JP5083103B2 - 電子部品実装システムおよび電子部品実装システムにおける参照画面の表示方法 - Google Patents

電子部品実装システムおよび電子部品実装システムにおける参照画面の表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の電子部品実装用装置を連結して構成され電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装システムおよび電子部品実装システムにおいて表示パネルにマシンオペレータが参照するための参照画面を表示する電子部品実装システムにおける参照画面の表示方法に関するものである。
電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装システムは、スクリーン印刷装置、電子部品搭載装置、検査装置などの複数の電子部品実装用装置を連結して構成される。これらの電子部品実装用装置には、マシンオペレータが操作入力を行うための操作パネルと併せてマシンオペレータに対して各種の操作指示を行うための表示パネルが設けられている(特許文献1参照)。
近年電子機器の製造形態においては多品種少量生産が一般となり、設備構成においては面積生産性とフレキシビリティの向上を目的として、小サイズ設備を多数連結して電子部品実装システムを構成する方式が見受けられる(特許文献2参照)。この特許文献2に示す先行技術例においては、基板搬送方向の寸法が数百mm程度の薄型の単位装置を着脱自在に複数連結して電子部品の実装ラインを構成している。
特許第3894208号公報 特開2004−104075号公報
しかしながら、上述のような小サイズ・薄型の単位装置を複数連結した構成の設備において、マシンオペレータが各単位装置の操作を個別に実行する際には、同一構成の装置が多数連続して配列されていることに起因して、次のような問題が生じてきている。すなわち、マシンオペレータが各装置を個別に操作する際には、操作対象となる装置を特定しさらに当該装置の対応した操作パネルを特定した上で必要な操作入力を行う必要がある。
ところが同一構成の装置が前述のように短い連結ピッチで密に配列されている場合には、表示パネルや操作パネルが設けられた操作部も同一ピッチで等間隔に配列されていることから、操作対象となる単位装置にアクセスしたマシンオペレータが、本来操作すべき操作部と隣接装置に付属する操作部とを錯誤によって取り違える事態がしばしば生じる。このような錯誤は、基板搬送路の左右両側に実装機構が対称配置で設けられた形式の装置において特に生じやすい。
すなわち、一方側の実装機構を操作対象とする場合と、他方側の実装機構を操作対象とする場合において、マシンオペレータからみた操作部の当該装置中心に対する左右の位置関係は反対となるため、同一実装ラインの左右両側を対象とする操作が混在する作業においては、このような錯誤に起因する操作ミスがしばしば発生しがちであった。
そして同様構成の実装ラインが複数列平行して設けられているような場合には、このような錯誤はさらに高頻度で生じる。すなわちこのような場合には、マシンオペレータは2つの実装ラインの双方を操作対象とするために、これら2つの実装ラインの中間に位置して作業を行う。この場合には、自分の身体の向きをそれぞれの実装ラインに振り向けながら操作することになるが、このような動作を反復するうちに、左右の向き、すなわちライ
ンにおける基板流動方向を取り違えたり、操作すべき対象を隣接する装置と取り違えたりする錯誤が生じることが避け難い。
そこで本発明は、複数の電子部品実装用装置を直列に連結して構成された電子部品実装システムにおいて、操作すべき対象や操作内容の錯誤による取り違えを有効に防止することができる電子部品実装システムおよび電子部品実装システムにおける参照画面の表示方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装システムは、複数の電子部品実装用装置を直列に連結して構成され電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装システムであって、前記電子部品実装用装置は、電子部品実装用の作業動作を実行する作業動作機構と、前記作業動作機構を制御する制御部と、基板搬送方向に沿った装置側面に配置され、装置稼働中にマシンオペレータが参照する参照画面を含む表示画面を表示する表示パネルおよびマシンオペレータが前記制御部への操作入力を行う操作パネルを備えた操作部と、前記表示パネルに表示される前記参照画面の画像データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された画像データを前記表示パネルに表示させる表示処理部と、前記表示処理部を制御することにより、前記表示画面を予め設定された表示フォーマットおよび表示タイミングに基づいて表示させる表示制御部とを備え、前記参照画面を含む表示画面のデータは、当該電子部品実装システムにおいて、個々の電子部品実装用装置を相互に識別するための個体装置識別表示として使用される固有色データを含む。
