JP5082840B2 - 開閉蓋のロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の電子機器における、電池やメモリカード等の収納部に装備されている開閉蓋のロック装置に関する。
デジタルカメラには、電源としての電池や、外部メモリとしてのメモリカード等を収納する開閉蓋付きの電池収納部が設けられている。そして、この開閉蓋(電池蓋)とカメラ本体との間には、開閉蓋の閉じ位置において、その開閉蓋が不用意に開くのを防止する目的で、開閉蓋をカメラ本体側にロックするロック装置が装備されている。
特許文献1には、電池収納部を開閉する電池蓋のロック装置が記載されている。このロック装置は、電池蓋を支持するプレート状の支持部材を備えている。支持部材はヒンジ部を介してカメラ本体(電池収納部)に回動可能に支持されている。さらに、電池蓋は支持部材に対してその長手方向にスライド可能に装着されていて、電池蓋の自由端側にはカメラ本体側のフックに係合するフックが設けられている。
ここで、電池蓋を開ける場合には、電池蓋をその自由端側へスライドさせてフックどうしの係合を解除した後、ヒンジ部を中心に自由端側を回動させて開放状態にする。電池蓋をロックする場合には、電池蓋を閉じた状態でヒンジ部側へスライドさせることで電池蓋をロック状態にする。
特許文献2には、複合カメラの電池室を開閉するバッテリ蓋のロック装置が記載されている。このロック装置では、バッテリ蓋の内面側に設けたスライドフックを、バッテリ蓋の表面側からスライド操作するつまみ(操作部)を設けることで、バッテリ蓋の開閉操作を行いやすくしている。また、スライドフックをコイルバネによりフック(爪部材)側へ付勢することで、バッテリ蓋をロック状態に維持可能に構成している。
特開2005−216811号公報 特開2000−267186号公報
特許文献1に記載の電池蓋のロック装置では、電池蓋の自由端にフックが設けられているため、電池蓋の中間部分の反りや浮き上がり等が発生しやすく、外観を低下させる問題に加え、構造も複雑になる問題があった。特に、電池蓋がバネによって開方向へ付勢されている場合には、長期間に亘って電池蓋に負荷が掛かるため、反りや浮き上がりが発生しやすくなる。
特許文献2に記載のロック装置では、操作部としてのつまみを有するため、蓋の開閉操作を円滑に行える利点があるものの、カメラ本体の係合部に係合させるフックが蓋の先端側に配置されているため、蓋の形状によっては、蓋の中間部分の反りや浮き上がり等が発生しやすくなる問題がある。特に、薄型のデジタルカメラのように、蓋が細長い板状で、バネによって開方向へ付勢されている場合にはそうした問題が生じやすくなる。
よって、本発明の課題は、開閉蓋が細長い板状であっても反りや浮き上がりを防ぐことができる上に、比較的簡易な構造で実現することができ、操作性にも優れた開閉蓋のロック装置を提供することにある。
以上の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、
本体に対し、ヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋と、
蓋の長手方向に添ってスライド可能に設けられたスライド部材と、
スライド部材をスライド操作する操作部と、
スライド部材のスライド方向に対し交差する方向に変位して、本体に設けられた係合部に係脱するフックを有するフック部材と、
スライド部材とフック部材との間に設けられ、スライド部材をスライドさせることによってフックを変位させる変位機構と、を備え
前記フック部材は、先端側に設けられたフックと、そのフックがスライド部材のスライド方向と交差する方向に変位可能な回転軸とを有し、前記スライド部材とフック部材との間には、スライド部材のスライドによってフック部材をその回転軸を中心に回動させる係合手段が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、
本体に対し、ヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋と、
蓋の長手方向に添ってスライド可能に設けられたスライド部材と、
スライド部材をスライド操作する操作部と、
スライド部材のスライド方向に対し交差する方向に変位して、本体に設けられた係合部に係脱するフックを有するフック部材と、
スライド部材とフック部材との間に設けられ、スライド部材をスライドさせることによってフックを変位させる変位機構と、
前記フック部材の近くに配置された補助フック部材と、を備え、
補助フック部材は、先端側に設けられたフックと、そのフックがスライド部材のスライド方向と交差する方向に変位可能な回転軸とを有し、前記フック部材と補助フック部材との間には、スライド部材のスライドによってフック部材をその回転軸を中心に回動させる係合手段が設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、
