変更ごとにリセットする。
この方法でも実用的に十分な理由は、不図示の制御手段(CPU)は通常、計時手段を有することから、開始時間さえ分かれば、即座に経過時間を算出できるからである。開始時間の保持は、それに費やすメモリ容量が少なくて済むという利点がある。
本実施の形態では、この滞在時間に関係する概念として『定着』を導入する。『定着』は、上記開始時間や、チャンネル設定のためのユーザ操作の頻度から見積もることができ、これを『定着』の判定と称する。なお、『定着』の判定の詳細は後述する。
上記選局チャンネルの生成、またはユーザチャンネル更新時に、選局チャンネル情報またはユーザチャンネル情報のキャラクタ画像を書き換えても良いが、本例では、キャラクタ画像を書き換えずに履歴情報として累積して蓄積する。このとき累積するキャラクタ画像の数に制限を設けることができ、たとえば新しいものから3つまで累積して記憶し、さらに新しいキャラクタ画像を加える場合は、最も古いものから消去するようにするとよい。
また、キャラクタ画像の表示に際しては、優先度を設けている。この優先度は、図1に示すキャラクタ優先度判定手段18により決められる。
ユーザはチャンネル設定変更モード(ユーザがマニュアルでチャンネル設定を行うモード)を選択し、操作手段8を操作することによって、チャンネル番号の割り当てを任意に変更できる。この操作があると、変更後の情報がユーザチャンネル情報記憶手段14および選局チャンネル情報記憶手段15の記憶情報に反映され、これによって以後、変更後のチャンネル番号が、再び変更がない限り、ユーザが今後使用したい系列局のチャンネル番号として継承されてゆく。
このようにして生成され変更される選局チャンネル情報は、ユーザによる放送の視聴時に選局チャンネル情報記憶手段15から出力手段7に読み出され、その表示手段7Aに選局画面として表示される。
この選局画面を見たユーザが一のチャンネル選択をすると、チャンネル選択手段6が、選択されたチャンネルに応じた周波数帯域に放送受信手段5の受信周波数を合わせることによって目的とするチャンネルを選局し、当該チャンネルの放送内容を表示手段7Aに表示する。
この表示手段7Aが選局画面を表示する際にどのキャラクタ画像を表示させるかの優先度は、予め、キャラクタ優先度判定手段18によって決められている。キャラクタ優先度判定手段18は、ユーザチャンネル情報記憶手段14に記憶されているキャラクタ画像群と、地域チャンネル情報記憶手段13に記憶されているキャラクタ画像群(選局チャンネル情報記憶手段15に反映された後は、該選局チャンネル情報記憶手段15に記憶されているキャラクタ画像群)とで、それらのキャラクタ画像の優先度を決める。そして、決められた優先度に従った選局画面の作成が実行される。
なお、この優先度を決定する条件の詳細は後述する。
図3は、チャンネル割付けの処理フローを示すフローチャートである。以下、図1および図3を参照して処理フローを説明する。なお図3においては「チャンネル」を「CH」と略記している。
ステップS1で放送地域の変更が常に監視されている。放送地域が変わったと判断された(「Yes」)場合は処理がつぎのステップS2に進み、放送地域に変更がない(「No」)場合は所定の時間間隔でステップS1の判断が「Yes」になるまで繰り返される。
ステップS2において、図1に示す地域別放送局取得手段11が放送受信手段5または無線通信手段3を介して、デジタル放送付帯情報またはネットワーク101から、新しい地域チャンネル情報(地域CH情報)を取得し、該地域チャンネル情報を地域チャンネル情報記憶手段13に保存する。このとき古い情報は消去して新たな情報を保存する。なお、予め地域チャンネル情報を記憶している場合、このステップを省略しても良い。
ステップS3において、チャンネル割付け手段12が、地域チャンネル情報記憶手段13に新たに保存された地域チャンネル情報の系列情報と、ユーザチャンネル情報記憶手段14内の系列情報とを比較する。
ユーザチャンネル情報に含まれる系列情報と一致する地域チャンネル情報の受信チャンネルに関しては、ユーザチャンネル情報に基づいて該当するチャンネル番号に継承して割り当てられ、選局チャンネル情報に記憶される。また、割り当てた受信チャンネルに対応する放送局名、系列情報、キャラクタ画像、選択情報が選局チャンネル情報に記憶される(ステップS4、S5)。
一方、ユーザチャンネル情報に含まれる系列情報と一致しない地域チャンネル情報の受信チャンネルはステップS3の判断が「Yes」となり、処理フローがステップS6にスキップする。
ステップS6では、地域チャンネル情報(地域CH情報)を全て確認したかを判断し、この判断が「Yes」の場合はつぎのステップS7に進み、「No」の場合は処理フローがステップS3に戻り、地域チャンネル情報の受信チャンネルの確認が全て終了するまでステップS3〜S5を繰り返す。つまり、このステップS3〜S5を繰り返すことにより、ユーザチャンネル情報に一致している放送局を割り当てていく。
ステップS7において、図1に示すチャンネル割付け手段12が、地域チャンネル情報の全ての受信チャンネルを選局チャンネル情報記憶手段15に登録したかを確認する。この処理は、ユーザチャンネル情報に一致しない放送局が存在する場合の処理を行うためである。ユーザチャンネル情報と地域チャンネル情報の受信チャンネルが全て一致した場合は、ステップS7の判断が「Yes」となり、当該処理フロー全体が終了する。
