JP5084633B2 - 列車情報管理システムおよび列車情報管理装置のソフトウェア更新方法 - Google Patents

列車情報管理システムおよび列車情報管理装置のソフトウェア更新方法 Download PDF

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Description

本発明は、列車に搭載された装備やサービス機器に関する情報(以下「列車情報」という)を管理する列車情報管理システムおよび列車情報管理システムの列車側の装置である列車情報管理装置に格納されるソフトウェアの更新方法に関する。
近年、運行される列車、特に近郊列車や特急列車においては、より快適な運行、効率的で安全な運行を目的とし、また、万が一の事故、障害時の迅速な復旧を目的とし、列車情報管理装置が搭載されている。この列車情報管理装置は、各車両に搭載された機器、例えば、ドア、エアコン、ブレーキ、モータ、ATO(自動列車運転装置)、SIV(補助電源としての静止型インバータ)、自動放送装置などから収集された列車情報を用いて車両の運行を管理し、さらには制御することが一般的に行われている。
上述した列車情報管理装置による機能は、ソフトウェアによって実現される。したがって、列車情報管理装置および車両に搭載された装備やサービス機器の機能の拡張や変更は、ソフトウェアを更新することによって実施する。
ところで、従来、列車の故障状態やその情報を遠隔監視する方法として、下記特許文献1などに示されたものがある。この特許文献1では、列車走行中に車両の状態を地上へ伝送し、リアルタイムに故障現象を把握して運転台に対応策を指示することで、復旧時間の短縮を図るものである。しかし、鉄道車両(以下単に「車両」という)には、同一系列であってもその製作や発注の時期により細かい差異があり、これらの細かい差異を全てソフトウェアのバージョンで管理することは困難である。したがって、車両毎の細かい差異を吸収できるソフトウェアを、車両基地単位あるいは線区単位などのある程度まとまった単位で開発し、同一ソフトウェアを搭載した上で、各々の単位毎にバージョンアップすることが一般的に行われている。
特開平5−56506号公報
列車情報管理装置のソフトウェアは原則として車両毎または編成毎に搭載されるため、ソフトウェアの改修作業は車両側にて実施する必要がある。すなわち、ソフトウェアのバージョンを更新する場合は、例えば更新ソフトウェアの書き込まれたROMを交換するか、あるいは更新ソフトウェアの書き込まれたICカードやパソコンから直接各車両の列車情報管理装置のソフトウェアを書き換えるなどして、あらかじめ何日もかけて、ソフトウェアの更新の対象となる編成の全車両に改修作業を行い、所定の期日を持って一斉に切り替える必要がある。しかも、これらの作業は、営業運転の合間に行う必要があり、その計画には大変な労苦がある。また、ソフトウェアの更新の対象となった全ての編成に、更新されたソフトウェアが正しく組み込まれていることを確認することも容易ではない。
また、車両基地単位あるいは線区単位で同一ソフトウェアとする場合、車両毎の細かい差異が1つのソフトウェアに組み込まれるため、ソフトウェアが肥大化し、ソフトウェアの開発や修正にかかる工数や、それに伴うソフトウェアの試験の工数が増大する。また、ソフトウェアの一部に修正を加えた場合でも、そのソフトウェア全体での試験が必要となり、その都度ソフトウェアの試験を行うための環境を整備することも困難となりつつある。
このように、従来の列車情報管理装置では、ソフトウェアの開発や修正およびそれに伴うソフトウェアの試験環境の整備にかかる負担や、車両毎のソフトウェアの更新作業に要する工程や日程に対する負担は大きく、ソフトウェアのバージョン管理も容易ではない、という問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、列車情報管理装置のソフトウェアの更新にかかる負担を軽減するとともに、これらを確実かつ迅速に行うことができ、確実に管理することが可能な列車情報管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる列車情報管理システムは、列車に搭載され、該列車に搭載される装備やサービス機器の管理および制御を行う列車情報管理装置を有する車上システムと、前記列車情報管理装置で使用されるソフトウェアを格納したソフトウェアサーバを有する地上システムと、を備える列車情報管理システムにおいて、前記ソフトウェアは、用途別に作成された複数の機能ソフトウェアで構成され、前記列車情報管理装置は、前記列車の電源起動時に、列車編成や列車を構成する車両の個体を識別するための列車固有情報を含むダウンロード要求を前記地上ソフトウェアサーバに出力し、前記地上ソフトウェアサーバは、前記ダウンロード要求に含まれる列車固有情報に基づき、前記機能ソフトウェアを選択して当該ダウンロード要求を行った列車に固有のソフトウェアを構築し、該構築したソフトウェアを前記列車情報管理装置に出力することを特徴とする。
