JP5082323B2 - 受信装置および受信方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば地上デジタル放送の受信に対して適用される受信装置および受信方法に関する。
近年、全国で地上デジタル放送が開始されるようになり、地上デジタル放送の視聴者が急速に増加している。その視聴者の多くが、デジタル放送は選局開始から画音提示されるまでにかかる時間がアナログ放送のそれと比べ非常に長いという不満を抱いており、このことがデジタル放送普及の障害ともなりつつある。
他方、製品としての受信機では、選局時のノイズや乱れを避けることができるように、切り替え時の品位を守ることが望まれる。画音提示までの時間短縮と切り替え時の品位保持は、互いに相反する要件となることが多く、これらのバランスをとって両立させることが求められる。
以下では日本の地上デジタル放送受信機を例にとり、画音提示時間短縮と品位保持のバランスにまつわる問題について述べる。一般的な日本の地上デジタル放送の受信機では、フロントエンド部の処理を行い、フロントエンド部から得られたトランスポートストリームをデマルチプレックスし、デマルチプレックス出力から必要なデータを取得すると共に、映像・音声の復号を行うようになされている。例えば下記の非特許文献1にデジタル放送受信装置について記載されている。
「デジタル放送受信装置 標準規格 ARIB STD−B21」 社団法人 電波産業会発行
日本の地上デジタル放送では、伝送方式として直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing )を利用しており、運用する伝送パラメー
タとして、ガードインターバルの長さ等が異なる5通りのものが規定されている(すなわち、Mode2-GuardInterval 1/4, Mode2-GuardInterval 1/8, Mode3-GuardInterval 1/4, Mode3-GuardInterval 1/8, Mode3-GuardInterval 1/16)。各モードに対して時間インター
リーブを変更することができる(下記非特許文献2を参照)。これらの伝送パラメータに応じて復調にかかる時間が相違する。
「デジタル放送受信装置 標準規格 ARIB TR−B14」(第0編、第8編参照) 社団法人 電波産業会発行
さらに、OFDM方式による送信信号は、OFDMシンボルと呼ばれるシンボル単位で伝送される。このOFDMシンボルは、マルチパス耐性を高めるために、送信時にIFFT(inverse fast Fourier transform)が行われる信号期間である有効シンボルに対して、有効シンボルの後半の一部分の波形がそのままコピーされたガードインターバルを付加している。このガードインターバルは、OFDMシンボルの前半部分に設けられている。
OFDM方式で伝送されたデジタル信号を復調するため、FFT演算回路によりFFT(Fast Fourier Transform)演算を行う。復調にあたっては、有効シンボルとガードインターバルとから構成されるOFDMシンボルに対して、有効シンボルと同一の長さの演算範囲(FFTウィンドウ)を定め、このFFTウィンドウにより定められた部分のデータをOFDMシンボルから切り出してFFT演算を行う。マルチパス環境下においても最大限の受信信号品質を得るため、OFDMフレーム同期完了後、FFT演算範囲を最適となるよう変更するのが一般的である。
FFT演算範囲変更中は断続的にエラーを含んだトランスポートストリームが出力されることになるため、FFT演算範囲最適化処理が完了した後に、受信機が安定したトランスポートストリームを出力することができる。このFFT演算範囲最適化処理により演算範囲が変更されるか否かにより安定したトランスポートストリームが得られるまでの時間が変化する。
このように、伝送パラメータの違い、並びにFFT演算範囲最適化処理による演算範囲変更の有無により、電波を受信してから安定したトランスポートストリームがフロントエンド部から出力されるまでの時間は大きく相違する。従来の受信機では、切り替え時のノイズや乱れを避けるため、安定したトランスポートストリームがフロントエンド部から出力されるまでの時間の変動の中で最大の待ち時間の後に、以降のトランスポートストリームのデマルチプレックス、デコード処理を開始している。この待ち時間のために画音提示に至るまでの時間が長くなっている。
したがって、この発明の目的は、複数の選局手順を状況に応じて切り替えて用いることにより、画音提示までの時間を短縮することのできる受信装置および受信方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、デジタル放送信号を受信する受信装置において、
チューニング処理および復調処理によって、トランスポートストリームを出力すると共に、マルチパス検出機能を有するフロントエンド部と、
フロントエンド部から出力されたトランスポートストリームをデマルチプレックスし、分離された各コンポーネントをデコードするデコーダ部と、
フロントエンド部およびデコーダ部を制御する制御部とを備え、
フロントエンド部は、マルチパスの有無によって安定なトランスポートストリームを出力するまでの待ち時間が変動し、