本体に対し、ヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋と、
蓋の長手方向に添ってスライド可能に設けられたスライド部材と、
スライド部材をスライド操作する操作部と、
スライド部材のスライド方向に対し交差する方向に変位して、本体に設けられた係合部に係脱するフックを有するフック部材と、
スライド部材とフック部材との間に設けられ、スライド部材をスライドさせることによってフックを変位させる変位機構と、を備え、
前記フック部材は、蓋の幅方向に間隔をおいて配置された一対のアームと、そのアームの先端に設けられたフックとを有し、前記両アームの相対する内側縁部どうしの間隔は、アームの先端側から基端側へ向かうにしたがって次第に狭く形成されていて、スライド部材が両アーム間に進入することで、両アームが弾性変形し、両フックがスライド部材のスライド方向と交差する方向へ変位することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、
本体に対し、ヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋と、
蓋の長手方向に添ってスライド可能に設けられたスライド部材と、
スライド部材をスライド操作する操作部と、
スライド部材のスライド方向に対し交差する方向に変位して、本体に設けられた係合部に係脱するフックを有するフック部材と、
スライド部材とフック部材との間に設けられ、スライド部材をスライドさせることによってフックを変位させる変位機構と、を備え、
前記フック部材は、蓋の幅方向に間隔をおいて配置された一対のアームと、そのアームの先端に設けられたフックとを有し、前記両アームの相対する外側縁部どうしの間隔は、アームの基端側から先端側へ向かうにしたがって次第に広く形成されていて、スライド部材のスライド時に両アームの外側縁部に接触することで、両アームが弾性変形し、両フックがスライド部材のスライド方向と交差する方向へ変位することを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜4の何れかに記載の開閉蓋のロック装置において、前記フックを複数備え、各フックは蓋の長手方向の両側に配置されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜5の何れかに記載の開閉蓋のロック装置において、前記各フックは、蓋の長手方向に間隔をおいて配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、スライド部材のスライド方向に対し交差する方向に変位して、本体に設けられた係合部に係脱するフックを有するフック部材を備えているので、フックを開閉蓋の長手方向の中央寄りに配置することが可能になる。これにより、開閉蓋が細長い板状であっても反りや浮き上がりを防ぐことができる上に、比較的簡易な構造で実現することができ、またスライド部材は操作部を備えているので、開閉操作性にも優れた構造とすることができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1及び図2は、本発明に係る開閉蓋のロック装置を装備したデジタルカメラの全体斜視図である。図3は開閉蓋を開けた状態のデジタルカメラの全体斜視図である。図4はカメラ本体の一部を構成する支持枠と開閉蓋との関係を示す斜視図である。図5は開閉蓋の分解斜視図である。
これらの図に示すように、デジタルカメラ1は、平面視で概略矩形状に形成されるカメラ本体(以下、本体という)10を備えている。本体10には、片面側に撮像レンズ2が設けられ、他の片面側には液晶ディスプレイ3が設けられている。本体10の底面側には、電池5やメモリカード6を収納する収納部7と、その収納部7を開閉する開閉蓋(以下単に蓋と呼ぶ)20が設けられている。本体10の底面側には三脚用の取付部4が設けられている。ここでは特に説明しないが、本体10にはデジタルカメラに必要な機能や機構、各種操作ボタン等が設けられている。
この実施形態に係るロック装置は、本体10に対し、ヒンジ部8を介して開閉自在に設けられた蓋20と、蓋20の長手方向に添ってスライド可能に設けられたスライド部材22と、スライド部材22をスライド操作する操作部221と、スライド部材22のスライド方向に対し交差する方向に変位して、本体10に設けられた係合部33に係脱する爪状のフック23fを有するフック部材23と、スライド部材22とフック部材23との間に設けられ、スライド部材22をスライドさせることによってフック23fを変位させる変位機構Fとを備えている。次いで、これらの詳細について説明する。
蓋20は、図4に示すように、本体10の主要枠部材の一部を構成する支持枠30に対し、ヒンジピン(ヒンジ部)8を介して開閉自在に連結されている。従って、支持枠30には、収納部7のための開口部31や三脚用の取付部4等が形成されている。開口部31の両側壁32、32の部分には、フック部材23のフック23fが係脱する係合部33、33が設けられている。各係合部33は正面から見て矩形状の横孔として形成されている。
