JP5083693B2 - 直方体状物体ホルダ用のコーナーユニット及び直方体状物体ホルダ - Google Patents

直方体状物体ホルダ用のコーナーユニット及び直方体状物体ホルダ Download PDF

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Description

本発明は、直方体状物体を筐体等に取り付けるための直方体状物体ホルダの技術分野に属する。
電子機器などでは、筐体の内部に通風して冷却するための冷却ファンが装備される。
その冷却ファンは、例えば実開平3−30600号公報に開示されているように、ブラケット(取付具15)を用いて筐体(取付け板2)に固定されていた。なお、冷却ファンとブラケットとの間には、エラストマやゴム等の防振材(遮蔽部材16)が介装される。
また、実開平2−77561号公報に開示されるように、合成樹脂製のピン(軸部9)を用いた係止構造にて冷却ファンを筐体等に取り付ける技術もある。
実開平3−30600号公報 実開平2−77561号公報
特許文献1に開示されるようなブラケットの内側に防振材を配置する構成であると、ブラケットを冷却ファンにかぶせる(或いは冷却ファンを押し込む)ようにして、ブラケットを冷却ファンに組み付けることになるが、その際に両者間に配された防振材のめくれ等が生じることがあって作業性に問題があった。
一方、特許文献2に開示されるようなピンによる係止構造では、冷却ファンのメーカーや型式によって取り付け孔の位置が異なると設計変更が必要になる等、寸法や位置関係で制約されるという問題があった。また、ピンによる係止では十分に振動防止できないおそれがあった。
請求項1記載の直方体状物体ホルダ用のコーナーユニットは、
互いが垂直に配される2枚の壁部を含んで構成されて端面形状がL字状をなすアングル部と、
前記アングル部の一方の端部において前記2枚の壁部に垂直に両壁部間に配された閉塞部と、
ヒンジ構造によって前記アングル部の他方の端部に連接されて、前記閉塞部と対面状になる閉塞位置と、L字状の端面から離脱した開放位置とに可変の開閉部と、
前記開放位置から変位して前記閉塞位置になった前記開閉部を係止して前記閉塞位置を維持させる係止手段と
が設けられている硬質樹脂部材と、
前記アングル部の内面、前記閉塞部の内面、及び前記開閉部の閉塞位置になったときに前記閉塞部と対面する面にライニングされた防振材と
を備えることを特徴とする。
請求項1記載のコーナーユニットは、1個のコーナーユニットが略矩形の直方体状物体の1箇所の隅部を保持する構造であるので、直方体状物体の対角に位置する2隅部に対応して少なくとも2個を1組として、好ましくは4個を1組として使用される。つまり、請
求項3記載のように、請求項1又は2記載のコーナーユニットを2〜4個組み合わせて直方体状物体ホルダが構成され、通常は2個又は4個1組で、場合によっては3個1組で直方体状物体ホルダを構成する。
ここでは、直方体状物体の4箇所の隅部に各1個あてでコーナーユニットを配置する場合で説明する。
まず、コーナーユニットの開閉部を開放位置にしておき、アングル部の内側面を直方体状物体の隅部の外面に沿わせるようにして、アングル部の内面及び閉塞部の内面を隅部の外面に当接させる。次に、開閉部を閉塞位置に変位させ、係止手段にて係止させて閉塞位置を維持させる。これにより、直方体状物体ホルダの4隅部それぞれにコーナーユニットが取り付けられた状態になる。
そして、各隅部に取り付けられたコーナーユニットを例えばねじ止めやスナップ止め等の公知の取付手段を用いて取り付け相手に取り付ける。取り付け相手は直方体状物体が装着される電子機器の筐体等である。より具体的には直方体状物体が取り付けられる部材である。
取付手段を用いるために(例えばビスを通したり、スナップを連接するために)、請求項2に記載のように、前記アングル部の前記閉塞部が設けられている側の端部に連接されて取り付け相手に取り付けられる取付基部を備えることができる。
このようにして各コーナーユニットの位置が固定されると、取り付け相手の表面に沿った直方体状物体の移動は4つのアングル部によって規制され、この表面に対して垂直な方向への直方体状物体の移動は閉塞部と閉塞位置の開閉部とによって規制される。つまり、直方体状物体が直方体状物体ホルダによって取り付け相手に装着されたことになる。
その直方体状物体が直方体状物体ホルダに保持された状態では、アングル部の内面、閉塞部の内面、及び開閉部の閉塞位置になったときに閉塞部と対面する面にライニング、すなわち積層された防振材が、直方体状物体の振動を防止する。