マルチパス検出機能によって、マルチパスが検出される場合には、通常選局手順を選択し、マルチパスが検出されない場合には、高速選局手順を選択するように制御部が選局動 を制御する受信装置である。
この発明は、デジタル放送信号を受信する受信方法において、
チューニング処理および復調処理によって、トランスポートストリームを出力すると共に、マルチパス検出機能を行うフロントエンド処理のステップと、
フロントエンド処理のステップにより出力されたトランスポートストリームをデマルチプレックスし、分離された各コンポーネントをデコードするデコードステップと、
フロントエンド処理のステップおよびデコードステップを制御する制御ステップとを有し
フロントエンド処理のステップは、マルチパスの有無によって安定なトランスポートストリームを出力するまでの待ち時間が変動し、
マルチパス検出機能によって、マルチパスが検出される場合には、通常選局手順を選択し、マルチパスが検出されない場合には、高速選局手順を選択するように制御ステップが選局動作を制御する受信方法である。
例えば伝送方式にOFDMを用いた、日本の地上デジタル放送など、フロントエンド部からトランスポートストリームの出力が開始されてから、そのトランスポートストリームの出力が安定するまでの時間に大きな変動があるような放送の受信装置において、選局時、受信状況が良好な環境では高速に、そうでない場合は品位を保って、画音の提示を行うことができる。つまり、品位を保つといった条件の下で最速の時間で画音提示を行うことができる。また、ユーザが品位を重視して選局するか、もしくは提示までの時間を重視して選局するかを選択することができる。
以下、図面を参照してこの発明の一実施の形態について説明する。図1は、一実施の形態による地上ディジタル放送受信装置の全体的構成を示す。アンテナ1で受信されたRF信号がフロントエンド部2に供給される。フロントエンド部2は、アンテナ1から入力される放送信号から、所定のUHFチャンネルを選択し、直交復調、FFT、デインターリーブ、ビタビ復号、トランスポートストリーム(以下、TSと適宜略す)の再生等の処理を行い、TSをデマルチプレクサ3に出力する。
デマルチプレクサ3は、フロントエンド部2から出力されるTSから、番組の音声および映像に相当するAV信号を分離してMPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダ4に出力する。また、デマルチプレクサ3は、TSから、EPG(Electorical Program
Guide)、基本データ等のデータ信号を分離して、バス10を介して制御部11に出力する。
MPEGデコーダ4は、デマルチプレクサ3から入力されたAV信号をデコードし、その結果得られる映像信号および音声信号を、それぞれ映像信号処理部5および音声信号処理部6にそれぞれ出力する。映像信号処理部5は、MPEGデコーダ4から入力された映像信号を、後段のモニタ7に適合するフォーマットに変換する。音声信号処理部6は、MPEGデコーダ4から入力された音声信号に対し、所定の音声処理を行う。モニタ7は、映像信号処理部5からの映像信号に対応する映像を表示するとともに、音声信号処理部6からの音声信号に対応する音声を出力する。なお、モニタを備えていない受信装置に対しても適用できる。さらに、通常のテレビジョン受像機の構成に限らず、フロントエンド部を内蔵またはチューナカードとして備えるノート型パーソナルコンピュータ、1セグメント放送を受信するための携帯端末、携帯電話等に対してもこの発明を適用することができる。
制御部11には、ユーザ操作を受け付けて対応する操作コマンドを生成する操作入力部12、制御用プログラムが記憶されているROM13、および各種のデータを記憶するRAM14が接続されている。また、制御部11には、バス10を介して、通信部15が接続されている。制御部11は、ROM13に記憶されている制御プログラムを実行することにより、バス10を介して受信装置を構成する各部を制御する。
操作入力部12は、リモートコントローラからの信号を受信して復号する受信部や受信装置の筐体外面等に設けられる操作ボタン等から成り、ユーザの操作を受け付けて、対応する操作信号を制御部11に出力する。通信部15は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等に基づき、他の電子装置(図示せず)と
所定のデータを通信する。
フロントエンド部2は、マルチパス検出機能を有している。そのようなOFDM受信装置の一例を図2に示す。この受信装置は、チューナ21と、A/D変換回路22と、デジタル直交復調回路23と、FFT演算回路24と、ウィンドウ同期回路25と、イコライザ26と、デマッピング回路27と、遅延量検出回路28とを備えている。なお、図2に示すフロントエンド部2の構成は、特開2001−292125号公報に記載されているものである。
地上ディジタル放送の受信装置のフロントエンド部2は、図2の構成に比してより複雑である。すなわち、図2におけるFFT演算回路24とデマッピング回路27との間に、キャリア復調回路、周波数デインターリーブ回路、時間デインターリーブ回路が設けられ、デマッピング回路27の後に階層毎の処理を行う部分が接続されている。マルチパス検出を主として説明するために、これらの構成については、省略されている。