一方、ユーザチャンネル情報に一致しない放送局がある場合はステップS7の判断が「No」となることから、処理フローがつぎのステップS8に進む。
ステップS8において、図1に示すチャンネル割付け手段12は、検索された未登録の受信チャンネルに対応するチャンネル番号(地域チャンネル情報に基づく)が、選局チャンネル情報記憶手段15において未使用であるかを調べる。
未使用の場合は、ステップS10において、チャンネル割付け手段12がその放送局に関する情報(該放送局のチャンネル番号、放送局名、キャラクタ画像および選択情報)を地域チャンネル情報記憶手段13から読み出し、選局チャンネル情報記憶手段15に記憶することにより登録する。
検索された未登録の受信チャンネル(放送局)に対応するチャンネル番号がユーザチャンネル情報の中で既に使われている場合は、ステップS8の判断が「No」となる。このため、つぎのステップS9で、選局チャンネル情報記憶手段15に記憶しているチャンネル番号にまだ空き(未登録)があるかを確認する。この確認の結果が「Yes」の場合は、ステップS11において、選局チャンネル情報記憶手段15で未設定のチャンネル番号にその放送局に関する情報を登録する。
ステップS9の判断が「No」の場合は、登録するチャンネル番号が無いので登録処理をスキップして、処理をステップS7に戻し、その後の処理を繰り返す。
なお、選局チャンネル情報記憶手段15に記憶しているチャンネル番号に空き(未登録)が無い場合は、その未登録の受信チャンネル(放送局)をどのチャンネル番号に登録させるかをユーザに選択させても良いし、強制的に所定の設定(例えば、チャンネル番号順や地域チャンネル情報の設定どおりなど)に従って登録しても良いし、全く登録せずにその旨の報知(表示や音による出力など)を行っても良い。
図4は、ユーザの移動にともなう選局チャンネル情報の推移の一例を示す説明図である。以下、選局チャンネル情報のうちの特定の受信チャンネルAに関する推移例を図1および図4を参照して説明する。
図4に示すエリアAをユーザの基準となるエリア(たとえば生活拠点のエリア)とし、ユーザはこのエリアを基準にして受信チャンネルAをあるチャンネル番号に対応させてユーザチャンネル情報記憶手段14に記憶している。ユーザがエリアAに居るときは、ユーザチャンネル情報記憶手段14に記憶されている受信チャンネルAがエリアAの地域チャンネル情報の受信チャンネルAと一致する。このため上述した図3に示すチャンネル割付け処理を行うと、図4に示すエリアAの図表1(図表の番号は、図では丸で囲む数字により表す)のように、ユーザチャンネル(CH)情報として記憶されている受信チャンネルAに対応するチャンネル番号には地域チャンネル(CH)情報の受信チャンネルAが割り当てられ、選局チャンネル情報が生成される(図表1では、この情報を「A」で表記している)。
ユーザがエリアAからエリアCに移動すると、ユーザチャンネル情報記憶手段14の情報がエリアAに対応したものであるのに対して、地域チャンネル情報記憶手段13の情報はエリアCに対応したものとなる。このため、地域チャンネル情報に含まれる受信チャンネルAと同じ系列局の受信チャンネルCが上記チャンネル番号を継承しつつ、ユーザがエリアCで選局するための選局チャンネル情報が構築される。以下、この情報を「エリアAで設定したあるチャンネル番号の系列情報を継承してエリアCで同じチャンネル番号で同じ系列の放送局を選局するためのCH情報」と称し、図表中では「A(C)」と表記する。この場合、図4に示すエリアCの図表2のように、ユーザCH情報は「A」のままであるが、地域CH情報が「A」から「C」に変更され、その結果、選局CH情報が「A」から「A(C)」に書き換えられる。
つぎにユーザがエリアCからエリアBに移動すると、先のエリアCと同様に、エリアAで設定したあるチャンネル番号の系列情報を継承してエリアBで選局するための選局CH情報「A(B)」が構築される。この場合、図4に示すエリアBの図表3のように、ユーザCH情報は「A」のままであるが、地域CH情報が「C」から「B」に変更され、その結果、同じ系列の受信チャンネルB(放送局)が設定され、選局CH情報が「A(C)」から「A(B)」に書き換えられる。
つぎにユーザがエリアBから再びエリアAに戻ってくると、地域CH情報が元々のユーザが利用していた「A」に戻ることから、結果として、図4に示す図表1の状態が再現される。
なお、図4の例では、エリアCおよびエリアBの滞在期間が短く、かつ、ユーザにより意図的なチャンネル番号の変更がなされていない等の理由により、図1に示すユーザチャンネル更新手段16による選局CH情報の複写を含む、ユーザチャンネル情報記憶手段14の記憶内容の更新は一切されない。
これに対し図5に、エリアCでユーザチャンネル情報の更新があった場合の選局チャンネル情報の推移を示す。なお、以下の図5の説明では、図4と異なる点を中心に説明する。
図5の場合、エリアAからエリアCに移動することによって、エリアAで設定したあるチャンネル番号の系列情報を継承してエリアCで選局するためのCH情報「A(C)」が構築されることは図4の場合と同様である。
エリアCにおいて、所定時間が経過する、あるいは、ユーザが意図的にチャンネル番号を変更することによって、ユーザCH情報が更新されたとする。これは、図1に示すユーザチャンネル更新手段16が選局チャンネル情報記憶手段15の記憶情報をユーザチャンネル情報記憶手段14に複写するか、ユーザチャンネル情報記憶手段14の記憶情報をユーザ操作に応じた内容に変更することによって実行される。このユーザCH情報の更新後の状態を、図5では図表3に示す。