本発明の電子部品実装システムにおける参照画面の表示方法は、複数の電子部品実装用装置を直列に連結して構成され電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装システムにおいて、表示パネルに参照画面を表示する電子部品実装システムにおける参照画面の表示方法であって、前記電子部品実装用装置は、電子部品実装用の作業動作を実行する作業動作機構と、前記作業動作機構を制御する制御部と、基板搬送方向に沿った装置側面に配置され、装置稼働中にマシンオペレータが参照する参照画面を含む表示画面を表示する表示パネルおよびマシンオペレータが前記制御部への操作入力を行う操作パネルを備えた操作部と、前記表示パネルに表示される前記参照画面の画像データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された画像データを前記表示パネルに表示させる表示処理部と、前記表示処理部を制御することにより、前記表示画面を予め設定された表示フォーマットおよび表示タイミングに基づいて表示させる表示制御部とを備え、前記参照画面として、当該電子部品実装システムにおいて、個々の電子部品実装用装置を相互に識別するための個体装置識別表示として使用される固有色を表示する。
本発明によれば、複数の電子部品実装用装置を直列に連結して構成された電子部品実装システムにおいて、装置稼働中にマシンオペレータが参照する参照画面を含む表示画面を予め設定された表示フォーマットおよび表示タイミングに基づいて表示させる表示制御部を備えた構成とし、参照画面を含む表示画面のデータとして当該電子部品実装システムにおいて個々の電子部品実装用装置を相互に識別するための個体装置識別表示として使用される固有色データを表示することにより、操作すべき対象や操作内容の錯誤による取り違えを有効に防止することができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの斜視図、図2は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムを構成する電子部品搭載装置の平面図、図3は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムを構成する電子部品搭載装置の側面図、図4は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図、図5は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける表示画面の説明図、図6は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムに
おけるマシンオペレータの操作態様の説明図、図7、図8は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける参照画面の説明図である。
まず図1を参照して、電子部品実装システム1の構成を説明する。電子部品実装システム1は、複数の電子部品実装用装置である電子部品搭載装置(以下、単に「装置」と略称する。)M1,M2,M3,M4,M5を直列に連結して構成されており、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する機能を有するものである。電子部品実装システム1に上流側(矢印a)から供給された実装対象の基板は、最上流に位置する装置M1に設けられた搬送開口部2を介して基板搬送機構3に渡され、電子部品実装システム1内をX方向(基板搬送方向)に順次搬送される。搬入された基板は、各装置による部品搭載作業の対象となり、部品搭載作業後の基板はさらに下流側装置に搬出される。
電子部品実装システム1において、各装置M1〜M5は基板搬送機構3の両側に1対の部品搭載機構が対称に配設された構成となっており(図2参照)、1対の部品搭載機構は基板搬送方向に沿った2つの装置側面、すなわち手前側の装置側面MS(A)および裏側の装置側面MS(B)からそれぞれ操作される。装置M1〜M5の装置側面MS(A),MS(B)は、それぞれ同一垂直平面内に隣接した形態で配置されている。それぞれの装置側面MS(A),MS(B)には、当該装置をマシンオペレータが操作するための操作部4および当該装置に電子部品を供給するための部品供給部5が配設されている。部品供給部5には電子部品供給用のテープフィーダ6やテープリール7を複数並列して保持した台車8が装着される。テープフィーダ6はキャリアテープに保持された電子部品を後述する部品搭載機構に供給し、テープリール7はテープフィーダ6に供給されるキャリアテープを巻回収納する。
