JP2004087999A - 電子部品実装システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の実装装置により電子部品を基板に実装する電子部品実装システムで、複数の実装装置の操作画面上でのメニュー選択に関わる操作性を向上する。
【解決手段】電子部品実装装置の複数の動作可能な機能のメニュー項目の内で所望のメニュー項目を操作画面に表示されるコマンドボタン群中の任意のコマンドボタンに一対一に割り当て、メニューのカスタマイズが行われる。このようにカスタマイズされたメニューは、各実装装置で共有され、優先して使用されるか(S2、S4)、専用にカスタマイズされたメニューが使用されるか(S12)、あるいはその組み合わせのメニューが使用される(S9)を選択することができる。このような構成では、メニュー選択に関わる操作性を向上することができる。
【選択図】    図14

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の電子部品実装装置により電子部品を基板に実装する電子部品実装システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子部品実装装置(以下、実装装置と略す)では、操作部に操作画面を表示する液晶ディスプレイなどの表示手段が設けられ、その操作画面に実装装置の複数の動作可能な機能のメニュー項目を表示し、操作画面上でメニュー項目を選択して操作する構成が主流になっている。図15は、このような従来の実装装置の操作画面の一例を示している。従来の実装装置の操作では、アプリケーションの切り替え、動作仕様の設定、生産プログラム作成等を行う場合、操作画面に表示された複数の機能のメニュー項目の中から目的に合った項目を探して選択し、目的に合った項目の機能の起動などを行っていた。例えば図15の操作画面100上で「装置稼動情報」のメニュー項目を選択する場合には、メニューバー110として表示された複数のメインメニュー項目の内の「メンテナンス」の項目を選択して、その項目の下の階層のプルダウンメニュー122を表示させ、さらにその中から「装置稼動情報」の項目を選択している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実装装置の機能は年々増加し、それに伴いメニュー項目数も増加している。そのため、実装装置の操作画面に表示されるメニュー項目数が多くなったり、図16に示すようにメニューの階層が深くなったりして、目的の操作を行うのに手間取り、操作性の悪化につながるという問題があった。また、操作画面に表示されるメニュー項目は、アプリケーションで固定されているため、操作者によっては必要のないメニュー項目が存在し、それを誤操作することにより、装置の誤動作を引き起こす原因にもなっている。
【0004】
このような問題は、特に複数の実装装置により電子部品を基板に実装する電子部品実装システムにおいて、実装装置の数が多くなるほど顕著になる。
【0005】
そこで本発明の課題は、複数の実装装置により電子部品を基板に実装する電子部品実装システムにおいて、実装装置の操作画面上でのメニュー選択に関わる操作性をシステム全体として向上することができる構成を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、
ホストコンピュータと接続された複数の電子部品実装装置により電子部品を基板に実装する電子部品実装システムにおいて、
電子部品実装装置で実行されるメニューをカスタマイズする手段と、
電子部品実装装置どうし及びホストコンピュータ間で通信を行なう通信手段とを有し、
カスタマイズされたメニューを、外部記憶媒体又は前記通信手段を介して取得し各電子部品実装装置で共有して使用できる構成を採用している。
【0007】
上記カスタマイズは、電子部品実装装置又はホストコンピュータ、あるいはその両方で行うことができ、各電子部品実装装置は、共有にカスタマイズされたメニュー、専用にカスタマイズされたメニュー、あるいはその組み合わせのメニューを選択して使用できるように構成される。
【0008】
メニューのカスタマイズは、メニュー項目をコマンドボタンに一対一に割り当てることにより行われ、カスタマイズしたいメニュー項目に応じた数のコマンドボタンが生成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1には、複数の電子部品実装装置(以下でも実装装置と略す)1,2,3をホスト装置(ホストコンピュータ)6により管理、制御して基板に電子部品を実装し、基板を生産する電子部品実装システムの構成が図示されている。
【0011】