アンテナ20からチューナ21にRF信号が供給され、RF信号がチューナ21によりIF信号に周波数変換され、A/D変換回路22に供給される。IF信号がA/D変換回路22によりデジタル化され、デジタル直交復調回路23に供給される。
デジタル直交復調回路23は、所定の周波数(キャリア周波数)のキャリア信号を用いて、デジタル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンドのOFDM信号を出力する。このデジタル直交復調回路23から出力されるベースバンドのOFDM信号は、FFT演算される前の時間領域の信号である。このことから、以下デジタル直交復調後でFFT演算される前のベースバンド信号を、OFDM時間領域信号と呼ぶ。このOFDM時間領域信号は、直交復調された結果、実軸成分(Iチャンネル信号)と、虚軸成分(Qチャンネル信号)とを含んだ複素信号となる。デジタル直交復調回路23により出力されるOFDM時間領域信号は、FFT演算回路24およびウィンドウ同期回路25に供給される。
FFT演算回路24は、OFDM時間領域信号に対してFFT演算を行い、各サブキャリアに直交変調されているデータを抽出して出力する。このFFT演算回路24から出力される信号は、FFTされた後のいわゆる周波数領域の信号である。このことから、以下、FFT演算後の信号をOFDM周波数領域信号と呼ぶ。
FFT演算回路24は、ガードインターバルの時間長分の信号をOFDMシンボルから除去することにより得られる有効シンボル長の範囲(例えば2048サンプルの範囲)に対してFFT演算を行う。その演算範囲(FFTウィンドウ)がウィンドウ同期回路25から供給されるウィンドウ同期信号Wsyncに基づき制御される。具体的にその演算開始位置は、主信号のOFDMシンボルの境界から、主信号のガードインターバルの終了位置までの間のいずれかの位置となる。
FFT演算回路24から出力されたOFDM周波数領域信号は、OFDM時間領域信号と同様に、実軸成分(Iチャンネル信号)と、虚軸成分(Qチャンネル信号)とからなる複素信号となっている。OFDM周波数領域信号は、イコライザ26に供給される。
ウィンドウ同期回路25は、入力されたOFDM時間領域信号を有効シンボル期間分延長させて、ガードインターバル部分とこのガードインターバルの複写元となる信号との相関性を求め、この相関性が高い部分に基づきOFDMシンボルの境界位置を算出し、その境界位置に基づき生成されたウィンドウ同期信号Wsyncを発生する。ウィンドウ同期回路25は、発生したウィンドウ同期信号WsyncをFFT演算回路24に供給する。
イコライザ26は、伝送路の各周波数毎の伝搬特性H(ω)を推定し、推定した伝送特性に基づいてOFDM周波数領域信号の位相等化および振幅等化を行う。イコライザ26によって等化されたOFDM周波数領域信号がデマッピング回路27に供給される。デマッピング回路27は、変調方式に応じてデマッピングを行ってデータを復号する。デマッピング回路27によって復号された復号データが次段のエラー訂正回路等(図示せず)に供給される。
遅延量検出回路28は、イコライザ26から供給された伝搬特性H(ω)に対して、例えば、FFT演算等によって周波数解析を行い、遅延プロファイルを生成する。この遅延プロファイルは、マルチパスによって複数の遅延した信号の合成波成分について、各遅延波の到達時間に対する電力分布を示すプロファイルである。遅延量検出回路28は、生成した遅延プロファイルから、受信信号に含まれる遅延波の発生状況を解析し、最も到達時間が早い信号(最先到達信号)と、最も受信電力が大きい遅延波(主信号)とをモニタする。そして、この最先到達信号から主信号までの遅延時間を算出し、この遅延時間に基づきFFTウィンドウの開始タイミングを決定するオフセット値VOFFSETを算出して、ウィンドウ同期回路25に供給する。
この遅延量検出回路28は、伝搬特性H(ω)を常にモニタリングすることによって、伝搬特性H(ω)の時間変動に追従したオフセット値VOFFSETを出力する。
つぎに、FFTウィンドウのウィンドウ位置の制御動作について説明する。
まず、複数の遅延波が合成された受信信号のうち、受信電力が最も大きい信号(主信号)の到達時間が最も早い場合のFFTウィンドウの制御動作を図3に示す。
このような場合、図3Aに示すように、主信号とともに、主信号から遅延した複数の遅延波が受信され、図3Bに示すような、合成波が受信される。
遅延プロファイルは、図3Cに示すように、主信号と最先到達波とが一致し、最先到達波の到達時間から主信号の到達時間までの遅延時間は0となる。
遅延量検出回路28は、この遅延時間に基づき、FFTウィンドウの開始タイミングを示すオフセット値VOFFSETを決定する。例えば、遅延量検出回路28は、この遅延時間が0のときには、このオフセット値VOFFSETをガードインターバル期間と同一の時間長を示す値に設定しておく。