本発明の列車情報管理システムによれば、車両に搭載される列車情報管理装置のソフトウェアをあらかじめ地上システムのソフトウェアサーバにインストールしておき、列車情報管理装置が起動したタイミングで、ソフトウェアがダウンロードされるので、確実にソフトウェアの更新を実施でき、ソフトウェア更新に要する時間、工数の負担を大幅に低減できる、という効果を奏する。
以下に本発明にかかる列車情報管理システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる列車情報管理システムの一例を示す構成図である。また、図2は、本実施の形態1にかかる列車情報管理システムの動作を説明するためのブロック図である。
図1において、列車情報管理システム1は、鉄道車両2に搭載される車上システム3および地上システム4を備えている。
鉄道車両2に搭載される車上システム3は、列車情報管理装置31と、表示器32と、車両情報送受信装置33と、車上アンテナ34とを備えている。列車情報管理装置31は、ソフトウェアによって車両に搭載される装備やサービス機器の管理および制御を行う。表示器32は、列車情報管理装置31で扱う情報を表示する。車両情報送受信装置33および車上アンテナ34は、地上システム4との間で、例えば無線による通信を行う送受信手段である。
また、地上システム4は、ソフトウェアサーバ41と、監視端末42と、地上情報送受信装置43と、地上アンテナ44とを備えている。ソフトウェアサーバ41は、列車情報管理装置31で使用するソフトウェアが蓄積されている。監視端末42は、ソフトウェアサーバ41におけるソフトウェアの更新を管理する。地上情報送受信装置43および地上アンテナ44は、車上システム3との間で、例えば無線による通信を行う送受信手段である。ソフトウェアサーバ41、監視端末42および地上情報送受信装置43は、通信回線であるネットワーク伝送路5により相互接続されている。なお、車上システム3と地上システム4との間の送受信を実現する伝送方式は、地上波、衛星波、あるいは有線などの各種手段を用いることが可能である。
つぎに、本実施の形態1にかかる列車情報管理システムの動作の流れを、図2を用いて詳細に説明する。なお、図2においては、車上システム3の表示器32、車両情報送受信装置33および車上アンテナ34、地上システム4の地上情報送受信装置43および地上アンテナ44、ならびに地上システム側のネットワーク伝送路5は図示せず、動作の流れを簡略化して記載している。
車上システム側の列車情報管理装置31は、ダウンロード要求を生成するダウンロード要求生成部311と、ダウンロードしたソフトウェアの整合性を確認するソフトウェア整合性確認部312と、ダウンロードしたソフトウェアを格納するソフトウェア格納部313とを備えている。
地上システム側のソフトウェアサーバ41は、ソフトウェアを蓄積しておくソフトウェア蓄積部411と、ソフトウェアの構成が書き込まれるソフトウェアテーブル412と、ソフトウェアのバージョン毎に適用される車両編成を設定しておくソフトウェア対応編成設定部413と、車両および車両が接続されている列車を特定する車両/列車識別部414と、必要なソフトウェアを判断する必要ソフトウェア判断部415と、ソフトウェアを構築するソフトウェア構築部416とを備えている。また、監視端末42は、例えば手動入力によってソフトウェアのバージョン毎に適用される車両編成を指定する制御部421を備えている。
まず、地上システム側におけるソフトウェアの準備段階について説明する。地上システム側において、ソフトウェアサーバ41にソフトウェアがインストールされ、ソフトウェア蓄積部411にバージョン毎に蓄積されるとともに、当該ソフトウェアのバージョンおよび構成がソフトウェアテーブル412に書き込まれる。なお、ソフトウェアサーバ41にインストールされるソフトウェアは、目的に応じて用途別に作成された複数の機能ソフトウェアで構成されることが好ましい。また、機能ソフトウェアは、例えば車両および列車に搭載される装備やサービス機器に対応して作成されることが好ましい。
監視端末42では、ソフトウェアのバージョン毎に適用される車両構成が手動入力される。手動入力された車両編成は、制御部421を介し、ソフトウェアサーバ41のソフトウェア対応編成設定部413に送られる。なお、ソフトウェアのバージョン毎に適用される車両編成の指定は、ソフトウェア自体に書き込んでおき、ソフトウェアのインストール時にネットワーク伝送路5(図1参照)を通じて管理端末に指示される構成としてもよいし、ソフトウェアサーバ41上で直接ソフトウェア対応編成設定部413に書き込まれる構成としてもよい。