実装装置1,2,3には、それぞれ両側に複数(図示では5個)のフィーダ1a,1b,2a,2b,3a,3bが配置されており、各フィーダは基板搬送路4上で矢印方向に搬送される基板5,5′,5″に実装するための各種電子部品を収納している。各実装装置1,2,3は、ホスト装置6と接続されており、ホスト装置6から各実装装置1,2,3へ基板に電子部品を実装して基板を生産するための生産プログラムデータを転送したり、各実装装置1,2,3からホスト装置6へ種々のデータを転送することが可能となっている。なお、実装装置1,2,3どうしも互いに接続されており、互いの間で後述するコマンドボタンファイルなどのカスタマイズされたメニューのデータファイルを送受信できるようになっている。
【0012】
図2には、実装装置1の詳細な構成が図示されている。実装装置1は、装置全体を制御し実装動作を制御するCPU11a、各種制御プログラムやデータを格納したROM11c、制御データ、処理データを格納し作業領域を提供するRAM11bから構成される制御部11を有している。また、実装装置1には、ホスト装置6との間、及び他の実装装置2,3との間でデータ送受信が可能なデータ送受信部(通信手段)16が設けられており、ホスト装置6から送信されてくる生産プログラムデータは、このデータ送受信部16を介して受信され、RAMやハードディスク装置などからなるデータ格納部15に格納される。制御部11は、ホスト装置6から送信される生産プログラムデータ並びに入力部14を介して入力されるデータに従って、X/Y駆動部及びその他の駆動部12を駆動して、吸着ヘッド(不図示)をフィーダに移動させ、そこでフィーダから供給される電子部品を吸着ヘッドにより吸着させる。吸着された部品は、照明部17により照明され、カメラ18を備えた画像認識部19で吸着姿勢が認識され、位置が補正される。その後、吸着ヘッドが移動され、搬送路4に沿って搬送される基板5,5′,5″上の目的個所に部品が実装される。
【0013】
また、実装装置1には、後述する操作画面などの各種の情報を表示する液晶ディスプレイなどからなる表示部13と、オペレータ(操作者)が前記の操作画面上での操作のための入力を含む各種情報の入力を行うための入力部14が設けられている。入力部14は表示部13の表示面と一体に構成された透明なタッチパネルやキーボードなどから構成され、この入力部14と表示部13で装置の操作部が構成されている。
【0014】
他の実装装置2,3も、実装装置1と全く同様な構成になっており、基板の流れる方向に沿って配置されて、それぞれ同じ基板に他の電子部品を搭載する。すなわち、実装装置1,2,3は、順次搬送されてくる基板にそれぞれ担当する部品を実装し基板を順次生産する。
【0015】
一方、ホスト装置6は、図3に図示したように、制御部61、表示部64、入力部65、データ格納部66、データ送受信部(通信手段)67から構成されている。制御部61はCPU61a、RAM61b、ROM61cから構成される。表示部64は、表示部13と同様に、CRTや液晶ディスプレイからなり、制御部61の制御のもとにホスト装置6の操作画面を含む各種情報を表示する。また入力部65はキーボードやマウスなどからなり、これにより前記操作画面上での操作のための入力や、生産プログラムデータなど各種データの入力がなされる。またデータ送受信部67により実装装置1,2,3から送信されたデータが受信され、これらのデータはメモリやハードディスクなどからなるデータ格納部66に格納できるようになっている。RAM61b、ROM61c或いはデータ格納部66にはオペレーティングシステムプログラム(OS)や他のプログラム及び各種のデータが格納される。
【0016】
基板に部品を実装して基板を生産するとき、ホスト装置6上で各基板の生産ごとに生産プログラムデータが作成される。生産プログラムデータは、実装装置により電子部品を基板に実装して基板を生産するための各種データであり、送受信部67を介して対応する実装装置1,2,3に転送される。
【0017】
実装装置1,2,3では、表示部13に操作画面が表示され、ホスト装置6から与えられた生産プログラムに従った実装動作を行う。以下、実装装置1,2,3の操作画面による操作、特にメニュー選択の操作に関して説明する。
【0018】
実装装置1,2,3が起動されると、まず実装装置の動作可能な複数の機能のそれぞれに対応する複数のアプリケーションを管理するアプリケーション(以下、アプリケーションマネージャという)が動作し、それにより表示部13に図4に示すようなメインの操作画面100が表示される。この操作画面100には、ここでは「ファイル」〜「ヘルプ」の各アプリケーションのメニュー項目からなるメニューバー110が表示される。このメニューバー110の内の所望のメニュー項目を選択すると、そのメニュー項目のアプリケーションが起動され、それによりプルダウンメニューが表示されるか、あるいは別の操作画面が表示される。
【0019】
例えば「セットアップ」の項目を選択すると、図5のように「セットアップ」の項目の下にプルダウンメニュー120が表示され、さらにその内の「マシンセットアップ」の項目を選択すると、図6のように操作画面として、ノズル交換を設定するマシンセットアップ画面101が表示される。さらに、この画面101のメニューバー111で「設定グループ」の項目を選択すると、図7のように「設定グループ」の項目の下にプルダウンメニュー121が表示され、さらにその内の「使用ユニット」の項目を選択すると、図8のように操作画面として使用ユニット画面102が表示される。