自己相関関数のピーク値を示すピーク検出信号Spは、図3Dに示すように、受信電力が最も大きい主信号のシンボル境界位置で発生する。また、オフセット値VOFFSETは、図3Eに示すように、このピーク検出信号SPが発生されたタイミングから主信号のガードインターバルが終了するまでの期間、すなわち、主信号の有効シンボルの開始タイミングまでの期間を与えている。
そして、図3Fに示すように、FFTウィンドウは、このオフセットが終了した時点から有効シンボル期間の間、発生される。
なお、遅延信号が0のときのオフセット値VOFFSETをガードインターバル期間と設定しているが、それは一例であり、これより短い期間を示す値であればどのような値であってもよい。
次に、受信電力が最も大きい信号(主信号)の前に到達する遅延波(前ゴースト)が存在する場合におけるFFTウィンドウの制御動作を図4に示す。
このような場合、図4Aに示すように、主信号とともに、前ゴースト及び主信号から遅延した複数の遅延波が受信され、図4Bに示すような合成波が受信される。
遅延プロファイルは、図4Cに示すように、主信号が最先到達信号とならず、最先到達波の到達タイミングから、主信号の到達タイミングまでの遅延時間がΔtとなる。
遅延量検出回路28は、遅延時間が0の時のオフセット値VOFFSETから、この遅延時間Δtに応じた値を減算した値に、オフセット値VOFFSETを設定する。例えば、遅延量検出回路28は、遅延時間が0のときのオフセット値VOFFSETをガードインターバル期間と同一の時間長を示す値に設定してあれば、このガードインターバル期間よりΔt時間だけ短い時間を示す値に、値VOFFSETを設定する。
自己相関関数のピーク値を示すピーク検出信号SPは、図4Dに示すように、前ゴーストがあっても、受信電力が最も大きい主信号のシンボル境界位置で発生する。また、オフセット値VOFFSETは、図4Eに示すように、このピーク検出信号SPが発生されたタイミングから、ガードインターバル期間を遅延時間Δt短くした時間まで、与えられる。
そして、図4Fに示すように、FFTウィンドウは、このオフセットが終了した時点から有効シンボル期間の間、発生される。
以上のように、受信装置では、複数の遅延波のなかから、最大の受信電力の受信信号(主信号)と、最先に到達する受信信号(最先到達信号)とを検出する。そして、最先到達信号と主信号との遅延時間を算出し、この遅延時間に応じて、FFT演算範囲の切り出し位置を制御する。
例えば、イコライザ26により算出される伝送路の伝搬特性H(ω)をFFT演算することにより周波数解析して遅延プロファイルを生成し、この遅延プロファイルから最先到達信号と主信号との間の遅延時間を算出する。このことにより、前ゴースト信号を含む遅延波の発生環境において、最適な位置にFFTウィンドウを制御することができ、受信信号の品質を向上することができる。
上述した遅延プロファイルからマルチパスの発生状態が検出される。この発明の一実施の形態では、ユーザ設定が自動切り替えの場合に、マルチパス検出結果に応じて後述するように、選局モードが切り替えられるようになされる。
MPEG2システムでは、伝送制御情報に相当するPSI(Program Specific Information)として4種類のテーブル(PAT(Program Association Table)、PMT(Program Map Table)、NIT(Network Information Table)、CAT(Conditional Access Table))
が規定されている。PATは、各編成チャンネルのPMTを送るPID(Packet Identifier)を示す。PMTは、一つの編成チャンネルを構成するコンポーネントのPIDを示す
。NITは、ネットワーク内の全サービスの伝送路との関連を示す。CATは、限定受信の情報を示す。PSIセクションのデータを使用してチューナが番組を選択する。なお、サービス名として編成チャンネル名が記載される。
選局の基本操作は、参考文献(「デジタル放送受信装置 標準規格 ARIB TR−B14」第4編第4部付録C.11選局)に記載されており、下記にその概略を述べる。参考文献では、「選局」をサービスを選択し、サービスに含まれるコンポーネントをデコードし、提示する機能と定義している。
(1)NITを利用して指定されたサービスの存在を確認する。サービス指定は、serviceidによってなされる。選局動作を行うためには、NITが常時受信機内に保存されてい
る。
(2)サービスのサービスタイプを確認する。サービスタイプが自己の対応しないタイプである場合には、選局処理がなされない。
(3)必要に応じてTSを切り替えPATを受信し、当該サービスのPMTのPIDを取得する。
(4)当該サービスのPMTを取得し存在するコンポーネントを確認する。PMTのPIDは、サービス毎に固定的に運用されるため、serviceidに対応してPMTのPIDを受
信機内に記憶しておくことで、PATを受信するシーケンスを通らずに直接PMTを受信することが可能であり、選局の応答性を向上することができる。但し、この場合でもPATは同時に受信処理を行い、万が一変化がある場合には、その内容に対応可能とする。
(5)PMTの記載に基づき提示すべきコンポーネントを選択する。
(6)選択したコンポーネントをデコードし、提示する。
