JP5082098B2 - 電磁シールド用ガスケット - Google Patents

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本発明は、電磁シールド用ガスケットに技術分野に属する。
コンピュータやその周辺機器などの電子機器では、導電性の筐体とその蓋や扉との間に、EMI(電磁干渉ないし電磁障害)またはRFI(電波障害)の対策のための電磁シールド用ガスケットを必要としている。
電磁シールド用ガスケットの構造には種々のものがあるが、その一例として特開平7−224942号公報に記載された、ポリウレタンスポンジ等の弾性体をコア材として、その周りに導電布を巻きつけたものがある。
また、例えばめっきにて導電性を与えた構成糸を用いた三次元織物を電磁シールド用ガスケットして使用する技術もある(特開2001−3264号公報)。
特開平7−224942号公報 特開2001−3264号公報
特許文献1のように、ポリウレタンスポンジ等の外周を導電布で被覆した構造の従来の電磁シールド用ガスケットは、コア材の全周(端面は除く)がホットメルトなどで外周の導電布と接合されているため、筐体と蓋等の間に配して圧縮したときに、図2に例示するように、コア材が側面の導電布を引きつけてしまい(外側への膨出を阻むので)、側面が内側にひしゃげるように変形してしまうことがある。このように変形すると、導電層が鋭角に曲がる箇所が発生する可能性が高くなり、導電層が割れてシールド特性を悪くするおそれがある。
一方、特許文献2の導電性の三次元織物の場合は、製造時又は使用時に切断したときに切り屑が発生し、それらが取付作業時や使用中に脱落して短絡を引き起こすおそれがある。つまり、信頼性に欠けていた。
請求項1記載の電磁シールド用ガスケットは、繊維材を格子状ないしは網目状に編織してなる地組織と、少なくとも一端を前記地組織に連結された連結糸とからなる導電性を有さない三次元織物をコア材とし、該コア材の外周を導電材にて被覆してなり、前記導電材の内面と前記コア材とが接着又は粘着されていることを特徴とする。
三次元織物は、上記特許文献2や、特開平11−152663号公報等に開示されるとおり、これ自体は公知であり、本発明においてもそうした公知の三次元織物がコア材として使用される。
ただし、本発明の電磁シールド用ガスケットは、外周の導電材によって電磁シールドを行うので、コア材である三次元織物は導電性を要さない。というよりも、上述したように、導電性を有する繊維屑が脱落して短絡の原因になるおそれがあるので、導電性の繊維が使用されている三次元織物は、本発明のコア材としては好ましくない。
なお、導電材としては、導電布、金属箔、金属箔と樹脂フィルムの積層材、蒸着又はスパッタリングにて金属皮膜を設けた樹脂フィルム等を使用できる。
請求項1記載の電磁シールド用ガスケットは、三次元織物をコア材とし、そのコア材の外周を導電材にて被覆してなるので、これを圧縮したときの反発力はきわめて小さい。また、連結糸は、電磁シールド用ガスケットが圧縮されたときに倒れるか折れ曲がるだけで、導電材を内側に引きつけることはない。従って、図2に示すような内側へのひしゃげ変形は防止され、所期の電磁シールド効果を実現できる。
また、三次元織物のコア材には導電性を与えないから、これの繊維屑が脱落して短絡の原因になることはなく、その点での信頼性は高い。
請求項2記載の電磁シールド用ガスケットは、請求項1記載の電磁シールド用ガスケットにおいて、前記連結糸は、前記地組織の厚さ方向に対して交差する方向に配向されていることを特徴とするから、電磁シールド用ガスケットが圧縮されたときに、連結糸のほとんどは配向に従って倒れる。これにより、図2に示すような内側へのひしゃげ変形は良好に防止されるから、請求項1の構成による効果が向上する。
なお、接着又は粘着は公知技術にて行えばよく、ホットメルト、反応性ホットメルト、接着剤、感圧粘着剤等を採用できる。
コア材と外周の導電材とを接着又は粘着で接合した場合に、導電材の内面は三次元織物の各繊維材と接合されることになるので、つまり導電材の内面の全表面ではなく、スポット的にコア材と接合される。しかも、側面については、導電材の内面に接触した連結糸が接合されるだけであるから、電磁シールド用ガスケットが圧縮されたときに連結糸からが導電材を内側に引きつける力はほとんど発生しない。よって、上記の構成による効果が確実に発揮される。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例]