【0020】
このようなメニュー項目の選択により実装装置が操作される。本実施形態では、このメニュー項目の選択操作を簡単に行うために、図4,図5中で符号130、図6,図7中で符号131により示すコマンドボタン群を設定し、各アプリケーションの操作画面に表示する。このコマンドボタン群の各ボタンは、オペレータが各アプリケーションで動作可能な複数の機能のメニュー項目の内で所望の項目を一対一に割り当てた、すなわちメニュー(項目)をカスタマイズ化したコマンドボタンである。
【0021】
このコマンドボタンの設定を行なうために、図12に示すコマンドボタンデータテーブル300が実装装置1,2,3のROM11cなどに格納されて用意されている。このテーブル300は、アプリケーション番号で特定される各アプリケーション名と、各アプリケーション毎にコマンドボタンを設定して選択できる各動作(機能)の動作番号、動作内容(メニュー項目)、及び設定された場合に操作画面に表示するコマンドボタンの画像ファイル名の各データからなる。コマンドボタンの画像ファイル群も別に用意される。
【0022】
そして、コマンドボタンの設定は、図4のメインの操作画面100から「オプション」を選択して、プルダウンメニューのコマンド設定(不図示)の選択により、操作画面として図9に示すコマンドボタン設定画面200を表示させ、この画面上で行う。
【0023】
すなわち、まず画面200に表示されたアプリケーション選択部201において、操作画面上にコマンドボタンを設定するアプリケーションを図12のコマンドボタンデータテーブル300におけるアプリケーション番号とアプリケーション名により、例えばアプリケーション番号1=アプリケーションマネージャーというように選択する。
【0024】
次に、ボタン位置設定部202において、アプリケーション選択部201で選択されたアプリケーションの操作画面上で表示するコマンドボタンの位置をボタン番号とページ番号で設定する。ボタン番号とは、例えばコマンドボタン群を上下方向に沿って並べて表示する場合に1番上が1というように上から数えたボタンの位置の番号である。また、ページ番号とは、図4〜図7に示す操作画面に表示されるページ切り換えボタン140で切り換えられる操作画面のページ(画面)の番号である。コマンドボタン群の設定数が多くて1ページ(1画面)に収まらない場合、ページ切り換えボタン140で操作画面のページを切り換えることにより全部のコマンドボタン群を表示できるようにする。
【0025】
次に、メニュー設定部203において、選択されたアプリケーションで選択可能な各動作(機能)のメニュー項目の内からコマンドボタンに割り当てたいメニュー項目をコマンドボタンデータテーブル300における動作番号とメニュー項目名により、例えば動作番号0=ファイル新規作成というように選択して、設定する。ここで同一アプリケーション内ならメニューの階層の深さに関わらず、任意のメニュー項目を選択してコマンドボタンに割り当てることができる。
【0026】
このようにメニュー項目を選択して割り当てられたコマンドボタンの操作画面に表示される画像がボタン表示部204に表示される。これは図12で先述したコマンドボタンの画像ファイルにより表示される。
【0027】
そしてOKボタン205が押されると、コマンドボタンの設定が確定し、その設定情報のデータがコマンドボタンの設定情報のファイル(以下、コマンドボタンファイルという)に登録される。このコマンドボタンファイルは、図13に示すように、コマンドボタンデータテーブル300から選択されて設定されたアプリケーションのアプリケーション番号と、そのアプリケーションで選択された動作内容(メニュー項目)に対応する動作番号と、選択されたボタン番号の各データを関連付けて登録したものである。なお、コマンドボタンファイルは、実装装置のCPU11aの処理によりRAM11b上で作成され、作成されたらデータ格納部15に格納され、使用時にはRAM11b上にロードされて使用される。また、コマンドボタンファイルは、外部記憶媒体(例えばFDなど)に記憶することもできる。
【0028】
CPU11aは、各アプリケーションの起動時にそのアプリケーションに対応した操作画面を表示部13に表示させるとともに、コマンドボタン設定情報に基づいてコマンドボタンを表示させる。そして、操作画面上でコマンドボタンが選択されると、そのコマンドボタンに割り当てられたメニュー項目の動作を行い、操作画面でメニューバーやその下層のプルダウンメニューで表示されるメニュー項目の内から同じ意味の項目を選択したときと同じ機能が実施される。
【0029】