次に、装置M1〜M5の構造について、図2を参照して説明する。図2において、基台10上にはX方向に基板搬送機構3が配設されている。上流側装置から供給され当該装置による搭載作業動作の対象となる基板9は、基板搬送機構3によって搬送され部品搭載作業位置に位置決め保持される。基板搬送機構3の両側には部品供給部5が設けられており、部品供給部5には複数のテープフィーダ6が装着されている。基台10のX方向の一端部にはリニア駆動機構を備えたY軸移動テーブル11がY方向に水平に配設されており、Y軸移動テーブル11には同様にリニア駆動機構を備えたX軸移動テーブル12が結合されている。それぞれのX軸移動テーブル12には、搭載ヘッド13がX方向に移動自在に装着されている。
搭載ヘッド13は複数(ここでは8個)の単位搭載ヘッド14を備えた多連型ヘッドであり、それぞれの単位搭載ヘッド14は、下端部に装着された吸着ノズル(図示省略)によって電子部品を吸着して保持する。Y軸移動テーブル11、X軸移動テーブル12によって構成されるヘッド移動機構を駆動することにより、搭載ヘッド13はX方向、Y方向に移動する。これにより、各単位搭載ヘッド14は部品供給部5のテープフィーダ6から電子部品を取り出して、基板搬送機構3に位置決めされた基板9に移送搭載する。
したがって、Y軸移動テーブル11、第1のX軸移動テーブル12および搭載ヘッド13は、電子部品を保持した搭載ヘッド13をヘッド移動機構によって移動させることにより電子部品を基板9に移送搭載する部品搭載機構(すなわち電子部品実装用装置としての電子部品実装装置において、電子部品実装用の作業動作を実行するための作業動作機構)となっている。部品供給部5と基板搬送機構3との間には部品認識装置16が配設されており、部品供給部5から電子部品を取り出した搭載ヘッド13が部品認識装置16の上方を移動する際に、部品認識装置16は搭載ヘッド13に保持された状態の電子部品を撮像して認識する。
搭載ヘッド13には、X軸移動テーブル12の下面側に位置して一体的に移動する基板認識カメラ15が装着されている。搭載ヘッド13が移動することにより、基板認識カメラ15は基板搬送機構3に位置決めされた基板9の上方に移動し、基板9を撮像して認識する。搭載ヘッド13による基板9への電子部品の搭載動作においては、部品認識装置16による電子部品の認識結果と、基板認識カメラ15による基板認識結果とを加味して搭載位置補正が行われる。
次に図3を参照して、装置M1〜M5のそれぞれの装置側面MS(A),MS(B)における各部の配列について説明する。装置側面MS(A),MS(B)には、部品供給部5の側方に位置して操作部4が縦姿勢で配置されている。操作部4の上部には液晶パネルなどの表示装置よりなる表示パネル20が配置されており、表示パネル20は装置稼働中にマシンオペレータが参照する参照画面を含む各種の表示画面を表示する。表示パネル20の下方にはマシンオペレータが制御部(図4に示す制御部30参照)への操作入力を行う操作パネル21が設けられており、操作パネル21には、各種の操作入力を行うための操作ボタン21aや非常停止ボタン21bなどが配置されている。
部品供給部5においてマシンオペレータが台車8の交換やテープフィーダ6の保守を行う際には、マシンオペレータは表示パネル20に表示された操作画面の指示にしたがって、テープフィーダ6や操作ボタン21aの操作を行う。また装置M1〜M5のそれぞれの上部カバーには、シグナルタワー22が突設されている(図1も参照)。シグナルタワー22は各装置において部品切れやマシン動作異常など、マシンオペレータの処置を必要とする場合に、所定の表示パターンで信号灯を点灯することにより、マシンオペレータにその旨報知する。
次に図4を参照して、電子部品実装システム1の制御系の構成を説明する。図4(a)に示すように、装置M1〜M5はLANシステム24を介してホストコンピュータ23と接続されており、ホストコンピュータ23は装置M1〜M5の全体動作を統括して制御する。図4(b)は、装置M1〜M5のそれぞれが個別に有する制御系の構成を示している。以下、これらの個別の制御系の構成および機能を説明する。
図4(b)に示すように、装置M1〜M5は、制御機能を実行するための制御部30、表示処理部33、通信部34、記憶部36を備えている。制御部30はCPUであり、内部制御機能としての表示制御部31および機構制御部32を備えている。表示処理部33は、表示制御部31に制御されて操作部4に設けられた表示パネル20に画像を表示させる処理を行う。このとき、以下に説明する記憶部36に記憶されたデータが参照される。機構制御部32は、機構部35を構成する基板搬送機構35aや作業動作機構35bの動作を制御する。また操作パネル21をマシンオペレータが操作することにより入力された操作信号は制御部30に入力される。