但し、本体10にはその表面を形成するカバーケース10aが設けられるため、各係合部33は実質的には凹部として形成される。各係合部33、33は両側壁32、32の長さ方向に間隔をおいて二カ所、合計四カ所設けられている。従って、各係合部33、33は、蓋20の閉じ位置において蓋20の長さ方向の中央部寄りになるように配置されている。係合部33の数はフック23fとの関係で決定される。
蓋20は、図5に示すように、蓋本体21と、スライド部材22と、一対のフック部材23、23と、押さえ部材24とを備えている。蓋本体21は一端側にピン8が挿入されるピン孔211を有している。ピン8部分には蓋本体21を開方向へ付勢するコイルバネ9が装着されている。蓋本体21の他端側になる自由端212の部分は、支持枠30の湾曲部34に対応するように湾曲形成されている。
蓋本体21の一端と他端の間の部分は細長い板状(帯板状)に形成されていて、その内面側にスライド部材22を組み付けるための長孔(組み付け部)213が設けられている。蓋本体21の内面側における長孔213の両側には、一対のフック部材23、23を蓋本体21の幅方向にスライド可能に組み付けるための平坦面214、214がそれぞれ設けられている。
平坦面214、214の外側、即ち、蓋本体21の内面の幅方向の両側には押さえ部材24を蓋本体21へ装着する際に利用する複数の突起215及び係止溝217がそれぞれ設けられている。また、蓋本体21の内面には、フック部材23、23の両端面231、231を蓋本体21の幅方向へ案内するガイド面216、216が蓋本体21の長手方向に間隔をおいて対向配置されている。
フック部材23、23は、スライド部材22の両側に設けられ、各フック部材23はスライド部材22のスライド方向に長く(蓋本体の長手方向に長く)形成されている。そして、各フック部材23にはその長手方向に間隔をおいて(両端部に)フック23f、23fがそれぞれ設けられている。各フック23fは、いずれも蓋本体21の幅方向へ、即ち、蓋本体21の側方へ向いている。
スライド部材22は長孔213を貫通して蓋本体21の表面側へ露呈するつまみ(操作部)221を備え、長孔213に沿って一定の範囲で蓋本体21の長手方向にスライド可能に設けられている。そして、このスライド部材22と、フック部材23、23との間には、スライド部材22をスライドさせることによってフック23fを係合部33に係脱する方向へ変位させる変位機構Fが設けられている。
本実施形態の変位機構Fは、両フック部材23、23の相対する側面にそれぞれ形成された一対の傾斜ガイド部232、232と、スライド部材22に設けられて一対の傾斜ガイド部232、232に添って移動可能な一対の傾斜突片222、222とを備えている。さらに、一対の傾斜ガイド部232はフック部材23の長手方向に向かうにしたがって蓋本体21の幅方向へ延びる傾斜構造(図示例では45度前後)であり、一対の傾斜突片222は、スライド部材22の一方向(A方向)へのスライドによって両フック部材23,23を互いに接近させ、他方向(B方向)へのスライドによって両フック部材23、23を互いに離間させる構成である。したがって、一対の傾斜突片222も傾斜ガイド部232の傾斜角度に対応している。
押さえ部材24は薄い金属板により形成されていて、その長手方向の両側(幅方向の両端)には、蓋本体21の長手方向の両側に形成した係止溝217,217に係止させる係止片241、241が設けられている。また、この押さえ部材24には、蓋本体21のセンターリブ218、位置決めリブ219にそれぞれ嵌まり込むスリット242、243が形成されている。さらに、押さえ部材24の中央部分には、二つの切り起こしバネ244、245が設けられている。
切り起こしバネ244はスライド部材22を押さえ付ける形態で付勢し、切り起こしバネ245は蓋本体21の内面の支持面21aに接触することで、押さえ部材24自体をガタツキ無く保持する機能を発揮する。なお、スライド部材22において切り起こしバネ244が接触する部分には、スライド部材22のスライド方向に伸びる長溝223が形成されており、スライド部材22のスライド時に、切り起こしバネ244が長溝223内をスライドするようになっている。また、長溝223内には突条部224が設けられ、スライド部材22のスライド操作無しにスライド部材22がスライドして、フック部材23のフック23fが蓋本体21の側面から突出したり、蓋本体21に収納されたりすることが無いようになっている。また、スライド部材22の操作部221の表面には、図6及び図9に示すように、滑り止めとしての複数の隆起225が設けられている。