たとえば、図9のコマンドボタン設定画面200でアプリケーション番号1=アプリケーションマネージャ、ボタン番号5、ページ番号1、動作番号3=セットアップとしてコマンドボタンを設定し、登録すると、図4,図5に示すようにメインの操作画面100上でコマンドボタン群130の上から5番目に「セットアップ」のコマンドボタン132が表示される。同様に、アプリケーション番号4=セットアップ、ボタン番号5、ページ番号1、動作番号22=使用ユニットとしてコマンドボタンを設定し、登録すると、図6,図7に示すようにマシンセットアップ画面101上でコマンドボタン群131の上から5番目に「使用ユニット」のコマンドボタン133が表示される。
【0030】
そして、図4のメインの操作画面100上で「セットアップ」のコマンドボタン132を選択すると、セットアップのアプリケーションが起動され、図6のようにマシンセットアップ画面101が表示される。これは、図5のようにメインの操作画面100上においてメニューバー110の内で「セットアップ」の項目を選択してプルダウンメニュー120を表示させ、さらにその内の「マシンセットアップ」の項目を選択した場合と結果が同じである。
【0031】
また、図6のマシンセットアップ画面101上で「使用ユニット」のコマンドボタン133を選択すると、図8のように使用ユニット画面102が表示される。これは、図7のようにマシンセットアップ画面101上においてメニューバー111の内で「設定グループ」の項目を選択してプルダウンメニュー121を表示させ、さらにその内の「使用ユニット」の項目を選択した場合と結果が同じである。
【0032】
このように、コマンドボタンを使用すれば、メニューバーとプルダウンメニューを使用する場合に2回ないしそれ以上の回数の操作でやっと選択できるメニュー項目を1回の操作で選択することができ、メニュー項目の選択操作を著しく簡単にし、実装装置の操作性を向上することができる。
【0033】
また、オペレータが頻繁に実行させたりする必要なメニュー項目だけをコマンドボタンに割り当てることにより、メニュー項目の選択操作を簡単に且つ間違いなく行えるようにし、操作性を向上することができる。
【0034】
なお、図10に示すように、操作画面100上に表示されるコマンドボタン群130の位置は、所定の操作により、例えば左端の位置と右端の位置などの異なる位置に移動可能とする。これによりオペレータの好みや操作上の都合などに合わせてコマンドボタン群130の位置を適当に移動することができ、実装装置の操作性を向上することができる。
【0035】
ところで、本実施形態の電子部品実装システムにおいて、システムの起動時に、例えば図11(a)に示すように、実装装置2,3が実装装置1からコマンドボタンファイル20の全部または一部のデータを読み込んで自らのコマンドボタンの設定データとして使用することにより、実装装置1,2,3でコマンドボタンの設定内容を全部または一部共通にするようにしてもよい。
【0036】
また、コマンドボタンの設定、コマンドボタンファイルの作成、すなわちメニューのカスタマイズをホスト装置6で行なえるようにしておき、システムの起動時に、図11(b)に示すように、実装装置1,2,3がホスト装置6からコマンドボタンファイル20の全部または一部のデータを読み込んで自らのコマンドボタンの設定データとして使用することにより、実装装置1,2,3でコマンドボタンの設定内容を全部または一部共通にするようにしてもよい。このカスタマイズされたメニューに対応するコマンドボタンファイル20は、外部記憶媒体(FDなど)を介して読み込ませるほかに、データ送受信部(通信手段)16、67を介して行うようにすることもできる。
【0037】
このように1台の実装装置、例えば実装装置1あるいはホスト装置6で作成したコマンドボタンファイルを実装装置1,2,3で共通して使用する(以下、そのコマンドボタンファイルを共通コマンドボタンファイルという)ことにより、実装装置1,2,3でコマンドボタンの設定内容を共通にすることができ、電子部品実装システム全体として、複数の実装装置のコマンドボタンの設定を簡単に統一して行なうことができ、コマンドボタンに関わる操作性を向上することができる。
【0038】
なお、図11(b)の方法の場合、ホスト装置6側でコマンドボタンの設定を行うためのアプリケーションを用意しておき、そのアプリケーションの起動によりホスト装置6の表示部64に操作画面として先述した図9のコマンドボタン設定画面200と同様の設定画面を表示させ、その画面上で入力部65からの入力によりコマンドボタンの設定を行ない、コマンドボタンファイルを作成し、データ格納部66に格納しておく。
【0039】
また、各実装装置で複数のオペレータが個々にコマンドボタンを設定してオペレータ専用のコマンドボタンファイルを作成し、使用するようにすることも可能であり、そうすればオペレータが個々に操作し易いようにカスタマイズすることが可能である。なお、こうする場合、コマンドボタンの設定時と、その設定で作成されたコマンドボタンファイルの使用時にオペレータID(識別情報)の入力を条件とする。