このように、先に2〜4個のコーナーユニットを直方体状物体に取り付けておいて、そのコーナーユニットを筐体等に固定することで直方体状物体を装着する構成であるから、コーナーユニットを直方体状物体に組み付ける際に防振材がめくれる等の不具合は生じず、作業性は良好になる。
また、直方体状物体に開設された取り付け孔は使用しないので、例えば冷却ファンのメーカーや型式による取り付け孔の位置変化の影響は受けない。
そして、アングル部の内面、閉塞部の内面、及び開閉部の閉塞位置になったときに閉塞部と対面する面に防振材がライニングされているので、直方体状物体の外形寸法に多少の誤差があっても、直方体状物体が「がたつく」おそれはない。
なお、直方体状物体ホルダにて直方体状物体を保持した後でも、係止手段による係止を解除して開閉部を開放位置にすれば直方体状物体を抜き取ることができる。
ところで、上記のように2〜4個のコーナーユニットを組み合わせて直方体状物体ホルダとして使用されるので、請求項4記載のように少なくとも2つの前記コーナーユニットが連結されている構成を採用することができる。その場合、請求項5記載のように、4つの前記コーナーユニットが互いに連結されている構成にしてもよい。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実
施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例1]
(コーナーユニット)
図1及び図2に示すように、本実施例の冷却ファンホルダ用のコーナーユニット1は、互いが垂直に配される2枚の壁部2a、2bを1/4円弧状のアール部3にて連接した構造のアングル部4を備えている。なお、2枚の壁部が2a、2b互いが垂直に配されるというのは設計上のことであって、実際の製品ではいわゆる抜きテーパや製造誤差があるし、使用に伴って変形することもあるので、数学的に垂直というわけではない。
アングル部4の端面形状は、図1(a)及び(g)に良好に示される通りL字状をなしている。
そのアングル部4の下端部(図1(a)〜(e)及び(g)にて下側になっている端部)には、2枚の壁部2a、2bに垂直になる姿勢で両壁部2a、2b間に配された閉塞部5が連接されている。閉塞部5はアングル部4の底部となる部材であり、その下面には位置決め用の突起6が設けられている。
アングル部4の一方の壁部(ここでは壁部2a)の下端部には舌状の取付基部7が連接されている。取付基部7は壁部2aの外面に垂直に立設されており、その下面は閉塞部5の下面及び壁部2a、2bの下面と一連(いわゆる「つらいち」)になっている。取付基部7には通し孔8が設けられており、コーナーユニット1を筐体等に取り付けるときに取付手段としてのビスが通し孔8に挿通される。
一方、アングル部4の上端側は開放されており、アングル部4は直方体の一隅を切り取ったものに相当する形態である。
その上端部においては、アール部3に帯状のヒンジ部9(ヒンジ構造に該当)の一端が連接されている。そして、ヒンジ部9の他端には開閉部10が連接されている。
開閉部10はアングル部4の上端面に倣った形状のL字部11と、L字部11の内側に連接された三角形状の三角部12とで構成されていて、図1(f)に良好に示されるようにアングル部4の底面形状と略対称である。
開閉部10は、ヒンジ部9を屈伸変化させることによって、閉塞部5と対面状になる閉塞位置(図2に示す位置)と、アングル部4の上端面から離脱した開放位置(図1参照)とに変位できる。
L字部11は2本の腕状部分を備えているが、それら腕状部分のそれぞれに端面形状が「し」の字状の弾性係脱片13が連接されている。一方、アングル部4の壁部2a、2bには、弾性係脱片13に対応して係止突起14が設けられている。開閉部10を開放位置から閉塞位置に変位させると、図2(特に図2(b)に示すように、弾性係脱片13の係止用開口15の縁部が係止突起14に係止される。この係止によって開閉部10が閉塞位置を維持することになる。すなわち、弾性係脱片13と係止突起14とで係止手段が構成されている。
但し、弾性係脱片13を操作して係止突起14による係止を解除することができる。そして、この係止を解除すれば、開閉部10を開放位置へと復帰変位させることができる。
上述したアングル部4、閉塞部5、取付基部7、ヒンジ部9及び開閉部10からなる部分は硬質合成樹脂(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ABS等)による一体成形品であり、硬質樹脂部材に該当する。