図1は本実施例の電磁シールド用ガスケット1の断面図であるが、構造を明瞭に示し、また説明を簡明にするために模式的に示してあり、縮尺関係は正確ではない。
この図1に示すように、電磁シールド用ガスケット1はコア材2と導電布3とで構成されている。
コア材2は、繊維材を格子状ないしは網目状に編織してなる上面地組織21及び下面地組織22間に連結糸23を配し、連結糸23の各端を上面地組織21と下面地組織22とに連結した構造の三次元織物である。なお、連結糸23は、上面地組織21及び下面地組織22の厚さ方向に対して交差する方向(図示では左上がりの傾斜)に配向されている。
導電布3は重なり合わせ部分31にて接着されて筒状に形成されており、コア材2の外周を被覆している。
コア材2と導電布3とは、コア材2を導電布3にてくるんでから、加熱して導電布3の内面に塗布されたホットメルト層を溶融させ、その後冷ましてホットメルト層を固化させることで接着されている。
コア材2の上面地組織21及び下面地組織22は、繊維材を格子状ないしは網目状に編織してなり、格子状ないしは網目状の小さな開口はあるものの、ほぼシート状である。このため、上面地組織21及び下面地組織22は、その格子に相当する部分で電磁シールド用ガスケット1の表裏面となる導電布3の上面32、下面33に接着されている。
一方、連結糸23は、上記のホットメルト層によって接着される可能性があるのは導電布3の側面34のみであるが、図1に示すように配向されていることから、三次元織物の製造時やコア材2を導電布3にてくるむ際の乱れなどで導電布3の側面34に接触した連結糸23が接合されるだけであるから、実際上はほとんど導電布3の側面34には接合されない。
なお、ウレタン発泡体などをコア材に用いた場合、外皮(導電布3)の内側全域に接着剤や粘着材が塗布されていると、外皮とコア材の側面とが接着又は粘着されてしまうが、
本実施例の場合は、上述のように連結糸23(つまりコア材2の側面部分)は導電布3にはほとんど接着されない。
上記の通りの構造であるから、電磁シールド用ガスケット1を電子機器の筐体と蓋等の間に配して圧縮したときの反発力は、大部分が連結糸23が上面地組織21、下面地組織22間で圧縮されることに基づく反発力に由来する。その連結糸23は、電磁シールド用ガスケット1が圧縮されたときには、そのほとんどが配向に従って倒れるので、反発力はきわめて小さい(低反発力である)。従って、電磁シールド用ガスケット1を圧縮したときには、図1(b)に示すように、電磁シールド用ガスケット1は、平行四辺形を押しつぶしたときのように変形する。
しかも、倒れる連結糸23は導電布3の側面34とは接合されていないので、この倒れ変形時に導電布3の側面34を内側に引きつけることはない。
こうしたことから、電磁シールド用ガスケット1を圧縮したときに、側面34が内側へひしゃげるような変形が生じることはなく、所期の電磁シールド効果を実現できる。
実施例の電磁シールド用ガスケットの断面構造を説明するための模式図であり、(a)は圧縮されていない状態を、(b)は圧縮された状態を示す。 従来例の電磁シールド用ガスケットを圧縮したときの状態を説明するための模式図。
符号の説明
1・・・電磁シールド用ガスケット、
2・・・コア材、
3・・・導電布、
21・・・上面地組織、
22・・・下面地組織、
23・・・連結糸、
34・・・側面。

Claims (2)

  1. 繊維材を格子状ないしは網目状に編織してなる地組織と、少なくとも一端を前記地組織に連結された連結糸とからなる導電性を有さない三次元織物をコア材とし、
    該コア材の外周を導電材にて被覆してなり、
    前記導電材の内面と前記コア材とが接着又は粘着されている
    ことを特徴とする電磁シールド用ガスケット。
  2. 請求項1記載の電磁シールド用ガスケットにおいて、
    前記連結糸は、前記地組織の厚さ方向に対して交差する方向に配向されている
    ことを特徴とする電磁シールド用ガスケット。
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