この発明の一実施の形態の動作で必要なデータ構造について説明する。特定のサービスを受信するための情報として、制御部11内のメモリまたはRAM14内に図5に示すデータ構造のTSDB(TSデータベース)および図6に示すデータ構造のサービスDB(サービスデータベース)とを用意する。TSDBは、各TSに関する情報を格納するためのものである。図5の表は、チャンネルスキャンを実行することにより構築することができる。チャンネルスキャンは、受信地点における全受信可能チャンネルをサーチするもので、serviceidに基づくチャンネルリスト(受信可能周波数テーブル)が作成される。T
S毎に所定の属性を保持する。
図5の表に記載の用語の意味は、下記の通りである。
networkid(networkid) : ネットワークの識別値。各送出マスター毎に1個割り当てら
れ、ARIB(Assoctation of Radio industries and Businesses)が付与し管理する。
tsid(tsid) : 当該サービスを伝送しているTSの識別値。ネットワーク内でユニーク

「物理周波数」:当該TSを取得するためにチューニングするべき物理周波数である。
「マルチパス検出結果」:前回当該物理周波数にチューニング・復調したときに、マルチパスを検出したかどうかを表すための属性であり、チューニング・復調が完了する毎に更新される。例えば、上述した具体例で説明したような、マルチパスによる妨害がある一定の閾値を越えているか否か、つまりFFT演算範囲変更幅がある一定の閾値を越えているか否かを判定することにより、この属性を決定するといった方法がある。
図5では、TSを識別するために(networkid, tsid) の複合識別子を用いているが、日本の地上デジタル放送方式の場合、1ネットワークが1TSから構成され、かつnetworkidとtsidとが等しくなるよう規定されているため、networkidのみ、またはtsidのみとしても良い。図5に示すデータベースは、基本的にチャンネルスキャンを実施したときに構築される。
図6に示すサービスデータベースは、各サービス( いわゆる編成チャンネル) が持っている情報を格納するものである。このデータベースは、チャンネルスキャンを行うことにより構築することができる。サービス毎に、以下の属性を保持する。
tsid : 当該サービスを伝送しているTSの識別値。ネットワーク内でユニーク。
pmtpid : PMT(Program Map Table)のPID(Packet Identifier)
pcrpid : PCR(Program Clock reference)の PID
videopid :ビデオのPID
audiopid : オーディオのPID
ecmpid : ECM(Entitlement Control Message)の PID
(ECMは、番組情報(番組に関する情報とデスクランブルのための鍵など)および制御情報からなる共通情報である。)
これらのPIDデータは、前回当該サービスを選局し、当該サービスの内容を提示したときに判明した、当該サービスに関するPIDの一部、または当該サービスを構成するPIDの一部である。ビデオ、オーディオについては複数ES(Elementary Stream)が存在
する場合はデフォルトESとする) 。pmtpidは、当該サービスのPMTを伝送していたPIDであり、PAT(Program Association Table)の内容より得ることができる。それ以
外の属性は、当該サービスのPMTの内容の一部である。詳細は ARIB TR-B14等に記載されている。
毎回の選局時にこれらの情報を更新・記憶するようにする。次回の選局以降にこれらの情報を利用し、選局処理の一部をスキップし、画音を提示するまでの時間を短縮させることができる。もちろん、並行して最新のPAT、PMTを取得し、変化があればその変化に追従してデータベースが更新される。
この発明の一実施の形態では、操作入力部12をユーザが操作することによって、図7に示すように、選局モードをユーザが選択可能とされている。制御部11は、ユーザの選択した内容を記憶する。操作入力部12は、例えばモニタ7の画面を利用したGUI(Graphical User Interface)の構成とされる。
ユーザが設定できる選局モードは、以下の3種類である。この設定によって、品位と速度の何れを優先させるかを選択する余地をユーザに与えるができる。また、ユーザの意向が特にない場合は、例えば「自動切り替えモード」が選択されるようになされている。
「常時通常モード」:マルチパスの検出結果と無関係に、常に通常モードで選局動作を行う。提示までの時間短縮は気にせず、品位を重視する場合に指定する。
「常時高速モード」:マルチパスの検出結果と無関係に、常に高速モードで選局動作を行う。品位の乱れは気にせず、提示までの時間短縮を重視する場合に指定する。
「自動切り替えモード」:マルチパス検出結果が有りのとき通常モード、無しのとき高速モードで選局動作を行う。
図8および図9は、制御部11の制御によってなされる一実施の形態の動作を示すアクティビティ図である。本来は、連続した処理であるが、図面の作成スペースの制約から二つの図面に図が分割されている。二つの図面の接続箇所をAおよびBの記号で表す。また、図中で、複数の矢印が上方から入ってくる横線は、複数の矢印の処理が同期してなされることを表し、複数の矢印が下方へ出てゆく横線は、複数の矢印で示す動作が並列してなされることを表す。