そして、アングル部4(壁部2a、2b及びアール部3)の内面から閉塞部5の上面にわたっては、その全域に防振材17(例えばエラストマ、ゴム、ゲル等)がライニングされている。また、開閉部10の閉塞位置になったときに閉塞部5と対面する面には、三角部12のほぼ全域及びL字部11の三角部12との境界に沿った部分に防振材18(例えばエラストマ、ゴム、ゲル等)がライニングされている。
(冷却ファンホルダの例1)
2個のコーナーユニット1にて構成される冷却ファンホルダの例1を説明する。
図3に示すように、冷却ファン19のケース20は、輪郭が正方形状(4つの角はアールに加工されている)の直方体の内部を円筒状にくりぬいてファン収容孔21となし、4本のスポーク22にて支持されるモータ支持部23を設けた構造で、各隅部24にはピン等を挿通させるための取付孔25が設けられている。なお、モータ及びファンはファン収容孔21内に配されるが、それらの図示と説明は省略する。
コーナーユニット1は冷却ファン19の対角に位置する2箇所の隅部24に各1個が取り付けられ、それら2個を1組として冷却ファンホルダが構成される。
コーナーユニット1を取り付けるには、まずコーナーユニット1の開閉部10を開放位置にしておき、アングル部4の内側面を冷却ファン19の隅部24の外面に沿わせるようにして、アングル部4の内面及び閉塞部5の内面を隅部24の外面に当接させる。次に、開閉部10を閉塞位置に変位させ、弾性係脱片13の係止用開口15を係止突起14に係止させることで閉塞位置を維持させる。
このようにして2個のコーナーユニット1を冷却ファン19の対角に位置する2箇所の隅部24に取り付ける。
そして、通し孔8に通したビス26にて取付基部7を取り付け相手(電子機器の筐体等)に固定する。これにより、取り付け相手の表面に沿った冷却ファン19の移動は2個のコーナーユニット1のアングル部4によって規制され、この表面に対して垂直な方向への冷却ファン19の移動は閉塞部5と閉塞位置の開閉部10とによって規制される。つまり、冷却ファン19が冷却ファンホルダ(2個のコーナーユニット1)によって取り付け相手である電子機器の筐体等に装着されたことになる。
その冷却ファン19が冷却ファンホルダに保持された状態では、アングル部4の内面、閉塞部5の内面、及び開閉部10の閉塞位置になったときに閉塞部5と対面する面にライニングされた防振材17、18が、冷却ファン19の振動を防止する。
このように、先に2個のコーナーユニット1を冷却ファン19に取り付けておいて、そのコーナーユニット1を筐体等に固定することで冷却ファン19を装着する構成であるから、コーナーユニット1を冷却ファン19に組み付ける際に防振材がめくれる等の不具合は生じず、作業性は良好になる。
また、冷却ファン19に開設された取付孔25は使用しないので、冷却ファン19のメーカーや型式による取付孔25の位置変化の影響は受けない。
そして、アングル部4の内面、閉塞部5の内面、及び開閉部10の閉塞位置になったときに閉塞部5と対面する面に防振材17、18がライニングされているので、冷却ファン19の外形寸法に多少の誤差があっても、冷却ファン19が「がたつく」おそれはない。
なお、冷却ファンホルダにて冷却ファン19を保持した後でも、係止手段による係止を解除して開閉部10を開放位置にすれば冷却ファン19を抜き取ることができる。
言うまでもないが、ビス26を外せばコーナーユニット1と共に冷却ファン19を筐体等から取り外せるし、その取り外し後にコーナーユニット1を冷却ファン19から分離す
ることもできる。
(冷却ファンホルダの例2)
上の例1では2個のコーナーユニット1にて構成される冷却ファンホルダの例1を示したが、図4に示すように4個のコーナーユニット1にて冷却ファンホルダを構成することもできる。
冷却ファン19の4つの隅部24へのコーナーユニット1の取り付け、その後のコーナーユニット1(すなわち冷却ファン19)の筐体等への取り付け等は上の例1と同様である。また、コーナーユニット1にて構成される冷却ファンホルダの効果も例1と同様である。但し、4個のコーナーユニット1を使用するので、取り付けが確実になり、バランスが良く、また安定性も向上する。
[実施例2]
図1及び図2に示す例では取付基部7を壁部2aに連接しているが、これを図5に示すように、他方の壁部2bに連接した構成のコーナーユニット1aにすることもできる。