このような構成のロック装置では、操作部221が図7に示すオープン位置にあるとき、即ち、スライド部材22を矢印A方向にスライドさせた状態では、一対の傾斜突片222、222が、一対の傾斜ガイド部232、232内に進入して、フック部材23、23を互いに接近させた状態にある。従って、両フック部材23のフック23fは係合部33から外れ、バネ9の付勢力によって蓋20は開放状態になる。
操作部221が図8に示すロック位置にあるとき、即ち、スライド部材22を矢印B方向にスライドさせた状態では、一対の傾斜突片222、222が、一対の傾斜ガイド部232、232内から抜け出す方向へ移動して、フック部材23、23を互いに離間させる状態に移行する。従って、両フック部材23のフック23fは、図8及び図9に示すように蓋本体21の側面から突出し、図6に示すように係合部33内へそれぞれ進入して係合する。これにより蓋20はロック状態に保持される。
この実施形態によれば、スライド部材22のスライド方向に対し交差する方向(蓋本体21の幅方向)に変位して、本体10に設けられた係合部33に係脱する複数のフック23fを有するフック部材23、23を備えているので、各フック23fを蓋20の長手方向の中央寄りに配置することが可能になる。これにより、蓋20が細長い板状であっても反りや浮き上がりを防ぐことができる上に、このように比較的簡易な構造で実現することができ、またスライド部材22は蓋20の表面側から操作する操作部221を備えているので、開閉操作性にも優れた構造とすることができる。
(実施形態2)
図10は、本発明に係るロック装置の実施形態2を示す要部の平面図である。この実施形態2では、スライド部材22の両側にフック部材23、23を配置すると共に、フック部材23を軸23aを中心に回動可能に構成し、スライド部材22のスライドによってフック23fが、スライド部材22のスライド方向と交差する方向に変位する構成としたものである。これによりフック23fを蓋20の側方から出没させて、係合部33に係脱させることができる。
即ち、この実施形態のフック部材23は、先端側に設けられたフック23fと、そのフック23fがスライド部材22のスライド方向と交差する方向に変位可能な回転軸23aとを有し、スライド部材22とフック部材23との間には、スライド部材22のスライドによってフック部材23をその回転軸23aを中心に回動させる係合手段(変位機構F)が設けられている。
変位機構Fの具体的構成として、この実施形態2では、スライド部材22の両側に設けられた凸部22a、22aと、フック部材23、23に設けられて凸部22a、22aがそれぞれ係合する凹部23b、23bとを備えている。凹部23bはフック部材23の基端部側に設けられ、フック部材23の自由端側に蓋20の側方へ向いたフック23fが設けられている。軸23aは凹部23b寄りに設けられている。
この実施形態2によれば、スライド部材22のスライド方向に対し交差する方向(蓋本体21の幅方向)に変位して、本体10に設けられた係合部33に係脱するフック23fを有するフック部材23、23を備えているので、フック23fを蓋20の長手方向の中央寄りに配置することが可能になる。これにより、蓋20が細長い板状であっても反りや浮き上がりを防ぐことができる上に、このように比較的簡易な構造で実現することができる。
なお、この実施形態では、スライド部材22の両側に一対のフック部材23、23を配置した例を示したが、フック部材23を片側にのみ配置した構成としても良い。その場合には、フック23fが蓋20の長手方向の中央(中間)部又は中央寄りに配置することが望ましい。
(実施形態3)
図11は、本発明に係るロック装置の実施形態3を示す要部の平面図である。この実施形態3では、先の実施形態2におけるスライド部材22の両側に配置したフック部材23、23に加えて、更に補助フック部材25、25を追加した構成としたものである。従って、フック23fは実施形態1の場合と同様に、蓋20の両側に二つずつ、合計四つ配置される。なお、図10と基本的に同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を簡略化する。
即ち、この実施形態では、フック部材23の近くに配置された補助フック部材25を更に備え、補助フック部材25は、先端側に設けられたフック25fと、そのフック25fがスライド部材22のスライド方向と交差する方向に変位可能な回転軸25aとを有し、フック部材23と補助フック部材25との間には、フック部材23の回動によってフック部材25をその回転軸25aを中心に回動させる係合手段(変位機構)が設けられている。
変位機構Fの具体的構成として、この実施形態3では、スライド部材22の両側に設けられた凸部22a、22aと、フック部材23、23に設けられて凸部22a、22aがそれぞれ係合する凹部23b、23bとを備えている。さらに、追加の構成として、フック部材23の基端部に端部突起23cが設けられ、軸25aを中心に回動可能な補助フック部材25、25に、端部突起23cに係合する凹部25bがそれぞれ設けられている。凹部25bは補助フック部材25の基端部側に設けられ、補助フック部材25の自由端側に蓋20の側方へ向いたフック25fが設けられている。回転軸25aは凹部25b寄りに設けられている。