通信部34は制御部30と接続されており、LANシステム24を介して他装置の制御部やホストコンピュータ23との間で信号の授受を行う。記憶部36は機構部35に基板搬送動作や部品搭載動作などの作業動作を行わせるための動作プログラムや実装データを記憶するほか、表示パネル20に表示される参照画面を含む各種の表示画面の画像データや、これらの画像データを表示させるための各種のデータ、すなわち操作画面データ36a、固有色データ36b、配置特定データ36c、表示フォーマットデータ36d、表示タイミングデータ36eを記憶する。以下、これらのデータについて説明する。
操作画面データ36aは、装置M1〜M5を個別に操作するために必要とされる各種の操作画面を表示させるためのデータである。固有色データ36bは、当該電子部品実装システム1において、個々の装置を相互に識別するための個体装置識別表示として使用され
る固有色、すなわち当該装置について予め割り当てられた色彩の種類を特定するデータである。当該装置の表示パネルの少なくとも一部にこの固有色を付することにより、マシンオペレータはこの固有色を視覚により直ちに認知して当該装置を直感的に識別することができる。
なお、固有色データ36bは、必要に応じて任意のタイミングで変更が可能である。例えば既存の装置を組み合わせて新たに実装システムを構成した場合において、隣接する装置相互において偶々固有色が同一または類似色であったような場合には、いずれかの装置の固有色を変更することにより識別性を確保することができる。このような場合を想定して、隣接する装置相互の固有色データ36bを比較することにより、隣接装置間で固有色が同一または類似色とならないように自動設定を行う機能を制御部30に備えるようにしてもよい。
図5は、操作画面データ36aに基づいて表示される操作画面に、固有色データ36bによって規定される固有色を付して表示した例を示している。図5(a)において、操作画面40の表示枠40aには、複数の操作用のアイコン41、42や、各種のモード設定用の操作設定部43が設けられている。操作設定部43内には、複数の項目欄43aおよび設定ボタン43bが表示されている。さらに表示枠40a内には画面切り換え用の操作ボタン44が設けられており、操作ボタン44を操作することにより、操作画面と後述する配置特定用の参照画面とを切り換えることができるようになっている。
表示枠40a内において、上述の操作部分を除いた背景部分の全面は、固有色データ36bによって規定される当該装置の固有色が付された着色領域40bとなっている。この操作画面40が表示された装置にアクセスしたマシンオペレータは、当該装置をこの固有色によって識別することができる。なお背景部分の全面に固有色を付す代わりに、図5(b)に示すように、操作画面40の一部に固有色によって着色された識別用の着色部45を設けるようにしてもよい。ここでは、操作画面40の下部に、表示枠40aの下辺に沿って帯状の着色部45を設けた例を示している。すなわち図5に示す例において操作画面40は、当該電子部品実装システムにおいて個々の装置を相互に識別するための個体装置識別表示を含む参照画面としての機能を有している。そしてこの例では個体装置識別表示は、表示パネル20の少なくとも一部に、当該装置について予め割り当てられた色彩を付することにより行われる形態となっている。
配置特定データ36cは、当該電子部品実装システムにおける個々の装置の位置および当該装置における基板の流動方向を特定するための配置特定表示を表示させるためのデータである。表示フォーマットデータ36dは、各種の表示画面を表示パネル20に表示させる際のフォーマットを規定するデータである。表示タイミングデータ36eは、マシンオペレータによる操作の便を図るために参照させる参照画面の表示タイミングを規定するデータである。
表示制御部31が表示処理部33を制御するに際しては、上述の各データによって予め設定された表示フォーマットおよび表示タイミングに基づいて、表示画面を表示パネル20に表示させる。例えば表示タイミングについては、後述するように操作画面が表示パネル20に表示されて、マシンオペレータによる当該操作画面上での操作入力が終了した後、所定時間経過後に自動的に表示されるようにすることもできる。
次に、表示フォーマットデータ36dに基づいて表示される配置特定用の参照画面およびその機能について、図6,図7,図8を参照して説明する。図6は、実装ラインL1を担当するマシンオペレータ46が、実装ラインL1を構成する装置M1〜M5の操作や保守などの作業を実行する場合のマシンオペレータ46の移動状態を示している。装置M1