つぎにユーザがエリアCからエリアBに移動すると、このとき既にユーザCH情報が「A(C)」に更新されていることから、この更新後のユーザCH情報「A(C)」の系列情報を継承してエリアBで選局するための選局CH情報「A(C(B))」が構築される。この場合、図5に示すエリアBの図表4のように、ユーザCH情報は「A(C)」であり、地域CH情報が「C」から「B」に変更され、その結果、受信チャンネルC(放送局)に基づく同じ系列の受信チャンネルB(放送局)が設定され、選局CH情報が「A(C)」から「A(C(B))」に書き換えられる。
つぎにユーザがエリアBから再びエリアAに戻ってくると、このとき既にユーザCH情報が「A(C)」に更新されていることから、この更新後のユーザCH情報「A(C)」の系列情報を継承してエリアAで選局するための選局CH情報「A(C(A))」が構築される。この場合、図5に示すエリアAの図表5のように、ユーザCH情報は「A(C)」であり、地域CH情報が「B」から「A」に変更され、その結果、受信チャンネルC(放送局)に基づく同じ系列の受信チャンネルA(放送局)が設定され、選局CH情報が「A(C(B))」から「A(C(A))」に書き換えられる。この選局CH情報は、元々のユーザが利用していた選局CH情報「A」とは異なる情報であるが、エリアCにおけるユーザCH情報の更新を反映したものであり、ユーザにとっては、より使いやすい選局CH情報に進化している。
つまり、図5では、エリアCで更新した受信チャンネルCが例えば複数の系列に属していて、受信チャンネルAの系列局を含むが、代表の系列が受信チャンネルAと異なる場合には、この時点からこのチャンネル番号は、受信チャンネルCの代表の系列局(放送局)が継承されていくことになる。
なお、上記例ではある1つのチャンネル番号を例にして説明しているが、勿論複数のチャンネル番号に対して同様に適用する。
図4および図5において、各エリアにおけるユーザの滞在時間は図1の制御手段内の計時手段などで監視されている。ただし、ユーザCH情報を更新するか否かを決める滞在時間の長短の判断基準は任意である。一例を挙げると、たとえば短期旅行モードなら長く設定し、数ヶ月を超える長期滞在モードであれば短く設定してユーザチャンネル更新(複写)を行うようにする。また、滞在時間の長短にかかわらずユーザによる意図的なチャンネル割り当てがあった場合にユーザチャンネル更新を行う。いずれにしても図4の例では、ユーザCH情報の更新は行われないが、図5の例ではエリアCにおいてユーザCH情報の更新が行われる。
図4が想定しているのは、たとえば、ユーザが生活拠点Aから娯楽、出張、短期間の旅行などの目的で異なる放送エリアをまたがって移動する場合に、単なる通過または短期滞在するエリアC,Bでは、そのエリアの放送を視聴することができるが、これらは一時的な通過または滞在エリアであるため、ユーザCH情報の変更をする必要がない場合である。
これに対し図5が想定しているのは、エリアAが生活拠点であるが、エリアCも第2の生活拠点とする場合、エリアCは生活拠点ではないがテレビの使用実態としては主となる可能性がある場合であり、これらの場合、前のエリアで使用してきたユーザチャンネル情報を継承しつつ、新しいユーザチャンネル情報を構築することが容易になる。
以上より、本実施の形態では、生活拠点など基準とすべきエリアAからユーザが移動して再びエリアAに戻る場合に、ユーザがカスタマイズしたチャンネル構成に基づいた割付けで各エリアにおいて選局することが可能となるとともに、エリアAに戻った際にもチャンネル構成をユーザが元々設定していたカスタマイズ状態に直す必要がない。
なお、エリアAおよびCのそれぞれにおいて、実際に放送されていない局の情報は、前述したように選択情報が自動で「不許可」となりスクロール選局ができないようになっていることから、ユーザの利便性を損なうものではない。
つぎに図6において、選局画面の一例を示す。
選局画面には、左から選局チャンネル情報として割り当てたチャンネル番号、現在の地域(当地)の放送局を表すキャラクタ(画像)、当地の放送局名、前に存在した地域(前地)の放送局を表すキャラクタ(画像)、系列の放送局(キー局)を表すキャラクタ(画像)が表示されている。本例では、前地の放送局を表すキャラクタ(画像)は最大2個まで表示可能であるが、その個数は1個または3個以上でもよい。太い枠線(選局バー)は現在選択しているチャンネルを示している。また、網掛け部分のチャンネルは、スクロール選局時にスキップするチャンネルを示している(スキップ認識)。
前述した図4および図5はエリアAを拠点としたが、図6に示す選局画面は、エリアBを拠点としてエリアA、エリアCの順で移動したときにエリアCで表示される選局画面を示す。
この場合、エリアB,Aで定期的に見ていた番組などをエリアCで探す場合に、同一系列に属する限り同じユーザチャンネル番号が継続されている。つまり、図6では、チャンネル番号「1」および「7」〜「13」が、系列情報が引き継がれたチャンネルに対応し、その他のチャンネル番号が、全国放送または地方独自の放送を行う独立局のチャンネルに対応する。
チャンネル番号「1」に対し、当地での放送局を表すキャラクタ「c1」、放送局名「C1放送局」が割当てられており、その右に、前地での放送局を表すキャラクタとして「b1」「a1」、続いて系列の放送局(キー局)を表すキャラクタ「z1」が表示されている。