この実施形態3によれば、スライド部材22をスライドさせると、各フック23f、25fが矢印方向(スライド部材のスライド方向と交差する方向)に変位する。これにより四つのフック23f、25fを蓋20の側方から出没させて、係合部33に係脱させることができる。
なお、この実施形態においても、スライド部材22の両側に二対のフック部材23、23及び補助フック部材25、25を配置した例を示したが、フック部材23、25を片側にのみ配置した構成としても良い。その場合には、構成の簡素化を図ることができる。
(実施形態4)
図12は、本発明に係るロック装置の実施形態4を示す要部の平面図である。この実施形態4では、左右対称に配置された一対のアーム26b、26bと、そのアーム26b、26bの先端に設けられたフック26f、26fと、を有するフック部材26と、先端部を先細りの曲面22cに形成したスライド部材22とを備えている。両アーム26bの基端部は一体に形成されると共に、蓋本体21に対して軸26aにて連結されている。
フック部材26は、両アーム26b、26b部分が弾性変形可能な樹脂材料により形成されている。両アーム26b、26bどうしの相対する内側縁部26c、26cは、アーム26bの先端側から基端側へ向かうにしたがって両アーム26bの間隔が次第に狭くなるように形成されていて、スライド部材22がA方向にスライドして、両アーム26b、26b間に進入することで、両アーム26b、26bが弾性変形し、フック26fが矢印で示すように、スライド部材22のスライド方向と交差する方向へ変位する。これによりフック26fを蓋20の側方から出没させて、係合部33に係脱させることができる。
この実施形態での変位機構Fは、両アーム26b、26bと、両アーム26b、26bの対向する内側縁部26c、26cと、スライド部材22の先細りの曲面22cと、を含む。この実施形態によれば、変位機構Fを含むロック装置の構成を更に簡素化することができる。
(実施形態5)
図13は、本発明に係るロック装置の実施形態5を示す要部の平面図である。この実施形態5では、フック部材27のアーム27f、27fが互いに接近する方向に弾性変形させる構成としたものである。即ち、このロック装置は、左右対称に配置された一対のアーム27b、27bと、そのアーム27b、27bの先端に設けられたフック27f、27fと、を有するフック部材27と、先端部を先拡がりの凹面22dに形成したスライド部材22とを備えている。両アーム27bの基端部は一体に形成されると共に、蓋本体21に対して軸27aにて連結されている。
フック部材27は、両アーム27b、27b部分が弾性変形可能な樹脂材料により形成されている。両アーム27b、27bの外側縁部27c、27cどうしの間隔は、アーム27bの基端側から先端側へ向かうにしたがって次第に広くなるように形成されていて、スライド部材22がA方向にスライドして、両アーム27b、27bを外側から拘束(接触)するようにスライドすることで、両アーム27b、27bが弾性変形し、フック27fが矢印で示すように、スライド部材22のスライド方向と交差する方向へ変位する。これによりフック27fを蓋20の側方から出没させて、係合部33に係脱させることができる。
なお、この実施形態のフック部材27は、図示のようにスライド部材22がフック部材27から離れ、両アーム27cに変形が加えられていない状態において、フック27fが係合部33に係合するように設定される。また、この実施形態での変位機構Fは、両アーム27b、27bと、両アーム27b、27bの対向する外側縁部27c、27cと、スライド部材22の先拡がりの凹面22dと、を含む。この実施形態においても、変位機構Fを含むロック装置の構成を更に簡素化することができる。
なお、以上の実施形態では、本発明をデジタルカメラの開閉蓋に適用した例を示したが、PDFやノートパソコン等の開閉蓋を有する他の電子機器にも適用することができる。
本発明の実施形態1の構成を示す斜視図。 本発明の実施形態1の構成を示す斜視図。 本発明の実施形態1の構成(蓋の閉状態)を示す斜視図。 本発明の実施形態1の構成(蓋と支持枠との関係)を示す部分斜視図。 本発明の実施形態1の構成を示す蓋の分解斜視図。 本発明の実施形態1の構成(蓋を表面側)を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係るロック装置の動作を説明する斜視図。 本発明の実施形態1に係るロック装置の動作を説明する斜視図。 本発明の実施形態1の構成(蓋を表面側)を示す斜視図。 本発明の実施形態2に係るロック装置の構成を示す概略平面図。 本発明の実施形態3に係るロック装置の構成を示す概略平面図。 本発明の実施形態4に係るロック装置の構成を示す概略平面図。 本発明の実施形態5に係るロック装置の構成を示す概略平面図。
符号の説明
1 デジタルカメラ
5 電池
6 メモリカード