【0040】
さらに、実装装置1,2,3ないしホスト装置6の入力部14ないし65からの入力などにより設定されるモードに応じて、実装装置1,2,3において、コマンドボタンファイルとして、上述した共通コマンドボタンファイルを使用するか、自らの装置で設定されたオペレータ専用にカスタマイズされたメニューのコマンドボタンファイルを使用するか、あるいは両ファイルのそれぞれの一部を組み合わせたファイルを使用するか切り換えられるようにしてもよい。
【0041】
この場合の実装装置1,2,3のCPU11aのコマンドボタンファイルの取り扱いに関わる制御手順を図14のフローチャートに示してある。この制御手順に対応した制御プログラムがROM11cに格納され、CPU11aにより実行される。
【0042】
この制御手順では、まずシステムの起動時などで、表示部13に例えば図4のようなメインの操作画面を表示させ、そこにデフォルトで設定されているコマンドボタンを表示させる(ステップS1)。このデフォルトのコマンドボタンは、例えば操作画面上で最低限必要なボタンとし、オペレータの設定に関係なく表示されるものとする。
【0043】
次に、上述したモードの設定により共通コマンドボタンファイルの使用が優先されているか否か判定し(ステップS2)、優先されていたら、さらにモード設定により共通コマンドボタンファイルの全部の使用あるいは一部の使用が優先されているか判定する(ステップS3)。
【0044】
そして、全部の使用が優先されていたら、データ送受信部16を介して、共通コマンドボタンファイルが設定されている他の実装装置あるいはホスト装置6から共通コマンドボタンファイルを取得し、使用するコマンドボタンファイルとしてRAM11bにロードする(ステップS4)。なお、ここで共通コマンドボタンファイルが自装置に設定されていれば、それを格納したデータ格納部15からRAM11b上にロードする。
【0045】
そして、ロードした共通コマンドボタンファイルのコマンドボタン設定情報に従って、表示部13の操作画面にコマンドボタンを表示させる(ステップS13)。
【0046】
一方、ステップS3の判定の結果、共通コマンドボタンファイルの一部の使用が優先されていたら、オペレータIDの入力を待ち(ステップS5)、その入力があったら、入力されたIDのオペレータ専用のコマンドボタンファイルがデータ格納部15に存在するか否か判定し(ステップS6)、存在すればRAM11b上にロードする(ステップS7)。
【0047】
続いて、共通コマンドボタンファイルを他の実装装置、ホスト装置6あるいは自装置のデータ格納部15から取得しRAM11bにロードする(ステップS8)。
【0048】
そして、ロードしたオペレータ専用のコマンドボタンファイルと共通コマンドボタンファイルのそれぞれのデータを組み合わせて使用するコマンドボタンファイルを作成する(ステップS9)。例えば、操作に関して実装装置1,2,3で共通にした方がよい生産等の操作画面のコマンドボタンの設定データは共通コマンドボタンファイルのデータとし、オペレータ個人の好みを重視した方がよいデータ作成などの操作画面のコマンドボタンの設定データはオペレータ専用のコマンドボタンファイルのデータとする。
【0049】
なお、ステップS6の判定でオペレータ専用のコマンドボタンファイルがなかった場合は、ステップS9で作成するコマンドボタンファイルは、共通コマンドボタンファイルの一部のデータ(上記の共通にした方がよいコマンドボタンの設定データ)からなるファイルとしてもよいし、全データすなわち共通コマンドボタンファイルのままとしてもよい。
【0050】
このようにしてコマンドボタンファイルの作成が終了したら、そのファイルのコマンドボタン設定情報に従って、表示部13の操作画面にコマンドボタンを表示させる(ステップS13)。
【0051】
一方、ステップS2の判定において、共通コマンドボタンファイルの使用が優先されていなかった場合には、オペレータIDの入力を待ち(ステップS10)、その入力があったら、入力されたIDのオペレータ専用のコマンドボタンファイルがデータ格納部15に存在するか否か判定し(ステップS11)、存在すれば使用するコマンドボタンファイルとしてRAM11b上にロードする(ステップS12)。
【0052】
そして、ロードしたオペレータ専用のコマンドボタンファイルのコマンドボタン設定情報に従って、表示部13の操作画面にコマンドボタンを表示させる(ステップS13)。
【0053】
以上のようにして、モード設定により、共有にカスタマイズされたメニュー、専用にカスタマイズされたメニュー、あるいはその組み合わせのメニューに切り換えることができ、コマンドボタンの設定内容を多様化することができ、システム全体としてコマンドボタンに関わる操作性を向上することができる。
【0054】