ユーザは、放送局「C1」を知らなくても、それまでに使い慣れたチャンネル番号「1」、放送局を表すキャラクタ「b1」「a1」、あるいは、エリアが変わっても継続的に表示される系列放送局(キー局)のキャラクタ「z1」を見ることにより、おおよその放送番組を想像することが可能となる。
また、チャンネル番号「13」に対応して、当地の放送局を表すキャラクタ「c6」、放送局名「C6放送局」、系列の放送局のキャラクタ「z6」が表示されているが、前地の放送局のキャラクタが表示されていない。これは、当該チャンネルが初めて放送局に割り当てられたものであり、この場合、チャンネル番号「13」は系列の放送局を表すキャラクタ「z6」が表示されていることから、これらを手がかりに適切なチャンネル選局が可能である。
一方、チャンネル番号「3」に対応して、当地の放送局を表すキャラクタ「n1」、放送局名「N1放送局」のみが表示されていることから、それ自身が元となる放送局(キー局)であることが分かる。
以上のように、本実施の形態における選局画面では、選局するチャンネルに対して、当地の放送局を表すキャラクタ、系列放送局を表すキャラクタが表示できる。このためユーザは、旅行などで別のエリアに行った場合にチャンネル番号を忘れていても、キャラクタを観ることにより日頃利用しているどのチャンネルであるか(どの系列の放送局(キー局)に属している放送局か)を知ることが可能となる。さらに、最近まで視聴していた前地の放送局を表すキャラクタが表示されるので、系列の放送局(キー局)のキャラクタを忘れた場合でも、ユーザが判断する情報が増えるためチャンネル選局が容易になる。また、前地のキャラクタが複数個表示されることから、各地を移動して視聴してきた場合でも、ユーザが適切に判断することが出来る。
また、キャラクタ(記号、アイコン、画像など)であるので、文字列で多く表示するよりも携帯電話機などの小さいディスプレィの場合にはスペースを取らずに表示することが可能となる。なお、系列となる放送局が複数存在する場合、複数のキャラクタが表示されるようにしてもよい。
つぎに、『定着』の判定方法、選局画面におけるキャラクタ表示の優先度を決める条件について説明する。
図7および図8は、選局画面におけるキャラクタ表示の優先度を決める条件例を示す図表である。また、図9に、『定着』の判定方法の一例を示す。
以下、先に『定着』およびその判定について説明した後、図7および図8の説明に移る。
後述するように図8において『定着』の概念が用いられている。これは、たとえば前地の放送局を表すキャラクタ群で、どのキャラクタを先に(優先的に)表示させるかを決めるときの指標となる。
『定着』に関し、たとえば「ユーザチャンネル情報の当地放送局としての継続時間、すなわち、あるチャンネルの情報がユーザチャンネル情報記憶手段14(図1参照)に記憶されている時間(「現時間」−「開始時間」)が一定時間以上に達した」場合に、当該チャネルの選択が『定着』したと判断することができる。
また、『定着』の他の判定方法としては、図9に示す方法が採用できる。
図9の横軸は経過時間、縦軸は選局操作回数を示す。図9における斜線のエリア(B)は、『定着』した判断されるエリアである。
経過時間が経過しても、選局操作回数が少なすぎると、ユーザは使い慣れていないと判断する。一方、選局操作回数が多い場合は、比較的経過時間が短くても『定着』したと判断する。
時間が経過していても、選局操作として利用していない場合には、他の放送エリアに移動してユーザチャンネル情報として更新したとしても、先の当地放送局(先地放送局)の情報に馴染みがある(覚えている)とは言えない。むしろ、新しい情報を早く馴染ませた方がユーザにとっての使い勝手は良い。
他方、短い経過時間であっても、選局操作を高い頻度で行う場合には、ユーザに馴染みがある(覚えている)と判断し、新しい情報を類推するための情報として利用する方(前地の放送局として見せる)が、ユーザにとっての使い勝手は良い。
なお、この図9の方法を実際のシステムに適用する場合は、たとえば、経過時間と選局操作回数を2つのパラメータとする馴染み度を規定し、その閾値を決めて、閾値を越えた場合に『定着』したと判断することができる。
つぎに、図7および図8について説明する。
図7および図8には、ユーザチャンネル(CH)情報に対する5つの条件と、選局画面における表示内容および位置とを示す。ここで表示位置は、図6に記載しているように、チャンネル番号ごとに「左端」「先頭」「2番目」「右端」と4つに区分する。このうち「先頭」「2番目」の位置が優先度に応じて表示するキャラクタの種類が変更される位置である。また、「先頭」が「2番目」より優先度が高い放送局のキャラクタを表示する位置である。
「左端」には、選局チャンネル情報に記憶されている当地の放送局を表すキャラクタと該放送局名を常に表示する。
また、「右端」には、系列の放送局(キー局)を表すキャラクタを常に表示する。本例では系列の放送局が1つの場合と複数の場合があるが、1つの場合は該系列放送局を、2つの場合は優先度が最も高い系列放送局の優先度を便宜上「最優先」とし、図7および図8に示すように、最優先の系列放送局を表すキャラクタ(図では「最優先(系列)」と表記)を常に「右端」に表示する。
「条件1」は、ユーザCH情報と地域CH情報で当地の放送局が「同じ」または「異なる」を規定する。