7 収納部
8 ヒンジ部
9 コイルバネ
10 本体
20 蓋
21 蓋本体
22 スライド部材
222 操作部
23a、25a 回転軸
23、25、26、27 フック部材
23f、25f、26f、27f フック
24 押さえ部材
26b、27b アーム
26c 内側縁部
27c 外側縁部
30 支持枠
F 変位機構

Claims (6)

  1. 本体に対し、ヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋と、
    蓋の長手方向に添ってスライド可能に設けられたスライド部材と、
    スライド部材をスライド操作する操作部と、
    スライド部材のスライド方向に対し交差する方向に変位して、本体に設けられた係合部に係脱するフックを有するフック部材と、
    スライド部材とフック部材との間に設けられ、スライド部材をスライドさせることによってフックを変位させる変位機構と、を備え
    前記フック部材は、先端側に設けられたフックと、そのフックがスライド部材のスライド方向と交差する方向に変位可能な回転軸とを有し、前記スライド部材とフック部材との間には、スライド部材のスライドによってフック部材をその回転軸を中心に回動させる係合手段が設けられていることを特徴とする開閉蓋のロック装置。
  2. 本体に対し、ヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋と、
    蓋の長手方向に添ってスライド可能に設けられたスライド部材と、
    スライド部材をスライド操作する操作部と、
    スライド部材のスライド方向に対し交差する方向に変位して、本体に設けられた係合部に係脱するフックを有するフック部材と、
    スライド部材とフック部材との間に設けられ、スライド部材をスライドさせることによってフックを変位させる変位機構と、
    前記フック部材の近くに配置された補助フック部材と、を備え、
    補助フック部材は、先端側に設けられたフックと、そのフックがスライド部材のスライド方向と交差する方向に変位可能な回転軸とを有し、前記フック部材と補助フック部材との間には、スライド部材のスライドによってフック部材をその回転軸を中心に回動させる係合手段が設けられていることを特徴とする開閉蓋のロック装置。
  3. 本体に対し、ヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋と、
    蓋の長手方向に添ってスライド可能に設けられたスライド部材と、
    スライド部材をスライド操作する操作部と、
    スライド部材のスライド方向に対し交差する方向に変位して、本体に設けられた係合部に係脱するフックを有するフック部材と、
    スライド部材とフック部材との間に設けられ、スライド部材をスライドさせることによってフックを変位させる変位機構と、を備え、
    前記フック部材は、蓋の幅方向に間隔をおいて配置された一対のアームと、そのアームの先端に設けられたフックとを有し、前記両アームの相対する内側縁部どうしの間隔は、アームの先端側から基端側へ向かうにしたがって次第に狭く形成されていて、スライド部材が両アーム間に進入することで、両アームが弾性変形し、両フックがスライド部材のスライド方向と交差する方向へ変位することを特徴とする開閉蓋のロック装置。
  4. 本体に対し、ヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋と、
    蓋の長手方向に添ってスライド可能に設けられたスライド部材と、
    スライド部材をスライド操作する操作部と、
    スライド部材のスライド方向に対し交差する方向に変位して、本体に設けられた係合部に係脱するフックを有するフック部材と、
    スライド部材とフック部材との間に設けられ、スライド部材をスライドさせることによってフックを変位させる変位機構と、を備え、
    前記フック部材は、蓋の幅方向に間隔をおいて配置された一対のアームと、そのアームの先端に設けられたフックとを有し、前記両アームの相対する外側縁部どうしの間隔は、アームの基端側から先端側へ向かうにしたがって次第に広く形成されていて、スライド部材のスライド時に両アームの外側縁部に接触することで、両アームが弾性変形し、両フックがスライド部材のスライド方向と交差する方向へ変位することを特徴とする開閉蓋のロック装置。
  5. 前記フックを複数備え、各フックは蓋の長手方向の両側に配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の開閉蓋のロック装置。
  6. 前記各フックは、蓋の長手方向に間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の開閉蓋のロック装置。
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