なお、以上では共通コマンドボタンファイルを使用するモード、オペレータ専用のコマンドボタンファイルを使用するモード、及び両ファイルを組み合わせて使用するモードの3モードを選択して実行するものとしたが、共通コマンドボタンファイルを使用するモードとオペレータ専用のコマンドボタンファイルを使用するモードの2モードだけを選択して実行するようにしてもよい。また、デフォルトのコマンドボタンファイルをそのまま使用するモードを設けるようにしてもよい。
【0055】
また、実装装置1,2,3において、オペレータ個々に専用のコマンドボタンファイルの設定ができない、すなわち各装置で自らに1種類しかコマンドボタンファイルの設定ができないものとして、上記の制御において、オペレータ専用のコマンドボタンファイルを前記の自らに設定された1種類のコマンドボタンファイルに置き換えてもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、カスタマイズされたメニューを取得して各電子部品実装装置で共有して使用できるので、操作性のよいメニューを、複数の電子部品実装装置で統一して使用することができ、システム全体として操作性を向上することができる。さらに、使用モードによって、共有にカスタマイズされたメニュー、専用にカスタマイズされたメニュー、あるいはそれらを組み合わせたメニューを選択して使用できるので、メニューの選択を多様化することができ、この点からも操作性を向上することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による電子部品実装システム全体の構成を概略的に示す説明図である。
【図2】同システムの電子部品実装装置の構成の詳細を示すブロック図である。
【図3】同システムのホスト装置の構成の詳細を示すブロック図である。
【図4】電子部品実装装置の表示部に表示されるメインの操作画面を示す説明図である。
【図5】同操作画面上でのメニュー項目の選択の様子を示す説明図である。
【図6】マシンセットアップ画面を示す説明図である。
【図7】マシンセットアップ画面上でのメニュー項目の選択の様子を示す説明図である。
【図8】使用ユニット画面を示す説明図である。
【図9】コマンドボタン設定画面を示す説明図である。
【図10】操作画面上でのコマンドボタン群の移動の様子を示す説明図である。
【図11】電子部品実装システムの各実装装置で共通のコマンドボタンファイルを使用する構成を説明する説明図である。
【図12】コマンドボタンの設定のために用いられるデータテーブルを示す表図である。
【図13】同データテーブルと、そのデータに基づいて作成されるコマンドボタンファイルのデータの関連を示す説明図である。
【図14】電子部品実装システムの各実装装置でモード設定に応じて使用するコマンドボタンファイルを切り換えるための制御手順を示すフローチャート図である。
【図15】従来の電子部品実装装置のメインの操作画面を示す説明図である。
【図16】同操作画面上で階層が深いメニュー項目の選択の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2,3 電子部品実装装置
4 基板搬送路
5,5′,5″ 基板
6 ホスト装置
11 制御部
13 表示部
14 入力部
15 データ格納部
16 データ送受信部
20 コマンドボタンファイル
61 制御部
64 表示部
65 入力部
66 データ格納部
67 データ送受信部
100 メインの操作画面
101 マシンセットアップ画面
102 使用ユニット画面
110,111 メニューバー
120,121 プルダウンメニュー
130,131 コマンドボタン群

Claims (4)

  1. ホストコンピュータと接続された複数の電子部品実装装置により電子部品を基板に実装する電子部品実装システムにおいて、
    電子部品実装装置で実行されるメニューをカスタマイズする手段と、
    電子部品実装装置どうし及びホストコンピュータ間で通信を行なう通信手段とを有し、
    カスタマイズされたメニューを、外部記憶媒体又は前記通信手段を介して取得し各電子部品実装装置で共有して使用できることを特徴とする電子部品実装システム。
  2. 前記カスタマイズが電子部品実装装置又はホストコンピュータで行われることを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装システム。
  3. 各電子部品実装装置において、共有にカスタマイズされたメニュー、専用にカスタマイズされたメニュー、あるいはその組み合わせのメニューを選択して使用できることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品実装システム。
  4. 前記メニューのカスタマイズは、メニュー項目をコマンドボタンに一対一に割り当てることにより行われることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子部品実装システム。
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