「条件2」は、ユーザCH情報で系列放送局が「1つ」または「2つ以上」を規定する。
「条件3」は、ユーザCH情報で前地放送局が「2つ以上」、「1つ」、あるいは、「なし」を規定する。
「条件4」は、ユーザCH情報で当地放送局を選局することがユーザに定常的になっているか否かの状態を、『定着』を基に判断し、『定着』の場合と、そうでない場合(≠『定着』)とを規定する。
「条件5」は、地域CH情報の放送局が「キー局」であるか否かを規定する。
以下、「先頭」「2番目」の位置におけるキャラクタ配列例を説明する。
「条件1」が「同じ」となる場合、選局画面の「先頭」と「2番目」の位置に当地の放送局のキャラクタを表示しないで、それらの位置には前地または系列の放送局のキャラクタを表示する。
「条件1」が「同じ」となり、かつ、「条件2」に基づいて優先度に従って左より並べた上で右詰とする。
「条件1」が「異なる」となる場合、前地と当地の放送局を表す2つのキャラクタの優先度が、『定着』であるか否かで異なる。つまり、『定着』である場合はユーザが当地放送局の番組を良く観るようになったと推定して、当地放送局キャラクタを前地放送局キャラクタより優先して表示する。
具体的には、「条件1」が「異なる」となり、「条件2」を考慮して、「条件4」が『定着』の場合と『定着』でない場合とにより表示制御する。
また、「条件5」として地域チャンネルの放送局が「キー局」であるか否かも考慮される。
このキャラクタ配置方法では、ユーザチャンネル情報の前地放送局の優先度を、『定着』状態と『新しさ』によって判断している。まず『定着』状態で観て、『定着』になっているものを優先する。次いで、『新しさ』を観て、新しいものを優先する。つまり、ユーザチャンネル情報の、たとえば開始時間が最も新しい前地放送局を「最優先」とし、つぎに新しい前地放送局を「次優先」とし、以後、同様に、この『新しさ』を、優先度を決める基準とする。
また、本例のキャラクタ配置方法では、ユーザチャンネル情報の前地放送局と当地放送局の優先度においても上記と同様に、『定着』、『新しさ』の順で判断する。ただし、当地放送局の優先度は、3番目以降にはしない(3番目以降の場合は、2番目にする)ことが望ましい。これにより、ユーザチャンネル情報を更新したばかり(当地放送局が『定着』になっていない状態)で、旅行などで異なる放送エリアに行った場合、当地放送局が前地放送局より優先度が低く表示されてしまうことを防ぎ、ユーザが当地放送局に慣れる時間を多くする。
前地放送局または当地放送局のうち優先度が最も高い放送局を少なくとも1局は表示することが望ましい。
図10および図11は、ユーザの移動に伴ってユーザ、地域、選局の各チャンネル情報がどのように推移するかを具体的に示す図である。
各エリアにおいて、左から順に、ユーザチャンネル情報記憶手段14(図1参照)の記憶内容、地域チャンネル情報記憶手段13の記憶内容、選局チャンネル情報記憶手段15の記憶内容を示している。各記憶内容は上段から順に、チャンネル番号、(当地)放送局名、(当地)キャラクタ、時間情報、系列情報(系列の放送局名を含む)、系列キャラクタ、前(地)放送局名、前(地)キャラクタ、前(地)時間情報を示している。
また、エリアごとに記憶内容の横に選局画面を示す。
本実施の形態では、全国放送や地方独自放送などの独立系放送局は、(当地)放送局名と系列情報が一致し、(当地)キャラクタと系列キャラクタが一致することから、選局チャンネル情報の系列情報と系列キャラクタの領域に情報としては書き込まれるが表示されない。このため図10において、これに該当する選局チャンネル情報の箇所は空欄とし、このような独立系放送局の系列キャラクタの表示がなされていない。
図10は、ユーザが拠点であるエリアBに居る状態1(状態の番号は、図において丸で囲む数により表記する)と、エリアBからエリアAに移動した状態2と、そこでユーザチャンネル情報の更新を行った状態3とを示す。
図11は、その後、エリアAからエリアCに移動した状態4と、一旦拠点であるエリアAに戻り、5年後に再びエリアCに戻った状態5とを示す。
以下、この状態1〜5を順次説明する。
<状態1>
エリアBにおいて、ユーザチャンネル情報は地域チャンネル情報と同じとする。このため、選局チャンネル情報は、ユーザチャンネル情報と同じになる。ただし、時間情報はユーザチャンネル情報のみで保持され、選局チャンネル情報では、上述したように重複した情報は表示を省いている。
選局画面におけるキャラクタは、「左端」に当地キャラクタが表示され、「右端」に、その系列キャラクタが表示される。
<状態2>
エリアAにおいて、地域チャンネル情報のうち、チャンネル番号「4」「6」「8」「10」「12」の系列情報「N1」「Z1」「N2」「Z2」「Z3」は、ユーザチャンネル情報のチャンネル番号「3」「1」「5」「7」「12」に対応する各系列情報と同じである。このため、以下の5つの処理ステップで選局チャンネル情報が構築される。
・処理ステップ1:ユーザチャンネル番号(ユーザチャンネル情報におけるチャンネル番号)「1」「3」「5」「7」「12」は、選局チャンネル情報のチャンネル番号として継承される。
・処理ステップ2:継承されたユーザチャンネル番号「1」「3」「5」「7」「12」のそれぞれ対応する選局チャンネル情報の箇所に、ユーザチャンネル情報の系列情報「Z1」(「N1」「N2」)「Z2」「Z3」、系列キャラクタ「z1」(「n1」「n2」)「z2」「z3」が継承される。