本実施例のコーナーユニット1aは、取付基部7を壁部2bに連接した点以外は実施例1のコーナーユニット1と同様であるから、共通の部分には実施例1と同符号を付して説明を省略する。
このコーナーユニット1aを使用して冷却ファン19を筐体等に取り付ける手順や取り付け構造は、実施例1のコーナーユニット1と同様である。但し、図6に示すように、取付基部7の配置が冷却ファン19の対角線を挟んでコーナーユニット1(図3参照)とは対称になる。
このように、コーナーユニット1とコーナーユニット1aとを冷却ファン19の同じ隅部24に取り付けたとして、両者の取付基部7の突出位置が逆になるので、取り付け相手(筐体等)の構造に応じてコーナーユニット1とコーナーユニット1aとを使い分けることができる。また、両者を混用することも可能である。
その他、実施例1と同様の効果がある。
[実施例3]
実施例1、2ではアングル部4と開閉部10とを連結するヒンジ部9をアール部3に連接しているが、これを壁部2a、2bの一方に連接した構成も可能である。その一例を実施例3として図7、図8に示す。なお、実施例3は実施例1と共通の部分が多いので、それらについては実施例1と同符号を使用して説明を省略する。
図7に示すように、本実施例のコーナーユニット1bにおいては、壁部2bの上端部にヒンジ部9aの一端が連接されている。そのヒンジ部9aの他端は、L字部11の2本の腕状部分の一方(腕状部分11a)に連接されている。
つまり、実施例1、2ではアングル部4の一方の壁部2bに設けられていた係止突起14を撤去して、同じく腕状部分11aに設けられていた弾性係脱片13も撤去して、それによって空いたスペースにヒンジ部9aを設置したのに相当する構成になっている。
図8に示すように、このコーナーユニット1bを使用して冷却ファン19を筐体等に取り付ける手順や取り付け構造は、実施例1のコーナーユニット1と同様である。そして、実施例1と同様の効果を奏する。
但し、上述したとおり、壁部2bの上端部にヒンジ部9aの一端を連接した構成であり、実施例1、2と比べると係止手段(弾性係脱片13と係止突起14の組)が1組少なく
なっているので、構造が単純と言える。
[実施例4]
実施例1〜3ではビスによるねじ止めにて取り付け相手(筐体等)に固定する構成を採用しているが、他の取付手段を使用することもできる。その一例を実施例4として図9、図10に示す。なお、実施例4は実施例1と共通の部分が多いので、それらについては実施例1と同符号を使用して説明を省略する。
図9に示すように、本実施例のコーナーユニット1cにおいては、アングル部4の底部である閉塞部5の下面に矢じり型スナップ27が設けられている。この矢じり型スナップ27の構造や機能などは周知であるから、そうした点の説明は省略する。
このコーナーユニット1cは、図10に示すように冷却ファン19に装着される。装着の手順等は実施例1と同様である。そして、実施例1と同様にコーナーユニット1cを筐体等に固定することで冷却ファン19を取り付けるが、その際には矢じり型スナップ27が使用される点で実施例1とは異なる。取付手段としての矢じり型スナップ27がコーナーユニット1cの一部として備わっているので、ビス等の別部品が不要になる。その他、実施例1と同様の効果を奏する。
[実施例5]
実施例1〜4は複数のコーナーユニットを1組として冷却ファンホルダを構成する例であるが、複数のコーナーユニットを相互に連結して冷却ファンホルダとすることができる。その一例を図11に示す。
図11に示す実施例5は、実施例1のコーナーユニット1を4個、ベルト部28にて相互に連結して、枠状の冷却ファンホルダ30を構成している。また、ベルト部28の内周面には、各コーナーユニット1の防振材17と一連の防振材29がライニングされている。
冷却ファンホルダ30を冷却ファン19に装着するには、まず各コーナーユニット1の開閉部10を開放位置にしておき、枠状の冷却ファンホルダ30の内側に冷却ファン19を差し込む。次に、開閉部10を閉塞位置に変位させ、弾性係脱片13の係止用開口15を係止突起14に係止させることで閉塞位置を維持させる。
このようにして冷却ファン19に冷却ファンホルダ30を装着してから、ビス26にて取付基部7を取り付け相手(電子機器の筐体等)に固定する。
その冷却ファン19が冷却ファンホルダ30に保持された状態では、アングル部4の内面、閉塞部5の内面、開閉部10の閉塞位置になったときに閉塞部5と対面する面及びベルト部28の内面にライニングされた防振材17、18、29が、冷却ファン19の振動を防止する。