〜M5は前述のように、基板搬送方向(矢印a参照)に沿った両側面に操作面が設けられていることから、マシンオペレータ46は必要に応じて装置側面MS(A),MS(B)の両面を操作対象として作業を行う。
図6(a)に示す例では、マシンオペレータ46は装置M2の装置側面MS(A)を対象として作業を実行した後、装置側面MS(B)へ移動する(矢印b)。このとき、装置側面MS(A),MS(B)のいずれにも、同一構成の表示パネル20,操作パネル21を有する操作部4がかなり狭い同一ピッチで複数配列されていることから、本来作業対象とすべき装置を錯誤によって取り違えて、隣接する装置の操作部4にアクセスしてしまうミスが発生する場合がある。またこの移動においてマシンオペレータ46は操作対象の装置に対向した姿勢となるように身体の向きを反転させるため、マシンオペレータ46からみた操作面における左右の位置関係は反対となり、基板搬送方向と関連のある作業に際しては、同様に錯誤による操作ミスを生じやすい。
このような錯誤に起因する操作ミスを防止するため、本実施の形態に示す電子部品実装システムにおいては、図7に示すような参照画面を表示パネル20に表示させるようにしている。図7(a)、(b)は、それぞれ装置側面MS(A),MS(B)に表示される参照画面50A,50Bを示している。これらの参照画面50A,50Bは、図5に示す操作画面40において操作ボタン44を操作することにより表示パネル20に表示される。
参照画面50A,50Bの表示枠50aの内部の着色領域50bは、図5(a)における着色領域40bと同様に、当該装置の固有色によって色彩が付されており、アクセスしたマシンオペレータ46が容易に当該装置を視覚によって識別できる。また表示枠50aの内側コーナ部には、当該画面における左右方向を示すL、R指示マーク50cが表示されており、当該画面に対向するマシンオペレータ46が左右の位置関係を確認することができるようになっている。
表示枠50aの内部には、マシンオペレータ46がアクセスした当該装置が属する実装ライン、実装ラインにおける当該装置の位置、当該装置における装置側面の区別、さらには当該装置における基板の流動方向など、当該装置の配置を特定する項目が表示される。項目表示欄51、53、55は、表示される項目がそれぞれ実装ラインの種別、当該実装ラインにおける当該装置の位置、対象とする装置側面MSの区分であることを示すものであり、項目表示欄51、53、55に対応して、識別区分表示欄52、54、56それぞれが設けられている。ここでは、参照画面50A、参照画面50Bのいずれにおいても識別区分表示欄52には当該実装ラインが実装ラインL1であることが表示され、また識別区分表示欄54には当該装置が当該実装ラインにおいて上流側から2番目に位置する装置M2であることが表示されている。
また識別区分表示欄56には、参照画面50Aにおいては現在アクセスしている表示パネル20が装置側面MS(A)に属し、参照画面50Bにおいては現在アクセスしている表示パネル20が装置側面MS(B)に属することを示している。さらに、表示枠50a内には、基板の流動方向を示す矢印マーク57が表示される。これにより、装置側面MS(A)にアクセスしたマシンオペレータ46は、参照画面50Aに表示された矢印マーク57の方向により、基板流動方向が自分の左側から右側に向かう方向であることを明確に認識し、また装置側面MS(B)にアクセスしたマシンオペレータ46は、参照画面50Bに表示された矢印マーク57の方向により、基板流動方向が自分の右側から左側に向かう方向であることを明確に認識することができる。これにより、マシンオペレータ46が基板流動方向を錯誤によって取り違えることによって生じる作業ミスを防止することができる。なお参照画面50A,50B内には操作スイッチ58が設けられており、マシンオ
ペレータ46が操作スイッチ58を操作することにより、参照画面表示を中止して通常の操作画面に戻る。
すなわち、参照画面50A,50Bにて示す例においては、参照画面は当該電子部品実装システム1における個々の装置の位置および当該装置における基板の流動方向を特定するための配置特定表示を含む形態となっている。なお参照画面の表示形態としては、マシンオペレータ46が必要と判断したタイミングにおいて手動操作により表示させる表示形態以外に各種のバリエーションが想定可能である。例えば、マシンオペレータ46が操作画面上での操作を終えて所定時間経過後には、図7に示す参照画面が自動的に表示パネル20に表示されるようにしてもよい。これにより、マシンオペレータ46は自分がアクセスした操作面が本来操作対象とする正しい操作部4であるか否かを、常に表示パネル20に表示された参照画面によって正しく確認することが可能となる。