・処理ステップ3:ユーザチャンネル番号「1」「3」「5」「7」「12」と系列情報が同じ地域チャンネル情報の放送局名「A1」「N1」「N2」「A2」「A3」、キャラクタ画像「a1」「n1」「n2」「a2」「a3」が、継承されたユーザチャンネル番号「1」「3」「5」「7」「12」にそれぞれ対応する選局チャンネル情報の箇所に複写される。
本例では存在しないが、地域チャンネル情報のうち、選局チャンネルとして割り当てられていないものは、そのまま選択チャンネル情報として登録する(処理ステップ4)。また、地域チャンネル番号が選局チャンネルとして既に割り当てられているものがある場合、その地域チャンネル番号に関する情報は、未使用の選局チャンネル番号に割り当てる(処理ステップ5)。
以上の処理ステップ1〜3(4,5)を経て、「エリアBを優先してエリアAで選局するための情報B(A)」が選局チャンネル情報として構築される。
この情報を表示せた場合、選局画面において、「左端」に当地キャラクタが表示され、「右端」に、その系列キャラクタが表示され、さらに「2番目」に前地キャラクタ「b1」「b2」「b4」が表示されている。
<状態3>
本例では、エリアAにおいてユーザチャンネル情報が更新される。この場合のユーザチャンネル情報の更新は、チャンネル番号の変更ではなく、所定の時間が経過したことによるものとする。
すると、先に構築した選局チャンネル情報B(A)をユーザチャンネル情報に複写する。本例の場合、このときユーザチャンネル情報記憶に元から存在していた放送局名「B3」に関する情報は残されているが、これらを消去してもよい。また、残しておいても古い情報であり、選局画面では非選択(スクロール選択の不許可)となることから、図10の選局チャンネル情報や選局画面では省略している。
更新したユーザチャンネル情報に基づいて、選局チャンネル情報を再構築する。その結果、情報B(A)が、ユーザチャンネル情報記憶手段14と選局チャンネル情報記憶手段15の双方に設定される。情報B(A)は、最初のエリアBの系列情報とユーザチャンネル番号を継承し、それらと関連付けて放送局名を変更し、かつ、前地であるエリアBのキャラクタ「b1」「b2」「b4」を蓄積したものである。
<状態4>
図11に示すように、エリアCにおいて、地域チャンネル情報のチャンネル番号「1」「3」「4」「6」「8」「10」の系列情報「N1」「N2」「Z1」「Z2」「Z3」「Z4」は、ユーザチャンネルのチャンネル番号「3」「5」「1」「7」「12」「10」の系列情報と同じである。このため、上述した状態2と同様な処理ステップ1で、これらのチャンネル番号を、選局チャンネル番号として継承し、当地(エリアC)の放送局名および当地キャラクタ以外の情報をユーザチャンネル情報から複写する(処理ステップ2)。当地の放送局名および当地キャラクタは、地域チャンネル情報から複写する(処理ステップ3)。
残りの地域チャンネル情報のチャンネル番号において、チャンネル番号「13」は、状態3の選局チャンネル情報B(A)において割り当てられていないので、このチャンネル番号(「13」)を選局チャンネル番号として用い、該当する地域チャンネル情報を、そのまま選局チャンネル情報として複写(登録)する(処理ステップ4)。
一方、地域チャンネル情報のチャンネル番号「12」は、状態3の選局チャンネル情報B(A)において、すでに他の放送局に割り当てられているので、まだ使用されていないチャンネル番号「2」に割り当て、該当する情報を地域チャンネル情報から複写する(処理ステップ5)。
以上の処理ステップ1〜5を経て、「情報B(A)を優先してエリアCで選局するための情報B(A(C))」が選局チャンネル情報として構築される。
この情報を表示せた場合、選局画面において、拠点であるエリアBの前地キャラクタ「b1」「b2」「b4」が「先頭」に表示され、さらに「2番目」にエリアAの前地キャラクタ「a1」「a2」「a3」「a4」が表示されている。
<状態5>
ユーザがエリアAに一旦移動し、5年後に再度エリアCに移動した場合に、この間にユーザチャンネル情報の更新がされなかったとする。
上記状態4の手順と同様にして、選局チャンネルの情報が構築される。
しかしながら、状態4と状態5では選局画面の表示に差異が出てくる。5年前のエリアCでの選局画面(状態4)では、エリアBの前地キャラクタがエリアAの前地キャラクタより優先的に表示されている。これに対して、状態5におけるエリアCでの選局画面では、エリアAの前地キャラクタがエリアBの前地キャラクタより優先的に表示されている。これは、5年前には拠点であるエリアBの放送局が『定着』し、エリアAの放送局が『定着』していなかった場合でも、5年の間にユーザチャンネル情報の更新がされなかったため、エリアAおよびBの前地キャラクタはともにユーザチャンネル情報記憶手段に保存され、エリアAの放送局も『定着』したことによる。この場合、エリアAの放送局が『新しさ』でエリアBの放送局に優先度で勝り、その結果、選局画面の優先順位が逆転している。
図12および図13に、チャンネル情報の推移についての他の具体例を示す。
図12は、拠点であるエリアBで10年経過した状態1と、エリアBからエリアAに移動し、ユーザチャンネル情報を更新し、さらに5年が経過した状態2と、エリアAからエリアCに移動し、ユーザチャンネル情報を更新し、さらに7年が経過した状態3とを示す。
図13は、その後、エリアCからエリアDに移動し、ユーザチャンネル情報を更新し、さらに4年が経過した状態4と、エリアDからエリアBに移動した状態5とを示す。