つぎに、列車情報管理装置31におけるソフトウェアのダウンロード動作について説明する。車上システム側において、車両または車両が接続されている列車の電源起動に伴い、列車情報管理装置31が起動するとともに、ダウンロード要求生成部311によりダウンロード要求が生成されて出力される。ダウンロード要求には、車両の個体を識別する車両の車両番号や、複数の車両が連結されている列車を特定する編成番号、あるいは運行ダイヤ上の番号である列車番号などの固有情報(以下「列車固有情報」という)が含まれている。なお、車両および列車の電源起動は、通常、パンタグラフの上昇や車両および列車に搭載されるバッテリの電源投入により行われる。また、何らかのトラブルによって起動時にダウンロード要求が出力されない場合、あるいはソフトウェアサーバ41に受理されない場合を考慮し、手動でダウンロード要求を出力できる構成としてもよい。
ダウンロード要求は、無線空間を通じて地上システム側に伝送され、ソフトウェアサーバ41の車両/列車識別部414に入力される。必要ソフトウェア判断部415は、ソフトウェア対応編成設定部413および車両/列車識別部414の情報に基づいて、ソフトウェアテーブル412を参照し、その車両および車両が接続されている列車が必要とする機能ソフトウェアを判断する。
ソフトウェア構築部416は、必要ソフトウェア判断部415の情報に基づいてソフトウェア蓄積部411から必要な機能ソフトウェアを選択し、列車情報管理装置31のソフトウェアを構築する。構築された列車情報管理装置31のソフトウェアは、無線空間を通じて車上システム側に伝送され、列車情報管理装置31にダウンロードされる。列車情報管理装置31にダウンロードされたソフトウェアは、ソフトウェア整合性確認部312において整合性の確認が行われ、ソフトウェア格納部313に格納される。
そして、列車情報管理装置31は、ダウンロードされたソフトウェアによって車両および列車に搭載される装備やサービス機器の制御を開始し、列車の営業運転や検修作業が可能な状態となる。
上記したソフトウェアダウンロードの過程において、車両の電源起動以外の操作は全て自動的に行われるため、乗務員等の鉄道従事者への新たな負担は発生せず、ソフトウェアの更新が適用される全ての編成が起動した段階で、ソフトウェアの更新作業が完了となる。
本実施の形態1によれば、車両に搭載される列車情報管理装置31のソフトウェアをあらかじめ地上システム4のソフトウェアサーバ41にインストールしておき、列車情報管理装置31が起動したタイミングで、ソフトウェアがダウンロードされるので、ソフトウェアの更新を確実に行うことができ、従来のようにあらかじめ何日もかけて、ソフトウェアの更新対象となる編成の全車両に対する改修作業を行う必要がなくなり、ソフトウェア更新に要する時間、工数の負担を大幅に低減できる。
また、列車情報管理装置31がソフトウェアのダウンロード要求時に車両および列車を特定する列車固有情報を送信することによって、ソフトウェアサーバ41がその車両および列車に最適なソフトウェアを構築することができるため、各車両および列車毎の挙動調整が容易になるとともに、列車情報管理装置31に搭載されるソフトウェアを必要最小限のサイズにすることができる。
さらに、列車情報管理装置31のソフトウェアは、目的に応じて用途別に作成された複数の機能ソフトウェアから構築されるので、機能ソフトウェア自体の構造を単純化することができる。また、例えば車両に搭載される装備やサービス機器の一部に変更があった場合、変更された部分に該当する機能ソフトウェアのみ作成すればよく、従来のように列車情報管理装置31に搭載されるソフトウェアを、車両基地単位あるいは線区単位などのある程度まとまった単位毎に作成するのに比して、ソフトウェアの開発工数とそれに伴う試験の工数を大幅に削減することができる。
また、本実施の形態1における列車情報管理装置のソフトウェア更新方法によれば、列車情報管理装置31で使用されるソフトウェアを格納したソフトウェアサーバ41を準備し、ソフトウェアサーバ41と列車情報管理装置31とを所定の通信手段で接続し、通信手段を通じて、列車情報管理装置31からソフトウェアサーバ41に対してソフトウェアのダウンロード要求を送信し、ソフトウェアサーバ41が、ダウンロード要求に含まれる列車固有情報に基づき、その列車に対応するソフトウェアを選択し、通信手段を通じて、選定したソフトウェアを列車情報管理装置31に送信するようにしているので、ソフトウェアの更新を確実に行うことができ、ソフトウェア更新に要する時間、工数の負担を大幅に低減できる。
実施の形態2.