また図6(b)は、同様な構成の実装ラインが複数存在し、同一のマシンオペレータ46がこれらを同時に作業対象とする場合のマシンオペレータ46の移動を示している。ここでは、実装ラインL1に属する装置M3の装置側面MS(A)を操作対象としていたマシンオペレータ46が、隣接する実装ラインL2に属する装置M4の装置側面MS(B)を操作対象とする例を示している。この場合には、マシンオペレータ46は身体の向きを反転させながら移動する(矢印c)。
図8は、このような場合にマシンオペレータ46が参照する参照画面50A,50Bを示している。すなわち、まず実装ラインL1の装置M3にアクセスしたマシンオペレータ46は、図8(a)に示す参照画面50Aを参照する。参照画面50Aには、当該実装ラインが実装ラインL1であり、当該装置が装置M3であり、さらに現在アクセスしている装置側面はA側面である旨が表示されており、これによりマシンオペレータ46は操作対象を正しく識別しながら作業を行うことができる。
また図8(b)は、マシンオペレータ46が身体の向きを変えて実装ラインL2の装置M4にアクセスした場合に当該装置の表示パネル20に表示される参照画面50Bを示している。参照画面50Bには、当該実装ラインが実装ラインL2であり、当該装置が装置M4であり、さらに現在アクセスしている装置側面は装置側面MS(B)である旨が表示されている。これにより、隣接の実装ラインL2へ身体の向きを変えながら移動するという錯誤を生じやすい動作を行った場合にあっても、マシンオペレータ46は参照画面50Bの表示内容によって、操作対象を正しく識別しながら作業を行うことができる。
なお参照画面に、配置特定用表示としてどのような項目を表示させるかは、上記実施例に記載された例に限定されるものではなく、各装置の特性や生産ラインの実情に応じて任意に設定できることはいうまでもない。同様に、個体装置識別表示としての固定色を表示するか否かも任意に選択することが可能である。
また参照画面などの表示画面を表示させるための画像データなどの情報を記憶させる態様については各種のバリエーションが可能である。すなわち本実施の形態に示すように、電子部品実装システム1が同種装置(電子部品搭載装置)のみで構成されている場合には、装置M1〜M5のそれぞれの記憶部36にすべてのデータを共通データとして記憶させておく。また電子部品実装システム1が複数の異種装置によって構成されている場合には、それぞれの装置の記憶部36に、装置種類に対応した異なるデータを記憶させるようにしてもよい。さらに、電子部品実装システム1の全体を統括して制御するホストコンピュータ23の記憶部に、すべてのデータをデータベースとして記憶させるようにしてもよい。この場合には、ホストコンピュータ23の記憶装置が、表示パネル20に表示される操作指示画面の画像データを記憶するための記憶部として機能する。
本実施の形態においては、表示制御部31は各装置M1〜M5のそれぞれの制御部30に設けられており、表示制御部は複数の電子部品実装用装置に個別に設けられた形態となっているが、図4(a)に示すように、電子部品実装システム1が装置M1〜M5を統括して制御するホストコンピュータ23を有している場合には、表示制御部31の機能をホストコンピュータ23に設けるようにしてもよい。この場合には、表示制御部は複数の電子部品実装用装置を統括して制御するホストコンピュータに設けられた形態となっている。
また本実施の形態に示す例では、電子部品実装用装置の例として、基板に電子部品を実装する部品搭載動作を行う電子部品搭載装置を示したが、電子部品実装システムを構成する装置であれば、基板に電子部品接合用の半田を印刷する半田印刷装置や、基板の検査を行う検査装置などにも、本発明を適用することができる。
本発明の電子部品実装システムおよび電子部品実装システムにおける参照画面の表示方法は、複数の電子部品実装用装置を直列に連結して構成された電子部品実装システムにおいて、操作すべき対象や操作内容の錯誤による取り違えを有効に防止することができるという効果を有し、複数装置を連結して構成された電子部品実装システムにおいて有用である。

本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの斜視図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムを構成する電子部品搭載装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムを構成する電子部品搭載装置の側面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける表示画面の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおけるマシンオペレータの操作態様の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける参照画面の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける参照画面の説明図