以下、状態1〜5を順次説明するが、選局チャンネル情報の構築、選局画面の表示およびユーザチャンネルの更新自体は、上述した方法と同様に行うことができる。ここでは時間情報の推移と、それによる優先度の判定を主に説明する。
<状態1>
状態1は、エリアBにてユーザチャンネル情報を更新してから10年が経過した後である。この場合、ユーザチャンネル情報の当地での時間情報が「10」となる。選局画面は、図10の場合と差異がない。
<状態2>
状態2は、エリアAに移動し、ユーザチャンネル情報を更新してから5年が経過した後である。この場合、ユーザチャンネル情報に、エリアBでの放送局が前地放送局として登録され、選局画面にも前地放送局として表示される。
<状態3>
状態3は、エリアCに移動し、ユーザチャンネル情報を更新してから7年が経過した後である。この場合、ユーザチャンネル情報において、エリアAでの放送局が前地放送局に移行され、選局画面上に優先度が高い前地放送局としてエリアAの放送局が加わる。
<状態4>
状態4は、エリアDに移動し、ユーザチャンネル情報を更新してから4年が経過した後である。この場合、ユーザチャンネル情報において、エリアCでの放送局が前地放送局に移行されている。
ここで、ユーザチャンネル情報の前地放送局の保持数を1つのチャンネルにつき2つまでとすると、前地放送局が3つになり保持する記憶エリアがない。このため、前地放送局のうち、優先度の最も低い情報を削除する。この際、優先度の判定は『定着』と『時間情報(新しさ)』に依存するものとする。ここでは、『定着』の閾値を4年以降とすると、前地放送局すべて『定着』となっていることになる。次いで『新しさ』で判断すると、チャンネル番号「1」では放送局「B1」、チャンネル番号「7」では放送局「B2」、チャンネル番号「12」では放送局「B4」が最も古い。このため、前地放送局「B1」「B2」「B4」に関する情報を削除する。その結果、選局画面には、最優先の前地放送局としてエリアCの放送局が表示され、次優先の前地放送局としてエリアA(一部エリアB)が表示される。
<状態5>
状態5は、エリアBに移動した後の状況である。この場合、選局画面には、最優先の前地放送局としてエリアDの放送局が表示され、次優先の前地放送局としてエリアCが表示される。
状態4と状態5の選局画面を比べると、先に削除した前記放送局「B1」「B2」「B4」に関わるチャンネル番号「1」「7」「12」に関して、状態4の段階で前地放送局を表示可能な位置は全て使用している。このため、優先度の最も低かった「B1」「B2」「B4」を継続的に保持していても表示に不都合がないことが分かる。
このように優先度に応じて不要となった前地放送局の情報を削除すると、不要な情報によるメモリ領域の圧迫を回避することが可能となる。
以下、本実施の形態における利点を述べる。
本実施の形態によれば、図1に示す3つの情報記憶手段、すなわち地域チャンネル情報記憶手段13、ユーザチャンネル情報記憶手段14および選局チャンネル情報記憶手段15に、それぞれ地域チャンネル情報、ユーザチャンネル情報、選局チャンネル情報を記憶している。このため、選局チャンネル情報を設定(生成)する場合に、地域チャンネル情報やユーザチャンネル情報が消されることがない。また、新たに生成した選局チャンネル情報を、以後のユーザチャンネル情報として複写することが容易である。
これに対し、地域チャンネル情報、ユーザチャンネル情報、選局チャンネル情報の記憶手段(記録エリア)を共用すると、とくに生活拠点を持ったユーザが頻繁に移動する場合に、以下の不都合が発生する可能性が高い。
第1に、移動ごとにメモリのデータを書き換えると、移動中に系列放送局がない地域を通過した場合、元々の設定した地域のチャンネルが空き領域となり、移動先から拠点に戻った場合に、この空き領域に新しいチャンネルが設定されていることがある。この場合、ユーザは、チャンネル設定を元に戻す操作を強いられる。
第2に、移動先の地域によっては、1つの系列放送局に複数の系列番組を放送しているために、利用者が意図した番組が系列の異なる放送局で放送される場合がある。
第3に、1つの系列放送局に複数の系列番組を放送している地域から、系列ごとに番組を放送している地域に移動した場合、それぞれの系列が、メモリ位置に設定されていないために、拠点のメモリ位置を復元できない場合がある。
第4に、移動中に1つの地域に同一系列の放送局が複数存在した場合、最後に設定した放送局が登録されるために、処理中に発生した他の系列放送局を選択できない場合がある。
上記不都合の発生を防止するために共用メモリ領域の規模を大きくすると、不要なメモリ空間を消費することになる。
本実施の形態では、地域チャンネル情報、ユーザチャンネル情報、選局チャンネル情報を記憶に必要なメモリ領域の規模が最適化できることから、全体としてのメモリ領域の規模を必要最小限としながら、上記不都合の発生を有効に防止できる利点が得られる。
本実施の形態によれば、ユーザが旅行などで短期的に異なる放送エリアに移動した場合にも、ユーザに負担をかけることなく、使いなれたチャンネル構成を継承した形で選局チャンネル情報を構築するため、ユーザは容易に目的とするチャンネル選局を行うことが可能となる。また、複数の箇所を頻繁に行き来する場合、引越しなどで移り住む場合にも同様に、ユーザに負担をかけることなく、使い慣れたチャンネル構成を継承した形でチャンネルを構築することが可能となる。