最初にフロントエンド部2が操作される。選局開始指令例えばチャンネルアップキーを操作することによってチャンネルのアップの指令が与えられる。ステップS1において、サービスデータベース(図6)を参照することによって、対象サービスを提示するために必要なTSを知り、TSデータベース(図5)から当該TSを取得するためにチューニングすべき物理周波数が判る。
ステップS2において、所望の物理周波数に対するチューニングが開始し、ステップS3において、所望の物理周波数にチューニングするためにPLLの分周比が設定される。次に、ステップS4において伝送方式がサーチされる。そして、ステップS5において、FFT演算範囲が初期位置に設定される。ステップS6において、キャリア同期がなされる。
そして、フレーム同期抽出処理(ステップS7)では、FFT出力のTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号のうちのフレーム同期信号が抽出
される。TMCC検出ステップS8では、TMCCが検出(復号)され、TMCC情報が抽出される。TMCC情報によって各種制御が実行される。FFT演算出力が供給されるキャリア復調部では、TMCC情報に応じてDQPSK,16QAM,64QAM用のスキャッタードパイロット(SP)を用いた同期復調がなされ、振幅および位相情報が検出される。デインターリーブ処理S9では、周波数および時間デインターリーブ処理がなされる。
フレーム同期抽出処理のステップS7の後のステップS10において、FFT演算範囲最適化とマルチパス検出結果更新処理がなされる。図2、図3および図4を参照して説明したようなFFT演算範囲の最適化動作が行なわれ、その結果、マルチパス環境においては演算範囲の移動が発生し、一旦有効なTSの出力が停止し、再度有効なTSが出力されはじめる。そして、ステップS11以降は、安定して有効なTSが出力されるようになる。言い換えると、ステップS11の前では、TSの出力が開始されても安定していないので、受信環境によっては、エラーTS(無効TS)となる可能性がある。選局開始指令が与えられてから安定な(有効な)TSが出力されるまでの時間が伝送パラメータ、受信環境によって変動する。
次に、図9に示すステップS12以降、データの取得がなされ、取得したデータに基づいて選局動作がなされる。ステップS12においては、サービスデータベース(図6)を参照して対象サービスのPID情報を取得する。PIDデータがある場合には、ステップS13において、PIDデータを基にデマルチプレックス、デスクランブル、デコード処理(TSが入ってくれば画音を提示できるようにする)が開始される。
PIDデータなしの場合では、ステップS14において、PATのフィルタリングが開始される。ステップS14の処理によってPATが取得される。ステップS15において、PATの内容から当該サービスのpmtidが取得され、PMTのフィルタリングが開始さ
れる。取得されたpmtidによってサービスデータベース(図6)内のpmtidデータが新しいものに更新される。ステップS15の処理によってPMTが取得される。
ステップS16において、サービスデータベース内のPIDデータ(pcrpid,videopid,audiopid,ecmpid)が新しいものに更新される。
ステップS16の後で、デスクランブル・デコード動作を実行していない場合では、ステップS17において、必要なデスクランブル・デコード動作を実行する。一方、すでにデスクランブル・デコード動作を実行している場合では、ステップS18の処理がなされる。ステップS18では、すでにデスクランブル・デコード動作を実行しているPIDを変更する必要があれば、変更する。他に処理すべきESが存在したら処理を開始する。
以上の流れで選局動作がなされる。図8に戻ると、ステップS2,S3,S4,・・・の処理と並行して選局モードに応じて選局動作が制御される。ステップS21において、ユーザ設定が判定される。図7を参照して説明したように、ユーザ設定としては、常時通常モードと、自動切り替えモードと、常時高速モードとがある。
ステップS21において、設定が自動切り替えモードと判定されると、ステップS22において、TSデータベース(図5)を参照して選択した編成チャンネルに関するマルチパス検出結果が判定される。マルチパス有りと判定されると、通常モードで選局の実行(ステップS24)と決定される。
ステップS22において、マルチパス無しと判定されると、ステップS23において、サービスデータベース(図6)を参照して対象サービスのPID情報(5個のPID)が取得される。そして、高速モードで選局の実行(ステップS25)と決定される。ステップS23において、PIDデータ無しと判定された場合では、通常モードで選局の実行(ステップS24)と決定される。高速モードの選局の実行は、図9に示すステップS13(PIDデータを基にデマルチプレックス、デスクランブル、デコード処理を開始する(TSが入ってくれば画音を提示できるようにする))の処理がなされる。