図3は、本実施の形態2にかかる列車情報管理システムの動作を説明するためのブロック図である。なお、図3においては、実施の形態1の図2と同様に、車上システム3の表示器32、車両情報送受信装置33および車上アンテナ34と、地上システム4の地上情報送受信装置43および地上アンテナ44と、地上システム側のネットワーク伝送路5は図示せず、動作の流れを簡略化して記載している。また、実施の形態1と同一または同等の構成部には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
監視端末42aの制御部421aは、ソフトウェアのバージョン毎に適用される車両編成を指定する機能に加えて、更新されたソフトウェアのバージョン毎の稼動日時を指定する機能を備えている。
地上システム側のソフトウェアサーバ41aは、実施の形態1の構成に加えて、更新されたソフトウェアのバージョン毎の稼動日時を設定しておくソフトウェア稼動日時設定部417を備えている。また、必要ソフトウェア判断部415aは、ソフトウェア稼動日時設定部417の情報に基づいて、車両が必要とする機能ソフトウェアを判断する機能を備えている。
つぎに、実施の形態2にかかる列車情報管理システムの動作について説明する。まず、地上システム側において、実施の形態1と同様に、目的に応じて用途別に作成された複数の機能ソフトウェアがソフトウェアサーバ41aにインストールされる。
そして、監視端末42aの制御部421aに、ソフトウェアのバージョン毎に適用される車両編成および稼動開始日時が手動入力され、それぞれソフトウェアサーバのソフトウェア対応編成設定部413およびソフトウェア稼動日時設定部417に送られる。
ソフトウェアサーバ41aにダウンロード要求が入力されると、必要ソフトウェア判断部415aは、ソフトウェア対応編成設定部413、車両/列車識別部414およびソフトウェア稼動日時設定部417の情報に基づいて、ソフトウェアテーブル412を参照し、その車両および列車が必要とする機能ソフトウェアを判断し、ソフトウェア構築部416は、必要ソフトウェア判断部415aの情報に基づいて、列車情報管理装置31のソフトウェアを構築する。
本実施の形態2によれば、ソフトウェアのバージョン毎に適用される車両編成および稼動開始日時を設定することによって、車両基地単位あるいは線区単位で、各車両および列車に搭載されるソフトウェアの更新のタイミングを揃えることが可能となる。したがって、例えばダイヤ改正時に一斉にソフトウェアの更新を行う場合などに有効である。
実施の形態3.
図4は、本実施の形態3にかかる列車情報管理システムの動作を説明するためのブロック図である。なお、図4においては、実施の形態1の図2および実施の形態2の図3と同様に、車上システム3の表示器32、車両情報送受信装置33および車上アンテナ34と、地上システム4の地上情報送受信装置43および地上アンテナ44と、地上システム側のネットワーク伝送路5は図示せず、動作の流れを簡略化して記載している。また、実施の形態1および実施の形態2と同一または同等の構成部には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
監視端末42bは、実施の形態2の構成に加えて、各車両毎の列車情報管理装置31aのソフトウェアの更新情報を管理する更新情報管理部422を備えている。
地上システム側のソフトウェアサーバ41bのソフトウェア構築部416は、構築した列車情報管理装置31aのソフトウェアを送信するとともに、送信したソフトウェアのバージョンと日時、およびソフトウェアを送信した車両および車両が接続されている列車の列車固有情報を関連付けた更新情報を、監視端末42bの更新情報管理部422に出力し、監視端末42bの更新情報管理部422で更新情報が一括管理される。
また、監視端末42bの制御部421bは、必要に応じて列車情報管理装置31aのソフトウェア格納部313aにソフトウェアバージョン要求を出力する機能を備えており、列車情報管理装置31aのソフトウェア格納部313aは、ソフトウェアバージョン要求に応じて、自身が保有しているソフトウェアのバージョンと、列車情報管理装置31aが搭載されている車両および車両が接続されている列車の列車固有情報とを関連付けたソフトウェアバージョン通知を監視端末42bの更新情報管理部422に出力する。