符号の説明
1 電子部品実装システム
4 操作部
5 部品供給部
9 基板
11 Y軸移動テーブル
12 X軸移動テーブル
13 搭載ヘッド
20 表示パネル
21 操作パネル
40 操作画面
50A,50B 参照画面
M1〜M5 電子部品搭載装置(装置)
MS(A),MS(B) 装置側面

Claims (7)

  1. 複数の電子部品実装用装置を直列に連結して構成され電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装システムであって、
    前記電子部品実装用装置は、電子部品実装用の作業動作を実行する作業動作機構と、前記作業動作機構を制御する制御部と、基板搬送方向に沿った装置側面に配置され、装置稼働中にマシンオペレータが参照する参照画面を含む表示画面を表示する表示パネルおよびマシンオペレータが前記制御部への操作入力を行う操作パネルを備えた操作部と、前記表示パネルに表示される前記参照画面の画像データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された画像データを前記表示パネルに表示させる表示処理部と、前記表示処理部を制御することにより、前記表示画面を予め設定された表示フォーマットおよび表示タイミングに基づいて表示させる表示制御部とを備え、
    前記参照画面を含む表示画面のデータは、当該電子部品実装システムにおいて、個々の電子部品実装用装置を相互に識別するための個体装置識別表示として使用される固有色データを含むことを特徴とする電子部品実装システム。
  2. さらに前記参照画面は、当該電子部品実装システムにおける個々の電子部品実装用装置の位置および当該電子部品実装用装置における基板の流動方向を特定するための配置特定表示を含むことを特徴とする請求項1記載の電子部品実装システム。
  3. 前記参照画面は、マシンオペレータによる前記操作入力が終了した後所定時間経過後に自動的に表示されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品実装システム。
  4. 複数の電子部品実装用装置を直列に連結して構成され電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装システムにおいて、表示パネルに参照画面を表示する電子部品実装システムにおける参照画面の表示方法であって、
    前記電子部品実装用装置は、電子部品実装用の作業動作を実行する作業動作機構と、前記作業動作機構を制御する制御部と、基板搬送方向に沿った装置側面に配置され、装置稼働中にマシンオペレータが参照する参照画面を含む表示画面を表示する表示パネルおよびマシンオペレータが前記制御部への操作入力を行う操作パネルを備えた操作部と、前記表示パネルに表示される前記参照画面の画像データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された画像データを前記表示パネルに表示させる表示処理部と、前記表示処理部を制御することにより、前記表示画面を予め設定された表示フォーマットおよび表示タイミングに基づいて表示させる表示制御部とを備え、
    前記参照画面として、当該電子部品実装システムにおいて、個々の電子部品実装用装置を相互に識別するための個体装置識別表示として使用される固有色を表示することを特徴とする電子部品実装システムにおける参照画面の表示方法。
  5. 前記個体装置識別表示は、前記表示パネルの少なくとも一部に当該電子部品実装用装置について予め割り当てられた色彩を付することにより行われることを特徴とする請求項記載の電子部品実装システムにおける参照画面の表示方法。
  6. さらに前記参照画面として、当該電子部品実装システムにおける個々の電子部品実装用装置の位置および当該電子部品実装用装置における基板の流動方向を特定するための配置特定表示を表示することを特徴とする請求項または5に記載の電子部品実装システムにおける参照画面の表示方法。
  7. 前記参照画面を、マシンオペレータによる前記操作入力が終了した後所定時間経過後に自動的に表示することを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の電子部品実装システムにおける参照画面の表示方法。
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