ステップS21におけるユーザ設定の判定において、常時通常モードの設定と判定されると、通常モードで選局の実行と決定される(ステップS24)。ステップS21において、常時高速モードの設定と判定されると、PID情報の取得の処理(ステップS23)がなされ、PIDデータ有りの場合には、高速モードで選局の実行と決定され(ステップS25)、PIDデータ無しの場合には、通常モードで選局の実行と決定される(ステップS24)。
通常モードの選局手順は、ステップS11(安定したTS出力が保証される)までの処理の完了を待つものである。すなわち、FFT演算範囲最適化、マルチパス検出結果更新(ステップS10)が完了し、以降安定したTS出力が保証された時点(ステップS11)からデータ取得とデマルチプレックスとデコードとを開始する。マルチパスがある環境化でも、TS出力が安定した後にデータ取得とデマルチプレックスとデコードとを開始することにより、選局時のノイズ・乱れを防ぐことが可能である。但し、この場合、フロントエンド部からのTS出力が安定するまでの待ち時間が必要であるため、画音の提示までの時間が高速選局手順よりも長くなる。
高速モードの選局手順では、TSがフロントエンド部から出力されはじめるときから、画音提示のためのデータ取得を開始することにより時間短縮を行うものである。マルチパスが無い良好な受信環境においては、FFT演算範囲最適化で、演算範囲が変更される必要がないため、最初から有効なデータが得られ、高速モードにおいても、ノイズ、乱れがなく画音の提示が可能である。
このように、高速モードは、チャンネルのアップまたはダウン等の選局指示を行ってから画音が提示されるまでの時間を通常モードに比して短縮化できる。高速モードにおいても、選局開始から時間が経てば、安定したTS出力が保証されるようになる。そして、次に、再度、選局動作を開始する操作等が発生すると、上述したのと同様の処理がなされる。高速モードと通常モードは、デマルチプレックスおよびデコード処理の開始の時点が相違し、この処理自体は、同一とされている。
以上、この発明の一実施の形態について具体的に説明したが、この発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。以下に変形例について説明する。
〔サービスデータベースの内容〕
一実施の形態では、サービスデータベース(図6)がPID情報として、pmtpidと一部のESPID(pcrpid,videopid,audiopid)を保持するようにしたが、データESや、字幕・文字スーパ ESのPIDや、PMTの内容の全てを保持するようにしてもよい。
〔受信データベースの構造〕
TSデータベースの構造としては、図5に示す以外の構造が可能である。例えば、日本の地上デジタル放送では同一のネットワーク( トランスポートストリーム) が複数の物理周波数で伝送されること(MFN:Multi Frequency Network)も存在するため、1TSが複数の物理周波数で受信可能であることを表現できるようにしてもよい。
上述した説明では、マルチパスの検出結果が有り/無しであったが、マルチパス検出結果が不明(未定) の場合は、マルチパス有りと無しの何れに扱うようにしても良い。
〔高速選局手順および通常選局手順におけるデマルチプレクスおよびデコード処理〕
上述した一実施の形態では、高速モードおよび通常モードの何れにおいても、デマルチプレクスおよびデコード処理においてビデオ、オーディオ、ECM等のサービスを構成するPIDをサービスデータベースに記憶しておき、それを利用するようにした。しかしながら、ESのPIDは、放送局の都合で変更されることがありうる(例えばHD(High Definition)放送とSD(Standard Definition)放送の切り替えなど) 。このような場合、新
しいPMTを取得するまでの間は古い(その時点では誤った)PIDでデコード処理を行
ってしまうことがある。日本の放送方式では、PATおよびPMTの再送周期が100msと十分短かいため、これによる異った内容を提示してしまうといったことは稀であると考えられる。しかしながら、PATおよびPMTの再送周期が長い場合など、このようなリスクを一切排除したい場合には、ESのPIDの記憶および利用を行なわない方法を取ることもできる。
他方、記憶していたPMTのPIDを利用する方法の場合、PMTのPIDが変更された場合のリスクは低い。その理由は、PMTを取得するために、programnumber(serviceid) を指定してフィルタリングする必要があることと、PMTには、programnumber(serviceid) が記載されているため、その内容を利用する前に正しいものかどうかを判断することができるためである。
また、高速選局手順(高速モード)と、通常選局手順(通常モード)で、デマルチプレクスおよびデコード処理を同様にしたが、双方で同じにする必要はなく別々であってもよい。例えば、通常モードをより安全な処理にするのであれば、PATの取得から選局を開始してもよいし、記憶しておいたPMTPID を利用してPMTの取得から選局を開始しても
良い。
〔マルチパスありなし属性の更新〕