本実施の形態3によれば、各車両および車両が接続されている列車の列車固有情報と、各車両に搭載されている列車情報管理装置31aのソフトウェアのバージョンとが関連付けられ、地上システム側の監視端末42bによって一括管理されるため、確実かつ容易に各車両および列車毎のソフトウェア更新履歴を管理することができ、ソフトウェアの更新に要する管理・集計工数を低減することができる。
また、必要に応じて随時各車両および列車で稼動している列車情報管理装置31aのソフトウェアのバージョンを監視することができ、車両基地単位あるいは線区単位におけるソフトウェアの更新状況を確実に把握することができる。
なお、本実施の形態3では、監視端末42bの制御部421bは、各車両および列車で稼動している列車情報管理装置31aのソフトウェアのバージョンを監視するように構成したが、監視する対象をソフトウェアのバージョンに限定するものではない。
また、本実施の形態3では、更新情報管理部422を監視端末42bに設ける構成について説明したが、この構成に限定されるものではなく、例えばソフトウェアサーバ41bに設けるようにしても構わない。
また、各車両および列車で稼動している列車情報管理装置31aのソフトウェアのバージョンを監視するタイミングを規定し、定期的に監視する構成としてもよい。このような構成とすれば、より確実にソフトウェアの更新状況を管理することができる。
実施の形態4.
図5は、本実施の形態4にかかる列車情報管理システムの動作を説明するためのブロック図である。なお、図5においては、実施の形態1の図2、実施の形態2の図3および実施の形態3の図4と同様に、車上システム3の表示器32、車両情報送受信装置33および車上アンテナ34と、地上システム4の地上情報送受信装置43および地上アンテナ44と、地上システム側のネットワーク伝送路5は図示せず、動作の流れを簡略化して記載している。また、実施の形態1〜3と同一または同等の構成部には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
列車情報管理装置31bのソフトウェア格納部313bは、車両および列車に搭載された装備やサービス機器から営業運転中に取得した運行記録を、保有しているソフトウェアの一部として記憶する。運行記録には、ICカード乗車券やクレジットカードの番号等の個人情報や運行上の機密情報等が含まれている。
ソフトウェアサーバ41cは、実施の形態3の構成に加えて、各列車の運行記録を列車毎に管理する列車運行記録管理部418を備えている。
列車情報管理装置31bが車両および列車に搭載された装備やサービス機器から営業運転中に取得した運行記録は、列車情報管理装置31bのソフトウェアの一部としてソフトウェア格納部313bに格納される。
列車情報管理装置31bの電源切断操作が行われると、運行記録が地上システム側のソフトウェアサーバ41cに送信される。ソフトウェアサーバ41cは、各列車毎に受信した運行記録を列車運行記録管理部418に格納する。
そして、列車情報管理装置31bは、運行記録を送信した後に、ソフトウェア格納部313bに格納されたソフトウェアから、運行記録を記憶していた領域を全て消去する。
本実施の形態4によれば、列車情報管理装置31bの電源切断操作によって、車両および列車に搭載された装備やサービス機器から営業運転中に取得した運行記録を地上システム側のソフトウェアサーバ41cに送信することにより、各列車の運行記録を地上システム側で一括管理することが可能である。
また、取得情報を地上システム側に送信した後にソフトウェア格納部313bにソフトウェアの一部として格納した運行記録の内容を全て消去することによって、運行記録に含まれるICカード乗車券やクレジットカードの番号等の個人情報や運行上の機密情報等の盗難を防止できる。したがって、列車の営業運転終了後の乗務員(検修係員)不在時の車両におけるセキュリティを確保することができる。
なお、電源切断操作によってソフトウェア格納部313bに格納されたソフトウェアそのものあるいはソフトウェアのセキュリティの対象となるプログラム領域を消去するようにしてもよい。この場合は、次回の電源起動によるダウンロード要求以外の動作は不可能となり、列車情報管理装置31bのソフトウェアに関する情報漏洩をも防ぐことが可能となる。
また、本実施の形態1〜4における地上システム4の機能は、一般的にはソフトウェアで構成されているため、地上システム4の機能追加はソフトウェアの更新により容易に行うことが可能であり、将来の拡張が容易に実施可能である。
以上のように、本発明にかかる列車情報管理システムおよび列車情報管理装置のソフトウェア更新方法は、列車情報管理装置のソフトウェアを迅速かつ確実に更新でき、列車情報管理装置のソフトウェアの管理および更新に要する工数を低減できる発明として有用である。