また、本実施の形態では、キャラクタ表示に関し、以下の利点がある。
系列の放送局のキャラクタを取得し、当地の放送局とともに、最初から提示することが可能である。このため、ユーザは、放送エリアが変わっても系列を知ることが容易となり、ひいては(ユーザは)日頃見ている放送局に関連する当地の放送局を判断することが可能となる。
また、前地放送局を示すキャラクタ、および当域放送局のキャラクタを用いることにより、表示画面の面積が小さい携帯端末であっても必要な情報を表示することが可能となる。また、キャラクタを蓄積し必要な数だけ表示されるようにすると、元々使っていたチャンネル番号や系列のキャラクタ画像を忘れた場合でも、記憶に新しい前回選択した前地キャラクタを手がかりに所望のチャンネルを選択することができる。これに加えて、スクロール選択の「許可」「不許可」が自動で、あるいは、ユーザ操作により切り替えることができることから、複数の地域の情報が反映された選局画面においてもユーザの選局の容易性を損なうことがない。
ユーザにとって適した放送局の優先度を判定し、これを基に前地キャラクタの表示位置を変えることから、優先度が高い位置から低い位置に前地キャラクタを見ることにより、移動の履歴をおおよそ判断できる。また、優先度を判定する際に、その基礎データとして『定着』と『新しさ』から馴染み度を判断し、これを優先度として、前地放送局の表示順位を決定する。
時間情報(新しさ)のみではユーザが選局した放送局の履歴を判断することが困難な場合がある。
本実施の形態では、時間情報に加え、選局操作の頻度を加味して馴染み度を生成することから、時間情報(ユーザチャンネル情報として記憶されていた経過時間)が短い場合でも、選局操作の頻度が高ければ馴染み度(優先度)が上昇する。このため、とくにではユーザにとって、将来長く滞在予定のエリアに移ってきたばかりの時期でも、選局操作が頻繁に行われている限り、速やかに選局画面に、当地の放送局に関する情報を反映させることが可能となる。
また、同様に馴染み度から優先度の低い前地放送局の削除を行うため、ユーザチャンネルの更新に伴うメモリの圧迫することなく、意味のある情報(前地放送局に関する情報)をユーザに提供することが可能となる。
本実施の形態にかかる携帯電話のブロック図である。 3つの記憶手段に記憶される情報の構成例を示す図表である。 チャンネル割付けのフローチャートである。 ユーザの移動にともなる記憶情報の推移を示す図である。 ユーザチャンネル情報の更新があった場合の記憶情報の推移を示す図である。 選局画面の一例を示す図である。 キャラクタ表示の優先度を決める条件例を示す図表である。 キャラクタ表示の優先度を決める他の条件例を示す図表である。 『定着』の判定方法の一例を示すグラフである。 第1の具体例の前半において記憶情報と選局画面を示す図である。 第1の具体例の後半において記憶情報と選局画面を示す図である。 第2の具体例の前半において記憶情報と選局画面を示す図である。 第2の具体例の後半において記憶情報と選局画面を示す図である。
符号の説明
1…携帯電話、2,4…アンテナ、3…無線通信手段、5…放送受信手段、6…チャンネル選局手段、7…出力手段、7A…表示手段、7B…駆動手段、8A…スクロール選局入力手段、8B…ダイレクト選局入力手段、11…地域別放送局取得手段、12…チャンネル割付け手段、13…地域チャンネル情報記憶手段、14…ユーザチャンネル情報記憶手段、15…選局チャンネル情報記憶手段、16…ユーザチャンネル更新手段、18…キャラクタ優先度判定手段

Claims (6)

  1. 放送局を表す画像を記憶する記憶手段と、
    放送地域が変更される場合に、地域変更前の放送局の系列情報と地域変更後の放送局の系列情報に基づいて、該系列が同じ放送局のチャンネル番号を継承して設定する設定手段と、
    該設定手段により継承して設定された放送局のチャンネル番号を表示する際、前記記憶手段に記憶している継承前の放送局を表す画像を表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする放送受信装置。
  2. 前記表示手段は、前記記憶手段に記憶している継承後の放送局を表す画像を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
  3. 前記記憶手段は、放送局に関連するキー局を表す画像を記憶し、
    前記表示手段は、前記記憶手段に記憶している放送局に関連するキー局を表す画像を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
  4. 放送局を表す画像を記憶し、放送地域が変更される場合に、地域変更前の放送局の系列情報と地域変更後の放送局の系列情報に基づいて、該系列が同じ放送局のチャンネル番号を継承して設定し、該継承して設定された放送局のチャンネル番号を表示する際、前記記憶している継承前の放送局を表す画像を表示する
    ことを特徴とする放送受信表示方法。
  5. 前記記憶している継承後の放送局を表す画像を表示する
    ことを特徴とする請求項記載の放送受信表示方法。
  6. 放送局に関連するキー局を表す画像を記憶し、該記憶している放送局に関連するキー局を表す画像を表示する
    ことを特徴とする請求項記載の放送受信表示方法。
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