このように、冷却ファンホルダ30を冷却ファン19に取り付けておいて、その冷却ファンホルダ30を筐体等に固定することで冷却ファン19を装着する構成であるから、冷却ファン19に組み付ける際に防振材がめくれる等の不具合は生じず、作業性は良好になる。
また、冷却ファン19に開設された取付孔25は使用しないので、冷却ファン19のメーカーや型式による取付孔25の位置変化の影響は受けない。
そして、アングル部4の内面、閉塞部5の内面、開閉部10の閉塞位置になったときに閉塞部5と対面する面及びベルト部28の内面に防振材17、18、29がライニングされているので、冷却ファン19の外形寸法に多少の誤差があっても、冷却ファン19が「がたつく」おそれはない。
なお、冷却ファンホルダにて冷却ファン19を保持した後でも、係止手段(弾性係脱片13と係止突起14)による係止を解除して開閉部10を開放位置にすれば冷却ファン19を抜き取ることができる。
言うまでもないが、ビス26を外せば冷却ファンホルダ30と共に冷却ファン19を筐体等から取り外せるし、その取り外し後に冷却ファンホルダ30を冷却ファン19から分離することもできる。
実施例1のコーナーユニットの平面図(a)、背面図(b)、左側面図(c)、正面図(d)、右側面図(e)、底面図(f)、斜視図(g)。 実施例1のコーナーユニットを閉じた状態の平面図(a)、A−A断面図(b)、背面図(c)、左側面図(d)、正面図(e)、右側面図(f)、底面図(g)、斜視図(h)。 冷却ファンホルダの例1を説明するための平面図(a)、正面図(b)、斜視図(c)。 冷却ファンホルダの例2を説明するための平面図(a)、正面図(b)、斜視図(c)。 実施例2のコーナーユニットの平面図。 実施例2のコーナーユニットによる冷却ファンホルダを説明するための正面図。 実施例3のコーナーユニットの平面図(a)、正面図(b)、右側面図(c)、底面図(d)、斜視図(e)。 実施例3のコーナーユニットによる冷却ファンホルダを説明するための正面図。 実施例4のコーナーユニットの平面図(a)、正面図(b)、右側面図(c)、底面図(d)、斜視図(e)。 実施例4のコーナーユニットによる冷却ファンホルダを説明するための平面図(a)、正面図(b)、斜視図(c)。 実施例5の冷却ファンホルダを説明するための平面図(a)、背面図(b)、正面図(c)、右側面図(d)、斜視図(e)。
符号の説明
1、1a、1b、1c・・・コーナーユニット、
2・・・取付け板、
2a、2b・・・壁部、
3・・・アール部、
4・・・アングル部、
5・・・閉塞部、
7・・・取付基部、
9、9a・・・ヒンジ部、
10・・・開閉部、
11・・・L字部、
11a・・・腕状部分、
12・・・三角部、
13・・・弾性係脱片、
14・・・係止突起、
15・・・係止用開口、
16・・・遮蔽部材、
17、18、29・・・防振材、
19・・・冷却ファン、
20・・・ケース、
24・・・隅部、
26・・・ビス、
27・・・矢じり型スナップ、
28・・・ベルト部、
30・・・冷却ファンホルダ。

Claims (5)

  1. 互いが垂直に配される2枚の壁部を含んで構成されて端面形状がL字状をなすアングル部と、
    前記アングル部の一方の端部において前記2枚の壁部に垂直に両壁部間に配された閉塞部と、
    ヒンジ構造によって前記アングル部の他方の端部に連接されて、前記閉塞部と対面状になる閉塞位置と、L字状の端面から離脱した開放位置とに可変の開閉部と、
    前記開放位置から変位して前記閉塞位置になった前記開閉部を係止して前記閉塞位置を維持させる係止手段と
    が設けられている硬質樹脂部材と、
    前記アングル部の内面、前記閉塞部の内面、及び前記開閉部の閉塞位置になったときに前記閉塞部と対面する面にライニングされた防振材と
    を備える
    ことを特徴とする直方体状物体ホルダ用のコーナーユニット。
  2. 前記アングル部の前記閉塞部が設けられている側の端部に連接されて取り付け相手に取り付けられる取付基部を備えたことを特徴とする請求項1記載のコーナーユニット。
  3. 請求項1又は2記載のコーナーユニットを2〜4個組み合わせて構成される
    ことを特徴とする直方体状物体ホルダ。
  4. 少なくとも2つの前記コーナーユニットが連結されている
    ことを特徴とする請求項3記載の直方体状物体ホルダ。
  5. 4つの前記コーナーユニットが互いに連結されている
    ことを特徴とする請求項4記載の直方体状物体ホルダ。
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