本発明にかかる列車情報管理システムの一例を示す構成図である。 本実施の形態1にかかる列車情報管理システムの動作を説明するためのブロック図である。 本実施の形態2にかかる列車情報管理システムの動作を説明するためのブロック図である。 本実施の形態3にかかる列車情報管理システムの動作を説明するためのブロック図である。 本実施の形態4にかかる列車情報管理システムの動作を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1 列車情報管理システム
2 鉄道車両
3 車上システム
31,31a,31b 列車情報管理装置
311 ダウンロード要求生成部
312 ソフトウェア整合性確認部
313,313a,313b ソフトウェア格納部
32 表示器
33 車両情報送受信装置
34 車上アンテナ
4 地上システム
41,41a,41b,41c ソフトウェアサーバ
411 ソフトウェア蓄積部
412 ソフトウェアテーブル
413 ソフトウェア対応編成設定部
414 車両/列車識別部
415,415a 必要ソフトウェア判断部
416 ソフトウェア構築部
417 ソフトウェア稼動日時設定部
418 列車運行記録管理部
42,42a,42b 監視端末
421,421a,421b 制御部
422 更新情報管理部
43 地上情報送受信装置
44 地上アンテナ
5 ネットワーク伝送路

Claims (6)

  1. 列車に搭載され、該列車に搭載される装備やサービス機器の管理および制御を行う列車情報管理装置を有する車上システムと、前記列車情報管理装置で使用されるソフトウェアを格納したソフトウェアサーバを有する地上システムと、を備える列車情報管理システムにおいて、
    前記ソフトウェアは、用途別に作成された複数の機能ソフトウェアで構成され、
    前記列車情報管理装置は、前記列車の電源起動時に、列車編成や列車を構成する車両の個体を識別するための列車固有情報を含むダウンロード要求を前記地上ソフトウェアサーバに出力し、
    前記地上ソフトウェアサーバは、前記ダウンロード要求に含まれる列車固有情報に基づき、前記機能ソフトウェアを選択して当該ダウンロード要求を行った列車に固有のソフトウェアを構築し、該構築したソフトウェアを前記列車情報管理装置に出力する
    ことを特徴とする列車情報管理システム。
  2. 前記ソフトウェアサーバは、前記ソフトウェアのバージョン毎に指定された稼動日時に基づいて、前記列車情報管理装置がダウンロードする前記ソフトウェアを選択することを特徴とする請求項1に記載の列車情報管理システム。
  3. 前記列車情報管理装置にダウンロードされた前記ソフトウェアの状態を監視する機能を地上システム側に設けたことを特徴とする請求項または2に記載の列車情報管理システム。
  4. 前記列車情報管理装置は、前記列車に搭載された装備やサービス機器から運行中に取得した各種情報を、ダウンロードされた前記ソフトウェアの一部として記憶し、電源切断操作によって地上システムに送信し、
    前記ソフトウェアサーバは、送信された前記各種情報を前記列車毎に管理することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の列車情報管理システム。
  5. 前記列車情報管理装置は、電源切断操作によって前記ソフトウェアの一部として記憶した前記各種情報を消去することを特徴とする請求項に記載の列車情報管理システム。
  6. 列車に搭載され、該列車に搭載される装備やサービス機器の管理および制御を行う機能を具現するソフトウェアが格納された列車情報管理装置のソフトウェア更新方法であって、
    記列車情報管理装置が、前記列車の電源起動時に、列車編成や列車を構成する車両の個体を識別するための列車固有情報を含むダウンロード要求を地上ソフトウェアサーバに出力するステップと、
    前記ソフトウェアサーバが、前記ダウンロード要求に含まれる列車固有情報に基づき、用途別に作成された複数の機能ソフトウェアを選択して当該ダウンロード要求を行った列車に固有のソフトウェアを構築するステップと、
    前記ソフトウェアサーバが、当該構築した列車に固有のソフトウェアを前記列車情報管理装置に出力するステップと、
    を含むことを特徴とする列車情報管理装置のソフトウェア更新方法。
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