上述した一実施の形態では、マルチパスありなし属性は更新しているが、マルチパス状態は時間とともに変動することも考えられるので、品位の安全度を上げるために、一度マルチパスありを検出した物理周波数については、次回以降マルチパス無しを検出したとしてもマルチパスありのままとする方法もある。
〔その他の変調方式への応用〕
一実施の形態は、OFDM方式を利用した日本の地上デジタル放送にこの発明を適用したものであるが、他の変調・伝送方式のデジタル放送にも適用が可能である。また、マルチパス検出結果を別のものに差し替えることにより、同様の効果を得ることができる。
一実施の形態は、デマルチプレクサおよびデコーダの制御を切り替えることにより、高速モードと通常モードを使いわけるようにした。しかしながら、デマルチプレクサ・デコーダの制御は、常に高速モード(つまり、チューニング開始と同時にデマルチプレックス開始) のままとし、条件に応じてフロントエンド部の制御を切り替え、高速モード時と通常モード時とで、TS出力のタイミングを変更することによっても、同様の効果を得ることができる。具体的には、通常モード時は、安定してTSが出力できるようになるまでは、フロントエンド部からは有効なTSを出力しない(例えばヌルパケットを出力する) などの方法がある。
一実施の形態は、マルチパス検出結果を有無と対応する2値としたが、これをより細分化したり、数値化して記憶するようにし、さらに、ユーザにより設定が自動切り替え時の高速化モード・通常モードの切り替えの閾値設定を細かく指定できるようにすることにより、より細かな、嗜好にあった制御が可能となる。
一実施の形態と異なり、ユーザによる選局モードをサービス単位、ネットワーク単位、物理周波数単位など細かく指定できるようにしてもよい。
この発明を適用することができる受信装置の一例のブロック図である。 マルチパス検出機能を有する受信装置の一例のブロック図である。 ウィンドウ制御動作を示すタイミングチャートである。 ウィンドウ制御動作を示すタイミングチャートである。 この発明の一実施の形態におけるTSデータベースの一例を示す略線図である。 この発明の一実施の形態におけるサービスデータベースの一例を示す略線図である。 この発明の一実施の形態におけるユーザ設定とマルチパス検出結果と選局モードの関係を示す略線図である。 この発明の一実施の形態の選局動作を説明するためのアクティビティ図である。 この発明の一実施の形態の選局動作を説明するためのアクティビティ図である。
符号の説明
2 フロントエンド部
3 デマルチプレクサ
11 制御部
12 操作入力部
24 FFT演算回路
25 ウィンドウ同期回路
28 遅延量検出回路



Claims (6)

  1. デジタル放送信号を受信する受信装置において、
    チューニング処理および復調処理によって、トランスポートストリームを出力すると共に、マルチパス検出機能を有するフロントエンド部と、
    上記フロントエンド部から出力されたトランスポートストリームをデマルチプレックスし、分離された各コンポーネントをデコードするデコーダ部と、
    上記フロントエンド部および上記デコーダ部を制御する制御部とを備え、
    上記フロントエンド部は、マルチパスの有無によって安定なトランスポートストリームを出力するまでの待ち時間が変動し、
    上記マルチパス検出機能によって、マルチパスが検出される場合には、通常選局手順を選択し、マルチパスが検出されない場合には、高速選局手順を選択するように上記制御部が選局動作を制御する受信装置。
  2. 上記選局動作に加えて、常に上記通常選局手順を行う選局動作と、常に上記高速選局手順を行う選局動作とがユーザの指定によって設定される請求項1に記載の受信装置。
  3. 上記フロントエンド部がOFDM復調のためのFFT演算部を有し、
    FFT演算におけるFFTウィンドウ制御部に対する制御信号からマルチパスの有無を検出する請求項記載の受信装置。
  4. 各サービスを選局するための選局情報が記憶され、
    上記高速選局手順において、上記選局情報を使用して選局がなされることを特徴とする請求項記載の受信装置。
  5. デジタル放送信号を受信する受信方法において、
    チューニング処理および復調処理によって、トランスポートストリームを出力すると共に、マルチパス検出機能を行うフロントエンド処理のステップと、
    上記フロントエンド処理のステップにより出力されたトランスポートストリームをデマルチプレックスし、分離された各コンポーネントをデコードするデコードステップと、
    上記フロントエンド処理のステップおよび上記デコードステップを制御する制御ステップとを有し
    上記フロントエンド処理のステップは、マルチパスの有無によって安定なトランスポートストリームを出力するまでの待ち時間が変動し、
    上記マルチパス検出機能によって、マルチパスが検出される場合には、通常選局手順を選択し、マルチパスが検出されない場合には、高速選局手順を選択するように上記制御ステップが選局動作を制御する受信方法。
  6. 上記選局動作に加えて、常に上記通常選局手順を行う選局動作と、常に上記高速選局手順を行う選局動作とがユーザの指定によって設定される請求項5に記載の受信方法。
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